北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2025年50号(紙版)の感想

 映画『プレデター バッドランド』の主人公の名前がデクなので、世界中が頑張れって感じになってるわけですが、『羅小黒戦記2』の新キャラにして実質主人公ルーイエの漢字表記は鹿野です。なぜかジャンプ主人公が世界中に散ってる。どっちも超面白いよ。

表紙

 新連載。本編を読んだ感じだと特に意味はなさそうだった剣、結構大事なアイテムなのかもしれない。そんな真面目な話をやる予定なのかは分かりませんが。

読者プレゼント

 ボクサーとプロレスラー。「遊ボクサー」と「プロレストラー」で、遊びと休みの意味を持たせ、グッズと絡めつつダジャレも丁寧。めちゃくちゃ良く出来た回だった気がする……。ちゃんとしたクオリティが求められるページなのかは怪しく、週ちゃんとかでも評価されるかは分からないけど、結構理想的な回だったのではないかと思います。

巻頭カラー『JK勇者と隠居魔王』初雛まつり

 新連載。「大人気読切が連載化!」だそうです。『小副川』も同名読切が連載化したパターンなのですが、先週このような文言はなかった。この差は一体……(単に担当の違いだろうけど)。
 本編。ちょっとびっくりするくらい長めに2人の掛け合いが描かれ、掛け合いでのみ情報が提示され、本作の土台が組み立てられる。結構特殊なことやってると思いますし、ぶっちゃけ基本的には悪手だと思いますけど、これはこれで結構魅力的だったかな。JK勇者がツッコミ頑張ってて、個性を感じる。ダウナーなボケに対してツッコミが個性を光らせる。掛け合いで2人の相性の良さがじわじわと伝わってくるし、そこまでマジな話をやりたいわけでもないのだろうと何となく作品の方向性も伝わってくる。同名読切のあるパターンだから初回は何となく想像がつくものなんですが、意外と良かった。意外で良かった。ただ、やっぱりレベルとかスキルの設定は苦手です……。読切ならいいけど。
 読切覚えてるとネタバレもクソもないエイリのアンちゃん。ちょっと異様にサクサクと話が進むんだけど、これもまぁ「ここそんなにマジに受け取らなくていいんで」という感じで良かったな。めっちゃ説明してくれるのも話が早くて助かるし、小物感あって良い。
 読切のときは、たしか勇者の弱体化設定とか、勇者が助けられるだけの存在なのが不満だった気がするんですが、今回のバランスだとそんなに気にならないかな。そもそも弱体化設定なくなったし。連載に向けたチューニングがなかなか心地いい。読切のときは特に激バマリしたとかそういう感じではなかったんですが、結構好きかもしれん……。というか、初回に限って言えば今期の3本の中で一番良かったと思う。1話単独としても、今後の楽しみを含めても。
 校舎は壊れたが、時間を戻す。宇宙人を倒したあんたがスーパーマンみたいなことをしていいのか……。連載の初回にやるのはいくらなんでもリスキーというか、今後どんな危機が起きても「時間戻せばいっか」になっちゃうじゃないですか。すごいことをしますね。逆に言うと、深刻な危機は描く気がない、ってことなのかな。
 本筋とは関係ないことなんだけど、高校の入学式が行われるような時間に放送されるアニメって何? 今は(平日だと)夕方にもアニメ放送しないと思うけど、地上波以外ってことなのかしら。まぁabemaとか言い出したらキリないけど。地上波だと仮定した場合、そもそも入学式は夕方までやらないと思うので、あり得そうなのは、金曜の昼前に放送されてる貴重な地上波アニメ、つまり『アンパンマン』……。
 ということで終わり。特別超ハマったというほどではないものの、普通に良かったでござる。ボケとツッコミ関係のラブコメは某ポテトでお腹いっぱいな気もするんですが、たぶん今回ほど激しいボケツッコミ関係にはならない気もする。普通に心開いたので。まぁどちらにせよ、男女逆なのでいいか、という感じかもしれない。

『呪術廻戦≡』10話

 過去編終わり。まだ現在と繋がってない気がしたんですが、あのまま今に続くらしい。ダブラの立場がなかなか謎ですね。まぁそれ含めて面白いってことか。
 虎杖がいるらしい。いや、いるのはいいんだけど、これは今後ほぼ間違いなく登場する流れ。マジか。そういう引っ張りをするとは思わなかった。乙骨夫妻がどっちも死んじゃうくらいなので、虎杖も普通におじいちゃんだよな。クソツヨジジイをまた出すのか? もしくはエヴァの呪縛的なこと言って14歳を維持するのか。まぁ、その理屈だと乙骨のがエヴァパイロットなんですが……と中の人ネタを書いて気づいたのですが、どっちも最終的にメガネと結ばれてますね。

