北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2025年52号(紙版)の感想

 ネットフリックスのドラマシリーズ『イクサガミ』も、映画『TOKYOタクシー』も超面白かったです。特に前者はおそらく今後目次コメントでも言及されると思う。それも複数。当たったら500円下さい。

表紙

 『ONE PIECE』。ルフィとゴッドバレー事件の3人。ロックスは表紙デビューですかね(他の2人も覚えてないけど)。こう並びで見るとやっぱロックスだけイケメン(イケオジ)の方向性が違うので感心しちゃう。おそらく初期尾田っちにはなかったデザインだと思う。まぁ、黒ひげの亜種ではあるけど、そういう話ではない。

読者プレゼント

 エジソン。2つの欲望を掛け合わせて大発明、というノリで2種類のグッズがセットになってる珍しい回。グッズの説明が多くてちょっとゴチャゴチャしてるかな。いや、本ページがゴチャゴチャしてないことなんてないんですが、それでも。

巻頭カラー『ONE PIECE』1166話

 ゴッドバレー事件終わり。突然出てきたロキにちょっと面食らってしまった。ゴッドバレー事件の過去編をやる前に何をやっていたのか覚えていない。そういやロキから始まって、ハラルドとロックスの話になって、その流れでロックス中心のゴッドバレー事件か。巨人族と直接の関わりがない事件を大々的に描きすぎである。こういうとこ本作のイビツさだと思う。終盤なので語るべき物語をとっとと済ませたいが、そこへの道筋がちょっと強引。
 んで、ハラルド。ロックスを亡くなったことで心のバランスを崩し、過激な穏健派になった、みたいな感じだろうか。なんか感動的なノリでハラルドが雑魚相手に八つ当たりしてるので普通にダサく見えた。ハラルドのみっともない姿として描いてるならいいけど、ページからはエモに浸ったナルシスティックな印象を受ける。のでダサい。

『あかね噺』184話

 パリでの学問。喋り方が特徴的すぎるというか、倒置法が多くてヨーダみたいになってる。意図的にヨーダをやってるにしては、他の特徴も強いので違うと思うが。
 あかねの成長戦略会議。めちゃ面白い。芸の世界ならではの面白さとめんどくささがある。
 んで、実力の指標の一つが集客力。テレビで名前を売ったからしが会議のブレーンとして存在してるのが良いですね。そんで、からし以上の集客力を持つひかる(もちろん声優人気込み)。ひかるの人気にあやかって、非落語ファンを狙いに行きたいが、その絶好のチャンスが今度の二人会。一生のコネが強いらしい。からしが全部教えてくれるような回だったんだけど、「対大衆」という要素においてひかるの存在も大きかったわけで、めちゃくちゃ見事な説明回だったと思います。
 そんな集客力で強キャラとしての格を見せるカイセイ。だが、真打昇格試験は落ちた模様。からの一生の悪徳スマイルでエンド。最高。操りやすい弟子相手にはめっちゃ生き生きとしてるわけですね。あのクソジジイ。雨(当然涙のメタファー)を浴びながら落ち込むカイセイに声をかけるクソジジイ。自分も雨に濡れながら、と体を張ってるのが良いですね。そこまでする大きな狙いがあるわけで。

『SAKAMOTO DAYS』238話

 激戦の中を逃げまどうアタリが良い。緊張感がなく笑える雰囲気もあるが、本気で落ち込む彼女に励ましの言葉をかけるのがシン、というのが熱い。やはりするしかないのか、結婚。前回は完全にボンビー扱いされてて面白かったわけですが、そんな彼女を躊躇なく拾う、という行為が熱い。圧倒的善行感。
 んで、今週も思わぬ増援が来まして~というエンド。ちょっと展開が同じすぎる気がするんですが、全部アタリのせいって考えれば筋は通るのかもしれない。シンとくっついたことで今度は幸運となる助けが来た、みたいな。まぁ、運の残量とかそこらへんの話は忘れたけど。

