気合い入れて全話感想やろうと思ったら、気合いが必要すぎて頓挫。
そんな中、今年の7月にですね、pixivコミックという場所で『サイボーグクロちゃん』の連載が始まりました。復刻連載ってことなんですかね。
ちなみに、pixivコミックに関してはよく分かってないです。まぁ、数週限定で無料で読めるよ、という公開形式なので雑誌っぽい、連載っぽい、ということなのでしょう。
そんなpixivコミックに目を付けました。
まず、ツイッターで毎週感想を書く、ある程度量がたまったら単行本の感想としてでっち上げる。今ここ。
第1話「史上最強猫誕生!」
なんかリンク違った気もするけどまぁいいか。1話は小さいネタながら「ちがうよパパかかえていったんだ」が大好きすぎるのである。ものすごーく本作(者)っぽいギャグだと個人的には思ってる。あと、当時はソバのくだりで毎回爆笑してた。
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年7月21日
こんな感じ。ちなみに、本話はボンボンでの連載前ですね。お試し期間中みたいな。剛くんのキャラデザがお試し感ハンパないです。アニメ版の担当声優さんがこの絵を見て声を準備したら大変なことになっていました。
てか、記念すべき初回の感想がラジコン親子とそば屋ってのもどうなんだろう。いや、ホントあそこ好きなんですよ。ハチャメチャなことをやればやるほど、急に冷静な客観視点が入るだけで爆笑してしまう。本作のギャグにおける1つの定型と言えるのではないか。
第2話「怪人ヘビビンガー登場!」
サイボーグクロちゃん - 横内なおき - 横内なおき | 無料試し読み [pixivコミック] https://t.co/4p75xmLeBt 第2話。主要キャラが出揃ってない初期特有のクロちゃんほぼ独り舞台がとにかく楽しい。「みんなで守ろう緑の地球」は今でもホント好き。
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年7月28日
読み返す度に思うんだけど、ひたすらギャグを連発してくるの凄い。本筋からの脱線とか摘み食いなギャグで終わってないから笑ってるうちにしっかり話が進んでる感じ。てか、ヘビビンガーの尻尾ジョリジョリ、再登場の時にはみんな忘れてるよねw
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年7月28日
読み返す度に思うシリーズとしては、いかに俺のマンガの好み、物語の好み、ギャグの好みがあの作品によって形成されてるのかということを痛感する。
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年7月28日
ヘビビンガーって怪人なんですね。怪獣じゃなくて。脚が大事なのか。やっぱおスネちゃん。
クロちゃんだけで話が進むのは初期特有って言ったけど、テレビ局の人とか、ヘビビンガーがまさかの再登場をするんだから驚きですよ。もうちょい先。
第3話「剛くん再び‥‥」
サイボーグクロちゃん - 横内なおき | 無料試し読み [pixivコミック] https://t.co/4p75xmtDcT 第3話。パトじいとか妙にキャラ立ってるのが良いよなぁ。今話の要所要所に出てくるから印象深い。ニャンニャン2-4戦のギャグでバトルこなしていく感じも最高。
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年8月4日
pixivコミックのクロちゃん、明日は大王デパートの話かな。この戦闘中に食品サンプルの形とかぶるクロ&ミーは描いた当時一番気に入ってるコマでしたw pic.twitter.com/igmJCDSmob
— 横内なおき (@kur0nana) 2017年8月3日
しれっと作者のツイートも混ぜ込むスタイル。気づかなかったけど凄い‥‥
アマゾンで大暴れしたクロちゃんがパトじいに追いかけ回される。割と苦戦するのが面白いですね。一般人を交えてもハチャメチャは出来る、という意味ではイチローたちよりも早い。
第4話「大決戦in北海道!」
4話に限らないけど、子供がイノセントな善たる存在……とは限らない、というのが本作の特徴だと思う。時にはえげつないことを平気でやってのける。そして大人側の存在(今回はクロ)が引く、というバランスが良いんだよねぇ。子供を変な意味で子供扱いしてない。
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年8月11日