ONE PIECE』1165話

 世界の頂点みたいな人たちのバトル。能力バトルになりすぎないからか、とても楽しい。ちょいちょい忘れるのですが、『ONE PIECE』はバトル漫画。そりゃそうじゃ。
 質量のくだりは正直何言ってるか分からなかったです。最大質量と言われても「キロキロの実の話ですか?」としか思えない。あのレベルになるとエネルギー量が膨大になりすぎて質量化してしまうってことだろうか。

『さむわんへるつ』9話

 ラジオ局で配布があるので行く話。オタ活してていいぞ。真面目すぎてボケになっちゃってるミメイくんいいぞ。万全の準備関係なく絆創膏常備してるのも最高だ。絆創膏携帯属性、流行ると思う。
 「席空き夫」は普通にうまくて感心してしまった。というか適切なツッコミが来て初めて成立するボケだよな。うなポテの相手への信頼を感じる。やっぱネタ投稿してないでコンビ組んで漫才とか始めればいいんじゃないかと思う。初回からずっと思ってる。
 「キル・ビル3」。奇しくも『キルビル』完全版が全米で公開されることが先日発表されたばかり。前後編まとめてやるんだって。てか、『ヘイトフルエイト』に続いて『キルビル』とかタランティーノ好きすぎるな……。妙な偏り。
 真面目すぎるミメイくんが「悪いこと」を覚える。青春の輝きとしてとても美しいんですが、そこで行われる悪事が「雨に濡れる」なの、いくらなんでも緩すぎないか? 授業サボるくらいしてもいいのに。
 普通のお便り、略してふつおた。たぶん本作で初だよね。大喜利以外のメールが存在する世界の話でちょっと安心した。扱いにくいのかもしれないけど、ふつおたが読まれただけでなく、2人の話がめっちゃ弾んでて嬉しい、みたいな回もいつか見たいぜ。テーマメールとかだとうなポテとの青春エピソードそのまま語れるからそっちでもいい。

センターカラー『隣の小副川』2話

 ヤクザが支配する街。交番勤務の警官が堂々とヤクザ警戒の話をするレベル。どんな世界なんだ。そして、直球すぎる聞き込みから「あそこは危ないから行くなよ」とヒントをもらって直行。ゲームかよ。RPGかよ。単純化されすぎててちょっと好きかもしれない……。
 今度の敵は凍結魔法なので水鉄砲のメタ。勢い良く飛んでくる水の塊を空中で凍結させたら氷塊が飛んできて逆にダメージ増えそうだよな……とか思わんでもないんですが、あの手の謎の空中停止現象はバトル漫画だとよくあるやつなのでそんなこと言っても仕方ないか。銃弾を斬り落とす系とか定番ですよね。
  “お前のはただの搾取だ” なかなか良い場面。善悪の要点を見逃さないのはヒーローの資質だと思う。もちろんそれが彼の生い立ちとも関わってる。 “せっかく大層な魔法持ってるんだから 使い方はよく考えろ” と魔法自体には敬意をはらってるのも良い。その後のヤクザへの説教も含め、説教で問題の解決をはかる姿勢がなかなか新鮮で好きかも。……読者の1割以下にしか伝わらないと思うこと書きますけど、このセリフ、『サイボーグ009』の “その才能をもっとデカイいいことに使え!!” みたいで良いですね。めっちゃ小さいエピソードなのに引用されることの多いパンチラインでござんす。ちなみに相手は3億円事件の犯人。

