北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2024年の総括

 今年も書くよ! こういうのは書いておくと後年私がありがたい。偉いぞ。良くやった!
 いろいろ振り返ってから最後に面白かった読切のリストアップをします。

2024年の連載作

 個人的なベスト作品は『ツーオンアイス』で圧倒的。あれより面白い作品はなかったし、来年もないかもしれない。今年のベストキャラは空天雪です。
 現連載陣だと好きなのは『しのびごと』です。一話ごとの構成がキレイなので、私のようなジャンプの読み方してる人には刺さりやすい。

映画

 ジャンプの映画。今年は何と言っても『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』。めちゃくちゃ面白い!! そして大ヒット!! 100億突破です。ありがとうございます。同じ人がぐるぐるしたブーストが大きい、と『名探偵コナン』ファンからマウント取られる危険性もあるんですが……(入場者特典)。そんな『コナン』、来年の監督が満仲監督じゃないので『ハイキュー』ファンとしては一安心です。満仲監督がやればクオリティは保証されたようなもんなんですけどね、残念だったな(逆マウント)。
 映画でいうと『ヒロアカ』もめちゃくちゃ面白く、特にジュリオの魅力が爆発的に素晴らしい。『ヒロアカ』完結はめでたいし、キレイに終わったと思いますが、ジュリオの逆輸入は見たかったな……。

重大ニュース

 漠然と私が選ぶ、重大ニュースです。記憶も曖昧だし、本記事用の調べも雑なので、ざっくりです。何か抜けがあった場合、それは単なる抜けか、私の好みかのどちらか。
 まずは、『ルリドラゴン』の再開。めでたいですな。そしてさようなら(紙派)。
 『願いのアストロ』連載開始。これは驚きましたね。他誌で代表作複数抱えてるような人が、まさかの。今年はジャンプの原稿料マウントもありましたね。普通相場を知らないので驚きにくいですが、すごいらしいよ。
 『妖怪バスター村上』巻末固定。久々の巻末固定システム、なかなか良かったと思います。掲載位置であーだこーだ言うの、そんなに好きじゃないんだと改めて感じました。
 齊藤編集長、爆誕。長谷川先生の作品でお馴染みのあの齊藤編集が出世しました。
 三浦先生、『アオのハコ』を休んで読切『どくどく』を発表。休みとは一体……? さらには、ガリョキン出身の三浦先生がなぜか原作担当という不思議現象でした。ただし、普通にめちゃくちゃ面白い。
 『魔男のイチ』連載開始。宇佐崎先生のカムバックで十分めでたいのに、相方がまたもや他誌での代表作を抱えてるパターンで、宇佐崎先生のために編集部が最大限のチカラを注いだのが感じられてニコニコしちゃう。そんな『魔男』、15話目に早くも二度目の表紙を飾り、絶好調ですね。個人的に西先生のことを何も知らなかったんですが、先日ダヴィンチの『忍たま乱太郎』特集、「私の初恋、土井先生」にコメントを寄せてて「そういう人だったの!?」とぶったまげましたw 女性ということすら知らなかったのですが、まぁよく考えたらそりゃ女性と組ませるのが自然ですね……。

 『HUNTER×HUNTER』再開。何か前の休載時に「これからはやり方を変える」みたいな発表があったので、下手すりゃ移籍も覚悟してたんですが、普通に、マジで普通にいつも通りの形式で10週載せて山に帰っていきました。何だったんだ……。
 終了系だと『ヒロアカ』と『呪術』でしょうね。そりゃそうよ。

 本編的なビッグニュース。要するに面白かった「○○編」でいうと、個人的には『SAKAMOTO』のタカムラ無双のくだりがちょっと常軌を逸した面白さだったと思います。ゾーン入ってるとかそういう。そんなタカムラがラスボス(仮)にそっくり吸収されて終わるのも見事でしたね。

 次点としては『アオのハコ』で容赦のない失恋(匡)が描かれたのも個人的に良かったです。初恋至上主義みたいな価値観が当たり前になるのも気持ち悪いので、そういう意味でも良かった。それでいて変に悲劇という一辺倒では終わらないバランスがさすがですね。

2024年少年ジャンプ 新語・流行語大賞

 年間大賞は『鵺の陰陽師』より、 純潔改札口(キス オア ダイ)だ” です!! おめでとうございます!!(拍手を浴びながら壇上にあがる式神
 今年のガクくん、壮絶バトルが終わるとキスしがちだったんですが、その開幕を飾ったのがこちらの名言。年始からの長編でまた見られるかもしれませんね。2025年にも期待です。
 ちなみに、次点は『超巡!超条先輩』より、 “濡れ衣専門のアパレルショップ” です。

おまけ

 もはや本誌関係ないけど、個人的に思い出深いのは、ジャンププラスでの『ヒトナー』大ヒットです。屋宜先生は面白いってずっと前から言ってたじゃないですかぁぁ!!!

