北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2018年44号の感想

 この記事終わったらアニメ『ゆらぎ荘』最終回みます。

 では、44号です。アニメ『火ノ丸相撲』はしばらくは観ると思います。

背表紙

 2007年。黄バックに赤文字。これも前あったよね??と思ったんですけど、間違い探しレベルに変えてくる。もう毎年変えるルールが謎に思えてくるというか、そもそものフォント新しくしないとつらい。「まぁ来年の担当俺じゃないし」って感じで毎年ごまかしてる感ある。いや、知らんし、違うだろうけど。
 2007年とはどんな年。どこを切り取るかは人それぞれですけど、iPhoneの発売はかなり歴史の転換なんじゃないですかね。あの日を境が世界が一変した、という感じはないけど(そういうのは911とかになっちゃう)、あそこから世界が徐々に、確実に変わって気づけば元の生活が想像できないレベル、みたいな。まさかこんなに流行るとはねぇ。iPhone所持したことないんですけど。
 映画。売上げにおいて邦画が洋画を上回りました。イヤな流れになっちゃいましたね。これもiPhoneせいや!!(チガウヨ)
 そんな2007年の映画。『300』が好きかな。『シンシティ』の数年後に『300』ってのが面白くて、原作大好きの監督がビジュアル再現に情熱を燃やした結果、独自の魅力が生まれた作品だと思います。大好き。面白いことに『シンシティ』も『300』も続編が作られたんですが、どちらもパッとしなかったですね。本家なはずなんだけどパチモン感というか。まぁ、どちらの続編においてもエヴァグリーンは最高です。エヴァグリーンがいるだけで満足。
 日本映画。『それでもボクはやってない』『東京タワー』が有名ですね。前者が賞を総なめしたんだけど、日本アカデミー賞では後者が圧勝。受賞した樹木希林が不満たらたら……というエピソードが最高に面白いです。
 音楽、かつ誕生年の話題。初音ミクですね。初音ミクは今年で11歳らしい。初音ミクはブランド的に今も有名ではあると思いますが、意外とボーカロイドは落ち着きつつあるかもしれませんね。なんかそれ以外にいろいろ出来て、いろいろ流行ってますし。ボーカロイドの約10年後にVチューバーって進歩してるんかよく分かんなくて面白いです。過渡期でゴチャゴチャしてるんでしょうね。
 日本のヒップホップ。RHYMESTERとSOUL'd OUTが武道館。日本が誇るダサジャケットの二大巨塔ですねw 今年はDA PUMPのダサジャケットも大いに流行りましたが、やはりダサジャケットと言えばこの2組が強いでしょう。
 あと、『リンカーン』のコーナーにD.O.が出て人気になりましたね。「ディスる」が一般語になったのはD.O.の影響が大きいと思います。後に逮捕。からの今年また逮捕です。
 個人的な趣味として、2007年のケツメイシ。シングル「また君に会える」がフツーにヒットしました。蛯原友里の日焼け止めのCMソングになり、エビちゃんブームと一体化。エビちゃんがTVに出る度にケツメイシがかかりました。ありがてぇ。ただ、個人的にはそのカップリングの「サマーデイズ」が大好きです。ケツメイシの夏曲の中で一番好き。夏は嫌いだけど「サマーデイズ」は大好き。
 もういっちょケツメイシ。アルバム『ケツノポリス5』が発売されました。収録曲としては、ファンの間では「ライフイズビューティフル」が超有名で、おそらく人気投票したらシングル曲をさしおいて上位に食い込むでしょう。ただ、私としては「夢の中」が好きです。

表紙

 『火ノ丸相撲』。tvアニメ放送直前ともなるとさすがに表紙もらえます。『ゆらぎ荘』でももらえるレベル。「○周年」で表紙逃したり、巻頭カラーなのに表紙逃したりした仲間ということで『火ノ丸相撲』は他人とは思えません。アニメ『ゆらぎ荘』が終わったら『火ノ丸相撲』があります。肌色アニメという繋がりがあります。レイナ様も脱ごう!!(チゲーヨ)
 そんな表紙。アニメへの意識はほぼゼロ。連載仕様です。メンツとしては天王寺くんが入ったのが意外だったかな。

tvアニメ『ONE PIECE』のおしらせ

 10月からオープニング曲をV6が担当するそうです。電子版の人、黒塗りになってるー??(最近徐々に緩和の方向に動いてるからネタにできるかわからない)
 2018年はTOKIOがあんなことになった年ですからね、メンバーを変えるとも欠けることもなく続けてきたV6の偉大さが身にしみる年だったと思います。V6はすごいぞ。

tvアニメ『火ノ丸相撲』のおしらせ

 火ノ丸くん大関くん役の声優2人の対談。まさか副詞くんの対談をジャンプで読むとはなぁ。すごい。
 そんな副詞くん、アニメオリジナルの猫の声も担当してるそうで、妙な興味わきましたw

ジャンプコミックスのおしらせ

 10月発売の新刊。表紙が見れるんですが、『ゆらぎ荘』は白タイツの雲雀ちゃん。ゲキアツ。雲雀ちゃん告白編は『ゆらぎ荘』史上最も好きなエピソードだと思います。白いだけで泣けるよ。

最強ジャンプのおしらせ

 付録コミックスに『食戟のサンジ』が収録されるそうです。フツーに良く出来た作品だから嬉しいんですが、『ONE PIECE』か『食戟』の単行本には収録されない感じなのかしら。それはイヤだなぁ。何らかの形で、雑誌じゃなくて単行本に載ってほしい。せっかくの『ONE PIECE』正史なんですし。

tvアニメ『ヒロアカ』のおしらせ

 3期が終わって4期決定だそうです。良かったですね。
 4期の目玉はオバホ……となってますが、常識的に考えてエリちゃんですね。最重要キャラだと思います。

読者プレゼント

 私くらいになるとページ全体をパッと見た瞬間に「ん? 今日のモデルは何か違うぞ?」と気づけるんですが、今週はすごい! まさかの、山川ひなの!!!
 スク女ですね。かつてあった読者投稿ページ「スクールオブジャンプ」でお馴染みの。先日校長のツイッターで一緒に写ってる写真見て感動してたんですが(ひなのんの舞台だったそうです)、まさかまさかのジャンプ凱旋。泣ける。誰が気を利かせたのか知らないけど、高野編集でしょうか。まだ読者プレゼントページ担当してるか知らないんですが、嬉しいですねぇ。めちゃくちゃ良い話じゃないですか。マジ泣ける。
 ひなのん担当回なんですが、別にスク女ネタとかではないんですね。ひょっとしたら、ある程度決まってたところに急遽モデルだけぶっ込んだ、とかなのかしら。
 冷静に考えたら、ダジャレとかは相当ひどいですよ。かなりひどいと思うんですが、モデルがモデルなのでおじさんニッコニコです。元気そうで何より……

