記事のタイトル変えてみました。ダビデ君オマージュ。
いよいよ次号、ジャンプの1年が終わりますね。まぁ、どうだっていいんですが、今年の最終号は全員出席スペシャルになりそうな予感なので、そこはとても楽しみです。
- 背表紙
- 表紙
- 鬼殺隊報
- 読者プレゼント
- 『Dr.STONE』
- 『呪術廻戦』
- 『ブラッククローバー』
- 『ぼくたちは勉強ができない』
- 『アクタージュ act-age』
- 『僕のヒーローアカデミア』
- J新四天王キャンペーン始動
- 『忘レ者探偵』屋宜知宏
- 『HUNTER×HUNTER』
- 『ハイキュー!!』
- 『THE COMIQ』
- 『鬼滅の刃』
- 『思春期ルネサンス!ダビデ君』
- 『約束のネバーランド』
- 『ワールドトリガー』
- 『火ノ丸相撲』
- 『食戟のソーマ』
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』
- 『アリスと太陽』
- 『ジモトがジャパン』
- 次号予告
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
背表紙
2014年。前号(2013年)は最上部の「WEEKLY JUMP」が目立っててゴチャゴチャした印象が強かったんですが、なくなりました。スッキリしましたね。よそに移動ではなく、消滅なのも面白いです。なくしていいのかよ。
そんな2014年。ジャンプ2014年1号に連載が始まった作品が『アイアンナイト』ですね。ジャンプ史に燦然と輝く傑作。疑いようがない……
その他になりますけど、『火ノ丸相撲』と『ヒロアカ』が始まったのも2014年。たしかこの年の年末、珍しくオフ会に参加したんですけど(ジャンプじゃないよ)、その参加者に「最近ジャンプ読んでないんですがなんか面白いのあります?」と聞かれた際、「最近の人気や評判でいうと『ヒロアカ』ですけど個人的には『火ノ丸相撲』のが好きですね」みたいな回答をしたのを覚えています。あの時の自分は間違ってなかったと思います。……リアルで初めて会うように人に対して「まぁ『アイアンナイト』に比べるとみんなカスですよねー」とかます勇気はありませんでしたw 今でもそこまでは言いません。
そんな2014年。サッカーワールドカップがブラジルで開催。ブラジル最強でしょ?と思ってたら準決勝でドイツに1ー7の大敗。ドイツ強すぎ……と世界中がドン引きする次第に。ちなみに、私その日は旅行中でして、帰ったら見ようと思ってたんですがタクシーの運ちゃんに「ブラジル負けましたねーw」と爆笑トークをかまされたのであえなく敗退。
映画。こんだけ近くになると記憶も新しいので、タイトルを羅列するだけで楽しいです。今年と関連の深い作品でいうと、『キャプテンアメリカー ウィンターソルジャー』。ルッソ兄弟という映画では無名の兄弟監督が抜擢されたんですが、これがシリーズ最高評価待った無しの大傑作。そのまま続編、そして『アベンジャーズ』3作目、4作目の監督に決定しました。3作目が今年、4作目が来年ですね。
同じく『アベンジャーズ』シリーズの『ガーディアンズオブギャラクシー』も2014。監督にジェームズガンを起用したのが最大の勝因で、2作目も監督し大ヒット。そのまま3作目もやる予定だったんですが、今年いろいろとあって急遽降板。
現在映画館に行くと『ゴジラ キングオブモンスターズ』の予告に遭遇する可能性があるんですが、それの1作目。ハリウッド版『GODZILLA』、通称「ギャレゴジ」が公開されたのが2014年。渡辺謙がかました「We call him…ゴジラ(日本語)」の名台詞に日本人大熱狂となりました。今年の「俺はガンダムで行く(日本語)」と同じパターン。この件で渡辺謙アゲ、制作陣サゲみたいな風潮も少しありましたけど、渡辺謙は最初脚本をもらった際、自身の役名「猪四郎(ishiro)」を見て「こんな字はねーよw」とか思ったそうです。……初代『ゴジラ』の監督の名前です。
ちょうど本号のジャンプにも載ってますけど、『キングダムハーツ』最新作に参戦が決まった『アナと雪の女王』『ベイマックス』が日本公開されたのも2014。ちなみに、マーベル映画ちょい役おじいちゃんでお馴染みのスタン・リーは『ベイマックス』にも出演しました。ちょうど先週亡くなってしまったんですよね……。『キングダムハーツ』新作にも出てほしいなぁ。怪しいか。
2014年のケツメイシ。シングル出たり、配信シングル出したり、アルバム出たり。個人的な推し曲はアルバム『KETUNOPOLIS 9』より「EMERGENCY」です。煙吸って気持ちよくなっちゃうような曲なんですが……という、とても楽しい曲です。単純に曲としてもかっこいいので未だに大好き。
表紙
『Dr.STONE が表紙でtvアニメ化発表。来年の7月放送だそうです。まさか『勉強』に後れを取るとは。遅れるからにはプラスアルファがあるのかとも思ったんですが、案外そうでもなさそうですね。リーチローが結構仕事するっぽいので、そこらへんの兼ね合いもあるのかしら。
そんな表紙。クロムとコハクいるんですが、こいつらアニメ出るんですかね。クール制だと出ることなく終わりそうな気がする。まぁ、アニメ直前にまた表紙やるからいいのか。いや、それまでも表紙やるのほぼ確実ですよね。
鬼殺隊報
セリフ人気投票の結果発表。巻頭カラーだけど、本編と隣接してないし、『鬼滅』センターカラーでもないので、なんか不思議な扱い。まぁ、キャラ投票に比べると企画自体が下に見られてるってことなのかな。
1位は例の「頑張れ」。まぁ、そうなるわなー。真面目に好きな人もいるだろうけど、ギャグとして好きな人もいるし、パロディーの餌食にもなって有名なので、これしかないと思う。
