- 表紙
- 読者プレゼント
- 巻頭カラー『隣の小副川』鍋ヒデアキ
- 『魔男のイチ』57話
- 『ONE PIECE』1164話
- センターカラー『ゴンロン・エッグ』2話
- 『ひまてん!』65話
- 『SAKAMOTO DAYS』235話
- センターカラー『呪術廻戦≡』9話
- 『あかね噺』181話
- 『さむわんへるつ』8話
- センターカラー『しのびごと』56話
- 『ウィッチウォッチ』224話
- 『カグラバチ』99話
- 『鵺の陰陽師』121話
- 『逃げ上手の若君』225話
- 『悪祓士のキヨシくん』67話
- 『僕とロボコ』256話
- 『灯火のオテル』25話
- 『ハルカゼマウンド』20話
- 『ピングポング』17話
- 巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
- 次号予告
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
『羅小黒戦記2』観てクレメンス……。めちゃくちゃジャンプのバトル漫画の劇場版みたいなノリの作品で、その上で最高峰のクオリティなのでオススメです。
表紙
新連載。牛乳は明治派らしい。私は近藤だ。オーケーで売ってるからだ。
読者プレゼント
人力車で浅草観光。人力車だけでいい気がするんですが、グラビア要素しか人力車はないのであった。とはいえ、イラストとの合成で人力車を成立させてるあの感じ、あのチープだが結構うまいこと収まってる感じはやはり好きです。
ただ、浅草なのにスカイツリーを出すのはちょっとずるいと思う。ちょっと遠くない?
巻頭カラー『隣の小副川』鍋ヒデアキ
新連載。読切であったやつ。杖の設定とか面白かったなぁとぼんやりとした記憶はあるんですが、序盤の魔法界のくだりが結構つまらなくて心配になった。
が、人間界に移ってからはちゃんと面白いというか、怠惰天才系のキャラクターを示すだけの説明パートがつまらなかったということなんだろうな。つまらないのは割り切ってる感ある。
つまらなかったのは魔法界モブのツッコミがイマイチだったせいもあるんだと思う。人間界で出会った親子はすごく良かったので。異常なことを目にしても半分受け入れて半分スルーして、みたいな案配で平然と話が進むのが良い。人としての度量も感じるし、その相性が良さによって主人公が使命感に燃え出す、という展開に繋がっていく。漫画を読みながら感じた楽しさがそのまま物語展開の理屈になると読み味として気持ちいいですよね。
敵。収集する魔法らしい。たぶん読切のときも同じだったと思うんだけど、『カグラバチ』を経験してる今読むと「めちゃくちゃ強能力だな……」という説得力がすごい。
毛玉を取る魔法をバトルに転用するくだりとかすごく良かったと思うんだけど、トドメの水鉄砲は元から戦闘のイメージが近いのでちょっとオモシロ的には劣るかな。別につまらないというほどではないけど。あと、水鉄砲の威力とは別に絶対的な水量が増えてるようにしか見えないのも個人的にちょっとピンとこなかった要因かも。それ込みの魔法なら仕方ないけど、それやったらもうただの水魔法の強いやつじゃん。ただ、水量が同じまま威力上げたらただの拳銃なので見栄えが良くないってのはあるかもしれない。
終わり。良い話要素は良かった。怠惰キャラが今のところ空回りしてた印象。まぁ、怠惰と日常を守ることを何よりも重視する考えが密接に繋がってるのは分かるし、その部分は結構好きなんだけど。
『魔男のイチ』57話
「親友を前提に」がキモくて良かった。ありそうでなかった言い回し。友達になってめっちゃ楽しかったら結果的に親友になるものなので、この言い分はおかしいんだけど、そもそも「結婚を前提に交際」がおかしいのか。
ウロロイチくん、顔が良いので人気出そう、とか思ってたらすぐ出番が終わってしまった。なんかイチがかっこよく活躍したみたいな雰囲気になってるけど、普通に前回の約束をそのまま履行しただけだよね。無策で契約をブッチできると思ったらウロロがあまりに愚かというか……。『呪術廻戦』とか読めよ。参考になるぞ。
『ONE PIECE』1164話