『魔男のイチ』58話

 前話から少し時間が飛んで、「赤ちゃんを消す」の話からスタート。その後起きて、母の強さ、妻としての愛の深さを目の当たりにする。心を入れ替え、赤ちゃんのいるお腹に触れたら……最悪の予知。未来を変えるためにサボってた会議に参加。あまりに話がキレイすぎる。1話区切りの完成度が高い。前から思ってたけど、本作こういうちょっと独立色の高い回における構成の美しさが異常ですね。ちょっとジャンプでは見たことないクオリティを突如として発揮してると思う。強いて言えば『ハイキュー』も見事だったかな……くらいでしょうか。西先生の仕事が具体的に何なのかは全然知らないのですが、『アクタージュ』では見たことない完成度爆弾なので、やはり西先生の仕業なんでしょうね。マジで連載漫画としての面白さがちょっとどうかしてるレベル。まぁ、『アクタージュ』時代と比べて話を作る比重が大きめなので、実は宇佐崎先生の秘めたる資質が発揮されてる可能性もなくはないのかな。まぁ、そこの真実はどうでもいいんだけど、とにかく圧巻でした。
 安易に「母は強し」的な話で終わらず、いつか死別するであろう夫への愛が根底にあるのも良かったです。出産に反対だった夫、というのもリアルで面白いし、2組の会話が重なるのもキレイすぎる。時間操作なのでその重なり方も芸術的なんですよね。
 てか、ジソウにたんこぶ作ったってあの人どんだけ怪力なんだ……みたいな最強キャラ談義が私は好きです。まぁ、『ONE PIECE』のナミがルフィに殴ってダメージ与えられる、みたいな話なんだけど。

『SAKAMOTO DAYS』236話

 バンドマンと高速で戦うのかと思ったらその他わらわら湧いてくるので楽しい。
 そんな高速使い、本作にも以前に出てきた気もしますが、メンツの違いと人数の多さで新鮮ですね。飛び道具系が多いのも選択肢が豊富だし、キンダカだったら車の外の移動もサクサク済みそう、とか想像が捗る。
 そんな中、モブ車ガチャで当たりを引いたシンの反撃。面白すぎる。素っ頓狂なリアクションをするモブが本筋の展開に大きな意味を持っちゃダメな気もするんですが、それを越えて面白すぎる。アイディアが坂本に似てきたというのもありますが、そもそもあの車(の運転手)を自由に操作できるところにシンの強みがありますね。

『ゴンロン・エッグ』3話

 身体に異変が生じてきた。その耳を使って人助け。ヒーローの資質と同時にヒーローの忙しさが出てて好きな場面……からの変態扱いで笑った。
 そして、人類の未来に希望を抱き続ける人もいるという明るいニュースから、そんな活力に溢れた人はめっちゃアクティブに竜神に対する敵意をぶつけてくる、と繋がっていくのもナイス。間にお見合いの話を持ってきたのもうまかったと思います。特に物語が進展したような回ではないんですが、かなり好きです。まぁ、まだ3話なのにゆっくりしすぎというか、ゴンロンの旅が本話の冒頭から一歩も進んでないのはどうかと思うが、話の連結及びツイストに富んだ楽しい回でした。

センターカラー『あかね噺』182話

 人を呼びつけといて別人が邪魔しに来るのがちょっと違和感というかストレスだったんですが、「待ち合わせの店ドレスコードあるんでその格好じゃちょっと……」と言われるとぐうの音も出ないw 前回カイセイがキメキメの格好で現れたのが感じ悪くて良かったのですが、その彼の格好にもちゃんと意味があったのですね。一剣師匠的には「どうせあの子部屋着みたいな格好で来るだろうから……」と気を回した結果だったわけで。優しい世界。
 そんな一生一門の居心地の良さがあかねの中の二律背反。憎むべきだが尊敬もできてしまう。こちらの憎しみはまったく相手にされず、ただ実績の成果としてあかねの欲しいものが与えられそう……という順調なのに喜びづらい展開。あまりに順調に話が進み、予想外の報酬が得られそうになるラストの見開きで机を挟んだ2人を真横に捉えて奥に夜景ドン、というのも最高。それまでの場面でも当然夜景は映り込んでたんだけど、部屋を見下ろす角度だったり、2人それぞれのアップが多かったので、引きで2人の真横から、という一気に世界がどこまでも広がっていく感覚。それがまさに今回あかねが手にした報酬による世界の広がり、選択肢が広がっていく感覚そのものですね。

『しのびごと』57話

 リハビリにドッジボール。ボールを当てる以外のルールは何もない特殊ドッジ。若干『ピングポング』っぽいですね……。ただ、この無法ドッジと似たもの、私の小学校時代に数週間だけ流行ったことある。校庭全部使って、1でつのボールで攻撃し合う原始的な遊び。ボールを当てる以外の暴力がないので意外と健全で楽しい遊びだったのですが、次第に徒党を組んで弱者をたこ殴りするようになり、自然とつまらなくなっていった……。諸行無常の響きがありました。まぁ、そうじゃなくても校庭を走り回って無秩序にボールを暴力的に投げる様子が先生に見つかって禁止されたんですが。
 んで、両陣営それぞれ次の作戦が秘密裏に進行する中、平和な学園生活……と思ったらすごい新キャラ来た。顔が良いぞ。というか、しっかりと大人っぽい美人という描かれ方をしてるのがナイスである。
 そんな青春の幻影おねぇさん、見合い相手らしい。急にラブコメが進んで笑うんですが、忍者村みたいな旧態依然とした、血の繋がりを重視した組織の中だと見合いの話はマジでありそうなので面白い。余所者でありながら実力で結果を出し続けるヨダカを囲い込むために結婚の話が来るのは納得というか、村ルールの中では合理的な考えなんだろうと何となく察せられる。

