- 背表紙
- 表紙
- 読者プレゼント
- 井上雄彦×鈴木祐斗特別対談
- 巻頭カラー『SAKAMOTO DAYS』240話
- 『さむわんへるつ』13話
- 『ONE PIECE』1168話
- センターカラー『呪術廻戦≡』14話
- 『あかね噺』186話
- 『魔男のイチ』62話
- 『ウィッチウォッチ』228話
- 『逃げ上手の若君』230話
- 『しのびごと』61話
- 『JK勇者と隠居魔王』5話
- 『アオのハコ』222話
- 『ゴンロン・エッグ』7話
- センターカラー『僕とロボコ』261話
- 『隣の小副川』6話
- 『悪祓士のキヨシくん』72話
- 『カグラバチ』104話
- 『ひまてん!』70話
- 『鵺の陰陽師』125話
- 『灯火のオテル』30話
- 『ハルカゼマウンド』25話
- 巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
- 次号予告
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
川口先生のキムチ(川口先生のキムチではない)買ってみたんですけど、たしかに酸っぱくておいしい。もっとエビが主役になるのかと思ったら全然酸味。単体やツマミとして食べるならかなり好みだが、酸味かなり強いので食事中に何かと併せて食べるという意味では、食べるタイミングが分からないかな。少し変わったキムチ食べたい人は買ってみてもいいのではないでしょうか。
背表紙
今週のラッキーアイテム。『ロボコ』より「強靱な膝」。人体じゃん……。マジで分からないコーナーだ。外し方が分からん。法則と言えそうなのは、古株順、1周目は主人公と関わりのある何か、くらいかな。アイテムという括りすら怪しくなってしまった。
ので、来週は坂本の何か。今週号のノリだと拳銃に思えてしまうが、ひょっとすると現実でも入手が不可能ではない、という法則はあるかもしれない。だとすると拳銃はナシ。カップラーメンとかメガネとかエプロンとかも考えたが、2週共余計な修飾語が付くのが特徴なので、蓄えた贅肉とかそういう感じか? 今週の膝に引っ張られすぎな気もする……。
表紙
『SAKAMOTO』。太った坂本で嬉しいのですが、5周年だからデフォルト状態ってことですね……と思ったら本編準拠のパターンだった。本編がなんで太ってるのかは謎だ。
紙版は付録として「拳銃ペーパークラフト」が付きます。輪ゴムが撃てるらしい。いいね。ただ、名前が「拳銃」なので面白い。味も素っ気もない……。ぶっちゃけ言うほど坂本に特定の銃を愛用してるイメージもないですね。初期はそうだったのかもしれないが。そのへんのものを武器にするのがイメージとして第一にある。
とにかく、巻頭に厚紙がセットしてあるので、紙版ジャンプ、めちゃくちゃ読みにくいです。なんか外すのも違う気がするんだけど、特に巻頭近くはまともに開けないレベル。
読者プレゼント
三匹の子豚。遊ブー、喜ブー、からのスリーピーッグなので正直ワケが分からない。ここまで「お前は一体何を言っているんだ……」と困惑する回は久々だと思う。逆に逸材なのかもしれない。その道を進め。間違った道だと思うが、私は間違いが見たい。
井上雄彦×鈴木祐斗特別対談
5周年ということで、特別企画がいろいろ。まずは井上雄彦先生との対談。経緯はよく分からんが鈴木先生からのリクエストって感じかな。5周年で、今のジャンプのNo.2ポジになると「好きな人と対談していいよ」とか言われるんだと思う。
あとは対談のかなり冒頭、『SAKAMOTO』の話の頭くらいで映画の話題が出たのも嬉しい。というか、井上先生、漫画家であると同時に大ヒット作品を持つ映画監督でもあるんだよな。ワケが分からなすぎる……。
巻頭カラー『SAKAMOTO DAYS』240話
