北区の帰宅部の意訳

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『生徒会役員共』334話の感想

『生徒会役員共』333話の感想 - 北区の帰宅部

 暑くなってきました。雨降るかメッチャ暑いかの2択なのでつらいです。

 #334。扉はコトミ。本編読んだあとだと「あーだから夏風邪ひいたの‥‥」ってなりますね。これはうまい。

 生徒会室に虫。いなくなったので安心‥‥じゃない。この会長の気持ち超わかる。ワタクシも完全にこのパターン。触りたくないけどいなくなったら余計に気持ち悪いので、結果目が離せなくなっちゃう。
 タカ兄の生徒会役員として最も重要な役目は虫の処理なんだから即座に対応すべき(失礼なべき論)。

 アリアから会長へ「萌え袖かわいいよね」。萌え袖の説明に包茎が使われてるので充分笑うんですが、その結果2人が当たり前のように「かわいい」という結論に達するのが余計におかしい。ワタクシは火星人なのでものすごく縮こまると萌え袖になります。かわいい!
 この後カエデちゃんに災難が‥‥という終わり方がサイコーですね。今までなかったタイプのオチだと思います。

 スズのブラウス。先週に続いて連続してますね。個人的には濡れブラウスよりもLサイズの方が好みです。まぁ、ブラウスならとりあえずおk、というノリではありますが。
 タカ兄が目をそらす反応速度がさすが。この時の「着替えたら?」「外出れないでしょうが」の時にスズが軽く怒ってますけど、この怒りには「少しは見やがれ!」という成分が含まれている‥‥に百万ジンバブエドル

 そんなスズ、轟さんに「お口チャック」。ズバリ言い当てられた轟さんの赤面で笑いました。そこだけ見るとフツーにかわいいと思えたのでなんか悔しいw
 こういう轟さんがボケてスズがツッコむネタってムツミがいるといないとで結構雰囲気違いますよね。ムツミが特に言葉を発しなかった背景のような存在だったとしても、スズがムツミに気を使ってる感が出てる気がする。今回はそれがまったくないパターンですね。単純に驚いてる感じがあっておもしろいです。

 スズからの「片耳かけかわいいですよね」。この場にタカ兄がいて「そうだね」と一言でも肯定すれば、その場に耳かけ者が多発したと思うの。会長とかイメージしやすいし、即座にやりそう。
 アリアが片パイ、会長が片ケツ。会長曰く「ハプニング感が一番出る」。程度の違いはあれど、片パイも片ケツも、片耳もその魅力の根元は会長の言う通りな気がします。左右対称という予定調和から一歩外れることで目を引く、みたいな理屈が心の中に存在するような。

 ラストページ2ネタではコトミが夏風邪。突然マンガ肉って言い出すのもコトミらしいんですが、そもそも肉喰ったら回復するという発想がマンガチックですよね。『カリオストロの城』のミートボールスパゲッティみたいなノリ。
 熱血ファンタジーバトル漫画だったら野営してる最中にマンガ肉が出てきても違和感ないかもしれません。

 現実はフルーツ。ビタミンって大事。コトミの「食べさせて」の時点で否定されてもおかしくはないんですが、そこでは「かわいいやつめ」となるんですよね。タカ兄がなんだかんだ言って溺愛してる感じが出てるというか、いざという時はすげぇあまいんですね。それだけにコトミが調子に乗ると一気にアウト。
 「かわいいやつめ」で悪く思ってないのはコトミのことを下に見てたからですよね。別にバカにしてる、とかではなく。それが「王様気分」で一気に上になったから一気に逆転。途端にかわいくなくなる、というワケですね。コトミにボケ気質がなかったらこの兄妹、ベッタベタに仲良かったんでしょうねぇ‥‥とかぼんやり考えてしまいました。もちろん、今でも相当仲良いんですけど。


 ということで、終わり。
 一番おもしろかったのは萌え袖ですかね。ボケ自体もそうだし、余韻たっぷりの終わり方が斬新でした。カエデちゃん失神不可避。

『生徒会役員共』335話の感想 - 北区の帰宅部