北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

暑くてジャンプ買うのがつらい

 毎週ジャンプの感想を書くんですが、気づくとダラダラと話が長くなってしまいます。とにかく冗長。まぁ、そういう時の方が書いてて楽しいので難しいところではあるんですがー。
 んで、月曜の間にブログを更新しようとすると、月曜にジャンプ買うと間に合わないのです。非常に勝手な都合なのは承知です。そもそも月曜深夜に更新してもそれは火曜だ、という話はさておき。
 ということで、アレな話になりますが、月曜以前にジャンプを入手するために、アレな本屋に通うことになります。

 ジャンプが買うのが面倒、ゴミになるのが邪魔、という人は電子版を買うんだと思います。今は。どうやら便利そうです。ただ、アレなジャンプを入手したい身としては選択肢から除外されます。
 ついでに、実物あった方がブログ書きやすいだろうなー、というのも少しあります。

 アレな店でアレなジャンプを買う。
 外出のついでに買えればいいんですが、案外そううまくも行かなくてですね、ウチから買いに行くことも多いです。そうすると電車乗ることになるんですが、初乗り運賃でも往復したらジャンプ代を越えますよね。昔からコレが嫌でね。いや別に電車賃くらいいいじゃん、というのは分かるし、実際そうだとも思うし、そうすることも多いんですが。
 週末に暇な日とかがあると自転車で買いに行くことも多いです。慢性的に運動不足ってのもあるし、決まった道をノロノロとチャリ漕いでるのは個人的には楽。時間も電車とそんなに変わらなかったりもします。

 そんで、長いことお世話になってたアレな店があるんですよ。近くて便利でした。自転車でちょっとした運動、にはちょうどいい距離でした。チャリでのんびり行って40分。往復で1時間半。ちょうどいい。Say ちょうどいい。
 そんな店がなくなりまして。ある日突然ジャンプ置かなくなりまして。「アレがあったのかなー」とか思ったりしまして。しばらくしてから前を通ったら、閉店してました。ジャンプがどうこうじゃなかったんですね。さらにしばらくしたら、テナント募集してました。
 長いことお世話になったなー、挨拶くらいしたかったなー、とかセンチメンタルな気持ちにもなりました。その店は、ある日通りすがりでたまたま見つけた店だったので思い入れがちょっとあります。てか、その日ちょうどアレなジャンプを買った帰り道だったんですよね(たまたまいつもと違う道を通った)。そしたら、道から見えた本棚に見覚えのあるジャンプが置いてあって、「……あれっ?」となった次第。
 そんな店がなくなって寂しいなぁ、とか浸ってる場合じゃなくてですね。切実な問題があります。

 買いに行く店が遠くなる。常識的に考えてチャリの距離ではなくなります。とはいえ駅から近いわけでもないので、不便なんですよね。
 それでも、暇な日だとやっぱりチャリンコで突撃したりもしました。『ポケモンGO』の卵が笑えるくらいに割れます。「まだ片道だよ?」とかマジで笑った。
 これは痩せちゃうかもなーwとか思ってたら、夏突入。暑いです。最近涼しい日も多いけど、雨も多いので意味ないです。
 暑い日に挑戦した時、帰ってからの疲労感がヤバかったです。帰ってから寝るまで廃人状態。気を抜くとボケーッと一点を見つめたりしてました。暑い日だとスマホの発熱もヤバイので卵も割れません。
 これはまずい、ということで電車で行く比率が増しました。ただ、やっぱジャンプ以外に目的がない外出というのは虚しいものがあるんですよね。あの帰路につく時の「何やってんだろ……」感。
 まぁ、誰が悪いっつったら完全にワタシが悪い、という話です。分かってます。分かっちゃいるけど……という話。

 お盆休み明けで久々のジャンプを前に、読めて嬉しいという気持ちも当然ありつつ、買うのめんどいなぁというワガママな気持ちも湧いてしまう。まぁ、前者が上回るから買うんですけど。
 いや、ジャンプ読むのと、ブログ書くの、どっちが楽しいか、というのは地味に難しい問題だったりします。たまに考え出すと抜け出せなくなるヤツ。
 こうしてみると、ワタシのジャンプの楽しみ方は捻れてて邪道だなぁ、とは思いますね。

『劇場版 生徒会役員共』の感想

 あまりに遅いタイミングですけど、これでも初週に観てきました。その後『ドラクエ11』が出て、お察し。

 劇場版ということで新規のファンを開拓じゃい!!……という感じでは全然なかったと思いますw
 まぁ、テレビアニメシリーズの映画化といっても、その半分くらいは原作単行本付属のOADで歴史を重ねてきたシリーズですからね。割と特殊なケースだと思います。アニメシリーズのファンと原作ファンが一緒くたになってる。その証拠に、今回の映画、最大の売りは「脚本:氏家ト全」ですよね。わざわざ本編にその4文字出さなくても、という気もするけど、そこらへん本作は特殊。ワタシは原作寄りのファンなのでやっぱり嬉しい。
 とにかく、「映画になったら観に来てくれるでしょ?」という人数が事前にある程度わかっていて、そこに勝算アリと判断されたのでしょう。ちょっとビジネス臭さも強かったけど、10周年のお祭り企画でもあるので、ファン心理としては全然アリ。原作者に書き下ろさせた、というのも映画くらいの大ネタじゃないと無理だったと思いますし。

 一番よかったトコ。オープニング。正確に言うとオープニングの曲がかかる前の前。テレビ取材のエピソードのラストですね。あそこはマジで感動した。
 別にあれ、原作にもあるエピソードじゃないですか。特に目新しさはない。いつもと違うメディアに進出する、というのが劇中の状況が劇場版になった本作の状況とシンクロしてて面白かったんですけど、もっと良いのはラスト。
 演説?スピーチみたいなのの始まりが「桜の花言葉……」なんですよ。こ、これは!!となりますよね。今まで観てたファンなら。曲もエピソードも既存のものなんだけど、組み合わせることでまったく新しい感動が生まれる。素晴らしかったと思います。
 まぁ、最高だっただけに、あのまま曲いってほしかった気は少ししますね。会則の太鼓ドドンのくだりが邪魔だった気もする。だけど、アレなかったら『アイドルのあかほん』要素ゼロだったからなぁ。やむなしか。
 ワガママついでにいうと、オープニングは新しいの作ってくれよ……と後から思いました。オープニングへの流れは文句ナシだったけど、せっかくの映画なのに、という感もなくはない。まぁ、花言葉のくだり最高でしたけどw

 本作を語る上で欠かせないのが、本編ラストにある完全オリジナルエピソード。予告みた時は本作の主軸になる全編にわたった話になるのかと思ったらそんなことはなかったw
 原作ファンからすると、原作者を引っ張り出した、という時点で勝ちではあると思います。映画化でちょっと不安だったのが「勝手に変な話始めないだろうな……」ですからね。テレビシリーズ1期のオリジナルネタはあまり好きではないです。
 原作の方でいう、番外編くらいの長さのエピソード。何か大事件が起きてストーリーがものすごく展開するのかと思いきや、そんなことはなかったw これを原作者がやってる、というのが興味深いですね。アニメサイドがやったら「今後も続けるために原作から離れるような新しいことは出来なかったんだろうな」という邪推が生まれてしまう。その点、原作者だからいくらでも自由に出来る。大胆なことも出来る、んだけどやらない。ここらへん、原作者による本作に対する考え方が見えるようでした。勝手な解釈ですけど、「そんな大それたことしねぇから!!」みたいな。「シリアスなことするワケないじゃん」という。ファンとしては、そりゃそうだよなぁ、という感じです。まぁ、あんだけ予告で煽っておいてどうなの?という人も出てきそうな気はしますが、予告は予告だし……と言うしかない。
 「なーんちゃって」という全てが無に帰すオチが待ってるんですが、主要キャラがほぼすべて出て、学園の名所巡りみたいな要素もあるので、10年の集大成、という感じはバッチリあったと思います。ここらへんアニバーサリーを意識してたっぽいので嬉しくなっちゃいます。
 あと、学園をぐるーっと一周する、ってのオープニングでもありましたよね。あの時は劇中のドローンカメラが飛ぶんですが、最後のオリジナルエピソードではキャラがドタドタと走り回る。アニメスタッフがオリジナルエピソードを引き立てるために陰ながら頑張った、という感じあったと思いますよ。ナイスサポート。あざっす。
 原作者がアニメ用に作った、という部分で考えると、一番印象的だったのは「やっぱアニメの畑さん大好きなんだな」。そこまで極端な改変はされてないけど、畑さんのあの感じ、アニメ版独特だと思うんですよ。それを原作者がしっかり気に入ってるのを改めて感じました。

 エンディングの後にあるアレ。『アベンジャーズ』シリーズではお馴染みの次作に向けたフリ……というのが映画的な考え方なんですが、よく考えたら本シリーズでは前からよくやってることでした。
 今度のOADに向けたフリになってるんですけど、なにやら神妙な雰囲気。まぁ、アニメシリーズでも過去に何度かあの感じやってたと思います。最終回に近づいた頃に急にシリアスな展開を匂わしてくるヤツ。まぁ、特に何もなかったんですけど。だから今回のも、また癖が出たな、という印象が少しある。
 いつも通りだから別にいいんだけど、今回の映画だと原作者が「シリアスになるワケねぇじゃん」という話をわざわざ持ってきてるので、それを考えるとアニメ側が勝手に深刻ぶってもちょっと乗れない感じはあったかな、と思います。まぁ、「なーんちゃって」となるんでしょうけど。
 どうでもいいけど、あの手の「なーんちゃって」展開だと『ドラクエ9』のネイルアーティストを思い出してしまいます。てか、今ドラクエ脳やねん。サンディの格好したベロニカ超かわいい。

