GW明けでござんすよ。すっかりジャンプ読む習慣が抜けて困っております。
先日、映画評論家の町山智浩がツイッターで、「佳作」という言葉が嫌いという旨を連続してツイートして話題になりました。個人的には、「好きな言葉使わせてくれよw」程度だったんですが、途中からその矛先が「まっとう」という単語にも向いたんですね。上から目線でムカつく言葉、ってことで。
「まっとう(全う)」というのは当ブログの、特にジャンプ感想における超頻出ワードであります。なので、急にオレのことを話していたのかとビックリした次第です。今後も「全う」は使っていくつもりですよー。多分今週も使う。
個人的には、「王道」の言い換えで使うのが多いですかね。「セオリー通り」って言うと怒る人いそうですけど、「かゆいトコに手が届く」的なニュアンス。大好きな言葉です。「全う」。
では、ジャンプの感想。表紙&巻頭カラーは新連載1発目。
前にも書いたと思いますが、今期の新連載には恨みしかないです。オレから『新米婦警キルコさん』を奪うつもりなんだろぉぉ!!! クソがぁぁぁっ!!!!
‥‥なので、無意識的に悪口多め、ネガティブな見方になるかもしれません。気をつけますが。
- 背表紙
- 祝、!、ジ、ャ、ン、プ、創、刊、4、5、周、年、!!、こ、れ、か、ら、も、ジ、ャ、ン(←イマココ)。
- 発言者は新連載のヤツ。表紙でいうと右。
- 気になるのは再来週ですかね。2度目の「ジャンプ」の次はどこに向かうのか。「を」かな。
- 『SOUL CATCHER(S)』神海英雄
- 全力全開フルパワー新連載3連発の1発目。右翼こと『LIGHT WING』の人ね。右翼はネタとしてはおもしろいけど、ネタとしておもしろい作品を傑作のように扱うのは嫌いです。あれは酷かったと思います。嫌い。
- 物憂げな主人公によるモノローグ全開な開幕。正直この手の手法は好きじゃないです。そして、心が読める人のモノローグって『斉木楠雄のΨ難』を連想せざるを得ないです。アレはコメディーだもの。真面目にやってる本作が滑稽に見えちゃう。
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- ↑ 主人公は人の心が「見える」そうですが、だとしたらこのシーンおかしいよね。後ろの人の心が読めてるもの。このシーン見た時、心(の声)を「聞く」んだと勘違いしてしまいましたよ。冒頭にある非日常描写ということで、重要なシーンだと思っただけに。
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- 主人公が曲を聞いた時の第一声「空気が震える」で笑ってしまった。そりゃ、空気は震えてるよ。
- 人の心を揺さぶる音(手)を出せるのは実は1人。吹奏楽部の他のメンバーはそのパワーを増幅させてるだけ。すごい萎えた。エリート主義というかさぁ。吹奏楽に関心も知識もないけど、吹奏楽ナメてんじゃねぇの?って思う。
- 本作の煽りで「超視覚型吹奏楽」って言ってたけど、全部言葉で説明してるよね。文章だよ。音が手になり心を掴む、っていう核の部分も主人公がわざわざ言葉で説明してくれたし。全然視覚型じゃない。
- その文章。モノローグ過多の件だけど。フツーに話の進行を妨げられてるような気もします。主人公2人がいよいよ対面、ってシーンでいちいちモブ子たちの心の状況とか興味ねぇし。
- そもそもサックスとはの部分。おおっ、これは燃える。というか全う。特殊な環境を描く場合は、最初にその説明が欲しいじゃないですか。ほら、某ラクロス漫画とか。作音楽器だから、とかチンプンカンプンだけど、「なんかすげー」的な感動はしました。
- そんなサックス大好き少年ぶりには好感しか湧かないんだけど、声を失って心を病んだ少女に向かって毎日サックスを聞かせるのは悪手としか思えないよ‥‥。人の心に傷に塩塗って土足で踏み込んでるんじゃねぇの?
- あと、声を失った原因があやふやすぎるのもアレですね。ある日突然失って、失ったことが原因で心が気力を失い、心が気力を失ったから声が出ない。原因がループしてる。
- 主人公が言葉で説明しすぎ、ってのはさっきも言いましたけど、もう1回。本作の見せ場って演奏シーンでしょ。サックス吹いてる横で「次はxxだ!!」みたいに大声で実況してる人いたら、演奏が台無しだよね?
