42号といえば、『こち亀』が完結した号ですね。毎年42号になったら秋本御大が帰ってきてくれると思ってたんですが全然違いました。それとは別の事件が起きる今年の42号。
そんなジャンプ42号です。忌々しい土曜発売。この怒りは誰にぶつければ……
- 背表紙
- 表紙
- Wギャグ新連載のおしらせ
- ゲーム『ゆらぎ荘の幽奈さん 湯けむり迷宮』のおしらせ
- 『ドラクエビルダーズ2』のおしらせ
- 読者プレゼント
- 『思春期ルネサンス!ダビデ君』黒木雄心
- 『ONE PIECE』
- 『鬼滅の刃』
- 『銀魂』
- 『呪術廻戦』
- 『Dr.STONE』
- 『Apolloーアポロ-』那波歩才
- 『ブラッククローバー』
- 『僕のヒーローアカデミア』
- 『約束のネバーランド』
- 『アクタージュ act-age』
- 『ぼくたちは勉強ができない』
- 『ハイキュー!!』
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』
- 『火ノ丸相撲』
- 『食戟のソーマ』
- 『アリスと太陽』
- 『田中誠司』
- 『ジモトがジャパン』林聖二
- 次号予告
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
背表紙
2005年。青字に赤バックって前あったよね??と思ったら赤字に青バックだった。悔しい……
そんな2005年。一番のビッグニュースは『ドラえもん』の声優一新でしょうか(それかよ)。マジ衝撃でした。キャストの高齢化による交代ってのはよくあるけど、作品ごと一新ってのはかなり珍しい方法だったのではないでしょうか。てか、最終回と新番組をそれぞれやった、という方が正しいのかな。
映画。個人的なお気に入りとしては『シンシティ』です。ジェシカアルバ可愛すぎるよ。脱がないのにストリッパーとか笑えるけど、笑えないくらいエロいよ。よく漫画の実写化は原作をどこまで再現するべきなのか、みたいな話になるけど、徹底的に再現すると『シンシティ』になります。ただ、漫画みたいな映像が漫画とは別の魅力を生み出してたとも言えそうですが。
音楽的には、着うたの台頭が象徴的ですかね。iTunesの影響でダウンロードも増えたんですが、まだこの頃はダウンロードといったら着うたのが元気でした。今思うとガラパゴスすぎて噴飯ですけどね。CDの売り上げが落ちてきて、CDの売り上げだけを気にしても仕方なくなってきた時代です。
そんな中、CDでもアホみたいに売れたのが、ケツメイシ。きたー、ケツメイシの2005年。「さくら」ですよ。すべてが一変したと言ってもいいレベル。ケツメイシは「さくら」以前と「さくら」以降に分かれる。まぁ、ぶっちゃけファン的には聞き飽きた……という面もなくはないです。15周年記念でファン投票のトップ25を歌うライブやったんですけど、「さくら」は見事落選ですw それ以降アルバムのライブツアーでは「さくら」やらなくなったとか……来年またツアーあるんですけど、どうなるんでしょうね。
とりあえず「さくら」終わったので、このコーナーでのケツメイシ紹介もやめようか……と思ったけど、それじゃ「さくら」の人扱いみたいなので翌年以降も続けます。個人的にはむしろこっからの方が思い入れありますし。
ちなみに、「さくら」をもってしても出場がかなわなかった紅白。辞退説もあるし、ワタシも信じ切っていたんですが、最近メンバーがどっかで「紅白出れるもんなら出たい」みたいな発言してたのでちょっと怪しくなってきました。「辞退しなきゃよかった」の可能性もあるんですが、謎です。たぶん何も考えてないんだろうけど。
そんな紅白にm-floが出ました。ただし、featuring和田アキ子。m-floの「loves」シリーズあったよね。あの流れ。同じく2005年、武道館にも行ってます。相当すごいです。
表紙
新連載2つ。世にも珍しい同時新連載。かつダブルで表紙。ちゃんと表紙でも小便小僧がチンコ出してて偉いです。
Wギャグ新連載のおしらせ
編集長と担当が顔出しで告知漫画に出てきてます。
ギャグ漫画は箸休めとして雑誌に必要なんだ、と力説してますが、だったら『侵略』続けてくれよ。マジで。箸休め性能めちゃくちゃ高いやんけ。
ゲーム『ゆらぎ荘の幽奈さん 湯けむり迷宮』のおしらせ
dlcで千紗希ちゃんマン参戦。どう考えてもバトル要員じゃないから出番ないと思ってたんですが、フツーに参戦。こゆずフュージョンもないアニメ時空でそんなことしたらカオスすぎる気が……。まぁ、『スマブラ』にしずえが参戦する時代ですし……
てか、アニメ本編に先駆けてdlcで雲雀ちゃん参戦って可能性もなくはない? 狭霧のコンパチだから簡単に作れそうだし。まぁ、ないかw
『ドラクエビルダーズ2』のおしらせ
アラレちゃんがいるぞー!!