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5周年記念ということで、ベストバウト投票だそうです。web投票だと1日1ポイント(1/13まで)、今号もしくは単行本25巻にある応募券をハガキで送るとそれぞれ50ポイント。なかなか良いハイブリッドだと思います。ちょっと応募券のレートが高くて意外だけど。
投票企画で面白いのが、縁のある有名人によるチョイスも紹介されてるとこ。担当声優と実写化俳優、スピンオフ作家が公開中。個人的にパッと思いついたのはボイルとの遊園地だったので、私は目黒蓮なのかもしれない。大川先生はよく知らない方だったけど、オタク語り全開なので面白かったです。文面がうるさいw
ちなみに、井上先生は紹介されてないが、対談の中で電車内での鹿島戦を話されてたので、実質それだと思う。目黒蓮よりもそっちと被りたかったな。
投票ページのリストを見た上で、好きなのを挙げるとしたら、シシバと四ツ村、もしくはタカムラ(トイレ)かなぁ。ともあれ、投票ページがめっちゃ凝ってて本気を感じる。
本編。坂本復活の儀。ちゃんと周年表紙回に持ってくるのが良いですね。意外と律儀だ。
復活前にイマジナリー赤尾との対話。赤尾と有月も日常を目指したという話が出てきたのが良いですね。坂本は2人ができなかったことを実現した先で悩んでるわけで。
赤尾が言うには、有月の中の赤尾は勝手に作り出した幻想でいいらしい。やっぱそうなのか。しかし、それを言ってる赤尾も瀕死状態の坂本が生み出した幻想なのでややこしいですね。みんな赤尾を作りすぎである。ただ、幻想とはいえ、赤尾から坂本へ晶を任せる話が出てきたのはすごく良かった。親感のある話になってていいよね。
んで、坂本復活。なぜか太ってるが、 “たくさん寝たから調子がいい” で説明終了ということなのだろうか。このまま「今の坂本は太った状態がベスト」という感じに落ち着いたらいいな。たぶん話的に坂本の日常を象徴するのがあの肥満体型なので、日常を得た坂本のが強い、って話になるのが筋だと思う。たぶん。
『さむわんへるつ』13話
おおっ、掲載位置が覇権ポジだ。2本目であり、大体の場合巻頭と『ONE PIECE』の間。これは近々表紙もありそうですね今年はもう無理かもしれないが、同期の『モジュロ』が来週表紙なので、本作もマジで近そう。年末年始の合併号の前後って感じですかね。これで合併号の巻頭だったら泣くぜ(単独表紙はナシの可哀想なパターン)。
本編。お題が使い捨てカメラなので使い捨てカメラを体験する。ワンパターンと切って捨てるには本作に魅了されすぎてるのだが、巨大なパターンが見えてきた感はありますね。あと、あの番組、若者が知らないことをお題にしすぎだと思う。
隣駅のショッピングモールに謎マスコットの着ぐるみが徘徊してるらしい。「ミッドナイトトーキング」のマスコット「ミドラン」。考えたことなかったけど、ミッドナイトトーキングって個別の番組名じゃなくて月-金とかでやってる帯の枠のことか。つまりはオールナイトニッポン(ゼロ)。オールナイトにマスコットっていないと思うんだけど、私が知らないだけでいるのかな……(2つしか聴いてない)。
そんなショッピングモール。なかなかデカそう。これが隣駅にあるのめっちゃ良いですね。普通に羨ましい。リアルに考えたら同じ学校の子がそこら中にいると思うが、たぶん「ちょっと遠出」したくらいの扱いなんだと思う。本話的には。
ミドラン、それほど人気がないので探しにくいが、知名度がないが故にヒントを得る、というくだりは良かった。まぁたしかに目立つのは間違いないからあの感じリアルだと思う。同行スタッフの “そんなに好きなの…?” も冷めてて良い。2人のファンボーイファンガールっぷりがより微笑ましい。改めてだけど、私は2人の恋愛自体よりもラジオファンとしての一面の方が好きなんだと思う。イチャイチャして微笑ましい気持ちもあるけど、同じ趣味で繋がってるという関係性の方により輝きを感じる。