センターカラー『魔男のイチ』60話

 残火の太刀みたいなノリのゾンビ発生でジソくんのメンタルに攻撃。言い分は分からんでもないが、無限の魔法と有限の人間という話はもう既出だし、そんな葛藤はあの夫婦もうとっくに乗り越えてんだよなぁ……とかなり陳腐に思えた。そしたらちゃんと一蹴する流れになるので良かった。良かったが、そもそもフリとして、危機としての説得力が弱すぎるという問題は残ると思う。バトルが始まるワクワク感を中断してまで、あんな「いやそんな揺さぶり意味ないだろ……」という内容で1話費やしたので虚しい。それを乗り越えるジソの言い分が感動的みたいな雰囲気出てたけど、その言い分を我々読者もう御存知なわけだから、そんな情感たっぷりに語り直されてもなぁ。
 んで、時間攻撃でワンパン。本当に死んだかは知らんが、あんだけかっこつけちゃったんだからそれなりに有効だったのでしょう。そんなジソの最もシンプルな攻撃方法がそのまま成立することなんてあるのか。ちょっとテンション上がりづらい。まぁシンプルな攻撃が厄介すぎるのでメンタルへの攻撃を選択した、ということなのかもしれんが。

『さむわんへるつ』11話

 今日も今日とてミメイくんが華麗かつ的確なツッコミを披露する……のをうなポテの友人2人に目撃される。睨まれて即謝罪してしまうミメイくんが良すぎるんだぜ。何も悪いことしてないだろ。てか、あの2人はツッコミではない形でうなポテ(くらげ)との友好的なコミュニケーションを成立させてるわけで、まったく別のアプローチでコミュニケーションを成立させてるミメイくんはスーパーオモシロ人間として見られると思う。この4人の交流もっと見たかったなぁ。くらげに狂わされた人たちということで意気投合するだろ。
 そんな2人。野田と村上らしい。マヂラブだ。芸人由来の名前はまぁ別に珍しくないけど、本作においてマヂラブは深夜3時からのラジオをやってるので意味深いですね。おまけにM-1優勝経験だ。やはりあのパーソナリティーはマヂラブのイメージが強かったのか……と思ったらアルピーらしいのでもうよく分からん。それにしても、女性化した際にイメージが妙に飲み込みやすい男性芸人コンビではあるな。妙に飲み込みやすいが、その分絶妙な気持ち悪さもある。
 んで、今回は勉強。数学が弱いうなポテに教える。ラジオ以外の領域だと、ミメイくんが圧倒的に真人間なので自然とうなポテ相手にマウント取れるというか、優越的な立場になっちゃうのが面白いですね。ボケに逃げるうなポテの姿がみっともなくもあり、それにしっかりツッコミを入れながらも勉強から逃がさないミメイくんが有能すぎる。やはり芸人になるべき資質を持ってるのはミメイくんの方では……。
 真面目トークテーマとして、頑張れる理由。そこからモノの話に繋がって、モノの交換。イヤホンのシェアというお馴染みの光景にも「交換」が出てくるのとか面白かったと思います。
 それはさておき、シャーペンで殺し屋と戦うというボケで出てくるツッコミ(の正解)が「坂本太郎」なことに時代を感じる。そこはジェイソンボーンかジョンウィックじゃないのか……。そこまで坂本にペンのイメージないので少し意外かつ残念だった(勝手すぎる)。ボーンはさておきウィックは今年の映画にも登場したし、新作の制作も決まってる現役コンテンツなのに。いや、あの人死んだはずなんだけど、なぜ新作が……。

『ウィッチウォッチ』226

 CG疑惑の話になるのは面白かった。映画のプロモーション説とか普通に説得力あるのですごい。たぶん信じちゃう。ので、爆破でガチだと証明したのも、「犠牲者いないっぽいのでやはりプロモーションか……」って誤解を深めてしまうと思う。ネットフリックスかな(偏見)。
 からの敵キャラの解析でキャラデザイジリになるのには驚いた。そんな生徒会とか野球部のノリをここにも持ってきていいのか。それでも戦える、という篠原先生の覚悟もしくは自信だろうか。ちょっと今後が心配にもなるのだが、楽しみにもなった。

