一応去年もやった企画だったりします。映画の中でもハリウッドメジャーの作品が大好きなんですが、最近は続編ばっかりなんですよね。なので逆に続編じゃない作品の希少性を世界に発信すべく、というメッセージを込めて……とそこまで意識高くはないですw 年間ベストがどうしても続編ばっかになっちゃうので、そうじゃない作品も拾いたい、とかその程度です。映画をあんま観ない友人に映画をすすめる時って続編はあまり推しにくいですからね。そういう時のためのリストというか。
最近のハリウッドメジャーって言いましたけど、その中でも2015年は異常な年でした。超大作が何本も控えている、と前から話題になってました。そのほとんどが続編だったんですよねぇ。シリーズの復活とかも多かったですし。
ちなみに「続編」の定義が難しいんですけど、とりあえず今回はシリーズやスピンオフは続編です。なので除外。逆にリメイクやリブートは続編じゃない。アリです。
要するに、何も知らない人が前作の予習とかをしなくていいヤツ、という感じですね。まぁ、原作が超有名な作品とかはややこしいんですけど、これも続編じゃないとします。オリジナル映画じゃなくて、続編じゃない映画。
2015年続編じゃない映画ベスト10
1. 『セッション』
2. 『ジョン ウィック』
3. 『ストレイト アウタ コンプトン』
4. 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
5. 『カリフォルニア ダウン』
6. 『トゥモローランド』
7. 『海街diary』
8. 『誘拐の掟』
9. 『シンデレラ』
10. 『ランオールナイト』
ということでした。『ストレイトアウタコンプトン』はちょうど今日観たので位置には悩みますね。「高すぎないか? いやけど面白かっただろ!」という感じ。
以下、1位から軽く触れていきますとね。今年は感想記事を全然書けてないんですが、書けてる作品に関してはタイトル部分をリンクにしときます。
1位『セッション』。ハゲハゲ&ハゲ。『ワイルドスピードSKY MISSION』が入ってこないベストでは文句なしの最強ハゲ映画ですね。
2位『ジョン ウィック』。ガンフーガンフー&デイジーという感じでしょうかw いや、もうやめますよ。この論法。記事にも書いたけど、アクション以外の要素として、脇役や裏社会の様相が好きなんですよねぇ。現実とは別のルールで動いてて、それがしっかり成立してる感がスゴイ。
3位『ストレイトアウタコンプトン』。N.W.A.の歴史を辿る10年くらいの物語なんですが、それがまあ濃い。とにかく濃い。ちょっとした大河ドラマですよ。いろんなこと起こりすぎ。社会もスゴけりゃキャラもスゴイ。
4位『バードマン』。2015年って印象的な長回しショットが多かった1年だと思うんですよ。まぁ、気のせいかもしれませんがw そんな中、長回しであることを前面に押し出しまくった作品。全シーン長回し!!……に見えるという本作はやっぱ凄かったですよね。それが長回しのための長回しにはなってないのもとても好きです。
5位『カリフォルニアダウン』。ロック様vs地震!!という風に言ってもいいけど、よく考えるとあんまそんな風でもなくて。ロック様はこじんまりと家族を守るためだけに奮闘してるのが印象的でした。あとは容赦ないディザスターっぷりはションベンちびります。関係ないけど、『スターウォーズ フォースの覚醒』のスターキラーのシーンでちょっと本作のこと思い出しました。「ああぁ……この人たち全員死んじゃうのか……」という絶望。まぁ、本作はラストに「アメリカ最強!!(国旗バサァァァ)」があるから素晴らしいですねw
6位『トゥモローランド』。収益的には割とショボかったらしいんですが、個人的は刺さりまくりです。アテナちゃんかわいすぎるだろ問題。未だに少年の心を持ったオッサンが幼女に恋する物語とか切なすぎるわ!!