ミメイくんを不意打ち撮り。あーたしかに、一方的に撮るのだと感じ悪いからこうなるのは妥当か。妥当というか、良いバランスだと思う。不意打ちというのもあるけど、ツッコミのタイミングだったのもうなポテ的には好きな瞬間、もしくは大事な瞬間だったのかもしれない。
『ONE PIECE』1168話
ハラルドの話になって過去編が落ち着いたかと思ったらすぐに大過去に飛ぶので笑う。回想の中で回想すな。マジな話、普通にうまくないし、ただの情報の羅列みたいな印象になるから良くないと思う。思うけど、今の『ONE PIECE』はただの情報の羅列が求められてる作品なのかもしれない。だとしたら悲しいことだと思う。
なんだけど、イーダの死の場面はなかなか味わい深くてすごく良かった。サクサクと次の場面に移っちゃうんだけど、言葉では言い表せないほどの喪失、というのがしっかり感じられた。
んで、ハラルドがムーさんと契約してしまい、巨人を利用されそうになり、何やかんやでハラルドが死ぬことになる。ロキが殺した話に戻るわけだ。なるほど、と気持ちよく完結した感があるのだけど、たぶんその死の際の様子を次回以降じっくり描きそうな予感。たしかに情報が足りてない感はあるが、何となくの概要は分かって納得できてしまったのでそれほど興味は湧きづらいかな。まぁ読めば面白いんだけど。
センターカラー『呪術廻戦≡』14話
カラー裏に4コマ。デフォルメのマルが可愛いのだが、本編ではとてもじゃないが可愛くないので笑う。なんでよりによって今号なんだよ。
本編。憂花は捨て石というクソ人選なのかと思ったけど、どうやらマジで勝つ気らしい。虎杖以外で最も勝てる見込みのある人選。死ぬ前提のブーストなら何とか戦える、というクソ人選。
シムリア星人、思ってたよりも原始的な生活をしててそれで宇宙船は飛躍がありすぎる、という真剣の名推理。そこ突っ込んでいいのか。たしかに気になってたが、そこにスーパー呪術師(双子)という話に繋がるとは思わなかった。面白いね。
んで、そんな真剣とマル。真剣の抜刀がめたくそかっこいいのだが、話としてはこの上ない悲劇なので最高。あんなかっこいい抜刀見たら狂ってしまうキッズ読者多いだろう。私は何とか平静を保てたが、小学生だったら間違いなく堕ちてしまっていたと思う。
なんだけど、そんな真剣がスーパーかっこいい抜刀をしながら言う言葉が、考え得る限りで最悪の「出てけ」なので悲しい。シンプルに一番言ってはいけない言葉に着地してしまった……。
一方、マルの出て行くわけにはいかない、という宇宙船での移動の苦悩をたった1ページ、たった1コマ、超ちっちゃい絵で説明しきったのが見事。「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」感ある。いや、映画の内容的には『エイリアン』よりも『ゼログラビティ』かな。まるっと省略された移民として、難民としての生活の苦悩があれだけで伝わってくるので大したもんです。回想はサクッと終わらせることで、「なぜ難民となったのか」の話だけで興味が終わってしまう地球人側の心理に寄り添わせ、もう引き返せないところまで来たタイミングで難民になったあとの大変さを突きつける。痛いほど納得できてしまうが、もう……という最悪さ。思ってたよりも最悪な話が続くので最高です。これはたしかにスピンオフならではの企画って感じがして良いなぁ。芥見先生、正しい特権の使い方をしてる感がある。
『あかね噺』186話
カイセイ、真打試験では普通に合格だったはずだが、一生がぶち壊し。あのジジイいつもそんなことばっかしてるな。というかアレか、今回の真打キャンセルの事件をおっ父殺し(死んでねーよ)と意図的に重ね合わせてるのか。2人とも一生のことを心から憎んでいるが……。
カイセイも一生のことを憎んでいるのは意外だった。あかねとの対比として(比較的)言いなりとしてのエリート街道だと思ってたので。似た者同士、鏡像関係なのですね。ただ、カイセイは一生のことを憎みながらも既に自分の中に一生を宿している。あかねより一歩先にいるとも言えるし、決定的に違う道を進んだとも言える……のか?
