北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2026年04・05号(紙版)の感想

 みんな平方先生の新作を読んでおくれ……。

背表紙

 今週のラッキーアイテム。『逃げ上手』より、ウサ耳。はい? 意味が分からない……。どうしよう。先週分でかなり道理が見えてきた感があったのですが、再び一気に分からない。
 次号は『ウィッチウォッチ』なんですが、ニコなのか? モイちゃんだったらデニムとかコーヒーとかいろいろ想像しやすいけど。たぶんニコだよね。だとすると、ホウキ? お馴染み感あるアイテムが存在しない場合変なふざけ方をする、という法則だと思いたい。まぁ、だったらルフィは普通に麦わら帽子だと思うんだけど……。

表紙

 合併号なので集合。テーマはステンドグラス。謎なテーマだが、デザインとしてはかなり可愛いと思う。グッズとか作ればいいんじゃないかしら。
 ルフィがあまりにクソデカで笑うんですが、バランスは良い。そのルフィの周りに坂本(デブ)、千夏、チヒロ、ヨダカ、うなポテ、マル、イチと囲む。うなポテがあまりに好位置だ。すごいぞ。合併号の集合表紙、毎度毎度、バスケットボールを持った女子高生が混ざってるのが面白いんですが、ラジオを持った女子高生が加わりました。あと、何気に2度目の表紙ですね。3度目は近いぞ……(たぶん)。
 その周りにロボコ、ニコ、あかね、学郎、若。上記の作品の格下というよりは、No.2及びNo.3の『sakamoto』『アオのハコ』を除く5作品は若手有望株という感じのチョイスなんじゃないかな。もちろん人気も高いんだろうが、このラインと『しのびごと』の人気の上下がよく分からん。あとはアレですね、この並びだとやっぱ『鵺』だけアニメ化されてないのが不思議ですね。何か頼もしい中堅作品みたいな雰囲気出してるけど。
 そんな中堅に入るか入らないのかよく分からないラインの『キヨシくん』は今週センターカラーなので別枠。あとは端っこにその他、という扱い。いつも以上にその他感が強いデザインなのでちょっとアレですね……。てか、『JK勇者』の枠は勇者じゃなくて魔王なのですね。謎すぎる。どう考えても勇者だろ。新連載号の背表紙も勇者だったじゃん。と思って確認したら背表紙も魔王だった。マジか。知らなかった……。

読者プレゼント

 バンジージャンプ。バンジー感あるグラビアが頑張ってると思う。面白いかと言えば、ちょっと疑問もあるが。
 グッズ紹介ダジャレだと、スイッチライトの「フォールインラブ」と、プリペイドカードの「何を買うかはキミの自由」が強引で好きです。特に後者、たぶん自由落下とかけてると思うんだけど、苦しすぎないか……。

巻頭カラー『ONE PIECE』1169話

 ハラルドの続き。前回のラストがかなり切れ味良くて「とりあえず納得できたので満足!」という感じだったのですが、普通に続き。ハラルドが城で自国民を殺すのとか普通に予想できたので派手さの割に退屈なんだけど、『ONE PIECE』にしては陰惨な殺され方(をしてる風な演出)がされてて良かった。まぁ、あれでも実際にはまだ殺してはいない、というラインなのかもしれないですが、そこは『ONE PIECE』なので。
 操られた状態のハラルドがかなり明瞭に喋るのが何かおかしくもあり、それ故の不気味さ。ロキに平然と話しかける感じ怖くて良いですね。
 んで、話はロキがエルバフの秘宝をゲトる話に。悪魔の実らしいけど、それより先に(文字通り)飛び出たのは、空飛ぶハンマー。ムニョムニョ~!!!(MCU歓喜の叫び)