火ノ丸相撲』ポスター

 火ノ丸くんとレイナ様のスキャンダルを写真週刊誌風に……なんですが、この「写真週刊誌風」がすごい。かなりの本気。ページ構成もそうなんですが、感心しきりなのは記事の文章ですよ。めちゃくちゃそれっぽい。フライデーとかフラッシュとかそういう雰囲気すごい。やっぱジャンプでも出版社勤務だとこういう文章書けるようになるもんなんですね。実際は本物よりも少しギャグっぽくもなってるんですが、文章の謎のテンション、謎の下品さ、みたいなのがめちゃくちゃ凝ってる。誰が書いたんだろう、これ。やっぱ担当かな。すごい仕事だ。
 写真の部分は川田先生描き下ろしで、巻頭カラー3ページとは別の描き下ろしでめちゃくちゃ豪華なんですが、ぶっちゃけそれよりも文章のが面白いでしょ。これは予想外だわ。
 まぁ、つまんないマジレスをすると、火ノ丸くんの現状じゃ素人と付き合ったくらいじゃこんな大きな記事にはなりませんよ。分かってるけど、面白いからいいじゃないか。
 あっ、てか、よく考えたらアニメスタート時の紙面状の扱いは『ゆらぎ荘』より恵まれてるんですね。なんだよ、仲間だと思ってたのに。敵じゃねぇか。

火ノ丸相撲

 巻頭カラー。アバン1ページ、見開きで2ページ。特別企画もあるのにアバンあって偉い。めちゃくちゃシンプルですけどね。
 んで、見開き扉。アニメ記念ということで、どうしても高校編の火ノ丸くんを出さなくちゃいけない、というのが本作の難しいところですな。この手のイラスト、そこそこの数見てきたので「もういいんじゃないかな?」という気もします。無理なのも分かりますけどね。大相撲編までアニメが続けばいいんですが……何期までいけばいいんだろうか。3期? 4期? 近い時期に始まった『ヒロアカ』が4期決定で騒いでますからね、そのくらい行かないといけない。だとしたら映画化もついてくるじゃんw

 本編。久世くん回。アニメ開始時期だってのに火ノ丸くん除け者で笑った。『ゆらぎ荘』はそういう計算もしっかりしてたぞ……(続き物じゃないから同じに出来ないけど)
 大和国部屋に狩谷くん。旧友との再会もギクシャクしてる感じ、本人以外からはニコニコで招かれてる感がすごく良い。
 みんなの前ではムスッとするだけだったのに、2人きりになると本音を吐露する久世くんが可愛い!! やべぇ、久世くん萌えとかまったく予期してなかったぜ……。泣き出すまで思い詰めてたとか、こんなんずるい。
 とにかく、集中力に欠いて唐揚げメガネエプロンに瞬殺される久世くん。これは数珠丸に負けた時の火ノ丸くんの再現ですね。スランプとして同じ道をたどってる。高校編のボスキャラとしては天王寺くんに一歩も二歩も劣ってるのが現状ですけど、ここにきて主人公の分身できたか。これはうまいな。いくら不調でも、というか不調なら不調なほど逆に期待してしまうパターン。

鬼滅の刃

 『ONE PIECE』より前はすごい。そんな人気だったか。今の本編が盛り上がってるのは分かるが。
 本編。 “人間に戻りかけてるのか鬼として進化してるのか” 言うててビックリ。全然考えてなかった……。言われてみればそうですね。安易に喜んでもいられないのか。無惨さんがウキウキで狙ってくるのがデメリットで、他はメリットしかないと思ってたけど、案外そうでもない。まぁ、よく考えたら目とかキバが鬼なので当たり前か。むしろ可愛い、とか考えるのは勝手w
 復活ねずこと善子ちゃん。善子ちゃんは無邪気に何も考えずに喜べるから良い。そして、先に来て遊んでたイノヘッドも良い。オウムで遊ぶのと同レベルですよね。人間相手にやめろw
 てか、ねずこ、言葉覚えたてなだけでなく、知性もまだまだな感じなのかな。元のねずこに近づくよう誘導するのか、別ルートを考えるのか気になる。というか、炭治郎の立場だったら悩む。
 アザ。ロジカルに発動できるらしい。コツさえ掴めばいつでもスーパーサイヤ人になれる、みたいな話ですね。なんか「とりあえずパワーアップ」みたいな扱いになりそうな予感するし。

ONE PIECE

  “海賊が「いい事」しやがって” 。海賊のいい事問題は『ONE PIECE』だとよく言われる話題で、最近は作中でも言及されることが多くなったきます。まぁ、大体結論出てるので、別に面白いテーマってわけでもないんですが。とりあえず直後に “強奪しましたよね?” とツッコミが入るので笑った。
 ろくろ首の先生が可愛い。舌が二股なのでヘビってことかしら。首だけ伸びる理屈は分かりませんが。
 そんな先生の授業。体制が都合のいいように情報を操作するってのは『ONE PIECE』だとマジ頻出ですね。それだけ重要なことというか、「勝てば官軍」の超悪い面みたいなことなんだろうけど、ちょっと飽きてきたかも。ジェルマのくだりでもやってたからなぁ。毎章出てきそうな勢い。
 んで、おでん城跡。雰囲気あって良い。そこをアジトにするのも最高です。
 オバケについて。 “ややこしい言い方すんな!!!” とルフィが読者の代弁してるので笑った。ルフィそんな立ち回りもできたのか。まぁ、単に意地悪な言い方しただけだったらマンガとして結構な悪手だと思うんですが、違いましたね。それがオチ。まさかのSFぶっ込んできたでござる。やべぇ、オバケどうこうよりも楽しみだわ。ワノ国きてSFとか、アンバランスで良い。前回「珍しくシンプルで良い」とか言ったけど、あれはウソだ。めちゃくちゃややこしそう。今回もめちゃくちゃ長くなりそう。冨樫が1、2回転生するかな。