『魔男のイチ』62話
追うキザシと、阻止するじそくん。大技で多少止めることはできても、200以上ある残機を1つ減らすに過ぎない。「死ぬけど残機で生き返る」は「なかなか死なない」とほぼ同義だと思うので、残機設定にはそれほどオモシロを感じなかったんだけど、最後に残機設定を活かした分裂に至るので納得。これは面白い。まぁ、ゴクラクが戦えるように帳尻あわせた、というメタな印象もなくはないけど。とはいえ、1機だけでも普通に勝てるか怪しい印象なので10機くらいのやつがゴロゴロやってくるのは普通に絶望と言えるかもしれませんね。
キザとジソ。普通に仲良し。(ほぼ)不死身なので無限の時を生きるじそくんとは相性ピッタリ。あの無駄に情報量が多い感じと、しつこい感じが2人だけの世界って感じで良かった。しつこいのを嫌うじそくんがあの話をじっくり聞いてあげてるのだけでも2人の友情が本物だということが伝わってくる。
なんで人間を優先するのか分からないという話は先週もしたのでもう同じ反論はいいよ……と思ったら今週はじそくんが顔だけで反論を済ます(というか反論しない)ので熱い。ここらへんのメリハリは見事ですね。本作の漫画としての地力の高さを感じる。
『ウィッチウォッチ』228話
契約。『サイボーグ009』が完結編に向けてパワーアップしたのと似た話だ。なお未完(別の作者が引き継いだ完結編は一応最後まであるよ)。簡単に解除できるとはいえ、あそこまでのパワーアップをしてしまうと、このまま本作は終わるのかなぁ……という印象にもなる。まぁ、最後の最後はラブコメ路線になるのかもしれないが。
パワーアップと同時に、ニコが死んだら死ぬ。「命滅契約だ!」とかなったけど、まぁ別によくある設定だから面白がるのも変か。あと、厳密に言うと命滅契約そのものとはちょっと内容が違った気がする。細かくは覚えてない。
そんなパワーアップと命のリスク。最終的な結論としては、「バンはこの戦いにはついていけないから置いてきた」とするためのゴチャゴチャした行程だったんだと思う。いちいち理屈を用意するのは本作らしい部分と言えそうだが、命のリスクのあることを勝手に押しつけるのは普通にクソなので、話として普通に印象が良くない。
あと、解約はいつでもできるんだったら、バンも一旦解約して結び直せば済む話だと思う。結局バンを除け者にするという結論ありきで、ちょっと無理があったのではないか。
『逃げ上手の若君』230話
占有権だ! 所有権の取得時効だ! 突然法律の話が出てきてびっくりした。たしかに「何この法律? どんな状況で使うんだよ」とは思っものですが、こんなタイミングで進研ゼミ現象……。
ミマの夢小説は笑った。当時の夢少女は神話がベースになるのですね。学の使い道が面白い。
本編後のコラム。悪神由来の心臓病ではなく、糖尿病説が語られてて面白い(通説ではないっぽい)。たしかに、酒由来(あと遺伝)の糖尿病というのは漫画の主人公にしづらいですね……。ただ、糖尿病という名前が良くない、というのが昨今の風潮でもある。そもそも何で飲尿する前提の名前なんだ。
『しのびごと』61話
幻影おねぇさんが強いのはヨダカ対策(ストーキング)が完璧だから。なるほど、ヨダカに一方的に勝てるほどの強さだったら「めっちゃ頼りになるじゃん」となりそうなもんですが、彼女の強さはかなり限定的らしい。都合がいいですね。とはいえまぁ情報戦というのは忍者っぽくて好きです。
んで、おねぇさんたちが本家から呼び出し。出た、主人公が属する正義の組織大体クズの法則。マジでジャンプの定番ですね。定番というか編集部からの助言として常にストックされてるメソッドみたいなものなのかもしれない。多すぎる。きっと連載で長期的な作劇をするにあたって便利なんでしょうね。
『JK勇者と隠居魔王』5話
勇者に友達を作ろうの巻。完全に娘だ。隠居というタイトルが良くない。親魔王だ。
亜空間さんのツッコミ、面白いは面白いけど、ちょっと我が強くて邪魔臭く感じるときもある。ただ、『8番出口』が完成してしまうくだりはマジで笑った。前段となる地形パズルのくだりで「『ドラえもん』でこんな道具あったよな……」と思ってたので、また別の有名作品が出てくるのが不意打ちだった。
