北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2013年4・5号)の感想

 土曜日発売のジャンプです。3連休ということですねぇ。
 皆様、どこかお出かけされたりするのでしょうか?(実に薄っぺい枕)

 2012年最後のジャンプとなります。1年間お読みくださった方、もしいたら本当にありがとうございました。来年もなにとぞよろしくお願いします。

 表紙は今週も『ワンピース』。巻頭カラーも『ワンピース』。なぜか。映画がやってるからですねぇ。ワタクシもつい昨日、観てきました。これがね、超おもしろいんですよ。まだ感想は書いてないんですが、ファンなら必見といえる出来なんじゃないでしょうか。
 そんな『ワンピース』祭りの一環としまして、『ワンピース』単行本の特別カバーが付いております。Z巻ってことですね。中身はないけど。これがね、ただの厚紙にカバー風の印刷がされてるだけじゃなくて、ちゃんとしたカバーの材質で、折り返し部の作者コメントまで付いてるという結構なクオリティー。作者は尾田っちでないんですが。普段ジャンプのおまけは雑誌とともに捨ててしまうワタクシですが、これは切り取って取っておこうかしら、なんて思っております。

前号の感想

背表紙

 祝、!、ジ、ャ(←イマココ)。
 まぁ、当然ですね。

『ワンピース』

 カラー見開き扉絵。赤犬にヒゲ。ヒゲワンコ。あと、フランキーの両手がマジ邪魔。
 本編ではそんなフランキーさんがハッスル。映画では出番が一味の中で最少ながらラスト、超おいしい活躍をしてました。
 ギャグ要員であり戦闘要員というフランキーの個性が爆発した回だったんじゃないですかね。武器女ちゃんとの漫才楽しいです。
 そんな武器女ちゃん。やっぱ持ってる武器はただの武器でした。女性と武器という組み合わせは大好物なんですが、女性が武器、というのはそそられませんねぇ‥‥。てか、自爆してましたが、生きてるの?
 ドフラの最終兵器はモネ、ってそいつゾロが殺さなかったから生きてるだけですやーん。たしぎちゃんもしっかり拘束するとかしないといけないですやーん。
 というひねくれた見方以外ですと、ドフラの口調が気になる感じですかねぇ。けど、たまたま生きてたモネ頼りって‥‥若様意外と大したことねぇな。フランキー将軍も負ける気しねぇし。

暗殺教室

 本作で最初に目が行くトコ。それが煽り。今週は、「暗殺・アイツ・ヲ・シテェ!!」‥‥って、はっ? なに言ってんの?‥‥本編を読み始めてみたら『セックス アンド ザ シティ』のもじりだと気づきました。いやぁ‥‥これはちょっと無理があるんじゃーないのかい。
 本編。ビッチ先生のオーラルセックスコミュニケーションの授業。バナナ喰ってるぜ、いやっほーい。
 そんなことは置いといて、例の授業で渚くんが当てられたのかが知りたいんですよ。実に不親切な作品だけしからん。
 そんなビッチ先生の元に殺し屋時代の知り合いが訪問‥‥って、このパターン、『キルコさん』『ニセコイ』と最近頻出しすぎじゃないですか? えっなに流行ってんの?
 今週のビッチ先生はいろいろと陵辱されたり、鼻フックとがんばってますねぇ。実にけしからんですなぁ。
 ケツの煽りは「殺ればわかる!!」。おおっ、至ってシンプルだ。

斉木楠雄のΨ難

 クリスマス回。リアルが充実したクリスマスヤローに対して負の感情を溜め込む人、ってのはおもしろいんですが、ジャンプの印刷の都合上、黒地に白文字は潰れてしまって非常に読みにくいです。
 本編は至ってシンプル。燃堂無双。サンタもトナカイ置いて逃げるレベルの聖人ぶりであります。
 久しぶりに燃堂の悪人面ギャグがあった気がします。それと、ラストに燃堂ママが遠巻きに映ってたけど、燃堂ママは悪人面ってワケじゃないんだな。いずれ燃堂家にお邪魔する時にその手のギャグやるかとも思ったんですが。

