北区の帰宅部の意訳

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『生徒会役員共』346話の感想

『生徒会役員共』345話の感想 - 北区の帰宅部

 久しぶりの即日更新。まぁ、大して時間のかかる記事ではないから毎週やれよって話ではあるんですがー。

 #346。扉はアリアだけど、実質の主役はあの人でありました。扉を飾る日もそう遠くないのかも‥‥。

 スズ新聞。スズの無限スペックぶりを考えたら朝学校に来たら朝刊の内容を一字一句暗記してても不思議じゃないと思います。いや不思議だけど驚かない。
 新聞紙の使い道は靴につめる用だったワケですが、だとすると古新聞の可能性が濃厚ですかね。会長あたりに「せっかくだから新聞見せてくれないか?」とか言われたらスズはどうするんだろう。フツーに告白するのか、それとも焦るのかw
 てかスズ、大きめの靴を買ったというのはやはり見栄とか「成長期だから‥‥」という理由なんですかね。泣ける‥‥。

 暖炉の火をを延々と映すテレビ。ああいうのってリアル暖炉が用意できない人がCSとかで見るもんだと認識してたんですが、リラックス目的みたいなのもあるんですね。縁がなさすぎて知ってるようで知らんかった。
 ‥‥ググってみたらノルウェーでは国営放送されてたそうです。北欧ハンパないっすね。
 多分この舞台は萩村邸だと思うんですけど、こういう趣味ってアリアっぽいイメージでした。まぁ、七条邸だったらリアル暖炉ありそうですけど。

 ムツチリの組み手にコトミが擬音挿入。「挿入」の2文字を見て身構えてしまったんですが、そこは何もありませんでしたw
 3コマ目、ムツミと中里さんの位置関係が自信ないんですが、実力的におそらくムツミが押さえ込んだんですかね。失礼な話ですけど、中里さんにはバリタチっぽいイメージあるので種づけプレスするならそっちの方がしっくりくるかもしれません。まぁ、イメージにない方が笑える、というのはあるか。
 トッキーにはコトミと一緒にいる時と柔道部にいる時で雰囲気が変わるというか、彼女の中にスイッチがあるイメージだったんですが、今回はそれが混ざり合ってて面白かったですね。いつものコトミに振り回されるノリなんだけど、「先輩早く脱して!」と柔道部員として焦ってる感じ。

 んで、3ページ目からまさかの4本連続。例のカップル祭。
 1本目はまだ序の口だったんですよね。下ネタのレベルは相当高いけど、カエデちゃんが絡んでくるいつものパターン。とはいえ、先輩2人に見られてる最中にもそういう行為をしようとするバカップルはちょっと行くトコまで行っちゃってる感ありますね。2人にバレないように、みたいなシチュエーションを楽しんでる感。やべぇ、ほとんど作中最強レベルだぞそれw

 そして、今回のビッグイベント。例のカップルの彼女に名前がつきました。まさかの展開すぎる‥‥。ナオちゃんだったのか‥‥。ヨシくんに名前がついた時も驚きましたが、まさか彼女にも名前がつくなんて。しかも生徒会室に来て相談とか、メインに絡みまくりである。モブの時代はもう終わったのか‥‥。
 てか、12巻の描き下ろしの件とも通じるんですけど、作者は既存のキャラに名前をつけることがエンターテイメント足り得ると認識し始めてるっぽいですね。思えばアスカちゃんもそうですし。
 話を本編に戻しますと、過去にあんなことやこんなことをやってるバカップル、まだ付き合ってませんでした。風紀が乱れてるなんてもんじゃないわっ!!
 すごすぎだろ‥‥。どういうことだよ。ハッキリと過去の情事については記憶してませんが、ディープキスとかしてなかったっけか。それなのに付き合ってないってなんでだ。セフレじゃないか。いや、セフレだったら人前であんなにイチャイチャしないか‥‥。
 メッチャ仲良かった男女が友達関係のままイチャイチャを重ねてもう行くトコまで行っちゃったんだけど、ハッキリと形式的な告白は通過してないので今回改めて友達から恋人になりたい、ということなのでしょうか。何とか強引にでも理解しようとするならばw
 しかし、アレですね。女の子の方から告白を検討するってのが本作の世界観らしいですね。やっぱ女系社会ですから。作者の作品は全部そうですけど、『生徒会役員共』の場合は「女子校が共学になった」という設定が土台として存在するから余計に女系社会であることは強調されてると思うんですよ。津田家、萩村家、七条家と両親が描かれてるキャラってどれも女性優位だったと思いますし。
 そう考えますと、万が一、仮に、タカ兄が誰かと結ばれるような展開に今後なるとしたら(個人的にはないと思いますがw)、その告白もやっぱり女性からするのかなと思います。ぶっちゃけタカ兄は断るイメージが湧かないので早いもの勝ちなんじゃないかしら。
 ‥‥と思ったけど、偉大なる先人『女子大生家庭教師濱中アイ』のマサを思い出したら、マサミサのカップルは男の方から行ったっぽい‥‥ようにも見えるんですよね。基本的にはミサキの猛攻だけど、最終的な一押しはマサ、そんな印象です。むむむ、こういう部分って割と作者の価値観が反映されると思うので、ここらへんは悩みます。まぁ、『生徒会役員共』で今後そんな事態になるとは思わないんですけどね。最近ちょっと自信なくなってきたけど、まだパンチラエンドが突如としてやってくるんじゃないかとビクビクしてますw