- 心象風景について。海とか、海ありきで例え続ける主人公とかはいいとしよう。我慢できる。けど、ヒロインが人魚ってどういうことだってばよ。意味がわからん‥‥。
- トンデモ心象風景といえば『食戟のソーマ』ですよね。『食戟のソーマ』の良い所は例のトンデモ描写がギャグになりうると自覚している点だと思うんですよ。エロとギャグを紙一重のバランスで行ったり来たりする。なんだけど、本作のはギャグになっちゃってるように見えるんですよね。だから絵を見てワタクシの中に生じる笑いは本作を読み進める上でノイズに感じる。
- 心が「見える」主人公を指揮者に起用する、というアイディアはすごいおもしろかったです。なるほど、とすら思いました。けど、それだけにさっきのカラーページの件と同じ話に繋がってしまった。客は指揮者の背中側だから見えないじゃん。
- ということで、1話終わり。概ね不評。やっぱり苦手だなぁ‥‥っていうか単純にダメダメじゃね? しかし、これは『新米婦警キルコさん』の件の恨みと関係があるのか? 客観的な判断ができてるのか自信ないですが、つまんなかったと思います。
追記
コメント欄にてご指摘をいただきました。「声が出ない→人魚姫」ということだったんですね。
基本的なところを見落としてました‥‥お恥ずかしい限りです。
前半であまりハマらなかったので、偏見込みで読んでいたのかもしれません。以後気をつけます。
- 『トリコ』
- 『暗殺教室』
- うわああああん、渚くんがエロいよおおおぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!(GW明けで忘れてた) こんなもんポルノやないかいっ!!!
- だってほら、「暗殺でしか使えない才能!!」ってシーンの渚くん裸だもの。作者もそういう風に見られてることを十二分に意識してるじゃない。くそぅ、手の上で踊らされてるじゃないか‥‥悔しい(ビクンビクン)。
- だってほら、渚くんがお辞儀するシーンで意味なく背中がチラ見せしてるじゃないですか。ああぁぁぁー、あの背中に氷でも這わせてぇわぁ。
- ‥‥取り乱しました。見せ場としては、理事長きたー!! 鷹岡という暗殺教室の部外者に対して、組織のトップが登場するとは。ここでは出ないと思ってたなぁ。教育理念に関しても鷹岡と理事長が似て非なるものだったワケですね。おもろいおもろい。進撃の鷹岡でもおもしろそうだけど。
- 心象風景。理事長のムカデが鷹岡の口に入っていくんですが、その直後現実描写において鷹岡の口に解雇通知をブチ込むのが見事でした。あー、これは心象風景で遊んでるだけの『SOUL CATCHER(S)』のショボさが如実に現れるな。
- このエピソードは教育理念のぶつかり合いがテーマだったと思うんですが、最後に殺せんせーの理念が。曰く「良い教師は迷うものです」。鷹岡、理事長、と違って生徒それぞれの違い、個性と向き合いながらベストの答えを模索する。画一的な教育を施そうとした鷹岡とは対極であるんですね。やっぱビリーズブートキャンプは画一的教育の象徴だと思うよ。
- 今週のビッチ先生。関係ないのにカラスマにおごってもらおうとしててかわいい。
- 今週の結論、渚くんの肩ポンってしたい。
- 『黒子のバスケ』
- 監督の名前が「白金」。お、おおぅ‥‥『クロガネ』打ち切られててよかったな。
- とはいえ、こんなところに「白」が出てくるとは少し意外。赤を倒した後の次なるボスキャラかと勝手に思ってたんだけどね。
- 緑紫のケンカを止めるために黒子が出した作が、黒青黄vs緑紫赤 の3on3。これは燃えるな。同時に6人全員が出れる。なかなかファン喜ばせなことしてくれるじゃないの。世代の仲の良さ、チーム感が出るのも楽しいですね。
- 黒子のパスを巡って青と黄がケンカ‥‥なかなか腐った匂いがする話ですね。おもしろいと思います。
- 『斉木楠雄のΨ難』
- 『食戟のソーマ』
- 扉絵の全裸先輩の顔が『ワールドトリガー』ちっく。
- 前回、株を下げまくったメガネ卒業生の株価を保つ見事な展開だったと思います。
- まず、「田所ちゃん何も悪くないじゃねぇか」という読者の声をレズビアン卒業生に言わせること。卒業生同士が同等のパワーバランスだとしたら、田所ちゃんをクビにしたメガネの株は余計下がりますが、彼女はレズビアン(田所ちゃん大好き)という上げ底評価というのでバランスがとれてるのではないでしょうか。
