北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2017年44号の感想


 ツイッターのアンケート遊び。募集編。
 ツイッターはRTとかされるとワケわからない不確定要素が増えたりして楽しいです。そもそも完全にブログ読者に限定したいんだったら別の方法があるよね……と今更な話。漠然とツイッターの方が票多くなるイメージあったんですが、アカウントの関係ではじかれる人とか出てくるのでアレか。まぁ、そこまでガチの調査が目的じゃないからフワフワしてていいんだけど、選択肢としてまぁ考えます。完全読者限定アンケートにふさわしい質問とか思いつかないのが一番の問題。
 とにかく質問。関係ない話をウダウダ書いたのは、特に質問について書くことがないからです。
 シンプル2択。いつもは4択にしなきゃ……という貧乏性を発揮してたのですが、今回はグッと我慢。
 まぁ、個人的には、帰ってくるです。本人がああ言ってるし、前期の連載はスムースに進行した気がします。何となく。麦わら企画遊ぶ元気もあったし。
 とはいえ、「んなワケねぇだろw」という人の気持ちも分かります。
 ちなみに、先日ツイッター上でこんな会話をしたんですが、その前からこの質問はストックしてありました。偶然だったので、エスパー!?と少しだけビビった。いや、よくある話題です。

 ジャンプ44号いってみよー。金未来杯が終わる。新連載の告知が始まる。

背表紙

 ブルック名場面。こういうのもあるのか。てっきり「生きててよかった」一択だと思ってました。まぁ、各キャラの名場面が複数選ばれることもありますけどね。ただ、残りの号数を考えたら望み薄いかな。つくづくこのコーナーとは趣味があわない。

表紙

 アニメ直前『ブラクロ』。どうでもいいけど、こういう気持ちのいい略称がある作品って大事ですよね。狙ってやるべきなのかは別として。気持ちのいい略称としては『ヒロアカ』と並ぶと思います。まぁ、個人的には『僕デミア』を押し通してほしかったんですがw
 この話でいくと『クロアカ』も悪くないんですが、クロがややこしいので減点対象だと思います。もちろん、この話すべてが、知ったこっちゃねぇよ、です。
『ほく勉』は怪しいライン。
 そんな『ブラクロ』。アニメということで、原作は白黒だぜ!!というコンセプト。なるほど!と一瞬納得するけど、実際のマンガはここまで極端に白黒ではないです。言うだけ野暮ですが。
 ちょっとだけアニメの話。深夜アニメじゃないの久々ですね。ジャンプだと『ヒロアカ』以来か? そう考えるとホントすごい。これでクール制じゃなかったら『ヒロアカ』越えなんだけど、まぁそこらへんは知りません。多分違う。ちなみに、『ボルト』は例外。
 単にアニメ化だったら、次にありそうなのは『約束』『鬼滅』『Dr.STONE』『ロボ』あたりですかねぇ。長年くすぶってる『相撲』にもワンチャンあってほしいけど。『約束』は脱獄までで1クールと区切りがいいのでアニメ化は余裕だと思う。てか、もう企画進んでるんじゃないかしら。そんな中で、深夜を飛び出すのはどれか問題。ここらへんでアンケートするのもいいかもしれん。アンケートにするには深夜の定義が必要か。11時とかすげぇ微妙w

読者プレゼント

 「家ティ」からの往年の探検隊パロディー。ダジャレとしては非常に残念だけど、こういうの良いよ。好き。ダジャレ系でも希望はある。今後が楽しみになってまいりました。

ブラッククローバー

 巻頭カラー、見開き。アニメ開始の巻頭カラーあるあるなんですけど、みんながテレビ観てる、という絵を描きがち。先週の『食戟』とは被らなかったけど、『食戟』のその1コ前の巻頭とは被った。まぁ、仕方ない部分だとは思いますけどねぇ。特に本作は初のアニメ化ですし。

 本編。ヤバそうな雰囲気を察して、兄として止めに入るフィンラル先輩。兄弟関係には無頓着だったけど、ここに来て兄を意識するのは感動的ですね。感動的だけど、 “兄貴面するな” と逆効果。まぁ、そうなっちゃうよなぁ、という納得できてしまうのが絶妙。
 試合は終了しつつ、暴走は続く。フィンラル先輩は成長したけど、さすがに暴走弟を止められるほどではない、というのはうまい匙加減だと思います。納得できるし、暴走状態のサスペンスは継続するので楽しい。
 魔法帝が見守る中、試合?決闘?がスタート。多分タイマンだから試合ではないですね。魔法帝の時間魔法があると、いざという時に有無を言わせず制止できる、という判断なのでしょう。制御装置が強すぎるのでサスペンスとしてはマイナスだけど、とはいえこの流れで直接タイマンに移行するのは熱い。

食戟のソーマ

 アニメ化ブースト効いてるのか凄い位置。『ONE PIECE』より前。
 本編。普段着寧々ちゃん可愛いのぅ。久我先輩もそうだけど、負けたらサヨナラじゃなくて、ちゃんと出番があるのが嬉しい。使い捨てるには惜しいほど魅力的なキャラたちですよね。
 ソーマくん、及び1年生強すぎない?問題に対して別の切り口から煽りつつ話は変わらず試合。過去編突入かとも思ったんですが、そうは行かないんですね。どんな感じでソーマくん(たち)のバックボーンを語っていくのか、気になります。
 そして、試合はタクミくんのターン。研修時代の思い出の味、時雨煮。料理人が客の残飯を食べるのに抵抗がある……という話、ソーマくんの時にもした記憶があるw 個人的に見て気持ちのいいもんじゃないです。まぁ、大事なのはソーマくんと同じことをやってる点でしょうね。それは知ってる。
 弟子が「盗んでやる!」と心の中で叫んでからの、師匠の「○○が出来ないと盗めたとは言えないなぁ」が最高。師匠優しいよw ちゃんと弟子の盗む気概を感じ取ってからのヒントの提示。師匠いい人すぎる。
 そんな時雨煮を聞いた叡山の顔芸。もうこの人すっかり顔芸が定着しましたね。料理以外の個性が強すぎるから1回負けた後でも問題ない。おいしいキャラしてんなぁw