『魔男のイチ』64話

 デスカラスオリジン。と言っても生い立ち的な情報の詰め込みはなく、歴代の魔法習得がモンタージュされる。しっかり弟の件も強調しつつ、現在の人間殺し(ただしゾンビ)への助走になってて素晴らしい構成。やっぱ前話ラストの直後から始まらない回は鉄板の面白さを誇りますね。
 んで、言われなくても分かってた弟のゾンビが登場してエンド。よく考えたら話は一歩も進んでない気がするんだけど、キャラ的にも、絵的にも魅力的だから文句言えないんだよなぁ。撃堕さん、キャラデザも良いのに、デスカラスとの師弟関係みたいなのまであって正直最高であった。

『さむわんへるつ』15話

 リスナー甲子園。半年のネタ投稿で10名が選ばれ、その10人にお題が与えられ各自10通のみ投稿。これが準決勝で、そこで読まれたネタが多い3人が決勝進出。どちらも同日の放送でやるらしいので、決勝は生メールですね。トップオブザヘッドで行う大喜利はラジオだと珍しいので面白そう。それでもちゃんと面白いんだったらマジで芸人でも作家でもなれるだろって感じですね。やはり『さむわんへるつ』第2章は芸人編……。意外と芸人の資質はミメイの方にあり、うなポテは作家を目指す、みたいな道を分かつ展開も面白いかもしれない。絶対にないから安心していいよ。
 お題が「おっちょこちょいすぎるお相撲さんとは?」なので力士体験をするうなポテの修行シーンが可愛すぎるので笑った。ツッコミではなく真面目に指導してるミメイくんが良い。
 おそらく「冷やし中華の鉄人」と「抜けないで二遊間」が顔出し。先週好きなラジオネームとして挙げた2人がピンポイントで出てきたのでちょっと感動してる。ただ、トップ層の強さではないらしく、今度の登場は分からん。
 んで、決勝進出者決定。以前にも語られてた「ヘイトフルエイト」と、それとは別に前回優勝者で謎に包まれた「バトルえんとつ」。相変わらず初期七武海みたいな演出してるのが面白すぎる。いや、正体の分からなさという意味ではハガキ職人の方が上なんだけど。それはさておきタランティーノすぎるペンネームについてはいつか説明が欲しい。今度対面での登場もありそうなので、期待できるかな。
 まぁ、正直な話、スポーツ的な盛り上がりをするとそこまで面白くはないというか、ハガキ職人というテーマのオモシロとして適切なのかは少し疑問な回だったんだけど、次号から「2号連続カラー第1弾」の「スペシャルセンターカラー」なのでテンション上がった。お分かりいただけただろうか、「2号連続センターカラー」ではないことに。……それはさておきスペシャルセンターカラーはお分かりいただけません。謎概念である。無意味な強調でないとすれば、何か企画系だろうか。いろいろできそうな作品ですし。

『ウィッチウォッチ』230話

 決戦前にウルフがネムに告白の返事をもらいに行く。いやニコの警護しなはれ。
 ウルフは振られるわけですが、そこでのネムのトークテーマが「強さ」「守る」なのでちょっと面白い。今週の『アオのハコ』でもそんなこと言ってたよね。実際に戦いがある本作の方がふさわしいというか、そのままの意味なんですが。ただ、所詮高校生の色恋沙汰なのに、 “一緒に強くなっていける人と私は生きていきたい” とネムが言ってて、重すぎないか……? 即結婚のつもりなのか? 高校生だよ。告白のイエスの返事で「あなたと生きていきたい」とか言われたらほとんどの高校生ビビっちゃうと思う。
 んで、ネムとケイゴのすれ違いコント。シリアスバトル編への助走だと思ってたので、急にしょうもないコメディが展開されて笑ったんですが、この件に関してはネムに非がある気がするw ウルフから聞いてる前提だったのかもしれないけど、ウルフが「ネムはお前を選んだから俺は振られたよ」なんてこと言うわけないというか、そんな大事なこと勝手に言うのはデリカシーなさすぎだろ。いや、ウルフだったらデリカシーなくても不思議はないんだけど、ちょっと無理があったと思う。