ただ、2位の煉獄さんがめちゃくちゃ大健闘。7票差にまで迫っててビビる(3位とは約40票差)。名場面だとは思うけど、セリフとしてはそんなに……と思うのは私だけなのだろうか。まぁ、そもそも煉獄さんのくだりもそこまで熱狂してないので偏ってるんだろうな。「長男だから」が絶対2位だと思ったわ。
ちなみに「アニメで聞けるかも?」と紹介されてますけど、煉獄さんは無理だろうなぁ。ただ、その他紹介されてるベスト5のセリフは全部アニメ化間に合いそうですね。よかったよかった。
読者プレゼント
面白雪姫。「おもしろ」「しらゆきひめ」だから音読した際ダジャレとして成立しないんですけど……とか思ったんですが、その後の「こんなにもらえまスノー!?」で爆笑してしまったので許す。悔しい……笑ってしまった……
『Dr.STONE』
巻頭カラー。一見さんへの説明みたいなイントロから入って、見開きカラー扉。アニバーサリー感ある主要キャラ全員集合ですね。名前が分かる人、顔が分かる人がほとんどなので驚きました。すごいぞ私の記憶……じゃなくて本作がすごいんですけど。ただ、1人知らない人がいる、なにあの子怖い……とか思ってたら本編にいきなり出てきました。未来。司妹か。あー、ごめん。
てか、司が爽やかにニッコニコなので正直気持ち悪いですw 本編でそんな表情なったことねぇだろ。
本編。冷凍保存。良かった、そんなすぐ石化光線再現できるのかと思って「さすがにそれは……」とか不安でした。まぁ、人間の冷凍保存ってただ冷凍すれば済む話なの??という気はします。ここらへんは分からないんですけど。くられクレジットないから疑う余地はあるかもしれない。いや、知らない。まぁ、人類の文明が出来る石化に最も近い行為として冷凍保存なんだろうから、話としては面白いです。だから何だっていいです。
コールドスリープと聞いて何を思い出すかっていったらそりゃ『エイリアン』ですよね。ジャンプ関連だと『終末のハーレム』?? 司が起きた時にどっちの世界になってたら面白いかっつったら後者ですねぇw 司だったらエイリアン相手でも少しは戦えそうだし、怖がらなそう。
冷凍庫の仕組み。あんなシンプルなんですね。ちょっとビックリした。金の比熱? 熱伝導? とかを利用した感じなのかしら。学校で実験できそうなレベルですよね。うわっ、見てみたい……。金が高いから現実的じゃないのかしら。
冷凍の際に2人きり。「いやそこは妹でしょ」という無粋なツッコミを事前に回避するために冒頭に手術ギャグを入れたのが周到ですね。子供には刺激が強すぎる。周到すぎて嫌味すら感じるレベルというかw
んで、2人で駄話。友人としてってことは分かるんですが、司は案外普段のままでしたね。まぁ、死にかけでそんな元気ないってのも分かりますが。ちょっと扉みたいな笑顔が飛び出るのかと身構えてしまいました。
『呪術廻戦』
位置すげぇ。『ONE PIECE』休載とはいえ。なにこれ。
本編前の「呪術高専だより」。今週はおにぎりの人。しゃけが肯定、おかかが否定、という情報がちょうど今週役に立つのでスゴイ。
本編。京都校が殺しに踏み切れる理由を付け足してるのが良かった。イタドリが殺しを経験してる件とか、東堂がウソ回想で友達認定した件とかとも関わってくる。
イタドリ東堂。体術ならイタドリサイッキョ、の話が説得力出てきましたね。あんま効いてる感じもしないけど、攻撃されずに済んでるのは体術のおかげ。まぁ、問題は話にも出てきたけど現状持ち合わせてる必殺技めいたものが効いてない点。ゴリラ対決なのでこれは致命的ですよね。体術や地形を使ってハメるってのもあるのかもしれないけど。まぁ、そっちではない方向に行くみたいです。
『ブラッククローバー』
サードアイ復活。ヴェットが細身の爽やかイケメンになっちゃったのが少しショック。あいつは東堂タイプの魅力じゃないですか。
んで、エルフたちの本題。ここで一気に話が進むというか、状況が変わるんですね。もうちょっと各地でのバトルを繰り返すのかと思ってました。
んで、10人の幹部の悪巧みを守るためにモブエルフ(は言い過ぎ)が出てきてバトル。フィンラルいないと多人数を相手するのはムズくない??となってからの、暴牛アジトが到着。多人数戦に滅法強そうな巨大ロボきたw いや、巨大ロボで勝てたら苦労しないので、近々無効化されちゃうんでしょうけど。
序盤にサリーちゃんの話が出てから、最後に再登場ってなってのが良かったですね。新井浩文も認めるサリーちゃんの科学力が今では味方。限定的ではあるけど。
『ぼくたちは勉強ができない』
センターカラー。ガチガチに本編連動パターン。本編で省略された場面を大きく切り取った感じですね。なので、カラー裏の4コマもなし。カラー裏はtvアニメ情報。
師匠だけ原作とアニメのカラー比較ができるんですけど、アニメだと師匠の髪、めっちゃ青いですね。まぁ、アニメっぽいといえばアニメっぽい。それに原作の扉は夜だから暗めに偏ってるので少しアレ。
本編。夜空の星の話。端から見てロマンチックなのは分かるんですが、実際にアレやると、指さしてるのがどの星かサッパリ分からなく「えっどれ??」ってなるんですよね。昔、姉が星好きでやたらレクチャーしてきましたけど、「いやどれか分からんし」とつまんなそうにしてたらキレられた記憶あります。そういう意味で、プラネタリウムのが好きです。レーザーポインター便利です。北区は結構良いプラネタリウムあったからよく通ってたんですよね。数年前になくなっちゃったけど。
デートの目的は「親父にガツンと言ってやれ」でした。私は性根が腐ってるので、ここまでお膳立てして説教かよ……と少し引いた。というか、私が師匠だったら引く。端から見たらそこそこ良い話。楽しい趣味の話で盛り上がってて、相手も同じくらい盛り上がってくれてると思ったけど、実はその盛り上がりは計算で「それだよ」と言ってくる感じ。ちょっとイヤだw 楽しい話してたのに……と落ち込む。クズ。いや、良い話なのは分かりますよ。自分が映画とかジャンプの話でこのハメやられたら落ち込むだろうな、とありありと想像できてしまっただけで。
