北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ(2012年39号)の感想

 夏休み前最後のジャンプでございます。ジャンプ上の話ではないんですが、先週の金未来杯を邪魔した原因という意味で問題作の映画『るろうに剣心』を観てきました。なかなかおもしろい映画でしたよ。原作ファンがどう思うかはさておき、オススメであります。ただ、江口洋介斎藤一に期待すると、最後の最後のずっこけますので気をつけてくださいね。

 表紙&巻頭カラーは『黒子のバスケ』。狙ったかのようなタイミングで赤が大暴れします。合わせたのだとしたら大したもんです。

前号の感想

黒子のバスケ

 カラーということで赤くんのおめめの色を拝見。両目とも赤だと思うんですが、オッドアイはどこいった。やっぱり能力を解放時には1つの色に染まるとかそんな超常現象なのかしら。だとすれば、もう2つ能力があると考えるのが自然なんですけどねー。
 まぁ、本編としては、赤の能力発表会。未来予知だとよ。割と知ってた。ただ、能力の説明時に「眼」という点をフィーチャーしてたのが特徴ですかね。相手の動きすべてを「視る」ことで次の動きが読めて、結果未来予知。ん、ん、ん? それなんて『クロガネ』?? そうかー剣道にもキセキの世代はいたんすねー。あっちも名前に色が入ってるからマジややこしいっすわー。

『ワンピース』

 扉絵連載。カリブー、ジンベエに連れられて新世界入りの巻き。魚人の立場になったら人間、しかもカナヅチとの2人旅ってかなり面倒が増えそうですね。
 本編としては、ナミサンジのシャッフルが解除。個人的にはサンジinナミが通常のナミよりもかわいかったので、これは残念です。
 ルフィ、キンエモン(字忘れた)、スモやん、という三者三様の目標が設定されて読みやすくなりましたね。ロビンがルフィ組にいるのが意外です。あぁ、遠距離からロビンが人工呼吸し続ければガスガスの実なんか怖くないですね。そーゆーことか(違)。

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 ↑ワタクシとしてはね、「2年後」以降は「新世界編」と銘打たれていたので魚人島も新世界ってイメージだったんですよ。だからホーディが弱いのにガッカリしてたワケで。魚人島は新世界じゃなかったんですね。知ってたはずなのに超ビックリしました。

 「ゴムゴムのUFO」の件。一部で話題になりましたが、まぁ、ルフィの脚力だったら六式とか余裕で使えるでしょうからそれほど不思議な技ではないです。サンジも空飛べるし。

暗殺教室

 扉絵。またも生徒の名前羅列。サポートが多いとの面子なんですが、先週の奥田さんはサポートじゃないんですね。まぁ、先週は孤軍奮闘タイプでしたが。
 んで、先週の予告通り殺し屋ちゃん登場。お恥ずかしいんですが、先週の段階では生徒として来るもんだと勘違いしてたんですよね。先生ですか、そうですか。いや、先生だと授業中の暗殺って形態が崩れてしまうから先生側に暗殺者って発想がまったくなかったんですよ。まいったまいった。
 イリーナ イェラビッチ。イェラビッチというのはエロビッチのもじりかしら。てか、何人? 十ヶ国語しゃべれるとのことで英語圏の人とも限らないですし。
 まぁ、キスシーンですよ。渚くんの性別をハッキリさせるようなことは止めてくれないかな。割とマジで。読者の皆様はあのキスシーンを見てどちらがうらやましいと感じたんですかね。
 一番のツボは、先生のキスにすら冷静な分析をする渚くんですね。「気絶するほど上手いキス」と評してますが、評することができるということは初めてじゃないのか? まぁ、そう考えるのは素人ですよ。ここはやはり「(女なのに)気絶するほど上手いキス」と読み取るのが自然でしょう(不自然)。ビッチちゃんが男だと勘違いしていた→学籍上は男→渚ちゃんには複雑な家庭環境が! ということでお願いします。
 あぁ、そうそう、先週の奥田さんは使い捨てな感じですね。奥田とビッチの対比がされると思ったんですが、どうやら奥田さんはビッチ先生登場までのフリだったと考えるのが妥当なのかな。まぁ、もちろん今後出ることも考えられますが。
 てか、クラスの大半がビッチ先生を嫌ってるって言ったけど、おっぱいに反応してた男子は色仕掛けに興奮してるんじゃないかしら。あぁ、だから「大半」なのか。てか、キス&おっぱいをいただいてもビッチ先生のことを嫌うということはやはり渚くんは・・・・・(しつこい)。