『鵺の陰陽師』122話

 トンチキ学園の、トンチキ体育祭がものすごい速度で、ものすごい密度で描かれる。川江先生がフルスロットルすぎる……。要素が多すぎるのですごい。明らかに変なバランスなので面白いって話なんだけど、そのイビツなバランスを「こういう感じが好きでしょ?」と完全にコントロールした上でお出ししてくる。恐ろしいよ。
 謎のモブが謎のテンションで楽しすぎる……と思ったら華麗な伏線なので最高。川江先生絶好調かよ。トンチキさを物語に内包させてきやがる。天晴れです。たしかに、元々体育祭の熱狂で誘い出すって話だったからね、そのまんまの現象が起きただけの話なんだけど、あの変なギャグでカモフラージュされたら分からないし、面白いに決まってるじゃん……。

センターカラー『アオのハコ』218

 スワンボードではなかった。残念。そもそもあの良い感じの東屋エリアを知らないのであった。動物園にモルモット触れ合いコーナーあるらしいし、今度行ってみようかな……。モルモット撫でたい。
 んで、雛のイノヘッドの思い出。二世選手だったらしく、父親としては問題もあった父親の話。女性キャラサイドの父親、どこも愛憎渦巻いてて面白いですね。たまの休日に父親ごっこさせてもらってる感がリアルで痛々しい、と同時に微笑ましくもある。見事なエピソードだったと思うけど、ジャンプ読者の多くは「そこは『おれのズボンがアイス食っちまった』やれよ……」と落胆したと思う。あそこでの雛のリアクションに父娘の距離感が如実に現れてて良い場面なんだけど、そこはかっこつけ方が違う……。5段アイスをすすめるべきである。
 背景に確実に存在してるが、特に言及されない姉が不気味。雛が全国大会の決勝でぶつかる予感しかしないんですが(たぶん雛のせいで父親が死んだと思い込んでるとかそういうノリ)、たぶん新体操にトーナメントとかないので実現しないと思う。
 アイスと姉の行方が気になって仕方なかったんですが、何か突然キスしてるのでびっくりした。普通にダメだぞ。ちょっと引いた。

『悪祓士のキヨシくん』68話

 大魔王のお父ちゃん。激戦開始……からの良い人。やっぱそっちか。たしかに言われてみれば普通に話が横道にそれてるので、そこで強敵とかなっても気持ちが乗りにくかったというか、話がとっちらかってたと思う。最適解だと思うし、「めっちゃ仲良い」表現として古いオタク像が出てくるのも面白い。たしかにそういうノリは以前からあったなw こういうデフォルメされたギャグシーンに対して、劇中で “なんかノリ古くね?” とツッコミが入るのは何気にうまい手だったと思う。極端さが適度に緩和されるというか、多少のやりすぎも魅力に還元される。
 そんなオタクギャグの流れで「推しのリアタイ」となり、そこでキヨシバレが発覚。見事なオチであった……。冒頭のマジバトルっぽい雰囲気から、怒濤の説明展開をギャグ満載で描き、最後に戦況が一変する事実が発覚する。見事な構成だったと思います。めちゃくちゃ充実した回でしたね。

『ひまてん!』66話

 クリスマスパーティー。殿一が気を利かせて理想ムーブをかますが、あくまでも仕事なので喜びづらいひまり。めんどくさすぎる仕事にまつわる倫理が本作らしくて面白い。
 そんな仕事モードを取り除くため、殿一にエプロンを外させる……のかと思ったらこれがプレゼントへの布石っぽいのも良いですね。なかなか策士である。ただ、そのプレゼントも仕事関連というか、直接的に「これ使って今後も励めよ」というニュアンスも生じかねないので面白めんどくさい。殿一からのプレゼントも仕事の疲れを取るためのもので、色気が一切なくて面白かったんですが、ひまりがそれを素直に喜んでるので余計面白い。いや、プレゼントがちゃんと嬉しい(使える)もので喜ぶってのは分かるんだけど、そこに “おそろ…!!” という気持ちが加わるのがちょっと捻れてる気がして好きです。

