北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2020年12号の感想

週刊少年ジャンプ(12) 2020年 3/2 号 [雑誌]

 粉の吸いすぎで廃人になってました。

表紙

 『アクタージュ』2周年。『鬼滅』が4年で『アタタージュ』が2年。『アクタージュ』が2年しかやってないことも『鬼滅』がその倍もやってることも何もかもがピンとこない。
 2周年なのでピースしてるんですが、親指が立ってるので「3」に見えないこともない(見えないです)。
 ちなみに、裏表紙のスマホゲーも2周年なので笑いました。

読者プレゼント

 まさかの豪華クルーズ船。今はまったく別の意味を持ってしまうのですが、事故だよなぁ。さすがに。元々クルーズが流行りかけてたってのもあるのでそっち由来のテーマだと思うんですが、今はあまりにもアレ。電子版では書き換えような(電子にプレゼントありません)。

巻頭カラー『アクタージュ act-age』

 天使パートで続くのかと思ったら、夜凪に戻る。これは巻頭を意識したってことなんですかね。表紙や巻頭では主人公が決めてるけど、本編は脇役の大活躍回みたいなのってちょっとしたジャンプあるあるだと思いますが、今回は意図的にそれを回避した形なのではないか。まぁ、すぐに天使サイドに戻るので行ったり来たり感もあるんですが、黒山が橋渡しになってるのでその違和感もわりかし少なかった、かも。
 まぁ、大問題である2日目以降の夜凪どうすんの、の件については放置したままだったのでそこは気になるかも。
 あと、がっつり天使サイドの舞台をやるっぽいのでそこも驚きました。繰り返しで退屈にならないか心配でもあるんですが、広い目で見ればターン制のバトルなのでアリなのか? 1ターンが長すぎるって話に戻るんですが。まぁ、黒山の舞台が夜凪たちとも救う、みたいな感じになる気もするので、そういう意味では「また話戻っちゃったよ」ではなく、物語は一続きなのかな。
 んで、例のロリ。もちろん「親が」ですけど、めっちゃ意識高い舞台ファンなので笑った。ガチ勢じゃねぇか。いや、今回の舞台はミーハー層も拾うので行動派のミーハーって可能性もあるか。
 そんなロリに声をかける天使。良いシーンっちゃ良いシーンなんだけど、子供はピュアなのであんなのされたら舞台の善し悪しに関わらず「どっちが良かった?」「千世子に決まってんだろクソババア」ってなりかねない気もするw あんまり舞台の外の要素に影響力を持ってほしくないというか。まぁ前回の劇でリアル夜凪に会おうとしてたのでそもそもがアレって話でもあるんですが。
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 本編後に人気キャラ投票のお知らせ。こちらはweb投票で1日1回、毎日投票可能。『鬼滅』の新刊帯の投票権システムと比べると無料という側面が強いですね。投票ツイートをすると抽選プレゼントなので毎日投票させて宣伝効果も期待する形。『鬼滅』に比べると種まきみたいな側面が強い投票企画になるんじゃないかしら。
 個人的に順位が気になるのは黒山かな。作品全体を通して見ればNo.2のキャラクターなのは疑いようがない、けど出番の多さでいったらそうでもない、という意味で気になる。天使に負けるのは間違いないと思いますが、どこまで落ちるんでしょうね。さすがに5位以内には入るだろうけど……と思ってるけど、大丈夫かしら。
 個人的に好きなのは特にないけど、強いて言えばルイレイの2人ですかね。2人って時点って投票する気が起きにくいのですが、じゃあルイ。

ONE PIECE

 釜茹での刑。おでんが我慢大会の申し出をするんですが、ロジャーの船に乗るときと同じですね。おでんの誠意の見せ方が一貫してるというのは面白いです。カイドウたちに通じるとは思いませんが、市民たちには伝わるんでしょうね。
  “十人全員で釜に入る” からの「全員入るとは言ってない」。まぁカイドウが納得してるならいいんだけど、やはり気になる。オロチが普通のこと言ってるのが笑えるというか。寓話とか象徴の意味でかっこいいのは分かるけど、そもそも我慢大会を言い出したのもおでんの勝手なので、その先でさらに屁理屈通そうとするのはちょっとアレな気がする。勝手に道具使ってるし。こういうツッコミを抱く読者に対して「マジレスとかオロチかよw」という逃げ道を作ったのはまぁうまいと思います。うまい=ずるい。
 しのぶ暴走。せっかく助けられたのに余計なことしやがって……と思ったけど、その問題は特にフィーチャーされないので意外。おでんの裸踊りに対して疑いを持つ読者は1人もいないので「実は○○だったんだよ」で感動させるのは無理筋だと思う。そりゃそうだろうよ、としか。
 ただ、面白かったのはオロチの動機。もちろん逆恨みに昇華するのは間違いだけど、ワノ国の一般市民がクソってのは正論なんじゃないかしら。『ONE PIECE』って「国とは人だ」理論で最も尊いのは一般市民みたいな認識になりがちだと思ってたので、元凶は市民ってのが意外。かつ面白い。オロチまでもが叩かれるのは昨今のネットリンチとかも連想させたいのかなぁとか思いますし。「正義の味方」という表現がソーシャルジャスティスウォリアーを連想させる。させたいんだと思う。たぶん。
 そうすると、しのぶが市民に “誰のお陰であんた達が今平和に生きてられると思う!!?” とブチギレてるのが気になってくる。結局は市民が一番悪いってのは面白いが、一部の人に「生かしてもらってる」みたいな感じになってそれはそれで感じ悪いのではないかと。もちろんこの市民の問題は来週以降に結論が出る話なので今あーだこーだ言っても仕方ないのですが……各話感想やってると仕方ないんだよなぁw