ちょっと脱線になるけど、科学的なアプローチで星が好きな人って星座の物語とかってどうなんですかね。ぶっちゃけ、あんなもん星のこと何も分かってない昔の人によるコジツケじゃないですか。時代も位置も違う星を結んでるだけだから。星座の話から神話好きになったら、それは文系? うん、この段落関係ないんだけど。私は星座から少しだけ神話好きになったクチなので「それ理系??」って思った。
師匠ママ。髪のハイライト?キューティクル?が師匠のカチューシャみたいになってるので笑った。あれ、髪留めとかじゃないよね? たぶん。面白いこと考えるなぁ。長期的に登場するキャラだとアレは出来ないんだろうなぁ。さすがに。
あと、細かい難癖に思われるだろうけど、 “こんなに愛しいことはないと思わない?” という決めゼリフが母子の姿がダブる、という感動的な演出をやった次のページに、回想で本物の同じセリフが出てくるのはちょっとどうかと思う。1回でいいと思う。
音尾さんの言い分が “才に恵まれながらそれが活かされないことは世界の損失なんだ!!” とシフトチェンジ。ちょっと話それたので「知らんがな」という気もする。てか、リズヘッド連れてきて2人が才能を無駄にしようとしてる件を同時告知してやりたい。失神するんじゃないかしら。……てか、そう考えるとうるか嬢なんかは才能と英語が無理なく連結してますよね。やっぱフミリズの2人に比べると作品の重要度で言えば一歩引いた存在と言わざるを得ない(逆に連結のロジックは面白い)。まぁ、師匠が理系志望の件でこんなシリアスな話やってるのを見ると「うどん屋でコレは出来ないよなぁ……」ってなるんですけどね。ドラマ的には師匠が、師匠だけ濃すぎる。恋愛的なネタで薄いから、みたいなバランス取りなのだろうか。
『アクタージュ act-age』
子供をライダーの現場に連れてって “僕を現場に連れて行ってくれたのは僕を跡継ぎにするためだったのだと思う” ってのも無理あるよな。子供なんてライダーに夢中になるに決まってるやん。いや、ライダーの中からイケメン俳優じゃないスーツアクターが出てくる現実を目の当たりにするのはショックで、それが狙いなのか? 子供の頃にこそ負荷をかける、って話出てきたし。
『メソード演技』出たー!! ついに、久々に本編に出てきましたよ、メソッド演技。まぁ、私が気になってるのは「ヨナギは違くね?」という件なので今回の話はまったく無関係なんですけど。ただ、演技は知識から入ったからこそ、天才肌のヨナギに出会って絶望した、という話になりますので、ヨナギは彼にとっての演技の原点とも言えるメソッド演技である方が話としてはキレイですよね。じゃあ、やっぱまだヨナギのことそういう認識なのかしら。ただ、だとしたら、ここ数ヶ月本編に単語として出てこなさすぎだよね。この舞台が終わって、各種メディアに特集される時に出てきたりするのかしら。楽しみw
演技に関しては凡才なので、知識をつぎ込む、がむしゃらに頑張る、ってのは分かる。分かるし、何なら今までの主要キャラの中では肩入れしやすい。ただ、その「頑張る」の表現がランニングマシンなのはちょっと残念だった気もする。体力作りが大事なのも分かるけど、演技のために頑張ってる感が微妙に弱くない? まぁ、これは「ヨナギ急にレベルアップしすぎじゃない?」問題とも通じる話で(別に問題じゃないけど)、成長を納得できるだけの修行パートがあんまないよね。バトル漫画に例えられるkとの多い本作だけど、そこに関しては全然違う。バトル漫画でアレだったらちょっとダメだと思うよ。バトル漫画じゃないから全然いいんだけど。
『僕のヒーローアカデミア』
シッポvsツノ。人外対決というか、動物対決。ツノでぶっさしてそのまま牢屋まで押し切るって、絵としては簡略化されてるけど、実際のこと想像したらめちゃくちゃ痛そうだよね。描き方によってはグロ的な印象すら湧くレベルだと思う。
んで、そのままツノ飛行で逃げ切り、時間切れで引き分け。ツノ飛行ってなんやねん、と今更ながら気になってきますねw そんなパワーあったんだ、みたいな。今まではツノだけ飛ばしてたから素直に飲み込んでたけど、複数人を空に連れてけるって馬力すごい。限られたツノであれだけの人数持ち上げるとなると、バランスとかも難しそうだし……ってそういうディテールは考えない方がいいのか。割と省略してる部分だし。実際はミスって落としたら生徒死ぬだろうからすげぇハラハラすると思うw
んで、次。次はかっちゃん。しかし、B組は人間やめてるようなビジュアルの子が多いですね。まぁ、吹き出しが済んだので、もう何が来てもそれほど驚きませんがw
J新四天王キャンペーン始動
にわかジャンプ読者には一切関係ないけど、定期的に始動してるキャンペーン。今回は『約束』『鬼滅』『dr.stone』『勉強』の4作品。
四天王最弱の枠はアニメ化のタイミング的に『dr.stone』になるのだろうか。最弱と見られてるけど事実上のNo.2の呼び声も高い……みたいな展開になったら面白そうですね。「それほどまでの奴がNo.2なのか?」からの「奴は別次元だ……(ガクブル)」みたいな『約束』紹介が入るのも楽しそうw
その四天王を倒すと『ゆらぎ荘』『火ノ丸』という男女の裸が立ちはだかる構造。立ち裸る。
……こないだツイッターで見たネタです。
『忘レ者探偵』屋宜知宏
今気づいたけど、このタイトルややこしい。ぱっと見、大したことないけど、実際打とうとすると。「忘れ物」が通常ですからね。3文字中2文字も違う。「忘レ物」だと勘違いしてましたわ。話の内容的にも「者」じゃないとダメですね。
そんなことを書きながらツイッターを見てたら表紙の本作のタイトルが誤字ってることを知りました。プロは頑張って……。まぁ、本記事に誤字がない自信もないけど。