ニセコイ

 ビッチ先生やら渚くん(ちゃん)やらを見た直後に『ニセコイ』小野寺回。振り幅がありあすぎてちょっとついてけないっす。
 しりとりを「話題が完全に尽き果てて最期に行き着く会話の墓場」と表現するらっくん、おもしろいじゃないか。こんなに言葉で笑わせてくれるキャラとは思ってなかった。
 ラストのメールのくだりは・・・・どうなの? 「知ってた」以外の感想が浮かばないんですが。いや、その前の「一条君の事を好きだった女の子を一人知ってるけど…」っていうのは本作にしてはめずらしくヒロインのテレや顔面ではなく言動でキュンとさせるイイシーンだったと思うんですけどね。その後に「実は私でしたー!」って言われてもねぇ・・・・知ってた。
 小野寺さんのターンが本当に2週連続するとは予想外ですねぇ。今週、絶対誰かが邪魔しに来ると思ってました。「さすがモブ寺さんはモブ寺さんやでぇww」とか言う準備してました。本当にごめんなさい。

『トリコ』

 本体登場。もうちょっと人間がうようよいる都会のディザスターシーンが見たいんですけどね。露骨に虐殺するのは『トリコ』的にNGなのかしら。

斉木楠雄のΨ難

 扉絵に意味があったよwww
 これはやられた。くやしいのぅ。

スケットダンス

 「バッドマン」というのはアメコミヒーローの「バットマン」を勘違いした人がよく使う誤植で、極稀に雑誌やネットの記事でも見かけられ、「バッドマン」と書いた人はアメコミファンからの評判が地に落ちるという悪魔の言葉(言い過ぎ)。アメコミの名前を直接出すのを遠慮して「バッドマン」にしたのかは知りませんが、ちょっとややこしいですね。仮面付けたダークヒーローが云々って言ってるんで、『バットマン』から来ているのは間違いないんですが。

『ブリーチ』

 山爺無双。サブタイが日本語だからひょっとして山爺死ぬのかと思っちゃいました。
 まぁ、奪った卍解は本人ほど強くないってのがわかりましたね。

ハイキュー!!

 とにかくスガさん。モブに埋もれそうな先輩にも見せ場があると感動しちゃいますね。・・・・えっ? 縁の下って誰ですか?
 あと、「女子マネージャー」という抽象的な扱いとしてはよく出てくる女子マネージャー(清子だっけ?)。出番はとことん少ないですよね。ここまで少ないのは意外でした。だから今週みたいなフリがあって、彼女の出番はそんなに多くないんじゃないかなぁ、と不安視しています。

『放課後☆アイドル』今日和老

 金未来杯。盆休み&先週休んだため「なんかやってたっけ?」的な認識になってるんですが、やってました。まだ3発目、来週で終わりです。どれもこれも『るろうに剣心』が悪いんですよ。
 「桐山、美容院やめるってよ」。・・・・言いたかったです、すいませんすいません。
 本編としては、アイドルを扱ったものでして、女不良のあの子がマスクを取ったら・・・・っていう。「メガネを取ったら・・・・」の亜種としてはおもしろいですね。あと、サラシも巨乳隠しとして機能させればおもしろいんですが、サラシ状態でも充分膨らんでるっていうね。わけがわからないよ。
 ていうかさ、ラブコメの主人公の男友達ってメガネじゃないといけない法律でもあるの?? またなんですけど。ここまで皆さん共通してるということは、作家的になんらかの意図orメリットがあると思うですが、なんなんですかねぇ。さっぱりわからん。
 「彼女も出来ねぇ」とか嘆いてる主人公ですが、髪をいじると称してクラスの女の子と戯れるとかうらやましいんですけど。まさかのそっち側の人間か。
 アイドルを扱ったマンガというのはほとんど読んだことないんでアレなんですが、アイドルを仕掛けるプロデューサー的な立場から描くのはおもしろいですね。斬新なのかは知りませんが。
 ヒロインの不良活動、アイドルへ憧れる動機というのがまったくないのが残念すぎる。ヤンキーとアイドルの対比をおもしろがるマンガだと思ったんですが。あと文化祭への準備も全然ないしなぁ。ジャンプと言ったら修行シーンじゃないですか。美容師としての修行とアイドルとしての修行をもっと見たいっす。なんか「練習してます」って抽象的に言われてるだけだからねぇ。
 歌と心境がリンクしてるって描写は王道だし、すげぇイイんだけど、それやるんだったらやっぱりその歌を練習するシーンがないとねぇ。本番でいきなり歌われても、心境を吐露するために用意した歌っていうのが露骨すぎて全然ノレないっす。
 あと、雑な隣高描写とか「機材トラブルで曲が止まりません」という無根拠とか、マジ残念すぎる・・・・っていうか尻下がりに嫌いですわ。マスク取ったら美少女っていうのはおもしろいし、アイドルに憧れる不良っていう設定との相性の良さは異常で、設定部分はすごく好きでした。まぁ、設定だけっていうね。・・・・そんな不良からアイドルって設定も『スケットダンス』で見たことありましたね。パイセンこえぇっす。