鳥山明それでいいのか、とか少し思っちゃいますが、ぶっちゃけ鳥山明のデザイン史においてアラレちゃんは女性キャラの最高傑作と言っても過言ではないので、全然アリだと思います。
読者プレゼント
トンネル。……トンネル?? ワタシが無知で時事ネタに気づけてないなら申し訳ないですが、トンネル??
謎すぎるんですが、ダジャレとしてはそこそこ頑張ってるのでおkです。別にうまいのはないけど、数がちゃんとしてる。
『思春期ルネサンス!ダビデ君』黒木雄心
巻頭カラー2ページ。アバンなし。
カラー扉。『ヴィーナスの誕生』ですな。読切の時にも言ったけど、顔は今風なのにポーズを完コピするだけで謎の神々しさと色っぽさが生まれるのが面白いですね。裸じゃないから髪の毛で股間隠す必要ないんですがー。
本編。ルブール高校。校庭にガラスのピラミッドあるので爆笑した。ルブール要素そこかよw あれ賛否わかれてるんだぞ。あと、マジレスすると、ダビデもヴィーナスもルーブルには所蔵されてません。雑だw
んで、ヴィーナスさん。本編でのあのポーズやってて嬉しい。……まぁ、あのポーズ以外は特にヴィーナス要素ないんで仕方ないんですが。今後の本編大丈夫??と思いますが、ヴィーナスさんフツーに可愛いの個人的には大丈夫です。ギャグ漫画の女性キャラ好きの血が騒ぐぜ。
小便小僧の登場で一気にチンコ。ダビデといったらチンコ!!という安易な発想が素晴らしいです。『ダビデ像』のチンコが隠さないといけないってのはちょっと疑問ですけどね。教科書にも載ってるだろあの粗チン。教科書がアリでジャンプがナシ。解せぬ。
代わりに小便小僧がまるだし。ジャンプのまるだしギャグ史に名を刻むのか。偉いと思います。頑張れ。
んで、ギャグ的な見せ場としては名画の再現。これ何度も言ってるけど、やっぱ『磯兵衛』の路線だよね。ジャンプのギャグ史において偉大な存在だったんだな、と再確認しました。近代のギャグ漫画史はうすた京介以前と以後で区分されると思うんですが、未来からしたら案外『磯兵衛』も近い扱いになってるかもしれませんね。
ということで、終わり。ヴィーナスさん可愛いです。読切の頃から好きでしたー!!(告白)
『ONE PIECE』
スピードさん。「スペードの間違いじゃない?」とか一瞬思いましたが、スピードか。そーいやそんな遊び方もありましたね。苦手なんで全然やってませんでした。「スピードやろうぜ!」って時は静かにして、「大貧民やろうぜ!」ってなると途端に元気になる人でした。
そんなスピードさん。人間女性の体と馬の部分が完全に分離してるのでちょっと気持ち悪い。尾田っち的に「エロいケンタウロス見せてやんよ!」という感じなんでしょうが、女体にこだわりすぎて全体として不気味な気がする。
ジャックが帰ってきてるってよ。魚人のゾオン系なんでしたっけね。ボスキャラがこういう形で再登場するの珍しいので楽しいです。一度クリアしたボスキャラがめちゃくちゃ厄介な扱いのまま帰ってくる。
ルフィとゾロ……ついでにローが同時に動く。強さ的に動き出せば安心ですね。まぁ、戦況的にややこしくなって迷惑という側面もあるんですが。
そんな負の側面。ルフィがキレてしまう。「あールフィ余計なことを」ではあるんですが、あれはキレて当然ですよね。そこまで割り切れないわ。
『鬼滅の刃』
夜明け。やったぜ勝ち確……ではなく、ねずこが危ない。そうきたか。これはやられた。うまいな。前回、明らかに開けたロケーションに移動したのが印象的だったと思いますが、開けた場所にいるというのがピンチになるか。炭治郎が雷ジャンプで単身敵に飛びかかったのも、ねずこを放置したという意味ではデメリットもあったという。なるほど。これは面白い。そんなことは1ミリも考えてなかったけど、今回言われて「たしかに!!」と納得しかない。
んで、生きてた鬼。ねずこと鬼の2択ですね。鬼を選ぶわけですが、この選択を感動的にすればするほど、オチで「生きとったんかワレェ!!」という嫌味が生じてしまうと思うんですが、今回のはちょうどいいバランスだったのかな。感動的ではありつつ、早々に切り上げてたと思います。
