北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

テレビドラマ『荒川アンダー ザ ブリッジ』(9話)の感想

 本ドラマは全10話なんで、来週いよいよ最終回です。大好きな作品とは言い難いものの、終わるとなると寂しいもんです。

 9話。

 番組開始早々、上半身裸の村長さん。小栗旬がお脱ぎになられましたよー。ビーチクが見えるよ、ヒャッホオォォォッイ!!!
 原作やアニメだったら「これ、上半身裸に見える幻術だから」みたいな言い訳が聞けるのだけど、特に放置するあたりが実写版だぜ。

 「前回までのAUTB」で、以前デート回での、リ「趣味は?」 ニ「天体観測」 という会話が。今回天体観測やりますからね。親切ですね。

 ハチの巣騒動。スズメバチの巣が出来ていて、住民たちパニック。
 当然ジャクリーンネタあります。「女王バチの私を連れ戻しに来たんだわ。3万匹の元カレたちが」。

 ちなみに、このシーン、村長とシロさんだけいない。今までシロ、影が薄いんだと思ってたけど、単純に登場してないだけだったのか。数合わせさんですね。悲しいね。

 Aパート。「タイタンズを忘れない 前編」。
 タイトルが完全にパロディーですね。めずらしい。

 ハチの巣騒動の話。個人的には、作戦を発表する時にニノとステラがドアップで映るのが眼福すぎました。か、かわえぇ・・・・・・・・。

 と、まぁ、特別物語らしいこともないですね。荒川の日常、といったトコでしょうか。最終回直前なのにのんきです。

 Bパート。「タイタンズを忘れない 後編」。

 作戦通り、巣を遠くに投げて、終了。

 ・・・・・って淡泊!!
 マジか。なんの波風もないまま終わったな。この話。
 測ってみたら2分強でした。短すぎるよっ。Cパートの話がかなりストーリーの根幹に触れる大事なエピソードなのでそこに尺を回したかったんですかね。

 Cパート。「花が/逆さまに/咲いてるみたいだ」。

 天体観測したり、リクが突然昔のこと思い出したりする話。
 村長とシロがいます。シロさんはほとんど白線上にいません。

 天体望遠鏡はリクが用意。ニノじゃないんだね。趣味なのに。
 天体観測というのは、金星移住を暗に匂わせる感じでステキ。

 リクがP子に「花が逆さまに咲いてるみたいだ」と言うと、ニノが反応。
 これは、どういう意味なんでしょうか? ヤ、ヤバイ・・・・・・・全然わからん。毎週毎週マジメに観てるのに。悔しいなぁ。

 そして、マリアがリクをひっぱたこうとして、空振り。マリアが勢い余ってシスターとスーキー。
 ・・・・・・ってんなヴァカな!!

 キスした2人の顔の間に見えるステラはサイコーでしたね。
 てか、マジでステラ毎回フィーチャーされますね。どんだけ実写版に愛されたキャラなんだ。眼福です。

 そして、ステラ号泣。子供っぽい泣き方をしていて超かわいいです。

 ニノ「金星人は泣いても涙は流せない。そういう機能はないんだ」
 『ターミネーター2』のシュワちゃんですね、わかります。「私には泣くことは出来ないが、人間が泣く感情は理解できた」 イイハナシダナー。

 それに対して、リクが「ホント、徹底したキャラ作りだな」 と。リクくん、心底信じてないみたいです。この薄情者めがっ。
 恋人としてイイ感じになってる描写が今まであったのに、こういうこと言われると萎えるなぁ。

 そして、リク突然の回想。リク母が出産するトコ。
 リク母が登場します。原作やアニメでもレアキャラであるリク母、実写版に登場です。
 ちなみに、リク母を演じてるのは、桐谷美玲。死に面もアヒル口です。
 アヒル口の人って大変だね。ちょっと笑えました。

 「こんな大きな借りを残して逝かないでくれ」と、リク父。
 リク父がめずらしく感情的。目に涙を浮かべて震えてます。

 回想終了。ニノがリクに対して、「リクの笑うは、泣くと似てるな」と。リク父の泣きの直後に、っていう意図ですかね。
 しかし、このニノのアップ、ライト当たりすぎてるのか、画面がボヤけてます。ボヤッボヤです。

 まぁ、個人的には、泣き疲れてニノの胸で寝てるステラがかわいかったから眼福です。ニノになりてえええぇぇぇぇぇっっ!!!

