北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2018年27号の感想

 ジャンプ展vol.3の対象作品だから『ロボ』は終わらんよ……とか思ってたんですが、同じく対象作品の『リコピン』が終わってしまいました。ふ、ふ、節穴トーキョー!!!
 ……とか思ってたら、そうでもなくて。O石先生のツイッター見てほしいんですけど、腰が痛くて連載降りるよう自ら言ったらしいです。不人気で30話打ち切りという感じではないのね。じゃあやっぱ『ロボ』は終わらんってことでいいのか。
 いいんだけど、なんだかなぁ。ツイッターで完結されてもなぁって気持ちはありますよね。

 深夜だけど木曜更新でけたー!! やったージャンプ27号いっくよー!!!(ヤケ)

背表紙

 1991年。赤字、金フチ、黄影、青バックになるのかな。黄影といえば中国のビーチバレー選手ですが、なんと彼女の生まれが1992年。お、おしい……
 そんな91年。どんな年だったか。
 まずはバブルの終焉ですね。終わりました。失われた10年の始まり。この「失われた」は「ロストジェネレーション(失われた世代)」が語原なんですが、ロストは迷子の意味なんじゃないか、という説もありますね。失われた10年、根底からグラグラしてる。
 アメリカでは、ロドニーキング事件、及びロス暴動。今、何かとブラックパワーが話題になりますが、それとも繋がりますね。最近だと映画『ストレイトアウタコンプトン』で描かれてたのが個人的にはお馴染みです。ファックザポリス!!
 映画だと、なんといっても『ターミネーター2』。別に今と繋げるネタとか特にないんですけど、単に大好きなんですよ。オールタイムベスト5本選べっつわれたら間違いなく入れますね。
 ちなみに、NHK朝の連続ドラマ小説は『君の名は』。前々じゃない方、とよく引き合いに出された映画がありますけど、あれの親戚ですね。てか、何度もドラマ化されてるので非常にややこしくはあります。
 あと、今度のワールドカップで日本と戦うコロンビア代表、ハメスロドリゲスの誕生年が91。略すと非常にアレな響きになる、でお馴染みですね。いっそのこともうボコボコしてほしいです。

表紙

 『鬼滅』。アニメ化発表記念ですね。炭治郎、ねずこ、義勇というメンツは何かと思ったけど、初期メンということか。そういえば、本作の初期は今と結構雰囲気違うかもしれませんね。やっぱ転機は三兄弟の結成か。あそこらへんから「作画崩壊」が明確な魅力になった気がします。作者が言ってるから使っただけで、別にバカにしてませんよ。

アニメ『ONE PIECEAmazon Prime Videoで配信開始

 7/22からです。オナニーの翌日。
 今週の『ONE PIECE』本編が象徴的だと思うんですけど、尾田っちの中に「話長くなりすぎてしまったけど昔の話知ってる?」という危機意識はあると思います。そういう意味では、アマゾンでアニメ配信ってのは効果的かもしれない。他の配信サービスでもやってるらしいけど、アマゾンだとアニメ目的じゃなくて既に加入してるってパターンもありそうじゃないですか。親がプライム会員って家は多い気がします。今時。そういう場合、子供からしたらタダで『ONE PIECE』観れますからね。
 まぁ、アラバスタ編までしか観れないらしいので、焼け石に水な気もw

鬼滅の刃』のアニメ化

 制作会社とか言われてもアニメ弱者としてはよく分からないのですよ。ただ、発表の大々的な感じからして大事な情報なんだろうなぁ、とはぼんやり分かります。ネットフリックスが一番予算あるとか聞いたことある……とかニュースの見出しレベルの情報しか分からん。まぁ、会員サービスだからジャンプは敬遠する気がします。まぁ、『デスノート』の映画やりましたけど。
 吾峠コメント。「作画崩壊の呼吸の有段者」と自称してるのが印象的。あれ作画崩壊という認識だったのか。間違いなくアレがあるおかげで『鬼滅』がチャーミングな作品になってると思うので、そんな卑下するとは思わなかった。まぁ、謙遜もあるか。てか、アニメ化する際、あの作画崩壊を全部キレイな絵にするんだとしたら……怖くない?? まぁ、そりゃそれなりに面白くはあるんだろうけど、かなり味わいの違う作品になる気がする。個人的には魅力の根幹に触れるような部分だと思うので、どうなるのか非常に興味あります。『ブラクロ』の時も、こざっぱりした(しちゃった)なー、という印象ありましたが、『鬼滅』は作画崩壊が消失する可能性もあるので、割と作品全体を左右する気もするんですよね。
 あと、面白かった表現は「自分の漫画の子供たちを応援していただき」。炭治郎たちのことで間違いないと思うんですが、「子供たち」って呼ぶんですね。作品を子供扱いするのは分かるけど、ちょっと引っかかるというか、面白かったです。
 ついでに、ここのページで2周年記念、セリフ人気投票開催のお知らせ。応募要綱とかすげぇスペース小さいのである。2周年だからまたキャラ投票やれば良かったのに、とか思わんでもない。キャラも増えたしね。
 まぁ、セリフ。長男とかがんばれだろうなぁ。ギャグとしても楽しめる……が間違いなく『鬼滅』という作品の良さであり、個性と不可分な部分だと思うので。

アニメ『ブラッククローバー』のおしらせ

 サードアイの声優発表。何かと情報解禁が多いです、今号のジャンプ。
 オモシロとしてはやっぱライア役の新井浩文ですね。アニメの声優のギャラとか知りませんけど、高くないのか。超有名俳優やんけ。
 てか、気がつけばライアってサードアイの中で一番重要な役でしたね。出番も多いし、まだまだ退場してない唯一の。
 そんなライアのコメント。『ジャンポリス』の件は知ってましたけど、ライアの入れ墨が映画『ライアーゲーム』からの引用だとは知りませんでした。すげぇな。そこに気づくライアもすごい……いや、本人なら気づくか。
 出してもらえるって作者に言われたら重要キャラで驚いた件。『ラジオジャンプ』でサンドウィッチマンがいくつかの作品に出てますけど、そりゃ村人とかそういう扱いですよね。もちろんモデルとしての絵力が違うってのもあるけど、田畠先生の思い切りの良さヤベェw
 バトルシーンでの息づかいとかが大変そう、という件。ここらへん演じるプロならでは発想であり、俳優と声優の違いがよく出ててめちゃくちゃ面白い。最近の『ミュータントタートルズ』でカンニング竹山がスプリンター先生の吹替やってるんですけど、普通の場面では全然アリだと思ったんですが、バトルシーンがちょっと酷かったです。やっぱそこ難しいのか。
 「ライアを演じるにあたってのイメージは?」の回答は爆笑しました。そりゃそうだわ。てか、テンプレ質問した聞き手が悪いとかそういうレベル。
 ちなみに、ファナ役はジャン魂の人ですね。懐かしい。