んで、トドメ。鬼の隠れ場所も面白かったですね。まぁ、臭いで察知するのは不可能な場所だと思いますが、小さくなる、という既存のネタを使ったアイディアだったのは好きです。ここで新能力とかされると割と萎える。
ラスト。ねずこ生きとったんかワレェ!! 猿ぐつわが外れたねずこが最初に何を喋るのか、というのが良いですね。文句なしのチョイスだったのではないか。
『銀魂』
最終回だよ(嘘)。見開きセンターカラーです。『銀魂』の扱いを考えたらちょっと扱いがショボい気もしたんですが、オチを知ったら「そういうことかw」と腑に落ちます。カラー扉の「また逢う日まで」というアオリからしてもうズルいよなw
最終回に人気投票。最後の人気投票です。どこで発表するの??と思いましたが、そういうことかw
本編。ジロチョンは今日もおいしい。今週の内容で1ページ独占とか結構すごい。神楽ファミリーと同じくらい。そう考えるとすごすぎ。
最終回あるある。走りがち。走ってる最中に主要キャラと遭遇しがち。
そんな最終回ルックを完璧に整えた上での、JASRAC申請中。伝説の最終回だw
すごいボムを仕込んできたなぁ、と思ったらもう1ネタ。さすがに『テニプリ』ネタでは終わらなかったか。偉い。
で、「俺たちの戦いはこれからだ」エンドを文字って重大発表。すげぇ、キレイに落ちたよ。歴史に残るようなトンデモネタぶち込みつつ、発表もしつつキレイに落ちた。最終回としては落ちてないけどw
本編空知コメント。というか説明会。謝罪会見? 当たり前だけど、前もって終了時期を決めないといけないんだけど、そのスケジュールをぶっちぎった形。残り5回でゴリラは当時も笑ったけど、笑うわ。
まぁ、ぶっちぎっても許されるというか「プランB用意します!」となるのが『銀魂』のすごいところで。『ZIP』がなかったらマジで本誌連載続いてたのかも……とか思ってしまうw それに、偽最終回が出来たおかげで今回みたいな壮大な遊びが出来たわけですので、結果オーライだったのかな。本当の最終回がどうなるかは知りませんが、『テニプリ』ネタは出来なかったのではないか。いや、シリアスな話を済ませた後にエピローグ的に1話用意する、みたいな形ならあり得るけど。
まぁ、とにかく、続きはGIGAで。最近なかったパターンですね。特に人気作の最終章が別冊延長戦ってのはかなり久々な気がする。パッと思いつくのは『ぬらりひょんの孫』かしら。『べるぜバブ』は最終章って感じじゃないし、『ソルキチ』は単なる移籍だし、『キルコ』は打ち切りだし、『リコピン』は腰痛。
『呪術廻戦』
扉。もしも順平が高専入ったら。アオリが「もしも」を強調してくるので軽いネタバレよねw サブタイも「もしも」なんですが、この段階じゃどういう意味か分からないですし。
……てか、サブタイ「もしも」の意味って本編的には何なのかしら。分からんかった。
本編。真人さんここでネタバラシ。もうちょっと騙してイヤな感じになるのかと思ったらもう悪意100%なのでビビった。もう切り捨てられてるのか……。
困った時のスクえもん……が助けてくれない。よく考えたらそういうヤツでした。こっちはこっちは悪意100%ぶつけてくるのでヤバイ。そんな2人の悪意に挟まれたイタドリを表す見開きが最高ですね。いや、最悪なんだけど、漫画のオモシロとしては最高と言わざるを得ない。
んで、 “ブッ殺してやる” でエンド。順平にあんなこと言ってたのに。いや、むしろ順平にあんなこと言ってたから、なんですが。
てか、次号表紙&巻頭カラーってマジかよ。盛り上がりすぎ。どんだけなの……
『Dr.STONE』
羽京ちゃんの理論武装。うわ、めっちゃ分かる。石像殺しもアウトなのは分かってるんだけど現実と向き合いたくないがための理論。無茶な理論だと自覚はしてるけど、それに頼るしかないっていう。そんな経験いくらでもあるわ……。んで、そんな羽京ちゃんだからこそ石像の復活を見たらイチコロなんですね。先週の時点でも、盛り上げ上手だから納得してたけど、今週さらに納得できる。