センターカラー『アオのハコ』224話

 前話ラストがかなり切れ味良く終わった印象だったので、そのまま続くとは思わなかった。相変わらずこういう勘が悪いというか、読めてるようで全然読めてない。キレイに回想終わったと思ったんだよ……。『ONE PIECE』と感想が同じだ。
 トークテーマは友達と恋人の違い。「好きな人は守りたい」と匡。ついさっき別の作品で同じ話してる人いたよな……。なんで高校生の色恋で「守る」が出てくるのが当たり前なんだ。面白すぎる。
 こないだは愛と恋の違いについて話し合ってたけど、思春期ってこういう話が好きなのかしら。雑に「どうでもよくない?」とか思ってしまう。
 んで、今。同性幼馴染の対決をご満悦で見守るギャルの図。BLの波動を感じますね……(感じないよ)。

『あかね噺』188話

 「死神」に決まったということで、正明師匠との稽古。3日連続で噺を聞かせてくれるらしい。もっと良いやり方があると思うんですが……となるんだけど、そういうのはからしのエピソードで済ませたってことなんだろうな。解せないけど。しかも1日目はただの舞台だってなっちゃったし。
 それはさておき、正明師匠。過度な決めごとキャラ以外にも普通にめんどくさそうな人なので面白い。ちゃんと人間臭い部分があって良かった、みたいな気持ちもある。まぁ、弟子にはなりたくないタイプの師匠ですね。崖から突き落とす系の師匠とはまた違ったイヤさの塊。

『SAKAMOTO DAYS』242話

 坂本の野望に乗ろうとするトーレストーレスのこと普通に好きだし、何なら良い人とすら思うので納得しかけちゃったんですが、「借金チャラにしたいだけだろ」とツッコミが入るので笑った。気づけなかったのが悔しいw
 んで、本題は晶と有月。結構大事というか、本章(?)におけるメインディッシュだと思ってたので、坂本と関係ないところで始まるのでびっくり。まぁ、坂本が関与できなさそうなので、この件がこのまま終了するとは思えない、みたいなメタ的な感想は少しある。
 そんな2人。赤尾の解釈論争みたいになってて面白い。インナー赤尾だと坂本にもあるので(こないだ会ってた)、やっぱ坂本抜きには終わられないテーマだと思う。有月が最後に言ってたのは「そんなこと言ったって声が聞こえる」だと思うんですが、かなり剥き出しの本音っぽい言い方になってて良いですね。同じ理屈で考えると、タカムラの聞き取れないフガフガボイスも聞こえてくるわけで、つらそう。

『呪術廻戦≡』16話

 ダブラとマコラの戦闘が成立した理由を最初に説明してから、真剣とマルの戦いに移る。ダブラとの決闘が始まってしまった以上、憂花の死は確定……だが、宇宙というルールの適応外に出る選択肢まで考慮したらその限りではない、のかもしれない。と真剣の真意が明かされる。めっちゃ面白いし、『呪術廻戦』がSFになった醍醐味も感じるのだが、「排外主義に堕ちてしまった真剣」というところに漫画的なオモシロを感じていたので、割と理性的で、まだまだ希望を捨てずに理論上存在する可能性を掴もうとしてる姿には少しガッカリした……は極論だけど、思ってたオモシロと違うので多少の困惑がある。勝手だ。