んで、結果オーライで友達ができる。が、これはあくまでも勇者のほっとけない精神の賜物。このバランスが見事でしたね。すべて外野による努力だったらつまらないというか、「それは本当に友達と言えるのか?」とかなってしまうが、大事なところは勇者の選択なので、彼女が良い子であり、良い子だからこそ友達を獲得するに至る。どこに出しても恥ずかしくない自慢の娘だ。
『アオのハコ』222話
菖蒲vs咲季の惨たらしい女の争いが……と思ったら違った。まぁ、菖蒲は異変を察知したようなので、まだ保留って感じかな。
んで、咲季の相手はまさかの千夏パイセン。まぁたしかに試合観戦する場所を考えたら自然な組み合わせなのかもしれないけど、これは予想できなかった。そして、面白い。年上彼女と、年上彼女になれなかった女。
咲季は元々大喜のことを(半分冗談だと思うが)恨んでいて、それは自分に依存していた匡を奪ったから。『魔男』のタコ、もしくは『ヒロアカ』で与一を奪われたAFOだ。例えが悪役……。
そんな咲季と千夏。よそよそしい距離感という前提もあるが、ちゃんと大人同士の会話という感じになってるのが良いですね。咲季の掴めない感じも憎たらしくて最高ですが、千夏パイセンの大人感が大喜視点のときとはまた違った印象になってて味わい深い。
そんな千夏パイセン、「恋は下心 愛は真心」みたいなことを平然と言ってのける。恋人と愛人の違いを説明できないからあの説あんま好きじゃないんですが、千夏パイセンは採用してるらしい。まぁ、この場合は色恋と家族愛(親愛)みたいな対比なんだろうけど。考えるだけ無駄だと思う。
咲季の回想。筋肉アピールしてくる匡がスケベで良かった。健全な空気でごまかすにはちょっとギリギリのあたりだったと思う。エロ漫画の導入でも全然成立しそう。
『ゴンロン・エッグ』7話
アクションが良くない。『オテル』みたいにバトルがよく分からない。お前もだったか……。ただ、冒頭のくだりは「オーマが動揺したせいでロクに戦えない」という場面なので、意図的にバトルをつまらなくしてる、と解釈する余地はあるかもしれない。しれないが、つまらないものはつまらない……。
オーマの動揺という話は面白かった。何より敵のバクトールが薄いクズ野郎なのではなく、失った犠牲を自分の中で整理するために現王に忠誠を誓っている。めちゃくちゃ深いキャラだったじゃないか……。残酷な世界で心が折れてしまった人の末路として非常にリアルだったし、単なるクズと切って捨てるのには抵抗があるほど味わい深いキャラだったと思います。この良さはマジで予想外だったなぁ。とても良い。
センターカラー『僕とロボコ』261話
ロボコ、留守番中に『SAKAMOTO DAYS』な危機に直面する。『SAKAMOTO』的なバトルシーンだが、ロボコの主目的は母親代行という落差が良かった。ただ、殺し屋か平和な日常か、という2択は奇しくも今週の『SAKAMOTO』とも通じますね。
タカムラみたいなババア。単に最強キャラを引っ張ってきたというだけではなく、ちゃんと「怒る」という要素まで再現してるので良い。タカムラ周りでそこを持ってくるのは見事だったなぁ。ここらへんはセンスだと思う。
『隣の小副川』6話
サウナでメガネのないメガネと出会う。たしかに、サウナはメガネの大敵だ……。風呂程度だったらメガネかけてても「まぁなくはない」で済むが、サウナはきついと思う。あとはプールとかだろうか。プールはゴーグルが必要だし、サウナだったらサウナ用のメガネもあるにはあるらしいが、何にせよ普段のメガネではない。髪飾りとかピアスはいいのか心配になるが、金属製じゃなかったらセーフなのかな。サウナ行かないからよく分からん。
とにかくサウナで警察(的な組織)の人と対話。変に駆け引き的な心理戦になるのではなく、小副川のスタンスがずっと「全部言う」であり、だからこそ相手の心に響いた、というのが何気に良い話。やっぱアレだな、小副川の321歳設定が利いてますね。大人なんだわ。シンプルすぎて地味っぽいエピソードだったかもしれないが、ただ薄味で何もないのではなく、ちゃんと芯は感じられる良いエピソードだったと思います。それが小副川のキャラクター的な魅力に基づいてるというのが何より良い。
部屋の湿度を上げる魔法。今までのニート魔法の中で一番欲しいかもしれない。部屋がカラカラで何かと大変。
『悪祓士のキヨシくん』72話
ヤマダのおっちゃんと感動の再会。やっぱ先週の段階ではキヨシに意識はなかったのか。そりゃそうだろという話だが、少しややこしかった気がする。