ジャンプフェスタ2013注意事項

*1
 ↑注意事項多すぎわろた。途方もねーよ。
 左下でウソップが笑顔で「よく読んでから来るんだぞ!!」と言ってますが、ちょっとそれは無理だろ‥‥。

『トリコ』

 なんとバイクが既に始まってた。小松視点ってことですか。
 てか、ゲテモノ料理の人アップで出てきたけど、乳首ドコに付いてんだよ。
 「ヒャーッハァー」がこんなに似合うキャラは久しぶりだよ、天狗。イイ顔してやがる。
 小松は天狗の他選手への妨害を注意してるけど、自力で進まない自分のことはどう思ってるの? セツ婆の助けは断ってたじゃん。助けがなかったらバイクで脱落してるよ。バーサンと天狗、なにが違うっていうんだ‥‥まさか‥‥男の助けなら断らないってことなのか!(違います)

ニセコイ

 成績の順位が発表される、ってのワタクシの人生で経験がないんでファンタジーのように感じてしまうんですよねぇ。進学校とかハードコアな学校だとやってたりするんですかね?
 それと、ワタクシはキャラの名前を覚えるのが苦手(覚える気がない)なんですが、成績順発表のコマにいろんな名前が出てきすぎて少し気持ち悪くなってしまいます。名前酔い。多分、小ネタとか今後使うかもしれないキャラの名前とか入ってるかもしれないんですけどねぇ。そういうのはよそでお願いします。
 まぁ、大方の予想通り橘回ですよ。勉強を教わる方がボケ、というのは少し意外でした。しかし、千棘以外にも頭いいヤツはいるのに誰も「私が教えてあげようか?」と言わない小野寺、宮本、鶫が怖いです。橘ってハブられてるんじゃねぇの?
 恋愛感情をハッキリと自覚した上でハイテンションにボケ倒す、橘って今までにいそうでいなかったキャラなんですね。今週気づきました。イイキャラしてるじゃないの。

黒子のバスケ

 イエローが監督を無視して出場する、って先週のラストの展開は無視か。あの監督の表情を見て自重するシーン大好きだったのに。
 まぁ、監督が口では「危なくなったらすぐ交代」って言いながら、心の声では「最後までやれ」って言ってるのとかすげぇイイんですけどね。てか、あの監督イイ役回りするじゃないの。モブ顔なのに。
 あとは、誠凛の勝利が当確する得点差を監督ちゃんが言うシーン。直前にレッドが説明していて、最後に監督ちゃん、という流れが見事ですね。2人の智将は考えることが一緒、という風にも見れる一方、「レッドの計算では20点とかなんじゃね?」と不安を煽るようにもなってると思います。最近細かい演出がキレキレな印象ですね、『黒子のバスケ』。
 次号、すなわち新年1発目に巻頭カラー、しかも全ページカラーとか、スゴイことやってきやがりますね。『黒子のバスケ』の人気(期待)はワタクシが思ってる以上にとんでもないようです。

ハイキュー!!

 センターカラーです。日向はカラスのポーズですね。
 本編では、変人速攻による反撃開始なんですがー、

 ↑『空想科学読本』でお馴染みの空想科学研究所のツイッターでの一幕。とりあえず、影山さんすげー、ということで。
 劇中でも語られたけど、技術的なすごさは「影山>>>日向」なんですよね。逆に言うと、それが日向の主人公としての魅力であり、影山の脇役としての魅力なワケですね。主人公があまりのスーパースキルを持ってると、「アーハイハイスゴイデスネー」くらいにしか思えませんから。