- あと、単純に超大物っぽい卒業生たちと対等の関係を築いている、仲も良さそう、という描写が入ることでメガネの株価が保たれてる気もします。
- どうでもいいけど、堂島の「む なんとこれで同票だ… 退っ引きならんな…」っていうセリフ、すげぇイイな。扱いに慣れてるというか、関係性が確立されてる感じ。
- そんな堂島の説得方法は、恫喝。さすがマッチョの考えは強引だぜw そんな恫喝に対して怯まないメガネ、というのを描くのも有意義かと。
- 田所ちゃんのジト目からのマジギレ。守られるだけの存在、というある種本作の抱える問題点を田所ちゃん自身が認識しているようでおもしろいですね。そして、そんなマジメな空気を吹き飛ばすソーマくんの「お前たまに方言出るときあるよなー」。このギャグとシリアスのバランスは見事。なんて言うのか、『べるぜバブ』っぽいんだよね。マジメになりすぎると、照れ隠しのようにギャグを挟む、マジメなことに対するギャグを挟むっていうのが。通りでワタクシが本作に魅了されるワケですね。
- ソーマ&田所の不在に気づき「嫌な予感しかしない!!!」という判断を下す友達諸君。ワタクシだったらもっとエロいこと想像しますよ‥‥。やっぱ本作は少年マンガしてるな。
- そ、卒業生にLがいるじゃないか‥‥。メガネと仲良さそうで何よりです。
- んで、食戟。メガネの株を保つため1対2という構成。課題で余った野菜が材料、というのもドラマチックで燃えますね。メガネは恵まれた食材しか普段使わなそうだから、ソーマ&田所ペアのために譲歩してる気がする。そして、田所ちゃんがメインで調理する、というのが肝心のルール。これには先週以降カッコよかったソーマくんもドン引きである。あれだけ全うにキメてたソーマくんですら、このようにオチが用意されてしまうんだから本作は侮れないです。
- 『ハイキュー!!』
- GWに新宿駅に出された広告が載ってますね。GWには生きませんでしたが、その場所には行ったことあるので大きさはよくわかります。こんだけ横長なのがあったら相当な存在感だったと思いますよ。
- 大王様過去編。コイツも影山にポジションを奪われて心を病んでいた、と。これはおもしろいですね。そして久々に本作のトラウマ描写が見れたので大満足です。まったくの善意で心を抉ってくる影山が怖すぎる。さすがは怪談バレー漫画。
- サーブを教えるのを断る、という既存の情報に対してここまでのドラマを詰め込んじゃうんだから本作はスゴイですね。おもしろいワケだよ。
- んで、大王様がスランプを脱出する理屈が影山のそれと完全に一致、というのもサイコーですね。「俄然無敵な気分」とかセリフもキメキメです。
- なにより、今回のカラー扉絵ですよ。「大王様が鼻血?」って初見時に思ったんですが、ここでのケンカを表してたんですね。頭突きした方の額に「じんじん」という擬音を付けるのも素晴らしいです。
- 相変わらずノヤっさんのレシーブはカッコイイな。相手への惜しみない賛辞もあって、どちらの株も落ちないというバランス。そして、影山だけでなく月島のモノローグも入れるというのが燃えますね。正念場というのが伝わりますし、影月のコミュニケーションというドラマに感動してしまいます。
- そして、サーブは止められ、スパイクは防がれた敵校の2人も過去編のドラマがあることで、全然ショボく感じない、どころか読んでて「あークソ」と肩入れしてしまうレベル。だ、誰の株も下がらねぇ‥‥。おまけに出場してないスガさんに対する恐怖まで描いちゃうんだから、なにこれこわい。充実しすぎてる。
- 『銀魂』
- 『ニセコイ』
- あ、あの学校の女子の体操着ってブルマだったんだ。現在は、フィクション内でしかその存在を確認できない気もするんですが、採用してる学校ってあるのかしら。そして、最近の小中学生はブルマというものをどのように受け取っているのかしら。はみ出しパンツを探したりするのかしら。
- もういっちょ脱線。前回の男子の優勝者には好きな女子のキス券を、って話に対して、「男子にだけ女子のサービスという賞品」ってどういう倫理観してんの?みたいな話も聞きました。これはその通りだと思うんですが、「キス券の代わりに女子にはフェラ券をやれよ」とか言ってる人がいてドン引きしました。好きな女の子からのキスの対極が好きな男の子をフェラすることだと思ってるお前の頭の方がおかしいよ。フェラは男が喜ぶ行為だってばよ。ばーかばーか。
- ‥‥脱線で下ネタな単語を使ってしまい、本当に申し訳ないと思っております。本編いきます。