シシドとルル。ルルは植物と虫、主に毒使いって感じかな。食で戦うシシドと戦うために練られた設定って感じだが、事前に知らなかったのかは気になる。シシドが知らなかったとしても、さすがに父親は知ってるだろうから「ルルの相手はするなよ」くらい教えてくれてもいいのに。まぁ、シシドだったら毒無効だから大丈夫って信頼だろうか。
『カグラバチ』104話
幽の過去。妻との静かな日常だったが……という話。ジャンプには珍しいほどの地味というか渋い話だったと思う。妻であることは指輪でのみ示して、直接の愛の言葉を交わすようなことは省略し、そのことで余計に大切な記憶だったと強烈に印象づける。本作、バトル以外も良いですね。今更か。
チヒロの秘策は自信のコピー能力を用いた「さらに倍してドン!」。めちゃくちゃシンプルながら結構意外でもあり、説得力もあって良かった。1人分で拮抗状態なんだからそりゃ2人になったら勝てるわな。
んで、幽霊は一旦敗北。彼を包んでいた憎しみの念を炎で浄化させる、みたいな雰囲気ですごく良かった。ただ、そっからの逆転に一手はあって……と続く。すごいな、最終章と言われたら納得してしまうような盛り上がりだ。先週表紙じゃなかったら「終わりに向けて巻きに入ったのかな」と誤解してしまうレベル。
『ひまてん!』70話
カンナの告白についてのひめのの評。誠実な人であればあるほどアイドル系の芸能人相手に安易に色目を使わないので、そいつを好きになってしまったら芸能人側から先に好意を伝えるしかない、というロジックは面白かった。目から鱗かもしれない。ラブコメの相手役として芸能人設定が用いられることは多いけど、ここまで考えたことはなかったな。
それはさておき、未成年を酒の相手にするのは普通に良くないと思う。まぁそんなこと分かってるから殿一からの相談って形にしたんだろうけど、言い訳として全然足りてないというか、相談受けながら内心「早く酒飲みたいんだけどなぁ……」みたいな感じが穏当だと思う。山口達也になっちゃうよ。
正月。今度はほのかが本気衣装でやってくる。振袖は近衛さんと一緒なので、この状態で殿一とどこか行く話にはならない、という妙に現実的な一線も好き。ラブコメで見せるだけで終わることあるんだ……。
からのスノボーのお誘い。急じゃない!? 軽いノリで誘うには結構な大ネタな気がするんだけど、高校生の行動範囲、フットワークの軽さがよく分からない。冬休み前に言ってほしくない? 結構謎だ。
『鵺の陰陽師』125話
あまりに投げやりすぎるサブタイの配置が面白いので見過ごした人は探してみてください。絶対「また入れるの忘れた!」って後から焦って強引に入れたパターンだと思う。
本編。まさかの姫様。意外だが空亡の言動が今週もキモくて面白かった。彼のセクハラへの対処で各キャラの個性を立ててるのも面白い。そもそもセクハラすな、と言われたらそれはそう。
そんな姫様。トンチキなノリになるわけではなく、普通に面白い。新キャラが毎度毎度魅力的になってるのは何気にすごいことだと思う。乱造するかのように新キャラが次々出てくるけど、ちゃんとどれも魅力的である。マジすごい。
そんな姫様主導で鵺の調査。尾行デートはラブコメでは定番イベントですが、そこに妹が同行するのは意外だった。人選が意外というのもあるが、シンプルに3人目がいる意味が現状分からないので、きっと今後何かしらの活躍があるんでしょうね。なかなか楽しみ。
『灯火のオテル』30話
溺死待ち作戦なので、2人がゆっくりと言葉を交わす時間が生じる。「バトル中にベラベラ喋りすぎだろ」というツッコミが成立してしまうバトル漫画も少なくないと思いますが、本作はそこにうまいことロジックが生まれてて面白い。敵が対話拒否し、それでもオテルサイドは対話を諦めない。こないだのフィルギャとの経験もあるので、言葉がダメでも対話の道は残されている、となるのもすごく良い。まぁ、水中でなんで喋れてるのかは謎ですが。
水は火のメタと思いきや、蒸発させるので火もメタである、というバトルロジックは正直どっかで見たことあるというか、少し陳腐だと思ったけど、そこに加わる “サウナみてェ!!” のリアクションが面白かったので負けだわ。たしかにサウナ状態だろうなw
『ハルカゼマウンド』25話
