あけ、おめこ、とよろ。
新年です。1月の4日水曜にジャンプ発売。このイレギュラー感が楽しいです。
新年ということで、表紙は主人公勢揃いパターン。デフォルメされてるキャラがいたり普段通りのキャラがいたりして統一性がわかりません。
新年ということでオマケが付いてるんですが、センターには全作のお正月4コマがございます。4コマのお祭り感が大変好きです。
『ワンピース』
ビッグ マムの一味がいろいろ出てきます。ライオンの彼、人類ですか?
もう1人のタマゴ男爵。イイ!! この感じすげぇ好き。ヒュウゾウ以来の当たりきたわ。足長族っていうのも新しくて、どんな殺陣になるのか期待が膨らむし。足長族って手長族と違って関節の数がフツーの人間と同じなんすね。手長族の関節数好きだったのに。
んで、肝心のビッグ マム本人。登場早々から部下を食べちゃいました。完全に悪人ですね。そもそもフォルムが人外。ビッグ マムは求婚のローラの母親説ってのが一部でありましたが、どうやら違いそうですね。部下を食べるってのは、ちょっとワポルと被るから新鮮味がないね。タマゴ男爵のがイイわ。女性なのに一人称「おれ」なんだ。意外。
三つ目の人が意味深げでイイ感じ。三つ目もなかなかかわいいです。
会話の中で、ビッグ マム傘下の船がキッドに潰された、とルーキーたちの近況報告。スゴイね、四皇の一味にも平気で攻めちゃうんだ。キッドってあれだよね? マグニートーみたいな人だよね?
そして、ルフィとビッグ マムによるナワバリ争いへと展開。ナワバリ争いってなんだか海賊らしくて新鮮です。海賊マンガなのに「海賊らしい」のが新鮮っていうのもヘンですが。
どうやらすぐに戦闘開始って感じじゃなさそうですね。来週からは世界情勢についてやるのかな?
『トリコ』
単なる夜景と思われた扉絵が実は伏線で・・・・・・というのが実に巧み。「伏線張ってますよ〜」っていうもはや伏せてない伏線が最近多いから、こういうのを見ると気持ちいいですね。
小松の料理姿を見て改心するライブベアラー。小松ちゃんマジ天使。そして、それをわかってて見せるココ、性格悪い。
ニンニクということで、精力が付く→ムキムキになる という描写はおもしろいですね。そんなにすげぇニンニク喰ったらチンコが大変なことになりそうですが、ギャグ展開に持っていくことで華麗に回避してますね。下ネタの心配をする不純なファンにも優しい展開でした。
『スケットダンス』
そんなドヤ顔で「伏線回収してやりましたよ」って展開がマジうざったい『スケットダンス』。久々にこの感じ出ましたね。もうちょっとドヤ顔を抑えてくれたら素直に楽しめるのですが。
猫を介して文通してたら猫が妊娠、っていうのが実に卑猥。文通がセックスのメタファーなんでゲスね。ゲスゲスゲス。
んで、最後のポケット団の名前の由来が英語ではダブルミーニングで・・・・・・ってヤツ。「知らんがな」感がマジやんごとない。そんな英語どーでもいいよ。なんかガッカリ新キャラな気がするなぁ。個人的には忍者級の不安要素です。
『ニセコイ』
ヒロイン2号の女友達登場。メガネにポニテ、目ぇ半開き。ヒロイン2号が主人公のこと好きだと知っているそうです。主人公と直接の関わりがないというのがイイ距離感です。この人のおかげで2号中心の、2号発信のイベント、ハプニングが生まれ、新鮮ですね。メガネ、グッジョブ。
主人公の部屋に入った時の「変な臭いしない?」 「しねーよ!! 小野寺の前でなんてこと言うんだ!!」って会話、イカの臭いのこと? 思春期男子の部屋はイカ臭いというギャグですか? だとしたら「…一条君の 臭い…(カァァァ)」と照れてるヒロイン2号が相当頭のおかしい人ってことになっちゃうんですが。まぁ、この手の作品で下関係を排除するのは不自然なんで、この程度に勘ぐらせるのはイイと思いますよ。
ヒロイン1号と2号が仲良くなる。これは楽しい。冷戦突入前の静けさですな。
男友達の方のメガネ。こちらは不躾に下関係を放り込むのが担当。女の方のメガネ同様、各人の気持ちについて理解している。当の本人たちはまったく気づかないが、一歩引いてる人からはすべて丸わかり、というのは世の常ですね。とても全う。こっちのメガネもグッジョブ。ニセコイについて知っちゃったし、今後の活躍に期待ですね。
「相手が自分のことを好きと知った上で告白する」っていうの、『鏡の国の〜』でもありましたね? まぁ、ある意味究極に都合のいい話なんで、「あったらいいな」的な夢物語としての要素なのかもしれませんが・・・・・このゆとり共がぁぁ!!!(ワタクシも一応ゆとり世代です)
『べるぜバブ』
扉絵がカラー。黒髪、金髪、茶髪はいいとして、青が1人に銀髪2人ってとんでもねぇな!! しかも3人とも割と真人間サイドのキャラなのに!!
