北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』449話の感想


 我が家のネット回線が絶賛死滅中です。

#449

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はウオミー。暖かそうな格好してる女性は良いな、と感じさせるのに充分だと思います。冬になる度に「冬服のが良いよね」って思うけど、夏になると「露出がまぶしい」とか思うので、なんでこんなにバカなんだろうと落ち込みます。

 1本目は会長の独り舞台。セリフも最小限でありながら本作らしい下ネタはしっかりある。『生徒会役員共』という作品の魅力が高純度でまとめられてる感じ。すげぇ好き。
 あと、個人的な加点としては、犬の抱き枕がめちゃくちゃ可愛い。アヘ顔じゃなくて寝顔になってるのも大きいんだろうけど、ストレートにめちゃくちゃ可愛い。それを抱いて寝る会長も可愛いし、オチでの会長の「ひゃー」顔も可愛い。ただの寝顔だと思ってた犬の顔が4コマ目ではちょっと違うようにも見える感じも素晴らしい。割とマジで本作の歴史の中でもかなりのレベルに位置する作品なのではないか……みたいな大げさなことすら考えてしまうくらいに好き。
 どうでもいいけど、会長の家の外観が結構ガッツリと見えるので貴重。

 タカ兄の「女のへのプレゼントって何がいいですかね?」で始まる2本目。これも4コマがガチガチに起承転結にハマる見事な作品だと思う。発端であるタカ兄の発言、それを受ける生徒会3人娘、いつも通りに受け答えるアリアと背景で動揺しまくる2人、いつも通り下ネタをぶっ込むアリアとツッコミ(そして真相に安堵する2人)、という4コマの構成が見事すぎるのですよ。やはり本作は4コマ漫画としてすごいレベルに到達してる気がする。
 特徴的なのはやはり、3、4コマ目における背景でセリフなくわちゃわちゃしてる会長とスズですよね。如実に動揺する姿も可愛いんですが、「仲良すぎだろw」という2人のシンクロぶりも最高です。2人の耳にはアリアの下ネタがまったく入ってない感じも面白いですね。女の子へのプレゼントで頭がいっぱいになってる感。

 「なぜかチャラ語にハマるネネ」。ナレーションでもネネ呼びだったっけ?とかどうでもいいことが気になったりして。今週の大きなトピックとして「下の名前」がありますが、下の名前がここまで定着したキャラというサンプルとして貴重ですね、ネネ。チリもそうだけど。
 チャラ語とありますが、大事なのは逆さま言葉。ザギンでシースーとかの奴ですね。そこからしっかりと下ネタに落ちていく安心感が素晴らしいと思います。「そう来たか!」と膝を打つ感じがとても心地いい。言われてみれば納得しかないオチですよね。すべてはこのオチに向けて3コマ費やされてた感。
 背景リアクション役として柳本くんが起用されてるのも特徴ですかね。この2年組の日常、という感じものすごく好きです。

 英稜ネタが2本続く。まずは高校入ってから成長したせいで服のサイズがあわない話。
 まず、冒頭2コマぶち抜きの広瀬さんのショットが素晴らしすぎますね。高身長が強調されてるのもそうだし、短くなったスカートとそれを気にしてない広瀬さんのサバサバした感じ(男らしさ)が最高と言わざるを得ないでしょうよ。広瀬さんは唯一無二の個性、魅力を放ってるよなぁ、としみじみと感じてしまいます。
 からのオチは安定のウオミー。縦に成長した広瀬さんと対照的に横に成長した森さん、というオチが見事です。見事なんですが、それよりもウオミーの「のぞみん」という呼び方が気になりすぎてしまっている件。マジか。「森ちん」は卒業か。下の名前が用意された、もしくは発表されてしばらく経ちますけど、ついに本編の中に出てきた。まぁ、桜才との絡みの時には今後も「森ちん」が継続する可能性は一応ありますけどね。とはいえ、森ノゾミか。今まで「慣れないけどどうせ本編には出てこないから慣れないままでいっかw」とか思ってたんですが、そうも行かなそうですね。まぁ、この調子で当たり前に使われてると自然と慣れていくんでしょうけど。

 再び広瀬さん。驚くことに‥‥というのも変だけど広瀬さん単独のネタ。広瀬さんのクラスメイ子が出てくるけど、あくまでもモブですね。しかし、身長差スゴイですねw
 そんな2コマ目の身長差描写はあるんですが、それだけにとどまらず、直前のネタで広瀬さんの高身長という個性を踏まえた話をやってるのが丁寧ですね。とにかく広瀬さんは背が高い、というのを徹底的に印象づけてからの広瀬さん単独ネタ。ボケキャラとしての印象はまだまだ弱い広瀬さんだけど、そんなことは一切気にならない構成になってますね。

 ナオちゃんヨシくんとカエデちゃん。のどの調子が悪いヨシくんに対して優しく接するカエデちゃんに精神的な成長を感じますね。まぁ、のどアメを渡す相手があくまでもナオちゃん、というのが細かい描写としてうまいんですがw(男はやっぱり苦手)
 そんなヨシくんのためののどアメがナオちゃんに渡される、というカエデちゃん特有のねじれ現象を踏まえてナオちゃんがオチ。これまた素晴らしいですね。カエデちゃんがナオちゃんにアメを渡したのは必然だし、それに対してナオちゃんがよからぬ誤解をする、というのも納得ですよね。避けようがなかった悲劇w
 カエデちゃんとナオちゃんはそこそこ仲良くなっていて、それはカエデちゃんの成長なんだけど、ナオちゃんはナオちゃんでボケキャラとして成長を重ねていて……という変化が感じられますね。ナオちゃんはすっかり下ネタキャラの中でもかなりの強キャラになってる気がしますw

 ラストはウオミー。ウオミーにハグされて「ひゃー」となってる会長が可愛い。今週は会長の「ひゃー」が二度も見れてお得である。
 スキンシップが激しいウオミーだけど、最近はタカくんへのスキンシップは控えめ。その理由でオチ。会長とスズが「あわわわ」言ってるのがめっちゃ可愛い。2本目のプレゼントの話もそうだけど、こういうチョロいというか、素直すぎて感情モロ出しな感じ可愛いですよね。
 そんなウオミーの発言なんですけど、ウオミーの場合はどこまで本音なのか少し考えてしまいますね。動揺するシノっちが見たいから、ってのも全然納得できてしまうし。こう言えばタカくんが意識してくれるんじゃ、みたいなパターンも全然あり得ると思いますし。何にせよ、他人のペースを乱すのウオミーの個性であり強さですね。


 ということで終わり。多分ワタシの精神的なコンディションによるところが大きいんでしょうけど、「4コマって良いよね‥‥」としみじみと感じました。シンプルな4コマの中にものすごくキレイな展開がはめ込まれてる感じがもう芸術品のようです。
 『生徒会』ファンとして衝撃だったのは断トツでウオミーの「のぞみん」呼びのネタだったと思います。広瀬さんのぶち抜き2コマの絵的な魅力もあって、マジ大好きなんですけど、今週は最初の会長の「朝チュン」が個人的には大ハマリでしたね。めちゃくちゃ面白かった‥‥