本作におけるスーパー長期的な謎、ワンピースの正体とDの意味だと思うんですが、「DとはデービーのDだったんだ……あっ 違うのか」と毎回なる。ややこしすぎるだろ。ぶっちゃけもうそこまで気になってないので、無駄に回りくどいことされても冷めるというか、デービーのDで良くない? 「海賊だからデービー・ジョーンズかぁ~」って分かりやすいじゃん。
前も書いたと思うけど、ここに来てデービーバックファイトの重要性がちょっとだけ増してるのは面白いと思います。現状あんま意味ないというか、一般的に伝承でお馴染みのデービー・ジョーンズの名前を使っといて、後から「これは本作独自の超重要キャラの名前なんです~」と言い出すのは少しずるいと思う。
ロックスが暴れるが、結局ガープとロジャーの3人に話がまとまっていく感じは熱い。白ひげがそれなりに強そうな雰囲気を見せてたので何かよく分かんないまま消えた印象もあるが、まぁ彼(ロックス一味)は特に使命感とかないのでガープとロジャーとは違う、って感じかな。
というか、この激戦を経た麦わら帽子がこの時点で赤ちゃんのシャンクスの手に渡り、さらに下の世代のルフィに渡るってすごいですね。丈夫さがすごい。あれに穴をあけたバギーはやはり四皇にふさわしい器……。
センターカラー『ゴンロン・エッグ』2話
アクション描写に省略が増えてきたというか、ちょいチープというか、漫画的な気持ちよさに欠ける。前回のバトルとか結構良かったので意外である。後半のバトルに迫力を集中させたいのかと思ったけど、そちらも割と簡素だったしな。今回は危機感のない楽勝バトルなのであえてなのかもしれないけど、動きの快感は欲しい。これが私の漫画観なのかもしれない……と突然の自己分析。
心を折られてしまった奴隷は笑い以外の表情を失ってしまう、というのは今回すごく良かった。本作のハードさにはまだちょっと慣れないが、この奴隷の笑いというのはものすごくリアリティが感じられて好き。よく考えたら前回も、サバイブするために人間を管理する立場になるクズ人間、というのは興味深い話だったかもしれませんね。映画『ジャンゴ 繋がれざる者』でもあったやつ。
『ひまてん!』65話
イブ当日(変な言葉)。まさかの友人のデートを尾行。という体でひまりと殿一がデート。
高校生をナンパする大学生ってクソに決まってる、というまともすぎる話が出てきて面白かったんですが、直前に「恋人作るならSNSじゃない?」とか出てきて混乱した。これは私が古い人間で、若者のSNSを通じた恋愛という世界に疎すぎるせいなんですが、未成年が気軽に手を出していいものではなくない? ネットリテラシー的に。出会いを求めてネットで顔出しってダメすぎない? 堅物すぎるのかしら。全然分からない……。
ひまりがちょいちょいめんどくさい人になってるのは面白い。前回のほのかもそうだけど、夢中になりすぎるあまり周囲の(平静な)人からしたら少し厄介な人になっちゃってる感じ、楽しいですね。人間臭いというか、キャラクター的な魅力が増してると思う。
読者の99%がギルティと思ったであろう例の大学生がノットギルティのまま本話が終了するので驚いた。いや、次回以降やっぱりな事件が生じてパーティーどころじゃなくなる、みたいな話になる可能性はあるのかもしれないが、ものすごい意外な展開だった。大学生が高校生をナンパ、大学生がSNSで高校生に近づく、という事実は確定なので普通にギルティだと思った……。もちろん世の中100か0かの極端なものだけじゃないのは分かるけどさ、あの出会い方で素敵なイブデートという終わり方をしていいのか? ジェネレーションギャップなのか、単純に時代を超えたナンパ嫌悪なのか。未成年同士だったらまだ分かるけど(ダメかどうかはさておき)、今の御時世、よほど特殊な背景がない限り大学生と高校生の間には成人未成人という確固たる壁があるわけじゃん。飲み込みづれぇ~。
『SAKAMOTO DAYS』235話
前話まで、関西妹が守られるためにミスをし続ける愚かな存在としてしか描かれてなくて結構不満だったんですが、まさにそのことについて彼女自身が劇中でキレる話になってて、そこから話が弟妹のターンに移るので感動した。めっちゃ面白いというか、前話までに感じてたストレスの部分がしっかり計算済みだったことにちょっと感動してる。いや、感動というか鈴木先生への信心が足りなくて申し訳ない。信じるべきだった……。てか、小野先生のことは結構信じてるつもりだったので今週は混乱してますw