いや、しかし本編はおもしろかったな。正直『べるぜバブ』ナメてたよ。今週はサイコーでした。
「瀕死になると覚醒」というバトルマンガの定石をを「お父さんスイッチ」と称し、「ただのやせ我慢」とギャグにするのとか爆笑と同時に感動しちゃいましたよ。父親としての自覚が主人公を強くするって本作の設定を考えたら正攻法すぎるじゃないですか。うまいなぁ。
冒頭の過去シーンも「子供の具合がおかしいから医者に行く」という実に父親らしいエピソードでイイですね。またベル坊の成長を「歯が生える」というので示すのとかささやかながら父性を刺激されますね。子育て経験ないけどちょっと感動しちゃったよ。
ベル坊の大量のションベンに対して周りが引いてる中、男鹿は冷静に対処してるトコとか父親としての成長が見えますよね。
男鹿が反撃の一発をぶち込む寸前に悪役が「魔王の息子だろうが容赦なく殺すぜ?」とベル坊の身の危険を提示するあたりとか、テーマが一貫していてホントうまいです。「息子が殺される」という危機に直面したお父さんが限界を超えて頑張る!! 超燃えるじゃないですか、超新鮮じゃないですか。
また魔族の皆さんでも扱いに困ってるベル坊の兄貴に対して男鹿がゲンコツ一発というのも父性があって素晴らしい描写ですね。父親としての成長がベル坊以外に対しても発揮されてる。
ちょっとヤバイよ。おもしろすぎるよ。こんなおもしろいマンガだったっけ? 見直した! 超見直した!! まぁ、もちろん、バトル描写に大したおもしろみはないし、バトル自体アッサリ勝っちゃったし、仲間たちの活躍をまったく描かないのも残念だけど、それらの描写すべてをおざなりにしてまで「父親としての成長」をメインに描いたというのは、素晴らしいと思います。本作の設定、特徴を最大に活かした素晴らしい回でした。シリアスなバトルの最中でもギャグを挟み続けたというのも本作らしくてよかったです。
『クロガネ』
勝ち目のない相手に1つの秘策一点張りで勝負、っていうのは『あしたのジョー』の最初の力石戦みたいですね。「あしたのために その3」みたいなナンバリングもしてるし。技自体もクロスカウンターみたいなのじゃなかったっけ?
今週に関した話じゃないんだけど、剣道の試合で「突きぃぃ!!!」って叫びながら突きを撃つのってバトルマンガで必殺技名を叫びながら放つのと同じですね。あの演出、剣道が由来だったりしてね。技の名前を叫ぶ描写ってすごい不自然であまり好きじゃなかったけど、剣道だと当たり前なんですね。おもしろいです。脱線でしたー。
『G人道!!SPお年玉プレゼント道場破り!!』
特別企画のお年玉マンガ。こういう特別営業感、すごく好きです。メッタメタな内容とギャグがおもしろかったかどうかはさておき、楽しかったです。この「いつもとは違う」感じがイイですね。ただ、バンダイナムコの人が普通に美人そうでなんだかムカつきました。
まぁ、プレゼントコーナーなんて普段は目もくれないので、来週以降は記憶から消去されてしまいそうですが、来年もあったらいいね。
『パッキー』
まさかのタケル姉回。あまりに没個性すぎる主人公だったとはいえ、こんなにも早くほっとかれるとは。
作品世界の中でタケル姉は美人らしいですよ。そういうの考えたことなかったです。あーそーですか。
「どうも説明くさいひとり言が多い気がするのよねー」という独り言に吹いた。ヘタクソな作品ほど独り言で説明しがちですが、それをメタ的にネタにしましたね。本作にメタ視点はちょっと意外。「なんか初めて名前呼ばれた気がしたから」ってセリフもあるし、タケル姉はメタ視点担当なのかな?