『ゴンロン・エッグ』5話

 初の強敵戦かと思いきや、いきなり圧勝の勢いで始まるのが面白い。からの敵の命乞いも展開としては超ベタだが、そこから派生する展開、オーマのリアクションや、オーマからゴンロンへの反論などが独特で良かった。命乞い展開でこういう目新しいことってまだあったのですね。すごいと思う。んで、ゴンロンは命乞い(作戦)に対してちゃんとしたアンサーを返せずにいたのだが、敵の言い分である「人間なんて……」に対しては人間がキッチリ反論してみせる、というフィニッシュが熱い。あと、「一般人だけど頑張る」という展開にしては結構ガッツリした殺し方してるのも意外性があって良かったです。ゴンロンがかっこよく活躍してスカッとするような回ではなかったが、なかなか面白かったし、正義の話として結構ちゃんとしてる。
 感謝とお見送りのキス。頬同士のチークキスか? 突然牧歌的な雰囲気になるのが良かった。マリオがピーチ姫助けてキスしてもらう、みたいなほのぼの感。そんな彼女と普通に別れるんだ、というのも意外だった。2人旅が続くな。レギュラー的に知り合いになるのは解放軍の人たちだろうか。

『呪術廻戦≡』12話

 カリヤン殺しの真相は東京での呪霊殺し。偶然なのか、何かしらの因果関係があるのかは知らんが、「涙を流す」という機械的な判定があるからこそ止められない誤解。SF的な楽しさであり、異文化共存のテーマとしてもすごく面白い。最初は「『呪術』で宇宙人SFやんの!?」と驚いたものですが、『呪術』で宇宙人SFをやるからこそのオモシロがしっかり発生してる。すごい。
 回想で「普通に良い人そうすぎて何が問題なのか分からない」とまでなってたんですが、この呪霊とカリヤンのくだりでしっかり不可避な問題に繋がったのは良いですね。それぞれの陣営のトップ層には理解のある人がいるが、その下の実戦部隊はその限りではない……という不穏さも良い。
 一方、三馬鹿。 “また明日” でそれぞれ別の方向に進んでいく1コマが美しく、それでいてキレイすぎるのでイヤな予感もする。憂花が橋に向かい、マルが坂を登るのも意味深で良い。橋は言わずもがなとして坂は、上に進む、すなわち宇宙的な感じだろうか。真剣だけ要素がないが、彼だけ直進を続けてるように見えるので、そうだとすると他の2人だけ別の道を選んだようにも思えてくる。良いぞ。

『隣の小副川』4話

 銅像泥棒を捕まえに美術館。という話の前に魔法使い陣営の年齢設定が面白かった。ツインテールの新キャラは25歳らしい。意外と高いな。しかし、魔法使いは人間(非魔法使い)の十倍の寿命があるらしく、つまり彼女は2.5歳……というのは安直すぎるのでしょうね。成年してからが異様に長いってことなんだと思う。一方の小副川は321歳で、人間換算で32。意外と高い、というかめっちゃ高いな。ジャンプ作品の相場だとああいうタイプの主人公って高校生くらいでも全然いいのに。ダウナーキャラというのも中二感というよりは、単に達観してるだけですね。なかなか面白いというか、年齢を知って一気に見る目が変わってしまったことが興味深い。
 んで、対魔法使いの警察。『ゴンロン・エッグ』の解放軍みたいな人が急に出てきたので笑う。まぁ定番の展開ってことなんだろうけど。それはさておき、本話のメインっぽい人、メガネ、それも丸メガネで、黒スーツで、刀、そして目つきが悪い。欲張りセットだ……。本話の中では具体的な説明がなかったものの、おそらくあの刀に魔法に近い特殊なチカラが込められてるので、それを使って魔法使いと戦うって感じなんだろうな。それが周辺情報のみで伝わってくる感じが良かった。
 いざとなって共闘。口は悪いが良い人そうだ、という小副川の視線がとても良い。超年長者(人間換算でも年長者)らしい魅力がある。つくづく32歳設定が面白いですね……。