アシスタント募集のページ

 まだ『クロガネ』が募集してらっしゃる。この募集で判断ができるとは思いませんが、やはり打ち切りではないのかしら。今週も高位置ですし。

べるぜバブ

 先週のティッシュに意味あったのかよ。まさかの古市回とか俺得、俺得すぎる。
 普段は読者目線の当事者というキャラが主要キャラをボッコボコに、というのは読者として楽しいことこの上ないでしょう。今までの主要キャラたちのカッコつけを踏まえて古市がカッコつけるというのは、もはや『べるぜバブ』ごっこ。

『タカマガハラ』

 だ、弾痕パンチ・・・・・・男根の誤字ですね。今回の悪役はひたすらにチンコネタですねぇ。
 まぁ、そんなチンコと同じ原理で大きく、硬くなった悪役の倒し方として血流が云々って出したのはナイスですね。出来れば血流の方で倒してほしかったです。
 それと、本作の主人公の力が読み切り時と同じく吸収&放出なのだとしたら、今週のヒロインをかばうシーンが感動的ですね。ヒロインを救うために食らったら死ぬと覚悟した技を受ける。その自己犠牲の精神が自らの秘める力を解放するキッカケに、ってことになりますからね。バトルマンガとして超イイですよ。

恋染紅葉

 随分と後ろで安定したもんだ。ついでに言うと、アイドルは今週の読み切りでお腹いっぱいです。まぁ、あっちはつまんなかったけど。
 んで、例のアイドルちゃんはヒロイン×2に迷惑をかけるべく、主人公をもてあそぶワケですが、主人公との初対面シーンがこないだの『斉木楠雄のΨ難』に出てきたクラスの美少女と一致しすぎてて怖い。
 まぁ、最終的にはクンニリングス。クンニからのアイドルちゃんの豹変ぶりが意味不明すぎて怖い。怖い怖い。ていうか、シモの方向への制限がドンドン緩くなってきてますね。クンニはねぇよクンニは。この娘、エロ挟むためだけに登場したようなもんですねぇ・・・・泣ける。

パジャマな彼女。

 おおっ、『恋染紅葉』と続いたな。向こうさんが落ちてきたという形ですが。
 本編。思い出したかのように第二ヒロイン登場。ていうか天文メガネはあれで終わりなのか。結構よかったのに尻切れですな。
 大事なことを自ら伝える眠り姫と主人公が言い出そうとするのを先延ばしにする白雪姫、という対比はうまいですよね。
 恋愛モノとして、他のヒロインにしっかりと断るというのは誠実でいいことだとは思うし、断りのシーンもなかなか感動的だとは思うんですが、白雪姫ちゃん最近出番なかったからなぁ・・・・っていう。先週まで違う女とのやり取りを描いてたから話がブレてしまったというか。残念ですねー。
 「次週、遂にクライマックス!!」って最終回ってこと? じゃあ、あの天文メガネは本当にあれで終わりなのか。アイツにも断りを入れとくべきでしょうよ。まぁ、告白されたワケじゃないから、アイツの前で「まくらが好きなんだ」とか言うとか。うーん。どうですかねー。