鬼滅の刃

 猫生きてた。『ジョンウィック』問題回避なので笑った。私が勝手に見立ててただけで、そんな問題どこにもないんですが。
 南無柱復活の儀。前から不安に思ってる「さすがに炭治郎独りで勝つのは無理がある」への解答でもあるので面白いのですが、死んだり生き返ったりを安易に繰り返すと単調で退屈なだけなので危なくもある……が、まぁそこらへんうまく処理するんだろうな、とも思う。単体で不死身な鬼(無惨)と、協力することで何度でも蘇る人間サイドの対比って意味もあるだろうし。無惨側に寄り添って考えると「人間しつこっ!」という話でもありますよねw
 蛇柱の介入。日の呼吸マラソンは中止なのか。あの作戦ってタイマンじゃないと成立しない話だと勝手に思ってましたが、どうなるのかしら。
 蛇の活躍にキレる無惨。これはちょっと分かる。珠世の研究とか鬼とかそういう理屈がない状態でただの動物にあれだけ活躍されると「そんなんアリかよ」と思う気持ちは分かる。まぁ、カラスとかネズミとか今までもいろいろスーパーアニマルはいたけど、ここまで直接戦闘に関わってこられると「反則やーん」と無惨が思うのも分かってしまうw まぁ、盲導犬的なサポートが主なのでそこまで超常的な話ではないのかもしれないけど(蛇にそんな知性がないとかそういうのは置いといて)。

センターカラー『Dr.STONE

 合成音声が完全にAI美空ひばりなので笑った。漫画を描くタイムラグを加味してもこれは間違いないんじゃないかしら。
 コハクvsキリサメ。話題の透けるスカートである。脚を見せた方がアクション的にかっこいいという判断もあるんだろうけど、ロングスカート時のアクションも魅力がある(中二ロングコートとかロマン)のでここは好みが分かれるかな。まぁ、動きは見せず決め絵1枚で省略するから無理と諦めたのかもしれませんが。
 侍風の「松風」が新キャラ。漢字。石化タイムスリップじゃない人に漢字。考えるだけな無駄な要素な気もするけど、気になるっちゃ気になる。「マツカゼ」でも侍風のキャラとして成立したと思うし。まぁ、そんなこと言い出したらまったく同じ日本語が定着してるのも気になる……って話も前にした気がする。
 ……キンローギンローは漢字だけど、あれは金銀由来なのでまた事情は別だと思う。他いたらごめん。
 いざ月。満を持して登場した松風は「置いといてー」扱いなので泣ける。少年心くすぐるキャラなのにw
 まぁ、宇宙の話となると、やっぱレイとか本格的に出てくるんですかね。あの連載終えてから初めての新章だと思うのでそういう意味でも怪しい気がする。あの連載にリーチローがどこまで関与してるか知らないけど、出来上がったのを読んでから「これ使えそうじゃん」となる可能性もあるよね。

『魔女の守人』

 調べ物はメガネが既にやってたので話が早い。そういう地味で面倒な作業は終わってる。都合はいいが、メガネと魔女の仲良し具合を見ると調べてても不思議じゃないですね。
 んで、追っ手。教会の殺し屋集団みたいなのが来るかと思ったら、よその国の魔女のコンビ。意外。新キャラ、敵キャラがカップルで現れるのってそこそこ珍しい気がする。もちろん女性の騎士がどこかにいてもおかしくはないんですが、たぶん今後も男女コンビだろうなぁ。そんな単調なことになるかはさておき。
 そんな追っ手カップル。2人が仲良く話してるのを見ると「話せば分かるんじゃね?」という気にもなるし、バトルジャンキーっぽい言動もあるので普通に的な気もする。あの2人が仲良いことを考えると「彼女を救えるかもしれないんだ」と言えば説得は楽そう、ではある。
 荒野を移動、ザコ敵と戦ったりしつつ、初めての村に到着。なんかすごい。異世界ファンタジーみたいな話やってる。あまりに王道で意外となかった路線というか。昨今の若者向けファンタジーだとゲーム的な世界が多いと思うんですが、本作はどっちなんだろうか。まだ判断が難しい気がする。既にゲームっぽさゼロではないと思うけど、まだ。

ハイキュー!!