 まぁ、そんな感じで、他は至って通常運行だったと思います。正直ビックリした。映画らしさというか、特別な感じがあったの最初と最後だけでした。残りはマジでいつも通り。2、3話分まとめてある。だけ。
 個人的にはいくらでも観てられるので映画全部で90分は欲しかった気はしますね。ちょっとそこは残念。

 スズママの件。担当声優が亡くなってしまった件。
 スズママ、出てきたけど、セリフはナシ。かなり不自然だったと思いますけど、あれは「新しい人呼んだりしねぇから」という制作陣からのメッセージなんだと思いました。今後も続くことを考えると新しい声優を当てるのが得策なんだろうけど、せっかくの劇場版という大舞台は今まで通りの布陣でやりたいじゃない、という感じがあったのではないでしょうか。そうだと勝手に思い込んでたらちょっとウルッときちゃいましたよ。

 あと、『児童会役員共』パート。マサがいない件。いなかったよね?
 アレなんでだったんですかね。まぁ、原作でもマサだと断定はできない、という限りなく黒いグレーではあったと思いますけど。マサには期待してたので少し残念。
 ただ、『プチたん』のハナと思われる名前が劇中に出てきたのは嬉しかったです。原作通りだけど、やっぱ嬉しい。

 小山先生が『児童会』以外では初登場の件。
 小山先生好きなんで嬉しいんですけど、劇場版向けの大ネタとしては「森さん初登場」の方がふさわしかった気がします。OADの方で数話我慢すればよかったのに……とか少し思いました。


 ということで、終わり。あくまでもファン向けのお祭り、という前提ですけど、良かったと思います。ワタシはファンなのでそれしか言えない。新規のファンはフツーに原作読めばいいんじゃないかなw マガジン買った時のついででいいよ。
 今後もOADとかでアニメは続くと思うので、楽しみにしております。多分だけど、3期もいっちゃうんじゃないかなぁ。楽しみですね。

『生徒会役員共』435話の感想


 毎週「そろそろ劇場版の感想書かないとマズイ!!」と思うのが水曜以降なので「とりあえず今週の原作の方から‥‥」となってしまう罠。時間がないのはドラクエのせい。タイミングが悪いのはジャンプのせい。

 甲子園に関心はないんですけど、たまたまテレビから「聖光学院が初戦突破」という情報が流れてきたので反射的に「ミサキカルナ!!」ってなりましたw
 違います。リアルは聖光学院、氏家ユニバースは聖光女学院。
 当時はまったく考えもしませんでしたけど、後にえいりょう、じゅくじょ、ようじょ、という学校名が出てきたので「性交だったのかよ!!」って後からなりました。

#435

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数を採用してますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はウオミー。全ネタにウオミーが登場するウオミー回にふさわしい扉だと思います。
 ていうか、このポーズのウオミー良いな‥‥。ウオミーの魅力が濃縮されてる感ある。強い。

 1本目。ウオタカの主従関係みたいなのが露わになるの、とても良い。ウオミーのこの感じ、強い。
 からのタカ発言が珍しく素直にデレてるようでもありますね。ただ、よく考えるとそれなりに失礼な発言でもあるのでTPOが問われる発言とも思います。よく男が結婚したいのはセックスできるお母さん、という辛辣すぎて笑える指摘がありますけど、そのノリある。
 まぁ、そんな殺伐とした話に本作がなるワケはなく、ウオミーの見事な返しでオチ。下ネタへの転換が素晴らしいんですが、お母さん扱いには否定したい、みたいな気持ちが表れるようにも思える。まぁ、そりゃ嬉しくはないわな。タカくん的にはポジティブなつもりなんでしょうけど。
 んで、最後のタカツッコミが作者の目次コメントみたいになってるので笑った。

 今週はウオミー回だぜ!とか思ってたら、コトミがとんでもないことに。マジでビビった。割とマジで本作の長い歴史の中でもトップレベルにセクシーなショットなんじゃないだろうか。まさかコトミとはな‥‥というか、普段のイメージとのギャップが発生するコトミならではの衝撃か。
 コトミといえば巨乳でお馴染みですけど、この回のは胸がまったく映ってないバックショットなんですよね。この逆転の発想にやられた‥‥。やはり普段のコトミのイメージから離れるという効果もあるのだろうか。マジでヤバい‥‥コトミを見る目が変わってしまいそうなくらいヤバい‥‥。

 前のネタのオチ、バックショットの真相からのコトミのお悩みをウオミーが解決。やってることはお姉さんよりお母さん的だと思うw
 先日、ネットの一部で「紐パンって解いてもパンツ落ちねぇんだよ!!」「アーアーキコエナーイ」というのがあったと思うんですけど、完全にその上バージョン。ただ、めっちゃエロい。紐がほどけて例のバックショットとか、ヤバい‥‥
 前のネタではマジで焦ってたタカヘッドがこっちのネタでは冷静なツッコミを入れるようになってるのが良かったですね。異常な現状に慣れた感。

 津田家の猫、名前が付く。キンタマではないのでアリアとマナカ落胆。
 さらっと事実だけ告げられるんだけど、命名したのはコトミ。拾ってきたのはタカ兄の方なのに名前はコトミ、というのが2人の関係性の現れのようで良いですね。
 そんなムラサメくん。1コマ目のアップが可愛い。これは良いぞ‥‥とか思ったら3コマ目、4コマ目のデフォルメも可愛い。
 と思ったらムラサメくんに懐かれて嬉しそうにする2コマ目のウオミーも可愛いのである。まずい、このネタ、全コマ可愛い‥‥(マズクナイ)

 夏バテダイエットで細くなったコトミ。結果にコミットした1コマ目がやっぱりエロい‥‥。ネタの内容は「腹周りが細くなってズボンがゆるゆる」「冷たいモノの食べ過ぎで腹がゆるゆる」という2つの意味で「ゆるゆる生活」。それだけでも充分うまいんですけど、1コマ目のエロさには別のゆるさもありますよね。コトミの緊張感、危機意識のなさという、ゆるい。

 ラストページは会長からの電話で2本。これが8コマ連結ではなく、あくまでも4コマ×2というのが味噌なのではないか。話としては完全に隣接してるけど、あくまでもちゃんとオチがあるので4コマ。
 ということで、前半のオチ。ウオミーが言葉巧みにタカくんを自在に操って会長を動揺させる。電話越しに聞こえてくる誤解を解くタカくんのツッコミが独特の味わいで良いw 会長としては「なんだ誤解か」という気持ちはもちろんあるだろうけど、「私もツッコまれたい」みたいな気持ちがあるんじゃないかなー、とか考えたくなる。「誤解だろうと2人が仲良さそうにしてるのは事実なんだから羨ましい」みたいなのある気がする。

 ラスト。ウオミーが帰宅を決意してエンド。これは笑った。いつも周りを引っかき回すウオミーが「やべっ やりすぎた‥‥」となる瞬間w
 やっぱりという部分もあるけど、ウオミーはタカくんのことが好きだけど、それと同じかそれ以上に会長のことも好きだよね。そんな一面が4コマ目のウオミーに凝縮されてたと思います。あの流れであんな表情するんですねw 電話で相手に顔が見られてないから、という前提ありきか。


 ということで終わり。徹底的にウオミー回だし、ムラサメくん回でもあるんだけど、コトミがエロかった‥‥という印象が強いです。マジで衝撃的でした。
 ネタ的に一番おもしろかったという意味ではラストページの電話かな。前半の方。電話がかかってきた段階で相手を察知して「こうすれば面白くなる!」というウオミーの策士ぶりが見事でした。

週刊少年ジャンプ2017年36・37号の感想


 先週の質問。「思った」「思わなかった」の2択として考えると「思わなかった」がダブルスコア。えっ、マジかよ……。終わると思うじゃない、あんな展開でカラー来たら。マジか。
 「思わなかった」の中での2択は「もうすぐ終わる」が「しばらく続く」のダブルスコア。まぁ、これは分かる。『競技ダンス』パターンを連想したんだと思います。作者とか編集部レベルでも『競技ダンス』はサンプルというか、前例になったんじゃないかと思う。まだ『相撲』終わってないけど。
 いや、しかし「思った」が負けるとは思わなかった……(ややこしい文章)。
 票数が多めだったのは、投票のし易い質問だった、ってことなんですかね。あと、『相撲』読んでなくても答えられる感じもあったし。

 はい、ジャンプ36・37号です。合併号です。来週休みやで。

続きを読む

『生徒会役員共』434話の感想


 映画の感想と連載の感想どっちを優先させるかで悩みました。やっぱドラクエ前に映画やっつけるべきでした。

#434

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数を採用してますが、正確なのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉。キャップを被ってポーズを取る会長が凛々しい。そのまま草野球とか始めそうな感じが良い。まぁ、野球すんならユニフォームとかあるんでしょうけど。
 てか、キャップ、「C」って書いてるのかと思ったんですが、本編読んだら「心」でした。騙し絵的な心の動きがあった。

 ちょっとだけ定番になってるかもしれない「第一回!!」シリーズ。慣れてない頃は「ひょっとしたら第二回がある??」とか思ってたけど、今なら分かる。気分を鼓舞する方便。
 扉でも強調されてる帽子。アリアもスズも着帽。ただ1人タカ兄だけ帽子ナシ。やはり男子たるもの被ってないアピールをしたいのでしょう‥‥というのは冗談で、この「1人だけ帽子被ってない」というのが終盤の展開のフリになってるのがうまいですね。熱中症対策に帽子を被ろう、という桜才生徒会からの裏メッセージ。