『戦星のバルジ』

 ケツ掲載に返り咲き。非常によろしくないですなー。しかも過去の話とか始まったし。
 王子だと思ってたヤツはダークエネルギーで創られたダミーだった!!って突拍子なさすぎるわ。まぁ、あの手はオーラ的ななにかではなく、具現化された肉体ということだったんですねぇ。
 脱線になるかもしれないんですが、『スターウォーズ』シリーズのアナキン スカイウォーカーの父親は誰なんだ、って論争がファンの間ではあるんですね。母親が処女懐妊したと自分で言っているんですが、「あれは言葉のあやだ 父親は○○に違いない」って風に。そんな論争の一番信憑性の高い説(というか答え)が、アナキンはフォースが具現化した存在、だから運命の子であり、最強の資質を有しているって説。フォースってのは本作でいうダークエネルギーの元ネタ(としか思えない)ですよ。まぁ、つまりは今回のこのダミーの話ってもろ『スターウォーズ』じゃん!っていう。ただ、違うのが、フォース(ダークエネルギー)で生み出された子供が運命の子であるかないか。『スターウォーズ』って元々は帝国への反乱を描いた抵抗軍の物語なんですが、本作ではバリバリの王族の話になってしまった。どっちがイイとは言いませんが、ワタクシは『スターウォーズ』のが好きです。父子の因縁に比べたらブラックは恩人ってだけですからねぇ。そんなワケで、ちょっと大ネタが『スターウォーズ』すぎて個人的にはいまいちノレないです。
 てか、クジラ出てきたやん! 超好きなんですよアイツ。やったー、俺得俺得。ティコってウサ耳みたいなのしてるのって作者の前作っぽいですよねぇ。しかもクジラって水族館の館長だし。

投稿コーナー

 Gー9覇者の低脂肪牛乳さんのインタビュー。インタビューの導入部、取材で沖縄に行きたかった話がクズすぎて笑える。町田はIMAXシアターがあるからイイ街です。都内初のIMAXシアターですからねぇ。映画好きとしては憧れの街なんですよ(なんの話だ)。
 ともかく、おめでとうございます。お疲れ様です。

目次

 「爆裂1コマ漫画」。ワタクシの好みかもしれないんですが、1コマ漫画にはツッコミのセリフはいらないんじゃないかなぁ、なんて思い始めました。特にうまいこと言ってるワケでもない場合はなおさら。

DQ(ドラクエ)10がやりたい。ライトに遊べるシステムがあるのも魅力的ですよね。
(『べるぜバブ』)

 初期の街では過疎化が深刻化してこれから始める人の方が難易度が高い、なんて話も聞きますががんばってください。ライト向けのシステムが利用できるようになるまでがちと面倒です。

週明け何故かペン軸がヌルヌルになってる。L(ローション)の妖精でもいるんでしょうか。
(『銀魂』)

 ペンとローションって聞いたら挿入以外連想できません。


 総括です。
 金未来杯は3本目。明らかにワタクシの好みにあわない作品でした。書いた通り、設定は好きなんだけどねぇ。
 打ち切り的には『パジャマな彼女。』が来週いよいよ、といった感じ。まぁ、おもしろい時はとことんおもしろい作品だっただけに残念ですのぅ。

 では、今週のMVPキャラ決めます。基準はオレ。次点から。

 先日のvs東峰戦でも見せ場を作っただけに、現状を理解し後輩のために道を譲るスガさんええのぅ。すべてを諦めてすべて後輩に託すってワケじゃないのがまたええのぅ。

  • ジン 『タカマガハラ』

 弾痕パンチということで。わーい、ダンコンダンコン。まぁ、同じような理由で『恋染紅葉』のクンニリングス挙げてもよかったんですが、アイツのことは嫌いですので。

 殺りマン。先週明らかに挿入済みの紹介からブレないキャラでした。読んでる側の想定の一歩先までは行かずとも半歩先を行って、「えっ そこまでやんの?」ってラインがとても心地よいです。まぁ、渚くんの唇奪った件は許しがたいんですけどね。あと、性別をハッキリさせるような描写を入れてきたことも罪深いです。まぁ、弾痕の延長線上という感じですかね。

 んで、今週のベストキャラ。

 ぶっちゃけそこまで特別なことはしてないんですが、元々好きなのと今回の過剰なフィーチャーっぷりが相まってツボです。まぁ、アレですよ。イェラビッチも古市も、来週もフィーチャーされるキャラなんですよ。だから来週に取っとこうかとも思ったんですが、それ除くと弾痕になってしまうのでね。それに来週も今週並みにハマるとは限らないんでね。

次号の感想

BLEACH 56 (ジャンプコミックス)

BLEACH 56 (ジャンプコミックス)

SKET DANCE 26 (ジャンプコミックス)

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*1:週刊少年ジャンプ」2012年39号53ページ