北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2018年33号の感想

 謎の動悸、息切れに悩まされる毎日です。病気かと思ってビビったけど、多分熱中症一歩手前なので安心です(ダメダケド)。
 そうそう、アニメ『ゆらぎ荘』。ぶっちゃけまだ観てないんだけどさ、ワールドカップの途中でチラッとチャンネル変えました。幽奈さん頭部のふわふわ(いわゆる人魂っぽい部分)がめっちゃ青いので驚きました。あんな別の色してるのか。頭部と地続きという認識だったけど、あそこだけ別物が乗っかってるような感じ。てか、ショットによっては青の頭部の輪郭が線としてクッキリなんですね。なんかアニメにする際、動かす際の都合とかあるんでしょうね。知らんけど。
 てか、今までなぜ気づかなかったんや案件ではありますね。

 ジャンプ50周年記念号です。すげぇ大変。

背表紙

 1997年。背表紙が一新されたぞー。相当かっこよくなった印象は受けるけど、そのかっこよさの中に古さも確実に感じられて独特の味わい。レトロフューチャー的な? とはいえ、この代わりっぷりはマジで驚きます。前のが特にカクカクしてたから「なっ……ななめだとー!!?」みたいな。久々にこの企画でアガった。
 んで、1997年のおさらい。97年に限らないけど、そろそろ誕生年を通過したって人、多いんじゃないですかね。
 今年と関連が強い出来事としては、ジョホールバルの歓喜。ワールドカップ初出場が決まったやつですね。ジョホールバルってこれ以外で聞かない。
 カンヌ映画祭で『うなぎ』がパルムドール獲得。21年ぶりに『万引き家族』が取りましたね。松岡茉優の腹筋が美しいのでみんな観てね。
 そんな松岡茉優を排出した『おはスタ』が放送開始。コロコロすげぇですね。ジャンプもテレビ番組やってるけど、『おはスタ』ほどの存在にはなれてないと思う。
 コロコロカルチャーと言ってもそんな間違いじゃないと思うけど『ポケモン』のアニメが始まったのも97年。主人公の相棒はどいつだ論争が激化した結果「なんでピカチュウなんだよ!!」とアンチピカチュウに目覚めた人も多いのではないでしょうか(イッツミー)。
 アニメ『ポケモン』といえば避けては通れないのがポケモンショックですね。これも97年。ポリゴン回での光表現でクラクラきたキッズたちが続出。アニメ番組の冒頭に「テレビから離れてみてね」というよい子へのお願いが入るようになったのはこれがキッカケです。『ポケモン』が社会を変えたw ポリゴン回ってイメージが先行しがちですけど、問題の光はピカカスが出してますからね。ポリゴンショックとか言い換えて責任逃れをしようとしたピカカスの陰謀忘れてねぇからな(妄想)。
 ゲームとしては『FF7』が一番大きいですかね。やったことなくても偉大な作品ってことくらい分かりますよ。『スマブラ』出るとは思わなかったなぁ。
 個人的に馴染みが深い『FF』だと、『チョコボの不思議なダンジョン』が97年。この手のジャンルは「不思議のダンジョン」という表記が一般的なんですが、ワタシは『チョコボ』シリーズが好きだったのでどうしても「不思議なダンジョン」と言いたくなってしまいます。要するに『ゆらぎ荘』のゲームw
 ちなみに、『ドラクエ7』の発表があったのが97年。実際に発売されたのは2000年なので「何やってんだ」感がすごい。
 誕生年。相当ネタがきつくなってきたんですが、97年はクロエ モレッツと杉咲花がいるのであった。まだセーフ。限界が近づいてきてるのを感じますがw

表紙

 合併号じゃないけど、全員集合。前号の段階でネットニュースとかで表紙見れたんだけど、いざジャンプ買ってみたら折り返しになってました。全員います。精鋭だけじゃない。
 まずは折り返さなくてもいい見れる人たち。『ONE PIECE』『ハイキュー』『ヒロアカ』『ブラクロ』。この手の精鋭だけ本表紙に選ばれるパターンって『こち亀』完結号以来?? だとしたら当時いなかった『ブラクロ』が昇格ということになりますね(完結号は調べた)。これでジャンプ四天王が完成した形になる。こう並べるとバトルしてない『ハイキュー』の偉大さが身にしみますね。なんだかんだでバトルモノ強い。
 企画としては、「現連載陣がそれぞれ選び描いたフェイバリットキャラクター共演表紙」。ちゃんとキャラ名、作品名、選んだ理由みたいなコメントも読めます。特別企画めちゃくちゃ多くてめんどくさいけど、これは全部拾うか。めんどいけど楽しい。現行優先ですよ。今やってるのが一番偉いです。
 『こち亀』掲載の後ろに各作者のコメントが載ってます。それもココで拾います。