センターカラー『事実は小説より怪なり』林間宮路

 読切。初登場。執筆中に風邪と外耳炎と卒論が重なる。可哀想すぎると思ったが、卒論だけは単にスケジュール調整のミスでは。もしくはジャンプ側が酷い。やっぱり可哀想か。
 本編。ホラー小説家だと思ったら実体験を書いてるだけだった。これ自体は正直ありきたりだと思うけど、初っぱなから語り口やキャラクターが独特で魅力的。すごく面白かった。ヒロインの可愛さのスタートダッシュぶりにも驚いたが、あそこまで可愛く描けるならあの過剰なミニスカートは不要だったと思う。普通に変というか、気が散るというか。極論好きな格好すればいいとは思うけど、未成年の世話役するって分かったならあのミニスカートはやめなよ……。という現実的な判断はナシにしても、本作の魅力において性的なニュアンスはマジで邪魔だと思う。
 猫も可愛い。特に掘り下げられることなく、「墨で猫です」だけで終わったのも良い。可愛い猫に意味とかいらない。彼だか彼女がメインになるような場面は全然ないんだけど、それでも猫らしい行動は見えるし、キャラクターを感じる表情をしてる。何考えてるか分からないけど、何かこっちをじっと見てる、というのは猫を愛でる際にありがちな瞬間だと思う。あの簡素なデザインで見事でしたね。
 除霊。基本的に話を聞いてやれば勝手に成仏する。たまに人の話を聞きもせずに攻撃的な霊もいるが、その場合は問答無用でバトル。よくあるバトルモノだ~と思ったら、最後まで「ちゃんと話せれば穏便に解決できたのに」というバランスを保ってたのですごい。表面的な設定ではなく、マジでメンタルケアをするヒーローなのか。すごい。好きな作品に『鬼滅』を挙げてるのも納得である。てか、『鬼滅』にも小説家の鬼いましたね。
 ということで、クライマックスは小説家(素人)。小説家というだけで全面リスペクト……かと思ったら同時に辛辣なことを言ってるので面白い。どっちも真なのだろうな。同業者としての意識が強いので良いことも悪いことも言ってしまう。分かってしまう。
 からの自殺の原因が主人公への妬みだった、ということでバトル不可避。ここのロジック、超良かった。本作で一番好き。悪役が普通にダメな奴なのはまぁ間違いないんだけど、そいつに対して「戦わずに済んだかもしれないのに」という一線をものすごい説得力を持って描く。とても優しい。『鬼滅』だなぁ。映画が個人的に超つまんなかったので『鬼滅』への感心が激下がりしてる2025なのですが、思わぬタイミングで『鬼滅』という作品の良さに触れてしまった。たしかにあの小説家の鬼のエピソードは良かったよなぁ。あの作品において、炭治郎というキャラクターにおいてものすごく象徴的だったと思う。
 話がそれた。戦いたくはないが、というバトル。それでも交渉しようと試みるが、人間に攻撃をしてしまうのでバトルは不可避。猫を浴びて変身というのも良かったですね。やはり猫は液体……。墨を浴びて変身というビジュアルの変化も良かったし、えっちだったと思う。濡れたビジュアルもそうだが、猫を浴びて渾然一体となるのがものすごくその、良いよね。
 んで、悪の根源である妬みや嫉み、ルサンチマンの感情を墨で塗りつぶしてあげることで、魂を救う。めちゃくちゃ良い話だ……。まぁ、意地悪な見方をすると妬み嫉みも含めてその人だから全部なかったら良かったのに、という結論はやや乱暴な気もするが、そもそも荒療治もやむなしな状況なのである。そして、衝撃的だった冒頭の出会いの場面がリフレインして今回の仕事は終了。先生のことが少し分かれた気がする、という大きな一歩を感じる良い場面だったと思います。絵だけで示すのもかっこいいですし、変身解除で元に戻る猫も可愛い。憧れは捨てて「肩を並べる」にこだわったのもすごく良かったですね。ヒロインの精神的な成長としてもものすごく端的なんだけど、やっぱあのミニスカートで座布団に正座は良くないと思うんだ……(冒頭の感想をリフレインしたかっただけ)。
 終わり。超良かった。傑作だったのではないでしょうか。ちょっとびっくりした。年間単位でもトップ層だと思います。ちなみに、現実の猫ちゃんの名前はけむりだそうです。オンラインカジノやってない方ってことか。違うと思う。