センターカラー。兄貴(?)の目がとにかく光ってて、主人公が持ってる写真も小さく光ってる。これ良いですね。本編読んだ後あとあの写真の重要性に気づかされる。あと、主人公の足下に鏡が割れてて「パンツ見えちゃうよ?」と心配になるんですが、まぁ鏡も本編読んだ後だと意味のあるアイテムなので納得。
本編。カラー裏の1ページが「あの日」の思い出。実質アバンですね。話の流れ的には、「あの日」→扉→本編スタートの順が良いと思うんだけど、ジャンプ的な都合があるのも分かる。新連載だとそういう順番にしやすいんですけどね。
あの日。写真と “その目で見た人間の記憶を消せるんだとさ” 。あからさまに探偵の目が隠されてるので「あーはいはいお前の目が既に」と分かる。んで、時間が飛んで現在。「あの人お兄さんじゃありません 全然知らない人です」と黒沢清チックな話が飛び出る。こっわw 主人公はまだ知らないけど、彼女の記憶が消されてることは読者にとっては明白。あとはこの兄貴を名乗る人物が味方なのか敵なのか。あの日の河原の探偵さんなのか、探偵が追ってた怪人がなりすましてるのか。
んで、車で目を見ちゃって、暗転。目が覚めると朝。ちょっとタイムループものみたいな雰囲気ありますね。主人公の意識が継続しないので、ゲームのリセットボタンの方が読者からの感覚は近いのかな。まったく同じモノローグを繰り返すのがオモシロであり、不気味。読んでて不気味だけど、当の主人公はその不気味さに気づいてないから「志村うしろー!」にも近いアレ。
警察に連れてかれて情報収集。ここで口頭説明で一気に話が進む。記憶リセットで話が細切れになるから多少強引に話進めないとページ数がいくらあっても足りませんねw ただ、それと同時に記憶を消した際に相手の意識を奪うので警察署相手でも無双できる、というバトル的な解釈が提示されるのがうまい。直接のアクションはまだ焦らされてるけど、「記憶消せるって強いんだ」となりますよね。こういう土台作りがうまいなぁチクショウ。取調室ガチャッも怖いし、警官がガチビビリしてるので余計に怖い。
「記憶を消す怪人」というキーワードで主人公の記憶が断片的に戻る。ぶっちゃけコレがなかったら一生ループですねw 都合も感じるけど、最終的には少しでも記憶が戻ることが感動的というか、希望にも思えてくる。やっぱこういうループもの、記憶ネタの作品は2度読むと面白いなぁ。
んで、対怪人の試行錯誤が始まる。唐揚げがループのスイッチみたくなってて面白いし、試行錯誤のアイディアが楽しい場面ですね。ここで、写真も有効、鏡も有効、と設定の掘り下げてて、それ自体が面白いんですが、それが終盤のアクションへの布石にもなってるから見事。本作は設定の面白さ、ルール説明とそれを活かした最終的なアクションが見事に連結してるのが素晴らしいと思います。序盤は予感すらしないけど、最終的には設定や物語的なオモシロが、アクションという形でクライマックスを迎えるのが最高です。
寝室であの日の写真を見つけて、死んだフリ作戦。これで一気に話が進む情報が手に入ると思ったら……入らない。めっちゃ紳士的にお姫様抱っこされて終わり。肩透かしでもあり、意外性でもあり、何食わぬ顔して翌朝再会するのでちょっとした寂しさのようなものも彼から感じられるのが良い。あと、地味に主人公の顔芸というが取調室で事前に見せてるのもニクい。周到すぎるよ。
んで、主人公が試行錯誤して収集した情報を持って警察へ。記憶を消すという情報自体は疑惑レベルで警察も持ってたけど、彼女からそのことを言ってきたのが決め手ですね。北観さんの化けの皮が剥がれて……というか自ら隠す気ゼロなのが最高。こういうアッパー系の悪役、良いですねぇ。屋宜作品を読んでるなぁ……と実感する。変な話、まったく別の絵柄の作家にこの話を任せたとしても、この場面は「屋宜っぽい」ってなりかねない。
屋宜ファンとして嬉しいところは、北観が言う “ありがとう!! 僕らはこれからも人を殺せます 全部君のおかげです!!” ですよね。感動しました。『アイアンナイト』じゃん。「ありがとうアイアンナイト」じゃん。「ありがとう」という美しい言葉を悪役に吐かせ、それにこの上なく意地悪な意味を込めるから最高だよなぁ。主人公が正義のため、真実の追求のためと思ってやっていた努力は無駄であり、無駄どころか悪役の手助けになっていた、という。やばい、『アイアンナイト』読みたくなってきた……
からの探偵の警察署カチコミ。ここ最高ですね。前髪を持ち上げる変身感が楽しいし、「どう目を見せるか」のアイディアが羅列されるのが本当に気持ちいい。どれも事前に出てきた方法のバトル的な再解釈に過ぎないからフェアですね。
主人公は助けられ待ちにはならない……といって突拍子もなく強くなったりもしない。写真を見たのはガチ事故。なんだけど、あの写真は2人の記憶の根っ子にあるもので……運命的な美しさもあるし、そもそもあの場面であの写真に導かれたのはうっすらと残った記憶によるものなんじゃないのかな?みたいな余地が良い。とにかく、超絶緊張状態から一瞬で意識が飛ぶ、というギャップが楽しすぎて、そっからのワンパンが本当に気持ちいい。
再びの河原でネタバラシ。一瞬「主人公察し悪すぎ!!」とか思いましたが、その直後に “最終手段で全部説明してみたけどそれも効果なしだな”……って今のことかよ!! 「効果なしだな」という語尾が味わい深い。
記憶は消えたけど、強い意志だけは残ったので進路が決定してエンド。タイトルの『忘レ者探偵』は兄貴だけでなく、彼女のことでもあったんですね。うまい。「者」の変換がだるいとか言ってごめんなさいw
ということで、終わり。面白いと思った人が面白かった。予想通りだけど、予想以上に面白かった。最高です。
『HUNTER×HUNTER』
自殺に対する1王子サイドの推理。読者は真相を知ってるのにこんなネチネチと間違った推理を見せてくるのが本作ならではですね。フツーやらない。待ちがってるもの。主人公の目論見に対して悪役が推理するような話だったら全然違うけど、断片に正解にかすっててハラハラする、とかありますけど、そうでもないからね。すごい。
