北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

2011年上半期の映画を振り返る

 6月が終わり、7月ももう10日ですが、上半期を振り返ろうかと思います。既に下半期の映画も観始めちゃってるんですが、そういうことは気にしないで下さい。
 上半期の映画は、上半期に日本公開された映画という定義でいきます。個人的には『スーパーエイト』は下半期に観たんですが、上半期扱いです。

 上半期の好きな悪役を挙げていって、それを振り返ろうとも思ったんですが、今年に悪役論をするのは少しはばかれるので、避けます。逃げです。
 なので、ヒロインに注目していこうかと。ヒロインの中でもいくつかにジャンルに分けして、紹介していこうと思います。ジャンルは適当考えたヤツなので、深く考えないで下さいね。

 ちなみに、去年2010年の好きなヒロインを振り返ると、『(500)日のサマー』のサマー、『トロン レガシー』のクオラ、『キックアス』のヒットガールですね。
 サマーは天然悪女のような魅力を持ったヒロイン。一緒にIKEA行きたい。
 クオラは、萌えと追求したようなヒロイン。綾波レイ長門有希、の上位版と認識しております。現実世界に連れてきちゃうという衝撃のラストはいろいろ都合よすぎ。
 ヒットガール、説明不要のクロエたんですね。『モールス』も楽しみです。『キックアス』の次に『モールス』ってことは、世界中の人たちは、クロエたんに殺されたい、という認識で間違いないんでしょうか?


 んで、本題入ります。
 まずは、女主人公。ずばりヒロインそのもの。とはいえ、女性が主人公の映画は少なく、それに個人的に興味が湧きにくいというのもあって、数は少ないです。

 女主人公ベスト4

1 ラプンツェル 『塔の上のラプンツェル
2 ニナ 『ブラックスワン
3 ベッキー フラー 『恋とニュースのつくり方
4 ベイビードール 『エンジェルウォーズ』

 案の定少ない。女性が主人公の映画は上半期に4本しか観てませんでした。なので全員選出。
 ラプンツェルは、家出した後の、「自由ってサイコー!」「けどお母さんに怒られるわ・・・」っていう無限ループのシーンが滅茶苦茶かわいかったですね。3Dアニメである本作の場合、二次萌えになるのか三次萌えになるのか気になるところです。
 3位は『恋とニュースのつくり方』の主人公で、特別な試練を乗り越えることなく仕事も恋も順調な主人公だったんだけど、それでも好感が持てるのは主演のレイチェル マクアダムスの力ということで。『ミッドナイトインパリス』も楽しみです。『恋とニュースのつくり方』はJ J エイブラムスのプロデュース作なんで、『スーパーエイト』関連作としてチェックしてみるのもいいんじゃないでしょうか(・・・・関連性は全然ないです)。
 『エンジェルウォーズ』のベイビードールは、エミリー ブラウニングの過去作『世にも不幸せな物語』の時の方がかわいかったんで、ポイントは低いです。とはいえ、彼女は幸薄美少女というイメージが強くなりましたね。ライバルは少ないポジションなのではないでしょうか。次作は『スリーピングビューティー』だっけ? どんな感じなんでしょうかね。


 次は、恋の相手部門。映画の主人公の恋の相手。古い言い方だとマドンナ。
 主人公の恋の相手なので、観客としても恋に落ちやすいです。

 恋の相手ベスト4

1 アリス 『スーパーエイト』
2 ジーナ 『アンノウン』
3 ミスティーク 『X-MEN ファーストジェネレーション』
4 ラモーナ 『スコット ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団』