んで、弟の真冬。彼の成長がシンとの出会いによるものだったのも良い話。兄貴の知らないところで立派になりやがって……みたいな。
弟妹のターンが話として感動的なのはその通りなんですが、それはさておきあっちの兄貴が化け物すぎるのは揺るぎない事実なんで……というクライマックスも良かった。兄、弟という属性を捨てるために互いに名乗る、という展開も熱い。熱いが普通に勝てるはずもないのでどうなんのこれ。
センターカラー『呪術廻戦≡』9話
偉い人は強い。困ったら決闘で解決。分かりやすくて助かる。その流れでダーブラ(違)が出てくるのも熱い。
そんなダブラ、そんなに偉くない。そっちか~。良い人そうなのは朗報だが、便利な暴力装置らしい。
と思ったらものすごい勢いで過去編が終わりに向かうことになるので驚く。バトル全カットしただけのことはある。あんな勢い任せで宇宙船乗って大丈夫なのかよ。まぁ、ダブラとか現在とまだ立場が一致しないのでまだここから悲劇的な捻りはあるのかな。
『あかね噺』181話
ちゃんそんとギャル友。やっぱ本章はちゃんそんが視点キャラとして頻出する感じか。ちょっと一区切りついた感あったので終わるのかと思ってたけど、個人的には朗報。
落語家の金銭苦と、ブレイクしたらしたで大変。ああいうのって協会のサポートとかないんですかね。まぁ、「協会のサポート=ちゃんそん」なのかもしれないが。
んで、ラスボスの待つ高層マンションを上ろうとすると、ラスボスの配下が邪魔しに現れる。分かりやすい展開すぎて面白いんだけど、 “悪いけどまだ連れていけないかな” とか言われても「こちとら呼ばれてんだよ!」という話ではあるな。回りくどいことしないでほしいのだが、その回りくどいのは一剣師匠の方らしい。上も下もめんどくさいからバランサーとして働く、みたいな感じか。ちょっと理解はできるけど、イヤな世界だなw
『さむわんへるつ』8話
新キャラ~。うなぎポテトをライバル視する高校生。有名職人の女性率すごいな。みんな熱心なファンでもあるし、ワーキャー人気がすごい芸人なのか? まぁ、今までの女性職人、ファンはファンでもワーキャーとは違うタイプだと思うけど。ネタ投稿と推し活の区別がないところは本作独特の世界観かもしれませんね。もちろん現実にもそういう側面はあるだろうから独特は言い過ぎだけど、ネタ職人ってネタ送るのが好きだからとにかくあちこちに送ってるイメージがある。
新キャラ登場。前のときにも感じたけど、異名(ラジオネーム)と取得ポイント、そして前大会の成績が紹介されるくだりがめちゃくちゃ少年漫画なので笑ってしまう。初回で気になってたヘイトフルエイトが初期『ONE PIECE』の七武海みたいな扱いになってるのには笑った。連載が続けば登場しそうな雰囲気になってきたけど、たぶん映画好きだと思う。
対決のためにゲーセン。そこでラジオトークに花が咲く。良い話。オタク友達が自然と広がっていく感じが素敵だ。そんなリスナー仲間の存在に涙を浮かべて喜んでるのが微笑ましいというか、何かのファンでいる以上避けては通れないあるあるって感じで好き。ラジオだと多少はファンが閉鎖的になりやすい傾向はあると思うので、ラジオファンらしい話とも言えそう。そして、現地では喧嘩別れのような形になったけど、深夜にラジオを聴いていれば疑似的に顔を合わすことになる、というのが激エモである。うなポテが平然と友達扱いしてるのも良い。彼女がコミュニケーション強者になるパターンもあるのですね。ミメイくんとの経験値の差か。とはいえ、ラジオ一緒にリアタイしてる、というのはこれまた羨望の対象だろうな。逆に言うと、喧嘩別れのような形にならなかったらこのリアタイの習慣が2人だけのものじゃなくなる可能性があったのか。なのでメタ的に仲良くなりすぎるわけにはいかない。可哀想……。
センターカラー『しのびごと』56話
カラー扉がいわゆる百合太極図。そんな話じゃないだろ。あと、寝ないならメガネをかけてくれ。
本編。危機は終了。よく分からんが、敵の時限設定で助かったらしい。たぶん。ちょっと都合が良すぎるので、この後の場面に出てくるアオイさんは変装した敵忍者……と考えたくなるのだが、普通に微笑ましいギャグとかラブコメを展開してるので違うか。役作りな完璧な可能性もなくはないが、メタ的にああいうギャグはできないものなんだと思う。
