今年はブログに全然映画の記事を書かなかったんですが、映画はフツーに観てきました。去年よりは少ないけど。
ということで、年末らしく振り返り企画です。まずは3D映画のランキング。
全映画のランキングの中から3D映画を抜粋というのではなく、3D映画として好きな作品のランキングです。3D映像が好きな作品ね。
ベスト7なのは、特によかった3D映画を選んでたら10に満たなかったからです。もうちょっと観ればよかった‥‥。
先に言っておきますけど、個人の感想ですよ。ワタクシの求める3D映像が世間の評価と同じだとは思ってません。『アバター』以降の奥行き系3Dにはイマイチ乗り切れてなかったりしますし。
2013年3D映画ベスト7
- 『怪盗グルーのミニオン危機一発』
- 『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』
- 『華麗なるギャツビー』
- 『フラッシュバックメモリーズ3D』
- 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
- 『ゼロ・グラビティ』
- 『オズ はじまりの戦い』
ちなみに、去年のベスト『マダガスカル3』を越える3D体験はありませんでしたね。そもそも、今年ドリームワークスアニメーション(DWA)の映画劇場公開されてないし‥‥。
- 1位『怪盗グルー2』
- 2位『ドラゴンゲート』
- 実写3Dのベスト。3D映画に必要なのは技術よりもアイディアだな、と思わされた作品。とにかく3Dにしたら楽しいアイディアが満載でした。さらには、アクション映画というのが素晴らしいですね。『カンフーパンダ2』以来の3Dアクション映画の傑作かもしれないです。
- ちょっと自信がないんですけど、多分本作は2D撮影を3Dに変換したフェイク3Dだと思われます。技術よりもアイディア、と思ったのはこれが理由です。
- 3位『華麗なるギャツビー』
- 4位『フラッシュバックメモリーズ3D』
- タイトルに「3D」が付く系3D映画。そして、ドキュメンタリー。1位から順にジャンルが綺麗にばらけてますね。たまたまだけどw
- ワタクシは基本的に「3Dなんて飛び出してりゃいいんだよ!」的な趣向なのですが、本作の物語を伝える手法としての3D、というのには驚きました。3Dだからこそわかりやすく、そして、ラスト3D映像と融合するGOMAの姿に感動してしてしまうんですね。
- 本作はフェイク3D。たしか、元々2D作品のつもりが後から3Dに踏み切った、とかじゃありませんでしたっけ?(調べてないんで違うかもw)
- 5位『ライフオブパイ』
- げえっ、ジェームズ キャメロン!!(ジャーンジャーン)
- 3D映画のマエストロ(を気取ってる)ジェームズ キャメロン印の3D映画。DWA信者としては「キャメロンの3Dは奥行きばっかで物足りない!」という感じだったんですが、本作はちゃんと飛び出す3D映像もあったのよかったです(そもそもアン リー作品だし)。3D映像の持つ奥行き表現によって主人公の孤独さが強調されたのはもちろんですし、それでいて、画面サイズを一回り小さくし、カツオがその枠を飛び越えてくる、というマジで飛び出て見える3Dもあったりするんですよね。
- キャメロン印ということもあって、当然リアル3D。キャメロン3Dのことを全肯定はしたくないんですが、手軽にリアル3D映画が撮れるようになる、という風になれば3D映画の未来は明るくなるとは思います。
- 6位『ゼログラビティ』
- 3D映像はカットを短くすると効果が薄れる、というのは前からある意見ですが、3Dの長回しの決定版が出ました。しかも、舞台は宇宙。3D映像がすごくないワケがない!!‥‥と思ってたんですが、期待しすぎてたというのもあり6位。奥行きに重きを置いたタイプだったので個人的にいまいちハマらなかった、というのが原因です。もっと、人工衛星の瓦礫が客席に向かった飛んでくる!的なのが観たかったのです。『パイ』のカツオのが方が飛んでました。とはいえ、『パイ』と同じく主人公の孤独を表現する上で3Dは非常に効果的でしたよね。
- 舞台が宇宙ということもあって、画面の端が黒いシーンがほとんどなんですよ。そのため、映画館のスクリーンの端が認識できずにスクリーンに引き込まれていく‥‥という没入感は素晴らしかったです。2Dでも効果的ですが、3Dだとより効果的だったのかな、と思います。
- 本作はフェイク3D。とはいえ、3D映画にすることを考慮して撮影されたり、CG部分は3D用ですので、フェイクだからダメっていう感じではないですね。
- 7位『オズ はじまりの戦い』
- ベスト6だと切りが悪いから入れた‥‥というのが本音ですw
- とはいえ、オズ入りするシーンの3D映像の多幸感は特筆すべきだったのではないでしょうか。もしくは、オープニングのステージ向かってカメラがぐいーっと吸い込まれていくショットとか。
- MGM版『オズの魔法使』に則って、カンザスがモノクロ、オズ入りするとカラー、という演出がされてるんですが、せっかくなんだからカンザスは2D、オズは3D、ってやればよかったと思います。カンザスの段階から3D映像が豊富なのはうれしいけど、退屈な世界からファンタジーの世界に入ると3D映像がどーん!もうカンザスには戻れねぇぜ!って感じを期待してしまいました。『トロン レガシー』も似た感じでしたっけね。
- 軽くググってみたら、本作はリアル3Dだそうです。し、知らんかった‥‥。
以上です。
『アバター』以降、「3Dカメラじゃなければ3Dじゃないじゃーん」という風潮があり、「リアル3D」という呼称もその流れにあると思うんですが、こうして振り返ってみるとリアルだろうがフェイクだろうがあまり関係ないかな、という印象です。
それぞれの作品を観た劇場の3D上映環境は違うのですが、IMAXで観た作品はありませんので、そこそこ公平なのではないかと思います。逆に言うと、IMAXで観たのにここに挙がってない『パシフィック リム』とは一体‥‥。
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