次のテーマは司&氷月。氷月のウソが帝国に大きなヒビを刻む。ここめっちゃ見事でしたね。司が部下に対してはめちゃくちゃ優しいという外道ながらちょっと感動しちゃうような一面を見せつつ、氷月との間の乖離を決定的に見せつける。これはやられたわ。ついでに「陽ちゃん優しくも見えるじゃんw」という意外も楽しい。どのキャラも全然方向性が違うし、キャラも違うんだけど、それぞれが意外な一面を見せて、物語がどんどん拗れていくw
大樹との再会、そして電話バレがあっての開戦でエンド。アホみたいに盛り上がってる。すごい。『銀魂』なかったら今週のベストだわ。本来なら断トツだったと思う。
『Apolloーアポロ-』那波歩才
金未来杯。4つ目。ナハ/フサイ先生らしい。すごい名前。
センターカラー。タイトルロゴが雰囲気あって好き。外注の可能性あるのかもしれないけど。これで優勝して連載化した場合、なんか変なタイトルに変えられるのかな。泣けるw
本編。結論から言うと、今回の金未来杯の優勝予想をするなら本作……になると思う。お気に入りは『恋は戦争』になるけど。まぁ、もう1本あるからこんなこと言っても早漏なんですけどね。
特殊能力の設定、理屈の部分が良かった。それなりに理屈っぽいものが用意されてるのが好きです。ぶっちゃけ「まーた21gの話かよ」とか思いましたけど、そっから丁寧に広げていったと思います。好き。こういうハッタリ科学みたいな話好きなんですよね。『呪術』は作品としては大好きなんだけど、この理屈の部分が『HUNTER×HUNTER』からの引用が露骨すぎて少し嫌い。唯一と言っていいくらいだけど、そこのオリジナリティーのなさはショックでした。その点、本作は頑張ってる。偉いぞ。好き。
良かったところと、それ故に良くなかったところ。笛を使ったバトルがかっこいい。かっこいいのにクライマックスでは笛が剣になっちゃってマジ残念。ホントね、剣は罪だよ。何でもすぐ剣にしやがる。『田中』でもかなりガッカリしましたけど、本作もそれに近い。
気の利いたセリフ回しドヤァァァァ!!がウザい……ってのは正直ある。少なからずある。あるが、一応英語圏の話なのでセリフを翻訳調にあえてしてる、と考えれば我慢できるかもしれない。
ラスト。チケットの日付がジャンプの発売日になっててオシャレってのをやりたいんだろうけど、9/15は来週だよヤダナーw とスマホ開いてみたら、ジャンプの発売日マジで9/15でした。えっ、もう9月になって半月も経ったの?? なにそれつらい……耐えられない……。
ということで終わり。最後関係ない話でごめん。本作で一番心が動かされたのアレだったので。とにかく、面白かったと思います。優勝予想に挙げたい。本作か1本目の2択になるんじゃないかなぁ。その2つならワタシは本作を推したい。
関係ないけど、人体から出る何かを利用してエネルギーにするってのは『マトリックス』思い出した。人間電池!!
『ブラッククローバー』
守備をいくら固めても攻撃的空間魔法の前では無意味、というのが絵で納得させられる感じが良いですね。てか、この空間魔法でえぐり取る、というアクション、めちゃくちゃ漫画という表現にハマってると思うんですよ。実際はちょっと違うけど、既存の絵に黒のベタ塗りをしちゃえば成立するわけですから。そんな無茶苦茶な話はない。
んで、白い空間魔法で現場に急行。そこに現れた救援はカマキリの人。久々に名前聞いたけど、元ネタをいじる気が皆無なネーミング笑う。
とにかく切り裂き魔法。ちょっと空間魔法でえぐるのと似た感じあるのかな。何でも斬る、何でもえぐる。
そんな何でも斬る、の理屈が「対象物にあわせて刃の性質を変える」という意外と理性的というか、結構なインテリが必要とされそうな魔法なので楽しい。意外でしたね。まぁ、あの性質の変化を頭でやってるのか、魔法で自動なのかは知りませんが、「何でも斬れる」の理屈が理屈っぽいのでステキ。
『僕のヒーローアカデミア』
