北区の帰宅部

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マンガ『サイコメトラー』(9巻)の感想

サイコメトラー(9) (ヤンマガKCスペシャル)

サイコメトラー(9) (ヤンマガKCスペシャル)

マンガ『サイコメトラー』(8巻)の感想 - 北区の帰宅部

 はい、例の如く遅くなりました。9巻の感想。

 3ヶ月連続刊行ということで、「9巻は9巻だけで事件が完結する!」なんて予想してたんですが、大外れでした。ぐぬぬ

 表紙は9J。エイジでも志摩さんでもないのはレアですね。そんな大役をまさか9Jとは。相当な大物ということがわかりますね。
 ‥‥とか思ったんだけど、ひょっとして9巻だから9Jってだけ??
 まぁ、ちゃんと本編内にも出てくるし、帳尻を合わせるのが大変だったのではないでしょうかね。嫌いじゃないですよ。

  • 「殺人新聞」の続き
    • いきなり新たな被害者。2人同時に絞殺とか、世直し新聞さん戦闘能力高すぎわろた。
    • 2件目の斧使った殺しもサイコーだったけど、身一つでこんだけ殺せるとなると見栄えがいいですね。猟奇殺人とも違った殺人シーンの魅力だと思います。
    • 犯人候補、てかミスリード要員の塾講師に対してエイジの言う「さわやか若者味方系」って言葉がツボでした。あー、こういう人いるよね。それに対してエイジが「いけすかねえけど」って評価を下すのもよかったです。安易に善人扱いされそうなもんなんですけどね。