 扉が今週のテーマに沿ってる。意外と珍しいですね。既存のプロ選手の活躍も描きたいけど、基本は高校編オールスターが主なので大々的に盛り上げて紹介しないとバランスが保てない、みたいな感じかな。
 前回も感じて似たようなこと書いた気がするけど、観客にキャラが多すぎてバランスが悪い。1つのプレーに対してリアクションの人数がすごいw リアクション過多。王道の試合シーンをやってるようで、すごい変なバランスでもあると思う。
 本日の主役、ロメロ。振り向きスパイクという地味ながら変人プレーを見せて「やっぱプロやべぇ」と思わせてからの、日向がロメロ潰し……からのロメロ本気。やばい。あの「す」がえぐい。ロメロの変人性が炸裂というより、漫画として変態すぎる。なんだよあのコマ。1つのコマの中に残像的な感じでいくつも体を描いてスローモーションのような表現をするのはまぁ分かる。そこそこある。それと同じコマの中に残像が発生しない影山、残像が発生するボールがやばい。別の動きをするものを2つ同時にスローモーしたらゴチャゴチャして分かりにくい絵になると思うんですが、同じ動きをするわけではないけど、右から左というぼんやりとした方向性だけはしっかり一致してるので違和感なく読める。さらにその動きを補助するような「す」ですね。
 描写がえげつなさすぎてアレですけど、よく考えたらレシーブして自分でスパイク撃つってビーチバレーでは当たり前のプレーですよね。もちろんロメロは日向がビーチバレーやってたことなんて知らない、興味ないと思いますが、意識しなくても当たり前に出来てる恐ろしさ。
 ロメロやべー!!! でエンド。ここで扉の日向が観てたテレビに映ってたものが改めて描かれるのがオシャレなんだよなぁ。扉使いとしても絶品。

僕のヒーローアカデミア

 赤ちゃん脳無への愛を描かれると心理的にちょっと殺しにくくもなりますね。印象として正義と悪が反転する感じは意図的にやってるのでしょう。病院カチコミ組がみんな悪人顔で何も知らない市民がどう思うか、って描写もあったし。
 まぁ、とはいえ、脳無はキモいのでギリギリ殺すのもアリ、みたいなバランスなのかな。あと現在戦ってるミルコが脳筋で、その脳筋マインドが魅力的ってキャラなので気にならない、もしくは気になりすぎない。
 からのハイエンド大量投入なんですが、ピンチなのも分かるけど、ミルコの脳筋性と、先ほどの良心の呵責の件からして「盛り上がってまいりましたー!!」と素直にアガる展開にはなってると思う。ぶっちゃけ博士のキャラクター、言い分とかがめんどくさいって印象もゼロではないし。
 ちなみに、次号休載。名前考えてたから仕方ないですね(たぶん違う)。

『マッシュル -MASHLE-』

 『スパイファミリー』が学園行ってメダル集めし出したのも「興味なくなってきたなぁ」だったんですが、本作もそうであった。漫画的に活躍を分かりやすくするための制度という印象が強すぎてちょっと引く。『ハリポタ』の「グリフィンドールに+10点じゃ(依怙贔屓)」とかも苦手なんだけど、あれは途中から死に設定だから嬉しかったです。『スパイファミリー』に関しては学園要素いらないってのがそもそもある。
 魔法を筋肉でどう再現するか大喜利の部分は普通に楽しいです。メンコ的に箒をジャンプさせたのも笑ったし、「さすがに横への飛行は無理だろー」と思ってたら古典的な桃白白方式なので気づかなかったのが悔しいw
 んで、悪役。手下への実力行使がゲンコツなのが面白い。そこは魔法でやれよ、と普通に思うんですが、「こいつも筋肉の使い手か……手強そうだ」みたいな印象もゼロではない。割と普通のことやってるだけなんだけど、勝手に深読みできちゃうのが面白い。
 放課後の約束は私も読んでて普通に忘れてたので笑いました。主人公的に引っかかる要素があまりにない出番だったので、自ずと私も忘れたのでしょう(言い訳です)。

ぼくたちは勉強ができない

 雨で予定が前倒し、卒業式に出れない。最近雨が多すぎて「梅雨ですか?」とか思わんでもないんですが、うるか嬢なので水関連って考えるとまぁアリだと思う。
 んで、飛行機に間に合うよう走り出すアレ。伝統の「乗ってけよ」展開は見れるのだろうか。先生はさすがに卒業式に出席だろうから浪人? ……あの人免許持ってたっけ?(おぼえてない)
 リズヘッドのキス。身長差カップルの背伸びキス演出ってのも様式美だとは思いますが、どこにキスしたのかがよく分からない。唯我が頬に手を当ててるので頬だとは思うけど「今更頬かよ」みたいなことを考えると唇な可能性も考えたくなる。関係ない頬に手を当てて驚く唯我が可愛いのでそっちの線も捨てたくないw
 リズヘッドの方は告白だったと解釈することも可能だろうけど、師匠は明確に告白「しない」。意外である。女友達には打ち明けるけど、唯我本人には屁理屈立てて言わない、ようにも見える。まぁ、もちろんこの状況で告白できるのって常人には無理なのも分かります。「それどころじゃないんですけど」になっちゃいますしw そういう意味では直前の “人の心に疎いですから” はうまい着地だったと思う。
 すべての物語の出発点である天才性を2人が発揮して唯我を出発させる、というのはキレイ。ぶっちゃけ「先生も鬼じゃないんだから普通に言えば分かってくれるんじゃ……」とか思いますけど。
 前からうるか嬢は勉強のドラマが希薄だから本作の物語において少し「どうでもいい」側面があると思ってたんだけど、逆に勉強キャラが残るからこそあの勉強スキルを用いて唯我を送り出す場面が生まれたのでそういう意味でもキレイだと思う。まぁ、あそこで2人が発揮する「勉強」が元々の得意科目か唯我に教わった科目か、どちらが良かったのかは議論の余地あると思う。成長のドラマとしては絶対唯我に教わった科目の方がいいんだけど、2人にとって唯我を諦める場面なので彼女たちに元々備わってる天才性を選択したのでしょうね。たぶん。