『アクタージュ act-age』

 センターカラー。2号連続の1号目。劇団の女性陣がチャイナドレス。なぜチャイナ……とか数秒考えましたが諦めました。宙に待ってるギョウザが謎くて好きです。一瞬何か分からなかったw
 本編。ヨナギしか告知されてない問題。みんなは違和感にも気づくし「あのジジイだろ」と原因まで見抜くのが良いですね。ひょっとしたら今までにもこの手の新人1人だけへの助言による不調ってのはあったのかもしれない。今回のは特にその影響が大きいけど、ヨナギが変人だからそのせいだと思ってるんでしょうね。まぁ、今までのことを考えるとそれは仕方ないわw
 邪魔されて不機嫌なアラヤ。なんだけど、「俺にも教えてよ」のようにも見えますね。弟子として悔しいというか、嫉妬。まぁ、逆にジジイはヨナギに自分を入れることでアラヤと共演することになるんですよね。アラヤはよく「喰う」とか性的な暗示するけど、最終的には、間接的にジジイを食べることになるのでしょう。ここらへんはアラヤが優遇されてる点だと思います。
 黒山監督。死ぬことを知ってるのか、によって彼のゲス度が大きく分かれると思ってるんですが、 “知ってるの…?” “…ああ 随分前に本人から聞いている” でした。なるほど、知ってたのか……のか?? この答え方、怪しくない? カマかけてる風にも見える。ヨナギの口から “死んじゃったら” というキーワードが出た次のコマでは監督の意味深なアップなショット入りますし。「あー死ぬの……」とか思ってそう。まだ分からんけど。
 まぁ、にしては、その後の『銀河鉄道の夜』の話が瞬時にスラスラ出てくるのがアレなのかな。

約束のネバーランド

 冒頭、内側から追われることしか想定してないエマが怖いですね。「志村うしろー!!」ならぬ、「エマまえー!!」。
 出口から出てからが決戦だと思ったら、出る前でした。しかも、いきなり2人死亡。こえはビビった。マジビビった。初手死亡かよ。しかもエマの目の前で。ちょっと刺激強すぎるでしょ。ゴンさんならぬエマさんなっちゃうよ。
  “大人しく出てきなさい そうすれば苦痛は与えない” ヘッドショット決められた2人が落下するコマがあまりに恐ろしかったですが、ヘッドショットなので苦しまずに死んだ、とも取れるのか。一方的に殺すならヘッドショットで苦しくない。抗戦すると……ですね。イヤですねぇ。思ってたよりも最悪になりました。つまり、最高。
 壊れかけのエマ。敵にベラベラ喋るのはエマらしくないんですが、あの動揺してからの叫びは非常にゴンっぽいです。やはりエマはゴン。髪が伸びる未来が見える……
 ガスで攻めてきたので防火戸で遮断。この判断はオジサンなんですが、エマにこれが出来ただろうか。死体を放置することになるんですよね。無抵抗にガスを浴びる死体のショットがあまりに悲しげです。まぁ、ここでエマとレイ、オジサンが言い争い始めたら読者に「そんな時間ねーだろ」と思われちゃうので、今回オジサンに即断させたのは良かったと思います。

『呪術廻戦』

 ナナミン到着。イタドリを帰らせるのが定石だと思うけど、どうやらイタドリパンチが効果的らしいので、共闘。この自然に読者がアガる方向に誘導されてる感、最高に楽しいですね。
  “ザコ専用だな やめよう” の真人くん子供っぽくて可愛いw ……と思ったら実際に子供になって脱出。こないだの『ヒロアカ』宍田くん思い出した。小さくなって逃げる人は可愛い。
 イタドリ、殺したのか問題。本章において殺す殺さないは重要なテーマになってるので、最初殺してないと思った……を通り越して思い込んだ、信じ切ったレベルなんですが、その後、領域展開しちゃうんだよね。こうなると、「実は殺してませんでしたー」みたいな悠長なことやってる余裕あるのか疑問になってくるw そもそも前回ラストのイタドリの裏取ったトリックも放置のままだしな。割と「このくらい分かれよ」でガンガン進むタイプの作品なのかもしれない。もちろん後になってから全部振り返る可能性もなくはない。