 そんな影山のトスが光る変人速攻でございます。本作のトンデモ要素であり、必殺技なんですが、それを敵チームを主に描くというのが白眉ですな。読者としては見覚えのある必殺技なんですが、受け手目線で描くことでなんとも新鮮に、強烈な印象を与えてると思います。「マグレだろ‥‥」と疑いながらも動揺している描写も見事でしたね。真の必殺技はそれを使わない時にその真価を発揮する、みたいな状況です。
 んでもって、「あの10番がやべー」という空気が敵チーム含め体育館中に蔓延。太陽が出来上がり、最強のおとり完成、ってことですね。
 そんな感じで超燃えてたら、告知「次号『ニセコイ』と驚愕コラボ!!」 だって。なんじゃそりゃw 脱力にも程がありますね。いや、正月に特別企画っていうのは大好きなんだけど、企画の内容があまりに予想がつかないっていう。『ニセコイ』ヒロイン陣と遭遇して田中先輩&ノヤっさんがハッスル、って内容しか思いつきません。

HUNGRY JOKER

 金槌vs巨人。あの金槌は超能力の起動時に叩くだけで、技を繰り出す度に叩くワケじゃないんですね。リンゴと違って攻撃的なアイテムだから‥‥と思ったんですが、よく考えたらリンゴも起動時にかじるだけでしたね。なにも間違ってないです。
 自身の身体を音響兵器に変え、衝撃波をバンバン撃つワケで、ほらアレだ、空気砲。まぁ、空気ピストルの砲が近いですが。
 共振を意図的に導き、相手の身体が爆発、ひでぶ。たまに巨大な橋が風と共振してしまってブッ壊れる、って映像が世界ビックリ映像的なテレビ番組でやってますが、アレですね。
 他にも相手の腕の筋肉を切って握力を無力化、とか科学者らしい戦い方でおもしろかったですね。ラストの爆発シーンもカッコよかったし。

『ブリーチ』

 零番隊の各お宮参りa.k.a.ハイテンションギャグ回。やったーギャグ回だー。
 「アタマ悪い食レポ」のくだりとか素直に笑ってしまいましたよ。おもしろいなぁチクショー。そんなギャグが冴えれば冴えるほど、中盤の「俺達…こんな事してていいのかな…」が引き立つワケですね。読んでてこの上なく納得してしまいました。
 説明や修行をギャグを交えながら進める、ってのが本当に見事ですねぇ。デブのおばちゃんが仮の姿(逆?)っていうのも腑に落ちるような部分なんですが、それ以前にギャグとしておもしろい、っていう。巨大しゃもじとか、どこに突撃するんだよ。

新米婦警キルコさん

 お仕事、ということで新パーティー。最初の車のシーンを見ると、なかなかバランスの取れた魅力的なパーティーなんじゃないでしょうかね。大ボケ、凡人、巨人、ツッコミ。各キャラ間の絡みがどれも魅力的で、それぞれの魅力が倍増してるように思います。バレットと話す時は口調が変わるキルコとか、結構大事な描写ですよね。「もーっ」とか言っててかわいいっす。
 やってることは割とちゃんとしたお仕事で、キルコ登場シーンとかカッコイイ見せ場はあるんだけど、終始ギャグ交じりってのが大変好みのバランスですねぇ。新キャラ2人が出てきてギャグ分が弱まったらどうしようと不安視してたんですが、全然問題ないようです。
 今回特筆すべきなのはメガネなんじゃないでしょうかね。本作の男主人公はツッコミ役でありながら大変なクズなので、ちゃんとした理性のあるツッコミ役がいて、そいつが振り回される、という図は魅力的、というか好みです。仲間だと思ってたバレットもキルコが絡むとただのバカなので、いつの間にかメガネが孤立してしまってる感じもうまいですし。
 あと、男主人公が相変わらずクズなくせに、結構決めてるシーンがあって意外でした。ただ、「なんのために飛び出してきたのよあんた――ッ!!」のくだりで、結局役に立ったワケじゃないという事実をギャグ化してるので、嫌味が感じられず、ナイスなバランスです。
 まぁ、1つだけアレなところといえば、メガネちゃんのリボンが出たり消えたりしすぎですね。視覚的に強烈な個性なので消えると不自然だし、消えた後にまた出てくると異物感すら覚えます。来週からはリボンの間違い探しを楽しみにするのもアリなんじゃないでしょうか。ちょっと数が多すぎてめんどくさいですが。