心操くん、モノマネにめっちゃ気に入られてる。あーこれコピーとして活用するパターンだ。性格悪い人があの能力使うとどうなってしまうのか恐ろしい。もちろんボイスチェンジャーがないから心操くんほど便利ではないんだろうけど、にしても強力だよなぁ。
んで、第二試合。B組のダジャレネームぶりがひどい。能力と名前考えるのめんどくさくなったんじゃないかと心配になってくるレベル。もしくは、こんなメインに出す予定じゃなかった、とか。拳藤さんとか人気あるの分かるし、待望の出番なんだろうけど、この並びだと「フツーねぇ……」みたいな変なことになってる気がする。他の3人のやっつけ感がすごいよ。
ただ、黒色くん、名前は腰砕けになるほどの出オチですけど、常闇くんとの組み合わせの妙で結構楽しい。黒ベタな感じとか吹き出しの彼との相性もちょっと楽しみになってきますし。
『約束のネバーランド』
謎解きの答えが割とそのまんまでちょっとガッカリもなくはない。何というか、あの謎が提示された段階で、超頭のいい読者なら解けるような謎だと思ってたんですよね。現地にそのまんまのものがあるとか無理だわ。
いや、ああいうのも『ダヴィンチコード』的な謎解きでワクワク感あるのも分かるんですよ。分かるけど、本作に出てくるの全部フィクションじゃん、っていう。まぁ、果たして実在する必要はあるのか……とか考え出すとまたアレなんですけどね。ぶっちゃけ自分で調べたりしないから関係ないようなw
んで、謎解きとかで進めるのかと思ったら、殺処分の危機。直接殺しに来るのが人間、ってのが新鮮ですね。まぁ、現状、人間だから鬼よりも怖いって部分は特にないんですけど。パッと見の印象として。
『アクタージュ act-age』
監督のジジイが働く。労いの屋形船かと思いきや、役作りに生かせよ、という。まぁ、あんな景色見ただけでどうこうしろってのもひどい話だと思いますが。ハッタリとしては分かる。あと、死に向かってるジジイ、というのが改めて強調されたのも大事ですね。
本作のフィクションレベル的に、飲み会の席でのアルハラ、セクハラはちょっと笑えなかった。てか、フツーに引く。まだヨナギが被害者ならいいんだけど(よくない)、ウルトラ仮面は酒のトラブルにめちゃくちゃ敏感な人種でしょ。どう考えてもジャニーズとかも連想するようなキャラクターなんだから。特に今年はその手のスキャンダル多いですし。それをギャグにして笑え、とかねぇわ。信じられん。
『ぼくたちは勉強ができない』
マッサージじゃないよ、手もみだよ!!のくだり、やたら強調されてて気になったけど、無資格の場合「マッサージ」って名乗っちゃいけないのね。目から鱗……社会勉強になったわ……。てか、今世間にはびこってる手もみのお店ってそういうことなのか。マジか。ちょっと目眩がしそうなくらいの衝撃を受けてる。そんなに欺瞞にまみれた世界だったの……
とにかく「手もみ」だから素人の参加もおk。なんか知らんけど、元々うまかったんだって。そいつぁすげぇや(無)。
ドアの向こうから「イヤン気持ちいいもっと激しく」みたいな嬌声が聴こえてドアを開けたら「マッサージしてたんかーい」という定型、好きですけど、嬌声の部分をメインにするのは……ねぇ。スキジャナイデース。下品。そんなんするなら直接おっぱい揉むなり何でもすればいいよ。
「足ツボきかない体質なんですよー(フリ)」の部分もさ、常識的に考えたら痛い話になるじゃないですか。「あれっ痛いんですか?」「痛くねぇよ(ガマン)」「じゃあもう少し強くしますね」じゃん。なんであの流れでエロいことになるの。謎い。
ラスト。良かった。 “でも知らなかったなー 成幸にもドSなイチメンがあるとは” と言ってるうるか嬢がサディスティック。あんたのドSなイチメンが現れちゃってるよ。古橋が毒舌キャラから師匠キャラに進化したみたいに、うるか嬢にもドSキャラ……は誤解があるけど、こういう唯我に対する冷笑キャラみたいなの定着してほしい。面白かった。うるか嬢はガチアスリートだからああいうマッサージされなれてるから耐性がある、と考えれば理屈も通ります。……通るのか??
