北区の帰宅部

映画の感想を書きます(嘘&希望)

映画『プロメテウス』の感想

 話題の『プロメテウス』観てきましたー。先行上映がすげぇ前からやっていたんで、一般公開後に観たのに「えっ 今更?」みたいな空気の中。
 3D字幕です。IMAXではないんですが、3Dはそこそこだったんじゃないでしょうか。『マダガスカル3』を観た衝撃が残っている状態で観ると物足りなく感じてしまいました。

 『エイリアン』の前日譚ですね。予告等、事前に『エイリアン』関係ない、関係ある、という無駄な論争がありましたが、関係あります。「エイリアン」という名前が付いてないということもあり、密接なシリーズ作ではないかもしれませんが、『エイリアン』でお馴染みのアレやコレが出てくるので無関係と言い切るのはあまりに乱暴でしょう。
 ワタクシは『エイリアン』シリーズを観たことあるけどよく覚えてなかったので、1作目、本作の監督リドスコの『エイリアン』だけ事前に観ておきました。作品の中では「スペース ジョッキー」なんて言葉が出てこなくて少し戸惑いましたよ。まぁ、『プロメテウス』に込められた小ネタを楽しむという点に関しては『エイリアン』だけ観とけば万事オッケーなんじゃないでしょうかね。

 ワタクシが観た回の話。劇中未確認生物が出てきてキシャーってなったり、手術してギャァーってなったりするシーンで真後ろの席の人が、ワタクシの椅子の背中部分に足が当たった状態でグッと力むんですね。ショックシーンになる度にグイグイッと足を押しつけてくる。映画を観ていてハラハラしてたら突然背中をグイグイされるワケで・・・・心臓に悪かったです。リドスコの演出を越える臨場感でした。すげぇ腹立ったけど、よかったぜ。

 あらすじ
人類の祖先は宇宙人でした

 イントロ。タイトルの文字の出方が『エイリアン』とまったく一緒でしたね。もうこの段階で「やっぱ『エイリアン』だぜFoooo!」とテンション上がりました。誰だよ、『エイリアン』と関係ないって言ったヤツ。
 『エイリアン』繋がりで言えば、ラスト。主人公が地球へのレポートとして「こちらプロメテウス号の最後の生存者」って録音するのも一緒でしたね。しかも、この後のシーンでいよいよアレがドーン!っていう。

 ということで、『エイリアン』的な要素がぶち込まれる度にテンション上がってたワケですよ。そういうファンサービス的な小ネタを楽しむだけでも本作は十二分な出来なんじゃないでしょうかね。まぁ、個人的にシリーズ作の小ネタが好きすぎるっていう性分もあるんですが。
 未知の惑星に降り立って、謎の建築物の中を調べていると、壁画に描かれているのが、どうもチンコ頭のエイリアンに見える・・・・なんていうので声出しそうなくらい喜んでましたからね。「やっぱこの星には・・・・出るのか? 出ちゃうのかい!?」なんて。
 そんなこと思ってたら、建物内に現れた謎の生物。「フェイスハガーじゃないのか・・・・」なんて思っていたら、キシャァァっと顔をパックリと割った姿にどことなく見覚えが・・・・。その後、人間が攻撃すると出血。その血液を浴びたヘルメットがジュージュー溶け出す。「超酸性キタアァァァァ!!!」ってスクリーン観ながらガッツポーズですよ。あのエイリアンの親戚確定。
 その後、主人公のお腹の中からきもわるクリーチャーが出てくるも、いまいちピンと来ない。そんなこんなで物語はクライマックス。謎の宇宙人エンジニアと人類がご対面。エンジニアが地球に向けて宇宙船のスイッチを入れると、床の下から現れたるは・・・・「スペースジョッキーの乗り物キタアアァァァァァ!! てかアイツがスペースジョッキーだったああぁぁぁっ!!!」と再びガッツポーズ。
 そして、劇終。かと思ったら、ラストシーンでエンジニアの死体の胸部のアップ。「これは・・・・まさか・・・・」という期待通りにチンコ頭のエイリアン登場。思わず椅子から立ち上がる勢いでしたね。思い返せば、手術室のきもわる生物もどことなくフェイスハガーを思わせるデザインなんですよね。進化の過程が窺えるようなデザインはお見事です。