最強ジャンプのおしらせ

 『ツメアカ』の人が『ONE PIECE』の派生作品で連載決定。タイトルが謎に漫画太郎感。あと、ルフィが謎の下駄。

読者プレゼント

 テーマはピノキオ。商品のコメントで毎回ウソネタやってるんだけど、ダジャレとしてはどうしようもないレベルかなぁ。とりあえず土台としてダジャレ欲しいんですが。

鬼滅の刃

 巻頭カラー。1ページ目、アバンタイトル。恋柱じゃないのかw 絶対彼女をカラーで出してくると思ったのに。割とどうでもいいというか、キモさが印象的なカラーだったので面食らいました。本編の感想になるけど、来週巻頭カラーの方が良かったよね。兄妹コラボの燃える剣とかめっちゃカラーで見たいですやん。
 カラー扉。くす玉バーンでめでたい。めでたいと同時におめでたい感じもあるのが良いと思います。ディスってない。この感じが『鬼滅』という作品のチャーミングさだと思うんですよ。……チャーミングさって変な言葉か。チャームね。夢咲先生ではない。
 モノクロ本編が始まるとすぐに恋柱登場。おせぇよ。色なくなっちゃったよw
 そんな恋柱。刀がウネウネと伸びます。空島だ!!とか一瞬思いましたけど、まぁ適切な連想としてはリボンなのかな。新体操の。女性という個性とも合致しますし。
 刀のアクション、特に日本刀のアクションでかっこいいのって時間差で斬れる演出だと思うんですよ。『ルパン三世』が分かりやすいでしょうか。その時間差で斬れる、というのがリボン状の刀だと説得力あるんですよね。細かい動きは分かりませんが、おそらく体が素早く動いてそれを追うように刀が這っていって、最後に斬れる。柱だけど特殊能力よりも「刀で斬る」というシンプルな部分にスポットしてて良いと思います。よく考えたら刀匠の里ですし。
 ラスト。ねずこファイアで炭治郎ソードが赤く燃えてエンド。来週巻頭カラーだったら……とか考えてしまう。まぁ、ここまで印象的なショットは単行本の表紙に使われる可能性もあるのかな。象徴的で場面であり、カラーとして、絵として決まる場面じゃないですか。

ONE PIECE

 奴隷エレベーター。この世界の文明だったらもうちょっと効率的な方法あるんじゃない??とか思うけど、天竜人周辺は奴隷をコキ使ってこそ、みたいな価値観、伝統ありそうなのでこれはこれで説得力あるかもしれん。エレベーターといえばウォーターセブンが印象的ですね。あそこは素直にワクワクできて楽しかったです。
 「○○豆知識」のオンパレード。すごいな。こんなに怒濤の勢いで連発されるとは思ってなかった。それだけ今までの蓄積の集大成であり、それと同時に「最近の子供は知らないかもしれないから……」という尾田っちの気遣い&引け目ですかね。
 ビビの登場って世界会議において最大級の大ネタだと思うんだけど、萌えキャラとしてはしらほしの方が強いのかもしれない、という感じありますね。まぁ、ビビは完全に成長しきって強い女性になったので、ということかもしれん。それを除いても生きる古代兵器なんだから今後の重要度としてはしらほしの方が断然高いとも見れるか。
 ワポル再登場。章ボスの再登場なので相当アツい話ではあるんだけど、まぁ大したことない感じね。てか、ワポルみたいな超新参国家ですら参加する世界会議ってどんな規模なのよ……と改めてドン引きします。今描かれてる数倍、数十倍の規模だよね。ワポルの国が参加するってことは。
 んで、マリージョアの宝の件になってエンド。宝そのものかは分かりませんが、まさかの麦わらネタ。もうすべてを忘れてたけど(ドフィが宝宝言ってた件も忘れてた)、ロジャーも麦わらだったんだっけね。まぁ、最後に出てきた麦わらは巨大っぽいのでフツーの麦わらとは違うんだろうけど。
 てか、麦わらがそんなに重要なものならルフィの海賊団に「麦わらの一味」って呼称を付けたの迂闊すぎない?? 天竜人とか、世界政府。まぁ、そこはご愛敬な部分ですけど。

Dr.STONE

 レコードと聞いて肉声のメッセージだとばかり身構えてたけど、歌。なるほど、完全に忘れてたわ。歌姫だったね。レディガガ的な。人類最後のレコードを残して死んだんだと思うと彼女も少しは報われたのかな、と思います。
 そんな歌。メッセージがどうこう、情報がどうこうではなく、人々を感動させる、人々の心を掴むチカラがある。娯楽、エンタメの素晴らしさを説いてたけど、ちょっとわたあめの時とも近い話ですよね。直接的にすげぇ役に立つものではないけど、楽しい、という部分が原始人にどれだけ響くか、という話。それは同時に現代人にとってどれだけ重要なものか、という話でもあるワケで。
 からのエンタメの素晴らしさ、みたいな1コマ。明確に分かるのは『ドラゴンボール』『シャーロックホームズ』『西遊記』『宇宙戦争』『2001年宇宙の旅』『海底2万マイル』あたりですかね。あと、スライムがいるので『ドラクエ』。VRのヘッドセットもある。恐竜と竜は何だろ。スマホっぽいのが近くにあるから『パズドラ』な気もするけど、このラインに並ぶには恐れ多くない? いや、スマホじゃなくてPSPもしくはPS VITAかもしれないか。他の作品が「○○っぽい」じゃなくて明確に作品名特定できるように描かれてるので、ここも元ネタ特定できると思うんですよね。なんだろ。ワイの知識不足。プレステのコントローラーも見えるので、あの部分は「ゲーム」で一括りなのかもしれませんね。だとすると『ドラクエ』が来るも納得。恐竜と竜が謎ですけど。ただ、そうなるとPSPっぽいゲーム機に映ってる画面が何なのかが気になる。FIGHTの文字は見えるので、何かを意識してるのは明らかなんですが。
 ……てか、『ドラゴンボール』と『ドラクエ』で2つエントリーしてる鳥山明マジヤベェ。というか、Bochi先生(おそらくこの絵は稲垣の指定ないと思う)のリスペクトってことか。まぁ、ジャンプだから気を使っときました、という可能性もあるが。
 あと、スーパー細かいけど『シャーロックホームズ』がチェックの帽子をしてる件。セリフの位置的にテレビを代表するエンタメとして描かれてると思うんですが、テレビ版で有名なホームズはグラナダ版と最近のBBS版だと思います。どちらもチェック柄の帽子はしてないんですよね。だとするとエンタメの中に「小説」を入れなかったのは本作の手落ちではないか。まぁ、ここらへんは稲垣とBoichiのすれ違いですかね。稲垣が「エンタメの代表的なのいっぱい入れて!」と言いつつ小説をセリフに入れなかったけど、Boichiが「それならホームズ!!」としちゃったパターンではないか。
 ゲンちゃんの悪巧みもすげぇ気になるんだけど、エンタメの見開きの元ネタの方が個人的には気になって仕方ない、のでした。特に映画のチョイスがなぁ。スピルバーグ入らなかったか。ここらへんはBoichiチョイスなんだろうなぁ。割とクラシカルな作品が多く選ばれてるんですが、それだけに『ドラゴンボール』『ドラクエ』が目立ちますね。まぁ、そこはジャンプ読者に気を使っただけで、Boichi先生の趣味とは違う、ってことかもしれません。いや、なかなか人類のエンタメ史を振り返るにあたって良いチョイスだと思いますよ。もちろん偏ってはいるんだけど、出てくるタイトルは文句つけられないものばかりですし。