『僕とロボコ』257話

 ワールドバリスタチャンピオンシップに出るためにバミューダの地区予選に出る。相変わらず題材が「ザ・オッサン」みたいな趣味になってて最高である。そこは「ジ」が適切である。
 実技。コーヒーそのものには一切触れず、コーヒーを飲む周辺情報にのみ特化した大喜利になってて面白い。もちろん荒唐無稽なギャグではあるんだけど、説明ありきで成立するコンセプチュアルアートと方向性としては同じだと思うんだよな。発想とか切り口自体は意外とちゃんとしてるというか、いやもちろんふざけてるし、ギャグなんだけど……という不思議なバランス。

『カグラバチ』100話

 違和感のある掲載位置ではあるが、めでたく100話。
 剣聖が本格登場。狂った果ての虐殺ではなく、はっきりと理性を保ったまま強い意志で行われた虐殺。なので幽が気に入る。なるほど、そうなるのか。このまま剣聖と幽がグルとかそういうのも想像したけど、別個の強キャラ同士がまさかのシンパシーで合流というのは、たしかに最悪中の最悪と言えるかもしれない。つまり一番面白いルート。
 からの目デカマン。何も話さなくても目がデカいだけで面白いというか、ワクワクさせられるので良いな。片目隠しキャラの歴史においてもなかなか面白い手法だったと思う。明らかに絵としては歪んでるんだけど、それがアクションのなかだと普通に迫力のある絵としてハマってしまう、というオモシロ。
 ほとんど殺人サイボーグみたいな存在になってて面白いんだけど、だからこそそれを治せる可能性(黒翼の剣士)があるのが少し残念。捨て身の迫力がちょっと欠ける。

『逃げ上手の若君』226

 正直こんな暗殺が成功して「尊氏倒せたぜ」となっても話としては超つまんないし、だからと言って失敗したら何がしたかったのか分からなくて萎えるのですが、後者であった。結局尊氏の運パワーで生存と理屈を付けたのも、特に気の利いたアイディアがなかっただけなんだろうと冷めた気持ち。歴史改変キャラだったのに、結局のところは「歴史上ここでは死なないので」で生存することになるのがな、変わり種時代劇としての魅力が薄れ、窮屈に思えてしまう。
 男女観、結婚観がよく分からないのは置いといて、尊氏に一歩届かなかったのも一旦受け入れたとして、その先の「疲れたから帰る」がついていけない。矢が当たらないって確信があるなら尊氏殺せばいいじゃん……。せめて事前に体力が限界に近づきつつある描写とかないとマジで話の都合しか感じない。
 そもそも殺し損ねられた尊氏が逃げる描写とかもなく、セリフもないままなので書き割りというか、血の通ったキャラクターには見えず、本当に何だったんだこれ……という感じ。悪神の抜けた尊氏とか結構興味あるし、ギリ生存の説得力を持たせるためにももうちょっと何か欲しかったでごわす。いや本当に終盤にかけて全然ついていけないなこれ。どういうことなの。

『灯火のオテル』26話

 オテル、儀式で世界樹と接ぎ木される。それ木の精霊とコネクトしちゃわないか? とはいえ、堂々と「精神世界」と言ってのける剛胆は好き。あと、世界樹と繋がる儀式というのもなかなか神々しい説得力があったと思う。最近映画『アバター』観たんで、おもくそ連想しちゃいましたけど、神事ってたしかにそういうもんだよな。と納得はしちゃう。
 んで、敵襲。今度は捨て身で世界樹に何かを注入。世界樹に貫かれるオテルと、世界樹を貫く敵、その敵には貫かれた跡があるので精霊持ち。なかなかキレイな展開だったのではないでしょうか。水は木の中を巡ってるので木より強い、という『ポケモン』の常識を覆すような理屈も「言われてみればたしかに……」と面白かった。ゼニガメ最強説出てきたな。