『クロクロク』中村充志

 年内最後の号だってのに読み切りでっせ。
 本編イントロ、自己紹介モロノーグ、千秋だって。ついさっき『キルコさん』に知秋が出てきたばっかりだよー。読みづらいなーまったく。掲載位置代えてやれよ。
 ファンタジーと称されてる作品ですが、舞台が多摩川、多摩市役所のバイト募集、そして河童という妙なリアリティーラインが独特ですね。冒頭、河童をフルボッコする男主人公も超能力を使うのではなく、リアルな格闘ですしね。筋肉バスターしてっけど。
 妹弟を貧乏生活ながら支えるヒロイン、というのを最初に持ってきたのはナイスですね。応募を決意するシーンで「このコはえぇコやぁ‥‥」としみじみと思い知りました。
 男主人公の名前が「クロク」で、タイトルが「黒クロク」というのは『メンインブラック』オマージュなのかしら。エイリアン(妖怪)が日常生活を実は送っていて、それを管理する公の機関、って設定がもろMIBですね。
 ちょくちょく挟まれる小ボケがかなりイイ感じ。一つ目が住所変更してくるとか、「明るくなったろう」とか、声出して笑っちゃいましたよ。
 ジャンプで悟空、如意棒とはなかなか思い切った要素ブッ込んできましたね。もちろん、かめはめ波は撃たない方なんですが。
 ただ、如意棒が炸裂するところは本作の中でちょっとフィクション性が強すぎた気もしないではないですね。今までのフィクション要素はどれも地に足着いた感じだったので、急に過剰にメカメカしいアイテムが出てこられると、世界観ブレイクしてたような気も。
 あと、難を言うならクロクくんの生い立ちになんのドラマもなかったことですかねぇ。回想入れるほどじゃないような。彼が強い理屈も皆無だし。てか、ろくろ首じゃねぇのかよ! 名前からしてそう思うじゃない。市役所にもろくろ首はいなかったしさー。
 逆にヒロインはよかったんじゃないですかねぇ。冒頭の家族との日常パートで読者を彼女に肩入れさせるのには成功してると思いますし。なにより、振り回され続けるツッコミヒロインって個人的な好みドストライクですからね。この手のキャラ出る度に毎回言ってますが。『逢魔ヶ刻動物園』の蒼井華みたいな魅力だったんじゃないでしょうか。たまに男前すぎる顔面になったりしてましたけどね。

食戟のソーマ

 田舎から出てきたおさげのいたいけな少女。「こんなコがこの後飯喰わされる(=犯される)のか‥‥」という気持ちで読み進めるのは一般的な読者として全うですよね? ワタクシだけじゃないですよね?
 笑わない料理人が出てきたら、「あー笑わない人がアヘ顔するんですね」って思うのがフツーですよね?(しつこい)
 呪文みたいな名前の料理名に無知なソーマくん。おさげちゃん目線でギャグ的に描くのも決まってますし、なにより超人であるソーマくんに親近感が湧くようになってるのが見事ですね。
 今回の料理シーンの肝は時短ということで。前は限定された食材でしたが、ただ単にソーマくんのスーパースキルを見せるのではなく、テーマを設定してすごさをわかりやすくしている。あと、「同じ様に肉をやわくするものはないかっていろいろ試したんだよ」ってセリフは1話の冒頭を連想させますね。とにかく試行錯誤を繰り返す前向きさ、というソーマくんのキャラクターが見えてきます。
 んで、実食ですよ。テーマはハチミツということで、ずばりぶっかけ。「BUKKAKE」って英語としても通用するんですよ。こんな変態なことは日本人しか思いつかない、ということで、日本の誇りですな、ぶっかけ。海外のエロサイトで検索する時に日本語でいけるというのはスゴイですね。
 ‥‥はい、脱線でした。まぁ、直球だったんでね。そつなく終わったという印象ですよ。試験(授業だけど)もアッサリとクリアしてしまいましたしね。まぁ、今回はおさげちゃんの紹介回だからこんな感じでいいんだけど。
 あと、食べるアヘ顔に関しては、男キャラを律儀に入れてくるのが好感ですね。別に男のアヘ顔に興味があるワケではなくて、あのアヘ顔ページがエロ一辺倒ではなく、ギャグとしても機能してるというのがバランス取れてるんじゃないかなぁ、と。まぁ、明らかにエロに傾きすぎてるから全然バランスは取れてないんですが、取ろうとしてるっていうトコがね。
 まぁ、難を言うならば、おさげちゃんがなんの活躍もしなかった点ですねぇ。村一番の料理の腕なり、気弱故に慎重なトコとかで活躍させるべきだったんじゃないの? 彼女がA判定もらうのはズルに近いじゃないですか。なんにもやってないもの。

