北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』15巻の感想

 14巻の記事書き忘れたのは忘れたことにして15巻突入です。映画の方はちゃんとやったので大丈夫(関係ないです)。

表紙

 通常版は会長。限定版はトッキー。サブよりのキャラは限定版に当てる流れ出来ましたね。メインよりのキャラは何度出してもいいので通常版。通常版と限定版の2人の関係性はあまり重視しない。どんな組み合わせだろうと4コマ作ってやんよ、という作者の余裕の現れでしょうか。大げさに言うと。
 ただし、通常版4コマにはコトミが登場。やっぱトッキーの相方はコトミですね。4コマを踏まえると表紙のトッキーの表情が味わい深いw
 限定版の4コマは『劇場版』の続きアピール。映画には行かずにこのOADを観る人にとっては大事な情報ですので、丁寧だと思います。そんな人いるのか?という疑問はさておき。

折り返し

 作者コメントが熱い。人が変わってしまったのか、というくらい節目の挨拶。とても新鮮です。まぁ、やっぱ10周年も映画化も作者にとっては感慨深いものなんでしょうねぇ。読者もそうだけど、それ以上なんでしょう。
 後ろの方は、広瀬さん。カラーデビューです。連載読まない単行本派の人は本編より先にココ見ると広瀬さんの性別が分かってしまうのか。どうしようもない罠だ。

16巻のおしらせ

 厳密には単行本に挟まれてる広告ですが。
 16巻の限定版は『劇場版 生徒会役員共』のDVDが付属するらしいです。驚きました。まさか単独では発売される予定ない‥‥?
 てか、表紙どうするんですかね。『劇場版』が付くなら会長がふさわしいと思うんですが、15巻通常版ですからね。ひょっとしたら通常版ウオミー、限定版会長みたいなパターンかもしれない。まぁ、そんなの気にしないってのが濃厚かなw
 そんな16巻は2018.3.18発売です。16巻のOADを楽しみにしてた人は残念でした。ただ、16巻が出る頃にはテレビアニメ3期が告知されてたりして‥‥と密かに期待しております。

本編

 #395から#425。定例行事ですけど、連載と単行本では話数が1つズレてます。「連載+1=単行本」です。ちなみに正しい話数は単行本。しかし、普段当ブログは連載の感想を書いてるので連載版の話数で記事書いてます。ややこしい。ワタシとしてはよかれと思って、分かりやすいと思って連載版を使ってるけど、正直疑問。分かりにくい。
 なので、当ブログの各話感想を探す時は、単行本の話数から1を引いてください。収録内容は#394から#424になります。そんな人いるのか?というのはさておき。
 なぜ直らないのか‥‥なんて疑問を抱くのにもすっかり飽きました。そのくらい長いです。このまま続くと思います。