 『スーパーエイト』は個人的に最強の甘酸映画なので、当然1位ですよ。ゾンビ萌えという概念を知りました。エル ファニングかわいすぎです。
 2位は『アンノウン』のダイアン クルーガー。正直見た目的にはダイアン クルーガーよりもジャニュアリー ジョーンズ一択なんだけど、役はよかったですね。嫁との再会を果たした主人公が「いろいろとありがとね、はいこれ謝礼金」と金を渡されて別れを告げられた時の寂しげな表情がイイです。その後、彼女が取る彼女の行動もサイコーです。主人公との出会いのシーンと繋がるんですね。胸熱。
 3位はミスティーク。俗な言い方をすれば妹属性なんでしょうかね。ビーストとの恋も甘酸っぱいし、マグニートーとの恋もなかなかです。まぁ、この映画は主役2人の腐った関係の方が凝られてる気もするけど。


 次は、女脇役。さっきのと違って主人公と恋に落ちない女キャラ。主人公が恋に落ちないだけで、観客としては勝手に好きになっちゃうパターンですね。

 脇役ヒロインベスト3

1 ナイブス 『スコット ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団』
2 クレオ 『SOMEWHERE』
3 リリー 『ブラックスワン

 さっきの4人よりも全然充実してる気がする。
 1位のナイブスに関しては、好きすぎて『スコピル』をそういう目でしか見れなくなってしまうほど。ゲームネタとか、元カレ軍団とか、物語も楽しいんだけど、ナイブスがかわいすぎるのでそれどころでない。一緒に「ニンジャニンジャレボリューション」やりてぇよぉぉ!!!
 2位。2人目のエル ファニング。おっぱいまみれだった主人公の生活を浄化する天使のような存在。ラプンツェルクレオは2011年を代表する娘ヒロインですね。
 3位。この人はある意味で、主人公の恋の相手のような側面もあるのかな。セックスシーンもあるし。色気ゼロのマジメちゃんであるナタポーの対極であるリリーはよかっですね。女の憧れる理想の女性、って感じがして。ホント、『ファイトクラブ』のタイラー ダーデンみたいな人だと思いますよ。


 次、ファムファタール部門。主人公を惑わす悪女たちです。

 ファムファタールベスト4

1 エリザベス ハリス 『アンノウン』
2 リリー 『ブラックスワン
3 アリス 『イリュージョニスト
4 エマ フロスト 『X-MEN ファーストジェネレーション』

 1位と4位を演じてる人が同じという異常事態。ジャニュアリー ジョーンズはスゴイですね。どんだけ悪女面してるんすか。
 1位の方のジャニュアリー ジョーンズ。『アンノウン』の彼女は異常なレベルの美人でしたからね。画面に映るだけで魅了されてしまいました。ていうか、この人を悪女として紹介した時点でネタバレになってしまうような・・・・・・・(ゲフンゲフン)
 『ブラックスワン』のミラ クニスはそんなに悪女じゃないとは思うんだけど、主人公はそう思っているので。
 『イリュージョニスト』の方のアリスは別に悪女じゃないって意見もあると思うんですが、個人的には悪女という印象だったので。2コ目の靴をねだるシーンは腹立ちますね。
 『アンノウン』の時のジャニュアリー ジョーンズは信じられないくらい美人だったんだけど、『X-MEN』の時はそんなでもなかったです。残念です。


 次は、ガキンチョ部門。観客を禁断の道へと誘う危ない人たち。去年でいうと、『キックアス』のヒットガールですね。あの映画は完全にロリコン製造機でした。

 ガキンチョヒロインベスト4

1 アリス 『スーパーエイト』
2 クレオ 『SOMEWHERE』
3 ルーシー ペベンシー 『ナルニア国物語3』
4 野見たえ 『さや侍

 エル ファニングのワンツーフィニッシュということで。今年はエル ファニング祭りでした。正直言って、『SOMEWHERE』って全然好きではないんですよ。なんだけど、エル ファニングだけは未だに記憶の中に輝き続けている、というね。
 3位は、『ナルニア』シリーズの主人公ね。『1』の時が一番輝いていたとは思いますよ。『1』のタムナスさんとのシーンがシリーズのピークです。彼女の成長を確かめるためにもシリーズは追っかけ続けます。彼女以外の部分も結構好きですしね。
 4位は『さや侍』の娘。正直、娘がかわいらしかったの以外はマジでどーでもいい映画だったような・・・。あっ、切腹シーンはよかったですね。介錯を左手で止めるトコは超カッコよかったです。