『アンデッドアンラック』

 扉に「第1話から連続主人公裸体記録更新中」と書いてあっていろいろ考えたくもなるけど、扉でズボン穿いてるような作品に言われてもなぁ、とか思いますけど、まぁいいや。
 新キャラ。太股が太い。強そう。とはいえ、せっかくロシアに来たのに学生服キャラかよ、というガッカリは正直ある。ロシア感が早くも喪失してしまった。まぁ、リアル海外ってのは異世界よりもある意味難しいのかもしれませんが。
 てか、「人混みは安全」だから放置されたのに緊張感なさすぎじゃない? とは思う。初海外が怖いのも分かるけど、積極的に殺そうとしてる人が近くにいるかもしれない以上「人混みは苦手」とか言ってられない気がする。あの強そうな太股が彼女を誘って人気のないエリアに誘い出したなら分かるけど、こっちから近づいたからなぁ。
  “宇宙って月と太陽以外何もないじゃないですか” あるぞ。どういうことなの。
 からのバトル。アンディがいなくてハラハラ、だったのに当たり前に出てきたでござる。ちょっと分からないです。何だったの。普通に最初から対敵でよかったのではないか。仲間との連絡したいなら電話とかで済ませればいいし。
 んで、バリバリの実との対決。水を浮かせるのは超かっこよかったんですが、階段作ったのはバルトロメオで見たことあるので残念だった気もします。まぁ水によって透明な階段が見れるってのはかっこいいんだけど。この手の超能力は能力そのものもさることながら「どう使うか」が味噌なので早速『ONE PIECE』と被ったのはもったいないと思う。本作はそういう所こそ凝る印象あったのに。

『ミタマセキュ霊ティ』

 サーモンが意外とデーモン性保ってた話。外部の目を通してハゼレナとミタマのことを見ると、完全にデートですね。子供連れてるので家族っぽさのが強いかもしれない。まぁそうすると解説おじさんがどういうポジションなのか謎なんですけどw
 んで、シャケ次郎が覚醒。 “水に触れるとリアルになる仕様なんじゃ…?” とまったく意味の分からない理屈で説明されるので笑った。そしてミタマが泣いてるのにも。
 その後の魚拓の “本当だ! でもだから何?” も意味不明すぎて笑ったんだけど、この “本当だ! でもだから何?” の笑いを楽しめるのが本作の強みかもしれない。先ほどのリアルになるくだりも「でもだから何?」だったよね。

『ミニネタジャパン』

 北海道はでっかいどう。静かな語りのまま落ちるのが面白かったんですが、掲載順的にどう考えても「熊ペーン」を連想不可避なので別の笑いも生じてしまうw

約束のネバーランド

 鬼ごっこ。ただの鬼レベルだったら余裕ですね。爽快感ある。もちろん緊張感もあるけど、それ以上に信頼感がでかい。
 今までの出会った仲間たちが活躍する定番のアレなんですが、やっぱ今はねぇ、目玉はノーマンだよねぇ。ノーマンが動き出した時点「はい勝ち確」みたいな印象すら湧くというか。ノーマンが何の迷いもなくエマの味方をしてくれることの心強さ。
 そんなノーマンの活躍を見せる見開き2ページが圧巻。頭の良さを戦闘力に変換するのに一手間かかるんですが、それのビジュアル化として完璧でしたね。右端の縦に伸びたコマでノーマンが脳内で処理してる情報を絵として描き、その横に4段、横長にコマを並べて別の場所の味方に同時に指示を出す。このマルチタスクというのを文字通り「並列」な絵として見せるんだから秀逸。こういうのってぽすかじゃなくてカイウがすごいって話になるのかな。
 今週は『ハイキュー』の見開きがとにかくすごかったと思うんだけど、本作も負けてないから困る。1週間に摂取していいオモシロの量をオーバーしてしまった。