 日常回以外でイベント性の高い話を振り返ります。
 まずは、文化祭。喫茶やったり、オークションやったり、トリプルブッキングが来たり。
 タカトシ6才。ぶっちゃけ可愛い。
 雪合戦。ただの遊びじゃなくてちゃんとした大会のヤツ。横島先生、古谷さん、コトミという追加メンバーが新鮮。
 タカ兄と畑さんが疑似デート。それと同時にヨシくんナオちゃんもデート。
 禁断の天草家ご訪問。ラストにはシノママ登場というド級のサプライズ。ただしセリフも姿もなし。
 バレンタイン。横島先生と小山先生はチョコを合作。中里さんは柳本くんにプレゼント(食べかけポッキー)。
 映画。何といっても映画。リアルにおける映画ではなく劇中で映画を作る話。これがリアル映画にフィードバックされる‥‥なんてことはなかった。映画の回が長いので、必然的に柳本くんとナオちゃんの出番も増えます。
 広瀬さん登場。映画の撮影が終わった直後なのでラッシュ感すごい。‥‥が、本当に驚きなのは広瀬さんよりも英稜生徒会メンバー全員のフルネームが発表。ファンの間に激震が走りました。多分10年の歴史の中でもトップレベルの衝撃だと思います。
 カエデちゃん縛られる。これは日常回にカウントしていいと思いますが、絵的なインパクトが凄いのでw
 潮干狩り。スズの2コマぶち抜きが見所でしょうか。絵的には。
 桜才のマスコットさくらたん爆誕。さくらたんのデザインはこの世界で流行ってるらしいアヘ顔アニマル、略してアヘマルの系譜にあると思います。なので、一大シリーズと解釈することも可能‥‥!(ムリダヨ)
 アスカちゃん、フルネームが明らかに。地味に「ふじのあすか」と下の名前が平仮名で表記されるのも珍しい。フルネームラッシュは映画の影響だと思ったんですが、アスカちゃんは出ませんでした。
 パワースポット巡り。地味に青葉さんのキャラが立ってきててステキ。あと、チラッと出てくるナオちゃんヨシくん(名前だけ)。
 古谷さん、一人暮らしを始める。今後使い勝手が良さそうな設定だと思ったけど、そんなことはありませんでした。
 大門道下夫妻のお子さまのご尊顔が登場。ちなみに、この回はムツミのセクシーショットがあったり、古谷さんのノーメイクが明らかになったり結構すごい。

 終わり。ムツミの扉で始まり、ムツミのサービスショットで終わる、そんな15巻でした。てか、やっぱムツミは本作におけるお色気要員みたいな扱いあると思いますね。結構すごいことやりがち。前に書いたことあると思いますが、ムツミはお色気っぽいことをやっても直接下ネタに繋がらない数少ない人材なので、そういう役割が増える傾向にあるんだと思います。もしくはそういう印象が残りがち。
 いや、マジで最後の#425におけるムツミとんでもないですよ。結構すごいレベルで際どい。

巻末おまけ

 みんな大好き描き下ろし。最初に確認した人も多いのではないでしょうか。ワタシです。
 読者の多くが思ったであろう「その映画発表しないのかよ!!」に対する描き下ろしアンサー。予告編っぽいのだけ見れます。多分今後、本編に出てくることはないんだろうなぁ。こういうところホント特徴的だと思いますね。

OAD生徒会役員共*』#22

 限定版の話になります。通常版派の人はお帰りください。結論だけ先に書くと、多分テレビアニメ3期くるぞ。

 #22。14巻のOADが#19ですので、一気に飛びすぎ。何なのかと思ったら、『劇場版』が#20#21なのね。すげぇな。あくまでも『劇場場』は『生徒会役員共*』というテレビアニメ2期の一環。まぁ、分かりやすくはある。

 アバンタイトル。畑さんによる「出番を増やす方法」。まさかの巻末おまけネタきたw これはお得感あるわ。うまいサプライズだ。

 んで、太鼓ドドン。ちょっと話それるけど、映画というとびっきりのイレギュラーがあったせいで、リズムが崩れて新鮮です。OADで新作を観るという行為が。そんなことをオープニング眺めながら思ってました。映画というお祭りを終えて日常に帰ってきた、とも言える。

 バーガーショップのウオミー。胸元にはしっかりとフルネームが確認できます。こ、このために作者からフルネーム聞き出したのか‥‥。アニメでフルネームが使われるのコレが初めてだよね?
 そんなバーガーショップ。アリアのジャンクフード好きという懐かしい設定を活用しながら、「ジャンクって呼ぶのは失礼だよー」「世の中にはゴミ扱いされて興奮する人もいるぞ」「納得だよー」「いや異論唱えろよー」と締める。この最後のタカツッコミですね。これがアニメ版アリアのモノマネになってて素晴らしい。こういう遊びはアニメならではだなぁ。アニメでしっかり歴史を積み重ねてるのを感じる。

 カラオケ。これまたアニメならでは。カラオケで4人が例のオープニング曲を歌う。「お金取れる」というのはこの曲を販売してるメタネタだと思うんですが、そっから各キャラ用にネタを用意しててうまい。アニメならではの小ネタ、遊びって感じで良かったですね。

