北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』450話の感想


 ジャンプの次に『生徒会』感想書かないとリズムが崩れる、と気づきました。

#450

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉は小山先生。やったー。常識人特有の色気があるぜー!!(よく考えると意味不明な文章)
 小山リカというフルネームが大々的に出てくるのも珍しいですね。柱の人物紹介も出てきたし。しかし、あの人物紹介、「常識人(一応)」の意味がよく分からないんだけど、どういうことなのかしら。下ネタにツッコめる=ついていける時点で少しおかしいってこと‥‥なのかな。

 1話丸ごと小山先生特集なんですが、開幕は横島先生。小山フィーバーになるための前提として、横島先生が出張。ぶっちゃけ生徒会顧問としての仕事ってないに等しいイメージ(失礼)だから誰に代役任せてもよかったんだと思う。まぁ、どこまで正式な代役なのか謎ですけどね。むしろ正式じゃない方が「必要ないけどわざわざ小山先生に頼んだ」という2人の関係性萌えとしてはオイシイ気がします。
 オチは横島先生が下ネタを言う理由がついに発覚‥‥と思ったらそれすら下ネタだったので笑った。自分で言って喜んでる横島先生、というのもひっくるめてオヤジギャグ感あると思うの。
 てか、横島先生は小山先生にも下ネタ言ってほしい、みたいな妄想をすると少しオイシイかもしれない。

 小山先生の顧問代理スタート。「飛行機はじめてで怖いんです」「飛行機乗る時は靴を脱ぐのがマナーだからな忘れんなよ」みたいな誤解が生じてて笑った。横島先生の場合はイタズラとして騙したのか、本気で言ってるのか少し判断に困るのでそこもまたおかしい。
 しかし、オチの花を差し入れする横島先生、すげぇ良いなw いい加減な大人のボケ、という良さが凝縮してる。このボケできる人なかなかいないのですげぇ好き。

 小山先生の生徒会ウォッチング。スズヘッドの変化に気づくタカ兄がイケメンすぎて驚くんだけど、それに対するスズの返しがツンデレすぎて笑った。素直に喜べないもどかしさw
 てか、スズのタカくん大好きっぷりが小山先生に一目で見抜かれてて笑う。もちろん事前の情報もあるんだろうけど、ささやかな外的変化に気づいてその真相にたどり着くという意味では美容院に気づくタカ兄と同レベルの観察力である。毎日ベッタリな関係性でもないのに気づけるのスゴイ。

 タカ兄の質問に答える小山先生。この下ネタの発生する余地が一切ない雰囲気がとても良い。なんなら小山先生エロい、とすら感じる。
 からのスズの豆知識、そして会長の下ネタ的解釈でオチ。平然と受け答えつつ下ネタで返す会長、達人っぽくて好きw
 見抜きを避ける人の「安心!!」で爆笑してしまった。謎のテンションが刺さった。細かいけど、安心する人間が逆になってるのも面白いですね。

 座席で分かる人の心理。流れ的にこの図(知識)はスズが提示したと考えていいのだろうか。だとすると、どう考えても一番オイシイ「親密」を自分が持ってることを知ってて提示したことになるので、スズの勝利宣言感ある。
 本編ではそんなギクシャクが描かれないのが面白いですね。妄想が捗るというか。嬉しいけど悔しい会長が横に座りたがる、とか見てみたいw
 スズとは逆で損な結果になったアリア‥‥と思ったらでオチ。ポジティブさというよりは、アリアとしては至って普通の発想という感じがあって最高ですね。アリアはそのくらいじゃ負けないw
 ラスト、タカ兄がいわゆる「くっ殺せ」的なことになってて笑った。今まで会長は「くっ殺せ」似合うよなーとか思うこと何度かありましたが、タカ兄も全然イケるなw 間違いなく落ちそう、というニュアンスも感じられて素晴らしいと思う。

 ラストページは連結8コマ。最後にきて怒濤の小山先生無双、という印象。小山先生百面相みたいな味わいがある。とにかく小山先生の絵的な充実がスゴイ。
 目玉はなんと言ってもフワーリ。生徒会室の窓を開けると‥‥というのは過去に何度か描かれてるのでご都合ではなく「そういうもんだから」という納得になりつつあるので面白い。とにかく、小山先生のフワーリ。歴代のフワーリの中でも珍しいロングスカートフワーリなので相当良い。前に出島さんがロングスカートはミニスカートの位置までスカートをめくるだけでエロい、みたいな話してましたが、それのフワーリへの応用ですね。ロングスカートの方が見えるようになった面積が大きい。あと、アレはどう考えてもマリリン モンローのヤーツですので、セクシーさ、大人の色気みたいな側面も強調されてる気がしますね。それも小山先生にフィットしてると思います。それと、エロさ以外に「そこまで行くのかー」という感心というか、芸術点みたいなものも生まれてるのではないか。
 しくしく泣く小山先生の後ろ姿も抱きしめたくなるし、デフォルメの顔面アップも珍しい、そしてラストの罵倒もご褒美すぎるので大充実である。てか、あんなこと言われたらタカ兄は喜んじゃうので危険だ(何が)。
 地味に、慌てる会長も可愛い。あれは生徒会の顧問代理が初日で泣かされた、という事態が生徒会としてメンツが立たないみたいな部分もあったんでしょうね。会長だけ小山先生との付き合いが長いのでそういう兼ね合いもあるんだろうけど。


 ということで終わり。ボケではない小山先生フィーチャーがどうなるのかと思ったら、最後の最後に絵的なサービス連発でした。よく考えたら小山先生がツッコミを入れてるネタって代理としての仕事が始まってからは1つもないんですよね。こういう部分も意外性あって面白いですね。ツッコミキャラをフィーチャーするので小山ツッコミ祭り‥‥とはならない。
 今週のお気に入りネタを考えたら今週はどれも傑作だったのでマジで悩んでしまった。まぁ、となるとやはり絵的な充実でラストのネタになるのかな。あのフワーリ、よくよく考えると小山先生がフワーリに対して恥ずかしがるとかのリアクションが一切描かれてないのが良いよね。一線引いてるキャラとしての個性を感じるし、大人の余裕とも言えるかもしれない。