『ミストの解剖録』冴豆祐人

 金未来杯ラスト。ホラー風味だそうです。ホラーに始まりホラーに終わるのか、今回の金未来杯。空前のホラーブーム。
 センターカラー。赤く染まったメスが最高ですね。それと、「また子供主人公が大人に変身して戦うのか……」という未来が見えたw
 本編。いきなり “「死人に口なし」と言うが” で始まるんですが、その後「目撃者は貴重だから」とヒロインを連れ回すので、めっちゃ違和感。「貴重な目撃者の話聞きたくないの?」「死体に聞くからいい」くらいやってほしかった。
 場面がヒロインの方に移って、 “はぁ愛って胃に来るわ” 。引き取ってもらったのに文句言うとかなかなかのクズだな……養護施設の認識が危ない……あとセリフがドヤ感あってウザい……とか思ったんですが、「胃」ですね。餓死したあの子を意識したセリフだ。こりゃうめぇわ。やられた。おし、私の中で金未来杯優勝。おめでとうございます。面白かった。
  “「レクター博士」のように頭を開き 脳を喰うならともかく” というセリフがあったけど、主人公の必殺技がまさにレクター博士のように頭を切り開くんですよね(食べないけど)。これも良かった。しゃれてる。ちなみに、レクター博士が頭を開くのは『ハンニバル』です。『羊たちの沈黙』じゃないよ。原作だと知りません。映画の話。
 現場に行ったら犯人がノコノコ現れてくれました。ちょっと残念。これはバトル的な展開も用意しないといけないから、という兼ね合いなのかな。解剖して謎を解いて犯人を追いつめてほしかった。
 そんな犯人が現場に残っていた、というトリック。一応警察が来た時に見せてるんで「伏線ドヤァァ!!」ってことなんだけど、伏線はるんだったら、事件当時ヒロインが犯人を目撃した瞬間のその空間を見せてほしかった。いなかったけど、次の場面ではいる。ここまでやったら完璧……まぁバレバレかw そこはアングルとか工夫すんだよ。読者はそういうの考えずに文句言うだけでいいんの!!(逆ギレ)
 謎解きパートに関してはフツーに面白い。ひたすら言葉で説明し出すのでドン引きしてたんですが、 “もうわけわかんないっ!!!” とヒロインが頭抱えてくれたのでよかった。読者の代弁。設定の紹介とかめんどいだけです。んで、そっからはちゃんと特殊能力を介してドラマ形式で謎解きしてくれるので安心です。
 んで、 “愛に飢えて死んだのだ” で冒頭の “はぁ愛って胃に来るわ” と繋がってエンド。バトルっぽい絵が展開されるけど、やってることは摘出手術で、対象を救うためのものってのも面白かったですね。
 あと、個人的に、超個人的に刺さった部分がありまして。 “私は…2体目?” と、摘出手術によるユミちゃんの成仏。『ゆらぎ荘』じゃん!! これ『ゆらぎ荘』で先週見たやつだよ。幻ちゃんじゃん。やだもー、生理的に大好きーw
 んで、クソダサいリボンを捨てることでヒロインが成長してエンド。『ニセコイ』の連載が終わってて良かったですw
 ということで終わり。面白かった。絵的なグロも「ほら手術だから仕方ないじゃん??」と言い訳してる感じも好きだし、謎解きの凄惨さも頑張ってたと思います。私的金未来杯は本作の優勝ということで。予想は1本目か4本目。

僕のヒーローアカデミア

 200話記念だけど、カラーとかないです。あったら作者死にます。いや、次次号以降にその手の企画があるから今死んでるのかもしれない。
 本編。キノコがキモい。 “人体にまで生えるのかよ……ホラーだ” と劇中に出てくるので少し安心しました。可愛いでしょ?みたいなノリのままで進められると「キモいの私だけ……?」となるところでしたw
 究極の人外、吹き出し漫画。どんなメタな能力使うのかと思ったら、コエカタマリンでした。意外とシンプルw 一応、擬音に不可能力つけられるのでもうちょっと便利ですけどね。
  オノマトペ海外だとどうなるんだ” “知らん” は笑った。彼が海外に行ったら、英語で能力を使ったら、という意味として劇中は通るけど、読者からすると「ジャンプって海外でも出てるんだよな……」ってなりますね。まぁ、翻訳すればいいだけの話なんですが、絵として置き換えるんだと大変そうですね。どうするんだろうw

ブラッククローバー

 センターカラー。劇中では世界観的に絶対にあり得ないオータムファッション。これはカラー扉の正しい使い方だw 本編じゃ使えない。
 あと、カラー前に2ページも使って「ダレがドコで何してる!?」という特別ページも設置されてます。ゴーシュ先輩のことすっかり忘れてたので助かりました。王宮決戦みたいになって分かりやすく盛り上がってるけど、ゴーシュ先輩が出てくる余地はあるのだろうか。いや絶対出るんだけど。
 あと、羅針盤魔法のメガネが「女性エルフ」と雑な紹介されてるのも面白かったです。今めちゃくちゃ重要なキャラなのに「女性エルフ」。
 本編。集合したけど、3つに分かれてそれぞれがバトル。分かりやすい。複雑な戦況になっても、あの3つに分かれる絵を見るだけで何となく「あーはいはい」となれるから強い。
 んで、まずは女性エルフとのバトル。これだけの強敵なのに女性エル……。
 ノエルの見せ場になるんですが、なぜ彼女が必要なのか、という部分においてマナスキンがキーになってくるのが良いですね。アスタを中心に語られたけど、マナスキンはノエルにとっても大きな成長だったわけで。

田畠裕基先生×吉原達矢監督スペシャル対談

 『ブラクロ』原作、アニメ監督の対談。巻頭カラーから始まってるんですが、そっちの方では内容が当たり障りなくてスルーと思ったんですが、『ブラクロ』の後ろの方の内容は濃い!! 良いぞ。
 読者的には、田畠先生が『ブラクロ』のことを語ってるだけでやっぱニコニコでして。そんな風に思ってたんだー、とかすごく新鮮。
 吉原監督は原作者を相手にしてるからか、性格か、少し気を使ってるというか相手を立てようとしてる感じがうっすらあって好印象です。当たり前ですけど、『ブラクロ』を作ってる人ですから、『ブラクロ』の話したらめちゃくちゃ面白いんですよ。そんで、田畠先生もアニメ版に対して決して独善的ではなく、しっかり立ててる感じがあってとても良いです。原作ではテンポ優先で出来なかったことをアニメ版に託すくだりとかゲキアツです。
 てか、ゾラとアネゴレオンはやっぱ楽しみですねぇ。ちょっと観たくなってきてしまった。出るとしてもまだまだ先なんだろうけど。
 あと、「2期」じゃなくて「2年目」なのが良いよなぁ、と改めて。

