『ホームアローン』レベル100
『トレーニングデイ』は未見だけど、楽しみでした。クロエちゃん出てるし。娼婦役だし。
原作らしいテレビドラマも知りません。てか、映画観た後にリメイクだと知りました。
- あらすじ
- クロエちゃんのためなら殺せる
クロエ モレッツ要素に関してですが、意外と少なかったので驚きました。「おおっ クロエちゃんおもしろそうな映画に出てるじゃん!」という興奮のためか勘違いしてたようです。最初と最後に出てくるだけでしたね。まぁ、それでも重要な役なのですが。
そんなクロエちゃん。今回は娼婦役です。「あんなに小さかったのに立派な娼婦になって‥‥」と感慨深い気持ちで映画館に足を運んだんですが、意外と似合ってなかったです。ラストの優等生っぽい雰囲気のがかわいかったです。まぁ、娼婦が似合ってないんだけど、物語的にその似合ってなさはハマってたと思います。嫌々やらされてるワケですから。あの似合ってなさが狙って出したものだとしたらスゴイ。
似合ってなくてもクロエちゃんはクロエちゃんですので、深夜のダイナーの常連のクロエちゃんと仲良くなる、というくだりがサイコーでした。クロエちゃんじゃなくても、ああいう深夜の寂れたダイナー憧れが個人的に少しあるんですよね。説明できないけど、なんかイイよね、ああいうダイナー。
映画全体としては、意外とB級っぽかったです。B級っぽいんだけど、映画のルックとしては高級感溢れてて安っぽさがない。
ぶっちゃけ話の内容はヨーロッパコープ映画とかでもありそうな感じ。ヨーロッパコープ映画にリーアム ニーソンを起用したら大ヒットしたけど、あれもパッと見の高級感ってのが一因だと思うんですよ。もちろんその他もイイ映画で大好きですけど。
デンゼル ワシントンのせいか監督のせいかは知りませんけど、絵的にゴージャスなので結構ムチャクチャなことをやっても気づかないんですよね。タンカーとかロシアのくだりとか冷静に考えれば「やりすぎだろww」と笑いそうなレベルなんですけど、実際映画館を後にするまで気づきもしなかったです。観てる最中は「マッコールさすがだぜ‥‥!」とか真剣に思ってました。
ヨーロッパコープ感を消してた他の要素としては、悪役でしょうか。一瞬ケヴィン スペイシーに見えるあのロシアンマフィアの人。
最初はスーツ着た調査役だから「インテリヤクザかな?」とか思ってたら、行く先々で人殺しまくってて度肝抜かれました。特にクロエちゃんの友人の娼婦殺す時にゆっくり、ゆーっくり殺すでしょう。ああいう静かな殺人シーン超怖くて苦手です。それと脱いだらスゴイというギャップもよかったですね(タトゥー的な意味で)。
そんな頭も切れるわ腕っ節も強い、というプロ感溢れる敵がグイグイ主人公に迫ってくるんですよね。メタ的に「どうせ対峙するのはラストでしょう?」とか思ってたから、結構早い段階で主人公の自宅訪問してきたのでビビりました。あの時の冷戦感がヤバかったですね。互いに敵だと確信しつつもまだ手は出さない‥‥という緊張感。
アクションに関しては、容赦ない感じが素晴らしかったです。主人公の最初の殺人であるクロエちゃんの直接の敵討ちシーン。相手を動けなくするのではなく、確実に殺しに行ってるのがサイコーでしたね。主人公の一挙手一投足が確実に相手の死に向かって動いてるあの感じ。「必要以上に陰惨に殺してるよね?」と思われる節があったりするのもご愛敬。
あと、アクションについてはやはりラストのホームセンター無双がヤバかったです。あまりにホームセンターが殺しに適してるため、「わざわざ相手の城に来なくてもいいのに‥‥」とマフィア側に同情してしまったレベル。島忠ホームズに行ったら是非とも真似してみたいです(出来ない)。
ということで、想像以上に大好物な映画だったのでサイコーでした。主人公の正義がブレなさすぎて、一切迷わない感じがイイですよね。「マッコールさんなら大丈夫」という安心感。それでも映画観てる最中は不安になってしまう敵のプロ感、そこらへんがとてもいい案配で楽しめました。
90点。
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