バースデーサプライズ(先取り)。暗殺で死ぬかもしれない人にアレやられるとちょっとグッときてしまうかもなw 教典読んでなくても。てか、あの理屈だと、クラピカの師匠もサプライズされる可能性あるんだが、気まずい。
ながーい推理が再び始まったと思ったら、バショウの “なんてな” 。バショウも知恵者ですなー!!とか思うけど、彼の考えも別に正解ではないんですよね。ただ、その間違った推理「意図的な死後の念」が次のテーマになってくる。なにこの場面転換。こんなのあるのかw
2王子の元の呪詛部隊。社会からはみ出した者による自殺テロ、と考えると流星街と似た感じもあるのかな。面白いけど、 “カキンの不可持民特有の念能力” ってのはちょっとよく分からないです。念ってそういうんだったっけ? ルールをガチガチに設定してるようで、雑に解釈を変えることもあるのかな。最近特に増えてる気がする。こまけーこたーいいんだよ、も分かるけど、細かいところが本作の魅力なので少し悩む。
『ハイキュー!!』
影山がイメージする日向で笑った。限りなく動物みたいなイメージじゃねぇか。まぁ、私も「言いそう」って思っちゃったけど。
からの、超気まずい飲み屋で笑った。客席オールスターでめっちゃアガるんだけど、子供の涙はずりぃわw それもチンチクリンな子供に泣かれたら、いくら「俺たちは悪くないよな?」と理論武装しても無意味。なので、理屈じゃなくて行動で解決に向かう冴子姉さんがかっこよすぎますね。それに対して唖然と見とれるのみ、という男たち(大人)がダサいんだけど、ちょっと可愛いw
そして、まさかの優くんオンステージで爆笑。可愛すぎだよ……。『ヒロアカ』のモノマネにも通じるものはあるんだけど、差はやっぱミカちゃんという存在だよなぁ。強烈すぎる。出番の多さで言えばどっちも大差ないし、ギャグキャラとしてはあちらも十二分に魅力的なんだけど、ミカちゃんで落としてくるのを見ると「はぁぁ……こっちのが好き……」ってなってしまう。ずるいぞ。 “ミカちゃんに見せるんだ!!” って言われてたけど、あの様子だとミカちゃんはもう重々承知っぽいよね。俺もミカちゃんの尻にしかれたい……けどそうすると優くん愛でられないのでそれも惜しい。
『THE COMIQ』
扉が最高、というかめっちゃ分かりやすい。溺れる姫川と、謎の手。直前のページそのままですね。
謎解きショー。兄妹の……特に妹のヘタクソな小芝居がウザいですねw 姫川への精神攻撃としてはめちゃくちゃ有効なのではないか。死体のコスプレしてあれやってんだから相当意地が悪い。
んで、偽の解決。扉の通りですね。通りすがりの女子高生で話進めるのはツイッターで「マックにいた女子高生が言ってたんだけど」と同じくらい説得力ないと思いますが、面白かったのはその次。絵のトリック?謎?が次回への引き。珍しいですね。今までは1話の中ですぐに解決まで行ってたのに。やっぱ最終回仕様ということか。
そんな絵。文字として主張してくるのはアウトというか、バレバレすぎてこれ絶対ネットで話題になるやつ。もちろん殺人事件とかは関係ないけど、「坂巻の姫川への嫉妬がすごい」みたいな感じでひと盛り上がりしちゃうよ。こういうの大好きだよ、ネットの人たち。てか、私も。
『鬼滅の刃』
反復。ルーティンに煉獄さん盛り込まれててタイムリー。一番人気はギャグだけどな(とも限らないけど)。てか、こういうの見ると毎回「義勇さんハブられた……」ってなっちゃうんだよなぁ。意地悪な見方だろうけど。てか、義勇さんの話、意外なくらい放置されてますね。本章のメインテーマくらいの勢いを感じてたんですが、いろいろ大変だった。
南無柱に認められる……が勘違い。高等なギャグだと思って笑ってしまったんですが、どうやら南無柱がカマかけてた説。意地の悪いことをする……。
南無柱の過去。これまた疑似家族ネタ。「まだその切り口が残ってたか」と驚く。まぁ、この場合は兄というよりは親に近いポジションなのかもしれませんね。
んで、突然の盲目カムアウト。マジか。座頭市じゃん。超かっこいい。盲目剣士は耳が良い、というのが定番ですが、そういう五感ネタは本作、出払っちゃってるんだよなぁ。
南無柱、完落ち!!という感じで終わったけど、まぁ彼はそこそこ好意的だったというか、死なずさんの後に見たせいもあってイージーみたいな印象も少なからずあったかも。炭治郎が苦労したのは修行の方だけど、南無柱籠絡の決め手に関しては炭治郎の人柄の方が大きそうってのもある。人柄については重々承知なので「じゃあ楽勝だったんじゃん」みたいな気も少し。まぁ、家族ネタぶっ込んできたのはやっぱ楽しいんですけどね。
『思春期ルネサンス!ダビデ君』
野球回かと思ったら、クフ王回。クフ王が雷さんかと思ったら、ほんとはスフィンクス回。まさかのオイディプス王であった。みんな大好き、ミスター父殺しオイディプス王。
世界一有名ななぞなぞやってると思ったら突然のジャンプ画風ネタ祭り。『ジョーズ』やって吹っ切れたのかなw もう作者の好きなこと何でもアリになってる。楽しいからいいんだけど、ちょっと美術ネタが窮屈なんじゃないかと心配になってくる。
ダビデ君、ジャンプ感想やってたのか……。SNSなのが少し残念だけど、全作品やってるのは仲間だぜ。ブログやってほしいけど。SNSじゃ文字数足りないだろ、こっちおいで。引きこもって好きなこと書けるの楽しいよ……。変な村社会が形成される心配もないよ。「みんなホメてるから」とか気にしなくていいんだよ。ブログこそが自由だよ。
『約束のネバーランド』
これでエマが殺して解決だったらちょっとガッカリだよなぁ……とか思ってたので、オリバーの神スナイプなので良かった。これで殺しちゃったら大人2人の努力が意味ないもんね。オリバーが大人から教わった技術によって殺さずに解決する。