ぼくたちは勉強ができない

 リズヘッドがオープンキャンパス。えっ、オープンキャンパスもターン制にすんの?? てか、うるか嬢のスペシャル感がどんどん薄れていくな……。まぁ、律儀にターン制にこだわるのは本作の美点でもあると思います。うるかブーストがパワーバランスが崩れる勢いだったのでワクワクしたんですが、そこまで崩させない。
 んで、関城さんも参戦。唯我と仲良くリズヘッドの押しつけ合いしてるのが笑えますね。押しつけてる感じがバレたら相当ショックだから気をつけた方がいいけど……まぁあの人も鈍感か。
 心理戦を交わす2人と、何も知らないリズヘッド、という3人が親子っぽく見えるのも楽しいですね。オチのくだりも倦怠期夫婦に仲良くなってほしい娘、みたいな感じありましたし。
 ツイッターで本音ダダ漏れツイッター描写やるならアイコン見せておくれよ……。フィクションの中のアイコン好きやねん。そのキャラらしいアイコンとか見ると嬉しくなっちゃうんですよ。惜しい。
 大学の授業で、寝てる程度で注意して、前に立たせて黒板に書かせる……なんてありますかねぇ。高校生の見学だから少しイジる、くらいはありそうだけど、わざわざ前に立たせるのは激しく疑問。もうちょっと小さい部屋なら分からなくもないんだけど。
 行きずりのバーベキュー。んなわけあるかーい!!と思ったけど、これは大学によるのか? よらないと思うけど、そもそもバーベキューと縁のない人生を送ってきたからあまり自信がないw
 コンプラが怖いなら酩酊ギャグとかいらないと思うの。匂いで酔ったとか、そこまで酩酊ギャグやりたいか。
 最後のアオリで「新歓コンパは酒NGやぞ」と注意してるのは笑った。あれ、ホント良くないよな。飲むのが当たり前な環境、良くない。18からでいいよなぁ。あまりに現実と食い合わせが悪い。
 ラストの脱ぎに関しては割とドン引きというか、そんな強迫観念的にエロぶっ込まなくてもいいのに……。登場キャラの魅力が立った回なら無理にエロ入れる必要ないし、そんなエロに頼らなくても大丈夫な作品じゃないの?? ドン引きというか、「お前らどうせエロがないとダメなんだろ」と思われてるのがショック。

HUNTER×HUNTER

 9王子の王暗殺……未遂。銃殺を守護霊獣が阻止するのを、霊獣を見せずに終えたのがオシャレ。次に自殺を霊獣が止めるんですが、そこで霊獣の姿の見せるので「さっきのもコレと同じことが起こりましたー」という説明になるんですよね。こういう絵による説明が自然とできるのは強い。
 説明しない、というのは “トロッコ問題は知ってるホイか?” も同じ。結局トロッコ問題については説明がないんですよ。いいですねぇ。バカにされてない感。作者から読者への「ググれカス」ですね。
 パパに説教されてやる気が出た9王子。トップレベルの実力者が本気を出した、ってのはワクワクしますね。それがいきなり能力ぶっぱするんですからワクワクが止まりません。やっぱ本作はね、小難しいことやっても、こういうポイントは丁寧に押さえてるんですよ。話の内容は5割も理解してなくてもアガるところはしっかりアガる。これは本当にすごいことだと思います。
 そんな9王子の能力。「何でも斬れる剣」みたいなことになってるので少し違和感もあるんですが、まぁ最近はこういうの増えてきたよね。念同士のぶつかり合い、バトルみたいなのは、もうそんなに興味がないのかな。
 んで、意志を奪う。元の意志は殺したってことになるのかしら。死体に意志が宿るのかしら。だとしたらつらいな。てか、意志を奪ったあの体は弓の犠牲に使えるのかどうか。さすがにチートすぎて無理か。そりゃそうだよな。まぁ、体を奪うだけでもめっちゃ便利ですし。
 おっぱい丸出しパンイチのネーチャンが心臓マッサージしてる絵面はグッときました。エロいことするけど別の意味でもプロなんだな、みたいな。

『JUMP FORCE』のおしらせ

 ジャンプのお祭りゲー。ゲームオリジナルの悪役は鳥山明がデザインするそうです。まぁ、これ以上ふさわしい人はいませんよね。まさか『ドラクエ』以外に仕事するとは、と少し驚きましたが。
 あと、物語のキーアイテムである「コズミックキューブ」。名前もデザインも完全に『アベンジャーズ』なので爆笑しました。ちょっとは変えろよw

『思春期ルネサンスダビデ君』

 『ダビデ君』は二色カラーの後ろ、『ジャパン』は巻末に固定か? それでいいんだ。それを待ってたんだ……
 今日も立ち絵から入るダビデくん。律儀だな。一方、ヴィーナスさんはポーズ変えてきたけど、これも元ネタあるやつですね。……ごめん、知ったかです。怪しいから調べましたw 美術ネタ分かんねぇんだよなぁチクショウ!!

 今回は何とか「何かやってる」と気づけたけど、今後は無理なんだろうなぁ。てか、既に見過ごしてるネタとかあるんだろうなぁ。いや、マジ無理だって。まぁ、『磯兵衛』も無理だったしな。難しいよ。そんな教養ないよ……
 てか、ウィリアムブグロー版のヴィーナスさんめっちゃエロい。今回ダビデくんの妄想としてベッド上のヴィーナスさんんとか出てきたけど、それより全然エロい。ブグローって誰やねん……(無教養)。てか、ヴィーナスさんマジ可愛すぎでしょ。なんだよ、あのマロみたいな眉毛。真面目に考えるなら、髪ですかね。あんだけ長い髪が綺麗な構図に収まるとたまらなく色っぽい、とか。構図はパクればいいんだからずるいよなぁw(人聞きが悪い)
 話としては、エッチング。はい、これは知ってました。これはフツーに学校で習ったと思う。具体的な内容は覚えてないけど、名前だけ覚えてました。なぜ覚えてたかって、そりゃねぇ……
 んで、エロいことじゃなかったんかーい!!とオチがつくんですが、ちょっと待てよ。ヴィーナスさんが女友達2人とエッチングする場に男が1人呼ばれるってめちゃくちゃ信頼されてるってことじゃない?? ヴィーナスさんからの好感度めちゃくちゃ高いんじゃない?? なにそれうらやましい。ころすぞ。
 まぁ、とにかく、美術に詳しい人は、元ネタ警察として頑張ってください。全部見つけるの無理だよ。3話目にして絶望しかないw 

ルネサンス美術入門

 我々美術素人のためのコラムコーナー。ありがとうございます……(深々)
 割と丁寧に説明はしてるんだけど、「砕けた言い回しだから読みやすいでしょ?」みたいな部分が少しキツい。テンションの空回り感。変にボケなくても分かりやすいし、面白いのに。
 特に良かったのは「パロラッチャ辞典」。もうパロラッチャという響きに魅了されました。なんだよパロラッチャって。可愛すぎだろ。バケラッタラムちゃんかよ(古すぎる)。
 とにかくパロラッチャ。英語で言うFワード、卑語ですね。元々の意味から離れてとりあえず「クソッ」とかの意味に落ち着くってのが全世界共通で面白いです。そもそも「クソ」も別にうんこ関係ないですよね。「ファック」の別に性交の意味以外で頻出ですし。マザーファッカーとかマジなんだよ……という話ですし。
 中でも気になったのは「本来の意味:キャベツ」。キャベツってどういうことなのw