ぼくたちは勉強ができない

 うどんを評する言葉が “げきうまうどん” “お うっめ” “なんかフツーにうまくね?” なのが微笑ましい。語彙が貧弱すぎる。
 あと、うどん1杯300円。1,000杯売ろうとしてるので、目標が達成されたら30万円の現金が手元に入る計算になる。やばい。文化祭やばいw
 てか、つゆがなくなるんじゃないか、とか言い出すとキリがないんですが、言っても仕方ないとも分かってます。そこは大事じゃねぇんだよ。
 高校の文化祭で、日アサ魔法少女のアイドルライブ。高校でのアイドルライブにしては年齢低すぎる気はする。まぁ、日アサの理由は出てきたし、可愛い子がコスプレすれば満足するってのも分からんではないんだけど。日アサってのはなかなか勇気のいる選択だとは思う。
 んで、先生がコスプレ。モブ先生たちのセクハラという部分はかなり軽減されてるというか、そもそも彼らに出番がないのであった。よかった、かなりマシになってる。ただ、 “脱いでください 今すぐに” の誤解ネタは別に誤解が生じるまでもないと思うのでイマイチだと思う。状況からしたらこのセリフそんなに変でもないだろ。まぁ、モブ先生のセクハラなくて本当よかったよ。
 着れるけど脱げない衣装。そんなワケないだろ!!……と声高に言おうと思ったんですが、実体験とかないのでちょっと自信がないですw 胸の大きい女性がパツパツの衣装を着脱する状況に居合わせたことがない。そんなキツかったら着る時にチャック上げられなかっただろ、と思わんでもないけど、何か特別なスキル、ノウハウがあるのかもしれない。
 あと、先生が水泳部に対してやたら同情してるのは良かった。
 ということで、一見バラバラに見えるトラブルが1つに集約されていく、という感じで魅せるタイプの話らしい。今回の文化祭は。本作は雑なギャグよりもうまいこと系の話やる方が好きなんですが、今のところ雑な部分とうまいこと決めようとしてる部分が混在しているのである。判断に困るw ど、どうなるのか……(結果としてフツーに楽しみ)
 まぁ、前回も言ったけど、トラブルの度合い、深刻さを考えたらリズうどんだけ割とどうでもいい気はしますねw 唯我、他者との関わりが薄いというか。一番どうでもいいトラブルだから出発点として機能してる部分はありますが。

ハイキュー!!

 女バレの文ちゃんが気になる……。よく分からずハラハラだけしてたら後ろから教えてもらえるとか、良いな。そんなスポーツバーがあったら流行ると思います(タダノガールズバーデス)。
 まぁ、それは冗談だとして、このリアクション要員たちの温度差が魅力なんですよね。理解の度合いが違うし、関わりの深さも違う。よって多面的になる。
 からの遠隔解説の天童。ひょっとしたら今回のリアクション要員で一番「分かってる」ヤツ。それもプレイヤーからしたらイヤァな部分に逐一気づく。
 そして、運命の1点。ここでもリアクションが素晴らしくて。まずはスグミカですね。ここは分かりやすく温度差。ハテナマークのミカちゃんはずるい。からの例のカップル。2人とも感情フルオープン型でこれまた可愛い。そして、完全当事者である谷地さんが来て、ほっぺたギューという可愛いポーズのコーチが映ってリアクション組はフィニッシュ。ページの最後にはほくそ笑むケンマ。直接的には烏野コート内を驚かせたんだけど、他の客席&関係者たちも驚かせてご満悦。憎たらしいのぅw
 次のページでは冴子姉さんとあかねちんが対比されてたりして、悲喜こもごものリアクションが本当に楽しい。
 最後のページではまとめ的に潔子さんがケンマの一撃を端的に評する。アップの大コマ可愛い。立ちすくんでるのも可愛い。そして、最後の最後は “こんなヤツラ居たんだ” と天童。結局最後は天童かよw 強い。まぁ、主観と客観ということでセットなのも分かるけども。

週刊少年ジャンプ人生ゲーム」追加ステージ コマ総選挙

 なぜかページの順序がおかしいけど、人生ゲーム出るそうです(その詳細は後ろ)。そんで、夏の本誌で付録になる追加ステージを投票で決めよう、という企画。各作品から3コマ決められててその中から投票。各作品の中から1コマが選ばれる。白鳥沢戦の後ツッキーがトイレでメガネをかけ直すコマが至高!!と段ボール投票してもチャン一に処分されます(段ボール関係ない)。
 以下、あってほしかったコマとか選ばれて面白いコマの話とかします。全作品はやらない。
 『食戟』。『暗殺教室』にアンケートで勝てなかった神回が見事エントリーしてる。ただ、えりな様スマイルの方が絵としては好きかも。ドラマとしてもそうだけど。
 『相撲』。今の本編が信じられないくらい火ノ丸くんが輝かしいのでちょっと笑った。
 『鬼滅』。がんばれも長男もない……。マジかよ。ギャグ担当みたいなコマもあるけど、個人的には、そこは別に……という感じだし。泣ける。
 『勉強』。3コマもあるのにリズヘッドが出てこない。これはジャンプ編集部に脅迫文送っても法的に保護されるのではないか(されません)。いや、割とマジで、『鬼滅』以上にどうかしてると思うんだけど、あれか、人気投票準拠とかそういうふざけた理由か。人気投票の結果を真に受けるとかバカかよ。
 『ゆらぎ荘』。『勉強』のロジックで考えるとユナミヤサギの3人が選ばれて然るべきなんですが、サギっつぁん落選。なんでや。コガラシくんが悪いのか。何気に2コマも入ってるコガラシくん何なんだよ。主人公かよ(です)。
 『dr.stone』。大樹いないので笑った。村以降しか考えられてねぇw
 『呪術』。グッボーイ!!のコマが入ってて最高だと思った。多分今企画でベストな選出だと思う。あの作品のギャグの良さがあのコマに詰まってると思う。
 『侵略』。話数も少ないにストーリーも特にないから選ぶの一番難しいと思ったんですが、この候補の3コマが素晴らしいんですよ。3コマで分かる『キミを侵略せよ』、という感じなんだよね。主人公は宇宙人で、女の子がそれを疑ってて、たまにエロいことが起きる、という非常に分かりやすい。多分今後連載が続いたとしても大体この3コマで説明が付くと思う。