 まずは『ONE PIECE』。尾田っちが選んだのは『ドラゴンボール』より悟空。もちろん尾田っち好きなんだろうけど、『ONE PIECE』の現ジャンプにおける立ち位置を考えると悟空以外の選択肢はなかったように思う。スターはつれぇよ、みたいな苦悩もあったのではないか。てか、ワタシが尾田っちの立場だとそういうシガラミを勝手に感じてしまうって話ですw 悟空の顔が完全にルフィになってて面白いですね。この手の企画って好き勝手に模写すりゃいいってワケにもいかないからなぁ。そこらへんの苦悩についてはコメントで明言してるので笑った。「こんなの認めねぇ!!」と描いたそばから自分で言ってるw
 『ハイキュー』古舘が選んだのは『マキバオー』からカスケード。まさかの悪役(敵)。好きに選んでいいってリクエストだったと思いますが、好きにやりすぎでしょw まぁ、表紙でどういう配置になって、みたいな所までは知らないで描いたとかもあるのかな。絵としては、かなり原作再現に寄ってるんじゃないですかね。カスケードに乗れた日向(つまり古館)嬉しそうw
 『ヒロアカ』堀越が選んだのは『NARUTO』よりナルト。偉いぞ、古館のあとだと余計に感じる。ちゃんとジャンプ50年の中から現ジャンプ四天王としてふさわしいチョイスだと思う。しっかり主人公だしな。絵としては、堀越感と原作の感じがいい感じのバランスなんじゃないでしょうか。さすが他作キャラ描く企画の経験あるだけのことはある。器用よね。
 『ブラクロ』田畠が選んだのは『幽遊白書』より飛影。脇役……まぁ、主人公より人気ある脇役の代名詞的存在ではるけども。それと同時に中二病の代名詞的存在でもある飛影に対して「超カッケー!!」と素直に言える感性こそが『ブラクロ』という作品の成功に繋がってはいると思います。素直さ大事。てか、カスケード、飛影と黒キャラ多い。烏とか暴牛とか黒キャラ多い。
 こっから折り返し。連載歴順です。
 『銀魂』空知が選んだのは『るろ剣』より剣心。幕末剣士モノでやらせてもらってるリスペクトですね。この銀剣コンビは組み合わせの妙として本企画の中でも屈指だと思います。
 『食戟』佐伯&附田が選んだのは『ヒカルの碁』よりヒカル。2人で意見を合わせるあたり偉いです。誰とは言わんが、絵描かないのに好きなキャラあげる原作担当はどうかと思うよw コメント読むのは楽しいけどさ。さすが『食戟』のネーム係、偉いぞ。原作&漫画分業作品としての草分け……と言ったら大げさでしょうが代表的な存在、本企画で選ばれた作品では唯一の『ヒカルの碁』を『食戟』コンビが選ぶってのがまたドラマチックで良いですね。ここも結構好きよ。てか、この手の企画の時、ソーマくんオムライス作りすぎじゃない??
 『相撲』川田が選んだのは『キン肉マン』。新旧裸キャラの共演ですね……と思ったけど、川田先生的には「ブ男」という部分に惹かれたそうで。たしかに、これはめちゃくちゃ大事ですわ。ジャンプ50年の歴史の中でも非美形でここまでヒット飛ばしたのはめちゃくちゃ意味のあることだと思います。
 『ゆらぎ荘』ミウラ老師が選んだのは『SHADOW LADY』より小森アイミ。こうしてミウラ老師って現連載陣の中だと古株なんですね。ちょっとこんな早く出てくるのにはビビった。まだ2周年やん。まぁ、ともかく桂ヒロイン。ジャンプ50周年の中における美少女作品は数あれど、桂作品ですよ。ミウラ老師の年齢考察が捗ります。中学時代に読んでたらしいので、連載リアタイだとしたら……40弱かな。個人的には『いちご100%』とか河下作品がジャンプ美少女としては印象深いんですが、世代が違うぜ。てか、筒井はギャグに走るなw ……あと、コレが何気に選抜作品の中で一番連載期間短いんじゃないかしら。
 『鬼滅』吾峠が選んだのは『Dr.スランプ』よりアラレちゃん。ずりぃ!! アラレちゃん取るのかよ!!!……アラレちゃん好きすぎるだけです。ぶっちゃけ今回の選抜作品の中で一番好き。本表紙の四天王クラスじゃないと選んじゃダメだろとかそういう意識が湧くんですが、さすがに鳥山キャラ2人が並ぶのはバランスが悪いか。てか、本企画で複数作品選ばれたのって鳥山明オンリーですわ。やば。さすがすぎる。(描いてないの含めるなら『BLEACH』も2キャラ選ばれてる)
 『勉強』筒井が選んだのは『マサルさん』。お前は美少女キャラやれよ!!とどうしても言いたくなってしまう。まぁ、古館、田畠あたりと同じでマジで好きなキャラ選んだんでしょうね。コメントもオタク語り感あってすげぇ楽しいです。「わーい!」で締めてるのも目次コメントファンとしてはたまらんもんがあります。ミウラ老師とか真面目に語ってるだけだもんなw(イイジャネーカ)
 『約束』白井が選んだのは『ジョジョ』よりブチャラティ。描いてない。附田を見習え!!と言いたくなるが、まぁこれは連絡段階による相違なんですかね。
 『約束』出水が選んだのは『タルるートくん』。今回の意外大賞。『タモリ倶楽部』で出てくると嫌われてるあの人のキャラを今ジャンプで見るとはな。てか、コメントで、「高校時代文庫版からハマった」と言ってるのが世代だよなぁ。逆にいうと、リアタイとかを超越して好きってことですので、愛の深さは伝わってくる。『タモリ倶楽部』で嫌われてるだけじゃなかった……
 『dr.sotne』稲垣が選んだのは『ついでにとんちんかん』より抜作。作画と揃えろよ!!と言いたくなるが、こうなると附田が気を利かせすぎたのではないかという気にもなってくるw もしくは仲良すぎ。
 『dr.stoneBoichiが選んだのは『ToLOVEる』よりララ。お前が美少女キャラやるんかい、と思いつつ歴代ジャンプラブコメの系譜について語っててガチ感ある。コメントで別の作品の名前をあげるあたり「1人とか選べないよー」というめんどくさいオタク心理。すげぇ分かるw てか、絵としてもかなり好きです。Boichi感バッチリでありつうつ、千空宇との意外なコンビ感も良い。
 『アクタージュ』マツキが選んだのは『BLEACH』より水色。脇役すぎィィィ!!! てめぇ描かないからって好きにしすぎであるw てか、今号のジャンプにおける『BLEACH』人気すごい。本企画では2キャラ選ばれてるし、長谷川先生もオタク語りしてるし。
 『アクタージュ』宇佐崎が選んだのは『遊戯王』より遊戯。ここらへんから若手作家陣の「私なんかがこんな大物選んでいいんすか??」感が透けて見えるような気がして面白いです。別に偉い順にキャラ選んだとは思わないけど、それぞれ第三希望あたりまで意見聞いて被ったら偉い人優先、とか考えちゃうじゃないですか。
 『呪術』芥見が選んだのは『たけし』。まぁ、しまぶーは入るわな。『トリコ』は最近すぎて思い出って感じが弱かったんじゃないかな。同じ理由で抜けた大物キャラは多いと思う。イラストで嬉しそうなイタドリが作者の代弁してる気がする。
 『ノアズ』池沢が選んだのは『封神演義太公望。歴史モノ好き、軍師好きというコメントが面白い。案外今やってる作品は池沢先生の理想なのかもしれない。まぁ、『ノアズ』にあわせてああいうコメントしたって線もあるが。
 『紅葉』里庄が選んだのは『SKET DANCE』ボッスン。若い、チョイスが若いぞ。同世代であることを痛烈に感じるチョイス。しかも、漫画家を目指すキッカケが『SKET DANCE』だからな。そんな時期に読んでたのが『SKET DANCE』。わけぇ、わけぇよ。最年少ではないと思うけど、チョイスが若い。根が暗いのか知りませんが、コメントが徐々に重くなっててセルフツッコミいれざるを得ない、というのが面白かったです。イラストに関しては、決めポーズある作品は集合写真感出て良いな、です。他にもいくつか当てはまるけど。
 『侵略』稲岡が選んだのは『ネウロ』。さすがに殺ではない。いくつだよって話になっちゃいますねw コメントにもあるけど、自キャラを極限まで排除したイラストになってるので笑った。これ出来るのずるいなw あと、稲岡先生が自作のことを「侵略」と略してると知れたのが個人的には収穫。そうだよな、やっぱ「侵略」だよな。「キミ侵」使わなくてよかった。
 『田中』天塚が選んだのは『BLEACH』チャン一。「チャン一余ってるんですか? 僕なんかが頂いちゃっていいんですか??」とか思ってそう。意外と余ってたチャン一。まぁ、最近の作品、なんならまだ現役の印象強い人もいるだろうからね、分からんでもない。『こち亀』とかもないですし。『BLEACH』に憧れてバトル漫画描くようになりました、のくだりが長谷川先生耳が痛いだろうなw
 『アリスと太陽』凸乃が選んだのは『スラムダンク』流川。また脇役。感想が繰り返しになっちゃうけど「まだ○○余ってんすか??」案件だよな。コメントで流川愛を語りつつ自分のエピソードを出してオチを付けてて何気に見事。ここらへんさすがである。割とコメント内容だけで考えたらベストもあり得る。そつなさ過ぎてイヤ、という人が出てもおかしくないレベル。あと、興味深かったのはイラストに選抜されたのがアリス嬢な件。こういう時はそっちなんだ。まぁ、流川とセットにした場合、女の子の方が……というのも分かるが。割とマジで今後が気になってます。合併号が楽しみ。

 ということで、終わり。もう長い。しんどい。
 選ばれたキャラの中でワタシが一番好きなのはアラレちゃん。
 絵として好きなのはナルトとカスケード。
 コメントが面白かったのは空知、筒井、とっつん。
 選出理由が「あ~分かる~!!」だったのは飛影。
 「なんでそれ選んだん」と意外だったのはタルるート、マサル
 別の意味で意外だあったのは天塚先生のチャン一。
 という感じですかね。ちなみに、仮にワタシがジャンプ連載してた場合、選ぶのはキルコ。次点がアラレ。相変わらず「さん」「ちゃん」が好きである。『サイボーグクロちゃん』『スーパーマリオくん』で育ったからしゃーない。

鳥山明×井上雄彦黄金対談

 ジャンプの黄金期を象徴する、と言ってまぁ間違いない2人の対談。尾田っちも考えたくなるけど、黄金期って感じではないですね。映画は黄金だけど。
 鳥山アキーラは顔出しng。下アゴと首の連結っぷりがヤバい。すごいことになってる。大きめの仮面して全身写した方が良かったんじゃないかってレベル。
 ちなみに、本対談を取り仕切るインタビュアーはスクジャン校長です。最近対談の仕事多い。鳥山、井上、尾田、堀越ってすごいラインナップ。堀越がショボいと錯覚してしまう。
 話題は史上最大部数の号について。『スラダン』オールカラー。毎週オールカラーをやってる『ゆらぎ荘』の偉大さを思い知ります……(チガウヨ)。
 そっからアキーラの愚痴が連発するのも良いですね。いつもそんな感じのこと言ってるイメージある。後ろ向きな人なんでしょう。おそらくジャンプ50年の歴史で最も偉大な作家なのに……というのが面白い。
 ジャンプを選んだ理由のくだりでジャンプ以外の名前が出てくるのが最高ですね。マガジンは50万で鳥山明を釣れたかもしれないのに……という運命の面白さ。毎月募集するのって大事ですねw
 んで、デビューしてからもアキーラが後ろ向き全開なので最高。素直に喜んでる井上先生が本来あるべき姿なのに霞んで見えてしまうというか。
 アシスタント少なすぎの件。こうなってくると作者クレジット入れてあげないと可哀想になってくるレベルですね。「鳥山明&○○」とかそういう。
 読者との交流について。さすがスクジャン校長……という見方は偏ってるか。福井代表のモヒカンが募集してない読者投稿なのは笑った。すげぇな、そんなウソみたいな話あるのかよ。何重にもすごすぎてどこを驚いたらいいのか迷うレベル。
 コマ割の話からの井上→鳥山クエスチョン。具体的な質問が飛び出たのでドキドキしました。天下一舞踏会の舞台がマス目な件。気にしたのそこかー。良いなぁ。神々の対談感ある。この対談で最も高揚したのは間違いなくココ。そんなマジ感心する井上クエスチョンに対して、描くの大変なので早々に壊した、というのも最高。神の感心よりも優先される神の省エネ。
 んで、次世代の話。好きな作家に影響を受けるのはいいが受けすぎてオリジナリティーがないのはダメだぞ、という神の指摘。長谷川先生の耳が痛い案件だw(出発点としてそうならざるを得ないってのは分かります)
 井上先生の、ジャンプがゴールではない、ってのも面白い。尾田っちはゴールだと思ってそう。過去のコメント的に。まぁ、ある意味で鳥山井上以上に成功したとも言える人なので偏りが生じるってのも分かりますけどね。
 終わり。面白かったです。ぶっちゃけこの2人だったら「今年の夏暑くないですか?」「クソ暑い」でも全然感心してしまうんですが、それ以上の話がバンバン飛び出たので良かったです。具体的な例とかが出るとやっぱアガりますねぇ。逆に、互いに謙遜し合って話が1ミリも進行しないパートも神々の会合感あって好きです。

連載陣全面協力!! 漫画に隠された海賊マークを探せ

 記念号だとほとんど恒例のイースターエッグ企画。今回は海賊マーク。ただし、各作品で海賊マークをアレンジしてください、という指定付き。
 めんどくさいので今回は探しません。優先度低いでしょ。ぶっちゃけ。