センターカラー『異邦人』原田くもり

 読切。GIGAで好評だった人らしい。カラー扉がかっちょええので期待が膨らみます。この手の読切の扉でここまで掴まれたの珍しい気がする。すごく好き。
 本編。「先生」で「おみくん」で、JKに好意を持たれてる成人男性。学校かと思いきや、社会福祉法人児童養護施設か! おおっ、これは面白い設定。めちゃくちゃ良い開幕2ページだったと思います。単に目新しいからではなく、何か裏がありそうで、主人公のことを気にかけてる、だがJKに好かれてるのでおそらく悪い人ではなさそう……などと説明的な描写ナシに情報量がとても多い。こういうオープニングの魅力は読切作品特有ですよね。めっちゃ好き。
 からの異様に洞察力が良い主人公。それを示す「アンタ誰?」というのも掴みとしてバッチリ。バッチリだが、似たような展開が先週の読切にもあったのでちょっとだけ損してたと思う。頭が良いだけではなく、身内のことを大事にしてるからこそ偽物に気づける。それがヒーローとしての資質……というニュアンスも同じなんだよね。まぁ、本作はその偽物を見破ることがもっとメインになってくるんだけど。
 要するに、主人公は施設で育てられながら「先生」に目をかけられて特殊な訓練を受けてる諜報部員見習い。施設の中でピックアップするのが普通に感じ悪いと思うんだけど、「出来る人がやる」というワンフレーズで彼の主張をまとめたのでうまい。もちろん、だから良い人というわけではなく、歪みは感じるのだが、歪んでるなりの筋は感じられる。大事。
 主人公の才能は洞察力もあるが、それと非情さ。クール系主人公は定番だけど、それを「一般生活ではマイナスだけどこの世界では才能」という扱いになってるのが良い。やってることは宇宙人退治という特に意外性のない話なんだけど、主人公周りの設定がいちいち凝ってて面白い。先生も当然非情な野郎ってことなんだけど、同時に親の顔も持っていて、それがぶどうのくだりで端的に示される。良い親であると同時に洞察力の産物でもありそうなのが良い。
 んで、試験。平然と殺しが試験内容になるのが突飛すぎるというか、説明が足りない気はする。22時帰宅は厳守なのに、エイリアン殺しはアリなのかよ。ミスって人間殺すかもしれないし。
 活躍。人助けだが、その前に主人公自身もミスってるのが良い。「普通に良い人でした~」という話なんだけど、その前フリとしてのドライさが出てて面白い。ただ、やっぱ非情さがフックとして魅力的だっただけに「実は全然非情じゃない」というオチは少し引っかかる。非情さとほっとけなさが共存するみたいな理屈があるなら面白いと思うが、今回のは単に「非情ではない」だけのように見えた。まぁ、人の分も「俺がやる」というのを人の銃を借りて(奪って)戦う、としたのはキレイだったと思います。アクションそのものが物語になってる。
 あと、これは言うだけ野暮かもしれないけど、ただの拳銃にしてバトル的見せ場が派手ですね。あんなデカくなっちゃった宇宙人、ただの銃じゃ殺せない気がする。核がどうの、みたいな設定が語られてるなら分かるけど。……が、何でもゴチャゴチャと説明すれば面白くなるかと言えば、それはそれで疑問なので本作はこれで良かったんだと思います。
 終わり。ラストに彼の優しさは先生の教えではない、となったのも良かった。あの優しさは先生ではなく、施設で育ったから自然と備わったもので、それこそがヒーローとしての最大の資質なのでしょうね。良い話。施設という設定が最後にキレイに意味を持つとは。見事なオチだったと思います。すごく良かった。
 ほとんど本作と関係ない感想になるけど、『モジュロ』の直後に読むと「宇宙人だからってそんな無条件で殺していいのかね」みたいな気持ちは少し湧いた。まぁ、そういう意味でも、人間のフリをしてる宇宙人は漏れなくその人間を殺してる、という設定にしたのはうまいですね。

『しのびごと』63話

 ヨダカをワンパンできないので、 “もう…私は戻れない” 。めちゃくちゃ良い。ヨダカのしぶとさは主人公としてかっこいいものであるはずなんだけど、幻影おねぇさんの視点で見るとヨダカが倒れないことで悲劇が深まってしまう。
 おねぇさんの泡バトル。ヨダカ特化とは関係なく面白いですね。ちょっとバンジーガムっぽくもあるかな。答えはお死枚!
 そんな泡対策としてのたこ焼き粉。極めて現実的、日常的なアイテムでメタるというアイディアが面白いし、ウミネコの賢さも感じさせるし、彼らには高校生としての日常がある、というのも感じさせられる。青春の幻影とは対になる存在ですね。
 そんなウミネコ無双が面白かったので、まさかの血界展開でテンション上がると同時に「もう少し凡人として戦ってほしかった……」みたいな気持ちも湧く。まぁ、面白いは面白いです。火で泡をメタるのも面白いし、そもそも火なのがドラマチックで良いですね。ブラコンおねぇさんが見たら悶死しそう。