ブラッククローバー

 アンチソードが効く効かないの線引き。なるほど、今回の敵が毒だったのはその判断をさせるためだったんですね。何となく悪そうだから、みたいなことだと思ってたら意外とそうでもなかった。
 からのリヒトくんソード降臨。消すんじゃなくて吸い取るから、みたいな部分が絵として分かるのがうまい。一応言葉でもあるけど、感覚的に。
 んで、毒が消せんならー??ということで転生も消す。相変わらずスピーディーすぎてビビるんだけど、それなりに説得力ある流れでなのがすごいですね。
 ラスト、転生ラックが同僚とエンカウントしてエンド。危機感ある話ではあるんだけど、黒猫いれば大丈夫じゃね??という感じもちょっとある。割とチートだよな。

約束のネバーランド

 センターカラー。表紙&巻頭だろうとカラーは連続するぜ、という『鬼滅』への対抗心を感じる。違うか。
 そんなカラー扉。エマが戦闘モード全開の顔つきなのでちょっと面白い。『ブラクロ』の直後だと、あーこりゃ転生しちゃってますわ、とか勘ぐってしまう。
 本編。面が割れてステージ2突入。こちらの初手が完璧に決まって安心……と思ったら。最近は本作バトル尽くしですけど、やっぱ大ボス戦、章ボス戦であろう今が一番面白いですね。攻防の激しさ、攻撃の強さ、反撃の強さ、作戦やそれに対応する素早さが抜群。
 劇中のセリフにも出てきたけど、作戦が失敗とか防がれたのではなく、作戦が成功した上で、さらなる力量でブン殴ってきてるのがね、絶望感あるよね。
 死を感じた=生を感じる、狩りは楽しい、って話はレウウィスの前から言われてる話なのでちょっとアレだったけど、それまで極めて冷静だったレウウィスが声を荒らげてるってのが印象的ですね。動きもそうだけど。面が割れたあたりから彼の魂が解放されてる感すらある。

銀魂

 高杉も隠れてるのは笑った。あんなんで逃げられてたの?という情けなさであり、現に今同じことをやっている空しさ。
 モブコップの説明をわざわざ文字でしたのが少し意外だったんですが、首もぐギャグをやる上で「これだけは知っておいてください」ということだったのかな。さすがに知らずに見たら笑えないw
 タエザップ。ライザップネタは割とよくあるし、何なら古いくらいなんだけど、道場いっぱいにろくろが並んでる絵面は笑った。集団で音楽かけながら回ってる場面を想像してしまう。
 マネキン銀さんの2年後地獄巡り。順繰りにキャラ見せつつギャグやってたけど、まだ続くのね。新八の件が出たのでマジメな方に行くのかと思ったら。かなり近づいたけど、そのまま過ぎていってしまったw

食戟のソーマ

 ゆらぎ荘の恵さん……って感じもそんななかったので残念。よく考えたら、ゆらぎ荘に温泉街感ないな。
 んで、何やるのかと思ったら、まさかのミステリー。なんでだw 聞き込みの場面がどう考えても容疑者リストになっててウケる。それっぽいルック丁寧になぞってんじゃねぇよw
 ソーマくんが「名にかけて」と渾身のボケを披露してるのに、それをスルーしてしまう田所ちゃんには幻滅しました。そこはちゃんと分かってる風のリアクションしないと。久々の相方仕事なんだから頑張ろうよ。
 田所ちゃんがあわあわしてエンド。あわあわは彼女らしくていいんだけど、あの宿泊をセットアップしたのは秘書子なので、秘書子は2人がお泊まりすることを知ってることになるよね。えりな総帥に伝えたのかしら。もしくは、えりな総帥と仲が良いソーマくんと田所ちゃんをくっつけてえりな総帥と疎遠にすることで秘書子がえりな総帥の寵愛を独占する、という策略である可能性が……!!(ナイヨ)

『紅葉の棋節』

 それまで敬語だったのに急に “僕の師匠になってよ!!” と子供口調になるのはちょっとグッときた。おねショタの波動を感じる。良いぞ。
  “コレで負けたら俺 破門?” そだねー “モグモグすんな!!” は良かった。というか、感心してしまった。いや、モグモグタイムネタってちょっと古いくらいだし、俗っぽくてアレだけど、「そだねー」から違和感なく連結させて、劇中では直接カーリングの話題が出ないのが良い。分かる人は彼らがそのネタをやってると確信が持てるけど、別に気づかなくてもフツーの会話として全然成立するのが良い。
 んで、ソメイヨシノオリジン。 “飛車がギューンって! ギューンって動くのが好き!” このバカでも分かる将棋のワクワク要素を踏まえてくるのがありがたい。ワタシもその程度なら付いていけますわ。角もギューンって動くけど、やっぱ飛車に憧れるよな。あの2列目に角と飛車しかいない布陣も男心くすぐる何かがあると思う。分かるぞ。
 当然だけど、今の対局でも飛車をギューンを動かす。ぶっちゃけ将棋って盤面の上をギューンって動かさないじゃないですか。持ち上げて、置く、でしょ。それがマンガとして見るとその過程が省かれるので、飛車をギューンと動かしてるように見えるんですよ。見せてるんですよ。今までもそうだったけど、本作は決めコマを全力で決めてくるから良いですね。まぁ、それはドヤ感がチラつくので嫌味になる可能性もあるんだろうけど、今回のギューンは良かったよ。飛車がギューンって動いてた。
 んで、再び決めコマ。 “僕が蔵道桜になるんだって” 。まぁ、言わずもがなですけど、初回の主人公と似たようなセリフを言ってるワケですよね。そこに病弱な赤面フェイスが加わるとイルな雰囲気が加わって面白いと思います。文字通り病気って意味でもイルなんですがー(ダースレイダーがよく言うやつ)。
 桜と紅葉のイメージショットはちょっと上滑りしてると思います。初回の感想でも言ったと思うけど、やりすぎると良くないと思う。初回はやりすぎかと思った直後にめちゃくちゃ現実的なショットをそれ以上の大きさで見せてきたから良かったんだけど。まぁ、兄貴のコピーと戦うって構図はめちゃくちゃアツいってのも分かりますけどね。ぶっちゃけこの構図は大好物よ。

BORUTO

 当たり前ですがセンターカラー。毎回カラーやるけど、割とシンプルなデザインなこと多いですよね。まぁ、それで統一されるともうそれはそれで持ち味みたいなものになるから良いんだけど。
 本編。敵幹部の対談。落ち着き払って食事を取るのと、食卓を蹴り倒すもう一方。ふ、フード描写ですわぁぁw 会話の内容がそのまんまだけど、この状況で食事できるなんて……という大物表現ですね。そっから食卓を再生することで実力の片鱗を見せるのも面白いですし。
 さらにオシャレなのがさ、食事の終わりとしてナプキンで口を拭うんだけど、拭うことで口元がアップになると、自然とアゴの印が気になるワケで。そっから場面がボルトたちの方に移る。オシャレでちょっとむかついてくるレベル。映画とかの映像メディアをイメージしながら作ってるんだろうなぁ。小憎らしいw
 オシャレだったのに、急に倒されるためだけに存在するような小悪党が出てきて笑った。情報までくれるし、都合のいい存在すぎるw まぁ、とりあえずバトルは少なからず入れないと、みたいなサービス精神とも受け取れるけど。