ONE PIECE

 ケーキ班。正直、カタクリ戦はー?という気もするんだけど、憑き物が落ちたプリンちゃんが魅力的なのでごまかされてる感ある。ぶりっこで市民を騙すのもそうだし、サンジのリアクションに対してさらにリアクション、とかすげぇ楽しい。もう結婚しちゃえよって思うけど、サンジの「もう結婚しちゃえよ」要員って初めてじゃないんだよなぁw
 タバコに火をつけながら “香りで” 。リアリティーよりも尾田っちのロマンが爆発してて最高。無茶苦茶なのは分かりますけど、一応、見聞色だから!という魔法のワードで解決できるかもしれない。いや、見聞色ってそういうのだったっけ?と言われると弱い。
 見聞色かどうかはさておいて、サンジの2年後スキルを遺憾なく発揮する場面が来たワケですね。過去にもあったけど、ここまで料理がメインになるのも珍しい。ぶっちゃけ「うめー!!」とかしかやりようのない話なので、こういう見せ場は大事だと思います。一応2年後の料理はカマバッカの知識も交えて特殊な効果が、みたいなのあったけど、ほとんど説明だけだった気がします。
 んで、カタクリサイド。よかったよかった。こっちもある。カタクリは見聞色と自身の能力でルフィのガワを再現するけど、サンジは中身も含めて再現する、という対比かもしれない。ちょっと強引?
 サニー号の鏡まだ残ってました、はちょっと残念。ここ省いてよくね?って思ってしまった。カタクリとマム、2つの脅威が同時に襲いかかってくる、というのが盛り上がるのは分かるけど。絶望したナミがルフィに泣きつく、ってのもグッとくる場面ではあるけど。
 ということで、追いつくマム。波にソルソルをぶち込んで操る。やばい。海なのに平気なの?とは思うけど、空、太陽ときたら海だよな。あとは大地と呪われし姫君が揃えばカンペキ。ドラクエ脳でした。

Dr.STONE

 ガラスは出来たけど、ガラス細工は出来ない。いくら知識があっても無理。からの「村人スゲェんだぜ」展開は熱い。ぶっちゃけ科学力があれぱ武力も何とななるんじゃねぇ??とか思ってしまってるので、初めて千空が個人に負けた感ある。ここまで代わりがきかない人材は初めてじゃないだろうか。
 てか、メガネよく作れたね?という気もしてくる。ただの円で、厚さ調整するだけだからおk、というノリかな。まぁ、細かいこと言い出すと無理なんだろうけど、納得できるレベル。
 ジーチャン。見せるだけで焦らして……のくだりは笑いました。笑ったし、話も進んでて最高。まぁ、ジーチャンが一発で成功するのはやりすぎだと思うけど。格の違うトライ&エラーを見せて欲しかった気もする、が、あそこでガラス無双する場面が気持ちいいってのは確かですよね。分かる。
 多分どーでもいいトコだろうけど、ジーチャン、あの見た目で、 “これでも50年職人やっとるんよ” 。10歳スタートだとしても60歳(あの見た目はもっと老けてるけど)。あの環境で60歳まで生きるって凄いよね。現代日本における100歳より凄い気がする。
 科学王国マップ。めちゃくちゃ充実しててわろた……わろたけど、よく考えるとすべての設備を同時には動かせないよね。腕力発電とかキンローギンローがいないと出来ないし。ラーメンだってえらい手間がかかる。製鉄だって人も時間もかかる。あとは村人全員好きに動かせるようになれば……という感じなのかな。まぁ、日常的に使えないけど、とりあえず「出来る」の段階に持って行くのが大事、という話か。
 キンローの視力問題、まさかの槍で解決説出てきた。いやいや、困るよ。メガネかけてよ。頼むわw

 突然ですが、今話関係ない話。ワタシがそこまで本作にハマらない理由の1つがわかった。いや、ぼちぼちハマってるけど、世間ほど大ハマリはしてない、という程度です。ギャグがそんな好きじゃない。変顔もそうだし、セリフ回しもそうだし、キャラ感の掛け合いみたいな笑い、魅力が足りない。足りないは言い過ぎだけど、本作に対して「大好き!!」となる最後の一押しを阻害してる感じ。別にメインじゃないからいいんだけど、結構ワタシはこういう部分における好みが作品全体への好き嫌いに影響与えてるんだろうなぁ、と。本作が大人気なおかげで気づいた。

約束のネバーランド

 扉。既に見たことある部屋なんだけど、暗い状態で懐中電灯を光源にしたデザインが見事。当然どこにライトが当たってるかが大事なんですが、注目すべきはエマのある一部が、ある一部だけがライトに当たってる件。偶然なのか計算なのか分からないようなレベルですけど、本話を象徴するアレなので笑った。
 本編。 “オジサン名前は?” “出て行け 名乗るつもりも必要もない” という開戦。要するに、いずれ来るであろうオジサンが名乗る瞬間が大事って話ですよ。エマたちのことを心から認めた時に名乗る。信頼の証としての名前。『デスノート』的な攻防ではない。
 舌戦。まずはエマたちが圧倒的な知力を誇示する。オジサンの嘘を暴き、資質と能力を見抜く。一方、オジサンは当然、武力。形だけとはいえ、レイが銃を渡したのが印象的ですね。要するにエマたちは武力で張り合わない。
 ということで、エマたちの切り札。オジサンが一番大事なものを見破る、そこで脅す。銃よりも遙かに物騒なこと言ってんだけど笑顔なのが最高。オジサンの “結局脅し” には笑った。オジサンはまだエマの狂気に慣れてないw
 最後にもっかい名前のくだり。やっぱり名前は重要になってくる。「名無しのオジサン」もそうだけど、エマのことを「触覚チビ」とわざわざ面倒な呼び方をしてるのがデカイ。完全に拒絶のサイン。