『しのびごと』59話

 あれ、幻影おねぇさんのラブコメ堕ちはマジっぽいのか。意外だし残念な気持ちはあるが、かつてのバーサーカー状態のヨダカにホレた、というのは今後が面白そうではある。
 そんな幻影おねぇさん率いる7号部隊と合同訓練。という名の引き抜きのお誘い。9号のメンバーがヨダカの足を引っ張ってるので、もっと強いチームに移れ、というのはまぁごもっともな意見である。バーサーカーラブ勢の幻影おねぇさんの言い分としても筋が通っててなかなか面白い。この手の世間的な評価はそれほど高くないチームメイトの問題自体は定番の展開だと思うけど、幻影おねぇさんのキャラクターとの組み合わせが良い。あとはバトル漫画でお馴染みの強さのインフレ問題に対するアンサーにもなってるのが良いですね。

『JK勇者と隠居魔王』3話

 お父ちゃんとおじいちゃん登場。つまり先代と先々代。冒頭のビデオ通話のシーンが完全に寝取られビデオレターなので笑ってしまった。たぶんだけど、意図的にネタにしてる気がする……。
 からのマッハで駆けつける2人、という2ページ目が楽しい。見事だな。正直この2ページだけでもう傑作回だと思う。
 そんな2人。おじいちゃんがイケオジで良い。が、やや若すぎるのでもったいない(?)。単に絵が苦手なのかと思ったけど、ひょっとしたらJKの祖父の年齢を考えたら案外あんなもんなのかもしれない。
 4人のドタバタな掛け合い。やばい、めちゃくちゃ楽しい。初回、2人でワイワイやってるのもなかなか良かったが、比じゃないくらい今回の方が良い。そんな武器持ってるなら初回から出せよ……とか思ってしまうほどに良い。(古い価値観の)真人間としてツッコミに奔走する父も良いし、スムーズに懐柔される祖父も良い。あと、何気にJK勇者の「娘」「孫娘」属性が強調されるのも良かったですね。魔王との関係性でもその匂いは少しだけあったけど、今回完全に見守る対象として描かれて魅力が上がったと思う。 “得体の知れない亜空間から出たものを食べるな” とか最高でした。
 ということでベラボーに楽しい回でした。2人が帰った(旅に出た)のは残念ですが、本作の恐るべきポテンシャルを垣間見たような回だったと思います。信頼できるのかもしれない……。一応真面目ストーリーを進める余地もあるし、かなりの重要回と言えるのではないでしょうか。

センターカラー『僕とロボコ』259話

 カラー扉。本編の内容を一枚のカラーイラストにまとめたような内容になっててとても良い。もちろん、選択肢や分岐が正しいのかは疑問ですが。
 本編。ガチルリの連載に向けた計画。学業と連載の両立に向けたあれこれ。ロボコのアシスタント業が面白いっちゃ面白いのだが、普通に迷惑で、結果小学生が顔色悪くなってるので正直笑えない。ちゃんとしたアシスタントを用意したら解決する問題なので大丈夫、と帳尻を合わせたつもりなのかもしれないけど、個人的にもう取り返しのつかないミスをしてしまったと思う。あと、そもそも連載に向けて今から2週に1話描いてみせろ、というのが無茶というか、「即刻やめた方がいい」としか思えない。
 からのタコパ。連載の夢と恋の2択みたいな葛藤が語られてたけど、恋じゃなくて学業じゃないの? 恋愛がどうでもいいというわけではなく、両立の難しさ、必要とされる時間的拘束の問題として学業がデカすぎるので、話を都合よくそらされた感。