ゆらぎ荘の幽奈さん

 コガラシくんが心霊スポットに。初期の霊能探偵路線の香りもせんではないが、相方は雲雀ちゃん。告白以降初のちゃんとした出番かな、と思ったらなんか知らない人出てきたのでウケる。雲雀ちゃんドンマイ。
 ということで、キサラ様登場。コガラシくんと雲雀ちゃんの馬鹿面リアクションが面白いです。
 そんなキサラ様もいいんだけど、キサラ様を心酔してるレポーターの人も意外とキャラ濃いんですよね。他のスタッフは「さん」なのに彼女だけ「様」呼びだし。コガラシくんたちに説明するくだりも表情豊かです。血の通ったキャラになってて良い。
 キサラ様説明パートに出てきた電車の中吊り広告。ヤングジャンプならぬヤングザンプ。名前も面白いんですが、そこにトゥインクルスの名前があるのが嬉しいですね。使い捨てのキャラではなさそうですね。今後ちゃんとした出番があるか怪しいですが。割とキャラ濃いのに1回きり、というキャラ多いですからね。本作。占い師の人とかもそうだし……(幽奈さんの正体に迫る話になったら再登場の可能性もあるが)。
 そんなキサラ様の儀式。完全にギャグなんだけど、「はいこの人いくらでも叩いていいでーす」とならないから『ゆらぎ荘』は優しい。彼女のことをバカにするだけでなく、 “一応本物だから珍しいんだよ~” とフォローも入れる。現に霊(幽体)見れてるし、言葉も聞ける。こんだけ能力あったらテレビでチヤホヤされるのも充分納得でしょう。
 それに、キサラ様は美女として売り出してる件や儀式がヘンテコなのでバカっぽく見えるだけで、よく見ると全然まとも。 “こんなにちやほやされて儲かるお仕事… やめられませんものね!!” とは言ってるが、だからといって悪質なウソをついてるわけではない。今回唯一のウソは “救い出してみせますわ!” の一点だと思います。身の程を知らないって意味では罪だけど、だからといって悪人という感じはしませんよね。霊が実在するのは知ってるから自らイバラの道に進んでる愚かさはあるけど。
 憎めないキサラ様列伝。真の実力者であるコガヒバを前にして変に見栄を張るとか、手柄を横取りされないようにとか、囮にして逃げるとかはしない。コガヒバを前にしたキサラ様の愚かな言動は “いけませんわこの子達! 超有名霊能力者であるわたくしがいることで気が大きくなってしまってますのね!?” という誤解。バカなので笑えるけど、当人としては必死なだけですよね。それに心配しているだけなので悪い人とは思えない。
 そして、コガラシくんの死(読者に心配させる気が1ミリもないと思われる)。ここでもキサラ様の誤解ギャグで行くのかと思ったら、彼女が意地を見せる。ここがフツーにかっこいいんだよなぁ。大人としての責任も感じるし、あの場で非力な自分に出来る唯一の善行を選択し、迷いなく実行したのが尊敬に値する。
 からのページをめくったら雲雀ちゃんかっこいいので最高。何この子、ワタシの知ってる雲雀ちゃんじゃない……って思ったけど、告白の件での彼女の成長を考えたらまぁこんくらいは納得なんですよね。恋だけでなく仕事にも注力するのが彼女の成長の道ですから。キサラ様というかませドッグを用意することで雲雀ちゃんのかっこよさが引き立つ。残念キャラみたいな事情を知らないキサラ様に雲雀ちゃんの活躍を見せることで「なにこの子すごい」という新鮮な視点を生み出してるんですよね。ぶっちゃけ読者のほとんどは雲雀ちゃんに対して半笑いのテンションあるでしょうから(失礼)、ここで驚くキサラ様を入れたのは本当にうまい。
 告白のエピソードでもそうだったけど、手裏剣の使い方、バトルの見せ方がフツーにかっこいいのも魅力ですね。短いけど、バトル的な絵をバッチリ見せてくれるのが嬉しい。
 かっこいい雲雀ちゃんだけでなく、その次のページでは “だってコガラシくんは… コガラシくんだもん!” という今まで通りの女の子全開は姿も見せてくれるから隙がない。かっこいい雲雀ちゃんは感動的だけど、それだけだとやっぱ別人っぽくなっちゃいますからね。狭霧的な誅魔忍のストイックさも受け入れつつ、女の子全開の恋心も否定しない二面性が告白を通過した雲雀ちゃん2.0ですよ。
 んで、キサラ様反省。ここでもっかいギャグに触れてしまうので彼女も残念ヒロイン感ある。ただタイミングばっちりなのも笑えるけど、あの瞬間キサラ様が手を振りかざしたのは間違いなくコガラシくんを助けようとした彼女の善意の現れですからね。その決意は揺るぎないんですよ。それがたまたま結果を伴ってしまって、そこで調子こいてしまう、というのが残念w
 あと、このキサラ様復活のコマで後ろでレポーターさんが嬉しそうに万歳してるのが可愛いんですよね。やっぱあの人だけファン度が違うw ギャグでもあるけど、キサラ様の存在を喜んでくれる人がいる、という事実がキサラ様に対して「しょうがねぇなw」と笑って許せるようになる一因にもなってる気がします。
 からの夜々とこゆずでエンド。素直に喜んでるこゆずが面白い。お前もっとすごい人と知り合いだろ!!という感じある。トゥインクルスの時もそうだったけど、テレビとかのミーハーな情報を知ってるのは大体ここらへんですね。雲雀、夜々、こゆずらへん。

週刊少年ジャンプ人生ゲーム」のおしらせ

 7/28に出るそうです。当然50周年記念。めちゃくちゃ賑わってますね。こんなに企画が多数進んでいたとは。どんだけ金あんの。
 内容としては、連載作品+レジェンド作品、計53作品について。ジャンプの歴史というよりは各作品についてになるのかな。
 ここで「7/28」「連載作品」という2つのキーワードが気になってくる。小さくてコマの内容までは見れませんけど、『ジガ』『呪術』の存在は確認できました。なので7/28までには打ち切りなさそうですね。『ジガ』より人気あるだろうから『ノアズ』も大丈夫よね。個人的には『リコピン』の存否も気になるんだけど、見つからず。まぁ、本誌付録の追加ステージとメンツが同じだと考えるならば、『リコピン』ナシなのかな。大石先生の移籍要求土下座はこの企画に間に合った、ということになる。まぁ、細かいことは知りません。想像です。

レジェンド作家SPインタビュー

 3期の2回目。秋本御大。また『こち亀』の話なんだけど、今回は『こち亀』終了についての話が聞ける。
 終了を決めた際、『こち亀』にまったく飽きなかったから、けじめとして200巻で、という話が出たんですが、良いですね。まぁ、当たり前ですが、飽きたからやめました、とか言われたら悲しいじゃないですか。泣いちゃいますよ。
 ベテラン、中堅、新人の話。AKB48からハーレイの例えに行くのが最高。もちろん喋ってるのは秋本御大だけど、両さんを感じる。