『呪術廻戦』

  “正直敵よりも” “コイツに合わせる方が 骨が折れる” 。虎杖はフィジカルぶっぱなバトルスタイルなのでただでさえ合わせるの大変だろうに、自分が戦い、さらにはポケモンに指示も出すんだから大変ですよね。それこそノーマンみたいな脳味噌が必要になる。想像するだけで無理だわw
 現状で虎杖パンチが一切利かないってのはよほどのボスキャラじゃないとあり得ないと思うので、その手の攻撃無効とか即回復みたいな能力ってことなんでしょうね。達磨だからすぐ起き上がる的なイメージですし。単純な強さのぶつけ合いではどうにもならないタイプで「倒し方」の謎解きが必要なパターン。虎杖、独りじゃなくて良かったな。まぁ、マジレスするとそこまで虎杖にバカなイメージもないんですが。バトルIQ的な意味では。
 んで、ジョニオタババアの方。イタコ的なノリですかね。本人に下ろすんじゃないけど。まぁ、こっちもある意味でポケモン感覚ですね。フィジカル最強が降臨。五条を殺せた(殺せそうだった)のは頭脳も込みの強さだったと思うけど、そっちの再現はどうなのかしら。まぁ、細かい作戦とか準備は出来ないから基本的にはフィジカルぶっぱなんだろうけど。少なくとも四次元ポケットはないから五条と戦ったときのあの強さは期待できないですね。逆に言うと良い勝負になるかも、というワクワク。
 伏黒親子対面とかも気になるっちゃ気になるけど、それよりも純粋にバトルやってほしい、のが上回るなぁ。まぁ、親子でバトればいいって話なんですが。

チェンソーマン』

 最強と言われてた人たちも集結。三兄弟がキャラとドラマ立ってた割にはそんなに強くなかったけど、こちらは単純な強さが強調されたキャラなので安心(?)。ただ、あの人有名っぽいので回転寿司でのハロウィンパーティーは通報されて「やっばクァンシもう○○に来とるやん」って情報筒抜けな気がする。あの店員を殺したとしてもカメラとかあるだろうし。まぁ、場所の情報があっても問題ないくらい強い、ということなのかもしれないけど。
 逃亡中の三男。演技のためのリサーチ不足ってのもあるだろうけど、口数が少ない。そのため絵によって語る演出が多用されるのでめちゃくちゃ読み応えがある。グロとかよりもこういう語り口が本作は対象年齢高いと思う。三男がその場で見たもの、思い出したもので彼の心境の変化、ドラマを雄弁に語り、それがクライマックスを迎える……がそれを相手してるメガネは最後の最後まで何も気づかないw ドラマとしてめちゃくちゃ熱かったんですが、実力が急に上がるわけでもないのでどうなるんですかね。まぁ、変装(変身)ってのは使いようによっちゃいくらでも厄介になり得るのかな。

センターカラー『MY LITTLE MARS』踊場ゆう

 月例賞の準入選。スカウトキャラバンからの成り上がりだそうです。シンデレラ感打ち出されてる。
 冒頭の「チュイン」「ドンドン」の場面が何が起きてるのかさっぱり分からなくて心が折れそうになったんですが、その後は非常にシンプルで分かりやすく、面白かった。主人公のバックボーンが驚くほどになく、かといって没個性にはならないバランスで絶妙だったと思う。読切かくあるべし、とすら思う。長々と回想入ってクドクド語らないのは良いよね。
 フード演出。本作は徹底して食べ物で語るフード漫画であった。というかラストショットまでもが食べ物なので驚きました。人間を喰うことで人間であることを放棄してたヒロインを主人公が救い、人間らしい食べ物を与える。そんな食べ物の残骸がラストショット。「人間になりましたーチャンチャン」というラスト。うまかったですね。数少ない回想が淡白に入るんですが、そこで描かれる主人公の過去が例の食べ物。食の喜び、生の喜びを知った主人公がそれをヒロインに対してお裾分けする、というシンプルにして最小単位の善行。主人公の相棒として人工知能が出てきて、アイツもそこそこ人格あって面白そうだったけど、食事を共有できないので主人公が孤独なことには間違いない。人をモノ扱いする象徴として「ID」が出てくるのも分かりやすい。他人をモノとして扱うか、人間として扱うかで本作における善悪がハッキリと分かれる。明瞭。
 あとやっぱメガネですよね。悪役がグラサン。瞳がいっさい見えなくてその時点で不気味ってのはあるんですが、そのグラサンを外したらもっと不気味。完全に人間を捨ててることが明らかになる。あのビジュアル、デザインが最高でしたね。こめかみのあたりに両目が移動したのは広い視界を得るためなのかな、とか想像できるのも良い。想像できるが特に説明はないバランス。その異形を隠すためのグラサンだったわけですね。やってることは『ターミネーター』のシュワちゃんと同じ。デデンデンデデン。
 そんなグラサンを外す場面がまた素晴らしかったですね。主人公が頭から縦に一刀両断。するとグラサンが頭ごと切断されてグラサンが外れる。頭は再生する。明らかに人間ではない化け物。そんな彼が死ぬとき、最初に例の裂け目から血が垂れるってのも見事でしたね。あのキャラデザにふさわしい死に様。
 あと、細かいけど好きだった場面としては、ヒロインを射殺(死なない)して連れ去る場面。撃たれてヒロインが倒れるんですが、手錠が宙に浮き、そのまま引きずって彼女を連れ去る。あの宙に浮く手錠の絵面、ビジュアルが超不気味で、かっこよかったです。彼女がモノ扱いされてるのがパッと見の印象で伝わるってのもあるし、SFアイテムの使い方として心躍る側面もある。特別難しそうな技術は使われてないのに斬新なビジュアルってのが良いよね。
 終わり。主人公も言ってたけど、ラストの処分がヒロインにとってハッピーエンドとは言いづらいのですが、都合良すぎないバランスってことなのかな。今後何かしらのドラマがあってもっと自由になれるといいですね、という余韻。