べるぜバブ

 先週、誰もが感じたであろう「ベル坊手伝っちゃカップル対決じゃないだろ‥‥」という点について1ページ目でツッコミ(いいわけ)を入れてて笑った。自覚してやがる。
 「左目は死角!」って邦枝ちゃん、それはキャラデザの問題なんじゃあ‥‥なんて思ってたらまさかの『クロガネ』設定きた!
 ヒルダにまさかオッドアイ属性があったとはな‥‥と思ったら常にどっちかは隠すのね。サンジだ。
 滅りこみパンチからのメリクリわろた。やべーこの上ないタイミングでクリスマス色全開だぜー。随分と長期プランなボケだったな。

*2

 そして、邦枝のデレ期。ラブコメ番長との負け組カップルぶりも見事ですな。そして、ちゃんと感謝する邦枝は良いコやぁ。さすが本作唯一の真人間。
 なんですが、この展開↑、先々週の『クロガネ』やないかぁーい。

*3

 あとは、その他主要キャラの後日談。出馬の残念な感じが地味にツボでした。寧々は「先っぽだけ!」と土下座すればいけそうな気がする。
 まぁ、あとやはりパー子。双葉ちんぺろぺろなパー子ぺろぺろでありました。
 「唐突に左目とか言い出しやがって 中2か」って、それ言っちゃダメだろw 本作に生じた粗を自覚しててそれに対してちゃんとツッコミを入れるというのはずるいっすなぁ。
 展開が駆け足に感じられたのは今日が12/22だからです。時間がないんですよ、時間が。パー子が活躍しすぎたんじゃねぇの?

スケットダンス

 数字の組み合わせが意図的に不自然すぎて、「はいはい伏線スゴイスゴーイ」って半笑いだったんですが、ボッスンの「何だそのプラレールみてえな考え方!!」ってツッコミで吹き飛んでしまいました。おもしろすぎるぞ、プラレール理論。
 まぁ、謎の真相は無理矢理だし、なんとでもなるからどうでもよかったんだけど、プラレールとか、お腹鳴るヒメコとか、繰り返すドフンとか、おもしろかったですね。先週を丸々フリに使っただけはあるオチの連打でした。

銀魂

 クサナギメンバー中折れしやがったww 刀をチンコに例えるのはいいけど、いよいよのトコまでやりがったよ。ずるいわぁ。
 鞘子のドラマとかフツーに感動的だっていうのによ。中折れのインパクトが強すぎました。

こち亀

 ハロウィンの仮装を見て育った子供が十数年後に日本のイベントだと勘違いする、ってのはおもしろかったですね。なるほど。あと、盆のくだりも。サンタが紅白色とか、おもろいおもろい。
 「サンタ苦労す」というネタは今週の『べるぜバブ』のケツの煽りですねぇ。残念。丸被りです。まぁ、別にもっと前からあるネタなんですが。
 お馴染みの「ネットを通じて世界でブームになった」ってトコは相変わらず寒いんだけど、オチがよかったですね。巨大サンタが風に飛ばされて、まるで怪獣映画みたいになる、ってヤツ。『巨神兵東京に現わる』みたいで燃えましたよ。