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 はい。最後に本題として、今年掲載の読切作品を振り返ります。大変なので順位は決めずに(優勝は決めたが)、面白かったのを何となくの数ピックアップして紹介していきます。
 画像の準備は非常にめんどくさいので、適当なリンクを埋め込んでいきます。

2024年の面白かった読切

『今日の魔女たちは』朝日夜(2024年10号)


 魔女のいる世界でギャルとの百合という感じか。読んでて「『ルリドラゴン』の最終回ってこれでいいんじゃない?」と思いました。

『STRANGE LOVERS』丸山暁星(13号)


 手塚賞準入選も納得の面白さとポップさで素晴らしかったと思います。ジャンプの幽霊ものに弱い、というのはあるかもしれない……。

『空への標』田中邦明(15号)


 ジャンプショートフロンティア。うげぇ、セカイ系かよ……と思ったら叙述トリックですべてに理屈が通る快感。

『ゴースト・ワーカホリック』ダンジョウ(16号)


 あらすじ的な引っかかりが強いとか特別な仕掛けがあるわけではないんですが、シンプルに地力がめちゃくちゃ高い作品、みたいな印象。

『サダオがいる家』笠屋忍(19号)


 以前にショートフロンティアで載せてた作品のリメイク。『呪怨』的な幽霊屋敷で行われるおねショタですね。まぁそりゃ好きですよね……。

『飛んで火にいる夏と蛍』里庄真芳(26号)


 将棋漫画でお馴染みだった里庄先生が久々だったのですが、これが良かった。めちゃくちゃ良かった。読んでて「こんな人物配置『ハイキュー』やんけ!!」ってなるんですが、そんなことが関係ないくらい圧倒的な面白さ。連載経験者を高く評価するのもつまらないんですが、今年の優勝はこれだろ……。

『花の君』三品太智(30号)

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 適当なリンクが見当たらなかったので(たぶん)過去作を貼りました。
 ショートフロンティア。梅の木の擬人化お化けの話。ショート読切ながらヒロインのデザインが変わり続ける、という仕掛けが面白く、それが物語(梅の木の剪定)やテーマと有機的に関わってて素晴らしかったです。

メメント・イン九龍』町田麗弥(34号)


 んん~、好き!! 九龍城塞という目の付け所が百点で、その活かし方、ジャンプ漫画への落とし所も文句なし。これも優勝……にしたい……。

『化け狐の執心』角田拓海(35号)


 化け狐と無表情少女。化けと無表情というフックでコミュニケーションについて掘り下げる内容で素晴らしかった。絵も可愛い。個人的にコミュニケーションをテーマに掲げられると何割か増して見ちゃう傾向はあるかもしれない。学校という舞台においては最も身近で重大な問題だと思う。これまた優勝候補だったな……。

『子噺:竜の落とし子』都沢南風(38号)

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 これまた適切なリンクが見当たらなかったので過去作。
 ショートフロンティア。叙述トリック的なフックもありつつ、キレイに収まった良い話。ショート作品ならではの密度による気持ちよさ。

『信号オールレッド』泉博士(46号)


 金未来杯。個人的には本作が一番良かった。優勝するといいな。泉先生は今年、ショートフロンティアでも面白い作品を載せてて、順調にステップアップして金未来杯に挑戦という感じに見えるので、「面白い人が順調に実績を重ねている……」とちょっとビビります。優勝してほしい。

『イヘンガイ』天川仁木(2025年03号)


 こないだの。オモシロ叙述トリックというとショート作品のイメージが強いんですが、大型の読切で、結構な大仕掛けをぶつけてきて見事でした。それが単なるギミックではなく、心を蝕む自意識の入り口というテーマと密接に関わってる(てかテーマそのもの)のが素晴らしかったと思います。

『異次元生体サイボーグ0番』百田稜助(04・05号)


 最新号の。これまたコミュニケーションをテーマにした作品なんですが、コミュニケーションのめんどくささ、直接関わるのは避けがちなのに、回り道は延々としちゃう、という人間のダメさを容赦なく描いた快作。身につまされる……。


 終わり。お疲れ様でした。わざわざ手間をかけて埋め込んだり、号数を書いたということは……ですよ。良かったら読んでね! ということで。
 てか、読切の優勝が通常読切に偏ってて我ながら珍しい(ショートフロンティア好き)。ショートフロンティアで3本選ぶなら『空への標』『花の君』『子噺:竜の落とし子』です……ってまともな埋め込みがなかったやつだ。SNSとかやらない人、よりによって面白いんかい。
 番外編としては『幼稚園WARS』の出張読切が、絵に描いたような出張読切で良かったです。本編は読んでないんですが、出張読切でしか得られない栄養の存在を実感しました。
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