殺す覚悟は出来てるレイが独りで暗躍してフクロウ退治。みんなが追悼ムードになってるなら黙々と殺しを行ってる(機械だけど)、というギャップが良いですね。精神年齢はレイが一番高いのかな。まぁ、考え方にもよるか。子供しか残されてないけど、その中でも大人に近い(精神)年齢の子たちがそれぞれ見せ場を作った感じでしたね。あんだけ大人数で動いてると、主要キャラとモブ、という二分になってしまうのは仕方ないと思いますが、今回は「大人と子供」というテーマがあったのでキレイに収まってたんじゃないかと思います。
『ワールドトリガー』
黒くなった件、みんな知らないし、本話で明らかにならないし。意外な展開であった。本話のメインテーマになると思ってた。
黒とは別の新戦法。俺の両手は機関銃。ノーガードでもそこそこ戦えそうだけど、本作はそういうノリじゃないのが面白いですね。そのガードを仲間とのコンビネーションでカバーする。ちょっと主人公チームがやりそうな作戦でアガる。努力友情勝利じゃないか。主人公チームじゃなかった理由は練習がめっちゃ大変。睡眠学習ないととてもじゃないけど短期間じゃ無理、だそうです。初登場のボス戦の時は「一度覚えられたら勝てない」みたいな恐ろしさあったけど、日常的に再戦するとなるとスゴさを感じさせるの難しい、というか単純に地味な能力ですよね。それをこういう形で見せてくれるのは楽しい。ただ、黒の件はガン無視で進むw 来週明らかにならなかったら知らないまま移籍することに……
ショッピンモールの狙い。停電作戦でした。SF設定が全然関係ないってのが面白いですね。もちろん光ってるってのはあるけど、そうじゃなくても有効な作戦でしょうよ。予期してるしてないの差はあまりに大きいですね。一番そういうアドリブ利かなそうな修が狩られたパターン。
『火ノ丸相撲』
勝利者インタビューわろた。ハイになってるのもあるんでしょうね。ちゃんとレイナ様が “大丈夫…? 頭働いてる…?” と事前に不穏さを感じ取ってるのが良い。その指摘は正しいが、まさかあそこまで暴走するとはw
からのレイナパパ。医者やってるんでしたっけ。これはサツアイ不可避。親へのサツアイ展開って『ゆらぎ荘』以来かしら(かなり変則的だけど)。無茶苦茶してるのは分かるけど、「うちの娘はやらん!」とブチギレる要素もない気もする……(そうか?)。冷静に考えると。インテリだから理解ありそうな気もするけど、まぁ子供2人ともヤンキーだから分からんか。メガネですげぇ武闘派かもしれん。
てか、この世界の相撲ファン、その他一般人からめちゃくちゃ愛されてるだろうなぁ、火ノ丸くん。ほとんどはネタとしてだけど、中にはキャーキャー言う女性ファンもいそうな気がする。もちろん「やるじゃん」みたいな男性ファンも。
久世くんの “…結婚おめでとう” 真面目ギャグみたいな感じもあって良いですね。こっち路線でのキャラ萌えは久世くん期待してる。
2敗を守り抜く話をしてるから何事かと思ったら、次この2人かよ! どっちか負けちゃうのか……なにそれ無情……。
『食戟のソーマ』
ソーマくんのリベンジ。おせち。1月ほど早い。まぁ、高級おせちの予約とかはそろそろ話題になってるだろうから、そういう意味ではタイムリーなのかな。ああいうの頼んだことないけど。高い金出すなら出来立てが良いよなぁ、とか考えてしまう貧乏人。
ソーマくんのアイディア料理でどうやって「掛け算」するのかと思ったら、しない。ゴリゴリに足し算しまくることで掛け算にも匹敵させる。このロジックは面白いですね。この試練の攻略法は「掛け算」と教わったけど、別にそれに従わなくても100ドル行けばいいんですよね??というストロングスタイル。攻略法は1つではない、という『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』的な発想(個人的にはタイムリーだけど世間的には時代遅れな例え)。
物量作戦を可能にしたのはオールマイティーでつまらないコンビニ食品だからこそ、と発想を転換したのも好きです。コンビニだからこそ出来た、というのが良い。やっぱソーマくんは即興性の怪物。トップオブザヘッド。
んで、リアクション。やっぱロリ系は変な意味でドキドキしてしまう。『ゆらぎ荘』も結構気を使ってた部分だしなぁ。
『ゆらぎ荘の幽奈さん』
センターカラー。狭霧編の景気付けかと思ってたけど、ゲーム発売記念でした。ゲームのビジュアルが発表になった時(ジャケ)、「幽奈さんがww日本刀ってwww」と爆笑してたんですが、それがついに逆輸入。感慨深いものがあります。ちなみに、千紗希ちゃんマンはdlcだそうです。なぜ戦うのか。
本編。雲雀ちゃん謝罪。やっぱ宵ノ坂の男たちは女性の謝罪が大好物ですね。攻める口実を得た、という意味で素直に狭霧と儀式交わすよりも嬉しかったのではないか。
んで、狭霧のフラッシュバックで “甘えるべきだったのか…?” 。テーマ的にめちゃくちゃ深い。雲雀ちゃんの出番を経由したのも大きくて、彼女は割と甘え上手みたいなところありますからね。最近は成長もしたので、甘えるだけのキャラでもないんですが。
そんな狭霧の後悔に対するコガラシくんの回答が史上最高レベルでイケメン。 “俺は好きだぜ? 狭霧のそういうトコ” ですよ。まぁ、前からコガラシくんの言い分は一貫してるので、よく考えると新しい情報は何一つ出てきてないんですが、本章での狭霧のドラマ、テーマを考えると、ここで、こんなこと言えちゃうコガラシくん……というか本作がスゴイ。そして、そんなコガラシくんの “好きだぜ?” 発言に関してはゆらぎ荘のみんなも共通していて、というのが最高。異性愛に限った話ではないですからね。人間同士の付き合いとして当たり前のレベルの話。
