スリ>詐欺
監督の過去作は良い評判も聞くので興味あるんですが、未見です。本作は過去作に比べたら評判が芳しくない感じですかね。
- あらすじ
- 「あいつが好きなの? 貧乳じゃん」
- 「そこがいいんじゃない!」
確か、実際のスリ師が監修してるんでしたっけ。スリシーンの説得力、迫力、スピード感はとてつもなかったです。帰り道人混みを歩くのが怖くなりましたよw
なんですかね、あの高揚感は。ウィル スミスがヒロインにスリを教えるためにひたすらスりまくるシーンはマジックショーを見てるようでしたよね。クローズアップマジックってあんな感じじゃない?
そして、圧巻だったのが、ヒロインが加わってからの集団スリシーン。臨機応変に動いてるとは思えないくらい連携の取れた動きは高度なダンスを見てるような感覚でしたよ。日常の中でメチャクチャあり得ないダンスが行われてる、という違和感。美しさすら覚えるレベルでしたね。
なんだけど、本作のメイン、主人公の本職ははスリではなくて詐欺なんですよね。ちょっとこれが残念でした。もっとスリが見たかったなぁw
詐欺映画ということで、騙し合うんですよ。オシャレな雰囲気と騙される感覚ってのは相性がよくて心地よかったですね。ただ、ひたすら騙し合いが続くので、ウソばっかりなんですよね(当たり前だ)。だからマジメなシーンになって深刻なことを言ってても「どうせウソなんでしょ?」ってなる。狼少年現象。
アメフトのシーン、メチャクチャ好きなんですよ。些細な賭けがどんどんエスカレート感じ、本当にハラハラしました。あのアジア人の胡散臭さにも病みつきでしたねw そんなアジア人をはめる壮大すぎる計画ってのには驚いたんですが、同時に少しガッカリした部分もありまして。というのも、あのシーンでウィル スミスの弱さというか、腹の底が見えたと思ったんですよ。ヒロインと一緒に「あの完璧に思えた人にもギャンブルという弱さが‥‥あの人も人間だったのね」的な安心感というか、キャラクターに深みを勝手に感じてました。なのでそっからの「うっそぴょーん」で萎えちゃった。「あぁ‥‥そうなの‥‥じゃあもういいや」みたいな。
劇中、主人公が「お前の世代は皮肉が多すぎる」って言われますよね。まぁ、それを言うあの人が‥‥超ネタバレなんですが。まぁ、そんなネタバレな人があのセリフを言うと余計に重みが出てきますよね。そんなセリフ、聞いてものすごく気持ちよかったです。「オレがこの映画に感じてたモヤモヤはコレだ!!」という感じで。
ということで、終わり。決してつまんなかったワケではないし、大好きなシーンもある、だけど特別ハマったワケではない、という難しいバランスの映画でした。
50点。
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