死神の必殺技。死神の鎌のように大きく曲げる。バッターはデッドボールだと思って一瞬縮こまってしまい、その一瞬の隙が致命的。『巨人の星』の魔送球のピッチャー版って感じですね。……大リーグボール2号にしか思えない説明だ。
それはさておき、バッターがビビって尻餅つくほどだったらビーンボール判定されてもおかしくないのでは? それは大リーグボール1号ですね。『巨人の星』読んでて、「別にボール消えなくてもあんだけ曲がる球投げれるなら普通にピッチャーとして通用するんじゃないかなぁ……」と思ってたので、今回の死神くんの存在は嬉しいです。魔送球は死神と違って2回曲がるからどう考えても強いと思うんですよ。
まぁ、何にせよ、そんな死神ボールのことを “わかっていても打てない!!” と設定したのが良い。凪春はあくまでも初見殺しなので対策可能、「わかったら打ててしまう」のが基本ですからね。良い対象性だと思う。ただ、その対策可能だった理由として「左サイドスローの先輩がいたから」というのはちょっと都合が良すぎる気はする。もうちょっとなかったのだろうか。
巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
12/14はふたご座流星群が極大になるらしいので、星空シーン特集。並べられると圧巻、見事に「ロマンチック」なシーンに偏ってる。ラブコメ作品が多く、ほとんど同じ意味のシーンになってるのもすごいが、男だけの作品でもそれはそれで「男のロマン」的な話になってるのですごい。特に『ロボコ』は男のナルシシスティックなロマンになってて面白いです。
一応『dr.stone』は唯一ロマンとは別の科学的な、物理的な観測の意味合いがあるが、それはそれでロマンを感じる場面になっちゃってたと思う。星空のロマンパワーが強すぎて何でもロマンに引きずり込まれてしまう……。
各星空シーン。『ぼくたちは勉強ができない』だけローアングルで覗こうとしてて時代を感じるのですが、実際のところ最もけしからんのは『アオのハコ』です。夜の海に出るのは御法度です。ロマンに浸ってる場合じゃない。風で陸に戻れなくなる恐れがあります。絶対に真似しないでください。愚か。
次号予告
『呪術廻戦≡』が表紙巻頭。ついでに2週連続カラーらしい。次次号ではセンターカラーですね。
同期スタートの『さむわんへるつ』の表紙も近いと思うんですが、次次号はもう合併号になっちゃうのかな。毎年この時期のスケジュールが分からん。
目次
「ジャンプ作家の大好物」。宮崎先生ですが、今週も好きな映画だった。嬉しい。来週は鈴木先生なのでこちらも映画でお願いしたい……が、さすがに3週も続くのはまずいのかな。まぁただの映画紹介コーナーになってくれるのが個人的にはベストなんですが。
愛読者アンケート
拳銃ペーパークラフトについて。買うきっかけにはならないし、作らないし、正直邪魔だけど、今後もこういうペーパークラフトの付録は付いててほしい気持ちはある。昔コロコロに付いてた付録好きだったので。
自分用のスマホやタブレット、ある。一番使用時間が長いのはゲーム。『ドラクエウォーク』です。移動時間ずっと起動してるのでどうしても長い。11万ジェム溜まったので、正月以外に突っ込みたくなるガチャ武器そろそろ下さい。サマル王女は弱そう……と思ったら配布で出た。狙ってない微妙そうな武器のときに限って出る。しゃもじも出た。今年ジェム突っ込まずに出たのはこの2つと玉座のみ。そりゃ出たら便利だけどもっと欲しいのはあった。ケキ、如意棒、八竜、翼斧……。
総括
木曜のちょい早めの時間帯。ぼちぼちである。
今週のベスト作品。『アオのハコ』。本作の不穏な空気好き。
時点は『小副川』。地味に良い話だったと思います。
ベストコマ。『呪術廻戦≡』より、 “このまま何処にも辿り着けず暗い宇宙の塵になるんじゃないかと” 。抜刀含む最後の見開きも良かったけど、一つ選ぶとなるとやはりこちら。本作を象徴する1コマだったとすら思います。
ベストキャラ。『ゴンロン』からバクトール。軽薄な裏切りクソ野郎かと思ったら、という深み。心が折れた先の話であり、既に手を出してしまった悪行と整合性を取るために悪行を続けるしかない、という負のループ。
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