- まぁ、劇中のトンデモ展開にツッコミを入れるのも無意味だと思える程にカオスな話なんですよね‥‥。とりあえず、しょーもない罠のためだけに子猫7匹を利用するのが、個人的には一番気になったかなぁ。集が子猫をゲットする、出会う描写みたいなのが事前にあればいいんだけど。ねーし。今後、その猫を集が飼う、みたいなフォローがあればいいんだけど、あるワケねーし。
- てか、猫の描写に対する無関心っぷりがヤバイな。人形にしか見えないぞ。本当に作者の目には生物として映ってないんだろうな、とか考えてしまうレベルである。
- 人間に対する子猫の扱いと同様、楽&集、そしてヒロインズに対するその他の生徒というのも無関心なんですよね。作者の中では生きていないに等しいというか。うーむ、本作の闇は深い‥‥。
- そして、男同士の対決というものに関心があるはずもなく‥‥。なんで楽が勝てたのかが不明であります。すごいな。今回の一件で、楽は超スポーツマンってなっちゃうんだけど、それも気にしないんだろうな。「フツーの高校生」って扱いするんだろうな。すげぇ、『ニセコイ』すげぇよ。
- 最後の煽りが「ご褒美は…間接で」なんですけど、間接キスというものを履き違えてるだろ。あの状況で間接キスを堪能するのは千棘っちだけですよ。楽はまったくキスを得てない。この煽りだったら、事前に口を付けた缶(開けなくても可)を楽に渡す、とかじゃないと。‥‥えっ、それじゃ千棘がヤバイ人だって? ヤバイのは作品自体だから大丈夫です。
- 『キングダム』原泰久
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- ↑柱の「ふだん読めるのはヤングジャンプだけ!!応援よろしくっ!!」が新鮮ww こんなパターンもあったんですね。「ふだん読めるのは」ってのがおもしろい。
- こういうイレギュラーな部分が見れるのは本企画のおかげですかね。作品とまったく関係のない部分ですがー。
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- 冒頭のオールスター勢揃い、って部分は一見さん用かな。本作の持つ魅力をわかりやすく紹介するとああなる、って感じでしょうか。いや、あの人たちがどれほどの人物かは全然知らないんですが。
- 主人公(と思われる男)の「いつか天下の大将軍になる男」というのを、「うわ バカっぽい」と一蹴するヒロイン(と思われる女)が新鮮でした。『ONE PIECE』でも似たセリフありますが、心の中で笑われるというのが『ONE PIECE』との違いですかね。
- てか、ヒロインとの対話シーンがホント『ONE PIECE』と似てますね。助けに来た主人公に対して初めは拒否するも、しつこく詰め寄られ泣きながら本音を吐露する、とかマジ『ONE PIECE』であっただろ。すげぇな、少年ジャンプしてるじゃない。
- てか、一見さん仕様が素晴らしいですね。読みやすいというか、ベタな政略結婚をメインに持ってくることで、話の内容が言われなくてもわかる、という作り。ラスト、姫様が自らの意志でダイブするのもサイコーに燃えましたし。
- ただ、軍師(女なの?)があの作戦を考えるべきだった気もします。
- 「氷雷は矢で死んだ」の一文ww なんだこの投げやりな決着はwww まぁ、そもそも無理のある企画だからこのくらいの力技は許容範囲内ですかねぇ。小さく顔を映すあたり確信犯だな。ギャグだと自覚してやがる。
- まぁ、ということで、おもしろかったです。意外、というか見事ですね。完全な続きモノに出張読み切り描かせるという無理ゲーに対してそれなりの形にしてしまったんですからね。もうそれだけで感動です。
- 『SKET DANCE』
- 新理事長の話。全校集会における「クビ」発言。しょ、『食戟のソーマ』で見たことあるでぇ‥‥。
- てか、それ以外にもあんな程度のことで退学なんて処分したら大問題じゃねぇか。「シーン」「ゴク」じゃねぇよ。バカかよ。リアリティーラインが崩壊してんだよ。
- 本作の世界観と比べて新理事長の言っていることが荒唐無稽すぎて萎える。「な…何を言ってんだ?」とマジメモードで受け取ってる生徒たちの姿を見ても、「お前も何言ってんだよ」としか思えないです。だって、ギャグじゃないと処理できないレベルの言動じゃん。真顔で受け止めんなよ。