J新世界漫画賞大募集中

 6月はミウラ老師。やったぜ!!
 とはいえ、今号はまだミウラ老師のコメントとかはないので興奮しても仕方がない。特に『ゆらぎ荘』らしいアドバイスがあるわけでもなし。
 ただ、結構面白くてですね。話を考える際、「誰が」「どこで」「何をする」という3要素で考えてみよう、という教え。これはもちろん作り手に向けたアドバイスなんですが、読み手、ロム専としても面白いですよね。脚本教室とかでもよく「どんな物語なのか20文字にまとめて」とか言われるそうです。文字数はテキトーですが。
 んで、『ゆらぎ荘』をその3つで考えた時、完全に抜け落ちるのが千紗希ちゃんマンなんですよ。『勉強』だとうるか嬢であり、先生とかがそうですよね。ぶっちゃけ話の主軸だけ考えたらいなくてもいいレベルでどうでもいいんだけど、案外そういう人の方が人気出がち、という現象あると思います。まぁ、ファン心理として、俺はこんなところまで見てるぜ、という部分を主張したくなるもんなんですよね。ワタシも『ハイキュー』読んでてミカちゃん可愛い!!とかよく言ってますが、まぁマジでどうでもいい話なのですよw まぁ、そういう関係ない部分で思わぬ魅力が生まれるか、というのも大事なんだと思います。結果論にも近いですが。
 いや、ただ千紗希ちゃんマン、うるか嬢というサブヒロインの系譜は結果論と無視するのが難しいほど一大ジャンルになっていると思ったりして……というところで今週の『侵略』行ってみよう!!(その前に『斉木』)

斉木楠雄のΨ難

 今号はくーくん。超能力に対抗した超科学というネタなんだけど、ぶっちゃけ本編で似たようなのやったことなかった??という感じはある。あるんだけど、4コマとしてバッチリ落とし込まれるとそれはそれで満足感ある作品に出来上がるから4コマって偉いよな。きれいに起承転結ハマるだけで満足感ある。気持ちよさがある。

『キミを侵略せよ!』

 新キャラきましたわぁ。どぎつい髪型してるので宇宙人かと思ったけど、どうやら違うらしい。
 そんな新キャラ。優等生、生徒会長、幼なじみ、そして主人公ラブ。よ、よくあるヤツゥゥゥ!!! さっき書いた通りですけど、こういうサブヒロインほんとよく出てくるよね、という話。ちょうど前々号の感想記事のコメ欄でそんな話したんですけど(話の流れとしてはちょっと否定的な感じですが)、その返信で「どうせ『侵略』でも出てくるんだろうけど」って書いたらホントに出てきたw こんなすぐ出てくるとは思わなかったんだぜ。まぁ、この手の作品は大体こういうキャラが2番手くらいの位置に出てくるよね、という話ですよ。『勉強』はメインが優等生なのでサブキャラは優等生ではないけど、『ゆらぎ荘』でいうと完全に千紗希ちゃんマンのタイプ。『ニセコイ』だと小野寺さん。よくいるゥゥゥ!! 鉄板ンンン!!!!ということですよ。まぁ、対比とか、キャラの配置を考えたら自ずとこうなっちゃうのも分かるんですけどね。
 ぶっちゃけ、今話で気になった&好きになったのは山口くんでして。何より無視できないのは『ゆらぎ荘』読者な点ですね。『ゆらぎ荘』ファンに悪い人はいません。ウソです。探せばいるでしょう。けど『ゆらぎ荘』はいい人です。
 じゃなくて、『ゆらぎ荘』ファンというシンパシーだけじゃなくて、山口くんの相場さんに付き合わされてる感がかなり面白かったんですよ。間違いなく今話で一番好きな部分。相場さんのバカすぎる作戦というのも面白かったし、それに巻き込まれてる人がいる、というのが良かった。あんなバカな作戦に疑いを持たなかったの??みたいな部分ですね。まぁ、山口くんの場合は、可愛いから、みたいな下心があった可能性もあるんですが、そういう部分は全部取っ払って結果だけ出てくるので面白い。
 ラスト、柱アオリ。「バレる可能性がぐーんとあがった」と妙にポケモン臭い表現がされてますが、ポケモン準拠で考えるならば、可能性は倍になったと考えるのが妥当。つるぎのまいでよく見る文章ですね。テクニシャンハッサムつるぎのまいされてからバレットパンチ、という手法を昔よくやってました。むしくいも強い。

僕のヒーローアカデミア

 ホークアイ……じゃなかったホークスさんが不穏。ただ、 “支持率って今一番大事な数字だと思ってるんですけど” なのに “支持率だけでいうとベストジーニストさんが休止による応援ブーストがかかって1位” ってのが解せない。活動してない人が応援票もらうって美しいとは思うけど、実利的にはナンセンスじゃないですか。なんか建前とか理想論とか嫌うタイプだと思ったんですが、それとは矛盾する気がする。いや、あんなこと言いつつ、市民の声超大事、みたいなヒーロー哲学持ってるって可能性もありますけど。
 んで、楽屋でエンデヴァーおこ。ちょっと意外だったのがエンデヴァーの楽屋って件。チームのお誘いのためホークスが行ったって話なんですが、エンデヴァーさんがブチギレて楽屋に殴り込み、とかではないんですねw あんだけキレてるからそっちかと思いました。まぁ、どのツラ下げてやってきとんのじゃ、というキレ方も充分わかりますが。
 んで、焼き鳥コンビ結成の予感からの新脳無でエンド。ぶっちゃけ、ハイエンドのコマ、黒すぎて何がなんだか見えませんw こ、これが紙版の限界……

火ノ丸相撲

 珍しい水入り。少年マンガだと攻防を描く都合で長くなっちゃうのは仕方ないね……とか一瞬思いましたが、今までそんなことなかったですねw なぜ今回水入りをわざわざ挟んだかというと、やっぱ今の最大のテーマである闇堕ちの話のためでしょうよ。殺気にあてられたテンマが同じように闇堕ちしそうになると、ストップがかかる。兄貴、そして高校のみんなですね。残念ながら今回火ノ丸くんになかったものです。レイナ様も悩んでるけど、何も出来ませんでしたね。
 んで、闇堕ち寸前から戻ってきたテンマが覚醒。輝かしいw めちゃくちゃ分かりやすく白と黒の対比。ちょっと久世天王寺戦も思い出しますね。面白いのは主人公が黒い点。本話だけ見たらどう考えても主人公テンマの方ですよね。白と黒、神と悪魔みたいなモチーフで主人公が後者を担当するってのは割と少年マンガだと、てか最近のジャンプに限定してもよく見る話です。分かりやすく『ブラクロ』がそうだし、変わり種では『アクタージュ』もそう。ここ数話はその気が弱くなりましたけど、『ハイキュー』もネコマが主人公っぽく描かれること多かったです。割とよくある手法。なんだけど、『相撲』に関しては黒とかがただのモチーフじゃなくて、マジで疑いようもなく闇堕ち寸前ってのが特徴ですね。ここまで突っ込んでるのは珍しいと思います。

