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『八乙女×2』43話の感想

八乙女×2 | 【第43話】修学旅行のお話・後編 / マガポケ | 少年マガジン公式無料漫画アプリ

 突然の『生徒会役員共』のオンラインくじの発表に驚いてたんですが、突然『サイボーグクロちゃん』の方もオンラインくじ始まったので動揺してます。
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第43話「修学旅行のお話・後編」

 前半6ページが4コマ、後半も6ページ。おそらく修学旅行2日目以降の話で、おそらく11/1と11/2。

 前半。いきなり夜のお風呂からスタート。1日目の夜だと考えると、毎話が掲載月と呼応する法則が崩れてしまうので、おそらく2日目の夜。つまり11/1。2泊3日の旅行で丸一日旅行先である唯一の日がほとんど省略されていきなり夜になってしまうのはもったいない気もするんですが、修学旅行において一番おいしいのは「もう明日帰るんだね」という最後の夜、布団の上でのダベリ、というのは真理だと思います。

 寝るのは惜しいと布団の上で会話に花が咲く。疲れもあって、各人がちょっと油断してるというか、それぞれ剥き出しになってる感じがあって良いですね。文字通り「深夜のテンション」と指摘されるアユムも面白かったんですが、他の人たちも深夜特有のノリになってたと思うし、その機微が丁寧に描かれてて好き。

 そんな腹割っての本音トーク。ルイが川村さんの恋の気配に気づいてつつくと、まさかの大当たり。ルイ自身がそこまでとは思ってなかったっぽいのが笑えるんですが、それはさておきまさかのカップル誕生に読者的にも衝撃ですよ。いや、前話の感想で「富谷川村のラインは怪しい」的なこと書いたので我が意を得たりなんですが、ルイとまったく同じ立場で、そこまでとは思ってなかったw というか、ほぼ絶対に掘り下げられない部分で、ファンの勝手な邪推だと自分でも思ってたんですが、マジだった。やっぱ前話で、自由行動を一緒にしようと言い出したのは付き合ってるからだったのですね。そして、縁結びスポット(地主神社)の場面では2人が談笑してる様子も描かれており、イチャつきやがってよ……。

 佐久間先生乱入。恋愛話というのは察してるっぽいので川村富谷ペアのことも聞いちゃったのか?
 そんな佐久間先生が子供たちにウケようと言った「恋のABC」が滑りまくるので笑った。たしかにジェネレーションギャップあるというか、『名探偵コナン』の映画2作目にこのABCの話題が出てくるんですが、最近観た際「ふっる……」と結構引いたのを思い出しました。いや、たぶん佐久間先生年下なんだと思うけど。
 深夜のテンション継続中のアユムが無双。今は「HIJK」らしい。エッチ、愛、ジュニア、結婚だそうです(調べた)。まぁこれは極論というか、そういう形もあるって話であって一般論ではないんだろうな。アユムは一般論的な受け取り方をしてそうだったけど。

 後半。最終日。学問の神様が祀られてる(おそらく)北野天満宮へ。楽しい旅行気分の中、最後にこれから控える受験へと目を向けさせる良い旅行プランだと思う。漫画的にも良い構成。
 ということで、みんなで絵馬を書くことでルイの進路発表。星麗高校らしい。下ネタでもなく、桜才のもじりでもない、意図が分からないネーミングの高校が来た。別に意図はなくてもいいんですが。
 話の流れ的に別の高校に進むのは予想できたが、いざ明らかにされると感慨深いものがありますね。そこに恋愛真っ最中の川村さんが “八乙女君と一緒じゃなくていいの?” と恋愛優先な価値観を提示してくるのもうまい展開。その点についてルイは悩んだだろうけど、一人で結論を出したことが感動的ですね。ちょっとマジで感動してしまった。川村さんの件もそうだし、ルイの選択が、「みんな成長してるんだなぁ……」と子供を見守るような視点の感動を刺激してくる。本作の醍醐味ですね。ここまで丁寧にリアルタイム進行の企画を扱ってくるとは思わなかったし、そして何より静かで断片的なエピソードの積み重ねなのに、しっかり子供たちの成長をリアルタイムで感じさせてくるのがめちゃくちゃうまい。過去作にも感動的なドラマの要素はありましたけど、また新たなうまさが感じられてマジで侮れないですね。いつもと同じ下ネタのギャグをやってると思いきや、当たり前のように新境地を開拓してくる。


 終わり。マジでめちゃくちゃ面白かった。『八乙女×2』という作品の真価を感じるような見事な回でしたね。修学旅行という大ネタも納得の内容だったと思います。
 んで、次回は、ハルルが風邪をひくそうです。特に季節ネタではなさそう。いや、寒くなってきたので、ってことかも。それでも大晦日ネタはやりそうな気がするんですが、ひょっとしたら年末に風邪をひいてしまうのかもしれない。クリスマスの可能性もあるけど、受験生であることを考えると大晦日のが収まりは良いイメージ。

 HIJKの出典らしいです。