『ハイキュー!!』
今日もあかねちんが可愛い。ぐぬぬ顔を下から映したショットがお気に入りです。
クロネコの統率スキルについて。ギャグっぽい雰囲気を出しつつリエーフをコントロールするとこ面白かったですね。ツッコミ込みであの空気が完成してるんですが、適切なツッコミが来ることも想定済みなのかな。
んで、コミュ障時代。コミュ障はコミュ障だけど、バレー以外のコミュニケーション言語を持っていないだけ、のようにも見えますね。バレーのことになると饒舌。
そこで偶然出会ったボスネコ。監督。あそこでスイッチが入ったというか、猫又遺伝子を注入された感じですかね。具体的な指導を受けた、とかじゃなくてあくまでも精神性というのが面白いです。リアルというか、都合よすぎない。
こっちはこっちでコミュ障のケンマの相手をするうちに人を操るスキルや求心力を自然を備えていった、という感じも腑に落ちます。「参謀」のくだりは笑った。サッカーはフォワードよりミッドフィルダーだぜ、みたいな。ボランチでもアンカーでも何でもいいんですがw
『ゆらぎ荘の幽奈さん』
扉。突拍子もないサギヒバのお風呂タイム。本編関係ないお色気かと思ったら、ちゃんと意味ありましたねw 百合的なサービスではなく、充電でした。里の子たちですね。名前は忘れた。雲雀ちゃんは受け入れてるのに狭霧は驚いてるのも対照的で楽しいです。狭霧、女の子同士でもダメなのかw
本編。コガラシくんが現地集合できた理由。すごい、既出のキャラ使ってきた。まさかのイケオジ展開である。歓喜。
ただ、前回の説明会をかなり把握してた件についてはスルー。これは早めに到着したけど隠れてたパターンかしら。『ドラゴンボール 神と神』でそんなネタありましたね。クリリンの「はやくきてくれーっ」に対するセルフパロディーというか。
まぁ、一応ワンパンで助けられる確信があったのなら、あそこで説明を聞いてから突入するのも合理的ではあると思います。敵がベラベラ説明してくれるのはラッキーな話ですし。
そんな敵がベラベラ話し出す件についても「踏ん切りつかなかったんじゃないの?」と理屈を付けてくるのでビビった。そこまで丁寧にならなくてもいいのにw
最高だったのは、コガラシくんと幽奈さんのお決まりのエロハプニングにも物語的な意味を持たせた点。「娘だと思ってないなら不愉快じゃないよね?」とかスゴイ。コガラシくん本人が言うのはちょっと笑えますが。こないだアニメでやってたけど、黒龍神に対して「幽奈とは毎晩あんなことやこんなことを……」を煽って時間稼ぎしてたけど、ちょっとそれと似てる。読者がお決まりとして認識してることにお決まり以上の意味を持たせる。
んで、バトル。コガラシくんは強くても術には弱いので、術に強い師匠が服を授ける、服を無効化できるのは幽奈さんなので幽奈さんを操る……とジャンケン的に展開していくのが面白いですね。その中に、師匠が弟子に服を与える、というめちゃくちゃ感動的なネタをぶっ込んでくる始末。
んで、スカウター破壊、というお決まりの展開も入れつつ、現状の戦闘力で負けるなら『ドラゴンボール』だったらどうしますか??ということで、フュージョン。ゲキアツ。いや、さすがにこれは予想ついたけど。てか、幽奈さんがビジュアルとして残るからフュージョンという例えが正確かも怪しいんだけど。
師匠がコガラシくんに協力するくだり、師匠が幽奈さんを助けるくだり、そしてコガラシくんと幽奈さんの合体(憑依)。今回特に感動的だったこの3つに共通するのは「服」でして。今までコガラシくんが紳士だというのは死ぬほど繰り返されてきたネタですが、その中でもコガラシくんの紳士性を象徴する行為は「服を着せる」ことだと思うんですよ。裸の女性に自らの服を与えることが出来る。アンパンマンが自分の顔を与えるのと同じ。ヒーローとしての素質。ワタシがこないだ偶然読んだだけなんですけど、夢咲先生の回で、能力が暴走してコガラシくんにチャームがかかってしまい色情魔になったコガラシくんが夢咲先生を襲うかと思ったら、サキュバスモードで裸同然の夢咲先生に自らの学ランを与える。理性が吹き飛んだ状態でも最後に残った、コガラシくんという人格の最も根源なのでしょう。コガラシくんがコガラシくんたる所以。そんなコガラシくんが逆に女性に服を与えられるんですよ。こんなに感動的なことはないですパワーアップ展開としてこんなにアガることはない。
『火ノ丸相撲』
久世くんネタがどう繋がるのかと思ったら、狩谷くん。や、やられたー! これはうまい。まだ高校時代の経験を生かしてくるか。うまいなチクショウ。てか、狩谷くん、大学でも相撲部なのね。マネージャーだけど。
力水。相撲ネタの紹介をかねてしっかり団体戦としての意味を持たせたのが面白かったですね。「高校時代の友達もいいけど大相撲入ってからの知り合いも大事だよ!」というバランス取りにもなってたと思いますし。
『食戟のソーマ』
掲載順マジック!! 『火ノ丸相撲』のサブタイが本編の最後に提示されるパターンで「反撃の狼煙」。そして『食戟』は本編の頭にサブタイが出て「狼煙を上げろ」。狼煙どんだけ好きなんw
本編。 “コンセント抜きやがったのお前だろ!?” のケンカ、海の家じゃなくても起こりそうな話なので笑った。「ケータイ充電してたのにー!!」とかめちゃくちゃあるw
イメージに竜胆先輩が出てきたのでワタシは満足です。モブ生徒の彼、ありがとう。彼がケンカ売ってくれたおかげや。
んで、最終日スタート。よく分かんないけど、料理行程をパフォーマンスとして見せる感じなのかしら。前にも似たネタあった気がするから違う?
