北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』568話の感想

 雨降りそうで降らなかったり、やっぱり降ったりする天気、つらい。

#568

 扉はウオミー。ただし桜才制服。か、かわいい‥‥。別に英稜より桜才の制服のが可愛いみたいな野暮なことを言うつもりはないんですが(どっちも可愛い)、「いつもと違う!」の部分にトキメキを禁じ得ない。

 前回の続き。桜才生徒会の4人が風邪で休み。英稜は翌日が創立記念日ということで「ウオミー立つ」。この会議をしてるのが前回の最後のネタと同日で、その翌日に英稜生徒会が桜才にお邪魔する、という時系列だと思う。横島先生の服装も違うし。なので最低でも2日休んでることになり、割と大変そう。まぁ、大変さにフォーカスするのがふさわしい作品とは思えないんですがw
 シノっちたちの危機に何とかせねば、と語るウオミー、3コマ目までは普通にかっこいいんだけど、4コマ目でワクワクしてる雰囲気になるので人助けもあるけど、楽しんでやがるな、みたいなニュアンスが出るのが良い。4人で行くことの特別性を見つけてしまった感。

 桜才生徒会顧問の横島先生。いつもと違うメンツにナメられないように大人としてかっこいい一面を見せる‥‥と思ったら即陥落なので可愛い。横島先生を落とすのがボケの意図がない青葉さんってのもキャラの関係性的に面白いですね。北風と太陽じゃないけど、予想外のアプローチで即落ち。横島先生に対して「こんな綺麗な人」という発想は慣れが生じた関係性ではなかなか出てきませんよね。距離感があるからこそのワンパンなのが面白いし、納得もしてしまう。
 百戦錬磨に見えて意外とホメに弱い、というのは妄想が広がる設定なのかもしれない。こないだのシモの危機の回もそうだったけど、ギャップで魅せるとこあるよね。

 いよいよ桜才コス。おそらく煽てられて気を良くした横島先生が良い格好しようと用意してあげた、ってことなんでしょう。よその生徒会がやってくること自体かなりフィクショナルなんだけど、コスプレの部分には少しだけ理屈が通る。
 からの広瀬さんの高身長ネタ。ポーズを取るウオミーと青葉さんが可愛いんですが、コスプレにワクワクしてる女子が描かれるからこそ広瀬さんの「いーなー」に説得力が生まれる。
 からの桜才コスの奥の手でオチ。たしかに桜才の女子制服着てるけど、という発想で笑った。いつもはタカくんが着てる奴なのでサイズ的にも問題ない‥‥というロジックの部分が実は伏線だった、という構成がうまい。
 開幕から3本連続で4コマ目森ヘッドツッコミなんですが、英稜が舞台の1本目だけ発声して、残りの2本は心の中に留めてるのが慣れない地にお邪魔して控えめになってる感として絶妙ですよね。いつでも切れ味鋭くツッコめばいいわけではない。

 委員会に参加。広瀬さんが当たり前のようにさくらたんで参加してる背景が笑える。そこにギョッとする部分がオチにならないのが意外。
 メインはカエデちゃん。いつもの人間が不在、外部の人間が入ることで第三者を経由した本音の評判が聞ける。からのタカくん評でオチ。面と向かってこの言葉を使ってたらちょっとタカくんにも非があると思ってしまうんですが、別の場で発言したか、どのような流れでこの話になったか、で随分印象が変わる。いわゆる切り取り方の問題ですね。

 ムツミが「太陽のバカヤロー」。こういうことを恥ずかしげもなくやれちゃうのがムツミの魅力である。ちゃんとそれに「青春ドラマか」とチリによって相対化されるのが良い。ムツミが極端なだけ。
 からのウオミー。桜才生徒会といえば!! とアリアの「空耳タイム」を代行してるので爆笑。アリアの空耳ネタ、劇中でも定番として認識されてるのが本作の中でも独特の魅力ですよね。だからこその派生が面白い。
 あと、何気にウオミーのボケにチリがツッコむ、というのも珍しくて好き。タカスズ不在の桜才に残された頼もしいツッコミ。直前のカエデちゃんはツッコミというよりはリアクションでしたね。絶句。

 生徒会室での仕事。事務ですかね。その際、森さんがタカチェアに牛乳をこぼしてしまって。桜才組が復帰した後も残ってしまう痕跡、というのが何気に初めてでそれがボケではなくガチのミスってのが面白い。ボケの意図は一切ない森さんだからこそのネタ。
 そこに畑さんが介入してオチ。普通だったら牛乳をこぼしたミスを目撃されて「黙っててください」となると思うんですが、ミスの瞬間は目撃しておらず、だからこその別の意味合い。ここらへんやっぱうまいですよね。感心してしまう。

 ラスト。初のシノっち。天草家にてお休み中。そこにウオミーから記念写真を添えた連絡が来て‥‥というオチ。これ初読時、3コマ目を見た段階ではオチのことを理解できておらず、「なんて微笑ましい光景なんだ」とか感じてたんですが、4コマ目で会長の誤解が描かれて爆笑。たしかにそう見える!!


 終わり。英稜のチーム感としてもそうだし、桜才キャラとの珍しい組み合わせも豊富で、最後に巧妙な構成の大オチがつく。大満足な回でした。
 お気に入りとしてはやっぱ最後の1本になりますかね。意外とこういうトリックみたいなことしてくるから油断ならないよなぁ。