『ひまてん!』68話

 ギャルカンナ。キャラクターの属性としてのギャルというよりは、殿一を殺すためのギャルコーデ。なかなか面白いギャル表象だったと思う。漫画だとギャルの見た目をした人はギャルそのものとイコールであることが圧倒的に多いけど、現実的にはそうとも限らない。目から鱗でした。
 そんなギャルカンナが目立つといけないから映画デートは都心を避けようと提案。ん? 映画って事前に場所と作品と時間決めてから行くものじゃないのか。ものすごいカルチャーギャップ。時間が余ったら、というか十中八九めちゃ余ると思うのだが、どうするんだ。一緒にいるのが楽しいから時間が余っても問題ないって言い分は分かるが、今回の2人は特別なデートであって、次はないかもしれないくらいレアなものじゃん。そんな大切な1日を「映画が始まるまで茶して休憩」で1時間以上潰してしまうかもしれないのだぞ。謎だ。

『カグラバチ』102話

 黒翼の剣士さん、開眼したが、盲目時代に培った四感の鋭さは健在なので驚異的な認識能力を持ち、それはもうほとんど予知、というロジックが面白かったし、その認識能力を使った活躍を描くのではなく、その認識能力を幽が逆に利用する話がまず描かれるので面白い。展開が早いというか、話が早すぎる。
 ということで、モブの死が気になってしまうサムラ。そこにすかさず柴さん。柴さんが今週も有能すぎるので笑う。テレポーターの理論値みたいな人だ。いや、あそこまで頼りになると、普通に戦いに参加して3対1にした方が勝率上がるんじゃないか、とか気になってくるかも。

『アオのハコ』220話

 ボロボロメンタルの彼氏を助ける年上彼女。あそこまでボロ雑巾になられたらほっとけねぇよ! という千夏パイセンの行動はたしかに納得ではあるな。そんなことを1ミリも考えずに “倫理的に大丈夫なのだろうか?” とかのたまってる大喜が間抜けであり、微笑ましい。まぁ、元気そうで何より。
 そんな大喜の真面目ギャグを先に出しておくことで、「これ絶対入ってるよね」「まだだよ!」という一線をしっかり強調してみせたのは興味深い。正直別にもうやっちゃっていい気もするんだけど、ギリギリを攻め続ける方針らしい。
 朝チュン後の両親。てか退院してた母親。変に茶化さないのが偉いよな。私があの両親どちらかの立場だったら「ちょっとコンビニで赤飯おにぎり買ってくる!!」とかやってたと思う。まぁ、そういう有害性は『呪術』で描かれてましたね……。

『悪祓士のキヨシくん』70話

 現着だが、ガガと入れ違いなので、シシドさんを残して戻る。ちょっとテンションの下がる無駄行程に思えるが、「さっきまであんなに平和だったロト領が……」というインパクトを描く上では有効なのかな。
 まさかのヒドラ子、から最後のキヨシの決死の一手という流れが良かった。そんなキヨシの発想が奇しくもヤマダのおっさんと完全に一致、というのも素晴らしいですね。スーハーのルーティンを持ってくることで2人を繋げるのも最高。直接コミュニケーションしたわけではないんだけど、誰よりも強い結びつきがある2人、というのが分かる。2人の再会の瞬間としても超感動的で、ドラマチックで良かったと思います。2人が全然話してないのが良いよなぁ……。

『逃げ上手の若君』228話

 尊氏と悪神のなれそめ。発端は「三代後」なので、兄弟どちらが指名されてるかは分からない、と兄を登場させたのが良い。元の尊氏は次男故の無責任さを謳歌していたが、悪神に取り付かれたことで、欲が発生してしまい、戦乱の世ではそれは主に出世欲に結びつく。祭り上げられる感じも面白かったし、ここに来てもう一度「諸悪の元凶は出世欲」という話を持ってきたのも良い。
 そんな尊氏の過去編がエピローグ的な最終章(たぶん)の始まりに直結したのも面白かったです。まぁ、最後に時行への執着が語られたのには少しだけ唐突に感じたけど。
 本編後の歴史コラム。ジャストに本話のサブテキストになってるので熱い。以前にもこういうことはあったけど、今回はそれ以上のピンポイントだった気がする。やはり終わりに向けた計画というのが見えてきたことであわせやすくなってりするのだろうか。