 監視カメラ。いつも通ってるけど、あまり注目はされない「住宅街」というシチュエーションについて語る、というのが面白いですね。町内パトロールらしい切り口。
 そんな監視カメラから会長がボケ。しかし、これを桜才が誇る2大ツッコミが痛恨のスルー。ボケに気づけずアリアに拾われる、というレアなパターン。まぁ、今回はアリアのリアクションがツッコミだったから良かったけど、アリアがさらにボケを重ねるパターンだったら取り返しのつかないことになってましたねw
 しかし、改めてだけど、会長とアリアの代わりのない親友感すごい。好き。

 コトミ参戦‥‥といってもパトロールされる側。
 「しめる所はしめる」と聞いたら、多くの本作ファンはあの穴を想像したと思うんですけど、全然違う穴に向かったのでうまい。まんまとやられた。留めるんじゃなくて、はめるタイプの穴だと思ってしまった‥‥
 そんなオチに関わってくるスズのおニューの服。あっ、見覚えがある。数週前の扉であった黒セーラーですね。あれ、私服だったのか。これは驚いた。そうか、セーラーっぽいワンピースだとありそうか。これはひどい勘違いでした。まぁ、また見れてよかったです。

 近所の話になると出てくる確率が高いアスカちゃん。フルネームが設定されたから映画にも出ると思ってたんですが、そんなことはありませんでした。まぁ、今後のアニメで使う可能性もあるから、とりあえず付けれるだけ付けといてください、みたいな感じだったのかな。
 川で遊んでるのを注意したら「私とあそんでー」。吐血した。ロリコンとか関係なく、子供にあんな無邪気に懐かれたら精神が耐えられる気がしない。膝から崩れ落ちて号泣するか、幸せを受け入れる皿が崩壊して廃人になると思う。ま、眩しい‥‥
 そんな無邪気さを過剰に感じていたのでオチへの落差がヤバくて爆笑しました。ひどすぎるw
 直前のネタでコトミが注意されてた胸元のボタンもばっちり開いてますね。説得力あるわ。

 アスカちゃん再び。「あそんでー」という誘いは断ったけど、一緒に公園に移動してそこで休憩を取る、という会長の判断が大人すぎる。あんな的確な判断できない。断れない、頑なに断る、のどちらかになってしまうと思う。やはり会長はできる女。計算できる女。それはスズ。
 重大な状況に対してのんきに対処する子供、というのがちょっとホラー感ありました。もちろんアスカちゃんたちの優しさを感じる場面ではあるんですけど、彼女たちによって衝撃度が増してるのは間違いないと思うw

 ラストページは8コマ連結。前段の4コマはフリというか、完全に状況の説明に費やしてるのが面白いですね。普段だったらあり得ないほどゆったりとした展開になってる。緩急があって面白いですね。これは4コマではなく8コマの前半4コマです、というのも作者の4コマ漫画観が現れてるようで興味深い。
 んで、熱中症対策としての枕。顔が赤くなる、青くなる、という熱中症情報が差し込まれてるのが時事ネタである価値だと思います。フツーにためになる。
 ということで、本編では描かれなかった膝枕戦争でオチ。ちゃんとアスカちゃんたちが同席している、というシチュエーションを踏まえたオチになってるのがうまい。アスカちゃんは積極的にオチをぶっ込むタイプではないのに、登場した3本すべてオチに関わってるからスゴイ。


 ということで、終わり。町内パトロール回でもあり、地味にアスカちゃん回でもあったと思います。充実してたと思います。あとは、先日のスズセーラーが再登場したのが驚きでしたね。違うと思うけど、「そんなに公表ならまた出してやるよ」という作者からのリアクションである可能性もあるのかも。
 一番好きだったのは川辺のアスカちゃんかな。アスカちゃんの無邪気さに泣いたし、何よりオチで爆笑しました。

週刊少年ジャンプ2017年35号の感想


 ドラクエやって次の質問考えるの忘れてたw
 と思って急いで考えたけど、今週はコレしかないかな。簡単でよかった。
 いつもなら真っ先に目次コメント見てお別れコメントになってるか確認するんですけど、今回のはマジでどっちに転ぶか分からないのが楽しかったので、ぶっつけで本編読みました。そしたら、「終わらないのかよ!!」となったのでもう最高w センターカラーだからねぇ、終わると思うよねぇ。先週書いた通りですけど、終わってほしくないけど終わるだろうなぁ、というのがワタシの考えでした。
 シンプルに2択にしようと思ったけど、『競技ダンス』みたいに長めにエピローグに入っただけ、という可能性もあるので3択にしました。

 はい、ジャンプ35号です。ドラクエロト三部作をやってたせいで『11』の開始が遅れました。やっと始めたばかり。3dsなんですけど、最初の3Dと2Dと同時進行するのが楽しすぎますね。あのまま本編進めたいw

続きを読む

『生徒会役員共』433話の感想


 映画の入場者特典が既に終了してると知り萎えた。そりゃすぐに行かなかったのが悪いんだけどさ、1週間は持つと思ってた‥‥つらい‥‥
 まぁ、どうせ映画キッカケのアイテムは全部入手するの個人的には無理のレベルだから諦めやすくもあるんですけど、ビニ本は欲しかったなぁ。泣ける。

#433

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数を採用してますが、正確なのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は前回までのあらすじ系。山をバックに畑さんと生徒会、とイメージの獣人。思えば獣人の出番は今週コレだけでした。
 呆れ気味な生徒会4人もそうだけど、ポーズ取ってる畑さんがノリノリで可愛いw

 怪しい獣道を進む。道が狭いので縦一列になるのは発売直前『ドラクエ11』オマージュである可能性がある。‥‥気のせいです。舞い上がりすぎ。
 タカ兄に前を進ませつつ背中を掴んでる畑さん可愛い‥‥と思ったらオチで笑った。怖くて背中掴んでるんじゃなくて、真相に気づいても足を止めないように押してたんですね。もしくは急に止まるのを予期してぶつからないように抑えてる。結局畑さんには敵わない‥‥という感じが実に畑さん感あって楽しい。

 キャンプ地点には出島さん。やっぱ山では頼りになりますね。保護者以上の役割ありますから。
 七条家協力の監視カメラ。最近だとTOKIOがよく仕掛けてるイメージ。ただ、これはむしろ防犯目的のカメラを持っていて流用、みたいな感じなんじゃないですかね。前に別荘かなんかでこういうカメラ出てきた話もあったと思いますし。確認してないからデザインが同じかまでは分かりませんが。
 んで、オチ。カメラを仕掛けた「くさい所」に出島さんが反応。出島さんもただのUMAじゃなく獣人という部分を気にしてるのが分かりますね。ウキウキ感とはちょっと違うけど、過敏に反応してて面白いです。

 そんなカメラの映像をチェック。アリアのドアバーンじゃないけど、会長が聞き違いでオチ。これは笑った。静かながら勘違いを元にアクションを起こしちゃってるのが笑えます。会長の中では女型の獣人が楽しみすぎてタカ兄がマジで出そうになった、と勘違いしたんだろうなぁ。ひどいw
 てか、そもそもあの状況で出すことには反対しない、というのが凄い。まぁ、ティッシュに出さないといろいろ汚れるから被害を小さくする意味はあるっちゃありますけど。

 会長じゃなくてアリアのターン。アリアも気が利くアイテムをスズに渡す。こっちはマジで役に立つんだけど、それでもオチがつく、というのがアリアクオリティー。あそこからオチに持っていけるのはアリアならではというか、会長には出来ないw
 3コマ目のスズがマジで喜んでそうな顔してるのが余計にオチの破壊力を大きくしてますね。落差がやばい。てか、あのスズの顔いいな。なんだろう、不意に喜んでる感というか。

 まだビデオ見てたタカシノ。3コマ目のイチャイチャ感は確かに凄い。スズじゃなくても気になる、というか気づくレベルだと思う。てか、この場面がもう畑さんの格好のネタになる気がする。この場にカメラがないか不安になってくるレベル。誰が見張りを見張るのか。
 タヌキとスズがシンクロしてオチ。不機嫌全開で笑ったし、それに対して2人がギョッとしてるのも面白い。つまりあの2人、イチャイチャしちゃってたことに気づかされたワケですよ。その後の気まずさヤバいやん。意識しちゃうじゃん。スズ、不覚にもアシストしちゃった説あるで。
 てか、スズの言い回しがいつもと違うノリなのでガチギレ感ある。「もしもし」怖いわw

 UMAなのになぜか丑三つ時の五寸釘。起こされたのか起きてたのかは気になる所。スズは明らかに起こされた顔してますけどw
 UMAの正体ではなかった出島さんがこのネタのオチ。山で出島さんといったらキノコである。常識。キノコを鍋に入れるのもなんら不思議ではない‥‥無理あるか。なんで持ってきたんだよ、というのがまず1つ。なんで鍋に近づけたんだよ、で2つ。謎である。丑三つ時にわざわざキノコを持ち出したということは‥‥これは謎ではないな。

 ラスト。朝チュン。畑さんは失恋チックな表情。今回は結構期待してたっぽいですね。まぁ、もちろん数日張っただけなので、「UMAはいない」と断言できないんですけど、勝負には負けた。てか、悪魔の証明だけど、見つからなかったから不在の証明にはならない、というのがUMAのずるい所というか奥深い所、ロマンですよね。
 朝チュンなのに1人寝てるスズ。これはアレでしょ。丑三つ時に起こされた挙げ句怖い思いしたせいでその後なかなか寝付けなかったパターンでしょw スズのキャラクター的に寝てるのは違和感ある。表立って語られはしないけど、後ろの方でドラマを感じる。
 一方アリアは髪をとかしてる。正直色っぽいショットだと思います。品を感じるし、プライベートを覗いちゃった感。まぁ、品があるといってもアリアは上品でもあり下品な人なんですけど。
 そんなアリアの「ケモノ娘」発言でオチ‥‥が表。ちゃんとタカツッコミも入ってるのでいつもの感じのボケ、いつもの感じのオチ。今まで「女型の獣人」って言葉使ってたのについに「ケモノ娘」って言っちゃう台無し感ですね。
 なんだけど、ボケ&ツッコミの裏で会長がソワソワしてて、これがもう1つのオチ。まったく関わらない2つのオチが平行して描かれてて笑った。会長的には「もうそういうのいいから早く勝敗の話しようよ」って感じですかねw 寝ぼけ感も相まって面白い絵面になってる。