Dr.STONE

 足めっちゃ速い。体力とかどうなんてんだよ、と言いたくもなるが、まぁ「知力vs武力」の構図なので多少オーバーに描かれても納得してしまいますね。そういう勢いでごまかせるポイントを作り手がしっかり把握してるっぽい感じが本作はイヤなんだよw(ホメテル)
 とにかく最強だから彼らが戦おうと動いた時点で敗北は確定、くらい極端に描いてるのが面白いですね。バトル漫画とは違うデフォルメの方向性というか。
 ひたすら千空vs司、という構図を強調してからの次週巻頭カラー。ずるっ。最高に盛り上がるやん。アニメ化決定でいいよもう(どうやら違います)。

ハイキュー!!

 ツッキーの師弟対決。高さで勝ってるのにボールの競り合いで負ける、際の手のアップで怪我を思い出させてくれるのとか最高に熱い。負けたけど惜しかった。その後、ムキになるツッキーが可愛いですね。憎まれ口はいつものことなんですけど、対象に少なからずのリスペクトがこもってる感じが新鮮です。
  “ブロックってあんなに動くのに点はあんま取れなくて なんか損” めちゃくちゃ大事な今回のテーマみたいなことを言っちゃうミカちゃん可愛い。バカのフリしてすげぇ大事なこと言ってくる。めちゃくちゃ便利なキャラですよね。ミカちゃんは都合のいい女(人聞きが悪い)。
  “「良かった 間違ってなかった」って思ったんだよね” 彼自身が自分のやり方に確信を持った、という意味だと思ったんですよ。思っちゃうじゃないですか。タイトルの「師弟・2」の「弟」はツッキーのことだと思っちゃうじゃないですか。それだけじゃないんだよなーwwとリエーフ参戦。泣いた。かっこよすぎ。
 ツッキーの “勝てない” 。それでも諦めずに頑張れば勝てるようになる……ほど本作はいい加減じゃなくて、そこに影山という明確な勝てる理由を持ってくるから最高ですね。てかさぁ、毎週おもしろすぎんだけど。バカじゃないの。

ゆらぎ荘の幽奈さん

 ガチガチに長編のエピローグだったでござる。てっきり気楽なラブコメ回になると思ってた。前回、長編の総括とかしてしまったのが大変恥ずかしい。温泉入ったら終わりだと思うじゃない……。
 ということで、まだまだマジメな雰囲気だった本編。師匠はいつもコガラシくんに好き好き言ってたらしい。「幽奈さんは『愛してる』だから重要だと思ってるけど色恋じゃないから『愛してる』なんだよなー」と思ってたんですが、どうやら怪しい。 “ま…そもそもコガラシのソレはたぶん恋とはちと違うと思うけどね” とあるので、師匠の「愛してる」は恋なのか? まぁ、その後 “あたしとしては姉弟がしっくりくるのさ” と続くんだけど。師匠がペアルックして喜ぶ感じは、恋人っぽくもあり、家族っぽくもあって良かったですね。
 ……ぶっちゃけ「姉弟じゃなくて母子じゃないの??」という感じなんですが、そこは師匠が認識してる自分の年齢によるものなのでしょうw
 がっつり長編の種明かしみたいな話になるのでビビる。が、そのコガラシくん復活の理由が師匠の未練と直結した話で……と続くのが本当に見事よね。死ぬほど繰り返してることだけど、話の組立てがマジうまい。
 んで、宴会。ゆらぎ荘の日常(エロ)を目の当たりにして面食らう師匠が可愛いw クソほどシリアスだったけど、白叡がエロハプニングを見てイラッときてた件と対になる感じですかね。
 そんな他愛もない、微笑ましい話をしてると思ったら、今回の最重要テーマにシフトするので油断ならない。エロハプニングを見て幽奈さんのことを心配する師匠。そこで幽奈さんの、 “…それに…わたしはいいんです コガラシさんですから” 。師匠に、コガラシくんが成仏に躍起になってる件を聞かれた幽奈さんの、 “コガラシさんがわたしのためを思ってのことですから…!” 。これが完全に師匠による幽奈さんへのカウンセリングになってて。この2つのセリフは要するに、とにかく自分より他人(主にコガラシくん)を優先しているわけですよね。それが非常に不健全であると。本章で師匠は己の未練のために強引に動き回った結果、他人に迷惑もかけたりもしたけど、だからこそ自分を押し殺し続ける幽奈さんのイビツさに敏感に気づけたんでしょうね。
 未練の話をしてるのに他人のことを考えるって矛盾だから幽奈さんはそこを解決するのがマストなんだけど、それに対して説教かますんじゃないのが素晴らしい。 “コガラシのこと…頼むよ幽奈” ですね。 “アイツが…誰かのためにって暴走したりしないように胸につっかえてることがあるなら…ちゃんと伝えてやって欲しいのさ” ですよ。コガラシくんに「してもらう」じゃなくて、「してあげる」という役割を与え、その後に “ちゃんと伝えてやって欲しいのさ” と幽奈さん自身の問題について結ぶ。完璧か……。人生相談(死後だけど)として、カウンセリングとして、説教として完璧すぎる。思えば、本作は今までも大人キャラが大人感を発揮する回はいつも傑作だったんですよね。今回もその系譜か。
 あと、チラッと出てきてめっちゃ興味あるのが、 “あたしの師匠もそうだった…” の件。師匠の師匠、闇堕ち疑惑。おそらくその時に、物理的か精神的かは分かりませんが師匠殺しがあったのでしょう。そう考えると、本章におけるコガラシvs師匠の対決がそれの再現であったと言えそうですね。師匠の暴走は闇堕ちに限りなく近かったと思います。直接対決では師匠の圧勝。じゃあなぜ最終的にコガラシくんが勝てた、師匠と和解できたかというと、仲間の存在ですね。戦闘力においては主に呑子先生だけどw とにかく、仲間の存在によってコガラシくんは師匠を凌駕できたわけです。そんなことを考えると、今回師匠が成仏する寸前に “なんだいなんだい大層な慕われぶりじゃないか” “ああ…コガラシはもうお独りじゃないんだって” というセリフがよりグッときますね。
 ちなみに、師匠に仲間はいなかったかというとそんなことはなくて……というのがチラリと出てくるのが最高です。優しい。結局、彼女は何者だったんだw
 んで、師匠成仏。仲間がいるから安心って言ってたけど、秘術をこの世に残すことを考えると、コガラシくんは今後弟子を取らないといけませんよね。まぁ、弟子じゃなくても残りの御三家に術を公開するとかそういう道もなくはないと思いますけど。
 そして、いよいよマジのエピローグ。温泉じゃなくて、コガ幽の朝チュン。そっちか。すべてがアップデートされてしまった新たな日常、という感じで最高ですね。幽奈さんがポルターガイストを克服したのには驚きました。ちょっと寂しくもあるが、間違いなく成長ですね。青春の儚さを感じる。……まぁ、誤爆は防げないようなので克服は言い過ぎなんですがw
 そんな幽奈さんver.2.0に対してのコガラシくんの第一声が、未練。絶対未練晴らすマンになってる……ちょっと怖いw
 ということで、幽奈さんの告白。というかカミングアウト。 “わたし…今はまだ成仏したくは…ないんです” 。きたぞー!! 幽奈さんにとってあまりに大きすぎる一歩ですよ。幻流斎モード発動とか目じゃないくらい幽奈さんの成長。幽奈さんが我を通す、エゴイスティックになるんですね。そりゃ常識的に考えたら成仏を優先するのが正しいし、何なら世界に迷惑のかかる話なんですが、世界よりも個人が大事なこともあるんやで……という結論に私めっちゃ弱いのです。もう泣きそう。軽いネタバレになりますけど、映画『ジュラシックワールド 炎の王国』のラストでとあるキャラがとんでもない行動に出て、全世界で賛否両論になったんですが、個人的には「こうしないとこの子は救われないんや……」と大感動でした。この例えは伝わるのだろうかw とにかく、幽奈さんがワガママになることが彼女にとって最大の成長って話です。
 それに対してのコガラシくん。 “ようは幽奈が悪霊になったりしねぇように気を付けてりゃいいんだよな!” ですよ。幽奈さんはコガラシくんが闇堕ちしないように見守り、コガラシくんは幽奈さんが悪霊にならないように見守る。この互いに見守り合う、言い換えれば見つめ合う関係性が最高ですね。今まではコガラシくんが幽奈さんに何かをしてあげる、という優劣の関係がどうしてもありましたので。それがついに対等、完全にフェアになる。泣いたわ……
 ということで、今度こそシリアス長編終わりだと思います。もちろん本章による影響は大きいので今までの通りの日常に戻ることはあり得ませんが、とりあえずは日常に戻るのでしょう。思えば、ですよ。この長編が始まったのはちょうどtvアニメが始まる際の巻頭カラーだったわけです。それが、tvアニメが終わった時期に同じく終わるんだから大したもんです。そんなとこまで細かく整えなくてもいいのに……