『夜桜さんちの大作戦』

 オッサン強い。超絶アクションをかますのではなく、情報を得て、適切な対処をするので強い。スパイらしい強さ表現で良かったですね。よく考えるとスパイと戦闘って決して直接結びつくものではないんですが、「この世界では結びつきます」という説得力。
 んで、怒れるパパの身の上話。六美を亡くした太陽、という未来の可能性として重なりますね。スパイ家業に身を置く限り避けることの出来ない危険ですので。
 逃げたはずの123がドヤりながら再登場するのはちょっと笑ったんですが、登場時の謎ポーズがかっこいいので好き。やっぱりね、ああいう謎ポーズって大事ですよw 「よく分からんがすごそうだ」という勢い。ハッタリ。

『AGRAVITY BOYS』

 界王拳の反動で死にそうなゲラルトを救う。律儀に反動を描かれるとは思いませんでした。まさかそれで1話やれるとはな。ちょっとシリアスめな話だったのでそういう意味での反動もあると思う。
 んで、ジャンブローくんたちと協力。あの感情が一切読み取れない平時の見た目が可愛い。そんな「話通じてんの?」と不安になる要素がちゃんと物語展開として意味を持つから驚きですよね。そういや会話が出来るのはゲラルトのみで、彼は絶賛死亡中なのでしたw ジャンブローくんからの信頼が厚いクリスが行った方がいい気もしたんだけど、医療でゲラルトを延命しないといけないからクリスは待機ですよね。勢い任せに見えて意外と細かいw

ゆらぎ荘の幽奈さん

 サブタイが「数年後の狭霧さん」。修学旅行の悪夢再びだー!! やったー!!! 当時はまさかのSF展開で驚きましたが、あれがもう一度読めるとはなぁ。嬉しすぎる。
 扉は謎空間で眠る狭霧。この未来編を総括するような1枚になるんでしょうね。最後の謎解きと密接に関わってくるのでしょう。来週以降また見返しましょうね。
 修学旅行のアレを連想するのは当たり前なんですが、あのときと違って今回の「数年後」はマジでそのまま数年経った世界……のように見えるのがポイントですね。ただ、違和感はあってそこの謎解きをするのがこれからの主題になっていくのでしょう。
 今度の未来編の主役は狭霧。さすがにないだろうけど、各ヒロインごとに未来編やってほしいレベルですよ。『勉強』もやってほしいけど、さすがにSF設定ぶっ込めないか。マルチエンディングならぬマルチバース。流行に乗りやがって……。
 各キャラの紹介。ほとんど変化のない、呑子先生、仲居さんを見せてからの変化が最大のこゆずとミリアちゃんという流れも美しい。そっから再び変化の少ない朧と夜々を見せてからのコガラシラブ勢の宮崎&雲雀。ただの順番なのですが、そこにも工夫が詰まってるのを感じる。宮崎さんは特に「かつての未来と違う」という別の意味も生じるので非常に重要なキャラクターですよね。
 からの未来コガラシくん登場。生きとったんかいワレェ。宮崎未来編のことを思うと霊力の有無が気になるんですが、何の説明もないってことは霊力は戻ったってことでいいのかしら。霊装結界の狭霧とハプニング起こしてる回想が一瞬入りましたけど、あれはコガラシくんが狭霧の仕事を手伝ってる最中ということなのだろうか。だとすると霊力アリなのかな(なくてもある程度戦えるらしいのですが)。
 宮崎未来編と大きく違うのはわりかしみんなが幸せそうって点ですかね。コガラシくんの霊力の喪失、からの幽奈さんの成仏によってみんなが不幸になりました、みたいな雰囲気はあまり感じない。まぁ、主に雲雀ちゃんがギャグっぽく “狭霧ちゃんズルイ!!” とリアクション取ってくれるからってのも印象としては大きいと思います。狭霧相手にはあそこまで本音ダダ漏れで愚痴れるってのが良いですね。
 情報を整理すると、付き合って半年以上(言い方的におそらく1年未満)。今は夏、お盆。仲居さんとの挨拶から狭霧が女子高生だったのは “もう何年も前ですよ” で、本話のラストでは “あれからもう四年以上経っている筈…なのに” とあり、雲雀ちゃん曰く “雲雀達大学で超モテモテだし! ねーっ! 千紗希ちゃん!?” 。なので浪人や留年がなければみんなは大学4年の夏。宮崎&雲雀が同じ大学で、おそらく狭霧とは別。コガラシくんと狭霧が同じ大学かは不明。金銭的な事情でコガラシくんは大学行ってない気もするけど、格好的に貧乏は脱出したかもしれない。かるら様は西軍の衝突で忙しい。雪崩くんが気になるところですが、ミリアちゃんが平和そうにしてることを考えると天狐は大人しいのかもしれない。呑子先生はゆらぎ荘に住んでるのか分からないので、実家の件も謎。まぁ当主が死んだのは確定だろうから酌人が継いだか、そのまま滅んだか。その余波で西は忙しいのかもしれませんね。まぁ、要するに雪崩くんの出番は期待できないのかなぁ……ということですよ。幽奈さんがいない今、術の使い手として便利キャラな気もするので、そっち方面で出てくることに期待。
 宮崎未来編と同じく重要なのが呼称。狭霧の「冬空コガラシ」呼びは “懐かしいな その呼び方” だそうです。「コーくん」を使い回すとは思えないので新たな呼称が生み出される(た)予感。まぁ、「コガラシ」が無難かな。
 ちなみに、こっちの未来の宮崎さんは “狭霧さん …冬空くん” である。コーくんは卒業。朧曰く “酒が入ると以前は… この程度では済まなかった” 。酒入ったときだけ「コーくん」呼びが復活し自暴自棄、それをフォローする雲雀ちゃん、とか見たかった。その前の場面で雲雀ちゃんは缶ビール直飲みしてた横で宮崎さんはコップに入った何かを飲んでたので、コガラシくんのいる席では酒を自制してた可能性もありますね。
 んで、本題。夢でかつてのことを思い出す狭霧。修学旅行と違い、記憶は普通に継続してるっぽいんですよね。なので夢であの日を思い出した、という形。
 何が起きたかはまだ謎ですが、何かしらを起こしたのは幽奈さんで間違いなさそうですね。修学旅行は流禅&夢咲先生なのでそこも大きく違う。てか、流禅も再登場の可能性あるんでしたね。やることが多い‥‥!!(犯人)
 とにかく、扉で狭霧の近くに浮いてた謎の球体はコガラシくんの分解された霊子と見てよさそう。それを幽奈さんが何とかした……のか? ですね。そもそもその話だと、今回の未来編の主人公が狭霧になる理由も分からないんですよね。幽奈さんが何かしらのミッションを狭霧に託した……にしても狭霧を選んだ理由が別個に必要ですし(一番信頼できるから?)。あとは、何かが事故的に起こって狭霧だけ正気を保って(もしくは記憶を改変されることなく)今に至る、とかそんなんかしら。
 今後、コガラシくんを救う(たぶん幽奈さんも救うことになる)とそのままこの大学4年の時間軸のまま過ごすのか、何かしらの仕掛けが作用してあのクリスマスの日に戻るのか。まぁ、戻るにしてもその前に温泉くらい入ってほしい気はします。せっかくゆらぎ荘が舞台っぽいので。