鬼滅の刃

 ハデ柱さんの命の順序。嫁がそんなに大事なら仕事させんなよ。まぁ、炭治郎の順序がねずこ、一般人、自分なのと同じなんだと思います。掲載順的な連想ですけど、『約束』のレイの順序は自身が低いので「死にたがり」と揶揄されるw
 カッコつけてる間にミミズが逃げた、とか正直引くレベルで台無しだと思うんですけど、これも命の順序なんだろうな。ミミズ状態で倒しておくのがどう考えてもベターなんですが、一番大事なのは嫁なので……という理屈。ダメだけど分かる。
 いやダメだよ。おかげで炭治郎がどれだけ苦労すると思ってんだw あと一般人にも被害が出る。やっぱり命の順序に忠実だ。分かる。分かってもダメだよw
 ということで炭治郎サイド。上弦にミミズが合流したのでフルパワー。その上、一般人を守りながら、というハンデが増えて正直勝ち筋ゼロ。やっぱ地下に戦力集中したのが最悪だったんですよw 偶然とはいえ、そんな役割すぎる……
 んで、炭治郎がキレてスーパーサイヤ人。復刻ジャンプかよ。

ぼくたちは勉強ができない

 3人娘、予備校へカチコミ。受験ガチ勢の巣窟なので、受験もう無理じゃない?みたいな悲壮感が勝手に湧いてしまう。のほほんとしてる場合じゃないよ。厳しい現実を知る姿しか想像できないw
 ということで、厳しい現実を知る。3人のリアクションは楽しいけど、笑ってる場合じゃないよなぁ……とか勝手な悲壮感。あと、師匠の眠り設定が久し振りに出てきたので驚きました。なかったことにしないんだw
 予備校行ったことなく専門学校しか知らないけど、予備校のああいう勉強室(休憩室?)ってあんな大騒ぎして大丈夫? 本気で嫌われそうなイメージある。怖い。一応浪人先輩がキレてくれたけど、周りからしたら「おめぇも一緒だよ」だよなぁ。早くファミレスにでも逃げ込もう。
 からの浪人病院。師匠が最短の距離で浪人先輩の恋人設定にたどり着くので笑った。国語力による洞察力、推理力とかもう関係なく、そういう星の下というレベルw
 そんな浪人展開が素晴らしい。気づいてしまう師匠はある意味でリズうるに対してメタに立つようなキャラクターですけど、浪人先輩は気づかれようと上の立場を譲らない。ちょっとしたマウント合戦。秘密がバレたなら逆に利用して揺さぶりをかける。すげぇ、年上の貫禄あるわ。師匠という特殊すぎるキャラクターを踏み台にして、浪人先輩が自身のキャラクターを確立した感ある。あくまでも年上として、「この人には勝てない」と感じさせる。それが浪人先輩。これはラストに関しても同じ。とにかく上に立つ人。
 いやマジでしびれた。鮮やかでした。ぶっちゃけ予備校の場面はイマイチだったけど後半がヤバイ。途中参加だけど、たった1話で既存の人間関係に居場所を作った。割り込み感がすげぇ。うるか嬢参戦の時は出番を増やすだけでぶっちゃけバランス悪かったと思うけど、先輩すげぇ。ケチャップで「野郎」という画数の多い感じを書いてしまうスキルもマジ尊敬っす。

『ROBOT×LASERBEAM』

 ロボママ登場。ロボのロボ性は母親譲りってワケではなかったのか。
 そんな夫婦の会話は “やっぱりゴルフだったネ” 。先週、ロボ何やっても天才じゃね?という風に描いたのが効いてますね。運命めいたものがある。
 ロボと帝王のデートと見せかけてトモヤ同伴。帝王が「俺1人じゃさすがにキツイ」ってなったのか、ロボが「トモヤも来なよ」ってなったのか。どっちも可愛い。基本的にトモヤ周りは大体良い。ロボが人間に近づく橋渡しは大体トモヤ。
 オープンとは、アマとは、プロとは、の話。こういう社会勉強的な部分、本作の大きな武器ですよね。聞いたことあるから知った気になってたけど、よく考えると知らなかったです。いいなぁ、ゴルフ。「知ってそうで知らない」のバランスが心地いい。『シューダン』も少年サッカーという題材はすげぇ面白いと思います。サッカーはよく知ってるけど、少年サッカーだとちょっと違うのか!みたいな発見がある。まぁ、本作のが説明臭くて好きだけど。この説明臭さを良しとするかは個人の好みだと思う。社会勉強感を楽しむかどうか。
 ポロロッカとは、アマゾン川で発生する、逆流する波のこと。トイレで逆流ってアカンやろ、というのがトモヤのツッコミ。意外とむずい。ちなみに、ポロロッカという名前のスーパーが昔近所にありました(知らんがな)。
 スポーツ漫画に出てくる女性記者は変態になりがち、というのが現ジャンプのあるあるになりそうです。まぁ、『相撲』と本作の2つなんですけど。師弟関係なので、『相撲』オマージュという可能性も案外あるかも。てか、この師弟優秀すぎてビビるわ。
 うんち君チャレンジ。飛散が下品で笑った。ここらへんのギャグセンス、とても良いです。飛び散る場面でちゃんと目が確認できるグロさとか最高。『Dr.STONE』での話にも通じるけど、ワタシの好みってこういう部分で左右されがち。
 ヨーザンと戦うにはプロ入りも視野に入れないといかんぜよ、という帝王のアドバイス。なるほど、帝王の登場時、いくらなんでも高校最強キャラ出すのは早すぎだろ、と思いましたがこういうことか。別にプロ行くからかまわんよ。部活スポーツからプロへ、という流れ、『相撲』っぽいなぁ。師弟で仲良くやってんなぁコノヤローw

『魔法少年X』仲間只一

 金未来杯ラスト〜。身も蓋もないこと言いますけど、内容がどうこうよりもビジュアル的な意味での雰囲気で勝敗が決まるイメージあります。そういう意味で予想すると、最初の2つのどっちかなんだろうなぁ。2つ目かなぁ。まぁ、ワタシは断然3本目です。かなりブッチギリ。
 金未来杯の総括が早すぎた。まずは作者紹介ページ。担当に対して全力の悪意をぶつけるスタイル。こういうの好きですw 作者と担当は仲悪くあってほしい、みたいな幻想ちょっとある。

