北区の帰宅部

映画の感想を書きます(嘘&希望)

映画『戦火の馬』の感想


『戦火の馬』って邦題はうまい塩梅ですね


 感想書くのが随分と遅れてしまいました。筆無精すぎます。他にも感想書いてない映画のストックが溜まりすぎててパニック状態です。短く終わらせたいと思います。

 スピルバーグ監督最新作。前作が『タンタンの冒険』というアニメなので、実写はマジ久しぶりですね。ただ、個人的に『タンタンの冒険』は大好きなので「待ってました!」感はそんなにないです。ついでに、結論としては『タンタンの冒険』のが好きでした。

 あらすじ
馬を飼う
馬を取られる
馬と再会する

 映画の開幕は馬の出産シーン。出産で始まるからラストでは馬が死ぬんだと勝手に思い込んでました。「こんなに幸せそうだけどこの馬は死んでしまうのね・・・・」と勝手に落ち込んでました。見事予想は外れたワケで、いやぁよかったよかった。
 この出産を部外者の少年が覗き見てるんだけど、目の輝かせ方がちょっと尋常じゃないんですよね。その後、馬を飼うようになってからも、この人間の主人公はピュアすぎて「ちょっと頭弱い?」って思えてしまうくらい。ちょっとピュアすぎて、感情移入しづらいし、応援したい気にもあまりなりませんでした。
 ただ、人間味が薄かった主人公が目を負傷するところはショッキングでしたね。アイツはどうせ無傷のまま帰還すると思い込んでました。

 まぁ、本作の魅力の大部分はお馬さんだと思います。人間側の主人公と馬が心を通わせるシーンがとても印象的でした。「家畜として使えるようにしなさい」と言われた主人公が馬を調教するシーン。餌やりから始めて、いろいろと教えるんですが、この一連の調教シーンは感動的でしたね。『ヒックとドラゴン』と似たような感動がありました。手探りで心を通わせる過程ってイイもんですね。
 ただ、『ヒックとドラゴン』と違うのは人間側のドラマ。ヒックは自分の居場所が見つからず、村の人たちに認められるためにドラゴンを殺すか否かって葛藤があったのが素晴らしかったんですが。『戦火の馬』の方は出産シーンを口開けて凝視してしまうような馬ヲタですからね。心を通い合わせる感が少し弱かったのではないかと思いました。・・・まぁ、『ヒックとドラゴン』と比べたら、ですよ。単体で考えたらフツーに超好きなシーンです。

 あと、戦場描写。舞台は第一次世界大戦なんですが、映画の進行状況にあわせて近代兵器が出てくる感じがよかったです。よかったっていうか嫌ぁな感じなんですけどね。特に毒ガスのくだりは嫌でしたねぇ。
 そんな近大兵器と本作の肝であるお馬さんが相対するシーン。あの年代モノの戦車と馬がご対面するトコ、滅茶苦茶盛り上がりました。馬が凛々しすぎて、「こいつなら戦車に勝てるんじゃないか・・・・」なんて思ってしまいました。そっからの、戦場を全力疾走する馬のシーン。ここが本作のクライマックスなんじゃないでしょうかね。別に走ったところで、目的があるワケでもないし、走ってなにか問題が解決するワケでないんですが、映像的な迫力、魅力が溢れてたシーンだと思います。

 それと、個人的に一番好きなシーンなのが、負傷した馬を介して戦場に一時的、局地的な平和が訪れるシーン。戦場で行われていることはこの世の地獄だけど、最前線にいる人たちにはそんなに悪い人がいないっていうのが象徴的ですね。現に戦場で馬が出会った様々な人はみんなイイ人でしたし(嫌な上司はいたけど)。


↑病弱美少女×自然×おじいちゃん

 好きなシーンとか、よかったシーンってワケではないんだけど、記憶に残ったのはエミリー。馬が出会った人シリーズの1人。まぁ、簡単に言うと、超かわいかったよね! こまけー理屈はいいんですよ、かわいい人が見れれば満足です。なんて言うですかね、儚げな美少女っていうのを通り越して死にそうな感じがイイですよね。それだけに馬に乗ったエミリーが丘を越えて視界から消えてしまい・・・・ってシーンは非常に嫌な気分でしたね。しかも、ラスト、あの子は死んじゃったかも・・・・みたいな匂わせ方するじゃないですか。なんだかなぁ。まぁ、死ぬトコを直接描かれるよりはよかったですけね。本編とあまり関係ないトコで泣いてしまいますからね。

 それと、書いておきたいのは、今週のなっち語録。
 字幕を戸田奈津子御大が担当してるんですが、なっち節は健在でしたよ。スピルバーグ映画というと、『タンタンの冒険』での「びっくりフジツボ」で日本中を度肝を抜いたなっちですが、本作のキラーフレーズは、「こいつはオドロキ」。
 こんな言葉誰が使うんだよ。ましてや、WW1の時代だぜ。おかしすぎるだろ。とりあえず、なっちを驚かせないでええぇぇぇぇぇ。


 以上です。短く終わらせるとか言いましたが、書きたいことを書いていたら2千字くらいいってしまいました。この調子だと感想を書いてないストックを消化しきるのはいつになるんでしょうかね。あと7本もあるんですよね。笑えない。
 まぁ、本作の感想を一言でまとめるならば、ジョーイかわいいよジョーイ。
 70点。

戦火の馬

戦火の馬

  • 作者: マイケルモーパーゴ,Michael Morpurgo,佐藤見果夢
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2011/12
  • メディア: ハードカバー
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未読です。『戦火の馬』って邦題は原作の手柄なので映画は関係ないですね。

非常に楽しかった監督前作。長回しと「びっくりフジツボ」でお馴染み。
映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の感想 - 北区の帰宅部