- ボッスンが真っ先に取った手段が、サイクロプスに連絡。ただ、あの新理事長のキャラ的に「ケータイ禁止」が入ってないことが既に不自然ですよ。アレを土台にシリアス展開繰り広げようとするのが無理なんですよ。早速無理が生じてるもの。
- その後の「帽子を取りたまえ」。帽子だけでいいの? 制服の着崩しもナシじゃね? ってなるんですよ。なにやっても裏目にしか出ない状況になっちゃってる。
- 個性を嫌う軍人上がりの教育者‥‥。あ、『暗殺教室』やないかワレェ!! これは『SKET DANCE』に罪はないけど、タイミングが最悪だな。『暗殺教室』の二番煎じにしか見えねぇです。
- そして、そんな新理事長の動機は息子がいじめられたから‥‥って私怨かよw 小者だなぁオイ。教育理念の話どこ行った。
- いやね、喋らないとか、いじめとか、スケット団と重ね合わせて、っていうのはおもしろいと思うよ。強引だけど。だけど、新理事長の逆恨みにしか見えないんですよ。あれじゃあ。
- んで、理事長が簡単に前言撤回して文化祭開催。いち生徒と彼の退学を賭けた勝負。その審査はてめぇの息子。‥‥うん、なんて言ったらいいんですかね。無茶苦茶すぎてなんかアレ。マジでヤバイことになってきたな、本作。ヤバイ片鱗は今までにも見えたけど、ここまでヤバイとは。ごめん、『ニセコイ』のことバカにしたけど、それどころじゃないや。全然マシ。『ニセコイ』とかあんなにしっかりした作品はないですよ、ってレベル。ひっでぇなオイ。
- こんな状況で「ラストダンス」って言われてもねぇ‥‥盛り上げ下手にも程があるってばよ。
- 『こち亀』
- 電車内で物を食べるの巻。果ては、マナーとモラルの話。
- 部長の言う、戦後のババアが電車内で喰ってるのは微笑ましい光景、って話がバリ気持ち悪い。なに言ってんだあのチョビヒゲ。バカかよ。
- 食事は迷惑、化粧も迷惑、まだわかる。なんでケータイまで文句言われなきゃいけないの。スペース的に超コンパクトだし、臭いも発生しないじゃんかよ。無我無想のまま死んじゃえよ。
- 両津の「いつからこの国にそんな法律が……」ってセリフはおもしろかったですね。マナーとモラルの話題において必要な視点。ルールではないけど、「普通」食べない。ここの線引きが難しいワケで。
- 劇中、学生がポテトとか食べるのはアリ、みたいな扱いになってるけど、ナシだろ。電車内の食事に文句付ける人がなんでポテトは、学生はセーフにするんだよ。あのチョビヒゲ、両津叱りたいだけだろ‥‥。
- まぁ、そういうマナー、モラル問題が中盤から放置されたのはよかったです。読み続けたら発狂しそう。
- んで、出てきたのが、飲食専用車両。いつもの如く、「これが好評で」的な飛躍を見せるんですが、電車内にテーブル付けたら乗車率の低下は避けられないから乗客が倍に増える、ってのはあり得ないですよね。ねーよ。
- 『BLEACH』
- 精神世界でパパがママを助けたらママが全裸だったの巻。HAHAHAHA、これは単行本が楽しみだぜぇ。まぁ、主人公のママということでおっぱい出すのは自然ですね(不自然)。
- ママが全裸、息を荒らげるママ、「…お二人の(中略)結合に成功しました」。セックスじゃないですかーやだー。えろーい。
- そんな風に寝取られた石田パパ、ショックの果てに行きずりのメイドを抱いた、という解釈でよろしいんですよね? メロドラマすぎるぜぇ。
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- 直後に掲載されてる新人漫画賞に向けての漫画道場。『BLEACH』がお手本になってるんですが、今回教えているのは「あえて大コマ」「あえて背景は無地」の2点。手抜きではないことの証明ですね(震え声)。
- 『べるぜバブ』
- 姫ラーとか。怖がらせたいのか笑わせたいのか判断できないですね。すごいバランス。
- んで、一同による裏切リーゼントへのリアクション。パー子の「どこもかしくもリーゼンリーゼン!!」がツボでした。
- ワタクシはなるべく予想をしないようにしてるんでアレですが、よその感想ブログとかを見ると、姫川の裏切りは演技説ってのも結構あったんですよ。まぁ、当然っちゃ当然ですよね。それに対して本作の中で、「演技じゃね?」「ねーよ」って会話を用意したのがスゴイ。こう描いたら読者がどう思うかってのが把握してやがる。パネェッスよ。
- またそれを、劇中の姫ちゃんに言わせることによって、読者の考えすら読んじゃう姫ちゃんパネェッス、的な意味なのかな?(考え過ぎか?)