『ZIPMAN!!』

 サブタイは「VS魔王」。悪役視点の語りになるのが特徴ですね。何をするか分からない他者として主人公を見守る形。細々と『ドラクエ』ネタが仕込まれてるのは楽しいです。ミナデインの再現は独りよがりすぎるので笑いました。勝手に他人を巻き込んで自分のロールプレイを完成させる、という気持ち悪さが煮詰まってて面白かったです。突然街を俯瞰するショットになるので面食らうけど、仲間がもう全滅してるのでミナデインを再現しようとするとああなってしまうのですね。
 そんなミナデインを受けきって攻撃してくる魔王(主人公)。ここで勇者(悪役)が自身のジップを守るんですが、魔王(主人公)の攻撃は勇者(悪役)の首を狙っていた、という不気味さ。映画『シビルウォー キャプテンアメリカ』の最後にキャプテンアメリカとアイアンマンが本気で戦うんですが、その決着の場面とよく似てる。逆だけど。あの映画だと「殺されると思ったのか……」というのが本当に泣けるんですよね。芝田先生はMCUのファンだと思うので(目次コメント)、マジで参考にしたんじゃないかしら。

『サムライ8 八丸伝』

 八丸のモテなさ加減が痛い……というかコミュ障とかそういう話かな。まぁ、正直笑えるほど立派な立場にいないのですがw
 五空は絵に描いたようなイケメンで言ってることも正論なんだけど、とはいえ、八丸とアンがギクシャクしてるのを目の当たりにしてもなおアンに近づくのはちょっとどうかとも思う。「ちゃんとした人」として少し怪しいというか。まぁ、姫を持たない嫉妬心からやや過剰になってるのかもしれないし、だとしたらその精神的な拙さはむしろ好感なのかもしれない。まぁ、五空に好感を抱くんだとしたら当て馬にされて可哀想ってオチになるんですがw
 一番可哀想なのはアン……かと思ったら最後の “兄さんはいつだって私をちゃんと見てくれた!” でこれまた怪しい。よく婚約者を母親と比較する男はクソ、みたいな話ありますけど、それのブラコン版だよね。素晴らしい、全員が間違っている(ルーク)。
 まぁ、みんな不完全だから愛おしいって話なのも分かりますがw

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 珍しくコラムが3つ。まずは二十四節気について。知ってるようで知らない、それでいて調べると「まぁ知らなくてもいいや」と着地しがち……私は。
 実は毎年日付が固定されてるのではなく、夏至冬至を基準にしてるので意外と流動的……らしいです。こないだラジオで言ってた。ただ、結局は24等分してるだけなので大寒が一番寒いとかが必ずしも当たるわけではないです。と毎回調べるために「何やねんそれ」と思う。