 センターカラーで扉。本編の感想と重なりますけど、描き込みと陰影がすごい。カラーページだと「すげー」ってなるけど、ジャンプ(ワタシは紙版)の紙面上だと正直見にくいという問題も発生してると思います。昼と夜の話なので、陰影が大事なのは分かりますけどね。ジャンプというメディアがクソなだけなので、それを本作の非としていいのかは少し悩みます。電子媒体も多い現代では特に語りがいのあるテーマだと思います、が、ワタシは語りません。あんま詳しくないw
 本編。カラー裏のモノクロとかめっちゃキレイ。なんだけど、モノクロページが始まると途端に「ちょっと見にくいかなぁ」という印象が生まれる。割とマジで興味ありますけど、電子版と紙版で感想変わりかねないですよ。多分電子版だとキレイだと思う。が、紙版だと「暗いよ!DCEUかよ!!」みたいな感想を抱いてしまうと思う。
 いきなりですけど、感想を終わりにしてもいいくらいです。紙版だと暗い印象が強い。陰影が強すぎるのが一長一短になってる……がワタシの言いたいことのほとんどです。学校でのホームルームの場面とかヤバイ。どんだけ教室暗いんだよ、という感じ。もちろん昼と夜の境というのが本作にとって大事なのは分かります。
 絵もそうだけど、セリフ、文字が多くて見にくくなってるのはあると思う。これは紙版とか関係ない。ちょっと詰め込みすぎ。洋服の「FUCK SWAG」とか超気になるしw とはいえ、学校での、この多すぎるセリフ量は退屈な日常描写として機能してる側面はあると思います。うるさすぎてストレスが溜まる感じがよく出てると思う。……が、セリフ多すぎ問題はこの他の場面でも出てくるので単に作者の手癖である可能性もあるのかな。絵も文字も情報量多いので、気合い入れないとなかなか読めない。
 いじめっ子は主人公のノートをバカにする。『ヒロアカ』だw あの時はかっちゃんのこと一生好きになれないと思ったもんですけどねぇ。不思議と今では愛されキャラですw
 人面カラス。人面ウサギだったら個人的に興味ある……というのは置いといて。カラスかぁ。金未来杯の中でカラスが被るとはなぁ。そもそも『ハイキュー』と被ってる問題があるし。
 そんな人面カラス退治。メガネ姉ちゃんの使う魔法の杖のデザインが非常によろしい。絵の部分が曲がってるのがドゥークー伯爵のライトセイバーみたいんで超カッコイイ。あのライトセイバー、シリーズで一番好きなんですよね。光刃の出し方もスマートだし、超好き。
 いかん、話がそれすぎ。本作で連想するなら『スターウォーズ エピソード2』よりも『ハリーポッター』のが分かりやすいと思います。
 んで、魔法使いと出会ってからの、怒濤の説明ショー。ここだよなぁ。本作で惜しいの。セリフ量が多いのも問題だし、コマ割とか各コマの絵のせいか、かなり退屈。世界の真実を知る場面で大切なのは分かるけど。
 キスで魔法注入。ここはすごく好き。女キャラとの口移しという色っぽい部分をものすごく気持ち悪く描いてて最高。まぁ、その女キャラが転移魔法で去っていくのが小さなコマで処理されてて微妙、みたいな問題はちょっとある。
 んで、覚醒してからのバトル。ここでも本作の喋りすぎ問題。いや、これ自体が悪いとは言わない。別にナレーションベースでアクションを見せる作品はいくらでもある。その方法論が悪いとは思わないけど、本作にハマってるとも思わない。今まで喋りすぎだったツケが回ってきた感。せっかくのアクションシーンがダイジェストっぽい印象になってしまったと思う。
 もうちょっと突っ込んだ話をするならば。母からの手紙をバックに主人公が一大アクションを見せる、という場面。これをやるならば手紙の内容とアクションの内容が重なって見える場面が必要だと思うんですよ。具体的にいうと、 “きっとこれから辛い事 怖い事 痛い事… たくさんあります” という一文が読まれるコマで、カラスにボコボコにされる、とか。そういうのが欲しい。実際は逆。カラスをボコボコにしてる。全然一致してない。
 終わり。暗いとか、描き込みが過剰で読みにくい問題。読みにくかったんだけどさ、読切特有の「この1本にすべてを注ぐ!!」みたいな気概は嫌いではないです。連載マンガではなかなかあり得ませんからね。そういう意味では、連載では読めない作品でよかったんだけど、まぁ、紙版ジャンプではマイナス要素が多かったかな、という気がします。それが第一印象であり、一番の印象です。
 金未来杯。終わり。ワタクシの金未来は『レイブンブライ』の優勝です。終わり。さよなら。

斉木楠雄のΨ難

 サイコメトリとバスケの授業。ハイロがカイドウの運動神経をギャグにしてるのがちょっとショックでした。優等生キャラだからバカにはしないと思ったけど、そこは勝ちに執着するのか。ワタシは完全に運動できない側の人間ですので、ちょっとつらい。嫌な思い出が甦った。
 肝心のサイコメトリ。前も言ったと思うけど「サイコくん」って書くと誤解しか生まないのでめんどくさい。
 意外とバスケも出来るし、勝利に向けての策略もうまいサイコメトリ。ここらへん新たな魅力が見えてよかったんだけど、その一方「結局いい子ちゃんに落ち着いちゃったな……」という残念もある。本作はいい話で落とすのが魅力なんでしょうけど、個人的にはそんなハマってないので、サイコメトリはヒールとして頑張ってほしかった。フツーにいい子やん。
 そんなサイコメトリの作戦がおもしろかっただけに、最後の斉木のお仕置きがちょっとムカついた。ぶっちゃけサイコメトリの買収とか日常風景と受け入れてるし、相手が高橋だしでなんの違和感もなかった。体育興味ないんだったら結果をお前が決めんなよ、みたいな。ぶっちゃけ今週は斉木いらなかった。メトリとハイロで充分だった気が。