『アクタージュ act-age』

 また予期せぬ台風で “監督 残念ですが今度こそ万事休すです” ってちょっといくらなんでも同じ話の繰り返しすぎるでしょ。前回のラストから何も進展してない(ヨナギの撮影ない)のに、またタイフウガーってちょっとどうかしてる。逆台風現象で急遽ページ増やさないといけなくなった、とかそういうのを疑うレベル。まぁ、監督の本音が漏れるコマのみ、グラサンの奥から瞳が透けて見えるので個人的にはある程度満足なんですがw
 んで、いざ決戦。大変なので長回し。最終決戦で盛り上がる場面なのでカットとか入ったらテンポ悪いよね、という大人の都合は感じる。いや、効果的だと思います。撮影しながら場所を移動していく、みたいなのも長回しならではですし。バトル漫画でよくある奴だよね。

『ノアズノーツ』

 わんこ回想。 “気付いたらあいつは側にいなかった 迷子だ” のくだりは笑った。犬の知性が低い感じがうまいこと出てて感心してしまった。迷子になる時の犬ってこういう思考なのかな……と納得してしまう。
 そんな人間と比べて知性が低いギャグをやった後なのに、今の “あいつはまた迷子なんだ” の話で “ほんとうは…何となく…分かってた…” ってなるのが残念。ちょっと犬にしては思考が複雑すぎない? 自分にウソつく、とかめちゃくちゃ高度な知性が必要な気がする。本気で迷子だと勘違いしてる方が感動的だった気がする。
 んで、犬殺し。突然の『ジョンウィック』展開で笑った。いや、『ジョンウィック』でも予兆みたいなのはあったのに。現在公開中の『デッドプール2』でも『ジョンウィック』の犬殺しネタはあるのでお暇だったら週末にでも『デッドプール2』をどうぞ。もちろんギャグなんだけど「またやりやがったw」でもある。
 ということで、ジョンウィックが現役復帰。犬笛をどうバトルに活かすのか楽しみにしてたけど、フツーに強いのは少し残念。そもそも冒険のワクワクとかないまま割とシンプルなバトルになるとは思ってなかったんだぜ。あんま本作っぽくない気がする。まぁ、今までと違うからカンフル剤として機能する可能性もあるんだろうけど、個人的には今のとこイマイチ。根拠なく強いのは正直そんなに。まぁ、動物と触れ合うためには武力が必要、みたいなことなんだろうけど。

『呪術廻戦』

 ぬいぐるみ抱きながら映画。ちょっとこの並びで見ると、池沢先生もこの話やりたかっただろうな……とか思ってしまうw まぁ、自作でぬいぐるみ的なマスコット殺してたんですが。いや、生きてる可能性あるかも。
 んで、映画。赤と青の導線の映画なんだろう。もろに「ここでクイズです!(ババン)」みたいな扱いだよなぁ。赤青導線映画とか無数にあるけど、ゴミ袋の話がさっぱり分からん。日本映画ってことだろうか。ちなみに、個人的に思い入れのある赤青導線映画は『名探偵コナン』です(世代)。
 裏原にキレるクギサキさんわろた。なんとなく憧れてるけど実状はよく分かってない感。裏原に憧れはないけど、どこにあるかはよく分からないっすわ。一時期ウラハラとシモキタは親戚というか同系列で近くにあるものだと思ってました。
 んで、火山vs先生。最近先生の最強っぷりが煽られること多かったですけど、こんなに早いとは。むしろこのために煽ってたのか。作中最強キャラのバトルは否が応でもワクワクしますよね。

『ROBOT×LASERBEAM』

 ギンロー失敗。普通チップイン狙わないでしょ、からのギンローならいける、からの引っかけ。朱雀の “残念だがこれは…” には見事に騙されました。こんなん結果ありきで描くんだから盛り上げようもないかと思ったんですが、まさかの帝王トリック。ロボに対して “残念だが…” と思っちゃうじゃないですか、あんなん。やられたわ。

『ジガ-ZIGA-』

 ダオンちゃん手懐けてて笑った。ダオンにも意思があると分かった時からちょっと楽しみにしてましたけど、ダオンちゃんにはペットとしてのポテンシャルを感じる……
 そうこうしてるとランダもちょっとこちらの影響受けてる感あって良いですね。別に直接ランダのこと説得なんてしてないんだけど、というバランス。
 んで、本日のメインイベント、ママン登場。崩壊した自宅訪問の時に、大切な人を失って悲しいみたいな話は彼女でやったんだから二度手間だろ、とか書いたと思うんですがひどい感想だw 彼女のが大事、という発想がそもそも今回の話に包括されてるし、まさに節穴トーキョー!!!
 怪物に子育てされるってのは『BOZEBEATS』終盤にもあった展開ですけど、怪物がほだされるか否かが真逆。
 んで、母親が息子の彼女に嫉妬してた件。まぁ、これだけ聞くとややムスコン入ってるだけで微笑ましいようにも思えるんですがw そのため息子のデビューを早めて殺させたってのがマジ胸糞。 “コウちゃんは何も悪くない” ってなるんですが、ここでランダが “お前の意思で殺したわけじゃねーじゃねーか” とフォローに入ってくるのが印象的ですね。言ってることは母親と同じなので同じサイドの意見に見えるけど、どう考えても違うよね。完全に同情してくれちゃってる。説得によって折れたというよりは、コウちゃんがあまりに不憫なので、という感じ。まぁ、ランダが手伝ってくれると心強いですね。とりあえず逃げるのだけは可能なんじゃないかしら。
 母親の彼女への嫉妬が究極的に気持ち悪くなっていって「俺自身が○○になることだ」。いやぁ、これは素晴らしく気持ち悪い。それまでは母親役の意見としてまだギリギリ理解できなくもなかったんだけど、母親が彼女の代わりになる、という発想自体がどうかしてますよね。決定的に人間じゃない。『BOZEBEATS』みたいに本当の母親じゃないけど情はある、みたいな良い話になる余地が1ミリも消え失せる。この決定打は最高ですわ。この気持ち悪さがあるだけで勝ち。
 んで、迷わず彼女を撃つ。おおっ、これは『ブレードランナー2049』でやってた奴だ!!(進研ゼミ) やばっ、クソアガる。まぁ、『ブレラン2049』のあの場面がクソアガるのでそのパブロフの犬なんですがw あの映画で間違いなく一番アガる場面ですよね。まぁ、そんな話を関係ないところでしたらネタバレじゃねぇか、って話なんですが。これでも我慢してる方ですからね。誰がとか言ってないですし。クソほどかっこいいあのセリフの引用とかしたいんですけどね。

