マガジンSPECIAL (スペシャル) 2013年 7/5号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/06/20
- メディア: 雑誌
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『プチたん』の単行本が10月に発売されるそうです。いやぁ、楽しみすぎるのぅ。1年半ってトコですかね。どこまで収録されるんだろうか、表紙はどうなるんだろうか、カラーイラストは久々だなぁ、描き下ろしもあるのか?‥‥なんて期待は膨らむばかりです。
ただ、この1ヶ月は『プチたん』よりも『生徒会役員共』の衝撃度が高かったですかね。『プチたん』も平常回とは呼びづらいのですが、『生徒会役員共』は毎週事件性の高い回が続きました。
まずは『プチたん』の感想から。
- 第17話 NTRシチュエーション
- このサブタイ、「寝取り」と読むのか「寝取られ」と読むのか判断が難しいですね。
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- 開幕から山田コンスタンツの告白。クラスの皆様が見守る中で。フラグクラッシャー田隈カオルはすかさずスルーしようとするも、「普通に男女としての意味」であった。
- というのは体裁で。モデルのキャラ付けのためカップルのフリをご所望のようです。
- しかし、「私と付き合ってください」がクラスの真ん中で、「カップルのフリ」というネタばらしが人気の少ない階段の踊り場。つまり、クラスの皆様はマジで付き合ってると勘違いしたままということですね。すげぇなコンスたん。
- カオルに対してはもちろん、ちゃんと花園ハナ&片岡ヒカリにはネタばらしする、というのがコンスたんなりの誠意ですかね。特にヒカリに対して。まぁ、告白(のフリ)をヒカリに見せつけるのは意地悪的な気持ちもあったのかもしれませんが。
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- ということで、今回のメインはコンスたん、ヒカリ、カオルである。先月はハナが目的を見つけ成長を遂げる、という異例の事態でしたから、一旦そこ以外を描いてクールダウン、という意図があったのではないか、と邪推。ハナにマジメな展開やらせるにしても、日常回やらせるにしても、とりあえずワンクッション入れとこうか、的な。
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- 久々にコンスたんのレオタード姿(制服込み)が見れました。演技で赤面してるコンスたんがフツーにかわいいです。さすがモデルである。
- レオタードを着てスカートをめくる、というテクニックを雑誌に逆輸入させるのもアリですね(ねーよ)。
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- コンスたんとカオルの(かりそめ)デート。ハナ&ヒカリ&プチが尾行してるとはいえ、コンスたんとカオルの2ショットというのはレアですね。この2人だとカオルの方がボケになるんですね。多分ボケの自覚はないんでしょうが。
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- 実はモデル業でキャラを作ってることに負い目があったコンスたん。そこを励ますカオルが男前でしたね。ヒカリでなくてもホレるわ。
- 「あのコの格好 山田が雑誌で着てた服と同じだ」というヤツ。事前に描かれた雑誌で紹介されてる服のことを指してるんですが、あの雑誌が描かれたコマはイメージショットでして、読者にしか見えてない情報なのですよ。つまり、あの時にカオルはあの服を見ていない。要するに(仮)デートのためにコンスたんの出てる雑誌をチェックしたということですね。マジでイケメンじゃないの‥‥。
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- 読者だけでなくコンスたんからの好感度も上がったカオルくん。欧米風あいさつ待ちという定番のギャグをかますと、リアルハグ。カオルは硬直。ヒカリは動揺。ハナは「おっ」という顔で赤面。ハグした瞬間、ハナは赤面するのにヒカリは真顔のまま、というのはあまりの驚きに脳味噌がついて行かなかった、ということですかね。
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- ということで、カオルの株価が高騰した回でした。コンスたんと2人きりで絡むことで新たな一面が見れた感じですかねぇ。
- 予告は、「次号、ガールズトークに花が咲いちゃいます♂♂」。劇中語られたコンスたんの出席するモデルだけの女子会のことを指しているようにも思えます。ただ、それだとハナ&ヒカリ(そしてプチ)の出番が‥‥ということなので、モデル女子会は関係ないのかな。
- 『生徒会役員共』近況
- #234から#237でござんす。いろいろとありました。
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- #234
- 『生徒会役員共』史上最も衝撃的な回といっても過言ではないかもしれない。その時氏家ト全作品の歴史が動いた。
- 生徒会室のガラスを津田タカトシと天草シノが両側から拭いていたら、互いがケツを押されてガラスに引っ付く、というガラス越しのキスがありました。読んだ時は、「キッ キスだなんて‥‥///」と冗談抜きで照れてしまいましたよ。それだけ氏家ト全作品においては衝撃的。主要キャラでは間違いなく初ですねぇ。これには萩村スズもマジギレであった。タカ兄が動揺してるからいいけど隠せてないぞ。
- そんな疑似キスシーン。そこのコマは決定的な瞬間を描いてはいないんですよ。唇と唇が触れ合ってる(ように見える)瞬間は微妙にずらしてありました。これは本作の貞操意識がいかに高いかと象徴するようなコマですね。史上初の(メインでの)キスシーン、だけどガラス越し、それにちょっとずれた瞬間、という念の入れよう。