 シンプルなデザインとして面白かったのは『銀魂』かな。まさかのエリザベス。
 同じくシンプルだったのは『紅葉』『田中』。ほぼメガネくらいしか個性がない。メガネ主人公が多い今それをやるのはなかなか勇気がいるw この2人ってメガネの形違うんだぁ、とか変なとこに気づいてしまった。ちなみに、『勉強』もメガネ。こっちは目が描かれてるので大分印象が違う。
 海賊マークの遊びどころとして大きいのが帽子のドクロマーク。海賊旗的な部分ですね。ここで個性を出そうとする作品がほとんどです。ここで遊ばなかった唯一は『銀魂』。やっぱすげぇ。
 海賊旗で面白かったのは『ヒロアカ』『ゆらぎ荘』『約束』『勉強』あたりかな。『ヒロアカ』はデクがオールマイトの帽子してるってのが良い。『ゆらぎ荘』はドクロマークはアレンジなしなんだけど、三角頭巾をプラスしてるのが良い。『約束』は本作を象徴するモールス信号のアレ。『勉強』は○×ってシンプルながらハマってて好き。
 苦労したな……という点では『鬼滅』。耳飾り入れたかったのと、はみ出るワケにはいかねぇ!!という必死になった結果ギュウギュウな感じですげぇ面白いです。
 選抜キャラ的に興味深いのは『勉強』『アリスと太陽』。前者は男なのに、後者は女。とっつん的にはアリス押しなのかな。新連載号の背表紙切り抜きは作者の意図とは別に決まった説ある?
 人間捨ててるのが『ハイキュー』『約束』。思い切ったなw まぁ、難しい作品ってのも分かるが。
 終わり。まぁ、優勝は『銀魂』でしょうよ。特に何も変えなくてもハマってた『ブラクロ』も好きだけど、ちょっとずるいよねw(バンダナあるから黒い帽子しても違和感ない)

歴代漫画家直筆サイン色紙大集結

 圧巻。最近ジャンプ読まないけど……という人でもコレを目当てにジャンプ買ったりしたんじゃないかしら。ただし、直筆サイン色紙の抽選に参加するためには連載の中から海賊マークを探さないといけない。うわぁ、意地悪なこと考えたなぁw 普段ジャンプ読んでない人にもとりあえず連載読ませようって魂胆だw
 どうしても連載読みたくない人は『dr.stone』とか即見つかるのでオススメです。本編1ページ目にデカデカと。注意点としては、ジャンプ全体ので「○○ページ目」で応募しないといけません。

 んで、歴代漫画家の色紙。やっぱすごいです。すごすぎて「逆に誰がいないのかな?」とか考えたくなってしまうレベル。結構な有名どころでもアイツがいない、とかありますね。複数あると思います。
 逆にいないかな?と思ったらいたのは『ライジングインパクト』鈴木。現在マガジンで看板背負ってます。『ヒロアカ』と映画館で対決する構図。
 色紙に描かれたイラストで面白かったのは、『こち亀』と『コブラ』。ジャンプ2018年33号の表紙が『こち亀』だったら……というのを用意してくるのがスゲェ。それとは逆のベクトルで最小限の先でコブラを描くのもヤバイ。かっこよすぎ。
 番外編的に面白かったのは『タモリ倶楽部』の嫌われ者江川で、ジャンプの海賊マークを横向けたあの子を盛り込んでて面白い。「ジャンプ」というお題で遊んでるのは良い。『タモリ倶楽部』で嫌われてるだけじゃなかったのか……
 あと、生きとったんかワレ案件としては『ワールドトリガー』葦原がデカイんじゃないでしょうか。絶賛休載中ですけど、生きてたよ。結構がっつり色紙描いてくれる程度には元気だったよ!! 嬉しいですね。
 次に気になるのが複数ヒット飛ばした人がどの作品のイラスト描いてるか問題。一部の作家が「全部描くよ!!」とやっててすげぇ良い。最大のヒットがどれかは明らかだけど、それ以外の作品も描いてももらうと嬉しくなっちゃいますね。具体的に拾うと、江口、桂、しまぶー、矢吹。「お前アレ切り捨てたのかよ」と思うような人も多いんですが、それは拾いませんw そこまで要求するのもアレだけど、寂しくなっちゃいますね。んで、複数描く人たち。圧巻なのは桂と矢吹。3作品エントリーでやばい。なぜか美少女作品に偏ってるのが不思議ですw
 矢吹が自作の3作品でエントリーしちゃった弊害。『ToLOVEる』脚本の長谷川。連名の作品だと大体絵は作画が描いて、サインは連名なんですが、矢吹が暴走したせいではみ出ました。おかげで唯一の絵なし色紙という事態に。矢吹先生の心意気には感動すると同時に、可哀想な事態にもなってるw(応募の時に欲しい色紙を指名できるからちょっとした人気ランキングが出来てしまう)
 原作、作画の分業作品で唯一のなのは『食戟』。色紙にソーマくんが2人います。つまり、片方はネーム係の附田が描いたソーマくんってことなんでしょうね。相変わらずこのコンビは仲が良い。マジなんなん。結婚するの? ちなみに、森崎はハブ。ちなみに、この色紙は複製らしいです。抽選に参加する人は注意が必要。あと『田中』も複製。何があったんだ。描き下ろしじゃない?(知らない)
 共通項として意外と数が大きかったのが、丸出し作品。『マキバオー』『テンテンくん』『いぬまるだしっ』『べるぜバブ』の4作品がチンコ丸出し。ただし、『べるぜバブ』だけ、色紙のイラストでチンコ隠れてます。田村の野郎、余計な気を使いやがったなw ビビらず出せよ。先輩は多いぞ。丸出しの亜種として『ToLOVEる』も丸出しですね。矢吹先生他作も描くし、めっちゃ頑張ってる。

 ということで終わり。読めば分かると思いますが、優勝は矢吹じゃないかな。サービス精神が過剰。次点が『こち亀』『コブラ』かな。
 まぁ、送るとしたらどれかって聞かれたら、フツーにミウラ老師です。平方、屋宜が揃ってたらかなり迷う。その場合は断腸の思いで、平方。

巻頭カラー総括

 今号の巻頭カラー、珍しいことになってます。巻頭カラーにあるのはすべて50周年関連のページのみ。普段あるような宣伝とかはセンターカラーに追いやられてます。ジャンプ展の宣伝は巻頭カラーだけど、これは50周年だからな。巻頭カラーが50周年というコンセプトで統一されてる。面白いことしますね。

ONE PIECE

 巻頭カラー。や、やっと連載の感想に入るのか……。ここまでに書いた文字数とかドン引きですよ。普段の記事の半分くらいあるw(10k)
 巻頭カラー。見開き。50周年ネタで来るかと思いきや、そんな感じではない。意外かも。まぁ、次号も巻頭なのでそんな余裕ない、ってのはありそう。
 そんな見開き扉。一味が勢揃いしてるのって本編だとなかなか見れない、数年レベルで見れないので嬉しいですね。まぁ、ジンベエはハブられてるんですけどねw ジンベエの扱いがフワフワなのでマジ何とかなんないかなぁ。
 あと、ブルックの首が飛んでるのが面白かったです。当たり前だけど、首取ぶのもアリなのか。アラレちゃんみたく首を抱えて「んちゃ」出来るな。

 本編。狙撃されると思ったらルフィのが上手。見聞色ですかね。まぁ、ドタドタ走ってるっぽいからフツーに耳かもしれませんが。動物を相手にしてるので見聞色のスイッチ入れてたというか、耳を澄ませてたってのはあると思うんですよね。
 動物は睨めば終わる。覇王色ですなぁ。いつかのシャンクスと重なります。まぁ、動物の相手はルフィ得意ですよね。そういう修行だったし、資質的にもそう。
 んで、ロリとの出会い。「ほっぺが落ちる」と「桃太郎印のきびだんご」とネタが入り組んでおる。家には「ぶんぶく茶釜」いるし。アレか。気にし出すとキリないから気にしない、もしくは拾わない方がいいやつか。てか、さすがにほっぺから落ちる瞬間を見ちゃうと、それを食べさせるのには抵抗あるわ。カニバル感ある。
 んで、ロリに料理を振る舞われる。とりあえず島に上陸したらメシの恩ですね。もうちょっと『水戸黄門』レベルのテンプレになりつつあるけど、まぁ様式美ということで。基本的にルフィはヒーローではないので、個人的に何かされて、その恩返しって形にならないと動かない。動かしづらい。
 ご飯のくだり、 “くの一は身軽でなきゃなれませんから” とウソつくのとか好きなんだけど、ご飯が大盛りすぎる気もする。命の恩人ってのも分かるけど、もうちょっと人並みの量にしとけば少しは残っただろうに。まぁ、ルフィがおかわりしまくった後に「実は米がなくて……」ってなったらルフィの外道感すごいけど。
 んで、エースの名前とかホーキンスが出てきてエンド。真打ちという階級がよく分からん。落語で限定するのか、和っぽい階級が続々出てくるのか。後者なら横綱とか竜王とかジャンプ的にお馴染みの感じになっちゃいますね。いや、他にもあるんだろうけど。