- んで、姫ちゃんに負けた東条さんって‥‥の件。ギャグとはいえ、フォローを入れてるのが親切ですね。『ONE PIECE』のスモーカーもああいうギャグがあったらよかったのに。
- 鷹宮さん登場。学ランのボタン全閉じというのが逆に異様、ってことですね。本作における一般人である古市でさえボタンは開けてるからね。
- んでんで、姫ちゃんの提案はまず古市。単行本を揃えてないんで断言できないんですが、たしか姫ちゃんの初登場時も古市狙ってたよね? ブレてないね。
- 写真の古市が鼻血出してるのがウケた。それと同時に意味深にも思えますね。
- 『ワールドトリガー』
- 本編の前に「徹底解析」とかいう解説が載ってますね。読むのめんd‥‥。
- てか、掲載位置随分と下がりましたね。こないだセンターカラーだったのに。
- チカの年齢が思ったよりも上だったのでビックリしました。幼女的なものだと思ってた‥‥。一応(先輩の)妹ということで庇護欲はそそられますが。
- トリオンの測定。血で測れるのかな? 『スターウォーズ EP1』におけるミディクロリアン測定みたいですね。やっぱ似てる。トリオンはフォースと完全に一致(違)。
- そんな測定の結果がキューブ。1話の扉絵にあったヤツですね。こないだ古ジャンプは捨てちゃったので確認はできませんが、チカのはかなりデカかった記憶。
- ユーマが「オサムとチカって付き合ってんの?」と茶化してきましたが、付き合うって概念はあるんですね。よくわからんのぅ。
- んで、チカの測定結果。あまりの大きさに一同驚愕。僕と契約して魔法少女になってよ。
- 『クロス・マネジ』
- 本編の直前に特設コーナー「クロス・マナブ」。ラクロスがどんなスポーツなのかが説明してあるじゃないか! これは今期は存命ですかね。てか、ルール説明は本編でやれよw
- 直前の『ワールドトリガー』の解説では、レプリカが「読むべきだ」と言っているのに対し、本作の解説では小松が「つーか覚えなくても何とかなんじゃね!?」。なんだこの意識の差は‥‥。まぁ、後者が真理だと思います。
- ラクロスではアタッカーとディフェンダーはそれぞれ攻撃と守備の専門で、一方にしか参加できない。女子ラクロスでは相手の体に接触したり、スティックで叩いたりできない。お、おもしろそうなルールあるじゃないの‥‥。今週で32話目だぜ。
- んで、本編。相手のゴーリーこそが最強の盾だそうで。ヤバイっすね。
- 「最強の矛で最強の盾を突いたらどうなるの?」というのを関くんに言わせてるのがお見事です。ギャグに着地させるのも楽しいです。「解説キャラ気取って嘘付くとかぁ」。
- ナミネがみそらを抜くシーン。みそらの顔のアップにナミネの長い髪だけが重なる、ってのがカッコイイっす。もうちょっと髪まとめろよ、とか言ってはいけない。
- 解説キャラ気取りによる男子ラクロスと女子ラクロスの違い講座。やっぱこういうの聞くと燃えますよね。単純にそんなに違うのかと驚きましたし。
- ナミネを止められるはずもなく、相手が先制。ラスト2ページにわたって、主要キャラが一言も喋ってないのが実に本作らしい演出。絶望する人、悔しがる人、相手の技に酔いしれる人、試合中なのに男を見つめる人、それぞれの心境を絵だけで説明しちゃうっていうね。説明過多な作品は野暮だと思わざるを得ない瞬間。
- 『恋するエジソン』
- スーパーでの寮長とスピカ、という扉絵に付いた「万引き」というサブタイ。2人がやってるみたいだよ。
- 本作ラストの煽りa.k.a.ツッコミ。前半は「何で泥棒ルックだったの!?」、後半は「千円でこの発明は絶対買い!!」。どちらも本作の粗、読者が考えてしまう隙の部分を指摘する見事な出来なんじゃないでしょうかね。
- 『新米婦警キルコさん』
- 落下するハル先輩を助けに来るのはライくん。助けに来てるのにドキドキしてるとかかわいすぎる‥‥。くそっくそっ。