『逃げ上手の若君』232話

 再びハメられる。奇襲の際、尊氏のモノローグで “時行!!” と驚かせるのはちょっとずるいと思うが、若を捕まえるには彼自身が逃げの対極になる瞬間、という理屈は面白かった。
 槍で殺されると思ったら檻。これも面白いのだが、「普通に殺せば良くね?」とか、「若だけ捕まえるのも簡単だったのでは……」とは思う。すぐに殺さないのは理由があるんだろうけど、位置関係的に別に尊氏も一緒に閉じこもる必要はなかった気がする。そこまでして対話がしたいというなら別にいいけど。そんなことあるかは少し疑問。
 ただ、ただの長い棒で包むだけ、という檻の原始的な作りは何かすごく良かった。心躍るものがある。実現難度はかなり高いと思うが、堅牢性はただの棒の集まりにしてはかなり強いんじゃないかしら。
 本編後のコラム。人が変わった! そんなことある!? 本郷先生が明らかに終わりに向かった語りになってたのは分かるけど、まさかの交代。まだまだ続くってこと? 何もかもが分からなくなってしまったw

『JK勇者と隠居魔王』7話

 入れ替わる。しょうもなさすぎるシチュエーションだが、その導入が雑なので何か面白い。せめてもうちょっと強くぶつかれよw
 正直予想の範囲内のオモシロでまぁ普通に……という感じだったんだけど、体育館の天井スナイパーの場面が超かっこよくてびっくりした。投げるくだりの見開きも良いし、時間差で落ちてくる無数のボールという演出もすごく良い。あとは、サッカーボールが混じってるのが謎すぎるのでちょっと好きです。バスケットボールでも相当無理あると思うんだけど、サッカーはそもそも屋外用だろ。

『カグラバチ』106話

 剣聖の叔父さんアピール面白い。あの緊張感の中、突然「知らない親戚あるある」すな。
 んで、狂った正義を掲げる叔父さん。ヤクザの子であるハクリも絶対殺す宣言されることで、チヒロの戦う動機がグッと深まるというか、使命ではない、ものすごく私的なものになる。ここすごい良かった。ハクリのキャラをこういう活用してくるとは思わなかった。まったくの予想外。

巻中解放区!WEEKLY週ちゃん

 12月のネタハガキ東西戦。年またぎの時期ということで、お題は「ちょっとだけ自慢できる『年またぎの瞬間の過ごし方』」。
 東。照りさんのイラストネタ。まさかの文字ナシのストロングスタイル。その上で年越しらしい数字を使ってる発想もすごいですし、2コマ漫画ならではの話法もハマってたと思います。
 虹谷ユメ子さんの「ちょうどブザービート決めた」。自慢できるの説得力がすごい。劇的でめちゃくちゃかっこいいのだが、少し間を置いてから、そもそもどういう状況!? ってなる。
 けいさんの「県境に仁王立ち」。今回のお題の中から「またぎ」に着目するとは予想外。現実的に可能な点も好きです。SNSに写真載せて自慢する人いそう。
 西。1匹アリさんの「日めくりカレンダー一気やぶり」。旧年のカレンダーを破るのかと思ったら、新年なので笑った。
 うなぎポてと好きさんの「またぎ100人」。東でもあったけど、「またぎ」に着目したことに驚いたし、その上でまったく別のネタが生まれてるのですごい。そしてペンネームの直球な素朴さも良い。
 石光亮一さんの「ワンオペをこなし一人で店を回す」。ページの端に載ってたのも含め、すごく良い。みんなは楽しくやってるけど、その社会を密かに支えてる……みたいなエモさがある。