鬼滅の刃

 前も言ったけど、本章キャラ多いから毎回律儀に回想やるのはどうかと思う。どれも家族の話だし。いや、家族ネタになるのは本作の性質上仕方ないんだけど。同時多発的に大変なことになってるのに、キャラごとにターン制で家族回想ってのはちょっと。
 家族ネタ多すぎ問題は作者も自覚してるんでしょう。今回は双子という新しい要素ぶっ込んできました。まだ変わったネタあったかw やるなぁ。
 ただ、「無一郎の無は『無○○』の無」ってくだりは正直イマイチ。これが悪太郎とかで悪を逆転させるなら分かるけど、無とかただの否定だからねぇ。何でもアリじゃん……って思った。てか、最初に無ディスしてる時から「無邪気の無なんですけどおおお??」と軽くキレてたというか。何でもアリなので別にうまくない。
 まぁ、こういう読みながら感じた「どうせ……」からはみ出ないまま終わるのが残念ってのはやっぱ家族ネタ擦りすぎの弊害なんじゃないですかね。あのフリから何かツイストきかせて落とすとなるとなぁ。無はない。
 アザだか祖先の記憶だかでめっちゃ才能豊かってのは炭治郎のモデルケースにもなりそうで面白いとは思います。てか、これ見ると炭治郎の開花めっちゃ遅い気になってきますね。兄貴が抑圧してたのが結果的には遠因になってた、とかあるのかしら。

ジャンプGIGAのおしらせ

 『約束』スピンオフ、宮崎周平でした。あーはいはい、知ってる人だ。なんか見たことある絵だとは思ったんですがね。まぁ、名前知った状態で絵見ると「こんなだっけ?」ってなるんですがw
 本誌でしかこの人の活躍知りませんけど、フツーに有能というか、レベル高いイメージあります。やっぱ『約束』くらいになるとあてがわれるギャグ作家も違うんだろうな、とか意地悪な見方をしてしまう。こうなると『鬼滅』のスピンオフも楽しそうだなぁ。てか、『鬼滅』はギャグアレンジしがいありますよね。

約束のネバーランド

 「お約束」じゃない方のネバーランド
 置いてく話になると思ったら全然ならなかった。そうか、そっちか。レイとオジサンがエマイズムを継承するのか。とはいえ、一旦分かれるので「置いてく」に近い何かではあるのかもしれない。フィルたちの救出の予行演習的な見方も出来たりするのかな。誰も置いていかない完全な脱獄、初めての成功。徐々に脱獄の完成度が上がっていく感じになるんですかね。
 んで、クソハデに崩壊するので驚いた。そんなんあったんか。最悪負けたとしても腹いせにブチ壊すことくらいは出来たかもしれないんですね。

Jスタートダッシュ漫画賞募集中

 どうでもいいけど、こっちは「大募集」してないんだ。ホントどうでもいい。
 今回はひらめきについて、ですかね。ちゃっかり本の宣伝もしてるので笑った。タダでは審査員やらないw
 殺のデザインは「設定上、倫理上、人間にやらせてはいけない立ち位置のキャラクターだから」人間っぽくなくしたそうです。挿し絵が最後の殺を殺す場面なので、要するに生徒に殺させてもおkなように、って感じですかね。師匠殺すくらいええやんけ、とカイロレン並みの感想が思い浮かびましたが、まぁよく考えたら渚くん中学生ですし、そりゃダメですわな。

ハイキュー!!

 日向、謎のスパイクミス編。冒頭で例のカップルに “惜しー!良いコースだったのに!” と言わせてますが、これが一般的な視点。フツーはこう思うよね?というサンプル。しかし、このコマ可愛いですね。
 んで、2回目。今度は天童。 “多少の乱れは烏野には関係ねーの” と余裕綽々で烏野を信頼、安心してるような発言してましたが、スパイクの直前にようやく気づく。ここが例のカップルとは違いますねw 「これはただのミスじゃないぞ」と読者に確信を与える場面であり、それと同時にあの天童でもここまで気づけなかったというケンマトラップの完成度も感じさせられます。
 おまけリアクション要員としてスグミカがいるのも印象的で、優クンは何かに気づいたようなハッとした顔、その横で多分何も気づかずに驚いてるミカちゃんが可愛いのであった。
 日向の化け物性として別腹発言ありましたけど、ああ言ってしまうほど “「跳ぶの大好き」な翔陽” ってのがトラップ発動の一因になってたのが怖いですね。日向の強みが利用されちゃってる。

僕のヒーローアカデミア

 上空に上がって自爆……ではないんだろうけど、超火力。めっちゃヒーローっぽい振る舞いですね。トドメとしてふさわしいったらない。ギャラリーがいる状況にもハマるし、「見る」というテーマ的にもバッチリですね。これより見やすい場所はないw
 一応落下中に風を浴びることで冷却効果も期待できる……ってのは無理あるかな。数秒しか浴びれないし。

こち亀

 センターカラー。帰ってくるのは42号だと思ったがなぁ。
 内容としては、50周年のお祝い、から『こち亀』の内情暴露ネタへ。内情というか、よく言われてる『こち亀』の噂について本編で話し合うという入り組んだ状況。両さん不在なのが中川たちによる『こち亀』評というスタンスと合致してるので違和感ないですね。
 時事ネタとバインダー漫画の部分とか最高すぎる。連載が終わったからこそネタに出来るんでしょうね。連載中にやってもいいけど、噂を知らない人がガッカリしちゃう可能性もありますし。
 ネタバラシしてからの時事ネタというのもあって二度おいしい。連載終わるにあたって「あの時事ネタはやりたかった」みたいな心残りもあるんじゃないですかね。そこらへんを妄想しても非常に楽しい。
 んで、バインダー展開して第2幕。仮想通過というよりバーチャルコイン。申し訳程度に現物があることで逆に「そもそも金って何だっけ?」となるのは面白いですね。そうなると、当然日本円に執着してるのがバカらしくなって……という話。
 てか、10万円コインとかいうレアモノの音まで把握してるのは笑った。都合良く持ってた麗子のお膳立てもすごいけど、これ込みでも聞き分けって。そのうちオリンピックの記念コインとかでも聞き分けてもおかしくないわ。
 んで、両さんコイン。ゴミコインなんだけど、それに価値を持たせることは意外と簡単。要は信頼。物事を超単純化して経済を説明する時、スタートの教本として適切なのではないか。荒唐無稽なもしも話が寓話性を持つことは本作ではよくあるけど、今回はもう完全に経済おとぎ話って感じ。久々に『こち亀』読んで必要以上に響いてるのかもしれないけど、いいなぁ。好きだなぁ『こち亀』。やっぱこういう作品は雑誌に1つは欲しいですわ。

『呪術廻戦』

 冒頭のイジメ描写は割と月並みで、パッとしないと思ったんですが、 “自分の立ち位置を僕で確かめて悦んでる” というのが最高ですね。ただのイジメシーンに本作者ならではの味が加わってると思う。そうねぇ、本作好きになったのは案外こういう細かいところもあるのかもしれない。バトルとかヒーロー哲学の部分ばかり気にしてたけど。
 そんなイジメ、読み進めていくと、想像以上にエグいことされてんので引きました。月並みとか言ってごめんなさい。夏始まってただでさえ気が立ってんのに、何てもん見せんだよクソがw 夏の季語とか見たくも考えたくもないんじゃ。
 捜査サイド。フツーの警察が出てきたのが意外。まぁ、呪術の組織はそれなりに大きいし(クソだけど)、そういう繋がりや棲み分けもしてるのかな。
  “見て見ぬフリしとけ” の次のコマで “見えますか?” となるの、こういうの良いよねぇ。オシャレだよねぇ。こういうの見れれば概ね満足な気がしてきた。もう話とかなくても「うむ 良いもん見た」と納得してしまうというか。
 脱サラ呪術師。警察もそうだけど、一般社会との繋がりがやたら出てきますね。同じ世界ですよー、というアピールがすごい。
 そんな脱サラ呪術師。 “同じクソならより適性のある方を” これは響いた。ホント良い。基本的に後ろ向きな性格なんで、こんくらい後ろ向きに肯定的なこと言われると弱い。分かるぁ。別に仕事じゃなくても、好きな学校の勉強とかでも、どれもクソだけど数学はそこそこ出来る、とかあるじゃん。それでいいんだよなぁ。大好きじゃないからって引け目に思う必要はない。

ブラッククローバー

 3人のエルフが占拠した町をアジトに乗ったままクリアする。結果としてはザコ戦って感じですけど、個性の強いメンバーがそれぞれ尖った個性を見せながらそれがキレイな形で1つになってるのが気持ちいいですね。それがアジトの魔法と相まって、文字通りの連結。連結したことで1つの家族という存在が浮かび上がってくる。
 直接バトルっぽくない人も救助活動でバッチリ活躍できるってのも見事だと思います。
 まぁ、やっぱ黒猫はチートだと思いますけどね。あんな巨大ロボでも効果あるのかよw 巨大ロボの弱点は攻撃を避けれないって相場が決まってるのに、反則みたいな方法で無敵。体力切れはメシがあるのでおk。ず、ずりぃ……
 んで、相手の3人も複合魔法で必殺技出すと思ったら、3人が1ヶ所に集まってくれたのをカモられる。その方法が人間大砲ってのが間抜けで良い。どう考えても理にかなってるのは分かるんだけど、どうしたってバカっぽい。そこが良いじゃない。

