北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『サイボーグ009 BGOOPARTS DELETE』10話の感想

チャンピオンRED 2020年 07 月号 [雑誌]
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 チャンピオンRED求めて開いてる本屋に行くのも一苦労です。
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神話復活編⑩

 いきなり004が「電撃」言うてて謎なんですが、「雷撃」の誤植。魚雷の雷ですね。漢字の形としても似てるし、1文字で見れば意味も似てる、けどこの2文字だと意味が違いすぎる……というオモシロ漢字クイズ。電撃だと0010になってしまうw
 わざわざ雷撃モードとか言うのが岡崎版の特徴ですね。よりリアルめにするためにああいう細かい名称は大事なのでしょう。そんな意味でも印象的な場面でした。まぁ、単行本では直ってるはず。

 からのヘラとご対面。リコ本人であることを確認するために003が解析。ヘラ、リコ、003という女性キャラ揃い踏み……なんですが、本作はさらにヘレナがいるから面白い。女性率が高いというか、物語の中心に女性。元々ミュートス編での最強キャラはヘラですので、そこを掘り下げると必然的にヘラ中心になるのは分かるんですが、そこへの助走としてオリジナルキャラのリコを持ってきた形。てか、元のミュートス編、打ち切りエンドじゃなかったらヘラどういう結末を迎えてたんでしょうね。ヘレンはアポロン戦で役目を終えちゃいましたし。

 いよいよバトル開始!! という引きで前回終わったんですが、まだ引っ張る。今回はバトルに向けたお膳立て。まぁ、たしかに海中だとバトルの幅が狭まっちゃうって事情はありますね。そう考えると納得のいく引っ張りというか、思い切り戦いやすそうな場所への移動(たぶん)ってのはワクワクが煽られます。
 その開幕の儀式としてアトラスがバラバラになるのが今回の見せ場。巨大ロボットの合体シーンは定番ですが、今回はその逆なので新鮮w からのストーンサークルってのも面白かったです。ちょっと原作感ありますよね。ああいう世界のオカルトみたいな題材、特に後期に多かったですし。「神々との闘い」でもモアイ像、とかいろいろ。そういう意味でありそうな感じが『009』好きの心をくすぐってくれる。

 からのリカルド。リカルドはもう退場でヘラとの一騎打ちになるかと思ってたんですが、リカルドまだ諦めてない。リベンジ宣言。リカルドのドヤ発言を支える根拠としてガイア博士という原作ネタを改めて強調してきたのが印象的です。完全オリジナルキャラだったらファン的には「まぁけどヘラのが強いよね」ってなっちゃいますが、リカルドも赤の他人ではないので侮れない。原作の掘り下げという観点から見ても無視できない存在。
 この未だにラスボスが定かではない三つ巴戦みたいな構造、面白いです。原作は『009』の中でもシンプルなバトルものだったのが特徴だったんですが、本作はそれをたっぷり時間をかけて掘り下げまくるので戦況が複雑。ヘラとリカルド、どっちが上に立とうと009たちからしたら良い迷惑なのは変わらない、というのが少しおかしいです。元々の任務としてもそうだし、リコが絡んでしまったのでより一層、どっちも敵ですね。

 んで、009たちがお引っ越ししてエンド。海中じゃないので自由が利く、とか先ほど書きましたが、ドルフィン号の加速装置の共有ってのは設定としてすごい好きなので、またあれを活かしたバトルがあるといいなぁ、とか期待してしまいます。とはいえ、やはりタイマンも見たいのも事実。001不在でのヘラ戦も気になるし、楽しみが膨らみますね。ちょっとバトルだけでもまだまだ終わらなそうな予感で、嬉しい悲鳴です。これで突然火山ドカーンで終了になったらそれはそれで面白いんですがw


 終わり。とりあえず開いてる本屋の把握は出来たので来月以降は買うのが容易になります。まぁ、6月になったら少しはマシになるというか、そろそろ本屋さんも限界だと思うので普通に買いやすくなるのではないかと期待します。
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