次号予告

 『ヒロアカ』が表紙&巻頭です。すげぇ細かいどうでもいい話だけど、最近は予告ページに「表紙」と明記するようになってますね。
 今やってる本編が「プロヒーロー編」と書かれてるんですけど、なんかピンとこない。もっと分かりやすいのなかったんか。もしくは、今後の本編を読んだら納得できるようになるのか。
 てか、『ヒロアカ』って映画の時にも表紙やるの確定してるようなもんじゃないですか。堀越先生シナナイデ……
 『リコピン』がいなくなったのでギャグ漫画不足が嘆かわしいんですが、次号は安心。ギャグ読切が1つ、ジャンププラスからの出張読切が2つ。鳩胸じゃない方は読んでないけど、コメディって書いてあるからそうなんでしょう。連載しないならギャグ読切常設とかでもええんやで……

目次

 読者コメント。今号の2つが対照的で面白いんですけど。ジャンプ読者として優等生的なコメント(いつもありがとう)は個人的には割とどうでもいいです。それよりもジャンプと関係ない日常風景みたいなのが見えるコメントの方がワタシとしては好みです。これは作者のコメントでも同じです。

体を捻りつつ天を蹴り上げながら唸って威嚇中に目が覚めた。何の夢見てんだ
(『鬼滅の刃』)

 これは来週アニメ化の件のコメントすんの忘れたー!!とかわちゃわちゃして可愛いアピールしてくるパターン。悔しいかな、大好物……

車のバッテリー上がって困惑中親切な方が快く手を貸してくれた。あの人に幸あれ。
(『ぼくたちは勉強ができない』)

 今週もここのコメントは面白い。やはり当代最強かもしれない。エピソードありすぎだろ。

ジャンプ展VOL.2に妻と行って来ました!当時熱中してた作品の凄さをくらう。
(『ブラッククローバー』)

 vol.3ではそこにあんたがいるんやで……とか思いつつ、わざわざ「妻と」という2文字を入れてくるのが田畠先生だよなぁ、とそっちの方が気になる。デートやん。

どうやら、ノロウィルスを食らった。確か4年ぶり2回目。ポカリが染み渡るぜ <祐斗>
(『食戟のソーマ』)

 いや、休もうよ……。まぁ、本当に最悪なのは休めない上にこういう発言もできなくなる、なのですが。最悪の一歩手前。

室温が30度を超えたので仕方なくエアコン起動。まだ5月なのに…夏が怖い
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

もうエアコンをつけています。暑いのが、本当に苦手です。圧倒的に、冬派です。
(『僕のヒーローアカデミア』)

 驚くことにこの2つが連続して載ってるので感動した。もう結婚しちゃえよ感。

ASLEEPって寝具メーカーの、手で握って気持ちいいだけのグッズが最高です。
(『ノアズノーツ』)

 寝具メーカーがそんなもん出すワケないやろ、勝手にそういう風に使ってるだけやろ……と思ってたらホントにあった。ストレスリリーサーという名前らしい。マジで気持ちいいが目的で終わってる商品だった。負けたわ……
 てか、ぬいぐるみ好きとして好みが一貫してる気がしますね。この素材でぬいぐるみ出されたら即買いでしょ。まぁ、池沢先生のぬいぐるみの楽しみ方を知らないんですが。案外「触ったら汚れるだろ!!」とかそういう感じかもしれないw

集英社漫画家懇親ゴルフコンペに参加させていただきました。緊張しました。
(『ROBOT×LASERBEAM』)

 「あの人あれでゴルフ漫画描いてるらしいよw」みたいな自意識が働くので想像するだけでつらい。多分ここに書いてある緊張は別だろうけど。

愛読者アンケート

 今週もあった綴じ込み付録について。アニメ化記念の賑やかしとしてもいいし、そもそも定期的にこういう振り返り企画が本誌に載るってのは大事だと思います。アニメ化に限らず。てか、『ゆらぎ荘』と『相撲』でもやってくれてよかったんやで。
 んで、今観てるアニメについて。44も選択肢あって目眩がします。プロでも全部追うのは無理なのではないか。1つ20分だとしても880分。週に15時間くらい。日に2時間ちょい。あれっ、こうしてみると可能な気もしてきた。他にすること、観るものあるから無理なんだろうけど。
 ワタシが観てるやつ。定番なので、『ドラえもん』が選択肢にないんですがぁぁぁぁ??コロスゾ!!とか言おうと思ったらフツーにあった。ごめんなさい。熱心に観てるのは『ドラえもん』だけです。毎週楽しいです。最近エンディングに絵描き歌がかかるんですが、声が完全にのぶ代なので面白いです。初期に録音したんですかね、めちゃくちゃのぶドラに引きずられてる。
 積ん読ならぬ積ん録になってるのは『ルパン三世』と『メガロボクス』。我ながら分かりやすい選択である。昔の作品しか興味がないw ただ、最近時間がなくて、観れてないんですよ。『メガロボクス』はいいんだけど、『ルパン三世』の方は正直今のところ(不二子ちゃんが出てきた頃)あまり面白くなくてですね……。今回のテーマはサイバーって言ってたからどんなもんかと思ってたら、出てきたのがネットでの実況というガッカリ極まりない内容で。腰がどんどん重くなってます。積ん録の中でも観る優先順位がどんどん下がっていて……というのが現状。

総括

 終わり。木曜深夜ですねぇ。水曜がなかなかむずい。てか、フツーに長めなんですよね。まぁ、見出しの通りですけど、今週やたら多いんだよなぁ。なんでや。これでも綴じ込み付録スルーしたやん(先週やってない&めっちゃ面倒そうだったから)。

 ということで、今週のベスト作品。なんだろう、『ジガ』でいいかな。初期の頃、バトルよりウジウジ悩む話になりそうで怖い、とか書いた記憶あって、割とその通りになってるんですが、そのウジウジパートが思いの外おもしろいですw 今週のは特に良かったなぁ。どんでん返し的なサプライズも楽しいけど、それ以上に不気味さ、気持ち悪さってのがよく出てて素晴らしいです。

 んで、今週のベストシーン。ベストコマ。『dr.stone』のエンタメのコマ。いろんなネタ詰まってて楽しかったですね。
 今ジャンプ買ってきたら真っ先に『ゆらぎ荘』読むんですけど、その時には、今週のベストシーンは雲雀ちゃんで決まりや!!と確信してましたw いやホントあの手裏剣の場面めちゃくちゃ最高だったんですけどね。困った。次点。

 最後に今週のベストキャラ決めて終わります。次点ないです。

  • 月姫沙羅 『ゆらぎ荘の幽奈さん
    • 結局こっちで『ゆらぎ荘』。多分使い捨ての、どうぞいくらでも笑ってください、みたいなキャラなんだけど、バカにするだけじゃ終わらないってのが本作らしくて良いですよねぇ。優しい。本作は人柄が良い、というよく分かんない結論を前から出してるんですが、やっぱ人柄が違いますね。バカなんだけど、ただのバカじゃなくて彼女にも善の部分はあって、その輝かしさはコガラシくんにも劣らない。そして、その彼女の意地にも思える行動がひょんな形で評価される、というオチも素晴らしい。

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さぐりちゃん探検隊 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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 帯に堀越先生がコメント書いてるんですが、脳味噌1ミリも稼働させてないようなコメントで爆笑しました。イラストがメインなのは分かるんですが……