読者プレゼント

 今号は巻頭が50周年企画で埋め尽くされてるので、ココに追いやられてきました。愛読者アンケートもココです。
 そんな読者プレゼントページ。謎の人材が投入されてて豪華です。豪華なんだけど、パッと見まったく豪華に見えないのは本ページの魅力。ガチアイドルおるやん。スク女じゃん。『ブラクロ』のカホノじゃん。『こち亀』じゃない方の秋本じゃん。
 メンズノンノも謎である。編集長も謎である。そして、ガチアイドルの扱いが悪いのが謎だ。よく知らないけど、あの人結構ちゃんとした人なんじゃないの? あんな小さい扱いでいいの??
 てか、こないだの編集部ネタあったけど、多いですね。多分一気に撮ったんだろうなぁ。なんかみんな集まって撮影したのかと思うと微笑ましいですわ。いや、1人ずつ呼び出す感じか。

ゲーム『ゆらぎ荘の幽奈さん 湯けむり迷宮』のおしらせ

 幽奈さんが日本刀かまえてるビジュアルで大爆笑してしまいました。早く原作でも幽奈さんwith日本刀が見たいです。このゲームを意識した回が作られれば可能性はあると思うの。あと、キツネネタでもいいし。

『実況ジャンジャンスタジアム』のおしらせ

 スマホゲーム。タイトルだけ聞いてもナンノコッチャですけど、キャラデザを見れば一発。『パワプロ』です。パクリかと思ったけど、コナミのゲームなので安心でした。
 こないだツイッターでエロ漫画家が「絵の練習するならパワプロのキャラで練習するといいよ」みたいな話をしてたので個人的にはやたらタイムリー。細かい理由は忘れたけど、簡略化されてて取っつきやすく、それでいて人物の特徴を掴みやすい、とかだった気がする。違ったらごめんね。
 とにかく、たしかにパワプロキャラってよく出来てるな……って思ってたんですが、今回さらに思った。何でもいけますね。何でもいけるし、どれも一目で分かるからすごい。
 この手の企画あるといつも気になるのはベル坊の扱いなんですけど、ちゃんといました。ただし、後頭部。頭のサイズ的に肩車が出来ないw
 とりあえず、キルコ出たらやります。てか、幽奈さんでも出るか怪しいのでキレそう。

『BURN THE WITCH』久保帯人

 読切。通念でやってる50周年記念企画であり、ジャスト50周年記念号に抜擢されてるので扱いの大きさがよく分かります。実写『BLEACH』公開直前なのにその話題は特にないのでワロタwwとか言ってたけど、しっかり関係ありました。サプライズとしては楽しいけど、個人的にはただの新作読みたかったよ。
 てか、『BLEACHイラスト集JET』に本読切が収録されるってのが既にネタバレだったんですね。
 センターカラーだけど、折り込みで横長ポスター。ページ数も屈指の62ページ。どう考えても最大の扱い。今後出てくる50周年を祝うレジェンド作家たちが可哀想である。
 カラー扉。銃が可愛い。発砲美人ってだけで充分なのに銃だけでも楽しい。支給品かどうかはさておき、それぞれ個性的になってるのがステキ。まぁ、今になって思えばザンがパクっとしちゃってるから当たり前ですね。

 本編。制服が好きらしい。まぁ、これが化けて隠れてるドラゴンのことをどうのこうの、みたいな感じか。
 どうでもいいけど、ワンコが可愛い。そんな角度で攻められるとは思ってなかったので不意打ちですわ。めちゃくちゃ可愛い。ドラゴンとかいらないからワンコでいい……と思ったらワンコがドラゴンだったでござる。
 ぶっちゃけ、異世界の紹介とかに関しては興味湧かないし、この興味の湧かなさはそこらへんの読切と同じ。まぁ、読切が『BLEACH』っぽくなってしまう呪いをかけられた作家も多いと思うので、そこと比べられても……って話か。それに、この「よくある」って感想もそもそも『BLEACH』なんだから代わり映えしないのは当たり前じゃん、ですね。なのでやっぱり『BLEACH』関係ないのが読みたかったなぁ、という結論になるワケで。まぁ、初読時に感じてた「女の子になっただけで『BLEACH』じゃん」「こういうのしか描けないのか」みたいな不安は無意味だったのでそれはよかったです。『BLEACH』なんだから『BLEACH』になっちゃうのは当たり前。
 異世界とか組織の説明とかどうでもいいんですけど、それでもキャラクターたちがワイワイガヤガヤやってるのを見ると心が満たされます。ぶっちゃけ、tite kuboの新作で一番楽しみにしてたのはこの部分です。あのワチャワチャしてるところが一番好きです。バトルとかない読切だったらいいのに、とか思ってたレベル。
 んで、オスシちゃんの正体。クッソショックw ドラゴンとか興味ないんですけどー。オスシちゃんを返せー!!(返してくれます)
 オスシちゃんに頬ずりしたい、とか思ってたら「残念 死体ちゃんでしたー」とかやられてもマジショックでな。てか、死体臭くならないの? それどころか人間の死体成長させちゃうし、そこらへんはマジで意味わかんなかったです。「あれから2年も経ったのにお前見た目が全然変わんないな」みたいな伏線にするならよかったんだけど。
 そんなセルビー。10年成長しちゃってるのもそうだけど、そんな年月を共にしちゃったらもうドラゴンでも友達じゃんね、という話。ちゃんと劇中でも出てきたので良かった。7年と10年って数字が出てくるのも非常に分かりやすい。……なんだけど、その発想の転換でセルビーに仲間意識を持つ話が感動的であり、ごもっともすぎるので、そっから “言葉が通じねえなら死ね” になったのが本当に残念で。本作で一番の欠点ココだと思う。友達がドラゴンになっちゃった、と思ったら10年前からドラゴンでショック、だけど10年だったらドラゴンも友達じゃね、という話がちゃんとしてるのでそれを雑に、安易に解決させちゃうのが本当に残念。ドラゴンだけど友達だから殺したくないし、みたいな葛藤になるべきじゃんか。それを向こうが都合よく「殺してくれておk」と宣言してくるとか萎える。ギャグっぽく処理すりゃごまかせるって話じゃないですよ。ダメだよ。そもそも10年も潜伏してた意味わかんないし、最初バルゴのことは食おうとしなくて友達の心残ってる風だったのもマジ謎ですし。なんか衝撃の展開をやりたいがためにいろいろ無理が生じてる気がする。ドラゴンの反応が2つに分かれる場面とかたしかに面白かったけどさぁ、それがやりたかっただけなんだろうなぁ。
 んで、『BLEACH』でしたー、で終わり。あのクッソオシャレなタイトルバックは感動しました。あのエピローグっぽくなったと思ったら、というタイトルどーん!! サイッキョ。ぶっちゃけSSとかよりもそっちのが嬉しい。2年経ってすっかり忘れてたけど、コレよ。コレが出来るのはtite kuboしかいないのよ。たまにタイトルとかサブタイをオシャレに出そうとする作品もないとは言わないけど、ぶっちゃけクオリティーが比較になりません。最後にタイトルばーん!! 最強です。
 そんなタイトルの中に『BLEACH』が隠されてるらしいよってのは聞いた話なんですが、T→L、W→Aの部分がめちゃくちゃ無理してるので笑った。結構反則ですよねw もっと『BLEACH』入れやすいタイトルにすればよかったのに。まぁ、そういうこと考えるのは凡人。
 ということで終わり。キャラの掛け合いとタイトルバックは最高。『BLEACH』ネタは嬉しくもあり、なくて良かったかな、という感じ。セルビーのくだりは納得できん。良いところが2つ、良くも悪くもあるところが1つ、悪いところが1つ。トータルで良かったということで。てか、良かったところが突き抜けちゃってるので悪いところが10コあっても勝ちなんですけど。とはいえ、セルビーのくだりはどうも解せない。変にモヤモヤ残る。

BLEACHと僕』長谷川智広

 長谷川先生による実写映画『BLEACH』の感想漫画……と思ったら関係ない部分も多かったです
 『BLEACH』に影響受けてギャグ漫画ってどういうこと??って繰り返し出てきましたけど、別に全然あり得る話だと思うの。『BLEACH』よりギャグが面白い漫画ってそうそうない。
 本編。「髪の色/ブラック」で開幕早々に笑った。これはずるいわ。てか、冒頭数ページ、長谷川先生の『BLEACH』愛がスパークしてるオタク語りが最高に楽しい。もうここが本題だろ。ほぼ全コマに『BLEACH』ネタが盛り込まれてる。ネタには困らない『BLEACH』って偉大だな……と変な角度から『BLEACH』の株が上がりました。
 中でも一番笑ったのは『BLEACH』に影響を受けまくった初めて賞に出した漫画。詠唱しまくりは笑うわ。長谷川先生がどうかしてるように思いますけど、多分当時はこんな新人いっぱいいたんだろうなぁ。多分編集部でも「うちの新人また詠唱してましたよ」「もう今月3人目」とかマジであったんじゃかろうか。
 んで、本題。映画。実写版『BLEACH』の話かと思ったら、齊藤編集が出てきたでござる。なんだよ、ただの映画館デートじゃねぇか。『BLEACH』と齊藤編集、どっちが好きなんだ。
 一応実写版の話。ちゃんと福士チャン一になってる絵とかかなり好きですよ。
 んで、オチは当然映画ではなく齊藤編集。2人は夜の町へ消えていった……と勝手にギャグにしようかと思ってたら最後のアオリが「愛を新たに2人は帰路へ…」なのでこの解釈は公式。てか、このアオリは多分齊藤編集ではなく、長谷川先生の現担当がやってるのかしら。だとしたら長谷川先生の愛を目の当たりにした現担当が「負けたわ」と折れた形なのではないでしょうか。なんてこった。映画よりもドラマチックだ。
 映画は佐藤監督なので多分面白いと思います。