『ウィッチウォッチ』224話
魔法で告白させんのはさすがにズルなので、魔法を解除してやり直し。一度気持ちを解放させることを体験(記憶)させることで地力で決断させるというのはなかなか面白い理屈だと思うが、すべてニコの目の前で魔法を入れたり出したりするのはやっぱモイちゃんの心を弄んでるようにしか見えない……。普通にダメだと思う。事故だからセーフとかじゃなくて、事故だとなおさらすべてが台無しになる級の出来事だと思うので結果オーライにしてる場合じゃない。
ニコが、モイちゃんがカンシあたりに恋の相談をしてるLINEのスクショをゲットして、それをモイちゃんと2人きりの状態で開示し、「それでは告白の返事どうしますか?」と追いつめてるような状況じゃない? 極論すぎてちょっと違うかもしれないけど、とにかく全然良い話に思えなかった……。
んで、カップル成立のはずだが、危機は去ってないので付き合うとかは保留。うまい先延ばしだと思う。いや、『アオのハコ』を経過した今のジャンプだったら普通に付き合った先の話をやってもいいとは思うんだけど、まぁそれはそれ。
『カグラバチ』99話
結界マン、しぶとい。しぶといを通り越して不死身能力らしい。不死身能力の使い方自体はそこまで新鮮なわけじゃないけど、キリハクの連携で首チョンパとか非常に楽しかったし、チョンパしても死なない、というインパクトも良い。首斬ったら死ぬのが相場だもんなw
『鵺の陰陽師』121話
変な学園天女が現れて、変なモブのリアクションが描かれる。やっぱこれだよな。『鵺』という作品の本質(の一つ)だと思う。ただ、これは秘伝のタレみたいな謎方法で生成されてると思うので、アニメ化でこのノリを下手に再現しようとすると死ぬほど滑るだけだと思う。やっぱ一生本作はアニメ化しないでほしい。と共に、今目の前に存在する変さのありがたさを噛みしめて生きていきたいと思う。……『sakamoto』のアニメはギャグのノリの再現に少し失敗してたと思う。
そんなわけでスーパー楽しい体育祭なのですが、高確率で赤ハチマキの色が抜けてるのでめちゃくちゃ読みにくいです。勘弁してくれ。
『逃げ上手の若君』225話
何だか消化不良のまま尊氏との対決が終わった。というか、マジで歴史改変で大逆転とならないまま負けるのか、あの人。あの長すぎるメタ演説をしておきながら普通に負けるって流れとしておかしすぎると思う。毎週のように思うけど、あれ面白かったのか……?
んで、一旦の敗走だが、暗殺を狙う。『暗殺教室』的な暗殺ではなく、普通の暗殺。そんな乱暴な勝ち方しちゃダメでしょ、と思うが、まぁ歴史だから仕方ないんだよな。そもそも尊氏との対決が消化不良なのも歴史のせいだし、吹雪が都合良く退場するのもそう。うまいこと整えてるという見方もあるが、ちょっと窮屈そうでもある。
暗殺は暗殺だが、逆影武者での暗殺。歴史的な確証がどこまであるかは知らんが(史料とかなさそう)、こういうことは実際にあったんだろうなぁ。できちゃうもんな。できちゃうし、やるメリットがあまりに大きい。萎えるっちゃ萎えるが、面白くもある話。
本編後の歴史コラム。本郷先生が明らかに締めに向かってるので面白かった。「もうちっとだけ続くんじゃ」状態なので、まだまだ続く構えでいたけど、案外今年中には終わるのかもしれない。本編より先に併設コラムからその予感が漂うのは珍しい現象ですね。
『悪祓士のキヨシくん』67話
棺くん、マジでただのノリで参加なので面白い。オタ友ギャグにしててごまかしてたけど、普通に「いい奴」なだけである。やはり持つべきはメガネの友……。
んで、試験。危険だから試験をするのは分かるのだが、魔王城にカチコミするために必要な試験が事前に必要なんじゃないかと思う。もちろん、メタ的にそんな危険がないのは分かるんだけど。
緊張感がなかったので、サプライズ的に三馬鹿子供ではなく、親の大魔王が出てきたのは良かった。良かったが、子供が暴走してるだけなんで大魔王とは案外話が通じたりしないだろうか。どっちでも面白そうだが。
『僕とロボコ』256話