エンボロテリウムとかいうマニアックな恐竜出てきたんだけど、かっ かわいい・・・・・・・。ヤバイな、本作でこんなにときめくとは・・・・・・キュンキュンしたぜ。
「パッキーの怪しさは誰かをつけまわすとかもはやそういう次元ではないわ!」というセリフで笑った。「はうっ…!! 確かに!!」としか言えない。
「ゆるキャラ」呼ばわりされて怒るパッキーとかおもしろかった。似てるようで対極の存在ですからね。
あれっ・・・・・・これまたおもしろいぞ。『べるぜバブ』同様ナメてたわ。過小評価してました。言葉のチョイスとかおもしろいし、結構好きな作品かもしれない・・・・。ただ、タケルくんがいない回がおもしろかった、というのが不安要素。
『銀魂』
冒頭の「4コマからつながってたんかいィィ!!」というネタ。いや・・・・お正月4コマの掲載は『銀魂』より後ろですし・・・・わからないよ・・・・・・。これは編集部が悪いですね。むしろ、正月4コマと関連したネタをぶち込んだ『銀魂』は偉いですよ。アッパレな気概なんだけど、それをぶち壊しにする掲載にした編集部がウンコです。悔い改めて下さい。戦犯です。ファックです。せっかくのネタがもったいない!!!
サブタイ「コタツで寝る時は○玉熱しないよう気をつけろ」。カーペットでうつ伏せになる時も注意が必要ですね。オタマジャクシが死んじゃいます。
神楽の「9年もあったら大概標準語も覚えるぞ もう疲れたんだよ ムリヤリアルアル言い続けんのは」 が禁断領域すぎて爆笑した。
「アイツ(高杉)に触れると攘夷過去編とか色々面倒だしな お前ちゃんと考えてる?」 「考えてるワケねーだろ お前は?」 「何があったんだ 俺達の過去に」 「だよね〜」 とか、突き抜けすぎちゃってて超楽しい。メタ視点のギャグをやるなら、読者が「そこまでいっていいの?」って不安になるくらいまで突き抜けてほしいものですな。
『バクマン。』
単行本の売り上げに関しての3人の会話がおもしろい。マスコットキャラとかおまけページとか息継ぎ回とか、こういう考え方したことなかったなぁ。
アシのメガネの友人が新キャラ。声優の卵という現実味のなさがなんとも言えない。本作でいわいるフツーの人ってシュージン嫁以外だと編集部くらいだよなぁ。まぁ、編集部も特殊な環境なんだけど。同窓会の時にフツーの人たちが出てきたけど、なんか「イヤなヤツ」として扱われてたし。こういうトコに本作の邪悪な部分が見え隠れしますね。エリート思想というか選民主義的というか。
そういう意味で、この新キャラの声優の卵かなりフツーの人に近いと思う。一見いけ好かねぇビッチちゃん風情だったものの、言動が読者のそれに近くてイイですね。「サインもらっていいのかな」とかもろ読者の声だし。再登場が楽しみです。本作において、劇中美人とされてる人(亜豆とか蒼樹)って人格としておかしいし、本作のヒロイン勢には魅力を感じられなかったんですが、この人には期待が持てる。本作のイイ女像ってかなり不健全だと思うんだけど、この新キャラでそこらへんが改善されるといいんですが。
『ブリーチ』
敵陣営の敗北後の様子。これはおもしろいですね。負け組描写って主人公以外だとめずらしいですよ。主人公じゃないから都合のいい救済がないのもイイですね。
やはり今回の章は月島が当たりキャラですね。月島がメインの回は大体おもしろい。本編にもあったけど、月島が最強だと思います。
お正月なう4コマ
正月らしい特別企画です。こういう企画はお得感が異常ですね。
正月をテーマにした4コママンガだけでなく、劇中のキャラによる書き初めという無茶振り企画。これは難しい。作品によってはボケに昇華できずに大事故になるのが目に見えてます。順番は古株順かな。せっかくなんで、ワタクシが読んでる作品全部に触れますよ。
『こち亀』は「また正月の4コマかよ」とネタが尽きてることをネタにする。ちょっと既視感があります。まぁ、この手の作品は本編でも正月ネタをやるから難しいですね。書き初めは檸檬が達筆に仕上げ、「幼稚園児なのに達筆すぎる」というネタが成立してる。