 次。男ヒロイン部門。映画において、男同士の絆を深く描くあまりに、どうもホモ臭くなってしまうことはよくあること。
 去年の『シャーロック ホームズ』は、もはや確信犯なんじゃないか?ってレベルでした。ワタクシに絵心があったら同人誌を描きたくなるような作品、キャラを扱います。

 男ヒロインベスト5

1 ホン 『イップマン 葉問』
2 カトー 『グリーン ホーネット』
3 三浦大佐 『イップマン 序章』
4 マグニートー 『X-MEN ファーストジェネレーション』
5 ライオネル ローグ 『英国王のスピーチ

 5人もいた(笑) てか、上位2人がカンフーっていう。今後、カンフー映画をヘンな視点で観てしまいそうだ。共通点としては、ケンカするシーンがあるという点。恋愛映画の基本ですね。
 1位の決め手は、ホンがイップマンにチケットを渡すシーン。「あの・・・・・チケットが余ってるんだけど・・・・・・」とボクシング観戦に誘うサモハンに萌えを感じました。
 2位もカンフーということで、『グリーンホーネット』のカトー。『イップマン』と違うのは、主人公とのパワーバランスが対等でない点。カトーが完全に上位だから「私が助けてあげないと・・・・」的な感じが出てきてしまう。そのくせ、プールで溺れるシーンが意味なく挿入されたりして、萌えシーンとしか思えません。
 3位は、今回の中で唯一の片思い。イップマンが好きで、戦いたくてしかたない池内博之なんだけど、イップマンは彼のことを憎んでいて、っていうすれ違いが楽しめます。
 4位のマグニートーは、プロフェッサーXと差し替え可です。主人公をどっちと取るかですので。これも両思いながらすれ違う、という複雑な感情のもつれが楽しめます。
 5位は『英国王のスピーチ』。「ファック」という言葉が愛の言葉に聞こえてしまうというスゴイ映画(←さすがに飛躍しすぎ)。


 以上です。長々とお粗末でした。
 最後の2つはロリコンとホモじゃねぇか、って感じですが。そんな風に思ってしまうほどの魅力を持った映画たちってことですよ。別に、本当にロリコンやホモだったら、映画自体の完成度は必要なく、ひたすら性欲をかき立てるシーンを連ねたAVみたいな作品で済むはずです。(・・・・と必死にいいわけしてるあたりが怪しい)

 まぁ、総合優勝は『スーパーエイト』のアリスでいいんじゃないかな。次点が『スコピル』のナイブス、『SOMEWHERE』クレオ、といった感じで。見た目だけで考えたら『アンノウン』のジャニュアリー ジョーンズで決まりだと思います。


 最後に、下半期の期待作の紹介して終わります。

 まずは『モールス』。『キックアス』のヒットガール再び、ですね。殺されるならクロエたんがいいです。
 そんな殺人美少女の系譜にあるのが、『ハンナ』。殺人の英才教育を受けた美少女が・・・・・・ってヒットガールじゃん!って思う他ない映画です。演じるのが、『ラブリーボーン』で変態殺人鬼に殺されていたシアーシャ ローナンというのが味わい深い。
 そして『カウボーイ&エイリアン』。オリヴィア ワイルドですからね。『トロン レガシー』のクオラです。ただ、『トロン レガシー』の時以外の彼女は実はあまりピンと来ない、というのも事実。まぁ、監督がジョン ファブローなんで、ヒロイン関係なく楽しみですね。
 そして、邦画の注目作として、『モテキ』。長澤まさみ仲里依紗麻生久美子真木よう子というキャスティング。ワタクシとしては、4人中4人ともタイプという奇跡。ドラマ版のファンだから、とか関係なく楽しみな映画です。眼福眼福。