家出。家出にまつわるエモい話を進めながら、話の進行を阻害しない形で自由にギャグを放り投げ続けるスタイル。超楽しい。良い話要素が真面目に感動的だったのもあるけど、あのギャグの挟み込み方が絶妙だよな。めちゃくちゃ好きなバランスだし、本作のかなり根幹的な魅力が詰まってる回だったと思う。初期がこんな感じだった気がする……けど気のせいかもしれない。ぶっちゃけそんなによく覚えてない。
家出というテーマ自体は『ドラえもん』でもお馴染みだけど、『ドラえもん』にはこういう夜の街に出て大人の世界を垣間見る感じのエピソードはなかった気がする……けど自信はない。そこまで詳しくないし、詳しい人はどこまでも詳しい世界なので。
『灯火のオテル』25話
消化試合的なノリの木の精霊バトル。久しぶりに何やってるか全然分かんない系のバトルシーンなので読んでてニコニコしてしまった。最近普通に見やすかったのはやはり気合いの入ったシーンだからであって、雑に「独りで楽勝でした」と伝わればいいだけのシーンだとやっぱこのノリにになるんだなぁ。全然好きとかそういう類ではないけど、久しぶりに見ると妙に嬉しくなってしまうので不思議だ。
オテルが真面目で良い奴なのでとんとん拍子で気に入られていく。このモンタージュは良かった。本作こういうキャラの掛け合い的な魅力はとても強い。オテルの主人公性、ヒーロー性というのが決して派手じゃないけど、静かに着々と伝わってくる感じが良い。
気に入られたので、サウナ。急に現代的で笑ってしまったんだけど、よく考えたら「北欧神話→北欧→サウナ」なのでめちゃくちゃ自然な展開とも言えますね。実際のサウナの歴史とかは知らんけど、あの熱と蒸気に包まれた閉鎖空間での自己対話みたいな感じは儀式っぽい雰囲気もあるし、なかなか面白いアイディア。整いを一種のトランス状態と考えれば、神事との距離はグッと縮まりますね。
『ハルカゼマウンド』20話
格上の打者と急遽対決。決め球をどう使うか、という心理戦が発生するのも面白いんだけど、相手校の漆黒アイズが妙に面白い。隠れた実力者描写としてはまぁ普通なんだけど、見た目というか紙面上のノリがちょっとだけ拍子がズレてる。絵の温度と話の温度が少しだけズレてる、という方が適切かも。この感じ、本作の作者(コンビ)の過去作でもたまにあったと思うので、地味なチャームだと思う。『鵺』ほど強烈な変さではないが、ほんのちょっとした違和感くらいがたしかに存在する。
んで、対決自体はホームランを食らって敗北だが、優れたキャッチャーによる適切なリードがあったら結果は違っていたかもしれない……という余韻がすごく良かった。言われるまで気づかなかったけど、この対決にはキャッチャーがいなかったのか。特殊なシチュエーション、そして野球の特性が活かされた良いエピソードだと思う。
『ピングポング』17話
最終回。残念ですな。惜しい作品をうんたらかんたら。
本編。例の宇宙人の顔出し。ただの人間風で少し残念な気持ちもある……と最初は思ったが、ちょっとだけ他の地球人キャラと画風が違ってて面白いですね。妙に気持ち悪いというか。絵のこと全然詳しくないから何が違って、どのような効果が上がってるのかは分からないけど。普通に整った顔なんだけど、たまにちょっとだけ変に見えるというか、何とも言えない引っかかりを感じる。
気になっていたピングポングの正体。星同士の外交で使われる決闘のようなものらしい。今週どこかで聞いたことあるような……気のせいかな……。
宇宙誕生がそもそもピングポングだったんだよ、という豪腕すぎるロジック好き。宇宙とはすなわち球の衝突なので、宇宙のすべての生命に遺伝子レベルで刻まれた記憶。というか、遺伝子そのものがピングポングである。99%は分からないけど、1%はちょっとだけ話の方向性が分かるので最高。というか、平も先週地球をピンポン球に見立ててしまったので、もうツッコめる立場じゃないんだよな。あれは遺伝子によって想起させられた当然の発想。
んで、1年後。最終回なのでそりゃもう1年後である。1年後をしなかった『カエデガミ』がむしろイレギュラー。
そんな1年後。妹との幸せな日常から再びピングポングの世界へ。主人公の動機として背景の存在でしかない妹だけど、何か気づいてる風だが何も気づいてない幸せな妹を意図的に演じて兄を見送る、という機微がしっかり描かれてるのが良いよね。本作はこういう奥行きが前からあったので、連載が続けばきっとキャラクターの掘り下げもうまいことされてたんだと思う。