- まぁ、ライくんが飛んできたところで、どうやって助けるのかが謎ですねぇ。とはいえ、海だから落ちても平気なのかな。着水してからがライの出番ってことか? ‥‥と思ったら、着水後のハル先輩は鼻血垂らしてるのか。着水時の衝撃を(おそらく盾になって)救う、ということかな。
- サブタイが「さらば!新米婦警キルコさん!!」で、煽りが「大団円!!!」。はぁ‥‥現実から目をそらしたい‥‥。
- ファントムことお義父さんが自分の救命ボードくれたけど、彼はどうやって帰るつもりだったんだろうか。死ぬ気だった? まぁ、泳いで帰れそうな世界観ではあるが。
- ライくんがかわいいのは説明不要だとして、メイちゃんもなかなか魅力的ですね。「体中ハニカム構造にすっぞ」とかセリフ回しもおもしろいし、場面場面でコロコロ変わる表情も楽しいです。ふむ、署に1人いると輝く存在だなぁ。
- そんなメイちゃん、ハル先輩んちに転がり込む。多分ライくんも。本作は1話でハル先輩とキルコが、「責任はとってやる」「一生ついていきます」というやり取りをしたことから始まっているので、2人は疑似的な夫婦なんですよ。つまり、ライメイの2人は疑似的な子供。次はペットかな‥‥次があれば(血涙)。
- 大コマでの「夜明けだ」のシーン、見事ですね。セリフを排して主要キャラの表情だけで感動を伝えてる。またおもしろいのが、ライ、メイ、バレット、知秋を映すコマはどれも横からだったり斜めからのショットなんですよ。そして、ハル先輩はほぼ正面なんだけど、微妙にズレてる。満を持してのキルコだけが真正面。
- 朝日は左の方向にあるので一同(正面のキルコ以外)は左に向いてるんですが、ライくんだけ右向き。しかし、視線は左に向いていて‥‥というのが超かわいい。くそっ、ライくん最強だな。
- ほんで、「どうなるか」「こうなる」のくだり。言わずもがなですが、1話冒頭であったモノローグをもっかいやっているワケで、これはキレイな円環構造。‥‥って、終わっちゃうじゃないか(泣過嗚咽)。
- オチ。メイン4人の顔芸。ハル先輩は当然ですが、何気に知秋もこの手のギャグに強いですよね。
- 『HUNGRY JOKER』
- さーいしゅーかーい。おつおつ。
- まぁ、最終対決なんですが、先週までと同様ハイジがどのような能力を手にし、どのような理屈の攻撃を受け、どのような理屈でそれを凌駕したのか、サッパリですね。なんかすごそうなことやってる、くらいの印象しか湧きませんよ。残念。
- んで、一年後。千歳のモノローグは1話でもあったんだっけ?(覚えてない) 偶然とはいえ、今週の『新米婦警キルコさん』とやってることが被りまくってますね。感動の頂点に笑顔の大コマを配するのも同じですし。逆に言うと、最終回ではない段階で最終回にふさわしい演出を積み重ねる『キルコさん』すげぇってことですね(ホメたいだけ)。
- 最終回に向けての盛り上げ方も本作と『キルコさん』は対照的だった印象です。『キルコさん』は過去の展開、キャラ、伏線を丁寧にに拾いまくった反面、本作はラスト数話の超展開で済ませちゃう、っていうね。まぁ、打ち切りマンガとして、どちらが正しいかはわかりません。一長一短だしね。ファンとしては「打ち切り用の展開やってるんだな」って読んでて思うのはツライもんです。なので、最後のギリギリまで通常通りの展開をやってくれる本作みたいなやり方の方が、って考え方もできますね。
- まぁ、ということで終わり。実に内容のない最終回ではありました。いわゆる「俺たちの戦いはこれからだ」エンド。こないだの『めだかボックス』がネタにしていただけに、悲しく見えます。
- 『HUNGRY JOKER』全体としてはですねぇ、ラスト数話以外はおもしろかったと思うんですよ。レベルは高かったとは思います。怪獣が大暴れ、的な展開も新鮮だったので好感ですし。あとは、アレだ。1話での「どうなるか」「こうなる」のくだりが『キルコさん』1話と丸被りしたんですよね。偶然とはいえ、爆笑した記憶があります。それがねぇ‥‥。
- ジャン魂G!