ゆらぎ荘の幽奈さん

 センターカラー。やったぜー!!!(発狂)
 カラー扉。夜々るん。猫カフェということでいいのかな。行ったことないから確信ないけど。異常な面積を誇る夜々るんのお御足がポイント。短パンなのにパンツが見えてるのもすごい。
 だが、個人的にはシッポが緑なのが新発見。新情報ではないんだろうけど。カラー慣れしてない身としては、シッポが緑なのが驚きでした。まぁ、髪が緑だから当たり前なんですけどね。この手のマンガアニメにおける髪色問題(別に問題ではない)は特徴的ですけど、猫キャラだとそれがシッポにまで波及するのですね。当たり前だけど考えたことなかったです。
 スーパーどうでもいいけど、人間に当てはめやすいのは犬よりも猫だと思うけど、個人的にシッポで好きなのは犬です。感情表現のツールになってるのが最高に可愛い。いや、猫もそうですけど、犬の丸わかり感が好き。人間の萌えキャラにする際、犬よりも猫のが多いのは分かりますけどね。シッポの形状も人間につけるなら猫のシッポの方が違和感ないってのも分かる。デザイン的には猫のが強いか。

 本編。幽奈さんが浴衣でフワフワ浮いてて満足。コガラシくんとのデート感も満足です。いちいち手でポーズ取ってる感が過剰な女の子表現で面白い。幽奈さんの手を個性と見るのも興味深い、か? 今後気にしてみます。案外誰にでもあるヤツかもしれないけどw
 とりあえず長老猫髪様かわいすぎでしょ。ほとんど動かない感じも最高だし、最後の「寝過ぎてもう寝れない」で悶死。
 ということで、猫と入れ替わり。先週の『青春』と被らなくてよかった……って全然違うか。コガラシフェイスの猫はデフォルメとして可愛いけど、幽奈フェイスの猫はたまに表情豊かすぎて笑える気がする。なんだろう。可愛いのはわかるけど、たまに違和感のが勝る。
 第一印象として猫耳コガラシと猫耳幽奈に気を取られるけど、そっからの脱衣展開が納得度高くて笑った。そこに幽奈さんは一般人に見られないからセーフ、いやけどイヤだよ、みたいな細かい話がドンドン出てくる感じも楽しい。設定が謎に凝ってる本作らしい。猫だから帯が取れなくて全裸にはならずに半脱ぎ状態、というエロ演出もうまい。
 そんなパンイチコガラシくんに対する通りすがりの主婦のリアクションが “ヤダもう欲求不満…?” で笑った。突然のの人妻感
 コガラシくん(肉体)と幽奈さん(肉体)が別々に逃げる。夜々と猫神様が分かれることを強いられる。よって夜々がヘッポコに。この理屈っぽさ好きです。ヘッポコぶりはギャグになってるけど、それだけ必死になってくれてる夜々の善人性が強調されてますよね。常にギャグっぽいルックなんだけど、中身はいい話。
 んで、コガラシ(肉体)と幽奈(肉体)のイチャコラ。本人の意思じゃないだけにハラハラ感ある。てか、絶対これ交尾を始めようとする、という案もあったけど自主規制したよねw
 ラスト、夜々の一計。ギャグっぽいけどこれがなかなか見事でして。夜々があんなに大事にしてたメバルを失うかもしれないリスクを負うってのはいい話ですよね。やはり食べ物でその人物の善人性を示すの、好きですねぇ。フード理論。感情を常に表に出すようなキャラじゃないだけに、言葉ではなく行動で示すのが感動的。『鬼滅』じゃないけど、夜々の順序は「メバル>猫」だったんだけど、メバルの上にコガラシ幽奈が来るワケですね。
 あと、もちろん夜々のじゃらしスキルを遺憾なく発揮する作戦、というのも収まりのいい話ですよね。過去に描かれたことのある夜々の持ってるカードの中で最良の選択。ロジカル。
 最後の最後。活躍した夜々(と猫神様)にはしっかりご褒美があるのが微笑ましい限り。幽奈さんが夜々に、コガラシくんが猫神様に、という組み合わせも良い。てか、コガラシくん(猫)と猫神様の追跡劇もちょっと見たかったわ。2人きりがなかなか想像できない。

僕のヒーローアカデミア

 変身オバホとサーの対決。攻撃力はただの人であるサーが予知能力によって異形相手にどこまで迫れるか。1秒の予知によってその場しのぎとしては最適な行動を取り続けるがそれもジリ貧、というのが泣ける。ちょっとネテロ王戦っぽい。詰み将棋とジリ貧感。
 んで、サーが1秒ではない未来予知。暗黒ですので敗北濃厚(てか確定)。残されたデクが未来を変えられるか、という話。限界を超える、プルスウルトラな話になってくるワケですね。久々だなこの言葉。今回のデクの界王拳が予知を上回るとは思いませんので、何かしらの理屈があるのでしょう。超気になる。
 ちなみに、今週のサブタイは「見えない希望」。やっぱデクは「新たなる希望」になる可能性あるな。ミリオが「ファントムメナス」で、デクが「新たなる希望」。このネタが使われるの最終回かとも思ったけど、案外本章で使うかも。『スターウォーズ』ですね。「ファントムメナス」は訳しようによっては「見えない脅威」ですので、2つをあわせると今回のサブタイになる。

火ノ丸相撲

 ハカセの3年。 “裏方の方が向いてるのかもな…” と思ってた矢先の例の「ぐしゃ」。おそらく多くの人にとって「あの日」になってるんでしょうね。うまいな。あの衝撃的だった展開が、劇中のみんなの転機になってる。多分。
 てか、ダチ高にしっかり女子部員できてるやないか。順調かよ。やっぱ優勝すると人も集めやすいんでしょうねぇ。
 ド級の変態力士であるハカセに対して理想的すぎる長門部屋。変わり者にも寛容。まぁ、新規の部屋なので個人個人に対してよそよりも手厚い、みたいなのはあるのかな。
 優しすぎ問題に対して “お前は優しすぎだよ駿勇” 。まぁ、あの人は八宝菜クイズとか出したがるので極端だと思いますw
 そんなハカセ、プロ入り後は女性人気を獲得。顔の善し悪しはよく分かりませんけど、病気持ちと、「20秒限定」というマンガチックな個性はそりゃ人気出るよなぁ。言われるまで考えたことなかったけど、すげぇ納得。実力と結果以外に、プロでは人気という要素も出てくるってのが新鮮ですね。テレビで特集されてそう感ハンパないw
 そして、火ノ丸くん鬼車使えない疑惑でエンド。おおっ、これは!! 『あしたのジョー』展開だ。ケガしたのと力石を殺してしまったのでは原因が真逆ですけど、トラウマによるイップス(?)とか連想しちゃうでしょ。ハカセ相手に無理して鬼車やったら光るゲロ、という展開に期待。と思ったら次回センターカラー。これは来たな……!(コネーヨ)

ハイキュー!!