 ということで、終わり。映画公開時期の続き物なんですけど、至っていつも通りな感じなので逆に意外でした。まぁ、ここらへんも本作らしさなんだと思います。『フェアリーテイル』完結っていうのに目次コメントいつも通りだし。
 一番好きだったのは開幕の畑さんだったかな。「畑さんが女の子してる!!」という驚きからのスカシに見事ハマってしまったw
 あと、気を利かせる会長のネタも笑ったし、他にもスズやアリアの見応えのあるショットもあったので、いろんな意味で満足でした。

週刊少年ジャンプ2017年34号の感想


 投票ツイートの結果。今週は更新が火曜深夜になってしまいましたが、この結果を踏まえてです。
 ウソです。『ドラクエ1』やってました。安心してください、アレフガルドは平和です。
 票数。少な目。とはいえ、まぁこんなもん、という範疇ではある。「いつでもいい」の選択肢を設けたけど、本当にどうでもいい人は参加すらしない、という感じなんでしょうねw あとは、「月曜以外の更新は読まないから」という人が投票する肢がない、ってのもあるのかな。今気づいた。
 んで、その「いつでもいい」が優勝。まぁ、これは多分ですけど、「無理すんなよ」的な優しさ票もあるんでしょう……と都合よく解釈します。火曜以降でも付き合うよ、と積極的に言ってくれてるのだとしたら、助かります。ただ、ワタシのモチベーションの問題も関わってくるので一概に「じゃあ水曜更新でもいっかー」とはなりづらいから困る。基本的にすぐ飽きてしまう。今週は飽きたというか、『ドラクエ2』やりてぇ……となった。
 んで、意外だったのは前後編の惨敗。マジかよ。現実的な緩和策として個人的にはアリだと思ってたんですが、ここまで偏るとは。まぁ、選択肢の聞き方が悪かった、とかもあるんでしょうが。てか、前に前後編にしてた時期ありますよね。ウチ。こんなに不評だったのか。ショックだわw

 はい、ということで、ジャンプ34号の感想いきます。

 記事を畳む前に目次を置いた方が見栄えがいいんじゃあ……とか考え出すとキリないですね(pc表記の場合)。迷宮入りだわ。

続きを読む

『生徒会役員共』431話432話の感想


 センターカラーで一挙2話です。連載10周年記念の映画公開直前。いやー、めでたい。『ONE PIECE』は20周年、『ドラクエ』は30周年、『ふたりエッチ』は20周年で妊娠です。みんなめでたい。予想ですけど、8月中に、『ドラクエ11』買いました、って目次コメント来ると思う。
 ただ、センターカラーは映画のポスターと、裏にキャストのコメント。驚くことにツイッターで見れる。大盤振る舞いかよ。


#431

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数を採用してますが、正確なのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(今週からテンプレにしようと思った文章)。

 扉。スズ。まさかのセーラー服。それも黒系。作者の過去作含めてもなかなか珍しいタイプの制服、セーラー服かわいい!という喜びの他に不思議な感動もある。とても良い‥‥
 ちなみに、本編とはまるで関係のないセーラー服です。しばらく扉でセーラー服キャンペーンが続くワケでもない。
 一応、本編で以前劇中で撮影した映画の後日談が語られるので、そこで主役(ヒロイン)だったスズが扉ってのが理由になるのかな。

 開幕。みんな大好き姫騎士ネタ。姫騎士ネタは会長じゃないと、というこだわりを感じる。たしかに一番似合うと思います。
 会長のメロンパン好きという忘れられてるのか分からない設定があるけど、今回はあんぱん。甘いもの好き、甘いパン好き、ということで設定は生きてるっぽいです。そのまんまメロンパンにしないのは「毎日好きなものだけ食べるワケじゃないでしょう」みたいな可能性もある。結構わかる。
 オチは定番、というか先週大盤振る舞いしてたアリアの聞き違いドアバーン。先週もそうでしたけど、「ドアバーンだけやないで」という新展開を感じる。むしろバーンしないw しない方がアリアの介入という衝撃度が増す、という逆転の発想。会長のツッコミも見事でしたw
 ちなみに、イメージとして姫騎士の様子がしっかり描かれるのが最高ですね。どうでもいいけど、今度のドラクエでは武闘家がエロいので鎧的な要素は期待できません。

 ちょくちょく出てくる健康or美容情報。美脚に興味はないけど、寝る前や目覚めた直後にやりやすそうな運動なので多分しばらくやってしまうと思う。
 ということで美脚目的(体裁)でスズが実践。そんな平和な日常に介入してくるスズママによってオチ。ある意味でアリアのドアバーンに似たタイプのオチと言えるかもしれません。ひょっとしたら1本目から連携してる説。
 最後のスズのツッコミは、決して強くは行かず冷静に正論で詰める、という素晴らしいものだったと思います。いいよなぁ、あのフレーズはなかなか出ないよなぁ。

 目安箱を読んでたタカシノが「いいふんいき」。このネタ、セリフが一切なくても通用するレベルで無駄な情報が削ぎ落とされたネタだと思います。『サザエさん』のエンディングで流れててもおかしくないレベル。まったく言葉を必要としない感情の動き、ドラマが凄い。初読時フツーに2コマ目で会長と一緒に「えっ‥‥///」となりましたよ。からの静かながらすべてがひっくり返るオチが素晴らしい。
 独りで舞い上がってる会長も可愛いし、相変わらずタカ兄は何にも気づいていない、というのが笑える。まぁ、確かに彼の中では別段ヘンなことは起きてないわなw

 スズと横島先生。ちょっと新鮮な組み合わせかもしれません。横島先生へのリアクション、呆れ方がタカ兄や会長たちとは少し違う気がする。てか、スズの驚き顔がなんか好き。からの横島先生の優しい表情ですげぇ笑う。なんだあの顔、言動とのギャップやべぇw
 オチの世のパンツ愛好家に理解のある横島先生‥‥と思ったらちょっと違った。おもくそ合理的な理由なので笑った。即物的だ。ただ、どう考えてもパンツで避妊や感染症の予防は出来ないと思うw

 購買部での買い物から、まさかのゴムネタ。直前の横島先生から続きますね。世の中には変則的なゴムが多数存在するw
 オチ。マジで驚いた顔してる会長が可愛い。声に出してないからボケではないんですよね。マジで勘違いしてる。その危険性に気づいたタカ兄がツッコミ。まぁ、「ゴム」というキーワードだからヤバいと察知できたのでしょう。副会長も大変だw
 ていうか、オチのイメージ図が痛々しすぎて衝撃的。一応ホースだから安心だけど、細いだけでそのまんま感がスゴイw

 ラストページは8コマ連結ではないけど、映画ネタが2本。
 劇場版が公開される頃に映画ネタの続きが大々的にやってくると思ってましたけど、思ってたより遙かに小さい扱いでした。もっと数話に跨がるヤツ来ると思ってたんですけどね。まぁ、出演者にとって映画と関わるのって意外とあんなもんやで、という意味で考えると結構リアリティーある。
 コンクールで入賞してた例の映画。ついでに陸上部の全国大会出場とか、珠算部の存在とか気になる。そんなのあったのか。桜才ってかなりデカい学校ですね。
 柳本くんの一喜一憂でオチ。めちゃくちゃうまいネタなので笑いました。1コマ目のフリが見事。光が強ければ陰も濃くなる、という教訓を受け取ろうとすることも可能なレベル。

 新作に励む映画部。もう協力は必要ないらしい。部員が増えたのか、もしくは今度の話はこじんまりとしてるのか。
 全部かは分からないけど、撮影が終わって編集作業中。すっかり定着してる轟さんの出番。掛け持ち部員らしい。結構なニュースなので驚きました。まぁ、今後映画部の出番がどうなるか分からないので、柔道部コトミほどの影響はないんでしょうけど。
 この辺の自主規制に詳しくないんですけど、自主映画に商品映ったって別に問題ない気がする。スポンサーとか付かない限り関係ないんじゃないかしら。あとテレビとか。まぁ、自主規制なのですべては柳本くんの匙加減なので何だっていいんだけど。
 んで、オチ。轟さんのボケに柳本くんがツッコミ‥‥と言っても何とノリツッコミである。これはビビった。「珍しく柳本くんの出番多いじゃないか」とかのんきに思ってる場合じゃなかった。柳本くんがツッコミ役としての個性を出してきた。森さんの登場の時にも感じたけど、ツッコミの仕方にも個性がある、という表現が最近は多い気がします。『プチたん』のヒカリもそうですけど、それぞれツッコミの方向性が少しずつ違う。ここにきて柳本くんに強烈な個性が生まれました。先週は中里さんがツッコミの仕事多かったですけど、レアなツッコミが続きますね。

#432

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数を採用してますが、正確なのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(テンプレ)。

 扉は図書館。たまーにあるシチュエーションを示すタイプの扉。図書館のデザインも凝ってるというか、どっかモデルがありそうな感じ。

 図書館にで夏休みの宿題。「まだ7月だぜ?」という話はもはや出てこないのが本作らしい。タカ兄は高二だけど連載10周年なのでこの感じにも慣れたことでしょう。
 タカくしゃみ、に対してスズがリアクション、シノくしゃみ、に対してアリアがリアクション、というシンプルな4コマ。スズは世話焼き女房みたいな貫禄出てますけど、それがフリになってアリアが大オチ。踏み台にされたスズが焦ってツッコんでるのが面白いですね。スズヘッドにも汗。まぁ、よく考えたら言いがかりふっかけられたタカ兄がツッコミでもいいんですけどね。ひょっとしたらアリアの意見に同意なのかもしれません(言いがかり)。