『アリスと太陽』
デジタルネイチャー世代の作曲事情。ケータイの着メロ作成がスタートなのは面白かったですね。「たまたま親が機材持ってた」でスタートするとドン引きですw
とにかく太陽オリジン。ありそうでなかった太陽の方の話。アリスより太陽の方が重要だったんや!! 主人公だから当たり前っちゃ当たり前ですが。
んで、いけ好かない業界人がスカウトにやってくる。名前サバトで笑った。めっちゃ怖そうw
めっちゃ悪い印象が強いんですが、よく考えると特別外道なことは言ってないですね。とにかく印象が悪いってだけ。これは演出としてうまいってことなんじゃないかしら。もちろん読者が「こうなるんだろう」と勝手に予想してしまうバイアスもあるんですが。
特に “スノハラさんはどう思いますか?” が最高ですね。読者的には「スノハラだったんだ」って感じですけど、これは序盤の太陽のセリフ、 “「アリスと太陽」なんだけど… 知ってても僕の苗字だけか…” に繋がってくる。
『田中誠司』
最強くんの武器が点滴のアレで感動した。こういう遊びをしっかりやってくれるのは本作の美点。名刺を剣にするのは嫌いだけど、これは良い。まぁ、 “点…滴の!?” というリアクションはそのまんますぎて笑った。
んで、最強くん相手に根性比べ。何かと思ったら「さようならドラえもん」ですね。『ドラえもん』好きだなぁ。。君を倒さないとタナえもんが安心して未来に帰れないんだ!!(帰りません)
『ジモトがジャパン』林聖二
新連載。巻末カラー。センターカラーのノリで見ると「カラー3ページとか破格!!」と驚きますが、新連載の巻頭カラーと同じ扱いなのでフツーです。強いて言えばカラー裏で特別企画があるのがオイシイ。閉じ込み付録っていうから何かと思ったらめっちゃショボかったw
ただ、投稿コーナーがあるのには歓喜。地元ネタ送ってね、だって。これは……北区ネタ送るべき?? ハガキが手元にないんだけど。メールならもう既に送ってた。まぁ、ただ、始まってしばらくは東京都ネタは避けるんじゃないかな。市区町村まで細かくするっぽいけど、いきなり東京ネタはややこしいと思います。様子見。
例として作者の地元ネタが載ってるんですが、「山口県下松市」。シモマツじゃなくてクダマツって読むそうですよ。ツイッターで見ました。初回でミス。作者かわいそうだなぁw(目次コメント楽しみ)
レペゼン文化じゃないけど、こういうご当地ネタは好きなので、割とマジで楽しみです。うしろシティのラジオが大体こんな感じである。ギャグにするため意地悪な解釈もするけど、地元民がやってるからそんなに嫌味がない、ってのが魅力だと思います。本作も頑張れ。いつか北区ネタが出るまで連載続いてくれ。
世にも珍しい巻末カラー……ですが実はそんなに珍しくなくて、『BORUTO』が最近やってますね。
本編。上京民にやたら詰め寄ってくる変人。 “九州決め打ちで聞いてくるゥゥー!!” は笑った。地元を聞くだけでこんだけ遊べるのすごいw
んで、特殊拳法。ツッコミ役かと思った主人公も強さを求めててそれなりに変人でした。まぁ、話が早くて助かりますね。自らの足で部室入っちゃったくだりは笑いました。
今日の的は世田谷区。ほら、こういう時に東京もんはこういう扱いなんだよ。そして、北区民は劣等感あってもこういう田舎ネタには入れてもらえないんですよ。分かるか、この中途半端感じ。そら立地的な都合でおいしい思いはしてますけど、東京感がないんだよ。自覚が足りない。池袋は埼玉とかふざけえたこと言う人いますけど(どこまで本気か知らんが)、じゃあオレも埼玉だわ。風が語りかけます。
まぁ、埼玉は埼玉で田舎感なくてそれはそれで悩みなんでしょうね。言い出したらキリないですね。こういうの。ぶっちゃけ田舎とかでも巨大ショッピングモールが近くにあったらパワーバランス逆転しますし。
本題。今週は山形ネタ。花笠音頭でした。有名なやつだ!! なんつーの、「山形といえば?」と聞かれて答えられる自信はちょっとないけど、「花笠音頭って知ってる?」と聞かれたら絶対知ってる……みたいなバランスが絶妙で笑ってしまった。ツッコミ役なのに思わず “懐い!!!” とリアクションしちゃうのも良い。地元ネタの前ではツッコミの立場など無意味。
山形の宝、冨樫。来週だったらよかったですね。惜しいw ただ、出身有名人までやり出すとネタに困ることなさそうでいいですね。