電子版定期購読のおしらせ

 電子版の定期購読者限定の応募者全員サービスがいろいろあるよ、というページ。もち有料です。連載作家のサイン色紙(ジャンプフェスタ2026のやつ)が豪華なんですが、ちょいちょいキャラのチョイスが謎な人いて面白い。あと、何気に芥見先生が現虎杖をモロに描いてるので笑ってしまった。気が早いぞ。
 紙版読者としては、『ルリドラゴン』と『ブラクロ』が平然と並んでるのがカルチャーギャップで良いですね。前者は電子版連載で、後者は定期購読者だとおまけで読めるGIGAでの連載ってことか。

センターカラー『悪祓士のキヨシくん』74話

 マッハ5の表現が良かった。ただ、良かった分、「ずっとマッハ5で殴り続ければ勝てるんじゃねぇ?」とか気になりもした。格ゲーで言えば完全に出し得な技だと思うので、わざわざ近づいて大技かます必要が感じられないというか。
 んで、勝利。ルルがホレるのはまぁ何となく予想できるラインなんだけど、それに対してシンプルに “どういたしまして” と返すのがスマートで良かった。変にギャグにしない。
 ただ、リンゴ喰った件がどう強くなったのかが結局のところよく分からなかったな。武器(?)としてかなり面白かったので期待してたんだけど。

『隣の小副川』8話

 おおっ、マジバトルが普通に面白い。ちょっと感動してしまった。ニートライフを充実させる魔法をバトルに転用するアイディアは過去にも光るものがあったけど、今回その魅力がマシマシ。このままバトル路線に転向するのかは知らんけど、期待してた要素が120点の内容でお出しされた気分。
 無意味にしか思えない魔法も同時展開すれば何か攻撃っぽくなる、というのも面白かった。いや「挨拶する魔法」とかどう効果を上げたのか謎なんですがw
 敵は鉄を操る魔法。定番ですが、磁力操作とかテレキネシスではなく、「鉄を操る」なので液体化することも可能、となってるのは良かった。まぁ実際のバトルに活かされることはなかったので残念だが、ビジュアル一発でひと味違うのが伝わってくる。
 一般人の保護を任された呼子がしっかり彼女らしい活躍をする場面があるのも好きなバランス。「とりあえず彼女にも役割を与えました」で終わる雑な扱いではない。呼子視点で、いきなり空中戦をしてる小副川たち、という絵が出てきたのも良かった。クッションで戦うのも遠くから見るとかっこいいですねw
 フィニッシュ時の魔法のアイディアも完璧だったと思います。いやマジでめちゃくちゃ面白かったな……。本作にできることを理想的な形で完成させてきた、とかそういう満足感。

『ひまてん!』72話

 突然の中学回想。唐突すぎる……と思ったら1話で終わったので良かった。あとインフルの布石がうますぎるので驚いた。回想特有のダイジェスト的なスピード感なんだけど、不条理的な展開に対して丁寧な前フリが自然な形で入ってるのが良い。こういうの見ると小野先生の地力のようなものが感じられる、気がする。
 そんなインフル。殿一にとっての絶望なんだけど、「家を守る」が彼のアイデンティティであったが、元々は彼を縛る呪いだった、というのが最高。めちゃくちゃ良い回。そんな家の中の問題に押し潰されそうになってる殿一の元へ、家の外に現れたのが……というのも象徴的かつ感動的。2人とも、回想らしく今よりもちょっとだけ幼い精神してるのが丁寧に描かれてるのも見事だったと思います。やはり小野先生は只者ではない。

『ゴンロン・エッグ』9話

 光堕ちしたバクトールとの対話が良い。やっぱバクトール、良いキャラしてると思う。ちょっと話が説明に終始しすぎてるとも思うんだけど、バクトールのキャラでギリギリ保ってるような印象。説明臭いセリフ回しが「じいやキャラなので」と何とか飲み込める。
 まったく戦えない状態でさらなる強敵がいきなり現れて絶望……と思ったら。雑なインフレに思えなくもないが、予想外で普通に面白かったです。いや、前から解放軍の話はしてたので「そろそろ出てくれないと困るよ」となってた読者は少ないのかもしれない。