 図書館と言ってもパソコンでネット見れるよね、という現代図書館描写。当たり前だし、知ってる図書館にもあるサービスだけど、こうも当たり前に描かれると「時代だなー」みたいなこと思いたくもなる。
 んで、畑さんの発言に関して勘違いがあってオチ。おそらく本作の中で恋心から最も遠いキャラなのでこれは驚くw 何気にスズが一番驚いてる気がする。言葉には出ないけど、表情の崩れっぷりが。
 オチ。言われてみればなんで勘違いしたんだろう‥‥という感じでスッキリしますね。畑さんには振り回されまくり、という敵わなさも感じる。

 んで、畑さんの関心、UMAへ。ちゃんとカッパの話題が出てくるのが良いですよね。劇中のキャラが前にやった話も覚えてますよ、というアピール。地味に大事。ここでカッパの件が思い出されたのは他にも意味があって、「さすがに同じオチにはなりませんよ?」という読者に対する目配せでもあると思うんですよ。つまりは出島さんの特殊プレイではない、という宣言。多分そんな意味合いもあると思う。
 あと、このネタで印象的なのは常に冷静でマイペースな印象の強い畑さんが焦ってる件。漫符的な汗まで流してる。畑さんにとって「不思議ちゃんだと思われるのはマジで勘弁してください」ということなんでしょうね。畑さんの価値観というか、考えが間接的に見えてきて面白いです。

 まさかの1コマ目に女型の獣人。姫騎士もそうですけど、今週はこの手のサービスショットが多いです。個人的には姫騎士の方が好みです。
 そんな獣人。ケモノ属性の萌えキャラっぽさもあるんですが、骨格が少し人間と違う気がする。腕がヒョロっと長くなってるような。気のせいかな。割と獣人としてガチ感も感じる。
 畑さんにタカ兄が指名されてオチ。ただのUMAではなく、女型の、獣人、という要素を踏まえてるネタになってるのでうまい。ケモい女の子出したかった、だけではない。まぁ、そっち発進の可能性ももちろんありますけど。
 獣人のエサとしてタカ兄が選ばれるのは分かるんだけど、獣の部分のエサが足りないので、ひょっとしたら津田家のタマ(仮)が出動する可能性もあるかもしれない。だとしたら、初のお出かけになりますね。ないかもしれないけど、楽しみ。

 会長が獣人に疑問の声。それに対する畑さんの反論。タカ兄がフツーにUMA肯定派の意見に心動かされてますね。こういうのは男子の方がワクワクする、みたいなことあるのかもしれない。
 会長のさらなる反論でオチ。いつかのディベートの再現‥‥と思ったけど酷いオチなので笑った。少しでも真剣に考えてたら脱力感ヤバイw 数ある下ネタの中でも絵面の間抜けさがかなり強い。

 UMA肯定否定の舌戦は続く。徐々にエスカレートしていく、のでこうなるとアリアの出番。満を持しての登場感w
 畑さんの追加情報として獣人のイメージ再び。おおっ、今度のはバックショット気味で可愛さ増してるし、なんならセクシーさもあるぞい。これは良い。
 さっきのイメージよりも可愛さが増してると感じたせいもあるんでしょうけど、その分アリアのオチへの落差がひどいw 以前のカッパの出島さんとかはまだ分かるけど、今回の内容まで行くともう受け入れがたいレベルw
 ラストのタカツッコミは図書館という公共の場であることも踏まえてるっぽいですね。小声で叫んでる表現が前半に出てますし。たしかにアリアの発言は大声よりも問題w

 ラスト。らちが明かないので勝負。畑さんが実在を証明できたらタカ兄は新聞部入り。見事にオモチャにされてて笑う。ライトM歓喜の扱いである。まぁ、あとはヒロイン感もちょっとありますね。UMAの話だったのにタカ兄争奪戦という要素が加わる。
 ここまでの言い争いには口を挟まなかったスズが会長に助言。今までの論争は興味がなかった感じですかね。もしくは「どうせいないし」みたいな冷めてるけど一応先輩だから反論は控えとこう、的な。ただ、タカ兄争奪戦に発展してしまうと黙ってられねぇ、という感じなのではないか。
 んで、オチ。新聞部vs生徒会とか、UMA肯定派vs否定派の戦いかと思ってたけど、実際は畑さんvs会長でしかなかった、という感じですね。タカ兄は完全に賞品扱いw


 ということで終わり。映画の方は、週明けに観ると思います。さすがに入場者プレゼント残ってるよね? 頼むよ。初日はちょっと無理。土日もキツそうなので余裕を持って週明けに。ただ、月曜はジャンプ記事あるので火曜以降。火水あたりかな。『ドラクエ11』出るまでには映画の感想も書いちゃいたいので、なるべく早く観たいです。
 今週のまとめ。UMA編が来週に続くのが驚きでした。一挙2話なんだから今週前後編でやればよかったのに、とか思うけど、まぁ映画の話やりたかったってのがあるんでしょうね。
 今週一番ハマったのは「いいふんいき」ですかね。非下ネタ系の作品として本作の中でも屈指のレベルにあると思います。なんなら代表作とかそういう貫禄すら感じる。
 サービスショット的な意味では姫騎士、獣人と充実してましたが、やっぱ扉の黒セーラースズがインパクトありましたね。そこまでセーラー好きだと自覚してませんでしたけど、あれは良い‥‥
 あと、本作の歴史が動いた瞬間、的なトピックとしては何といっても柳本くんのノリツッコミがあると思います。ノリツッコミなら彼にお任せ、みたいな感じで今後出番が増えるかもしれない、みたいな期待感すらある。あの渾身のノリツッコミに対する轟さんのリアクションが冷静なのも良かったw

週刊少年ジャンプ2017年33号の感想


 アンケート。今回は割とマジメというか、いつもに比べれば身のある質問。次回以降の記事に反映される可能性もある。少しある。
 一応ウチに限らないような書き方したけど、3択はウチが実現可能なものです。なので「発売日の午前中」とかはない。そんなん無理やろ、アホか。
 ちなみに、この質問は2週間前、つまり前回の投票ツイートする時に候補として用意してあったヤツです。その時は選択肢が「月曜深夜」とかになってたんですが、運悪く土曜発売の号にぶつかってしまったので焦りました。書き直すの忘れるトコだった。まぁ、焦るどうこうの前に、今回の更新が「翌日の深夜に全部」になってしまったのはどういうことなのか。

 はい、では、土曜発売のジャンプ33号いってみよう。今号は『ONE PIECE』20周年のお祭り号なので、ボリュームがヤバい。ただでさえ土曜でキツイっていうのに二重苦である。だれかたすけて

続きを読む

『生徒会役員共』430話の感想


 来週はいよいよ映画公開直前、何か特別企画やると思ってましたが、一挙2話でした。こないだの休載分、という感じでしょうか。
 センターカラーもあるものの、描き下ろしがあるのかはちょっと自信ない。映画関連の記事がカラーになる可能性もある。声優陣の対談だかインタビューがあるっぽいので、そこの写真にカラーが割かれるかもしれない。まぁ、来週蓋を開けてみたら‥‥という可能性はあるのでそれに期待。
 結構記念すべき号(回)だと思うので一挙2話は連結した大きめの話‥‥になると思うんですが、平常運転だったりしても驚きませんw

#430

 扉は中里さん。なんと中里さん。完全ワンショットは意外です。雰囲気とか服装とか唯一無二の個性があるので今までなかったのが逆に不思議、というのはあると思います。
 ちなみに、アニメ化によって下の名前が付いた人の代表格ですね。さらにその下の名前が本編で使われるようになった人。ムツミが彼女を呼ぶ時は「チリ」ですね。これは結構すごい。チヒロとかノゾミ、カオルが劇中で使われる日は来るのだろうか‥‥(キットコナイヨ)
 てか、今回、柱の人物紹介にも進出してるのか。大盤振る舞いですね。

 今週は柔道部回。テーマはムツミのスランプ。
 スランプっつってもタカトシくんの前だからでしょー?というのを劇中で指摘した上でそれを否定しないとマジで読者がそう思ってしまう、という問題あると思いますw そういう余計な一言を言っても違和感がないコトミの存在は大きい。
 てか、この1本目にあるムツミの「自分の柔道ができない‥‥」というの、伏線としてメチャクチャうまいですね。終わってから読み返すと「そりゃ自分の柔道○じゃないからな!!」と盛大にツッコみたくなるw
 どうでもいいけど、枠外に添えられた「見学のタカくん」というのが妙にツボ。不思議な可愛らしさあると思う。

 んで、中里さんが気配り。ゲーセン行って気分転換しよーぜ。優しい。仲の良さ、優しさ、心配しつつもフツーに楽しい、みたいないろんな感情あると思う。多分この発案は中里さんだし、みんなを誘ったのも中里さんなんでしょう。扉のとおり、今週は中里回と言っても過言ではないかもしれない。
 オチとしては、気分転換のはずがゲーセンにも格闘技があり‥‥というもの。使用キャラが道着きてるので笑った。全然忘れられないw

 柔道部で忘れちゃいけないのがトッキーこと時カオルさん。慣れねぇw
 UFOキャッチャーではないけど、フックでプライズを拾い上げる遊具に興じるトッキー(ゲーセン詳しくないので名前が分からないw)。トッキーが狙っているのはアヘ顔のアニマル、略してアヘマル‥‥だよね? 多分そう。マジであの世界では流行ってるらしい。特に下ネタだとも思われてないらしい。どんな世界だw
 のめり込みすぎて凄いに事になってしまうトッキー可愛い。持ち前のドジとはちょっと違ったニュアンスありますよね。思ってたよりも夢中になってしまって、みたいな弊害。
 ビフォーの顔は見せるけど、アフターは見せない、という焦らしのテクニック。超見たかったぜ‥‥

