北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2011年3・4号)の感想

 年内最後のジャンプ。『トリコ』がアニメ化が決まったそうで。フジテレビで日曜の朝にやるんだって。『ワンピース』の前だって。スゴイね。まぁ、観ないけど。

 年末企画として、連載陣による4コママンガと大喜利。掲載順はおそらく古株順かな。

 『こち亀』の4コマで、「正月4コマを何十年も描いているからネタないぞ」という言葉の重みがハンパない。スゴすぎ。ギャグだから季節ネタは毎年描いてるんだね。4コマだからってギャグマンガ勢が有利でシリアス勢が不利、と一概に言えないのかもしれないね。まぁ、それでも正月についてにキャラが語り合うというのはギャグマンガのが有利だけど。メタ視点は『こち亀』の定番だしね。

 全体を通してみると、やはりギャグ勢の方がおもしろい。無難すぎるのもあるけど、やはりギャグは応用が利きますね。逆に、ギャグじゃないのにこういうのがおもしろいのは大体作品自体もおもしろいんですよね。ギャグじゃないのに4コマがおもしろいヤツ見ると、尊敬の領域ですけどね。

 まぁ、けどね、こういう特別企画はなんかかわいそうな感じがしますよね。大喜利とか特にね。無理だろ。おもしろい大喜利いきなりやるのなんて。しかも文字だけで。おもしろかったのなんて極稀だよ。

 ちなみに『バクマン。』の編集長、4コマだとすっかりギャグキャラだけど、ギャグしてるの見ると『いぬまるだしっ』と見間違える。


『トリコ』

 メルクの星屑編が何事もなく完結。アッサリしすぎて1週読み飛ばしたのかと思ったよ。ホモっぷりが加速して、男装した女子が出てきたり、変な話だった。

 そして、ついに最後の四天王ゼブラが登場。極悪人らしいですね。超耳良さそうですね。黄泉っぽい。左の唇がなくなってるのは自分で食べちゃったのかな? 食いしん坊さんめ。片側だけ肉が剥き出し、となると『バットマン』のトゥーフェイスっぽい。そして口元がちぎれてるのはジョーカーっぽい。どちらにしても悪役。
 名前からして、やっぱどうしてもラッパーのZEEBRAを連想してしまうんだけど。やっぱり「殺しに来たぜ」くらいは言ってほしい。是非。


『ワンピース』

 無理矢理魚人島に入って一味が何組かに分かれる。あれっ、てかクラーケンは? 大好きなんですけど。

 魚人島の人魚に会って感涙してるサンジに対してのルフィのセリフ「バラティエを出た時より泣いてんなァ」。あ、あの感動のシーンよりも泣くのか、さすがだサンジ。


バクマン。

 平丸&吉田氏ハッスル回。正直、クライマックスだろ。これで最終回でなんの問題もない。今後、今回以上の感動をするとは思えない。主人公の2人がホントどうでもよくなる。

 バイク乗る吉田氏がカッコよすぎ。
 吉田氏が平丸の恋を阻止しようとすることで、蒼木が平丸に好意を持つキッカケになっちゃう、っていう皮肉ね。泣けるぜ。すべては平丸のためを思って必死になってる吉田氏。平丸への思いを爆発させる吉田氏。そして平丸の愛の告白。号泣必至ですね。冗談抜きで平丸が泣きながら告白するシーンは感動した。

 そしてなぜか告白成功。イエスの返事をもらって、平丸がすぐに吉田氏に抱きつく、というね。結局この2人もホモだね。だって、平丸の女への恋を邪魔したいだけじゃん、吉田氏。

 ラストにシュージンが、平丸のマンガがこれからおもしろくなりそうって言ってたけど、逆じゃね? 「僕には通じない」ってマンガ描いてる人が思い通じちゃったじゃん。これからスランプに陥ってそれを吉田氏が救ったりしたら、それはそれでいいね。

 こんな話があると俄然中井さんの復帰が楽しみすぎる。あと、静河流と山久のコンビの話が最近ない気がするんだけど。あれ、個人的にすげぇ好きだから楽しみだな。正直ね、主人公の2人、特にサイコーとかマジでどうでもいい。


エニグマ

 シャドーにとりつかれると、正反対の人格が生まれるんだって。心理学用語のシャドーそのまんまだったのね。

 クリスがどんなにイイ人だったとしても超気持ち悪いあの超能力、サイコーだね。


銀魂

 忘年会で酔い潰れた銀さんが一夜にして各女性キャラとK点を越える話。ギャグのキャラも男らしいキャラもみんな女らしくなるのが笑える。
 神楽に手を出さなかったのは最後の良心。都が黙ってないぜ。