『僕とロボコ』263話

 ディベート。「最近の小学生は授業でディベートやるんでしょう??」というどこまで本当か分からないイメージ。
 初回。モツオの詭弁がクソすぎるのでクソだった。普通に嫌いなタイプというか、正直友達やめるのも考慮するレベルだと思う。あんなのにイメージを使われた『魔男』が可哀想。まぁ、馴染みのない小学生に無理矢理ディベートをやらせると、ああやって目先の論破に囚われた発想に陥りがち、と考えるとリアルなのかもしれないが。
 んで、「漫画は不必要」の役を与えられたボンド。それ自体がギャグになってて面白いんだけど、ああいう自分の考えとは真逆の立場に立たされることもディベートの醍醐味なんでしょうね。もちろん小学生にそんなことやらせてもうまくできないとは思うけど。先生が何か導いてやれよw
 からの『ONE PIECE』パロも見事でした。事前の『魔男』の雑さが逆に目立つ。「人気の作品だからツバつけときました」ぐらいの印象しか湧かない。無理せず好きな作品だけ扱ってればいいと思う。

『鵺の陰陽師』127話

 まだまだ回想。回想特有のダイジェストっぽい進行なんだけど、その性急さを利用してるというか、うまいことダイジェスト進行であることを活かした語りになってると思う。本話の冒頭とラストが対になってるのとか含め、「普通にめちゃくちゃうまいんですけど……」と軽く引いてる。トンチキギャグがなくてもしっかり面白いというか、レベルが高いことを思い知らされる。まぁ、連載デビュー作で127話も続いてるんだからそりゃ実力があるのは当然なのかもしれないけど、失礼ながら少し驚いてしまった。 “笑って下さい!” のキレイなオッチャンとかめちゃくちゃ良かった。トンチキギャグ以外でもモブを魅力的に描くことできたんかい……。というか、モブキャラが前面に出てくると反射的に「トンチキかな?」と身構えてしまうので良くない。変な癖がついてしまっている。

『灯火のオテル』32話

 氷王と冬の精霊。精霊の左目が2つあるキャラデザが良かった。氷の角が王冠になってるのもそうだけど、キャラデザの面は本作めちゃくちゃ強いと思う。オテルの変身も良かったしね。あの手の変身展開、定番すぎて「あーはいはい」と鼻をほじりたくなるんだけど。本作は良かった。
 ということで、氷王の身の上話。突然出てきて説明臭すぎるのはちょっとアレだと思うんだけど、「オテルが説明を求めてるので」という言い訳を入れてるのが面白いですね。強引だけどちょっと好きw
 悪役にも事情があるのよ……的な話。氷王の奥にはさらなる巨悪が存在するということで、氷王のキャラ人気が爆発して、オテルたちの人気を軽々越えたくらいのタイミングで味方になるような展開とかあったら激アツなんだろうなぁ、そんなマルチバースも存在するのだなぁ、などと思いを馳せた。
 寓話的な身の上話自体は普通に面白かった。自国第一主義の問題を示してるとも取れるし、環境問題のメタファーと見ることも可能でしょう。人気投票で主人公をさしおいて1位になるポテンシャルを感じる。そんなマルチバースもあったでしょう。
 本話が面白いというのではないけど、本話でやたら「指」が多く出てきたのはすごく良い。冬、もしくは寒さの恐ろしさとしての「指」。『ヒロアカ』における「手」みたいなポテンシャルを感じる。