 ダンスゲームではトリプルブッキングとのコラボ実施中。曲が使われてるとか、見本の映像が3人になってる、とかだろうか。実際にこういうアイドルのコラボあるか分かりませんけど、すげぇ良さそう。どっちのファンも喜ぶ気がする。
 ちなみに、コラボ実施中を知らせる立ちパネルのトリプルブッキングの衣装、ここのゲーセンの制服とかそういうのだろうか。トリプルブッキングは出てくる度に衣装が新しくなってたりして楽しいですよね。
 ダンスゲームではなく、コラボについてコトミがボケ。中里さんのツッコミがシンプルながら切れ味鋭くて良かったです。ムツミのケアのために来てんのに余計なことすんな、的な感じもあるだろうか。いつもの感じだとトッキーがツッコミでもいいんですけどね。

 アニオリと劇中でも紹介されたアニオリの2人が登場。遊んでるのは前のネタでコトミがボケてたプリクラ。多分この2人はあのボケを知らない。コトミの隔離されてる感w
 プリクラに馴染みがない上に、デカ目加工みたいなヤツが出てきたのと世代が違うんですが、もうすっかり「ゲーセンといえば」という存在っぽいですね。多分だけど撮ってる本人たちも「不自然に目がデカいw」とか思ってるのかな。順番は逆になるけどsnowみたいなもんで加工されることで自分という存在がちょうどよく消えるのがウケてるのではないか。だとしたらちょっと分かる。
 オチとしてはムツミの怪力。驚きなのはツッコミがアニオリの2人という点。一瞬遠くにいた中里さんがツッコミのために走ってきたのかと思ったけど、後頭部が2つなので違う。あの2人。マジか。意外な活躍である。今回はとにかく柔道部の全員にスポットライトが当たりますね。ここまで全員が目立つのはなかなか珍しいと思います。

 ラストページは2本連結の8コマ。ムツミのスランプが解決する。「自分の柔道○」を取り戻すw
 最後に出てきた海辺さん。柔道部第三の女にして、意外と古株。名前持ちのキャラの中でもかなり稀少。古株だけど出番が少ない、という意味でちょっとだけ英稜の青葉さんと通じるものがあるかもしれない。意外と森さんより古株。
 ゲーセンの帰り、みんなに感謝するムツミが部長の貫禄って感じがあって良い。後ろで嬉しそうな顔してる中里さんも、平熱な顔してるトッキーも良い。柔道部のチーム感ある。
 んで、スランプ解消。いつもの柔道部の「音」を聞きつけた生徒会の4人がこっそり覗きに来てるの良いよね。スランプの件が心配で来たけど、大丈夫そうなのでこのまま黙って帰りそうな感じある。ものすごく良い場面だと思うけど、スズヘッドで処理されるスズが少しかわいそう。今週の出番これだけだぜw
 ということで柔道部。元凶はコトミでしたー、というオチ。誰もコトミを責めないなんて優しい世界‥‥と思ったけど、ムツミとコトミ以外の部員はみんな復活したムツミに投げられて死体の山になってるのねw チリヘッドに哀愁ある。


 ということで終わり。完全に柔道部回でした。生徒会もタカ兄もメインに出てこない珍しい回。大門先生以外ちゃんとした出番があったのが嬉しいですね。オチが綺麗というか、1本目の「自分の柔道」という伏線がよく出来てるので二度読んで美味しかったです。
 ベストムツミは6本目で部長らしい締めの言葉を投げかけるコマ、です。ありがとうございました。

週刊少年ジャンプ2017年32号の感想


 ツイッターでのアンケートの結果について。話が長いです。
 票数。非常に多いです。リツイートされたことで加速度的に増えたってのもありますが、リツイートされる前の段階でいつもより多かったです。30くらいだったのを見たので、最終的には40行くか行かないかくらいだったのではないか。まぁ、今回の結果見るとクソみたいな数字ですけど、ブログの規模を考えると充分です。
 やっぱ答えやすい質問だったんだと思います。毎週ジャンプ全部読んでなくても答えられますからね。票が多かったのはそのせいでしょう。
 『こち亀』終了は去年の出来事なので選択肢がおかしい説ありますけど、40年ぶりにやってきた『こち亀』不在の年は2017年ですので、そういう意味で入れました。『こち亀』不在が日常になってるけど相当にイレギュラーなことだからね?と思い出してほしい、みたいな気持ちもありました。
 票の分布。最終結果は4択すべて20%台。結構すごいと思います。こんなにキレイにばらけるとは。これは選択肢が秀逸だったということでよろしいか(ジガジサーン)。
 ただ、これはリツイート後の結果でして、リツイート前の当ブログの読者票(多分)だと全然違くて。6連弾がブッチギリで、『左門くん』がボチボチ、他2択はほぼゼロでしたw ギリで1、2票はあったかな、という程度。ふんたー票が勝つと思ってたら断然ビリなので驚いた……ら、「毎年のことだから2017の象徴感がない」とのコメントやらリプライをもらいました。複数人から。言われてみれば当たり前ですね。それでもリツイート後にフツーに票が入ったのは、リツイート後の投票者はジャンプ全体に関心が低い傾向にあるのではないか。だとしたら『こち亀』票が増えたのも納得できる。一部の特定の作品だけ読んでる人、もしくはジャンプ読んでない人の票とかはそっちに偏るんじゃないですかね。
 問題としては、大問題としては、ワタシはそもそもウチの読者の票を想定して質問を考えているのです。そして、「今回はふんたー優勝やろうなぁ」と予想してたのです。あまりに的外れ。読者のことを何も分かっていない。これは恥ずかしい。恥ずかしいし、マジで申し訳ないというか、ダメダメですね。
 リツイート前後で常にトップで、最終的に僅差に勝利したのが新連載6連弾。さっき言った「2017年の象徴」としては確かにコレですね。下半期に何が起こるか分かりませんけど、年末に同じ質問したとしてもコレが優勝しそうな気がします。『暗殺』『ニセコイ』『こち亀』『BLEACH』『トリコ』が終わった2016年を考えれば、その続きとしてもしっくりきますね。
 票以外のリアクションでなくてよかったなぁ、というのが「『左門』より『競技ダンス』だろ死ね」。うん、来なくてよかった。個人的にニュース性が高い、驚きだったのは『左門くん』だったのでそっちにしました。「○○終了」という選択肢を複数にしたくない、という気持ちもありました。ごめんちゃい。

 はい、ということでジャンプ32号の感想いきます。
 当ブログ的には今週からジャンプ記事のデザインを一新します。大幅に変える。今までの気に入ってたんだけどね。

続きを読む

『生徒会役員共』429話の感想


 休載明けでございます。あまりに平常運転な作者の目次コメントに癒やされました。季節感もあり最高。

驚きだったのが、今週の柱の人物紹介にて、「時カオル」デビューでした。マジか。もういちいち本編に名前出すのめんどくせぇ、みたいな感じなのかな。まぁ、チヒロもノゾミも本編で使用されたことありませんので、作者的に「どうせいらねぇんだよ」というノリなのかもしれません。

#429

 扉はコトミ。私服。本編に出てくるヤツではない。まぁ、本編のは完全に部屋着だから当然っちゃ当然ですけど。

 意外と新鮮なタカ兄のシャツアウトな着こなし。そーいや、当たり前にいつも入れてますね。ワタシが高校の時って常時アウトの人も全然いて、だらしないとか楽だから、という考えすら湧かないくらい当たり前のことでしたけど、そうか、あれウチの学校が緩かったのか。思い返してみれば、自由の多い学校でした。ちなみに、当時は男子校で、今共学という桜才チックな状況になってます。知らないけど男女比は普通だと思いますw
 「シャツは入れない」とたしなめるのがスズ。ああいう小言言われる感じに憧れる人、悪くないなと感じる人、一定数いると思います。ワタシもそうです。まぁ、平たく言えばM寄りなんだと思います。多分タカ兄も悪い気分にはなってないはず。
 からの会長がフォローを入れてオチ。フォローになってないを通り越して別の迷惑が生まれてる、というのが楽しいですね。タカ兄の被害もそうだし、「味方だと思ったのに‥‥」的な置いてけぼりを食らったスズの感じも良い。

 さんぽ中にボアに負けるスズ。このスズの言うことを聞かないでプイッてしてるボアが可愛いのよ‥‥。なにあれ、後ろからガバッて襲いかかりたい。この時期は抱いたら熱いんだろうな。けど、あんなん見たらムラムラくると思う。
 そんな「さんぽ」についてアリアがドアバーン。いいよなぁ、ドアバーンは本作でもお馴染みのオチだけど、アリアの良さが詰まってるよな。
 「さんぽ」をアレに間違えるってのだと、ガラスに書いた「さんぽ」を裏側から見たカエデちゃんが‥‥というネタ思い出しますね。あれは「ホントだ!そう見える!!」という感動がありましたけど、今回のアリアは「なんでそう聞こえるんだよ!」と変換が強引になってる気がして、そこがアリアの資質なんだろうなぁ、と思い知りました。

 アリアの聞き違いネタがまさかの連続。2ページ目がアリアオチで統一されてる。最近こういう構成美みたいなのが多くなってきてる気がします。ひょっとしたらワタシがそういう部分に気づくようになっただけかもしれないけどw
 ドアバーンは定例行事ですけど、2本目の聞き違いはまったく新しいフォーマットになってるのが面白いですね。同じタイプのオチだけど、新鮮さはしっかりある。どこからでも聞き間違えて駆けつけてくるアリア、というのが良い感じに強調されてると思います。
 あと、何気にムダ毛を抜いてる畑さんがサービスショット的だと思います。ど、どこの毛抜いてるの‥‥