 今度は、夢で回想。
 小学校での思い出を夢に見る。2-3で「宝物」という作文を読むリク。
 ニノさんのジャージ&上履きはこの時のモノだったのか!・・・・とか思ったけど、さすがにサイズ的に無理ですね。考えすぎでした。

 この作文で、例のスーパーボールの謎が明かされます。尊敬してる父へのプレゼントらしいですよ。色とりどりのスーパーボールを箱詰めしてプレゼントしてあげるつもりらしいです。
 ・・・・・・引っ張りに引っ張った割には特別ピンとこなかったですね。突然スーパーボールって言われてもねぇ。

 久々に体操シーン。
 本作を象徴するような体操シーンを改めて見せられると「最終回に向かってる」感がビンビンしますね。最終回フラグ(←言葉としておかしい)。

 今までの荒川での思い出をiPadで再生され、リク父が見てる。
 い、今まで視聴者が見ていた映像はすべてリク父への報告映像だったのか!!(ナ、ナンダッテー!) ・・・・・・・・誰が撮ってたんだ、とかは言っちゃいけません。カメラマンなどいない。

 この「荒川地区開発における調査報告書」に、「シスターの格好の男(銃刀法違反)国籍不明」って書いてあるんだけど・・・・・・・・・・シスターはどー見ても日本人だろ。実写なんだからそういう細かいトコは変えようよ。

 「国土交通大臣にアポを取ってくれ。着工を早める」 というリク父のセリフに出てきた国土交通大臣ってのは、映画のオリキャラですね。高嶋兄弟が演じますよ。

 ここで、「あれっ、荒川開発ってリクが進めてるんじゃなかったけ?」と見ながら思っていると、村長によるメタ視点が入って、1話の直前にプレイバック。

 リク「ここを3ヶ月で更地にする」
 なんと、リクはリク父の命令で荒川開発の視察に来ていたのだったー!!(ナ、ナンダッテー!)
 ・・・・・・・・まぁ、驚きっちゃぁ驚きだけど、リクが開発計画を進めてるのは、わかっていたからねぇ。それが父の命令だった、って聞いてもそこは特別驚きはしないかなぁ。

 リク父「ある地域の開発を我がグループで請け負う。国との共同事業だ。その一部をお前の会社に任せる」
 つまり、リクがリク父に認めてもらうための第一歩、というリクにとっては超重要なプロジェクトなワケですね。だから、あんなにニノと仲良くなっても「七夕には着工するんですよ」とか冷たいこと言っていた、と。
 まぁ、腑には落ちます。「リクの父越え」というテーマがわかりやすいし、それに「父に命令されてる」という時点でリクがまだまだ格下というのが強調された感じですね。

 と、最終回に向けて不穏な空気が流れたトコで、おしまい。
 予告。縁日やってます。多分アマゾネスは出ないよ。

 ってか、最終回なのに、縁日なんて物語の進まなそうなエピソードやるの??
 ま、まさかこれは・・・・・・・・・伏線投げっぱなしジャーマン!!
 荒川開発計画とか、七夕の金星移住エピソードとかは映画に残して、ほったらかしのまま終わるパターンのヤツや!!
 うわぁ・・・・・・・・興醒め・・・・・・観る気失せるわぁ・・・・・・・・・・・・・・・・毎週火曜深夜に観てたのはなんだったんだ・・・・・・・・・・・・・・。

 がしかし!!!
 予告の映像の中に、浴衣姿のステラがいたではないか!!
 イヤッホオォォーーッッイ!!! 観る観るぅーーっ!!! 来週が超楽しみだぜぇぇぇっ!!!!!

 ・・・・・・・取り乱しました。
 1話の直前が描かれるエピソードを見て、思ったんだけど、ステラってそういや、リクを荒川入りさせる直接の原因を作ったキャラなんだよね。ステラがボンタン狩りしなければ、リクはニノとも出会わず、川に落ちることもなかった、と。
 今まで、「実写版だとステラ、馬車馬のように働かされてんなー」 とか思ってたけど、この兆候は1話のド頭にあったというワケですね。ステラ(&鉄人兄弟)がリクを荒川河川敷に誘う橋渡し、ブリッジになっていると!(←イヤーウマイコトイッタッタ)

 まぁ、ステラをゴリ押しする方針に関しては、ワタクシ全面賛成です。徳永えりが見れればいいんで。
 よく考えたら、原作やアニメではガキンチョのステラを二十歳越えた徳永えりが演じる、という時点で視聴者には違和感しか生じないワケで。そんな違和感の塊をチョイ役として、画面の端っこに配置したらいつまでも違和感が消えない。ならば、逆に全面に押し出しちゃえばいいんじゃね?っていう意図なんですかね。製作サイドとしては。

 と、なぜステラがゴリ押しなのか考えてみたものの、「・・・まっ 徳永えり見れるし なんだっていいんじゃね?」 という結論にしか行き着かないので、終了です。

 いよいよ来週、最終回。10週(エピソード0も含めると11週)に続く長い話が、来週いよいよ完結!
 目が離せませんね!!(絶対に完結しないよ)