『ハルカゼマウンド』27話

 突然の右打ちだが、元々右打ちだったのを怪我の影響で左打ちにしてただけ。そんな『新・巨人の星』で右投げになるみたいな話を中学の経験してるとかどんだけだよ。ところで、大リーグボール右1号って結局どういう理屈だったんですか?
 右打ちに対する “やっぱ見通し甘くね!?” はすごく良かったのだが、左投げのスイーパーは右打者殺しの理屈が野球に馴染みがないと全然分からないというか、説明が不足してるので置いてかれたような気がして少し寂しい。理屈っぽい部分は本作の良さだと思うので。
 からの肘を抜いて魔球をクリア。あっ、そろそろ本作の野球ロジックに全然ついていけないかもしれない。何を言ってるのかが分からんw まぁ、野球好きなんだろうなぁってのは漠然と伝わってくるのでオッケーです。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 2026年でジャンプが58周年ということで、ジャンプ作品の中の漫画家キャラ58選。ただ羅列するだけだが、思いの外めちゃくちゃ多いので面白い。『バクマン』とかの漫画家漫画に多いのは当然だけど、その他のつまみ食い的に漫画家キャラを出す作品でも複数人出してることがザラなのが意外。1人出すと漫画家コミュニティまで描きたくなりがち、ということだろうか。
 葛飾北斎には笑ってしまった。たしかに漫画家だわ……。

次号予告

 次号も合併号。2号連続で合併号となるので、とりあえず『ONE PIECE』でいいっしょ……が通用しないわけですが、そんな巻頭カラーは『しのびごと』。可哀想すぎる。可哀想な枠に収まってしまった。普通に表紙やらせてあげてよ。馬車馬のようにセンターカラーやってるんだから。
 新年号らしい特別企画。目玉は古味先生の読切。おおっ、普通に豪華だ。前も新年号の特別読切だった気がするが、普通にまだ描かれるのですね。
 『さむわんへるつ』が2号連続カラーで、次号はスペシャルセンターカラー。つまり、次次号は~?? という確定演出。『呪術』のアニメが1月から始まるのでそっち関係で表紙やるかと思ったけど、どうやら違うらしい。
 てか、次次号はスペシャルじゃないセンターカラーという可能性もあるにはあるのだな。期待しすぎは良くないかもしれないw

目次

 「ジャンプ作家の大好物」。松井先生の好きな映画。宣伝してて面白いのですが、マジでこのコーナー映画で固定っぽいですね。少なくとも1周目は。マジで嬉しいです。てか、映画公開のタイミングで、『暗殺教室』の読切とか描いてくれないだろうか。『逃げ上手』はお休みでもいいので。

実写キャストとの連絡用に「WhatsApp」を始めた。LINEがマイノリティだと…!?
(『ONE PIECE』)

 グローバルすぎる話題で笑った。ハリウッド映画とかでもLINEが出てくることはあったと思うんだけど、そんな一般的ではなかったのか……。

もっと自由自在に描けるようになりたいな~ならなくちゃ~絶対なって~やる~
(『異邦人』)

 そりゃそうじゃ。

リスナー甲子園の大喜利は友だちにも手伝ってもらいました!ありがと~感謝!
(『さむわんへるつ』)

 友人に「ちょっと大喜利手伝って!」と頼まれると思うと面白いですね。荷が重いよ。ちなみに、ヤンマガでやってるハガキ職人の漫画ではジャンプの読者ページ出身の現芸人が監修で関わってるらしいです。エモい。本作で監修した方が凱旋感あってドラマチックだったとは思うけど、あちらの方が先なので仕方ないです。

愛読者アンケート

 読切についてと、付録及び応募者全員サービスについて。付録はかなり良かったというか、かなりちゃんとしたやつだったと思います。

総括

 金曜更新。遅いけど、合併号だから仕方ないです。完全にここ言い訳のコーナーになってしまってるけど、とりあえず今年も終わりということで良かったです。まぁ、年内にもう一つ振り返り記事書くつもりなんですけど。

 今週のベスト作品。読切『異邦人』。普通にすごく良かった。レベルが高かったと思う。
 次点。『ひまてん』と『鵺』と『小副川』。

 ベストコマ。『さむわんへるつ』より、相撲の修行。

 ベストキャラ。『ONE PIECE』より謎のハンマーくん。ムニョムニョだよね? と期待してるんですが、万が一これが誰かが操作してた場合はキャラじゃないので、そしたら『魔男』の撃堕の魔法が繰り上げ優勝ということにしてください。
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