7位『海街diary』。唯一の邦画ですね。まぁ、そんなに邦画を観る方じゃないんで母数の問題ですね。
8位『誘拐の掟』。残酷描写にあまり慣れてない身としては「やーめーてー!!」となった作品。これでR-15じゃないんだからマジ驚きですよ。
9位『シンデレラ』。並べると本作と『海街』が浮きまくってますねw ディズニープリンセスとか聞くだけでオエーってなる人も多いと思いますけど、ならない人だったら間違いなくオススメできる作品ですよ。ジョン ウォーターズの年間ベスト2なんでしたっけね。『マッドマックス』よりも上ですよ!!
10位『ランオールナイト』。『ジョンウィック』となんとなく似てた作品。リーアムニーソン主演でパパアクションなので『96時間』と似てるのかな?と思ったら全然違いました。もっとちゃんとしてますねw いや、『96時間』大好きですけど。
ちょっと10本じゃ足りないので続きをもう10本やります。断捨離できないタイプです。
2015年続編じゃない映画ベスト11-20
11. 『チャッピー』
12. 『キングスマン』
13. 『ビッグアイズ』
14. 『龍三と七人の子分たち』
15. 『ピクセル』
16. 『バケモノの子』
17. 『ミュータントタートルズ』
18. 『インサイドヘッド』
19. 『アメリカンスナイパー』
20. 『コードネームU.N.C.L.E.』
うむ、スッキリした。ここらへんまでは余裕で大好きな作品なので挙げておきたかったんですよね。まぁ、そんなこと言い出したら21位以降だって全然好きな作品なんですけど……(決めてはいません)。
あとね、もう1コ、番外編としてやりたいベストがありまして。そっちもやります。
続編そうで続編じゃない少し続編な映画ベスト7
1. 『ミニオンズ』
2. 『ジュラシックワールド』
3. 『マッドマックス 怒りのデスロード』
4. 『ペンギンス FROM マダガスカル ザ ムービー』
5. 『クリード チャンプを継ぐ男』
6. 『スターウォーズ エピソード7』
7. 『アントマン』
今時ラー油かよ。はい。未だに食べてます。好きです。
今年は続編ラッシュだったと思うんですが、続編映画の中には「続編だけどシリーズファン以外の人を切るにはもったいなくない?」というような作品も多かったと思います。なのでそんなベスト。
基準はボンヤリとしてるんですが、シリーズを知らない人が見ても楽しめる、楽しめる要素が多い、という感じです。正直よく分かってませんw 『スペクター』ないの?『ローグネイション』は?みたいなことを自分でも思ったんですが、うーん、なんででしょう。『スターウォーズEP7』は入れていいのか、とか未だに疑問ですねw まぁ、8位と9位でいいです。
ちなみに、これとは真逆のシリーズ知らない人が観てもしょうがないんじゃないかなぁ、という作品は『ターミネーター新起動』とか『サイボーグウ009vsデビルマン』とかですね。要するにファンサービスに極振りしたような作品。そういう作品が悪いというつもりは一切ありません。どちらも大好きな作品です。
1位『ミニオンズ』。ぶっちゃけ『ミニオンズを1位にしたかった、みたいなノリはあります。マジ好きなんですよねぇ。たまらん。
本作は『怪盗グルー』シリーズのスピンオフです。余裕で続編扱いなんですが、前日譚ということもあり「ミニオンって可愛いけどグルーとかいうオッサンはよく知らないよねぇ……」という人が見ても何の問題もない作品だったと思います。そのせいもあってヒットした側面もあると思います。アメリカでは『グルー』の時点で大人気ですけどね。
2位『ジュラシックワールド』。前日譚とは別で、前作から時間経ちすぎじゃない?系の続編。リブートではない正統な続編なんですが、とりあえずネームバリューを拝借、的なノリもあると思います。
誤解されたくないんですが、もちろんシリーズとして、続編としての魅力にも満ちてる作品だと思いますよ。けど、それだけか、というとそんなこともなく。