 ちなみに、酒に酔っただけで完全に記憶が消えるというのは考えにくい。つまり、銀さんはレイプ用のドラッグをキメていたと考えるのが筋ですな。
 映画『ハングオーバー』で得た情報でございます。


読み切り『黒鉄ークロガネー』

 成績超優秀だが運動が一切ダメな主人公が剣道を始める話。先週が弓道で今週が剣道とか、被りすぎだろ。けど、今週のが全然おもしろかったよ。

 成績がいくらよくても運動神経がないと学校ではヒーローになれない、ってのが主人公の悩みなんだけど。これ、舞台高校だよね。スポーツできてヒーローになれるのってせいぜい中学までじゃね?
 個人的に、運痴な主人公とかすげぇイイんだけど。

 超能力並みに目がイイんだけど、主人公はそれを曇りガラスのメガネをして隠してるのもイイね。そして自分の力に目覚めてく、っていう。まぁ、所詮、こいつも潜在能力かよ、ってガッカリはありますが。
 運痴すぎるっていう設定でギャグに走りすぎたため、ラストのバトルでいきなり主人公強くなりすぎって思わざるをえない。ていうかね、運動ができないヤツ=体力がない っていうのは短絡的すぎるね。運動音痴ってそういうんじゃねぇから!(魂の叫び)

 まぁ、割とおもしろく読めた本作なんだけど、出てきちゃったね。定番の不良。「ようようネエチャン」みたいなタイプ。なんだろうね、読み切りとか新人のマンガにあり得ない出現率なんだけど。もっといるだろ、主人公が戦うべき相手は。ああいうのが出てくるだけでドン引きですよ。
 それにしても、校舎内で同じ学校の女子生徒をレイプしようとするあの不良、バカすぎだろ。もうちょっとTPOってもんを考えようよ。

 まぁ、今回の読み切り祭の中では頭1つくらい出てるんじゃないの。もし、連載になったとして、主人公の運痴が治らないことを祈ってるよ。


スケットダンス

 また告白してるよ! 愛の告白は『バクマン。』でお腹いっぱい。
 ギャグマンガなのに『バクマン。』よりも笑えなかったのは反省の余地があるね。いや、別につまんなかったワケじゃないし、ギャグマンガ内でキャラ同士が告白するとか、常識で考えられないワケで、そこらへんが『スケットダンス』の魅力なんだけど。告白されて語彙が乏しくなり、なにもできない主人公とかもカッコ悪くてよかったけどさ。さらにラストにサーヤがヒメコにボッスンの悪口を言うってシーン、サイコーすぎる。本妻と不倫相手が仲良くなっちゃうみたいな感じ、すげぇイイわ。

 が、今週だったのが運の尽き。平丸に勝ててないよ。


べるぜバブ

 大掃除をテーマにギャグ回。って、特別企画の4コマと被りすぎ。

 悪魔の説明ができないくだりはおもしろかった。


こち亀

 クリスマスに大事件が起きて、マジメに終わる。
 4コマのがおもしろかった。


『逢魔ヶ刻動物園』

 水族園編が完結。ラストの大団円の最中に照れ隠し的なギャグを挟むのは嫌いじゃない。園長の「どっち…?」 は笑った。カッコつけてるシャチが恥ずかしい。

 次回から新章スタートだって。ひょっとして水族館編が終わってちょっと日常回をやったら打ち切りかと思ってたからうれしいね。


『LIGHT WING』

 貫禄のケツ位置。完全固定ですね。ラスボスとの対決を前にまさかの過去編スタート。どーでもいいような・・・・・・いやいや、ラスボスとの因縁気になるよねー(棒読み)

 サッカー未経験の小学生を集めたサッカーチームが舞台なんだけど。この監督、明らかに才能がある人を集めてるんだよね。なんかすげぇ気持ち悪い。いわゆるサッカー愛とは違う気がする。ヘタなヤツがサッカーを続けたっていいんじゃないの? いくら好きでもサッカーが上達しない人だっているし、その人の方がサッカー愛が強いってことはざらにあると思うんだけど。

 今回の1ページ目にあるような突飛な演出、このマンガだとよくあるけど、微妙じゃね? ちなみに『トリコ』のフルコースの枠にはまってバチィィッて音がするヤツも微妙だと思う。ああいうのはアニメでやればいい。まぁ、アニメ化決まったんでね、いいんでねぇの。『トリコ』はね。これはアニメ化しねぇだろ。


 読んでないんだけどさ、『ぬらりひょんの孫』って最近掲載位置悪いよね。あれってアニメ化もされてて人気あるんじゃないの? まぁ、読んだことないから悪口もフォローもできなくて悔しいんだけど。