    • ↑これは高度な進研ゼミパロディー。「この問題進研ゼミでやった問題だ!」。
    • 暴力教師の名前「戸塚田英吉」わろた。お、おもしろいじゃないか。しょーもないところが。
    • 精神が分裂してる犯人の奇行として、2ちゃんで自演というのをやったのもなかなかおもしろかったです。2ちゃんを扱うのは地雷だと思ってるんですが、この組み合わせはよかった。
    • ただ、「戸塚」の名前を付けた暴力教師を善人として描くその後の展開にはドン引きですよ。こういうところに作者の思想が出るんじゃないかしら、と邪推したくなってしまう。気持ち悪いよ。
    • 恵美ちゃんが世直し新聞の印刷現場に居合わせてしまった場面。犯人が弱々しく「し・ん・ぶ・ん です‥‥」というのも爆笑だったんだけど、恵美ちゃんに対して「プチッ」とキレる犯人という描写が見事でした。もちろん、キレる、人格が入れ替わる、という意味もあるんでしょうが、脳の血腫が弾けるという意味でもあったんですね。これはキレイ。
    • あと、締め落とされる恵美ちゃんがエロい。パンチラはどうでもいいかな。
    • 黒子犯人がドツボにはまるシーン。新聞を読み上げながらキレイな背負い投げ、巴投げを決める絵面がなんともおかしい。
    • てか、女の子には絞め技、男の子には投げ技って区別がしてあるんですね。犯人の最後の良心か、犯人が女性であることを示しているのか。
    • 恵美ちゃんのパンチラ、下着の女の子を見ても性的なイタズラを仕掛けない、というのも女性ならではなんですかね。殺人名探偵だったら間違いなく手出してるでしょうね。
    • ということで、犯人は事務員の女性。モブが犯人というのは本作ではよくあるパターン。8巻を見直すと、一応名前が示されてるんですね。一応ネームドキャラということで。犯人の資格アリ、ということかな。
    • 「殺人新聞」の見所は犯人による殺人シーンだと思うんですが、あのエクストリームな殺人を行っていたのは実は女性、というオチ。セリフはあっても声は聞こえない、というマンガならではの手法かな。まぁ、別に犯人が女性ってめずらしくもないんだけど。
    • んで、その強い犯人の根拠が柔道。柔道というのは投げるにしても絞めるにしても相手を密着する。これがサイコメトラーを扱う本作においては重要な意味を持つ、というのがおもしろかったです。エイジは犯人に勝てないけど、サイコメトリーはできるんだよね。
    • 犯人をサイコメトリーすることで犯人を救済する、というのは最近よく出てくる手法ですね。サイコメトリーを操作以外でも使うパターン。
    • サイコメトリーのしすぎて気を失うエイジ。兄の危機を知った恵美ちゃんが志摩さんに泣きつく、という展開が感動的でした。恵美ちゃんええ子やでぇ。
    • 前回に引き続き、今回の犯人も寝たきりエンド。けど、今度は救わねぇ!! ひ、ひでぇww
    • ねらー反省しろ、ってオチも意味わかんないですねぇ。ぶっちゃけ事件とまったく関係ないし。
    • あと、ミルグラム実験って出てきたけど、あの実験で人間の悪意が剥き出しになったのって匿名という仮面じゃなくない? 役割という仮面、権威という仮面の影響が大きいと思ったんですが、どうでしょうか。てか、例えとか無視しても、教師という職業は危険だね、って印象しかないっすわ。やっぱ戸塚田先生は好きになれん。
  • ヨハネスブルグ発渋谷行き」
    • ブレイク回。サブタイが完全にネタバレ。幾島が渋谷にカムバックするのが一目でわかりますね。んで、今渋谷には誰がいるかといえば、9Jなワケで。表紙と繋がりましたー。
    • リンゴに幾島、おまけにカンナビス先生という往年のスターキャラに比べたら9Jってしょぼくね?と常々思っていたんですよ。そのバランスを調整する、という意味で今回の話は有意義だったんじゃないですかね。なにせ、幾島が9Jを「坊や」呼ばわりですからね。そして、9Jが幾島&カンナビスにトレーニングをしてもらう、という約束。9Jは幾島以下の存在と明記した上で、9Jのパワーアップを匂わす布石。これは期待が膨らむね。9Jも厄介な相手になりそうだね。
    • ‥‥と思ったら違った。微妙に誤読でした。幾島にトレーニングの依頼をする時の電話の相手は「幾島さん」と呼ぶんですが、ラストに9Jは「幾島くん」と呼ぶんですね。つまり、幾島が「坊や」と呼んだのは9Jでない誰か。‥‥おい、誰だよ。
    • キイッちゃんがバッカゲン。ヒカルとトオルの小ボケをやって、ヒカルがまたピンチ。マッキーが出てきて喜んでる自分に驚いてます。
    • そんなマッキーのことを「牧野軍曹」と呼ぶ9J。軍隊的なものを作ろうとしてるのかしら。9条ということで自衛隊かなー(テキトー)。
    • どうでもいいけど、FMラジオ描写ってどうしてこんなにダサくなっちゃうんですかねぇ。コミュニティーFMだかなんだか知りませんが、こんなにダサくないって。やっぱ音楽がかかってないとダサく感じちゃうものなんですかねぇ。
  • 「狼たちの残照」
    • 「残照」とは、日が沈んでも雲などに反射して残っている夕日のことだそうです(知らなかった)。
    • タカシ出てきたー!(あとシンジ)
    • マジか。微妙な位置のキャラ出てきたな。まぁ、ジュンペーが出るくらいなもので。とはいえ、ジュンペーよりは重要かな。赤樹リエの弟だし。これは、リエの登場も近いかな?
    • あの頃と今ではアイドル事情が大きく変わっているので、新シリーズでアイドルを扱うのもおもしろそうですね。
    • 知らない女の子だと思ったら明絵だったー!!
    • 爆弾事件に明絵となると、サイレントボマーを連想せざるを得ないな‥‥と思ったら‥‥っていうね。これはうまいと思います。
    • 死んだ明絵の友達の美帆って知ってる人? 初登場の時に明絵の隣にいたブスなのか? うーん、細かいトコまでは記憶がしっかりしてないので、確信が持てないのがつらいですねぇ(読み返せよ)。
    • てか、タカシの彼女ってどこいったの? メグだっけ? なんか明絵にホレてる的な扱いですけど、激しく違和感。
    • そんなこんなで、蓮次バッカゲン。おおっ、名犯人が次々に出てきますなぁ。
    • てか、左手が繋がってる。あの状況でくっついたとかすげぇ。
    • そして、蓮次が出てきたとなれば、期待するのは国光でしょう。ついでに、アメリカのVIP少女とかもまた見たいよ。名前忘れたけど。


 まぁ、ということで、9巻終わり。「狼たちの残照」が全然話が見えない状況なので、そちらの感想は書きづらいですよ。なんにもわかんねぇもの。まぁ、旧シリーズファンへのサービス人選がてんこ盛りだったのは楽しいね。これで、残る旧シリーズの大物って、深海、赤樹リエ、立花くらいかな? まぁ、あとは国光を含む『クニミツの政』勢もありっちゃありかな。まぁ、個人的にはポイズンがかなり見たいですね。一番見たいのは、ワガママは承知で轟さん。深海がイタコやって轟さん召喚すればいいんじゃね?(テキトー)
 
 次巻がいつになるかは知りませんがー、気長に待つしかないですかねー。単行本派ですのでー。

マンガ『サイコメトラー』(10巻)の感想 - 北区の帰宅部

*1:安童夕馬・朝基まさし『サイコメトラー』(講談社)9巻23ページ