3位『マッドマックス 怒りのデスロード』。みんな大好き『マッドマックス』。これも『ジュラシックワールド』と同じで前作から時間経ちすぎてる系の続編ですね。その上主役のキャストが変更されてるんで、新シリーズの始動として楽しめるんじゃないでしょうか。
『ジュラシックワールド』と比べるとシリーズファン向けのネタが少ないのかな、というのが個人的な印象です。あるこたあるんだけど、そんなに多くない。むしろファンだと「えっ インターセプターは?」みたいなことにもなり得ますしw
4位『ペンギンズ』。スピンオフなんですが、『ミニオンズ』と違って『マダガスカル3』から直接続く物語です。派生先という感じですね。なんですが、シリーズファンじゃないと分からないような要素がほとんどないんですよ。まるでない。
てか、よく考えたら『マダガスカル』シリーズにおけるペンギンズって魅力溢れる脇役という感じを保っていて、メインになることはほとんどなかったんですよね。「困ったらペンギンズが何とかしてくれる」みたいな舞台装置のような存在でしたから。
5位『クリード』。この中では唯一なんですが、シリーズファンじゃなくても楽しめるという根拠はワタクシです。恥ずかしながら『ロッキー』シリーズを観たことないんですよね……。最近はほとんど映画館でしか映画を観なくなってしまったので、旧作とかクラシックみたいなのは疎くて……。はい、なんか申し訳ないです。出来れば秘密にしたままコッソリと『ロッキー』観ておきたかったんや……。
とにかく、楽しめました。超おもしろかったですよ。傑作なのは間違いないです。噂によるとシリーズファンだと楽しめるネタも満載らしく、「ファンだったらこれ以上に面白かった……だと……?」と驚愕してる次第です。とはいえ、ザックリと昔ロッキーっていう有名がボクサーがいたんですねー程度の知識で楽しめますよ。
6位『スターウォーズEP7』。今回のベストの中では断トツのシリーズファン向けのおもてなしが詰め込まれた作品。まぁ、なのでファンじゃない人が観たらどうなるのか、というのは不安だったりするんですが、とりあえず明確なのは新シリーズの1作目という点ですね。物語は新キャラを中心になってますし、まぁ問題ないんじゃないかな、と。
言っておきますけど、『フォースの覚醒』だけを観て『スターウォーズ』のすべてが分かるとか、作品の魅力がすべて理解できる、というワケではありませんよ。これは『クリード』とか他の作品にも当てはまりますけど。ただ、ファンじゃない人が観ても楽しめる要素だけ取り出してもそこらへんの映画の数倍はおもしろい、ということが言いたいワケでして。
7位『アントマン』。これは続編という定義が難しいんですが、とりあえずマーベルシネマティックユニバースの中の作品ということで、続編扱いにしました。『アベンジャーズ』を要するこのシリーズは今年の映画の中でも屈指の作品数を誇るシリーズなんですよね。もう2ケタあったと思います。まぁ、007シリーズはもっとありますけど。なので、取っつきにくさはハンパないシリーズだとは思うんですよ。だけど、本作は新しい人が主役の話ですからね。そういう意味では間違いなく非ファン向けな作品だと思います。
言ってることの繰り返しになりますけど、本作だけですべてが理解できるワケではないです。「アイアンマンとかアベンジャーズのいる世界なんでしょー?」というボンヤリとして認識は必要です。じゃないと途中で「この羽生えた黒人なんやねん」となります。まぁ、あれが誰だか正確に分からなくても特に困らないんですけどね。「はえーこいつもアイアンマンの友達なんけ」程度の認識さえあれば大丈夫だと思います。……正確にはキャプテンアメリカの友達です。
ということで終わり。年末になると難癖を付けてはランキングを作りたくなってしまうタチですので、その一環です。明日にはただの年間ベスト出しますよ。どんだけランキングやねん、という話なんですがーw
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