- そんなワケで読者(ワタクシ含む)を今月のカオルよろしく硬直させた疑似キスシーン。作品の空気が完全にそっち側に変わってしまったところで放たれる、ゴム越しの営みもノーカウント?というボケ。あの状況でもその発想に浮かぶ会長はさすがですね。むしろ脳が恋愛モードになっちゃったからそこまで考えが飛躍した、と考えてもそれはそれでアリかも。
- しかし、生徒会の中における関係性が一変しかねない衝撃的な展開だったので、「まさか‥‥終わるの?」と不安になってしまったのも事実です。『妹は思春期』で叶ミホが城島家に泊まりに来た時のような終末感が頭によぎってしまいました。
- #234
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- #235
- 今度はスズのターン。スズが生徒会室で着替えていたらスカートが風にさらわれ、パンイチの状態でタカトシインダハウス!というワンシチュエーションでネタを重ねていきます。旅行とかでなく、生徒会室という密室内で1つのテーマを元にスズだけでこんなにネタが続くのはかなり異質な回だったんじゃないですかね。実験回とも言えるんじゃないでしょうか。
- ちなみに、氏家ト全作品におけるパンツというのは最終回のメタファーと考えることも出来るので、「タカトシがパンツを見たら即連載終了!」というメタい読み方も楽しめるんじゃないでしょうかね(無理矢理)。
- まぁ、もう少しあり得そうな考察をするならば、「生徒会室の窓はたまに強風が入ってくる」という情報が非常に大きな意味を持つのではないか。最終回は生徒会室でフワーリが起こる可能性が出てきましたよ。
- あと、おもしろかったのは、タカ兄が「スズはパンイチ」ということを知らないまま終わったことですね。まぁ、ラストのネタの直後にスズから(もしくは会長or七条アリアから)事情を説明されたのでしょう。タカ兄のことだから仏のような寛大さで受け止めてくれたことでしょう。『プチたん』カオルだと全然違う風になりそうですね。
- #235
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- #236
- 津田コトミが柔道部のスパイとして英稜高校に行くの巻。2週連続した「フラグ応援キャンペーン」は終わったのかな。アリア、魚見さんことウオミー、三葉ムツミあたりにも波及するかとも期待もしてたのですがー。まぁ、アリアでそんなことやったらタカ兄の貞操が危ないですね。
- スパイということでコトミが英稜の制服姿。出来ることなら同行した生徒会の皆様にも着ていただきたかったです。まぁ、ウオミーに借りた、という事情ですので4着も用意するのは無理あるのはわかるのですがー。
- 津田兄妹の肩車。エロってるカップルに見えるようにコトミが顔の前の方に回り込む。絵面が完全にアウトであった。これが成立するのもタカ兄の仏性のおかげですかね。
- ビデオの試し撮りでセクシーポーズをリクエストされたアリア、というネタ。恥ずかしいことに初見時はネタが理解できませんでした。もちろんエロいということはわかるんだけど‥‥っていう。世の中には「パンツであやとり」なる言葉が存在するのですね‥‥。エロの世界は深すぎる‥‥。
- #236
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- #237
- 扉絵はムツミ。いやっほーい。
- 肩を叩き振り向いた頬に指で突く、というイタズラ。シノがタカ兄に対して行ったら、指が口に入ってしまいそのまま指フェラを敢行。指フェラに流れるという機転もさることながら、しっかりS顔になってる会長がステキです。
- ちなみに、このイタズラの失敗、ワタクシにも経験がありまして。中学の時に女子にやったら失敗して口にインしました。童貞真っ盛りのワタクシは動揺するしか出来なかったのですが、あそこで指フェラに移ればよかったのか‥‥!(よくない)
- ムツミのネタ。タカ兄に挨拶する際、昔は何の気なしに触れられたけど今はなんだか恥ずかしい、だそうです。甘酸っぱすぎて死んだ。かわいすぎるでぇ‥‥。てか、ムツミは恋心を自覚してるのか? 怪しいラインになってきましたね。オチとしては、指1本でなら‥‥と触れたらタカ兄の秘孔を突いてしまう。今週は何かを指で突いてしまうネタが多かったのですが、ムツミだけ唯一の非下ネタ。「突く」で下以外のギャグが発生するムツミには独自の個性がありますね。
- ラストのネタでもムツミがちらっと登場。なぜかシャワーシーンである。スチームガードさんが仕事してたけど、結構なレベルの谷間が見えていてドキドキしてしまいましたよ。ムツミは非下ネタキャラなのにお色気要員として使われる機会が多いような気がします。ムツミ好きとしてはそういうトコが見たい気持ちもあるけど、少し寂しくも思ったりするのですよ。メインではないことを痛感させられるというか。
- 轟さんが映画(?)のDVDを持ってきて、それをスズに没収されるネタ。轟さんがDVDの内容を紹介していたんですが、勇者の最後の末裔が子孫を残すために強い種を探しに旅に出る、という話。エロしか想像できないのはさておいて、ファンタジーなのですよ。こ、これは熱血ファンタジーバトル漫画フラグ‥‥?
- #237
ということで、以上です。前回は『プチたん』が衝撃的でしたが、今回は『生徒会役員共』が衝撃的だった、という印象ですね。てか、作家単位で考えたら毎月とんでもない出来事が起こってるということですね。どういうことなんだ。心境の変化だったりするのかしら。実験的な試みのように感じられるネタが『プチたん』で行われるのはわかるんですよ。作品自体がそういう意図で始められた、ということになりますからね。しかし、実験的な内容を『生徒会役員共』という盤石の作品でも行ってるのがスゴイですね。
次回までには『生徒会役員共』のOVAの新作がありますね。そちらも楽しみにしておきましょう。