『アクタージュ act-age』

 こちらもデート。ただし誤解。まぁ、あれは仮面ライダーが悪いと思いますよ。女連れてあんな行動してたら疑われるでしょw
 今週のタスマニアデビルの感想。勘が悪くまったく気づかなかったけど、小熊ってことか。食べちゃうぞ、的な。なるほど、ちゃんと意味あったのか。ただのデビル好きではなかった。
 タスマニアデビルも可愛いけど、相変わらず弟と妹が可愛い。またがられて「ゆさゆさ」とか良いなぁ。初期の頃からこの要素だけ突出して好き。
 すごい役者なのにセクハラ野郎なのでガッカリ。役者としてのリスペクトが男としての好きと少しゴッチャになってる感ありますね。意外かも。ヨナギはそういう部分、孫悟空とかルフィとかと同レベルだと思ってたので。
 んで、稽古場。ハゲ、指導サボってて笑った。一応役者同士の話し合いで解決した、という体が欲しかったのかもしれないけど。てか、アラヤのこと気に入りすぎでしょ。愛弟子かよ。
 で、『銀河鉄道の夜』。まさかの実在。ひょっとしてワタシが無知なだけでデスアイランドも実在する……?(タブンシナイ)
 脱線。デスゲームからの蜷川幸雄っぽい人で思いついたのが藤原竜也。となると、ヨナギは将来映画でやたら叫ぶ人になったり、クズ役ばっかりやるようになる。なんか思ってたんと違うw

ぼくたちは勉強ができない

 先輩。デリバリー家事ヘルプ。略すと……
 動物わんさか出てくるけど、珍しくかなり写実路線。やっぱこっちのが可愛いよね。過度なデフォルメされた犬猫とか全然タイプじゃなくてさ。困ってたんですよ。いや、別に困ることはないか。
 からのハムスターですよ。やっぱ可愛くないよなぁ。なんでだろうなぁ。決定的にワタシの好みと何かがズレてるんだと思う。ハムスターとか可愛いに決まってるのに、大切な何かがそぎ落とされてる気がする。まぁ、ここらへんマジでただの好みなんだろうけど。
 んで、ネズミが嫌いとかいうドラえもんオマージュを挟みつつ冒頭の場面に繋がる。時系列をずらしたのがまったく効果をあげてないとは思う。マジで。
 あと、ネズミが嫌いな人のおっぱいにネズミがダイブして「ぐへへエロいやないけ……」とはならない。可哀想ってなる。よくリアクション芸人は可哀想って思われたらアウトって聞くけど、完全にそのパターンなのではないか。ハムスター好きですけど、いきなり胸入ったらビックリするし、それなりに怖い気がする。
 んで、床を走ってると思ったら窓からダイブするハムちゃん。位置関係とか雑である。床に見えるだけで、実際はゲージとかが置いてある台を走ってるんですよーってことなんだろうけど、結構きつい。
 あと、おっぱいトラブルでお忘れだろうが、この責任、どう考えても唯我にあるからね。迂闊にハムちゃん持ち出したのが悪い。ハムちゃんが突然ダッシュした程度で落とす唯我が悪い。マジで。
 風呂場に苦手な動物出没するとかホント怖いよね。裸で遭遇とか恐怖ですわ。そもそもハムスター脱走って時点で笑えないんだけど……今回スゲェな。暑さでワタシの頭がいかれちゃってるだけだろうか。

田中誠司

 アカリンの袖が特殊だった。先週気づかなかったけど、親指ぶっさす穴があいてるやつ。萌え袖絶対キープみたいな感じだろうか。日焼け予防でああいうの見たことあるけど、セーターでもあるんですね。ファッションは分からん。
 アカリンはタイムマシン作ったから「未来から来ました」の説明がスムースに済むってのは良かった。逆に言うと、今後のスカウトがどうなるのか心配でもあるw 毎回「そんなの信じられるワケねぇだろ」とかやられてもアレですし。まぁ、何とかするんでしょう。楽しみ。
 本作のギャグには乗れないので困った、とか思ってたんですが、 “お手軽に作れるもんを作ってたんだ” “どう見てもお手重いんだけど!!” のくだりは良かった。てか、ちょっと『BLEACH』っぽさすら感じる。ちょうど今週の『BLEACH』でも “うわー新鮮でドキドキするー!” “ドキドキしてんのは大量出血してるからよ!!” とかあったけど、その感じ。長谷川先生のライバルがこんなところに。
 んで、秘書の武器が封じられてエンド。序盤にアカリンがアタッシュケースに食いつく場面あったけど、あれは布石だったんですね。あらやだ超うまい。本作こんなに出来る子だったのか。見くびってたわ。
 ただ、武器なくてもガレキ防げたし、アカリン超時空砲持ってるので「別に大丈夫じゃね?」という気はする。多分アカリンが親の呪縛(敵が使う鎖がメタファー)を打ち破って武器を作るか鎖を切断して逆転勝ちってことなんだろうけど、現状で勝てちゃう気がしてならない。

Dr.STONE

 センターカラー。第1回キャラクター人気投票結果発表。1位千空は当然として、2位ゲンちゃん。超意外。えっ、なに。なんであの子こんなに人気あんの? クロムかコハクでしょどう考えても……と思ったらクロムはスイカに負けて5位だし、マジ謎い。
 そして、大オチ担当としては司ちゃんが12位。トップテン落ち。出番の少ない氷月ちゃん(7)にも負ける始末。これギャグとして楽しむのはいいけど、制作陣としては反省会案件なんじゃない?? 結構マジでダメでしょw 『ブラクロ』でリヒトくんが低くて笑ってたけど、もっとひどいことになってた。

 本編。4文字目のくだり、なんかオシャレなやりとりしてる風だけど、「それでも」の場合、「そ」の時点でアウトです。文字数じゃない。4文字目で殴るってのは「イエスだと思ったがやっぱちげーわ」みたいな場合じゃないと意味がない。
 しかも、 “4文字ごとに俺を殴り続けて構わん!” を言い切っちゃってる時点で作者の都合丸出しなんだよな。「4文字」で1回殴らないといけない。なんだろうな、このオシャレなことしようとして根底から間違ってるガッカリ感。まったく意味のないやりとりだったな。
 んで、リリアンガチ勢だったので困ったの件。こっちはフツーに面白かったです。3択から4を引き出すって話から逆算して4文字のくだりやりたかったんだろうけど、ドン滑りだったな。泣ける。
 リリアンってエイミーワインハウスとレディガガを足して2で割ったようなイメージだったので「ファンにはリアルはスリーサイズは言わない」とか出てきてビックリしました。アイドル系だったのか。思ってたんと違う。歌姫ってそういうのなのか。今までの印象が大分変わってくるな。
 ガチ勢だからウソが通じない、からのガチ勢だからこそ知らない曲を聴いても信じてくれるし、最後のレコードを武器に勧誘できる。この転換は良かった。最高。とりあえず4文字の件とか忘れような。

『アリスと太陽』

 ステージに立ったら逆行で意外と客の顔が見えない、からの目が慣れて顔が見える。この流れ良かったね。流れってかディテール。舞台立ったことない人でも「こんな感じなのかー」と疑似体験できる。音楽描写を気にしすぎてたけど、むしろステージ描写に長けてるのか。思えば停電の時もライトの関係で見えないってのも面白かったしね。そっちか。そっちが面白いのか。
 音楽の方は今回も特に。一応初回と違って音楽分かってる人が聴いてるのでリアクションがより説明的になってるんだけど、結局は言葉での説明に頼るんだね、という印象が再び。繰り返し感すらある。
 んで、グラミー目指すぜ。海賊王におれはなる、的な。グラミーの説明で “そんなのサッカーW杯で日本が優勝するような…” と時事を意識したこと言ってて笑ったベスト16止まりだったなw 史上最もベスト8に近づいたって言われてますけど、よく考えたら前回ベスト16だった時はPK戦までもつれ込んでますからね。どっちがベスト8に近づいたかは一概には言えませんわ。てか、単純に考えたら南アフリカ大会の方。
 第1話完、みたいな終わり方して第3話完。3話までワンセットで序章ってのはまぁ割とよくあるのかな。それより交通標識が面白かったです。ああいうの好き。ヘタすりゃダジャレ的でもあるんだけど、ヘタすりゃオシャレにも見えるから面白い。
 ……あの交通標識「一方通行」だと思いませんでした? ワタシは思った。違うよ。なかなかアレそのものを見ることは少ないと思うけど。調べてみてね。知らなくてもそんな困らないし、今回の演出を読み解く上でもそんな関係ないんだけどw