『灯火のオテル』28話

 オテルの過去とフィルギャとの和解。前者、特に何か劇的なことが語られるわけじゃないのが良かった。最初長めに過去編入るのかと思ってヒヤヒヤしてたので。後者、2人の対話を喧嘩としてクソハデに描いたのは良かった。良かったが、ハデになりすぎるとマジで何やってるのか全然分からなくなってしまうのが本作らしさだ。ガチっぽい喧嘩をしてるが、互いの口振りには緊張感がないのも2人らしくて魅力的だったと思うんだけど、単純にアクションが見にくい……。

『ハルカゼマウンド』23話

 甲子園予選の初戦。実力的には怖くない相手だが、有名ではなく、新設校で、1年しかいないので当然全方位的にナメられる。そんな下馬評をひっくり返す……というのは定番の展開だし、読み進めながら「はいはいそういう感じね」と思ってたんですが、初球クリーンヒットしたのに恥ずかしいことになるので爆笑してしまった。「ナメられてたまるかよ」という奮起、からのナメられるの方を証明してしまうミス、恥ずかしすぎる……。
 まぁ、冷静に考えると恥ずかしいだけで、所詮は1アウトでしかないのでね、アイスブレイクできたと考えれば万々歳ではある。この漫画的なオモシロを描きつつ、現実的に「良い流れを引き寄せる」を実演してみせるバランスが良かった。とはいえ、あのミスに対して嬉しそうにリアクションする客席のオジサンがつれぇよなw 意地悪な人で「あのジジイ
!」的な怒りを誘うわけじゃないのが逆に恥ずかしい。笑いつつも優しいリアクションしてくれてるのよ。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 11/27と28はBalming Tiger来日公演らしく、韓国オルタナシーン特集。全然知らん。漠然と、日本と違って韓国はバンド勢がそんな主流じゃないからいいよね、とか思ってたんですが、最近はバンド勢も熱いらしい。まぁ、業界全体が盛り上がると当然「逆に」的な勢力に注目が集まるのも当然か。
 直接特集内容についてではないんだけど、「BTSなどで有名なアイドル系ではないオルタナ系に注目するよ」という導入だったのに、注目アーティストとしてBTSの人が平然と混じるのはちょっとおかしいと思うのよ。いや、BTSのときとは違う活動もしててオルタナ系ってことなのは分からんでもないけど、韓国音楽シーンの豊かさを示すはずなのに、狭さを感じてしまう。まぁ、そもそもオルタナ系の定義がゆるすぎるので真面目に考えるだけ損なのかもしれんが。

次号予告

 1号だよ。表紙はなんと『魔男』とカグラバチ』のダブルだよ。2作を「イチかバチか」で括ったキャンペーンをするらしく、そのネーミングには感心してしまうんですが、よく考えるとバチ扱いされてる『カグラバチ』が可哀想かもしれん。
 1号なので背表紙とか目次ページのリニューアルも楽しみですね。週ちゃんも、ですね。

目次

ルンバに目玉シールを貼りました。完全に命が宿った…!すごい嬉しいかわいい
(『さむわんへるつ』)

 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のやつだ。というのはさておき、こないだルンバにぬいぐるみ運搬させて喜んでたと思うので、そのルンバに命を宿らせると奴隷労働感出ちゃわない?

愛読者アンケート

 読切についてと、「ジャンプチケットラリーチャレンジVol.1」について。忘れてた、この企画も今週で一区切りか。当然のように完走したので応募したい気持ちもあるが、応募券をシコシコと準備するのが吐くほどめんどくさい……。
 それはそうと、次年度がどうなるのかちょっと楽しみですね。Vol.2は確定でしょうし。

総括

 金曜更新。4日目の更新で安定してきた感があってよろしくないですね。このまま年末年始を迎えてしまいそうで怖い。とはいえ、大変なのよ……。

 今週のベスト作品。読切。『事実は小説より怪なり』です。超面白かった。
 次点。『JK勇者』。すごく良かった。あと『呪術廻戦≡』も今週好きなので次点。

 ベストコマ。これは『呪術廻戦≡』の “また明日” 。『ワイルドスピード』シリーズファンなのでああいう道が分岐して静かに別れていくショットに弱いんだ……。

 ベストキャラ。『隣の小副川』の小副川。321歳設定超好き。
gohomeclub.hatenablog.com