 2/19は天地の日。雑誌の部位の名前を覚えようのコーナー。
 去年しりとりウォッチのために「ジャンプ 背表紙」とかでツイート検索してると裏表紙の話をしてる人とかがヒットして「それは違うぞー」とか思うことがあったんですが、こないだ私も同じミスをしましたw 知らないのとウッカリは区別が付かない。
 同人誌作ったことあるとか、そっち方面に興味ある人とかだと割と詳しいのかもしれませんね。今回紹介されてる名前、全部は知らなかったんですが、知ってるのはどれも「感想で使うもの」でした。分かりやすいですね。知識偏りがち。

 2/21は菅田将暉の誕生日。ということで菅田将暉クロニクル。ここまで個人が特集されるの珍しいんじゃないかしら。広瀬すずはやったっけ?
 代表作には事欠かないキャリアを歩んでると思うのですが、びっくりするくらい私の観測範囲にいないので笑った。絶妙にいない。CMを除けばちゃんと観たり聴いたりした作品、『暗殺教室』だけだからなぁ。他にもすごい評判の良い映画とかバンバン出てるので「出る映画の趣味わりぃな」みたいな話では全然ないです。それなのに縁がない。不思議だ。まぁ、そのうち私も「菅田くんといったら○○!!」とか言い出すんだとは思います。もうテレビにしか興味ありません、ってタイプの人じゃなさそうだし。
 読者プレゼントページで『3年A組』パロをやった、という心底どうでもいい紹介をしてるのが週ちゃんの良さだと思います。たぶんそのときにもブログに「菅田将暉作品全然知らない」って話したと思うw

次号予告

 土曜発売です。げえっ。
 表紙と巻頭が『ONE PIECE』。CMのアレとのコラボだそうです。世の中にはアレを好きと思ってる人がいるのだな……と思うと世界の広さを感じます。同じ『ONE PIECE』好きなはずなのにまったく分かり合える気がしない。他人とは基本的に分かり合えないものなのだな、と痛感します。とてもむつかしい。
 『恋するワンピース』が出張。めでたい。大好きです。まぁ、逆にアレは好きで、『恋する』が嫌いな人とかもいるんでしょうね。『コビ山』は好きだけど『恋する』はクソ、とか。大変ですね。
 『ミタマ』『夜桜さんち』がセンターカラー。特に後者がすごく嬉しい。『夜桜さんち』は少しアレだけど、ギャグ作品が人気出るのは本当に重要な意味を持つと思います。『AGRAVITY』も待ってるよ。 

目次

 ジャンプマイベスト3。岸本先生の好きなラーメン。具体的な店名とかではなく「とんこつ」とかなので緩い。藤本先生の目次コメントっぽさある。まぁ、先週のミウラベストからの流れもあって余計に感じるのでしょうね。

みんなであきらちゃんごっこをしよう!アクタージュスタンプ発売です。 <タツヤ>
(『アクタージュ act-age』)

 LINEスタンプが出たよという話。巻頭回で宣伝をぶっ込んだのは偶然だとしてもすごいと思う。違和感あまりなかったし。とはいえ、この方法が出来る作品って意外と限られますね。極端な話『鬼滅』とか100%無理。

賞金でリングフィットを買いました!すごく嬉しいです!これからも頑張ります
(『MY LITTLE MARS』)

 漫画が血となり肉となった瞬間(筋肉)。

最近娘の絵がどんどん上手くなっている(気がする)。やはり天才なのでは……?
(『ぼくたちは勉強ができない』)

 こりゃ○○ちゃんは将来漫画家だな!!(ガハハ系親戚親父)

楽しいムーミン一家のお前が死んでからねってセリフが辛辣すぎていつも笑う
(『夜桜さんちの大作戦』)

 超面白そうで思わず「お前が死んでからね」でググったら長渕剛がトップに出てきて暑苦しい。

二百回記念に気を取られ、いつの間にか連載四周年。ありがとうございます
(『ゆらぎ荘の幽奈さん』)

 4周年でカラーとかは期待できないけど200回で何かしらある予感。
 『鬼滅』も200回近いのでまた表紙やるかも気になる。

愛読者アンケート

 読切についてと、「好きな言葉」について。主に二字熟語がずらーっと羅列されてる選択肢がなかなか笑える。反射的に「湘南美容外科かよ!!」というフレーズが脳裏によぎったのですが、このツッコミは今、どの程度説明が必要なのだろうか……。たしか『リコピン』あたりでもネタにされてた気もするのですが。

総括

 水曜更新になっちゃった。こんなタイミングで次号土曜なので怖い。目標は火曜更新かなぁw

 今週のベスト作品。読切でいいと思います。相当良かった。普通に年間ベストとかそういうレベル。

 今週のベストコマは、『ハイキュー』よりロメロの「す」。なんじゃこれええええ!! と漫画読んでて思うことがたまにあるんですが、今回のがまさにそれ。ホントびっくりしました。

 最後に今週のベストキャラ決めます。こちら。

  • ノーマン 『約束のネバーランド
    • 並列思考のくだりが同じく「なんじゃこれ」案件だったんですが、まぁあれは1コマがすごいって話じゃないので、結果的にこちらにスライド。マジで今週はこの2つが圧倒的でした。

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ハイキュー!! 42 (ジャンプコミックス)

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約束のネバーランド 18 (ジャンプコミックス)

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