ゆらぎ荘の幽奈さん

 扉のショタコガラシくんが可愛い。忘れてたが、ショタ回好きなんでした。師匠に期待するべきなのは親殺しではなくおねショタだったのかもしれない。反省。
 本編。師匠闇堕ちしてなかったんかーい!!とずっこけた。よく前回の読み返したらマトラからケンカ売ってたし、そんなんずるいわw
 ただ、スカシは入れるけど、大事な話としてはそんなにズラしてこないのがミウラ老師の良心。しっかり親殺しである成仏の件が出てきましたよね。一気にギャグの方に振れたように思えるけど、意外とシリアスな要素は残ってる。成仏の約束とか明らかに幽奈さんとの約束と同じですよね。ちょうどアニメで第1話やったばかりなので「これ幽奈さんのやつだ」と進研ゼミ現象起きた人も多いことでしょう。アニメ化にあわせてこの話持ってきたのは本当に見事。
 初回の感想で、あの成仏の約束について、疑似プロポーズって表現を使った気がするんですよ。幽奈さんとコガラシくんの関係を特別なものにする約束なんですが、その幽奈さんが持つ絶対的な優位性が師匠の出現によって崩れるんですよ。「私より先にプロポーズした人いるんですか……」という話ですから。めちゃくちゃ大事なテーマですよね。コガラシくんの話になるかと思いきや、全然幽奈さんも重要になってくる。要するに、幽奈さん成仏の予行演習ですよね。
 んで、修行。おっぱいタッチが感動的なイベントになってるのは笑った。それと同時にうまい。揉まれて喜ぶ、というのも新鮮で楽しいですし。
 怒濤の少年漫画パロディーと思われる詰め込み。ジャンプ50周年記念号にジャンプあるあるをまとめてみました、ってことなのかな。大会やってからの新章突入のくだりとかめちゃくちゃありそうで笑ったわ。どう考えても最終回みたいな盛り上がりがあったのに、アッサリと新たな脅威が現れて新章突入というイビツさは間違いなく少年漫画の特徴ですね。
 んで、ラストは親子かめはめ波。やっぱこの手のジャンルにおいて最強は『ドラゴンボール』か。
 敵が味方になるのあるあるだよねぇ、と笑ってますが、本作でもやってるからね。既に。かるら様だってそうだし、猫版ザクロ様もいる。意外と既にめちゃくちゃバトル漫画してるのでした。
 んで、ラスト。もっかいシリアスな感じに戻って師匠の成仏という本題。間に挟まれたギャグ回想みたいなのがバランス悪く感じるんですよね。やっぱ50周年意識したのかなw まぁ、50周年なかったら「やっぱミウラ老師バトル漫画やりたいんじゃあ……?」という疑惑が第一の感想になります。定期的に思うんですよね。定期的に書いてるけど。

レジェンド作家SPインタビュー

 あれっどこにもないじゃん、と思ったらお休みでした。前号に「次回は34号と書いてあったでござる。気づかなかった……

食戟のソーマ

 サイバの秘密。サイバはサイバでもあのサイバではなく、息子でした。明言はされてないけど、ソーマくんの兄になるのかな。腹違いって考えるのが一番自然な気がする。まぁ、女2人もおったんかーい、っていうのもアレか。その場合は、サイバを名乗ってるのはソーマママのことが嫌いだったとかそんなんかしら。
 んで、ソーマパパ敗北。かなり前、ソーマくんが葉山くんに負けた時に、葉山くんは母を娶ってるから父殺し達成にかなり近づいてる、だから勝つ、みたいな話したと思うんですけど、今回はおもっくそストレートに父殺し。ソーマくんの最終目標が他人に先越されてしまった。『ONE PIECE』でいうと、黒ひげがシャンクス倒した、みたいな感じだろうか。あ、ありそう……

J新世界漫画賞大募集中

 佐伯先生がいろいろ語るぞい。キャラデザについて語ってるんだけど、「個人的には竜胆のデザインが気に入っていて」とある。わ、我が意を得たり……。マジか。まぁ、当たり前とも取れる話なんですけどね。作り手すら気に入ってるんだからそりゃ読者もハマるわ。もちろん、竜胆先輩が好きなのはデザインだけの話ではないんですが、まぁ、デザインも好きだからなぁ。いや、マジで驚いた。森崎が葉山くん好きって聞いた時は「年上好きだからな(鼻ほじ)」って感じだったんですが、今回は驚いた……。やっぱ竜胆先輩だよな。新章でも何らかの出番あればいいんですが。

火ノ丸相撲

 恋人の声援を母親のものと錯覚する火ノ丸くん。なんか最近のジャンプキャラ、マザコン多すぎません……? 『呪術』の伏黒も好きなタイプ聞かれて母親のこと思い出してましたし。何なんだろうな。少年漫画の恋人描写、異性への価値観を示す時には母親というワンクッション入れた方が分かりやすい、とかあるんだろうか。最近じゃないけど、『食戟』の葉山くんは迷いなくマザコンですよね。育ての母に恋しちゃってる。
 んで、闇堕ち路線から抜け出た火ノ丸くん。ダークサイドは躊躇のなさが強みだが視野が狭いのでそれを知ってる人からしたらチョロい。ちゃんと闇堕ちのデメリットを具体的に語ってるのが良いですね。気合いとか感情論で済ませない。
 そっから “それでも三年続けてみせろ” と来るのが良い。本当に良い。これは痺れたね。ここでまた三年を持ってくるか。死にたがってた人に三年と言うのは今までの三年とは全然違う意味合いですよね。こういうのなぁ、うまいなぁ、チクショウw
 んで、ラスト。ようやく火ノ丸くんの意見が母親から離れてレイナ様と繋がる。 “「横綱と取れて良かったね」で終わる程… ワシは良い子じゃねぇ!!” と先ほどの母親に言ってたくだりを否定するような発言からのレイナ様ってのが良い。さらに「良い子」がキーワードですね。文字通り「子」であることの否定。そっから恋人に完全にシフトするから気持ちがいい。うまいですね。割とマジでマザコンすぎてビックリしてたけど、ただのフリだったんですね。やられたわ。

銀魂

 パンツ被った後は当然ブラ。キレイな流れなんだけど、神楽のだと思うとどうも背徳感があるというか、「オイオイいいのかよ」的な焦りが生じます。まぁ、ギャグが徐々にエスカレートしていくという意味では間違いない。
 んで、堂本剛の悪巧み。主題歌やるってよ(ドラマ?)。後方の銀さんに対する一撃ってのが鮮やかで良かったですね。その手があったか、という気持ちよさ。ホント、必殺技ない代わりにすごい頑張ってるなぁ。そっからヅランプが剣を使わずに一発かます、ってのもキレイですし。

『ノアズノーツ』

 先生にとっての先生。教授にとっての教授。まさかの師匠ネタ。最近この手の話多いな。また親殺しだ。たぶん。他の作品と大きく違うのは、自分自身が師匠になることを成長の証とする点ですね。これはワタシの大好きな父殺し作品『暗殺教室』と同じ。渚くんペロペロ。
 てか、ルーロンは続投っぽいですね。章ゲストの可能性もあるかと思ってたんですが、そんなことはなかった。ワンコか。章ゲストは。
 アトランティスはドバイのリゾート。んな無茶なwという話ですけど、トンデモロジックとしては結構好きです。やっぱバトルよりこういう路線のが好きよ。
 東インド会社のマークって知ってりゃ分かるってだけでわざわざ決めゼリフ叫ぶほどのことじゃないと思うんだけど、律儀にシャウトするの、好きよ。なんかこんな感想ばっかりになってるけどw ただやっぱ謎解きとしてはやっぱ東インド会社よりドバイのアトランティスに気づいたことの方がすごいと思うの。
 んで、同窓会になるらしい、でエンド。この少年漫画あるあるみたいな展開、普段ならフツーに楽しめますけど、今号に限っては『ゆらぎ荘』があるのでちょっと笑いの印象が強くなってしまうな。直接『ゆらぎ荘』に出てきたワケじゃないけど、このアッセンブル展開もかなりお約束よね。好き。

『紅葉の棋節』

 大師匠きたw すごいな、こんな後ろの方でこの展開が被るとはな。すげぇや。まぁ、本作は主人公が明確に紅葉なので、そこと大師匠の間に繋がりはそんなないので、師匠殺しみたいな感じは弱いのかな。
 てか、お泊まり会、フツーに合宿であった。1泊とか思ってたんですが、全然違う。荷物とか心配になってくるw
 んで、才能がない、でエンド。兄貴が伝説なのでともすればただの才能マンにも見えかねない主人公だと思うんですが、それを否定してくる。奨励会入りして再びの挫折パート入った感じですかね。することなすことすべてが悪い結果になって現れる。てか、そもそも奨励会入ったからといって結果が出せなかったら何も出来ずに引退するってのは雪柳くんの兄弟子がやってた話ですね。それと同じ話が紅葉に降りかかってくる、という感じ。今後の見込みがないならとっととやめるしかないよ、という話。