食戟のソーマ

 忘れかけてたえりな総帥、もしくはえりな姫。大噴火したので笑いました。『呪術』以来の火山キャラ。ギャグ的な雰囲気ですけど、えりな様の高飛車なところが彼女の個性であり、それは窮地に立たされても揺るがない彼女の根っ子の部分なんですね。あそこで言い返せるのはフツーにかっこいいと思うんだけど、大噴火イメージで台無しなので最高。
 んで、どうなるのかと思ったら、天下一武道会なので笑った。どこまでもジャンプらしい作品だ……。最近ここまで「ジャンプっぽい」展開ぶっ込む作品、逆に珍しいと思います。まぁ、そこが『食戟』の美点だとは思いますね。変則的ではあるけど、実はめちゃくちゃジャンプ漫画として王道を突き進む作品。

『アリスと太陽』

 サバトの誘惑。これ要するに「最強のボーカロイドあげるよ」ってことだと思います。アリスに振り回されるんじゃなくて、太陽主導で曲を作る。歌うのはおそらく当代最強。前回?前々回?の感想の繰り返しになるけど、やっぱサバトの提案は別にあくどいことではないんだよね。むしろめっちゃいい話。演出で悪人っぽい印象が生まれてるだけ。
 んで、アリスの決断。これが良かった。太陽を説得するとかじゃなくて、自分がレベルアップして追いつく。太陽ラブだけど、太陽に依存してなくて偉いぞ。太陽との関係性が対等になる。
 一方、太陽の結論も良い。特に理由もなく誘いを断るのではなく、「やるけど別にデビューさせて」。ここでサバトが勝負を仕掛けてくるがよく分からないんだけど、時間の無駄遣いは許さないってこと?
 んで、売上対決。正直勝ち目ないし、勝つ展開になるにしても納得できるロジックが想像できない。ここでサバトを安易な悪人にしたならちょっと残念。「圧勝だったけど彼らも話題になったらツバつけとこうか」でデビュー、とかがあり得るラインかしら。実はサバトはそれを想定してこの勝負を仕掛けてきました、とかだとサバト悪人路線がなくなって少し嬉しい。とにかく、勝つなら納得したいし、サバトが雑な悪人は残念。

田中誠司

 で、でたーwラッパーキャラ奴ww
 まったく期待してないから笑えますけど、もうちょっと踏めよ。ラップの認知度もうちょっとマシだろ。今は。驚くほどに踏まない。よくマンガだとダジャレキャラとかいて、それと同じ感覚でラップキャラにしてるんだと思うけど、ダジャレキャラのダジャレはもうちょっと頑張ってるよね(あれも如何なものかとは思うけど)。
 せめて、せめて決めゼリフかつ自己紹介にあたる “決めるぜ速攻!! 光るぜ雷光!! 俺は雷神a.k.a.ゼウス!!” の部分は丁寧に踏もうよ……。そこがマシなら他は1文字でもそんな気にならなかったかもしれないし。
 あと、マジレスすると、ラップもマイクも関係ないバトル能力だったのも残念。
 セルカ棒で戦う人はちょっと好き。未来にもセルカ棒あるの??という疑問はさておき。
 田中の相手がクソマジメ系なのは組み合わせとしては面白い。やはりラッパーが救えねぇなw
 初戦はラッパー。バトル展開は意外と好きだったw 2人の能力がうまく組み合わさってる感あるし、絵的にもハデかつちょっとしたトリックになってて楽しい。面白かったからもうラッパーは退場でいいんじゃないかな……