『ワンピース』。1コマ目の女性はナミだと思うんですが、パッと見しらほしに見えました。ロビンちゃんあたり存在がなんとか確認できる程度にしか映ってない。4コマじゃ9人もさばけないよなぁ。そういやジンベエがいなかった。ネタとしてはチョッパーのマスコット力頼り。おもしろくはないが、非ギャグ作品にしてはそれなりの出来・・・・・か? 書き初めはルフィ。「内」という1文字だけど、ごめんなさい意味がわかりません。どういう意味なのでしょうか、誰か教えて下さい。
(追記。「内」は「肉」の書き損じという説が有力です。「肉好きのくせに書けないんかいっ!!」というギャグだそうです。な、なるほど・・・・・ほぼなぞなぞの領域だな。「説明的な作品はクソだ!」という考えではあるので、説明レスなギャグに対して「わかりにくいよ!」と言うのは情けないんですが・・・・・・・はい、ワタクシがバカなだけです。『ワンピース』愛が足りなかったんです、すいません。4コマがわかりにくいくせに笑えなかったので、書き初めもゆるいネタだと思ったんですよ・・・・・・・えぇえぇ、いいわけですよ。)
『ハンターハンター』。「天の邪鬼's」というタイトルの元、天の邪鬼が4人登場。クラピカ、申、プフ、そして・・・・という。本編では出来ないメタギャグをぶっこむというさすがの出来。書き初めはヒソカ。なんなんでしょうかね。
『ナルト』。本編読んでないけど、4コマをサイレントで済ますとはスゴイですね。これはうまい。爆笑という結果じゃなくても読みごたえがある。
『ブリーチ』。4コマと書き初めの内容をリンクさせるというアイディア賞。お見事。
『銀魂』。こたつトークというほぼ限りなく本編に近い内容。そして、このネタが今週の『銀魂』でも拾われるんだけど、掲載の順番が逆さまという残念極まりない結果に。書き初めは山崎。1コママンガとしてまとまっててナイス。
『スケットダンス』。ギャグ陣営ながらメタに走らず、4人の年越しの瞬間を描く。書き初めは椿のTシャツ風。ギャグ陣営として期待すると、まぁ、フツー。
『トリコ』。非ギャグ陣営・・・・とは言えないか。4コマはまさかのチンコ押し。
『バクマン。』。これはどのようにネタ考えたのかは知らないけど、非ギャグ陣営とは一概に言えないのかな。本編よりもフィクションライン高めの4コマギャグとしてちゃんと収まってる。が、書き初めで、セリフによるツッコミを入れるというルール違反。別にルール違反してもいいんだけど、ルール違反すると軽いメタ視点になるし、そうなるんだったらもっと突き抜けた大ボケにならないとつまらない。
『いぬまるだしっ』。元4コマ漫画家。限りなく本職に近いだけあって、さすがの出来。今回のMVPと断言しても問題ないんじゃないでしょうか。どこかで見たことのある絵柄で行われる風刺ギャグ。4コマと書き初めをリンクまでさせて、4コマを越えて、1ページマンガとしてよく出来てます。
『黒子のバスケ』。緑が4コマ目から1コマ目の高さまで羽根をついてる。非ギャグ勢、非4コマ勢ながら4コマの特色を活かしたネタ。4コマは1本しかないのにこれだけシンプルなネタにしたのは潔いa.k.a.手抜き。
『べるぜバブ』。書き初めはベル坊が書いた(描いた)男鹿ということで、なんともファミリー色の強い作品。ギャグのようで本作のテーマとも通じている。なかなか。
『magico』。非ギャグ勢なのでこんくらいでいいと思います。ストーリーモノはキャラたちの日常が見れればオッケーなんじゃないですかね。ただ書き初めが・・・・。エマが「絵馬」と書くネタなのはいいが、そこに顔を吹き出しを追加してツッコミを入れちゃうあたりがいけない。ここらへんは非ギャグ陣営らしいダメさですなぁ。ツッコミなかったらそれなりによかったのに。
『ST&RS』。非ギャグ勢らしく日常ギャグ。それでいて宇宙っぽさをプラスしていて、これはイイですよ。非ギャグ陣営としては至極の出来ではないでしょうか。こんなんが企画にピッタリだと思います。書き初めではキャラのイラスト描いちゃってるけど、セリフはないのでギリでアリかな。
『鏡の国の針栖川』。非ギャグ勢ながら日常ギャグでない。まぁ、鏡の中の日常とも言えるが。『黒子のバスケ』同様ワンアイディア勝負a.k.a.コマの無駄遣いギャグ。シンプルすぎる書き初めがスゴイ。投げやりすぎる。