あと、ここでコガラシくんが弱体化してることも大事ですよね。これでコガラシくんワンパンで解決しちゃったら「よし 次からは甘えよう」と雑な解答になってしまうので。勝てる勝てないの算段はさておいて、ほっとけるわけないじゃん!!というのが大事。そういう意味では、前回ラストの雲雀ちゃんと今回のコガラシくんは同じ。
宵ノ坂、特にオトンの真の目的。御三家のパワーバランスが崩れてるから好機と見たのか。言われてみれば、という納得もありつつ、「本作そういうことするんだ?」という驚きもあるw 変なとこガチだよなぁ。いつの間にかバトル漫画モード入ってるし。ちゃんとサマになっちゃってるし。
どうしよう、今週のエロ冒頭の雲雀パンツしかないよ!!と思ったら、幽奈さんが裸。こないだの長編であんだけ盛り上がった憑依がアッサリ行われてるので笑った。セル編入ったらスーパーサイヤ人にありがたみがなくなる、みたいなもんか。
んで、狭霧vs酌人。やっぱ本章のテーマ的に酌人という悪役は良く出来てる。最高だったのは “自分のひ弱さようわかっとるからホンマは不安でしゃァないやろに” “狭霧のそういう強がる顔にグッとクルんよォ…!” 。これすごい。さっきのコガラシくんの “俺は好きだぜ?” と言ってることが、表面的にはまったく同じですよね。もちろん、その意味はむしろ真逆である、と誰もが分かるんですが。やっぱ女性の恋と仕事、そして女と男の関係が本章のテーマですね。てか、狭霧のテーマ。同じことを言ってるんだけど、酌人は女のことを下に見ていて、コガラシくんは同じ高さでみている。それだけで同じ発言でも意味が違うし、それこそがこのテーマの解答とも言える。狭霧が “甘えるべきだったのか…?” と悩んでたけど、甘えるのは男を上に見る行為ですね。
ソース忘れたけど、人が人に恋するためには最低3人必要、という話を聞いたことがあります。自分以外の2人を比較することで好きという感情が生まれる。らしい。この酌人とコガラシくんの対比がそのまんまな話でしたね。狭霧が恋心に気づくのは酌人という踏み台がいたからこそ。
んで、覚醒狭霧のどろん。あらやだ、変身すげぇ可愛い。恋心による覚醒だから雲雀ちゃんの時みたいに白スーツ? 白タイツ? になると思ってたんですが、意外と黒はキープ。ただ、肌の露出は多いけど白タイツみたいに全裸になるまではフルパワー、みたいな感じなんじゃないかしら。じゃないと露出増えて弱そう。まぁ、おばば様が近くにいるので、次回解説キャラとして活躍してくれるのかな。
「愛してる」じゃなくて「恋してる」だったの面白いですね。ぶっちゃけ愛だったら既にコガラシくんにもゆらぎ荘にもあったと思います。愛は真心、恋は下心とか言うやつはバカです。……あっ、桑田佳祐だった。じゃあ、バカじゃない。私は平方の味方。
愛人が真心で、恋人が下心って頭おかしいだろ、と前から思ってました。けど、桑田なら正しいです。ジャンプ50周年記念!!!(意味ないシャウト)
『アリスと太陽』
最終回。本編読む前にに目次見ちゃって最終回だと知ったんですが、「あそこからどうやって終わらせるんだ……」と謎のハラハラがありました。
正解は、強引にぶったぎって3年後。まぁ、そうなるか。これ事態はよくあるんだけど、ありとあらゆるものを投げっぱなしジャーマンしてるので、3年後のパートがめちゃくちゃ説明臭い。ちょっと長すぎるし、白々しいので笑った。ここまで3年後に丸投げした作品もかなり珍しいのではないか。最終回までは通常運行にしたのかなぁ。どうせキレイにまとめるのは無理だから、と開き直って。まぁ、それも1つの手ではありますね。逆に、『田中』なんかは終わりに向かってラストダンジョンとか田中暴走とかやってたので、めちゃくちゃ丁寧だったと言えそう。もちろん本作が悪いわけではない。悪いとしたら、まぁジャンプのシステムだよなぁ。
たぶん今回のは、開き直って捨ててる部分なんだろうけど、モブ解説の臭さは結構ひどいよね。これ大事な場面でやってたら台無しになるレベル。説明すべきノルマの量が頭おかしいから仕方ないけど、セリフが死んでる。どんな名優、名声優でも感情込めて読むこと出来ないのではないか……みたいなことになってると思う。まぁ、本作用のネタを他の作品に流用したくないから無理矢理でも本作の中で成仏させる、という意味では愛を感じる話でもありますね。
てか、バンド編成になっても「アリスと太陽」って名前なのかしら。ジョンボンジョヴィ率いる「ボンジョヴィ」とかは聞いたことあるけど、2人とその他ってパターンもあるのか。音楽詳しくないからどこまであり得るのかが分からない。「DJみそしるとMCごはん」が1人、とかそういう類のオモシロ案件なのではないか。
ということで終わり。『田中』と比較すると最終回の作り方、最終回までの持って行き方が対照的なので2作セットで、連続で読むことでオモシロが増えたような気がします。全然違うけど、どっちも正しいし、どっちも誠実。終盤の「えっこれからバンド?? 新キャラ? しかも2人!?」みたいな畳みかけはマジ記憶に残ると思います。『田中』の終了や、掲載位置を知らずに読んだら絶対、今週終わるとは思わなかったよね。すごい。
『ジモトがジャパン』
文化祭。主要キャラが順繰りに出店でひと盛り上がりして去っていく感じ、最終回っぽい。『アリスと太陽』に引っ張られてるのかもしれませんが。
んで、本題はアメリカンお化け屋敷。 “デ… デジャヴ…” は笑った。話の腰を折らないツッコミが絶妙。
蟹分身の上位技。他県で上位互換の技を生み出しちゃうのは「鳥取の勝ち」みたいなニュアンス出ちゃうからちょっと問題あるのではないか。不安。