『クロガネ』

 試合開始しばらくは絵で状況を説明し、ひと段落したら、言葉による解説、というのはイイんじゃないですか。言葉による解説がなくても「片手だから手数が多いと弱いんだな」とか、「合い面になったら片手じゃ負けるわな」っていうのが納得できましたし。
 剣を両手で持って、「剣道」が云々。そ、それシドウくんやない、剣八や!! 『ブリーチ』じゃないですか。初代は誰なんですか。
 まぁ、いいですよ。見えない突きってヤツのインパクトが個人的には弱くなってしまったんですが、今回の試合はどの対戦もおもしろいと思います。ここまで盛り上げて、いよいよ、っていうのもアガりますね。

『クロス・マネジ』

 みそらのことを好いてるのにラクロスに関しては残酷なことを言う、そんな一見矛盾している兄ちゃんの心境を開始1ページで説明しきったのはスゴイっすね。まったく引っ張らない。
 試合の描写に関しては、みそらのシュートの瞬間がまったく描かれないのが味噌ですかねぇ。多分、今後に取っとく意図だと思うんですが。それに今回はパスが通る、というのが充分すぎるカタルシスですからね。ラブコメ回を経た状態だと、パスが通るという行為がいろんなメタファーに思えてきます。
 んでもって、いきなり大会ですよ。若干アレなスメルがしますね。
 大会ということで、ユニフォーム。みそらが大映しですが、前に「衣装が変わらない‥‥」というネタをやってたので、今回の衣装チェンジはなかなか感動的ですね。
 ていうか、女子スポーツだとこういう感動があるんですね。ユニフォーム着て、かわいい、カッコイイっていう感動が。スポーツマンガって男子しか読まないし、テレビで女子のスポーツを見ても試合しかみませんからね、ユニフォームを着るという感動は考えたこともなかったです。結構ハッとしましたよ。‥‥いや、もちろん男子スポーツマンガでもユニフォームを着るという感動はあるんですが、興味ないじゃない、見た目に。
 えっ、てか、リーグ戦のルールおもしろっ。なにそのいきなり消化試合する感じ。まぁ、実績のない学校が初戦で前回の優勝校にフルボッコにされる、みたいな事態は避けられるけど。

『烈!!!伊達先パイ』

 今週のケツ。やっぱ先週のは風呂繋がりで『ブリーチ』に繋げただけな気がしますね。
 ビルの上層階、サンタが窓ガラスを割りながら登場、そこに煽り「ジョ…ジョン・マクレーン!?」 ってカンペキすぎるだろ。爆笑してしまったよ。そうだよな、クリスマスと言ったら『ダイハード』だよな。
 伊達先パイの人脈に驚く、というネタはあったけど、そこからサンタ引っ張ってくんなよ。サンタの真実&武勇伝おもしろかったです。
 あとね、ヒロインのサンタ仮装を描くのは単純に偉いです。クリスマスで唯一楽しいのが美人のコスプレでしょうよ。それ以外はなんにもおもしろくないクソイベントでしょ。
 今週のジャンプでヒロインがちゃんとコスプレしてんのって唯一じゃね? だからお前らはダメなんだよ!!(誰だ) ストーリーモノばっかで時事ネタも出来ないんだったら週刊発行する意味ねぇだろうよチクショー!!(暴論)