- G-11覇者のむちむち花火さんのインタビュー。印刷上の都合で顔を隠してる奥さん(と子供)が割とホラーっぽく見えます。ブログの方にはキレイな写真が載るのかな。
- インタビューに奥様登場ww 「2人の軌跡」とかいう写真コーナーまであって‥‥えぇーっと、コレ何の企画ですか? 『新婚さんいらっしゃい』的なヤツ?
- V2、奥さん出演、出産報告ということもあり、いつもとは違った感じになってたんじゃないですかね。
- どん「何勉強してるの?」のくだりは見たかった(ワガママ)。
- 1年後にまた優勝したいとのことですが、結婚、出産と来たら次はネタなくなっちゃいそうですね。xxとかxxxxとかしかないような気も(不吉なことは書かない)。
- 目次
- 「マンギリ!!」(長谷川智広)。創刊45周年記念表紙に「なんじゃこれ!?」の声多数!どんな表紙だった?
- 連載以外からもネタにされる愛され系編集者齋藤。人気に嫉妬だわ。
- てか、この人(齋藤じゃないよ)って以前金未来杯で掲載されてた人なのね。『焼野原』の人。妙な小慣れてる感があると思ったけどなるほど。
- 「マンギリ!!」(長谷川智広)。創刊45周年記念表紙に「なんじゃこれ!?」の声多数!どんな表紙だった?
今週載っているキングダムは僕も全巻読んでます。男気あふれて面白いです!!
(『ONE PIECE』)
天才児、神海先制が帰って来た!!どんな驚きが待っているのか今から楽しみです!!
(『暗殺教室』)
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- 出張&新連載に優しい少年ジャンプ大物陣。
- 愛読者アンケート
- まぁ、新連載についてがメインですわな。
- あとNEXTを買った理由の中にある「間違えて」がいつ見てもツボ。おもしろすぎる。
総括です。
んまぁ、新連載ですよ。1発目。全然ハマらなかったです。モノローグによる進行は『斉木』だし、心象風景は『食戟』であり『暗殺』。そしてそのどれにも劣るという印象です。これは不安な出発。
逆にいうと、不安しかなかった出張企画。『キングダム』の一見さんへの工夫が素晴らしかったです。読みやすくて感動しました。
今週のベスト作品を決める前に、今週のワースト。とにかく『SKET DANCE』の酷さがすごかったです。特筆すべきレベル。思い出すのも嫌になるくらいです。来週以降、気が重すぎるよ‥‥。
で、今週のベスト作品。まぁ、『ハイキュー!!』でしょうよ。何度目だナウシカ状態な気もしますが、それでもやっぱり『ハイキュー!!』を挙げざるを得ない、ってくらいにおもしろかった。強すぎるよ。
次点は『キングダム』『食戟のソーマ』かな。
では、今週のベストキャラ決めてお開きです。次点から。
- 四宮 『食戟のソーマ』
- 前回、俺たちの田所ちゃんを泣かせたということで株価がストップ安だったメガネ。そんなクソメガネの威厳、株価を保つために施された数々の手が素晴らしかったです。
- という意味を込めてのクソメガネ。
んで、今週のベストキャラはこちら。
- 大王様 『ハイキュー!!』
- 久々に『ハイキュー』のトラウマ描写きたー!!!
- やはり本作のホラー描写は怖すぎますね。サイコーでした。影山が怖すぎた。
- カラー扉絵で「ん?鼻血?」と思わせての本編、という構成も決まってたと思います。『ハイキュー!!』は毎週毎週おもしろすぎてつまらないな。
2巻。アマゾンの画像だと帯なしですけど、表紙のハル先輩の位置はちょうど帯で隠れる部分なんですよ。こういう小技が本当におもしろいよね。どこまでが作者の演出なのかは知りませんが。
- 作者: 平方昌宏
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/05/02
- メディア: コミック
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扉絵は前回予想した通り、キルコのピースでした。4巻でダブルピースするキルコが見たいです‥‥。
カバーを外すと出てくるおまけイラスト。前回はハル先輩でしたが、今回はあの人。あの人はやっぱこの手のギャグが強いですね。
- 作者: 古舘春一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/05/02
- メディア: コミック
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屋上でサックスと言えば本作における大後寿々花ですね。超かわいいです。桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2013/02/15
- メディア: Blu-ray
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けど、ワタクシはこの作品大嫌いですよ。