『キミを侵略せよ!』

 ケツです。『紅葉』と『侵略』を生け贄に『ノアズ』延命という形になるのかしら。ど、泥仕合……
 本編。身体測定。お色気作品ではこのイベント重要らしいですね。『ゆらぎ荘』でもやってた。ただ、本作はお色気路線いらないと思うんですが。
 とりあえず、山口くんとアスマくんが仲良さそうで何より。何気に友達が出来てよかったね、というのはアスマくんの方だったりする。あんなんでも友達は大切ですね。まぁ、イジリが本当に不快なら話は別ですけどw(ムキになるほど本気になれる相手がいるのは幸せとも言えるので難しい)
 ハジメは身長172cm。意外とデカい。今のジャンプで「普通の高校生」という意味を持たせようとすると160台になる作品が多いんですが、本作は170。結構デカい。
 相場さんがフツーに鋭い。データ収集とか頑張ってるし、ウソを見破るために事前に独自に身長はかったり、すごい頑張ってる。まぁ、あんな計測じゃ2cmくらいの誤差は生じるだろ、とは思うけど。
 んで、そんな相場推理を相場ブラザーがシリアス顔で否定。やっぱこの妙に複雑な構造おもしろいよね。ハジメに対して敵意を剥き出しにしてるのはアスマくんの方なのに、なぜか助けてくれる。シスコン心理でやってるのに結果的に嫌われる、という茶番も含め、微笑ましい姉弟だと思います。良い。
 多分アスマくんに否定させるためにはそれなりに科学的な根拠のあるフリをしなきゃいけないからだろうけど、今週の相場さん、すごい頑張ってる。今日はいいけど、今後かなり危ないんじゃない? 別に危機感いだくような話でも雰囲気でもないんだけど。
 体重は十数kgで不変。もうこんなん日大タックルで即バレちゃうと思うんだけど、それでいいのか。てか、風が吹いたらよろけるレベルなのではないか。
 んで、偶然にも相場さんの身長、体重が分かってしまったのでアスマくん謹製の計算式で相場さんのカップ数が明らかになる。ほらー、今週も最後にうまいことオチつけてきたじゃん。やっぱ本作そういう路線好きなんだよ。『リコピン』的というか、落語みたいなオチ。

歴代漫画家コメント集

 50周年企画。レジェンド作家の目次コメント。当然新録。1ページ2列で、3ページ。すごい量であり、すごい顔ぶれ。
 ぶっちゃけ50年がどうこう言ってるコメントばかりで面白味はないんですよ。せっかくの新録なのにもったいない。とはいえ、フツーに近況報告とか宣伝ぶっ込んでくる人を見ると「空気読めよw」って気にもなるのでワガママですね。まぁ、宣伝することが未だにあるってのはすごいことだと思います。バリバリ現役。
 空気読め案件でいえば、『ジョジョ』荒木が文字数ガン無視なので笑える。情報伝達がうまくいかなかったんだろうな。
 ある作品、ない作品。今年の話だと、藤巻は『ロボ』ではなく『黒子』。ただし、大石は『いぬまる』ではなく『リコピン』。
 『こち亀』はいないが、本当の目次の方にいる。『BLEACH』はいるが、本目次に『BTW』もいる。tite kuboが2人。特殊。
 葦原&冨樫。色紙企画には参加だが、本企画はスルー。一応「連載中」という扱いだからなのかな。しかし、『ボルト』は本企画に参加。むずい。
 ちなみに、マガジンで看板やってるあの人も当然います。さすがに宣伝はしてません。この人こそ宣伝コメントしてほしかったですね。

次号予告

 50周年が終わるのでホッとする、と思ったらそこそこの規模で『ONE PIECE』祭りやるらしい。連載21周年だってよ。こないだ900話記念やったから別にいいんじゃねぇ?とか思わんでもないですが、別に記念じゃなくても『ONE PIECE』は表紙になるので大差ないのかな。
 とはいえ、『ONE PIECE』お祭り企画はある。まずは『食戟』作家コンビ(モリサキモイルヨー)による『ONE PIECE』スピンオフ。当然サンジ。やばい、これは楽しみだ。ひどい話、今号の50周年企画より楽しみかもしれない。この2人器用だからこういう企画絶対得意でしょ。てか、前にやってたアニメ化作品ヒロインの短い読切も超面白かったし。しかも31ページもあるってんだから驚きです。どんだけだよ。今号の『こち亀』より長いじゃないか。
 もう1つ。最強ジャンプで始まる『ONE PIECE』スピンオフ? 関連作?の出張。ユーチューバーがどうのこうのは1ミリも分からないので、イメージがまったく湧かないんですが、作者が蝉麿。マジか。蝉麿カムバックとか超嬉しい。てか、最強で連載するのか。何気に蝉麿、『ONE PIECE』関連の便利屋みたいな感じになってますね。前もなんか仕事してたっしょ。
 てか、てかですよ。来週蝉麿が本誌に載るということは、バトよん凸ノ、スクジャン蝉麿が揃い踏みってことですよ。これは熱い。激アツ。いや、別に蝉麿毎週ゲームページで仕事してるんですが、やっぱね、漫画作品が掲載されるとなると違うじゃないですか。蝉麿のことは信頼してるので多分面白いと思いますし、作外のドラマも込みで超楽しみです。やっぱ50周年越えたわw

目次

 読者コメント。50周年を意識したコメントは皆無なので微笑ましい。投稿ガチ勢は投稿と掲載のタイムラグを計算してネタを考えるもんですが、そういう計算が一切ないのが良いじゃないですか。個人的にはそっちのが好きですよ。もちろんタイムラグ逆算するような人も「やるじゃないか……」と感心しちゃいますけど、本コーナーはもうちょっと緩くていいよ。なんなら今号を見て50周年についてのコメントを送ってもいい。

「凸ノさんと話し過ぎて関西弁うつりましたよ」と担当氏。恋人か!…恋人か?
(『アリスと太陽』)

 作家担当の疑似恋愛関係は大好きですので、とっつんもその道を突き進んでほしい。打倒長谷川!!(目指してねーよ)

よく歌詞を間違えて覚える。ひな祭りですら間違えていて親にガチ心配された。
(『鬼滅の刃』)

 どいつもこいつも50周年50周年うるせーな、と思ってると吾峠先生に癒される。まぁ、吾峠先生くらいだと後日「50周年でした……」とか言ってもおかしくないがな。
 歌詞間違えってのは割とよくある。いわゆる「うさぎ美味しい」的な。一旦納得しちゃうとなかなか直らない。

さくらんぼをたくさんいただきました!!うまい!!ありがとうございます!!!!
(『ハイキュー!!』)

 50周年だってのに何言ってんだ大賞候補。よりによってなんでコレ……みたいなズッコケが最高です。やっぱ吾峠、古舘は有能。今週はミウラ、筒井の可愛いツートップが50周年トラップに引っかかったのですが、まだ目次コメントは層が厚い。

舞台「ニンゲン御破算」を観る。将生ぃぃいいいい!未華子ぉぉおおおお! <タツヤ>
(『アクタージュ act-age』)

 ここはコメントが隔週だから50周年ネタじゃなくてもそこまで気にならないんだけど、なぜ今号50周年を祝わない人は叫ぶのか……

祝50周年。祝う側なのか祝われる側なのか立場が微妙ですが、とにかくめでたいね。
(『銀魂』)

 さすがや……。50周年ネタにウンザリしてたら空知先生の切り口にハッとさせられる。そりゃそうですよね。何自分をジャンプと別の存在だと認識してるんだよって話で、連載陣は間違いなくジャンプの一部。てか、こんだけ人いてこの視点に気づくの1人だけだったのか……(ひょっとしたら50周年ネタじゃない人の中に意図的に避けてる人がいたのかもしれない)

東京暑すぎませんか?熱気に叩き起こされる。こんな仕打ち、受けたことない。
(『キミを侵略せよ!』)

 いいぞー、50周年ネタじゃないにしても、愚痴全開というのが不釣り合いすぎて最高。いや、これでいいんだけど。稲岡先生の株が上がった。

愛読者アンケート

 前半はtite kubo祭り。『BLEACH』読んだことありますか?に関しては、当たり前なんだけど驚いたというか。まぁ、終わったの一昨年だからな。『こち亀』と同じくらい過去の人。
 んで、本号を買うキッカケになった50周年企画。キッカケとかないから困る。強いて言えば『ゆらぎ荘』が連載してることだよ。
 本号に限らず、50周年企画で興味を持ったもの。選択肢が15もあるんですが、いろいろやってますね。すごい。ただ、よく眺めてみれば、ワタシがちゃんと参加したのは、関わったのは『週刊ラジオジャプ』だけなのでした。なんか申し訳なくなってきた。

総括

 終わった、ついに終わったぞー!! オレは自由だー!!(そうこうしてると忍び寄る次号ジャンプ)
 まぁ、長かったです。30kあるよ。3分割しても長い。なんで書いてるんだろうな……(自己満足です)

 はい、今号のベスト作品。J新世界漫画賞大募集中ですね。竜胆ファンとしてはこれは譲れない。
 作品で選べよ、といういつもの話なんですが、今号はみんな企画とかからベスト選んでるんじゃないんですかね。葦原サインとか言う人絶対多いでしょ。普段からやってるワタシの気持ちが分かってくれれば幸いです。
 一応作品からベストを選ぶと『こち亀』かな。『BTW』、長谷川ルポは次点。加点は『BTW』が一番デカいけど、減点もデカいので総合的には『こち亀』。
 その他企画で次点の順番をつけるならば、表紙、色紙、読者プレゼント、歴代目次、対談になるかな。基本的に現役が好きです。
 あと、企画系だと『dr.stone』の結果発表も爆笑でした。

 今号のベストコマ。これは迷いなく『BTW』からラストのタイトルどーん!! まぁ、コレですね。久々にtite kubo印のタイトルバック見たら感動しました。やっぱ最強。

 最後に、今号のベストキャラ決めて終わります。こいつだー。

  • 七海 『呪術廻戦』
    • 脱サラ呪術師の “同じクソならより適性のある方を” は今週のパンチライン。人生に指針にしてもおかしくないようなくらい好き。後ろ向きな肯定。

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BLEACHイラスト集 JET (愛蔵版コミックス)

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映画 BLEACH 写真集 DEATHBERRY DAYS DOCUMENT

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