投稿コーナー

 チャンプほんわかほ耕介さんのインタビュー。相変わらずの印刷の潰れにより、チャンプの顔面はいまいち把握できません。多分、整ってるんだと思う‥‥っていうレベル。毎回のこととはいえ、戸惑いますね。ブログ読めって話ですが。
 長野市若穂に住んでる‥‥って、ほんわかほってそっから取ったんですか。散々名前は見てきましたが、まったく知りませんでした。しかも、チャンプ考案のネーミングではなく、既存の名前だったんですね。
 チャンプが学業について語る→どんすけテキトーすぎるまとめ、という流れが優勝者インタビューの鉄板になりすぎ。何度目だこの流れ。みんな頭いいのなチクショー。
 地元が好きで云々、入院中に投稿を始めて云々‥‥感動的すぎるやろ。えぇコやでぇ‥‥。
 長野のアナウンサー志望という夢もでかくてスゴイですね。ちょっとまぶしすぎて直視できないです。自分のことを思うとちょっと負の感情が爆発しそうです。
 写真。市道真央と焼き肉の図。美女をはべらして焼き肉とか、男の頂点じゃないですか。お酌とかされちゃうのか!? 全人類の夢ですよ。さすが優勝という重みが伝わってくるイイ写真ですね。印刷が潰れちゃってよく見えねぇけど!!

目次

 「マンギリ!!」。前号まで企画を少し勘違いしていました。月間で1つのお題で1コマ漫画で大喜利をやると。そして、12月は、「全然人が集まらなかった少年ジャンプ45周年記念イベントとは?」。
 ちょっと勘違いしてたのと、月末ということで、今月分を全部振り返ります。そんで、今月の中で一番好きなヤツを勝手に決めます。

  • 1週目(1号 Rickey)
    • 頭突きで除夜の鐘。12月らしいネタですね。
    • 文字が多くてわかりにくい。絵も細かくてわかりにくい。
  • 2週目(2号 松雪)
    • 会場の地図がアバウト(日本地図)。
    • 右部にツッコミ、左部にボケ。「右→左」という順番で読むと十中八九読み間違えるというブービートラップ
  • 3週目(3号 久保田ゆうと)
    • ハンコだけが置いてある、しかも左右逆。
    • 「右→左」に読むと、文字、絵、文字、の順になっていて、ちゃんと読める(なんだこの感想)。
    • ハンコの文字が逆、というのは絵ならではのネタなのかな。
  • 4週目(4・5号(今週) 飯島辰典)
    • 死語限定パーティー
    • 「上→下」に進むのでちゃんと読める(だからなんだこの低次元な感想)。
    • お題の「45」という部分に着目したのは唯一で、誠意を感じますね。

 んで、優勝は、3週目ですかね。
 3週目と4週目の2択なんですが、3週目は絵がボケとして機能してますからね。漫画で大喜利ですから絵は大事ですよね。
 ということで、おめでとうございまーす(何様だ)

 初めてだからフォーマットが探り探りでした。
 次は作者コメント。

ジャンプBOOKストア最高!しかもカラーになってるとは驚きです!
(『食戟のソーマ』)

 ちょっとジャンプBOOKストアに関して把握してなくて申し訳ないんですが、カラー版が読めるサービスってことですかね。
 この口振りですと、カラーリングに関しては作者が関与してないようですね。
 つ、つまり今週のハチミツを白く濁った液体にすることも可能‥‥!(知らないなら黙ってろ)

007でも端島が登場するとの事、読み切りとかぶりました(笑)「NEXT!」見て下さい!
(『こち亀』)

 『スカイフォール』観ましたよ。軍艦島出ましたねぇ。超カッコよかったです。島ごと悪の秘密基地っていう感じで。


 総括です。
 今週は特に感想が長くなってしまいました。いろいろと盛り沢山でした。
 年内最後ということもあり、休載なし。どの作品も楽しめました。年末らしいことは特にないんですが、次号は正月特別企画がいくつかありますからね。本当に楽しみです。
 新連載陣に関しては全部好きなんですが、個人的には『キルコさん』が圧倒的にツボですねぇ。先週今週とレベル超高いと思います。あと、『食戟のソーマ』がただのエロ枠として消化するにはもったいない出来。これもひとえに主人公ソーマくんのキャラクターの魅力のおかげでして。今までのエロ枠とは違った結果を出してほしいところです。
 あと、読み切り。○週連続!とかではなく単発の読み切りだったワケですが、おもしろかったですよ。和製『メンインブラック』ですね。まぁ、市役所の中ですべてが終わったので、人間社会の中で妖怪がどのような日常を過ごしてるのかは見たかったかな。そうじゃないと、市役所がただの異世界ってだけですから。せっかくリアル多摩が舞台なんだからリアルにあるとこを使わないともったいないですね。