子供たちのくだりは今後何度でも繰り返したいような話。具体的にいうと、イチローの生徒たちですね。あいつらの悪さ、子供としてのリアリティーはこの時点でもうあった。
第5話「地獄のハイウェイ!」
サイボーグクロちゃん - 横内なおき | 無料試し読み [pixivコミック] https://t.co/4p75xmtDcT 第5話。記念すべき連載1話目。当時、友人が「超おもしろいの始まったよ!」と勧めてくれたのはいい思い出。間接的に多大なる影響を与えた友人。
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年8月18日
『サイボーグクロちゃん』5話。やはりモブが爆笑をかっさらう手法があまりに強烈。突如として出てくる部外者のちょっとした言動がめちゃくちゃ面白い。ただ、今話のマイベストギャグは「昔っから便器だったか?」
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年8月18日
ドライブスルーのくだりも大好きです。ミーくんが単独でもギャグになる、という意外性。この頃はまだ意外なんですよ。
第6話「南海の荒波バトル!」
名言の印象が強かったけど、今読むとギャグのキレがちょっとどうかしてる。テンポもメタも完璧。ジーさんバーさんに対してキレる所とかホント笑った。
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年8月25日
1巻のベスト回かな。ホント好き。
『ダークナイト ライジング』のラスト=『サイボーグクロちゃん』白鯨回ということをブログに当時書きました。今見てもよく似てる。 http://t.co/CuDGUQXa0A
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2014年12月12日
自分がダークナイトライジングを観に行った時、ラストになんの不備も感じなかったのはそういうことかw https://t.co/uZmQ7EAVw9
— 横内なおき (@kur0nana) 2014年12月12日
↑余談というか自慢。うちのブログが「横内なおき巡回済み」になった日。ツイッターとブログやっててよかった。
第7話「恐怖! 機動ビッグ・サム」
サイボーグクロちゃん - 横内なおき | 無料試し読み [pixivコミック] https://t.co/4p75xmtDcT 第7話。なんでもとかす液パシフィックサム。本話は何と言っても核ギャグだよなぁ。批評的にもとれるし、とにかく爆笑。『新装版』1巻でこの続き。
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年9月1日
当たり前すぎる話ですが、サムの名前と扉の元ネタは『機動戦士ガンダム』のビグ ザム。ボンボンといえばガンダム。今思うとサブタイが「機動」になってるのはそういうことなんですね。ガンダム詳しくないので気にしてませんでした。
『パシフィックリム』鑑賞中の『サイボーグクロちゃん』ファン「危ない!なんでも溶かしそうな液だ!!」
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2013年8月15日
余談ですが、映画『パシフィック リム』鑑賞時の感想ツイートが作者にリツイートされました。ツイートが「巡回済み」。
やっぱ作者がリツイートした後はファンからのリツイートの伸びがヤバかったですね。ツイッター上の『クロちゃん』ファンが芋づる式に出てくるようで面白かったです。
‥‥もうこのネタないので安心してください。手持ちはゼロです。
第8話「ミーくんの初恋」
「田嶋ヨーコが怒りそうなフレーズだな」とかホント好き。無邪気に言ってる剛くんのヤバさを端的に指摘してて秀逸すぎる。てか、ヒロスエは毎打席ホームランみたいな化物よね。本筋が良い話というのを利用してるのか、強い。ギャグ的にもそのままの意味でもヒロスエ最強説ある。
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年9月8日
あまりに名作。本作といったらとりあえず「ミーくんの初恋」です。そんな本話で大活躍したのはヒロスエw
そんなヒロスエは、アニメオリジナルで「フカキョン」、『ガトリングセレクション』の描き下ろしで「トリンドル」とシリーズが展開されていきます。剛くんの趣味なのかなw