終わり。思ってたより楽しかったです。『ダビデ君』よりこっち派かも。いつか北区ネタもお願いします。赤羽がディープな町みたいな扱いもう飽きたんや。遠回しに辺境の地扱いの人も多いし。
次号予告
『呪術』が表紙&巻頭カラー。
んで、『HUNTER×HUNTER』が再開。予告に使われるカットがゴンじゃなくてクラピカになりましたね。正しいと思います。ゴンは時代錯誤すぎる。
「冨樫めっちゃ働いてる(麻痺)」みたいなネタありますけど、フツーに働いてると思う。冨樫は笑えて葦原は笑えない、みたいな線引きもアレだと思うので「冨樫働け」ネタも期限切れなのかな。いや、葦原も笑うならいいんですけど、それはそれで何かを疑っちゃいますよ。
当然新連載組が2話目でセンターカラー。ただ、『ジモト』は巻末カラーではなくセンターカラーと書いてあるので意外。あれ、巻末固定じゃないの?
地味に驚きなのが、『BORUTO』。大増41ページとしか書いてない。カラーじゃないのか。『BORUTO』がカラー逃すのはおそらく2度目かな。
ちなみに、この予告ページ、『呪術』の「領域展開」にかけたダジャレになってるんですが、火山の人が “来週も土曜日発売!! いつまでも祝日が完結しない!!” と言ってて爆笑しました。
目次
読者コメント。おそらくだけど、似顔絵欄に描いてるのベル坊だよね?? やべぇ、不意打ちで感動してしまった。やっぱベル坊だよな。小便小僧とか邪道(ウソダヨ)。
作家コメントは『銀魂』ありがとう祭りなんですが、内容から察するに、おそらく続くこと知らないんじゃないかしら。……と思ったらミウラ老師!!!
『だんでらいおん』の時からずっと憧れでした…!空知先生お疲れ様でした!!
(『アリスと太陽』)
田畠、凸ノ、アウトー。ちょっと突っ込んだコメントしようとすると他人と被る、という悲劇。
出水、古舘、アウトー。ちょっとこのネタ被りは意外でした。結構捻ったコメントだと思うんですけどね。ダメなのかw
ありそうでなかったネタとしては、好きなキャラ。まさかの1人でした。
そして、「本誌連載」という訳知り風のコメント。たまたまミウラ老師がコメント書くの遅くて知ったのか、箝口令が出てたのにミウラ老師の天然が炸裂したのか。
「一先ず」ってのが事情知ってそうな感じありますけど、次回作という意味もあり得るので判断が難しいです。
愛読者アンケート
新連載2つと読切について。
新連載の方は、何ページ目の何コマ目が良かったと細かく聞いてきます。ギャグ漫画だとたまにあるけど、何なんでしょうね。面白かったギャグってことなんだろうけど、別にギャグ漫画じゃなくても好きなシーン聞いたっていいと思うんですが。
総括
月曜発売の時に火曜に更新できてたのに、土曜発売の月曜。遅れましたね。まぁ、生活のリズムが違うから難しいんですよ。
はい、今号のベスト作品。まぁ、『銀魂』でしょう。そりゃそうでしょう。
次点は『dr.stone』、新連載、新連載、読切かな。
今週のベストコマ。『呪術』のゲラゲラ見開き。最高に意地悪で最悪でしたね。つまり最高。
最後に、今週のベストキャラ決めて終わります。こちらー。
- ヴィーナスさん 『思春期ルネサンス!ダビデ君』
- やっぱりヴィーナスさんは可愛い……というか、あの顔でもあのポーズ取るだけでヴィーナスになるから謎の感動がある。
- 逆に言うと、次回以降ヴィーナスさんがアイデンティティークライシスに陥らないかめちゃくちゃ気になりますw
- 作者: 松下竜一
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/08/14
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 出版社/メーカー: レアルインターナショナル株式会社
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
figma テーブル美術館 ダビデ像 ノンスケール ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
- 出版社/メーカー: フリーイング
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 出版社/メーカー: ラッシュジャパン
- メディア: その他
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (8件) を見る