 次のジャンプは来年ですよ。よいお年を。

 んで、最後に今週のMVPキャラ決めます。今週は特定のキャラの特集回だったり、新登場キャラが多くて決めやすかったです。
 なので、次点も多めで。

  • 橘万里花 『ニセコイ
    • 個人的にはそんなにハマってなかったヒロインなんですが、今週の彼女はかなり魅力的でした。
    • よく考えたら『ニセコイ』ヒロイン陣ってどいつもこいつも照れてばっかりでラッキースケベ待ちなんですよね。その点、「ガンガンいくわよ」な橘は輝いて見えました。
  • 田所恵 『食戟のソーマ
    • 煽り曰く「ふぇぇな女子」。本作に対して「あざとい」という視点はナンセンスでしょうね。
    • 読者視点に立つという意味で大変重要な役所なんですが、今週は特に活躍しなかったのが気になりますね。次回以降楽しみなところ。
    • また同一キャラが二度食べるというのは今のところいませんので、今後どのように差別化を図るのかも気になるところです。
  • 燃堂力 『斉木楠雄のΨ難
    • 燃堂がこんなにボケを担当するのも意外と久しぶりだったんじゃないですかね。改めて、超魅力的なキャラだったと。
    • 燃堂の家庭事情も窺える燃堂ファンにはたまらない回でした。
    • サンタを信じてる、というネタを真っ向からやって嫌味を感じさせないキャラって今時めずらしいんじゃないですかね。
  • サンタ 『烈!!!伊達先パイ』
    • この人に関しては登場がカンペキすぎた。
    • 高層ビルの窓からダイブ、Mr.クリスマスと言わざるを得ないです。
  • 撃鉄知秋 『新米婦警キルコさん
    • 新キャラちゃんはやっぱりツッコミで輝くタイプでした。新パーティー内での役回りが本当に魅力的でしたね。
    • 振り回され系ツッコミヒロインという個人的な好みにもバッチリです。
    • あと、本作に足りなかった真人間という要素も完備していますね。男主人公はクズなんだもの。

 撃鉄ちゃんを1位にしようかともかなり悩んだんですが、今週のベストキャラはこちら。

  • ビッチ先生 『暗殺教室
    • 現在ジャンプで最もバナナが似合う女性キャラ。
    • 首吊られたり、親指でグッてされたり、鼻フックとか女性キャラとして体張ってました。アッパレです。
    • 「エリート女の屈辱に歪む顔ってのは一度拝んでみたいもんだしなァ…」とは、某作品の主人公のセリフですが、今週のビッチ先生がそれ。世界はそれをリョナを呼ぶんだぜ。
    • 次号でも活躍するんでしょうが、鼻フックまではないのかなぁ、ということで今週いっときます。

次号の感想

メン・イン・ブラック [Blu-ray]

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  • 発売日: 2010/04/16
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空想科学読本12 科学で解けない超難問編

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HUNTER X HUNTER32 (ジャンプコミックス)

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  • 作者:冨樫 義博
  • 発売日: 2012/12/28
  • メディア: コミック
暗殺教室 2 (ジャンプコミックス)

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  • 作者:松井 優征
  • 発売日: 2012/12/28
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*1:週刊少年ジャンプ」2013年4・5号92・93ページ

*2:週刊少年ジャンプ」2013年4・5号348ページ

*3:週刊少年ジャンプ」2013年2号424ページ