ということで終わり。完結。最高でした。真面目に今年の連載作の中で一番面白かったと思う。今までにも早期終了した作品で大好きなやつがあって「なんでだよおおお!」ってなることはあったけど、本作はちょっとだけそれらと違って、あまり偏愛的なノリで大好きというわけではない。シンプルに漫画の質が高すぎると思ってるので、「えっ これみんな好きじゃなかったの?」と困惑する感じ。まぁ、実力と作品の魅力は間違いないと思うので、カルト化するポテンシャルを秘めた作品なのではないでしょうか。まぁ、別にカルト化しなくてもいいので片岡先生の次作が楽しみです。アクション系でここまで輝くタイプとは思わなかったので驚きっぱなしでした。
巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
11/5がオムライスの日なので、ジャンプ作品に出てくるオムライス特集。それも最近のジャンプ作品に頻出しているのでびっくり。謎のオムライスブームが来ている。世間的には特に来てないと思うので、漫画界特有の現象なんだと思います。謎だ。メイド喫茶的なイメージが一つの大きな括りになってるのは分かるので、それはメイド喫茶ブームの余波なんだろうけど、それとは関係ないオムライスも多いんだよな。謎い。
特徴として、キャラクターが、それも主人公サイドのキャラクターが作ってる、という点だろうか。料理としての構造がシンプルなので、作ってる様子が想像しやすく、親しみやすく、それでいて見た目も華やかで特別感もある、みたいなところがオムライスの特徴であり、魅力と言えるだろうか。
ケチャップで文字や絵を描いて個性を出せる、というのも漫画で重宝される一因と言えそうですが、個人的にケチャップのオムライスはそこまで好きではないな……。別に嫌いでもないけど、積極的には選ばない、作らない的な感じ。ケチャップそのままの味にそこまでありがたみを感じないというか。中のチキンライスは好き。
完全に忘れてたので面白かったのが、『アオのハコ』。イチャイチャの一環としてオムライスに大喜の顔を描くやつ。大喜の顔を描くって先週井の頭公園でやってたやつじゃん。雛は知らず知らずに本妻と同じことをなぞっていたのか……。
次号予告
今期最後の新連載。よく覚えてる。そこそこ面白かったけど、ジャンプで「JK勇者」とか聞きたくなかった、みたいな思いが未だにある。勇者と魔王的な謎概念あまり好きではない……というか食わず嫌い状態。『ドラクエ』の設定そのまま流用するならまだ親しみやすいけど、謎に独自進化したものをみんな当たり前のようにお出ししてくるじゃん。ノリが分からん……。
愛読者アンケート
新連載についてと、『呪術』の付録について。そして『呪術』の映画について。映画、行かないと思う。平時だったら行こうかな、チョウソウ戦映画館で観れたら嬉しいな、くらいの感じなんですが、11/7は個人的に観たい映画が大渋滞してまして、正直総集編にかまけてる余裕はない。みんなも『羅小黒戦記2』『プレデター バッドランド』『旅と日々』観てくれ。映画館行く習慣がないならネトフリで『フランケンシュタイン』もいいぞ。全部11/7。一斉に来るのやめてくれ。
総括
終わり。金曜更新。木曜に終わらせたかったし、そこそこ良いペースだったのですが、無理でした。まぁ、4日目の早めの時間なので上等、ということにしてください。それほど反省はしてない。
今週のベスト作品。『ピングポング』だなぁ。良い作品でした。ほんと。
次点は新連載と『ロボコ』。
ベストコマ。『オテル』のサウナ。普通に超びっくりした。先週だっけ? に「エルフは女に見えるだけで女でも男でもない」みたいな話あったけど、それもこのサウナに向けた助走だったと言えそうですね。いや別に混浴サウナとかも普通にあるだろうけど、言い訳として。
ベストキャラ。『魔男』のウロロ。何も考えてなくて可愛かった。まさか無策で契約無視しようとして、契約違反を指摘されて終了するとは。正直話としてはかなりつまらないんだけど、キャラの魅力と漫画の魅力で面白く感じさせられてしまった。『呪術廻戦』を読め。
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