I am Groot
世界的に大ヒットして、マーベルシネマティックユニバース(MCU)作品的にもトップクラスの成功を収めていて、評判も天井知らずの作品。2D字幕で観てきました。宇宙ネタは3Dの方がよかったのかも‥‥と少し気になってはいます。
MCU作品はリアルタイムですべて追っかけてます(つまり最初はハルク‥‥)。原作関連は全然知らないです。
関係ないけど、昨今のアメコミ映画の大ブームにどっぷり浸ってるせいで、たまに「そこそこアメコミのこと知ってる」と錯覚しそうになるんですけど、ほとんどビョーキ。
- あらすじ
- ウォークマンとカセットテープの物持ちがいい
マーベル映画ではお馴染みのマーベルのロゴ。映画の冒頭でアメコミのページがパラパラするとファンだったら心躍ると思うんですけど、本作はそれの使い方、出方が特徴的。
まず、ロゴが出ない状態で本編が始まるんですよね。唯一かは知らないけど、相当珍しいと思います。映画泥棒が終わったらいきなり本編が始まる。
んで、それがマーベル映画とは思えない程辛気くさいというか、泣かせ系のシーンなんですよ。ちょっと面食らいました。「なんか知らない映画始まったんですけど!!」って。まだ予告なのかとちょっと疑うレベル。
とか思ってたら、いきなり宇宙船が出てきて再びビックリ。そして、主人公がアブダクションされた所で、マーベルのロゴ。
要するに、「ここからマーベルの世界ですよー!!」ということですよね。日常から非日常へ、という感じ。こんな使い方はすごく新鮮で、心底ワクワクしてしまいました。
てか、冒頭のシーン、1988年だったじゃないですか。これは地球の具体的な年を出すことで、今後別のマーベル作品との絡みをしやすくする目的のあるのかなぁ、なんて思いました。なんだけど、本音はそれどころじゃなくてワタクシの生まれた年なのでした。マジ驚いたw
ロゴが出た後。主人公が、物語の中心であり今後のMCU的にも大事なオーブを盗むシーン。
成長した主人公は意外と楽しそうにやってて、自前のSFアイテムを嬉々として使用してる感じがイイですよね。本作の明るい感じがようやく窺い知れます。
んで、オーブを盗んだと思ったら、知らない黒人のオッサンに追われるの巻。ここで状況を打破するのが、先ほど使ってたアイテムたちなんですよ。この使い方がうまくてねぇ。教科書のようなシーンだったと思います。
冒頭の病院シーンもそうだったんだけど、本作には意外と泣かせ要素が強くてですね。観てる最中、何度も涙腺がヤバくなりました。
ただ、泣かせと言っても辛気臭いのは冒頭だけで、他の部分ではそんなことはなくて。アライグマが泥酔した挙げ句本音を漏らすシーンとか、チームが一致団結するシーンとかとか。ついさっきまでバカみたいなこと言い合ってたら、いつの間にか涙腺が‥‥みたいな。いかにもなシチュエーションでは泣かせませんよ、というか。だから押しつけがましくなくて、それでいて不意打ちを喰らってしまう。
MCU作品お馴染みのエンドクレジット後のワンシーン。関係ないけど、『パシフィクリム』とほとんど同じですよね。最後の最後に「お元気そうで何よりですww」みたいな人の再登場。違うのはサプライズキャラがいる点。
そんなアイツ。映画は観たことないんですよ。映画史に残る珍作!みたいな評判はよく聞くので名前と顔くらいは知っていたんですが。なので、「えっ こいつマーベルなの!?」という驚きが最初にありました。んで、後で調べてみたらマーベルだそうで。マジか‥‥。ものすごい異物感だったんですけど、マーベルの世界は幅広いんすね‥‥すごい‥‥。
ということで終わり。これといった粗も思いつかず、MCUとか関係なく楽しめる、隙のない作品だったんじゃないかと思います。結構カンペキに近いんじゃないかと。そうは思うんだけど、個人的なツボにハマるような感じは意外となくて、冷静に考えれば考えるほど「スゴイ作品だったな‥‥」という印象なんですけど、観ながら大熱狂したという作品ではなくて。まぁ、大感動はしたんですけど。なんて言うのかわかんないけど、90点だと思ったら80点だったみたいな、そんな感じ。
80点。
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監督の前作。ヒーローモノ繋がりだけど全然違う。
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本作のベニチオデルトロと『パシフィックリム』のロンパールマンほぼ同一人物説。
ウォークマンならぬiPod映画だと何だろう‥‥と考えた時に思いついた作品。失われたものの象徴ってのは同じだけど、別の意味もあったりなかったり。
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