 センターカラーはキツネさんチーム。ユニフォームが黒のベタ塗りになってて各人の境がなくなっちゃってるのがカッコイイ。ちょっとした合体感。双子が完全に左右対称なことで浮き世離れというか、少し神々しさみたいなノリすらあると思う。
 本編。スガさんイン。開口一番にノヤをいじる、というのがうまいですね。ズケズケと言える強み。それも自分の役割だと把握してるっぽいですよね。コートにいれる時間は短いのでプレー外でも活躍してやろう、みたいな魂胆。魂胆って表現はアレだけど。
 そんなスガピンサー。 “理想は膝を着かせる事” だけど、これは失敗。しかも、決められちゃったので2度目のサーブはなくアウト。が、第二の目標である “たとえ5秒だろうと稲荷崎をイラつかせてやる” に関しては、うまく行ったんでねぇの? 明確なイライラはありませんけど、オジロとか双子が焦る描写はハッキリとありますよね。間違いなくストレスは与えた。1点には満たないけど、結果がゼロではない、という細かいバランス。ここで都合良く点は入れさせてあげないよ、という作者の意地悪さですかねw 意地悪というか、シビアさによるリアリティーというか。
 そして、キツネのピンサー。日和って守りに行く。どっかで見たことある光景だw 直前にスガさん、そして出番がもらえない木下くんの気合いも見せてるのが効いてる。こりゃダメだwと思った矢先に、ブーイング。神の視点である読者じゃなくてもみんな気づいてるのですね。
 そんなブーイングに対してミーハーになる例の彼女w 平たく言えば、ブーイングが名物であることの説明要員なんだけど、可愛らしさ、微笑ましさで説明臭さを緩和してるのかな。「ギャーン!!」とか最高でしょ。これはミカちゃんには出来ない仕事だよなぁ。

銀魂

 最近よく扉を入れてくれるので嬉しい。何気に本作も扉が素晴らしいですよね。まぁ、屁理屈とカッコつけが超一流の作品ですからね。こういう気の利かせ方も抜群なのでしょう。
 今回の扉は、月と兎。巨大な満月をバックに……みたいな構図、大体の場合においてダサいと思うんですけど、本作の場合は別。兎だから月だよねぇ。
 本編。月と兎で死ぬほどカッコつけてからの毛根ネタ。ひどいw マミーの延命にも使っていたように、殺すためだけのアイテムじゃないんだよ、的なことなんだろうけど、くどいw そこが良い。
 んで、パピーのロックバスター。カッコいいんだけど、わざわざ神威のケツから出てるような発射にしてるのが最高。素直に撃てばいいのに、手間暇かけて下品w
 ということで、アルタナソードの贈呈式。先週書いたけど、クリプトナイトの使い道はやっぱ刀でしたね。やっぱっていうか当然なんだけど。洞爺湖どうするのか気になってたけど、二本差しか。その手があったか。そっからの神楽と新八の二本差し、というのを持ってくるのは痺れた。相変わらず言葉をこねくり回させたら強い。よくもまあ毎回のようにホイホイ出てくるよな、とマジで感心します。

青春兵器ナンバーワン

 シリアス編突入……ってギャグ漫画がよくやるよね、というメタネタだと思う。『銀魂』の直後に載ってるのも味わい深いけど、まぁ『銀魂』レベルのシリアス出来るなら文句ないし、そこらへんのギャグ漫画にはあそこまでのシリアス出来ないでしょ、という話ではある。
 意地悪な見方をすれば「うちはシリアス回出来ないのでメタ的にイジり倒します」という感じか。好意的に見ると「ギャグ漫画なんでシリアスとかやりません」という喧嘩上等。
 まぁ、ツッコミがなくシリアス展開が続くんだけど、違和感あっておかしい、というのが今回のあり方だと思います。なんだけど、ぶっちゃけシリアス的なルックがそこまで出来上がってない感は正直ある。話を陳腐にしてるのはわざとかもしれないけど。
 ぶっちゃけコンビニのくだりは「我慢できないからギャグ入れさせて」という作者の照れ隠しを感じる。もうちょっと恥ずかしげもなく突き抜けた方が好きだったかもしれない。どうでもいいけど、ジャンプが『ロボ』新連載号と妙に古いのが謎。執筆と発表の間にタイムラグがあるのは承知ですけど、さすがに古すぎでしょ。ロボット繋がり……苦しい気がする。
 エージ覚醒。 “彼は戦士と優しすぎる” みたいなくだりも含め、フリーザ戦のスーパーサイヤ人なんだと思います。これは復刻ジャンプネタだろうな。ものすごーく広い解釈をすればスーパーサイヤ人もギャグ漫画がシリアス化した成れの果てと考えられるかもしれない。

『シューダン!』

 過去編を交えたロク回。成長のキッカケとしては先日のナナセと、先週のソーシで終了なのか……と正直物足りない。まぁ、殻を破るみたいなめんどくさい話はチャチャッと処理したいんだろうけどさ。分かるけど、ちょっと淡泊な気がする。てか、ナナセの荒療治は悪化してもおかしくない、を通り越して悪化して然るべきとすら思うので、ちょっと都合良く話が転んだかなぁ。
 あとは、単純に1話を通じてロクの語りで終わってしまったのが個人的にはそんな好きくないです。天才なのにエンジョイ希望というテーマにはめちゃくちゃ興味があっただけに、これで終わりかぁ……という残念さが勝っちゃう。
 あーあと、ナナセはいいけど、ロクのサッカー人生においては、ソーシよりも大和キャプテンの方が重要だと思うので、この転機に彼が関わってこないのも残念かな。今後出てくる余地はあるからここで判断下すのは早漏かもしれないけど。