 津田家。当たり前のようにタマ(仮)がいるじゃないか。コトミが遊んでおる。もうそこは当たり前の存在になってるんですね。日常が更新されてる感じあってすごい面白い。
 んで、ズボラとも取れるコトミの行動でオチ。あのオチで特徴的なのはタカ兄が事前に危機を察知して回避してる点ですよね。ハプニング発生でツッコミを入れる、みたいなオチではない。静かなんだけど、タカ兄がコトミの扱いに慣れてる感じが出ててとても好きです。

 トッキーとコトミの柔道部での一幕。何気に3ページ目はコトミで統一です。コトミのオフとオンをそれぞれ。
 話としてはランニングで遅れを取るトッキー。柔道部のナンバーツーみたいなイメージあるので意外だな‥‥とか思ってるとその理由が明らかに。初期『ドラゴンボール』の悟空とクリリンのかけっこみたいな話であった。いや、ある意味それよりも酷いかもしれないw 違和感あっても真実に気づかない、というトッキーのドジっ娘レベルすげぇ高い。

 イボ軍手を掲げるスズ。謎のフェティシュ感あると思います。女性の軍手フェチがこの世に存在するのかは分かりませんが、何かを刺激してる気がする。誰かの何かには強烈に刺さってそうな気がする。謎の良さがあるショット。
 スズのドヤァに対して会長が下ネタで返し台無しに‥‥と言うとよくあるヤツですけど、今回はスズに非があるってのが特徴的ですね。もちろん、ハプニングに対して取る会長のリアクション(ガン見)がホメられたものとは思いませんけど、今回のはスズが防げた。
 てか、ラストのコマで会長とアリアが仲良くガン見してるショットイイよなぁw ツーカーというか、2人の仲良し感がすごい出てて好き。それに対するスズのリアクションもが割と雑な感じなのも好き。ハプニングに驚きはするもののタカ兄に見られたワケではないので‥‥みたいな気軽さあるよね。

 ラスト、夏の風を感じたコトミが一言。誰かと絡むワケでもなく、季節情緒かあふれる自然現象に対して単身でボケれるコトミのボケキャラとしての強さを感じましたw コトミ扉回にふさわしい大オチだったと思います。ツッコミが入らないのはコトミにとって、邪魔されないという意味で幸せなのか、訂正されない不幸せなのか判断が難しいです。トッキーが入ればツッコミまで行くかは分からないまでも、リアクションは取ってくれたのにw
 ラストのタカ兄の恥ずかしいものに蓋をするような一言でまた笑った。優しいのか冷たいのか分からんw

 
 ということで終わり。今週のベストショットは帰りたがらないボアです。多分歴代ボアの中でも屈指のレベルだと思う。
 ベストネタとしては、アリアの聞き違い二部作かな。どっちかまで決めるなら「そうやって続けるのかよ!」という驚きがあった毛穴の方で。聞き違い方もアリアの好みが全面に出てて笑いました。

週刊少年ジャンプ2017年31号の感想


 投票。7月の頭らしく上半期ネタで。
 4択は一応ワタシの意思が絡みますけど、事実を拾ってるだけだから誰かと被る恐れがあります。ごめんね。
 ホントは、『鬼滅』ブレイクってのも入れようと思ったんですが、入る隙がなかったです。『こち亀』は入れたかったし。他の3択はほぼ決まりな気がするし。

 先週、今週も記事のデザイン変えるっつったけど、考えたりいじくる時間がなくなったので先週のままですw 来週がんばる。

 では、ジャンプ31号。ついに『ゆらぎ荘』表紙です。めでたいぜ。

週刊少年ジャンプ2017年30号の感想 - 北区の帰宅部

続きを読む

2017年映画上半期ベスト

 最近まるで映画の記事が書けてませんので、せめて節目の記事くらいは書こうかと思いまして、上半期ベスト。
 ベスト10にしようかと思ったら「これも入れたい!」ってなったのでベスト15です。こんなんで年間ベスト決められんのか、と毎年思います。

  1. 『イップマン 継承』
  2. ワイルド・スピード ICE BREAK
  3. キングコング 髑髏島の巨神』
  4. トリプルX 再起動』
  5. ザ・コンサルタント
  6. 『ローガン』
  7. 美女と野獣
  8. 『レゴバットマン ザ・ムービー』
  9. 『サバイバルファミリー』
  10. マグニフィセント・セブン
  11. 『ララランド』
  12. ドクター・ストレンジ
  13. 『メッセージ』
  14. 『モアナと伝説の海』
  15. ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

 こういうの作る時って何となくブロック分けして決めるんですよ。「ベスト級なのはココらへんだなー」っていうのを数本決めてその中で順位を決める、みたいな。一番上のグループ、トップ4でした。偏ってるというか、頭悪そうだなぁ、とか。カンフー、ハゲ、ゴリラ、ハゲですよ。2017年素晴らしい年ですね。

 この手の企画やるといつも気になるんですが、やっぱ続編、リメイクが多いですね。マイナス補正かけようかとも思うんですが「けど面白かったよなー」ってなるので悩ましいです。
 そういう意味では、『コンサルタント』『サバイバルファミリー』『ララランド』『メッセージ』『モアナ』あたりはもうちょっと評価すべきかもしれませんね。

 1位『イップマン 継承』。日本公開が遅くれたせいもあって「やっと観れる!」みたいな興奮も加味されてるかもしれません。仕方ないよね。
 シリーズで最も泣かせにくる作品ではあるんですが、それでも魅力的なバトルシーンには事欠かさない、というのか素晴らしいです。「エレベーターやべぇよな!」「マイクタイソン戦のあの構えマネしたわー」「詠春拳同士の対決ついに来たぜ」とか言い出したらキリないと思います。どこを取っても最高、ですね。他にも多人数戦も魅力的っていうか、あれがクライマックスじゃないって贅沢な話。
 ドニーイェン演じるイップマンというキャラクターの揺るぎなさはもちろんなんですか、置かれるシチュエーションは作品ごとに大きく変化していて、シリーズとしての魅力もバッチリですよね。今回の作中でのイップマンは地位と名声が過去最高レベルだったと思います。『イップマン』という映画が歴史的な大成功を収めたことを踏まえたメタ的な設定のようにも感じられます。そして、物語では有名税というか、そのツケを払うことになるってのが面白いですね。さらに、それでいて今までで最も家族に密接したドラマでもある、ってんだから満漢全席です。あざますあざます。

 2位『ワイルドスピード ICE BREAK』。ポールウォーカーを失って初めてのシリーズモノであり、ラスト三部作の始動でもある節目の作品。こちらもシリーズの変遷がドラマの魅力と絡み合った魅力がありますね。映画の中ではブライアンは生きてて引退しただけのはずなんだけど、死んだかのような扱いで、子供の名前を……ってのはリアルでのヴィンディーゼルそのまんまでした。
 ジェイソンステイサムが仲間になるんですが、最初は「さすがに前作で悪いことしすぎでしょ」と少し不安でした。まぁ、その問題が完全に解決したかはさておき、家族というキーワードを使ってうまいこと理屈をつけたのは良かったと思います。ヘレンミレンという新キャラも投入しつつ、ルクエヴァという過去作キャラの再投入というファン向けのサービスも決まってましたね。ファン向けといえば、『MEGA MAX』の2人は嬉しかったなぁ。

 3位『キングコング 髑髏島の巨神』。ギャレゴジとは逆で、怪獣の出し惜しみナシ、というコンセプトが2作品の対比として面白かったです。どっちが悪いではなく。ゴジラは来るものでしたが、コングは会いに行きますよね。ゴジラは神出鬼没だけど、コングは決まった場所を守ってるワケですからね、そりゃ行きゃいる。
 コングの魅力もあり、アクションシーンの迫力もバッチリ。ゴジラとは違う、道具を使った戦闘、というのもシリーズ的な魅力ですね。あの大木の枝葉を削ぎ落とす場面は『パシリム』のタンカーに並ぶ名シーンだと思います。ホレた。
 それ以外にも人間たちの魅力もあったのが良かったと思います。トムヒはちょっとパンチ弱かった気もしますが、お姫様すぎないヒロインとか、愛おしすぎるジョンCライリーとか、サミュL節が爆発してる悪役とか。正しい発音が気になるグンペイもいいよね。手番全然ないけど。

 4位『トリプルX 再起動』。個人的にはアイスキューブ無双が好きすぎてもうヤバイ……。『エクスペンダブルズ2』のチャックノリスばりの活躍なんだけど、一見黒歴史な過去作にも最大限尊重するの、ヴィン兄好き……ってなります。
 良い面でもあり悪い面でもあるんですが、『ワイスピ』感ヤバイですよね。もちろん『ワイスピ』大好きなんで、大満足だし、アイスキューブのくだりも『ワイスピ』イズムを感じるんですが、元々の『トリプルX』の要素が少し減ったのは残念でもありますね。あの古き良きスーパースパイモノをエクストリームスポーツと混ぜる、というのは本当に素晴らしかったと思います。『キングスマン』が「荒唐無稽な007いいよな」って言ってましたけど、割と『トリプルX』に期待してる部分ありました。
 まぁ、続編決まったらしいんで、『ワイスピ』要素とのバランスがどうなるのか、楽しみです。
 『ワイスピ』すぎるファミリー感なんですが、本作の場合はシリーズの積み重ねが少ないせいもあるんでしょうが、「コイツいる?」ってヤツがいるのが面白いですね。主にDJ。短所のようで長所だと思います。「つるむと楽しい」ってスゴイ。ぶっちゃけ敵チームの方がキャラのが印象強いよね?ってなったりもするけど、そんなのも全部引っくるめて「みんなファミリーやで」という包容力ね。
 シリーズの積み重ねが少ない状態でのファミリー形成という面において、敵チームとの合併はナイスアイディアだったと思います。まぁ、ドニーさんはドニーさんだから仲間になるって時点でガッツポーズ確定みたいな所ありますけどねw 次回作へのドニーさん参戦、期待しております。