『ハルカゼマウンド』21話

 女性コーチ現る。コーチにそんな動きやすい格好って必要なんですかね……とか非常に気になったものの、現実的な選択肢の中でなるべく漫画的に派手な格好、と考えれば面白いのかもしれない。野球のコーチってノックくらいしかしないイメージだけど、腹を出す意味とは。まぁ、自慢か。
 ドSキャラというアイディアは正直陳腐だし、指導者をドSにするのも普通につまんなそうではあるんですが、読み進めると意外と面白い。というか、意外と本作の現状によくハマる。今のチームって伊吹に甘えすぎというか、彼の「父性」に依存してるところがあって、漫画としては楽しいが、普通に考えたら超不健全だと思うんですよ。そこにドSの女性コーチが現れることで、チームを指揮する伊吹に対してマウントを取ってくる。彼を父親の座から引きずり下ろし、自らがチームの母親(女王だけど)になる、という構図は鮮やかな展開だったと思います。伊吹を子供に落とす、というのは何なら感動的ですらある。
 関係ないけど、彼女も左目どんどん大きくなってほしいw

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 11月のネタハガキ東西戦。の前に、ちょっとだけ本ページで『さむわんへるつ』の話題が出たので嬉しい。何かしら『さむわんへるつ』関連の特集をやってほしいところですが。何ならラジオ特集でもいい。ラジオのメール投稿のやり方、的なのでもいいし。ジャンプの投稿ページ経験のある芸人とかに話を聞くのもいいぞ。
 んで、今月のお題は「『聞いたことのない文化部』の名前と、どんな活動をしてるか」。
 東。照りさんの「北区部」。ありがとう……本当にありがとうございます……。この手のお題で帰宅部は割と考えやすいと思うんですが、そこから捻って北区に来てくれるのが嬉しいし、具体的な説明ではなく全国の北区のトーナメント表を示すだけで終わってるのもスマート。都道府県が並んでるだけで意味が分かるのが見事ですね。そんなネタに対するコメントでイーピャオが北赤羽出身だと語られてるのもおいしい情報。
 ねこってかわいいさんの「セルフ茶道部」。特殊帰宅部という感じですが、帰りにカフェ寄ることを茶道と表現するのは普通に目から鱗でした。面白い見立てだし、真面目に掘り下げても面白そう。
 井の線亭ぽんぽこさんの「セミ部」。放課後の校舎で、よその部活の音が聞こえてくるのは青春を感じさせる瞬間ですが、まさにその音に着目したネタになってて好き。セミ部自体の景色ではなく、セミ部が存在する校舎を俯瞰した景色が浮かんでくる。
 西。バーンアウトさんの「人材派遣部」。面白そう。めちゃくちゃ実態が気になるというか、それこそ読切漫画とか、テレビなどの企画でありそう。
 トム・ブランコさんの「落書き保存部」。これまた現実的に活動が想像できて、面白そう。普通に文化性が高く真面目に評価されるべき部活だと思う。まぁ、本当にやるならただの新聞部とかになっちゃいそうではあるので、あくまでも非公認なのが良いのかな。
 今週の週ちゃん、ページ全体で「北区」「帰宅部」「キタク」がすべて揃ってるすごい回でした。勝手なグランドスラム感ある。

次号予告

 『ウィッチウォッチ』が表紙。アニメ2期の発表はもう済んでるのですが、それ記念の表紙らしい。誌面で発表じゃなくなるとこういう変な感じになるのかな。今度のスタンダードになりそう。

目次

上京しました!今年は人生初雪がない冬!雪かき要らない冬が嬉しいです!
(『JK勇者と隠居魔王』)

 連載開始と同時に上京エピソード大好き侍でござる。ちなみに初雛先生は青森出身だそうで。上野着の夜行列車下りたときから~♪

引越ししたので色々ご飯開拓してます。週8くらいで中華ですが飽きない。
(『隣の小副川』)

 鍋先生は引越。良いなぁ。エモだ。

初雪はみぞれでした。雪かきの季節が近くなってきた。闘いだ。
(『ゴンロン・エッグ』)

 みんな同じ話をしすぎである。最高。上京はあまえ。

愛読者アンケート

 新連載についてと、漫画の単行本を買うきっかけ。最近は読んだことない漫画の単行本をいきなり買うことが全然なくなったな。単行本が入り口となることが。こう書くと安牌ばかりでよろしくない気がしてきた。

総括

 終わり。金曜更新となりました。大変。疲れました。

 今週のベスト作品。これは圧倒的に『魔男』。ちょっとレベルが違う。
 次点は新連載と、『鵺』と『ハルカゼ』。

 ベストコマ。『あかね』の夜景見開き。

 ベストキャラ。『ハルカゼ』の横木美鳥。それまでの本編が抱えていた問題を的確に指摘してくるような新キャラで非常に良かったです。
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