『クロスアカウント』

 扉。時代錯誤だけど、ある種のアイコンとしては生きながらえてるブルマ。まぁ、本編じゃないから好きにすればいいと思うよ。個人的には馴染みがないから短パンのが可愛いと思うけど、別に愛好家がいるのは知ってるし、そこを否定するつもりはないです。リアルでは絶滅したことで、逆に象徴としては強固なものにナル気がしますね。
 どうでもいいけど、『ドラクエ10』でもブルマ実装されたんですよねぇ。いろんな事情が重なった上での話になりますが、あれはイヤだったねぇw そもそも学園が非常に危うい存在だからねぇ……とまったく関係ないなこの話。

 本編。林間学校を振り返る掲示板を初めてホメる男子サイド。そして「いい雰囲気を邪魔すんな」とたしなめる女子サイド。どちらも友人として好意の塊のような言動をしてるんですよね。ここらへんの友人関係が広がったり、深まっていく感じは好きです。大事だと思う。さすがに全部が全部恋愛だと萎える。副産物としての友人たち、重要だと思います。
 個人的に笑ってしまうのが、イケメンに成り下がったムロツヨシw いや、注意が必要ですけど、ぶっちゃけリアルのムロツヨシもビジュアルかなりいい思いますよ。それが武器になってる部分もないといったら嘘になると思います。ただ、マンガでネタにする時に第一の特徴がイケメンってのは違和感しかないw 今回もなんかキラキラしてて笑ってしまうわ。菅田将暉菅田将暉感がまるでないのもアレだけど、まぁあの人はイケメン俳優と括られても仕方ないと思うのでおk。それよりも今回気になったのは、3人目。メガネがおるでよ。誰だお前。若手の人気俳優ってことなのかな。あまり詳しくないから分からないけど、メガネでお馴染みの俳優っっているのかしら。いや、やっぱりムロツヨシのキラキラ感やばいなw
 多分今話における最大の見せ場、見開きっぽいけど実はただの2コマ。このSNSを通じて2人の距離がゼロになる……なったように見えるハッタリ表現、とても良いと思うんですけど、ベランダで話してたら空を介して繋がるっての、前にもやってたよね。こういう絵的な演出を頑張るのは本作の美点だと思うんだけど、思ってただけにちょっと惜しい。いや、前の場面を思い出させる狙いもあったのかもな。
 まぁ、好意的な見方も正直ある。あの見開き風の場面の直前、前のページでの主体は玉ナシです。玉ナシ視点で話しかけるので、玉ナシが左向き(←)。マンガの進行方向です。ところが、例の見開き風の場面では2人の左右が逆転してる。左向きはアイドルちゃんの方になり、玉ナシは受け身である右向き(→)。要するに、あの見開き風の場面を持って2人の能動と受動、作用と反作用、アクションとリアクションの立場が逆転するワケですね。
 なので、そのままアイドルちゃん目線の話が進んでエンド。変装して会うらしいですが、服装的に男装する予感。別に「オタクだからてっきり男だと思ってたけど女だったのかよ!!」でも通用すると思いますけどね。まぁ、男装の方がケレン味が強いってのは分かる。てか、映画の撮影が終わったのは髪切っても大丈夫、ということか。なるほど、これはうまい。ヅラでも成立するからそうなるかは知らないけど。

『腹ペコのマリー』

 ギャグ的にもなりかねないほどアッサリと強敵を倒す。アッサリなんだけど、今までの体は女だから本気出せてなかった、というロジックがあるのがうまいよなぁ。もちろん、高校生がプロ相手に無双できるのはおかしくね?という話ではあるんだけど、パワーアップの理屈としては文句ないので、読んでる最中は特に違和感を抱かない。ここらへんの、うまくごまかす技量が見事だと思います。やっぱ主人公が勝つにはロジックが必要だよね。
 騎士団の上層部はジーサン。ここらへんの幹部キャラのジーサンたち、もっと見たかなったなぁ。そーいや、『べるぜバブ』の時にも最強格のジーサンとか出てきたか。こういうの好きなんだろうなぁ。オレも大好きw
 『デスノート』もしっかり読破済みなマリーアントワネットさん可愛いw 周到な復活劇、使い方としてはバッチリですよ。意外と表面的なだけの安易なマネではない。妙に凝ってる。
  “あの十戒が見せ場の一つもなく” とか、 “愛人やん” は笑った。今週の『青春』はギャグ漫画におけるシリアス問題についてでしたけど、本作はシリアス展開だろうとギャグはやめられない、という逆パターンだよなぁ。かなり特殊な作家性。
 悪役に取り込まれたヒロインが主人公の呼びかけに応じて一時的に復活して……というテンプレ展開を逆手に取ったようなラストの展開もある意味でメタだと思う。ここらへんのメタ感覚はギャグ漫画的とも言えると思う。ギャグとシリアスの境界線の上で反復横飛びする感じ、いかにもすぎる田村作品。素晴らしい。

スクールオブジャンプ

 がないのだよ。寂しくて死にそう。いきなり『磯兵衛』が出てくるので違和感しかない。クソが。

磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』

 透明人間になると人間の欲望が剥き出しになる、というのは古来より伝わる鉄板。H.G.ウェルズも言ってた。ケヴィン ベーコンもおっぱい揉んでた。宇多丸曰く、ネット上で匿名になると醜悪になることのメタファー。さすがラップもする映画評論家!!(岸本先生ネタ)
 透明になってないのに調子に乗る磯兵衛、とあまりにヤバいので見えてるけど無視する周囲の人間。うまい。不可視と無視は大違いだw
 なんだかんだでオチ要員として重宝されてる看板娘ちゃん。オナラは磯兵衛の意志のよって回避したけど、今回は自覚がないので全裸告白を敢行。ギャグ漫画だから来週になったら全てなかったことになってると思いますけど、本作は案外そうでもない。徳川埋蔵金をリアルにゲットした実績がある。これはおそらくマジで続く。