『クロガネ』。出ました、ワンアイディア勝負a.k.a.コマの無駄遣い。掲載位置が後ろだから新鮮味ゼロで、そろそろ飽きてきちゃったよ。古株順(と思われる)だから仕方ない結果だけど。
『ニセコイ』。なんと、またまたワンアイディア勝負!! やはり非ギャグ陣営は4コマ慣れしてないからワンアイディアに逃げるしかないんでしょうかね。とはいえ、ギャグとしては他のに比べると全然イイです。
『パッキー』。ギャグ陣営ながらメタ視点は使えない本作。まぁ、本編と限りなく近いノリでしたね。
と、(ほぼ)全作についてじっくり見てみると、ストーリーモノほど、そして若手ほどワンアイディア勝負に出てコマを無駄遣いする傾向が見えてきました。これはおもしろい事実です。
MVPはギャグ陣営としては『いぬまるだしっ』で決まりでしょう。ただの4コマギャグにせず、さらにぶっこむというウルトラC。やっぱ4コマ経験者は違う。『こち亀』『銀魂』はキレイに4コマにまとめた、という印象。非ギャグ陣営としては『ST&RS』が素晴らしかったと思います。4コマ内で書き初めを書くというアイディア、本作らしさと正月の日常感のマッチ具合がナイスでした。『ブリーチ』もよかったかな。これまた4コマ内で書き初めするというネタ。まぁ、ギャグ陣営以外の作品はつまらなくてもフツーに日常風景を描いてくれたならファンは楽しめると思います。そう考えると、ワンアイディア勝負でコマを無駄遣いしたのは結構罪深い。
『こち亀』
マリリンとか超懐かしい!
前半のマリアの1人舞台のトコはなかなか楽しいと思います。
双子を活かした設定もおもしろいですし、久々に底意地の悪いマリリンの顔が見れたのも楽しいです。
両さんの声をサンプリングして声に浸るマリア、というオチ。ラサール石井大人気だな。そういえば、早矢の父親って声が両さんそっくり、だからファザコンの早矢は両さんの声に弱いって設定ありましたね。
『黒子のバスケ』
ディフェンス特化の紫は攻撃に参加せず常に自陣にいる、というのをものぐさな性格と絡めたのはナイスです。
漬け物石片手キャッチというトンデモ特訓法もトンデモ路線の本作としては楽しいアイディアですね。
『いぬまるだしっ』
まさかまさかの年越しネタとなった運動会もおしまい。
2つの話題が同時進行し、1つに集約するというネタはうまいですね。ただ、劇中のギャグに劇中のキャラが大爆笑してるシーンは見たくないです。
『magico』
フリもしっかり利いた大ボスのお兄ちゃん登場。情緒不安定っぷりが怖くてイイですな。殺して生き返らせて殺して生き返らせて、の繰り返しとかイイ感じでILLってます。次男に憧れる長男という長男コンプレックスというのはおもしろいです。兄の弟への偏愛、そして弟の兄以外への愛、というのは『ハンターハンター』と同じじゃないですか。そう比べちゃうと急にいまいちに思えてきちゃいますね。いや、おもしろいと思いますよ。
『ハンターハンター』
ナニカちゃんお披露目の回。どこまでがナニカちゃんでどっからがアルカちゃんなんでしょうかねぇ。ノーリスクで治せるなんて虫の良すぎる話にはなるワケがないので、とんでもないリスクがあるんでしょうね。なんでしょうかね、楽しみです。
誰を殺して誰に憎まれる、を画策するヒソカがイイです。おそらくギンギンにエレクチオンしてるんでしょうね。憎まれることをプラスに勘定してるあたりがド変態でイイですね。ドM最強理論と似た思考回路だな。
ヒソカはゴンとキルアを狩ることをもう解禁してるんだね。既に実は熟したという判断なんだね。まぁ、そりゃそうか。
ヒソカがテラデインを殺したのは、イルミorキルアと一戦やりあうつもりが頓挫しちゃったからその高ぶりを抑えるためでしょうかね。エレベーターで部屋に向かうヒソカがカッコイイ。
そうとも知らずに電話越しに怒るモラウがかわいいです。特に2コマ目。てか、モラウって海の人だったんだね。そういや、クジラ級の肺活量ってライオン戦の時に言われてたか。煙は水面に浮くから船も自分で作れて便利だし、たしかに海向きな能力かもしれませんね。