ただ、分身で突撃することで、相手の攻撃を全力で受け、全力で負けることが出来るのが面白いですね。相手の攻撃の邪魔はしない。てか、ハリウッド部隊のアメリカンお化け屋敷が面白すぎるでしょ。鳥取のレジェンドということで、『ゲゲゲの鬼太郎』なのは納得で、たしかアニメだとこいう西洋の妖怪と戦争する話あったよね??とか思ったんですが、本作のはアメリカの、ハリウッド部隊が作ったお化けなので厳密にはかなり違う。要するに、ハリウッド映画の悪役大集合ですよ。えっ、楽しすぎる……。フレディとジェイソンが揃い踏みしてるのも嬉しいし、プレデターとヴェノムというちょうど今年の映画でお馴染みのキャラがいるのも嬉しい。ヴェノム出世したなぁw 半魚人というクラシカルなチョイスも入れてるのが嬉しいですね。ただ、ハルクっぽい人がいて「ヒーローじゃね?」とは少し思う。
んで、ラストは鳥取の空港でもお馴染みのあのガキンチョ。マンガのレジェンド輩出しすぎですね。鳥取スゲェ。
てか、『ダビデ君』が有名マンガの画風ギャグを始めてしまったので、「どいつもこいつも……」感がすごいw
次号予告
『約束』が巻頭カラー。はいはいよくあるよくある……とか思ってたけど、よくありすぎて逆にビックリ。48号に表紙やったばっかりじゃないですか。やりすぎじゃないですか。アニメ前だからといっても、直前になったらまた表紙やるんでしょ? どんだけだよ。
『ONE PIECE』『BORUTO』『COMIQ』『HUNTER×HUNTER』という現連載陣の問題児(出席的に)が予告ページに揃い踏み。『ヒロアカ』も人気投票の結果発表あり。ちょっと露骨に問題児が予告ページに揃ってる気がするw
てか、『COMIQ』って最終回なのにセンターカラーじゃないんですね。絶対そうだと思ってた。ただの大増ページでした。
目次
読者コメント。クリスマスの準備とハロウィンを振り返って。11月の未来と過去。見事に季節の話題なので笑った。
てか、このコーナー、次回が最終回なんですけど、最後っぽいコメントが載るのかしら。そこまで気を使える投稿者がいたかどうか、楽しみです。
奥さんのご友人から「大志」Tシャツをいただきました!超でかい名札付けてる気分
(『ぼくたちは勉強ができない』)
あまりに恥ずかしいので笑った。
1年ぐらい前から話考え始めたからキャラへの愛着半端ない。オススメは北観。
(『忘レ者探偵』)
1年ってのもすごいが、それよりも「やっぱ北観か」と納得もでかい。屋宜DNAを濃厚に感じたのは間違ってなかった。ありがとうアイアンナイト!!
PS4ゲーム湯けむり迷宮発売中です!オリジナルエピソード満載ですので是非…!!
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)
来週からプレイ感想が楽しみです……と思ったけど、作者くらいだったら事前にもらってる可能性あるか。じゃあ、やってないorやる余裕ない感じか。密かに佐伯先生に期待してたりもしてます。
「最近の若い子には分からない」という指摘が年々増えていますミ・アミーゴ
(『呪術廻戦』)
あっ、こないだのってやっぱ修二と彰でよかったのかw 別にそういう意味じゃなくても問題ない感じだったので気にしすぎだと思ってました。イチローの方が露骨で「イタドリの年齢じゃ知らねぇよ」感あったと思います(好き)。
加湿空気清浄機を買いました。ニオイセンサーに反応されるとすこしつらい。 <しろ>
(『アクタージュ act-age』)
ゲロ若い宇佐崎先生でも反応されるんだから……という心の支えになります。
今年一番悲しかった事はとんかつ弁当の衣がフニャフニャになってしまった事です。
(『ハイキュー!!』)
良い1年だったんですね……。うらやましい。
アシスタントさんたちとナンジャモンジャゲームをしました!楽しかった~
(『鬼滅の刃』)
なんじゃそりゃ、と調べてしまった。すごろくや案件なのね。筒井先生だったら本編に還元できるのに。
読んでくれた皆様応援してくれた皆様本当にありがとう!また会いましょう。悔
(『アリスと太陽』)
さすが、うまいこと仕掛けてくるな。初連載の別れの挨拶とは思えないこなれ感。
愛読者アンケート
『忘レ者探偵』について。兄と妹、それぞれについて質問されてるんですが、妹に対する選択肢に「可愛い」がないので意外。そういう目で見んじゃねーよ!!という圧力。見ちゃった……
この作品について、①この作品を連載で読みたい、②屋宜先生の別の作品を読切で読みたい、③この作品をもう一度読切で読みたい、④屋宜先生の別の作品を連載で読みたい、という定番の4つ。うーん、全部かな(シヌワ))。
またアニメについて。アニメ化の話が多いからってのもあるだろうけど、多いなこの質問。そしてまた単に「アニメ」と言ってる。tvアニメのことだろ。tvアニメが世界の中心だと思うなよ。
ちなみに、tvアニメ観ないなーとか思ったけど、『ドラえもん』観てた。来年の映画めっちゃ楽しみです。今年はイマイチだったけど、来年は大丈夫と信じてる。
総括
いつもジャンプを買ってきたら真っ先に『ゆらぎ荘』を読んでたんですよ。それが今週は違いました。『ゆらぎ荘』が一番の楽しみじゃないのっていつ以来なんだろう……と不思議な気持ちでした。
あと、来週は頑張って月曜更新目指します。
今週のベスト作品。『忘レ者探偵』に決まってるじゃないですか。愚問。今年のベスト読切決まりました。ありがとう屋宜先生!!(怖いからやめろ)
ベストコマ。『ジモト』の「日米妖怪大戦争」。
『忘レ者探偵』以外で決めるならば、ですが。入れていいなら「ありがとう」だよなぁ。
最後に今週のベストキャラ決めて終わります。こちら。
- 大将優 『ハイキュー!!』
- 『忘レ者探偵』入れていいなら、北観。
- 作者: エドワード・D.イースティ,米村晰
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- 作者: 古舘春一
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- 作者: 筒井大志
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