 5位『ザ コンサルタント』。ベン アフレックが死んだ目で戦いまくる、という意味でバットマン映画最新作と言えるかもしれない(イエネーヨ)。
 シリーズとかリメイクを除けば一番高いランクなんですが、オリジナル作品ということで「どういう映画なの?」とフワフワした状態で楽しめたのは確実にあると思います。特に本作はその側面が強くて、なかなかどういう作品なのか掴めなくて、それが求心力になってると思います。
 あとは、キャラ萌えという部分もハマった一大要素ですかね。要はベンアフの殺し屋像としての新鮮さ。イノセントみたいなものを感じてしまうというか、可愛いんですよね。

 6位『ローガン』。今までのシリーズと雰囲気が違いすぎる新たなアメコミ映画の形。『X-MEN』シリーズはMCUと比べて整合性とか大雑把だからこそ成立したバランス、ということなんだと思います。よくアメコミ好きの人って「バットマンは『ダークナイト リターンズ』だけじゃないんだよ!」って言ってるイメージあるんですが、異質な作品が生まれる余地があるのがアメコミの魅力なんだと思います。そういう意味で『ローガン』も同じなんゃないかな、と。みんなこうなってほしいワケじゃないけど、たまにこういう作品が突拍子もなく飛び出すことで、アメコミ映画、スーパーヒーロー映画の裾野がグッと広がった感。
 ド派手な能力のミュータントが出てこなかったのも良かったと思います。敵は自分の分身ですからね。贖罪とか何とでも読み取れる素晴らしい配置だったと思います。
 まぁ、あとはやっぱラストの十字架がね……あんなん泣くわ……

 7位『美女と野獣』。原作(アニメの方)をほぼそのままやってるはずなのに未だに通用する現代的な内容、というのがサイコーでしたね。ディズニープリンセスという歴史のターニングポイントであるインテリのベルにエマ ワトソンをキャスティングしたのがもう最高でね。この時点で勝ちかなぁ、という気すらしてくるレベル。
 ただ、個人的に一番刺さったのはルフゥだったりします。ゲイに変えられたことで話題になったキャラ。まぁ、今風の目配せなのかな、程度に思ってたんですが、めちゃくちゃ感動してしまいまして。歪なまでに極端な男性主義の権化であるガストンに恋してるんだけど、それを打ち明けられずにいる。ガストンからは子分として気に入られてはいるけど、「お前はこんなにいいヤツなのになんで独り身なんだ」とか言われちゃったりしてもう泣ける。元々ルフゥはディズニー作品によくいた頭の弱い子分キャラだったので、それをそのまま実写化したら問題になるのは明らかだと思います。そこをゲイというネタをぶっ込んできたのが見事ですね。社会的な目配せよりもドラマへのハマり具合を優先した結果なんじゃ、とか思いたくもなってくる。

 8位『レゴバットマン』。『レゴムービー』印の楽しいコメディー映画なのはもちろんなんですが、それだけじゃなくバットマン映画としての強度がヤバイ。バットマン映画は傑作揃いだし、それぞれ方向性が違うので比較するのも難しいんですが、明るく楽しいバットマン映画としては理想的な作品なんじゃないでしょうか。
 『レゴムービー』と比べてしまうとどうしても「レゴアニメである意味ある?」とか考えてしまうんですが(あの映画が特殊すぎるだけなんですが)、この映画で行われてることはすべてあの家で行われてる、とか妄想すれば納得なんじゃないですかね。まぁ、根拠と言えるような要素は特にないんですが。いや、銃声を口でピュンピュン言ってるのは根拠と言って問題ないレベルかも。まぁ、そうだったらいいな、的な。

 9位『サバイバルファミリー』。世界から電気が消えたら、というシチュエーションを楽しむ作品なんですが、コメディーですのでガチガチに考証を重ねるタイプの作品ではないと思います。もちろん軽い気持ちで見ると驚くには充分なくらい突き詰めてはいるんですが。それよりもコメディーや家族の物語を優先してる感はあると思います。
 笑いがめちゃくちゃハイレベルでいて、それでいて物語がすげぇ感動的な要素をはらんでいて、それが互いに邪魔せず引き立て合ってる、とういのは見事でしたね。矢口監督作品あるある。
 ベストギャグはやっぱり藤原紀香だと思います。ああいう役にokを出す藤原紀香は偉い。映画とは直接関係ないけど、公開と同時期に消費者庁が(一部)水素水ビジネスのインチキを摘発したニュースがあったんですが、それが余計に笑えました。

 10位『マグニフィセント セブン』。キリ番である10位はコレと『ララランド』で悩んだんですが、この2択だったら『マグニフィセントセブン』を選ばざるを得ない、と即決でした。分かりますかね、この感じ。
 映画館の帰り道でですね、複数の女性グループの会話が聞こえてきまして。「○○さん何度観ても死んじゃうんだよねーつらいわー」「その点私の推しの××は生き残るからw」みたいな感じの。なるほど本作はアイドル映画だったのか、と激しく腑に落ちた次第。めちゃくちゃ正しい視点だと思いました。7人それぞれのキャラクターもいいけど、それぞれの関係性に魅せられる部分が多く、個性の強すぎる7人がライブというステージでは抜群のチームワークを披露する。アイドルだw

 11位『ララランド』。ミュージカルとしての楽しさもそうなんですが、ライアン ゴズリングがシンプルなイケメン役やってるってのもツボでした。エマ ストーンも大好きですので、2人が魅力的にイチャイチャしたりしてるのを観てるだけで眼福というか。まぁ、それでもベストシーンは2人が出てこないオープニングの高速の場面だと思いますけどね。あそこはちょっとね、ズバ抜けてたよね。あと、ラストのアレも多幸感あってサイコーでした。ドンデン返しとかそういうワケではないんだけど、というバランスも好き。

 12位『ドクターストレンジ』。これもベネカンのハマりっぷりが最大の魅力だったかな。ベネカンのMCUにこんだけフィットした驚き。そうなってくると当然「今後他の映画のアイツらと絡むのか……」というワクワクが生じてくるワケでして。この広がりはMCU最大の魅力ですよね。MCUがハリウッドで最強レベルの地位を確立してからスタートした人気キャラという意味では初めて、という感じあると思うんですが、『アイアンマン』と類似してると思える部分はそういう計算もあるのかな。
 とりあえず、ストレンジも登場するのかな?という『ソー』新作に期待……と思いきやその前に『スパイダーマン ホームカミング』があるんだよなぁw

 13位『メッセージ』。叙述トリックと言っていいのか分からないんですが、後半になると序盤のアレに対して「そういうことだったんかい!」と腑に落ちる感じが気持ちよかったです。思考は言語に支配される(うろ覚え)という1つのネタをこんな風に広げてくるとはなぁ、という驚き。小難しい雰囲気はありつつ、話はシンプルで、ラストにはいかにもエンタメ作品っぽい盛り上げもあるのでそういう意味でも大満足な1本でした。

 14位『モアナと伝説の海』。オリジナル作品なんだけど、どうしてもデイズニーアニメという歴史を踏まえて観てしまうのでほとんどシリーズモノという認識。
 ポスターでモアナにハートマークさせるような人もいますけど、ぶっちゃけヒロインが恋愛第一主義じゃない、ってのはもう当然ですよね。最近の作品みんなそうやんけ。あんだけ流行った『アナ雪』から何も学んでない。本作になると「私プリンセスじゃねぇし!」とかセリフで出てくるレベル。これが痛快で最高に楽しかった。相手役のロック様とは当たり前のように恋仲にはならず、そもそもなりそうだけどー??みたいな引っ掛けもない。ロック様とは師弟関係ってのが素晴らしかったですね。女性が目指すものは男ではなく、スキルアップ
 そんな相手役のロック様。とうぜん王子様ではないんだけど、ヒーローっぽい扱いになってるのがアメコミ映画全盛の今風なのかな、と思うとまた面白かったです。ロック様の歌も最高でしたね。

 15位『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』。『モアナ』と同じ2017春アニメ。
 シリーズの中でも屈指の異色作だったと思うんですよ。明確な悪役がいないってなかなかスゴイ。子供向けに分かりやすい悪人置きたくなると思うんですけど、我慢。そうなんだけど、ドラえもん映画における「冒険感」というのはバッチリ抑えてあるので王道的な作品だった気もしてくる不思議な作品。犬ぞりで南極を進んでいく場面とかの冒険感、めちゃくちゃ好きです。ちなみにこの冒険感、来年も重要視するらしく、次作のタイトルは『のび太の宝島』。クッソシンプルだけど、「絶対冒険するヤツだこれ」ってなりますねw
 登場人物の少ない映画ではあるんですが、ゲストキャラがみんな魅力的だったのも良かった。ゲストヒロインもそうだし、パオパオも動きと声が付くと最高、という感じで素晴らしかったと思います。それと、既存のアイテムであるはずの、さがし物ステッキですね。ぼかぁね、ああいう無機物萌えに滅法弱いんですよ。もう完全にノックアウトされました。可愛すぎかよ。


 ということで終わり。次点は『沈黙』『GotG2』『SING』あたりになりますかね。


イップ・マン 継承 [Blu-ray]

イップ・マン 継承 [Blu-ray]

ワイルド・スピード アイスブレイク

ワイルド・スピード アイスブレイク