 話を本編に戻しますと、告白の方法について。口がダメなら文字だということに。いつか会長がタカ兄の背中にそんなことを書く日が来るのかしら‥‥とかやっぱり妄想してしまいます。会長が考える告白方法ってのがねぇ、どうも考えちゃうんですよ。
 アリア曰く「言うのと書くのじゃ違うよね」。今日も七条先輩のボケはヘビーでした。出てきた2つのイメージが超強烈じゃないですか。たしかにこの2つは大違いだ‥‥。なんというか、口で言うのは積極的な変態ですけど、書いてあるのは消極的な変態ですよね。前者もそうかもしれないけど、後者の方は男に調教された感も増しますので、よりMっぽいというか。奥が深い世界だ‥‥。

 んで、ラスト。ナオちゃんの告白実行。好きの気持ちが高まりすぎて「だいすきだいすきだいすき‥‥」と連発したのがダメでした。ヨシくんが勘違いしてバッドエンド。まぁ、あそこで「だいすき」がちゃんと伝わってたら、2人のことだからヌキどころの騒ぎじゃなかった気もしますね。伝わらなくてよかったのかもしれん。まぁ、後日フツーに伝えてそうな気もしますが。
 てか、ヨシくんが「ヌキたい」に勘違いしたのって、どう考えてもナオちゃんというか2人の日頃の行いのせいですよねw 普段そういうことを日常的にしてるからそっちの方が先に思いついたんじゃあ‥‥。まぁ、もしくはヨシくんがヌかれたいと期待してた可能性も‥‥もうダメだこいつらレベル高すぎるw


 ということで終わり。ホントいろいろと衝撃的な回でした。なんか最近は毎週のように衝撃的なネタがある気がするんですけど、「終わっちゃわない?大丈夫?」と少し不安になります。まぁ、14巻までは保証されてるんで、しばらくは安心ですけど。
 とにもかくにもナオちゃんが凄かったです。名前もそうだし、机下足コキもそうだし、「告白してなかったんかい」というのもそう。ナオちゃんが今後主要キャラにどれだけ絡んでくるかは分かりませんが、『妹は思春期』における岩瀬ショーコ的なポジションに収まる可能性を秘めているのではないでしょうか。学生の中で下レベルが最も高いのはアリアか轟さんだと思いますが、実践派のナオちゃんはこの2人とは違った角度から強烈な存在になるんじゃないでしょうか。彼氏持ちというアドバンテージは横島先生にも通じますからね、ある意味一番進んでる存在なのかもしれません。ここらへんもショーコっぽい。
 最後に、今回最も衝撃的だったのはナオちゃんの名前と告白してない件が明らかになった5本目で間違いないと思います。ただ、一番笑ったのは6本目の言うのと書くのじゃ全然違う、というアリアのイメージだったかもw いやマジで目から鱗でしたよ。

『生徒会役員共』347話348話の感想 - 北区の帰宅部