 登場人物でいえば、デヴィッドがツボでした。まぁ、人物じゃないんですが(ロボット)。
 冒頭、無人状態の宇宙船の中で1人管理を続けるデヴィッドの姿がもう胸キュンですよ。けなげすぎる。人間のように見えるけど、動きが不自然でロボットということがわかるんだけど、それでも好奇心を覗かせるシーンとかもあって「もはやこれは生物なんじゃないか?」的な判断に困る感じ。たまりません。無人の中でけなげに働くロボットというと、ピクサーの『WALL-E』を連想してしまうんですが、エンドクレジットの最後のあの仕掛けも『WALL-E』と同じなんですよね。

 ロボットなのか判断に困るのがシャーリーズ セロン演じるメレディス ヴィッカーズ。ウェイランドの社長の娘なのかロボットなのかハッキリとしませんでしたね。
 ロボット説という立場だと、父親のピーター ウェイランドがいくらなんでも年取りすぎ、という点が怪しいですな。ただ、個人的には「いくらなんでも美人すぎんだろ!」という点が一番ロボットと疑わしかったです。なにせ、もう1人のロボットがマイケル ファスベンダーですからね。どうせロボットを作るなら美男美女にしたい、というのが人類の願望でしょう。
 逆に、人間説としては、初登場シーンの腕立て伏せですかねぇ。アホみたいに汗垂らしながら腕立てしてるあのシーンは彼女を人間だと示唆するもののようにも思えます。まぁ、逆に「あそこまで汗かくのはおかしいだろ」というのもありますが。けど、シャーリーズ セロンって意外とおぱいが小さいんすね。いや、シャーリーズ セロンなら全然かまわないんですが。
 まぁ、キャラクターとしては、ロボットと疑いたくもなるほどの冷徹な性格で、常にドS顔。無表情萌えとでも言いますか、シャーリーズ セロンの顔面が画になりまくるんでひたすら眼福でしたねぇ。正直、1シーンでも彼女が人間味を出すシーン、デレ期があったら劇場で萌え死んでましたよ。『スノーホワイト』ではひたすらハイテンションな姿が眼福でしたが、本作はその対極にあるような感じですね。てか、今年は『ヤングアダルト』もありましたね。シャーリーズ セロンすごいっす。

 エンジニアの存在、目的についてはハッキリと断定できないのが現状なのかもしれませんが、自分なりの解釈をするのは面倒なので、言われた通りに信じました。エンジニアが人類の祖先で、気が変わったエンジニアは人類を滅ぼすために生物兵器を放り込もうとした、ということで。
 SF的にそんなに目新しい設定じゃないのかもしれませんが、個人的にはどうしても『サイボーグ009』を連想してしまったんですよね。『サイボーグ009』の完結編として作られた「天使編」「神々との戦い編」「conclusion GOD'S WAR」の3作は、どれも人類の創造主である宇宙人と戦う話なんですよね。まぁ、現状ではどれも完結してないんで細かい話は知りませんが。創造主、神、宇宙人、そして機械人間というキーワードがどうしても『サイボーグ009』に脳内で繋げちゃうんですよねぇ。ちょうど今は『サイボーグ009』の完結編及び劇場映画公開に向けて熱が高まっているので。
 ・・・・って、映画『プロメテウス』とはまったく関係のない話ですわな。


 ということで、楽しい映画でした。映像が超キレイで、「ステキなSF映画ねー」なんて思った頃にやってくるグログロのホラーショーというギャップが素晴らしいですな。あの手術シーンとかマジでトラウマ級ですよ。
 85点。

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