北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』596話の感想

20201211012501

 センターカラーで映画情報なんですが、想像以上にたくさんあるので驚きました。ここで一言触れようと思ったけど、まとめられないので諦め。

#596

 扉はウオミー。ロングコート可愛い。今週は本編も私服なんですが、コートの下の衣装が違う。可愛いから描いた、という感じの扉でしょうか。

 津田家。会長がウオミーがいる。この時点ではアリアとスズはまだ来ていなかったと思われる。まぁ、コマの外にいましたーと言われたらそれまでなんですが。
 コタツに入って “寒いなー” 。だらだらと「なー」「ねー」の会話が続く無気力な日常感。ほとんど脳味噌使わずに会話してる感‥‥からの会長の発言でオチ。ほとんど無思考で行った連想がそれ?? という。
 てか、闇鍋好きよね。過去にもあったでしょ。別作品でも出てきたと思う。割とマジで “鍋といえば闇鍋だなー” と考えてる説、案外あるのではないか。

 そして、鍋大会開始。アリア、スズ、コトミ、ムラサメくん登場。
 さすがに闇鍋ではないのか‥‥と思いますが、食材を持ち寄るので闇鍋と言って問題ないと思う(オモシロ食材みたいな話にもなる)。ただ、劇中でそういう話はない。過去にそんな話なったこともあるのでまぁ分かる。
 コトミが器を1つ多く持ってきたことをスズが指摘。それに対してコトミが中二風味のある返しをして、スズ陥落。スズがチョロすぎるので笑ってしまった。これタカ兄やトッキー相手だったら普通にツッコまれて中二ネタとして終わるだけだったのに、同じツッコミとして仕事ができなくなるスズ、という独自性。

 鍋完成。いただきます。ウオミーの “タカ君 私が装ってあげる” にドキッとする話。思春期男子だったら普通にドキドキしてもおかしくないと思うんですが、タカ君くらいになると正攻法では一切ドキドキせず、別の意味でドキドキする。ウオミーの積極性についての話かと思ったら、ちゃんと闇鍋らしいオモシロ具材の話でもあったのが良い。
 闇鍋のオモシロ具材なんですが、悪ふざけしすぎない、けど鍋としては奇抜というバランスに収まってるのが本作らしくて良かったと思います。熱々チョイスなんですが、「はいタカ君 あーん」と直接食べさせるような展開じゃないのも優しいですね。そこまでやると完全にダチョウ倶楽部になってしまう。
 あと、細かい部分としては、 “いただきまーすっ” のコマ、背景でムラサメくんも食事開始してるのが見えるのが良いですね。話に絡んでくるわけではないけど、鍋大会の仲間外れという感じでもない。優しい。

 今度はたこ焼き。アリア持参。おいしいらしい。鍋つゆを吸って明石焼きみたいになるのかな。たべてみたい‥‥。
 そんな鍋にたこ焼きを見た会長が「意外と合うこと」でオチ。会長、女騎士とか姫騎士とか好きすぎません? 過去にも何度か出たモチーフだと思うけど、会長率高いんじゃないかな。
 それに対して再びツッコミとして仕事ができないスズ、という最後のコマも可愛かったです。今週のスズ、マスコット感がすごいw
 直前のネタと「熱々」という話題が共通してるのが地味にうまいポイントですね。連続性がうっすらとある。

 冬の鍋を満喫するタカ君。ちょうどそのタイミングでアリアが上着を脱いだので‥‥というオチ。決めつけ風潮被害みたいな話なんですが、言い出しっぺはウオミーの方で、会長の方が何とも言えない表情をしてて面白い。
 4コマ漫画としての親切設計ポイントとしては、ちょうどアリアが上着を脱ぐ2コマぶち抜きの真横のコマ、つまり直前のネタの2コマ目にアリアのバストアップが描かれる。すぐにビフォーアフターが比較できる。見比べると分かるけど、アリアはただ脱ぐだけでなく、シャツのボタンを外してるので破壊力が倍増w
 それと、両会長、2人とも上着を羽織る形の格好なので、やろうと思えば2人も脱いでセクシーアピールみたいな展開になってもおかしくないんですが、ならない。

 ページをめくると、コトミが脱いでる。お前が脱ぐんかいw ちなみにアリアは逆に再び着てる。タカ君がいかがわしい目で見てる、と誤解したから照れてすぐに着たとも考えられるが、アリアがそんな風に思うかは自信ないです。
 話としてはシメのうどん。おいしいが、うどんが余りそう。鍋あるあるだわ。あれも入れたいこれも入れたいと盛り上がって具材が増え、シメのうどんも欲しいとなって準備したもののどう考えても食べきれない。けど入れざるを得ない、みたいな流れ経験あるわw ちょっとしたパーティー的な盛り上がりのある空間だからこそ入れすぎてしまう。
 そんな余ったうどんの処理についてコトミがオチ。場所が津田家で、発言者がコトミだからこそのオチ。人物、状況、関係性ならではネタ。お題に対するアプローチが丁寧。

 鍋大会もお開き。そして今年も残りわずか。今年を振り返るが、続きもののストーリー漫画ではないので具体的なエピソードが話として出てくるわけではない。逆に話としては過去ではなく未来、今年やり残したことについて。会長が珍しくやり残したこと、その内容でオチ。オチとしてもうまいし、「次回予告だったんかい」となる感じも楽しい。 “今年ももう終わりだな” となるとどうしたって多少はしんみりするじゃないですか。それなのに最終的には「○○やるぞー」という前向きな話になって終わるのが見事でした。
 細かいポイントとしては、2コマ目、コタツを引きで描いたコマ、コトミが寝てる。そして、よく見ると右手前にムラサメくんのシッポが見える。直前のネタでは左奥(タカウオの間)にいたので、移動したのですね。飼い主から遠い位置なんですが、やっぱあれだけ入り浸ってる連中だと関係なく懐いてるのでしょう。


 終わり。ということで次回除夜の鐘だそうです。マガジン次号は12/23。1週休み。つまりクリスマスの話題はナシ。どっちもやるのは難しいw
 今週のお気に入り。闇鍋らしいネタが多くて面白かったんですが、2本目のコトミとスズのネタが特に好きです。いつもの中二ネタっぽいんですが、いつも通りは行かないオチなので笑いました。
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