ちなみに、タイトルに「!」も「‥‥」も付いてないのは意外と初。本作の新機軸という趣あると思います。狙ったかは知りませんが。
見所としては連載や単行本当時はスルーだったスヌーピーが修正済みw
第9話「銀行強盗にご用心!」
サイボーグクロちゃん - 横内なおき | 無料試し読み [pixivコミック] https://t.co/4p75xmtDcT 第9話、ナカトミ銀行回。クロちゃんの意思で話は進まず、ほとんど街を壊すだけの破壊装置みたいな存在として描かれてることでキャラクターがより明瞭になった感。
— 北区の帰宅部 (@gohomeclub) 2017年9月15日
クロちゃんが走ると街が壊れる、というのはサム回でもあったけど、今話はクロちゃんがメインになって壊してますね。破壊のプリンスが確立した感ある。
前話が挑戦的と思えるほどにいい話だったことの揺り戻しか、照れ隠しか、冒頭に「キュートでやさしいプリティミーくん」とネタにしてるのが面白いですね。
おまけ漫画「パシフィック・サム」
元ネタは当然『パシフィックリム』。何でも溶かす液つながり。ちなみに、扉も映画のポスターをなぞってます。『エヴァ』じゃないよ。
パシフィック・リム ビジュアルガイド (ShoPro Books)
- 作者:ギレルモ・デル・トロ,デイヴィッド・S・コーエン
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2013/07/24
- メディア: 大型本
開幕のオーサムの料理シーンが意味わかんなくて最高です。ちなみに、新装版最初の描き下ろしですので、ファンとしては待望の完全新作です。『ガトリングセレクション』以来。読む時のワクワク感わかりますかね。あんなに幸せなことはない。
てか、続けて読むと、ちょっと語り口とか、ギャグの入れ方が変わってるのが感じられますね。1995年と2015年の作品なんだから違うのは当然だw
タコとコサムの謎の遊び。ケンカして仲直りする感じも含め、本作は子供を描くのが本当にうまいと思います。よく分かんない子供特有の謎テンションが描かれてる。そんなタコが‥‥というシビアな展開に。ここらへんも今思えば作家性が現れてると思います。ただ、第9話までにはそんなに出てきてないと思われる作家性なので、結構驚く(生きてたけどね)。
オーサムといえば中松。まさかの登場で笑いました。こんなとこにまで付いてくるとはw
そして、今ごろ便乗の「ジェーガー」。当然『パシフィックリム』のイェーガーです。『進撃の巨人』ではない。
「この漫画すぐサビますからね‥」とあるけど、サビる描写は初期に集中していたと思います。つまり、このセルフツッコミのようなセリフは『新装版』1巻の内容を踏まえている可能性ががが。
親、大人たちがケンカしてる中、子供たちはすぐに仲良くなって‥‥というオチ。元ネタではないけど、『おとなのけんか』という映画と味わいが似てる。まぁ、この世の真理みたいな話なので、元ネタとか関係なく似てしまうってのはあるわな。
何度も言うけど、子供の描き方がうまい作品、という証拠だと思います。子供のリアルがある。
そして、最後の最後にジーサンバーサン登場。そしてクロちゃんの名前だけ出てくる。これは完全にファンサービスですよね。
サービスと同時に焦らしでもある。久々の描き下ろしだけど「クロちゃんはまだ見せないよー」という焦らし。『新装版』は全6巻ですので、描き下ろしも6話。クロちゃんはいつ出るのかなー、という焦らし。
ということで終わり。時期的とはあまりに言えないので特に意味のない記事だと思いますが、個人的にやっておきたい、という類の記事なので何でもいいです。
新装版クロちゃん第1巻
— 横内なおき (@kur0nana) 2017年7月19日
「ロボコップ」「グレムリン」「ジュラシック・パーク」「死亡遊戯」「キャプテン・スーパーマーケット」「ガンダム」「マクロス」「白鯨」「かもめのジョナサン」「ピノキオ」「ダイ・ハード」「インデペンデンス・デイ」おまけ「パシフィック・リム」 わかるかな…。
最後に作者謹製、1巻の元ネタリスト。作者の好きなものごった煮、というのがよく分かりますね。
子供の頃は1つも分かりませんでした。気にせずゲラゲラ笑ってた。今になると、半分以上は何とか。言われて「ああ~~っ」となる。
そんなこんなで2巻以降もこんな感じで書いていきたい。余裕があれば。
‥‥ツイートの引用しまくったワケですが、思ってよりも表示が見にくいことに気づきましたw
ひょっとしたら次巻の時は違った形になるかもしれませんw