次号予告

 新連載が3つだよ。開幕を飾るのはみんな大好きO石先生。いや、伏せる意味ないんだけど。
 毎号律儀に感想書いてるとこういう時にウソをつけなくて困るんですけど、『トマトイプー』あんまりハマってないんですよねw 正直大丈夫だろうか……という不安も強い。まぁ、ギャグ漫画が戦国時代に入るのは楽しみです。『青春』が頑張ってるのが特徴的だよなぁ。
 ギャグ漫画の中で一番早く終わるのは?みたいなアンケートも思いつくけど、ワタシはそういうのはしません。ちょっと意地悪。まぁ、誰かやればいいと思うよw
 まったく名前は覚えてなかったけど、2号目の作者、過去に本誌に載せた読切が非常に好みでした。……というのをさっき調べて知りました。ならば、楽しみ。ここが一番楽しみかな。
 3つ目。これは同名読切が本誌に載った。覚えてる。アシモフロボット三原則に従ってる、という感想が我ながら見事だったと思います(ジガジサーン)。
 センターカラーは『勉強』。またかよ。かわい子ちゃん補正あるとはいえ、頻発しすぎ。まぁ、浪人先輩のカラーデビューは楽しみかな。
 ちなみに、次号は土曜。

目次

 間違い探し。印刷が悪いのか、黒のベタ塗り感がハンパなくて、間違いを探す気が正直失せます。全体が黒すぎる。
 印刷が潰れちゃって、歯の数とか無理だよ。境が見えない。ジャンプの個体差もあるんだろうけど、ワタシのは無理。面積的に印刷向きじゃない企画というのが露呈してしまった。割とワースト級にひどい。

昔のアニメで魔法のTV電話が使われるのを見て、今は凄い時代なんだな…
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

 ミウラ老師のコメントは萌え殺し的な側面が強いけど、大のガジェット好きというのも忘れてはならない。秋本御大がいなくなった今、意外すぎる継承者。

舞台観てきた!「テンポ」の説明で笑う事になると思わなかったランボルギーニ
(『ハイキュー!!』)

 事情が分からなすぎるて意味不明だけど気になるw

ニセ物のカニ、鰻、唐揚げ、ホタテうまい!!その挑戦する意気を食べるのだ。
(『ONE PIECE』)

 金持ってんだから金持ちらしい食事をするのもある意味で義務だぜ……と呆れたけど、後段で前言撤回。鰻は絶滅の問題とかあるし、唐揚げは健康促進の効果もある。ニセ物の食文化も大事だわ。

最近お絵描き好きな一歳半の娘が、なんと定規の使い方をマスターしてた。天才
(『ぼくたちは勉強ができない』)

 優勝。筒井先生の伝家の宝刀。娘かわいい、という話で終わらず親バカな筒井先生も可愛い、というオチをつけたのが非常にポイント高い。

炭水化物を制限して3か月。約6キロ痩せた。どんだけお米食ってたんだって話だ
(『シューダン!』)

 横田先生、詰めが甘い。この話だったら嫁自慢できたじゃないですか。先週の今週なので惜しい(知らんがな)。

三重県在住のアシさんと初めて会った。想像してたより2割増しでゴツかった
(『クロスアカウント』)

 2割って微妙だよw
 しかし、これはデジタル時代って感じで素晴らしいですね。ミウラ老師ファンとしては心苦しいのですが、デジタルガジェットの話題でまさかの伏兵。『こち亀』で1話作れそう、という意味ではこっちに軍配だわ。く、くそぅ……(血涙)

愛読者アンケート

 金未来杯。全部が出揃ったから判断しやすいってのもあるけど、今週はバツ。やっぱ最後ってよほどの大当たりじゃないと損だね。
 大問2。ジャンプの買い方。保護者などに買ってもらってますか。毎週お母さんに早売りジャンプを買ってもらってます……と書いておくと女子小学生アピールできるだろうか。
 ジャンプを買い始めたキッカケ。これは、友人が読んでたから、ですね。それが高校時代。遅いっしょ? 女子小学生設定どこ行ったって話なんですけど。

総括

 文字数。20kを切りました。短い。やったぜ。割と良い。
 ネタバラシをしますと、月火にのっぴきならない予定が発生したんですよね。生活リズムが大幅に乱れました。なので、月曜更新を逃すとそのまま水曜までもつれ込む危険性があった。なので、急いで書いてました。

 今週のベスト作品。正直今週は悩む。爆発的な作品が特にない。となると、当たり前に面白い、という作品が目立ってしまいます。なので、『火ノ丸相撲』。どーん。
 次点なーし。

 ベストコマ。『ヒロアカ』より、サーの未来予知。黒のベタ塗りの1コマです。絵的な文字的な情報が皆無なんだけど、あぁそういうこと……という絶望感がマックスでした。コスパ最強のコマ。
 このコーナーにまだ慣れてないんだけど、変化球的なチョイスが多すぎる嫌いはあると思うw ちょっと気をつけます。

 今週のベストキャラ。これは次点あり。

  • カセキの爺さん 『Dr.STONE
    • 結構文句なしに魅力的だったんじゃない? 一発で成功したのはご都合感あったと思うけど、ガラスという未知のワクワク素材を前にした職人、というのが最高でした。

 んで、今週のベストキャラはこちらー。

  • 浪人先輩 『ぼくたちは勉強ができない
    • ぶっちゃけロリ設定とかダダ滑りしてると思うので、前途多難だと思ったんですが、今週はいきなり良かった。
    • 具体的にいうと、古橋師匠との絡みが最高に良かった。恋愛関係をメタ的に把握する師匠の、さらにメタに行く先輩。このたった1つのマウンティングで彼女の立ち位置が確立されたと思います。新キャラと既存キャラの絡みってのはそら鉄板ですけど、うまいことハマったなぁ。そして、師匠という特殊すぎるキャラクターはこういう時にも非常に便利。


腹ペコのマリー 2 (ジャンプコミックス)

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ROBOT×LASERBEAM 2 (ジャンプコミックス)

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クロスアカウント 1 (ジャンプコミックス)

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