んで、選挙もいよいよ残り4人。レオリオが2位という高順位。いつの間に戌抜いたんだっけね。テラデインの支持者が次どこに入れるかが大事そうですね。
『鏡の国の針栖川』
パンチラはあるものの、割と健全な幸せカップル描写じゃないですか。意外。
写真のくだりをもっかい蒸し返すのはうまいですね。長い伏線だった。
『ST&RS』
ケツです。
1話の前日譚を描くとか、カウントダウンしてるよ〜。年は越せたけど、春は迎えられないかなぁ〜。
本編としては、宙地くんに第三の力が宿りました。まぁ、そうでしょう。ただ、たまたま宙地くんだったという理屈は意外かな。ただ、全身が光り輝くというのはどうだろうか。本作のフィクションライン的にぶっとびすぎてるような気も・・・・。
これで、主要キャラの中で常人はヒロインだけになってしまいましたね。ただ、3人とも平静を取り戻したっぽいので、日常生活は送る分にはフツーの人だけど。ただ、ケツの位置なので、日常描写なんてのは1話もやらないでしょうね。
投稿コーナー
新年ということで特別編成。なんかアンケートを送ると賞品がもらえるかもしれないらしいですよ。送らないけど、せっかくだから予想を書くよ。
「4人の吉凶を当てろ!!」 おみくじの種類の紹介、大吉>吉>小吉>末吉>末小吉>凶 と知ってるようで知らないおみくじの種類について教えてくれる。吉が意外とナンバー2というのは知ってたけど、末小吉ってのは知らなかったなぁ。
予想、井沢凶、山下末吉、真央ちゃん大吉、本田吉。(←ガチで予想したら次ページの回答例と完全に一致しました)
目次コメント
1コマ漫画のコーナー。嫌いじゃないけど、特別おもしろくもない。ただ、上り調子ではあるよ。近いうちに大当たりが出るかも。
あけましておめでとうございます。年末年始はコメント困らなくて助かります。
(『銀魂』)
どいつもこいつも「あけおめ」でつまんないなぁと思っていたらこのコメント。なるほど、ネタに困らないから挨拶に走るのか。このおかげで他のコメント読む時も「あぁ楽してんだな」とニヤニヤできます。
週をまたくどころか年をまたいてしまいました。次からまた一話完結に戻ります
(『いぬまるだしっ』)
さすがに年越しはやりすぎだったと思います。おもしろかったけど。
あけましておめでとうございます!JC2巻の表紙はちょっぴりお正月風(?)
(『ST&RS』)
2巻の表紙はどうでもいいから今週の扉絵を正月仕様にすればよかったのに。今週号全作が正月用じゃないよ。・・・・どうでもいいけど、JCって略称に別の意味が生まれてしまった現在は世知辛いですね。
総括です。
たった今書いたけど、正月仕様の扉絵が1つもなかったのはさみしいです。特別企画とかは超楽しかったですが。単行本の関係とか、ストーリーモノは難しいってのはあるんだろうけど。単行本でも季節外れでも扉絵が特別仕様だと楽しいと思うんですけどね。
次の月曜は成人の日で休みだけど土曜販売にはならず、その次の月曜日に販売です。
今日は、特別企画があったりして、いつも以上にクソ長くなってしまったので、とっとと締めましょうね。
MVPキャラ決めておしまいです。次点から。ナニカちゃんはダメです。ハッキリするまで扱いが難しいからスルーです。(そもそも今週はヒソカorモラウのが好き)
メガネの2人 『ニセコイ』
三角関係の恋愛当事者以外の一般人視点というのが楽しかったです。当事者との温度差がおもしろいですね。
タケル姉 『パッキー』
ホントはエンボロテリウムが超かわいかったからそれにしたいんだけど、まぁ登場キャラとしてなにもしていないので、タケル姉で。タケルよりもタケル姉が話を回した方がおもしろくなるんじゃねぇの?
ファウスト 『magico』
イルミじゃない狂気なお兄ちゃん。殺して生き返らせてのくだりがよかったです。情緒不安定で「こいつやべぇ・・・」感がありました。
んで、今週のベストキャラ。
男鹿 『べるぜバブ』
まぁ、単純に超おもしろかったから。今週のベスト作品が断トツで『べるぜバブ』なので。
疑似父子モノとして、ギャグバトルモノとして、ピークを迎えたんじゃないだろうかという程の出来でした。それほどに素晴らしかったです。
今年もどーぞよろしくー。