『ジモトがジャパン』

 投稿ネタがその回の本編のお題と一致してるんですね。マジか。これで静岡からまともな投稿が来なかったらどうするつもりだったんだ……(担当が偽装するのかな)。林「次は○○県にしようと思うんだけど」担「投稿来てないから他の県でお願いします」「ぐぬぬ」みたいな悲劇が起こらないといいですね。まぁ、都道府県までが一致してればいいなら大丈夫か。47だし。市区町村まで一致させると難しいですが。まぁ、本編がそこまで市区町村まで細かくないし。
 右ウインカー、マジでレギュラーだった。テンポいいのは笑った。被害者を大量生産する機械。
 てか、静岡、ネタが豊富でいいですね。名産もめちゃくちゃ多いし、有名作品も2本も出てきて豪華。ジロチョンは予想外だったわ。ケツだけ星人からのジロチョン。振り幅パネェ。
 ラスト。御殿場アウトレット。観光地なのは間違いないけど、それはご当地ネタにしていいのか?? ただ、ラストのコマで、望月バイクを正面から映してるのは笑った。前見えない……

次号予告

 巻頭カラーは『dr.stone』。アニメ化だー!!と思ったら、そんな感じではないらしい。あれ、意外。人気を考えたらアニメなどの企画は間違いなく進行してると思うんですが、まだなんですね。何か特別な形になるのかもしれませんね。ただ、『約束』が割とフツーの形式だったからなぁ。『約束』以上かっていうと少し疑問もある。
 まぁ、アニメ化のタイミングで何かを判断するってのがそもそも間違いって話ですねー。
 赤塚章準入選のギャグ読切が3本一気に掲載。3号連続かと思ったら同時掲載なので笑った。極端すぎるよw

目次

 読者コメント。サッカー部がお父さんとサッカーする話。いい話すぎて泣いた。ほとんどポルノ的な純度の高さ。
 もういっぽうの左足限定でケガする人はちょっとギャグ漫画の住人っぽくてこれまた好き。年齢によって味わい変わってきますけどね。小だったらまだ可愛い、微笑ましいもあるけど、高とかになると途端にキャラが立ってくる。

アースノーマット買ってきた。今日こそきさまの命日だ(9月19日) <ぽすか>
(『約束のネバーランド』)

 煙たいたあと「やったか……?」って遊びたい。

NHKのやつ見てないんですけど編集部内で受信料払ってない人いたらウケますよね
(『呪術廻戦』)

 下々っつぁんは今日もトゲトゲしてて最高だぜ。好き。この感じでキャラ立つ人珍しかったので。最近の作家はどいつもこいつも可愛いから困る(大好き)。

ページが…すみません、ペースを戻せるよう頑張ります。
(『僕のヒーローアカデミア』)

 本編読む前にコレ読んで「下書ききたー!!」と思ったらフツーでした。まったく気づかなかったんですが、ページ数減ってるんですね。黙ってれば気づかなかったですw
 ちゃんとオチが付いてると、気づけないなぁ。ページ数感覚が皆無らしい。まぁ、フツーは気にしないよなぁ。

銀魂次週も探してしまいそうって書いたけどGIGAを探せば見つかるらしいですね!
(『ハイキュー!!』)

 良いこと言ったらスカされる古舘先生。ただ、あんだけ『銀魂』ありがとう祭りやってたのに、続く件について言及するのは1人だけになるのは妙に寂しい。お前らそんなにNHKが好きかw

ここ数年一番食べるカップ麺はマルちゃんでかまるバリシャキ!もやし味噌。
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

 カップ麺の紹介でウッキウキになるミウラ老師かわいい。

沼津、魚がし鮨で食べたマグロが最高でした!でも下関のフグも最高ですよ!
(『ジモトがジャパン』)

 目次でもジモトネタやるのか。話すネタには困らなそうですね。そうきたか。

愛読者アンケート

 読切についてと、紙版ジャンプの保有期間。すげぇ面白い。「帰宅前に捨ててしまう」とか考えたこともなかったので新鮮でした。学校とかで読むか、行き帰りの移動時間に読んで捨てる感じか。基本的にウチで読むのでまったくの想定外でした。高校の時クラスにジャンプ持ってる人いたけど、ゆっくり読みたかったなぁ。
 細かい数字は分かりませんが、私は4-6ヶ月くらい保管、になるのかな。古ジャンプを積み上げていくんですが、倒れそうになったりすると「そろそろ捨てないと」と重い腰を持ち上げます。半年分ためた時はさすがに1つのタワーにするのは無理だったので、第二ビルを建設しました。
 「読み返すことはありますか?」 何かを調べたくなったりしない限り、基本読み返さないです。じゃあとっとと捨てろよって話なんですが、分かってはいるんですが……。んで、数ヶ月に1回思い立って捨てるんですが、その時に『ゆらぎ荘』だけ読んじゃうんですよね。続きモノじゃないことが多いので気楽に読むのに便利です。まぁ、面白くて結局全部読むんですが。結局『ゆらぎ荘』が一番おもしろいんやで……

総括

 ちょっと書き方変えたんですよ。短く、早くなると思ったら、長かった……せっかく最近短めになってたのに戻った……

 今週のベスト。作品じゃないけど、読者プレゼントページです。マジ泣きそうになったぜ。
 次点としては『火ノ丸相撲』の週刊誌風記事ですね。また作品じゃないけど。まぁ、作品だと読切と『ゆらぎ荘』ってことで。

 今週のベストコマ。『約束』のヘッドショットで2人落ちてくる場面。あれはビビった。

 んで、今週のベストキャラはこちら。

  • 久世くん 『火ノ丸相撲
    • 旧友が遊びに来てくれたのにムスッとしてる久世くん可愛い。部屋に戻って泣いちゃう久世くん可愛い。まさか久世くんにときめく日が来るとは思わなかったんだぜ。

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