 アリアのスカートがふわーり。スカートふわーりには過敏になるのが正しい氏家ト全ファンだと思うんですが、動きのあるアニメだとインパクトやばいですねw 割とマジでドキッとしてしまったわ。
 後述しますけど、本話は『生徒会役員共*』の最終回になるんじゃないか、という気がしてますので、最終回にスカートふわーりを持ってくるとは原作理解度が高すぎる。やはり信頼できるぜ‥‥

 当たり前にいる小山先生。初登場は『劇場版』ですが、本話はその続きですからね。ややこしい。
 からの小山先生&古谷さん。古谷さん、しれっとグワシ。
 「先生トイレー!」のくだりは原作の時からめっちゃ好きなので、アニメで観れてすげぇ嬉しいです。小山先生は単なるツッコミでない、という意味で非常に意味深いと思うんですよね。あと、単純におもしろい。

 水族館。劇場版のおまけみたいな扱いなんですが、ラッコちゃんが喋った‥‥。やばいっしょ。可愛すぎかよ。まったく予期してなかった可愛いなのでグサッと刺さりました。ラッコちゃん最高‥‥

 ショートコーナー「コトミ&トッキー」。限定版の表紙がトッキーであることを踏まえてる‥‥かは知らない。
 怒濤のトッキーツッコミ無双が非常に新鮮なんですが、注目すべきは本コーナーの最後。コトミとトッキーが「劇終!」「だりぃ‥‥」とやるんですが、この2人に注目せざるを得ない。コトミは黄色に黒いラインの入ったトラックスーツ。要するにブルース リーです。そして、「だりぃ‥‥」と言いながら寝そべってるトッキーですよ。これは『燃えよドラゴン』に出てくる有名なエキストラですよね。『トリビアの泉』でも紹介されたのでお馴染みだと思います。
 原作とまったく関係ない映画ネタなんだけど、それでも入れたんですね。どうしても入れたかったってことなんでしょう。コトミがブルース リー好きかどうかは知らないけど、個人的には良かったよ。まさかすぎる切り口の小ネタなので驚きました。

 森ちんの水泳教室。アニメではまだまだ新キャラな森ちん無双。とにかくツッコミを入れまくるのが新鮮で楽しかったですよ。まだ聞き慣れてない、というのがプラスに働いてる。てか、OADなのにこんだけの新キャラってのもありがたい話ですね。森さんに始まった話ではないんですが。

 んで、エンディングを挟んでからの問題のDパート。『劇場版』最後のアレの続きです。
 予想通り、しょーもないオチが付いたワケですけど、そっから再びちょっといい話に着地させるのが良かったです。どんなにいい雰囲気になっても思春期は、下ネタはやめられない。それに対してにツッコミはやめられない。下ネタ賛歌とも言えるような話じゃないですか。このしょーもないこと言ってるけど、ちょっとだけいい話、というバランスがかなり良かったです。好き。

 ぶっちゃけね、『劇場版』の時には余計だと思ったんですよ。せっかく原作者が「シリアスには行かないからな」という話を書き下ろした直後にシリアスっぽい話をアニメオリジナルでやるのはどうなのかと思ってました。実は結構マジで。
 そっから最後の締め。ハンコ。「おわる?」ですよ。わざわざこんなことを言うのか。ここで思い出したいのは本話が『劇場版』の次話にあたる件です。そこで「おわる?」とわざわざ言う。どういうことか。
 これはテレビアニメ3期くるでしょ。シリアスっぽい雰囲気の話、余計だと思ったけど、テレビアニメ2期『生徒会役員共*』の最終回、最後のエピソードとして用意したんだとしたら、こんなに収まりのいい話はないと思います。余計とも思えるシリアスっぽい話をわざわざ用意したのも納得です。『生徒会役員共*』のフィナーレですからね。そこで「思春期はやめられない」と宣言したのも、もうこうなってくると感動的ですよ。


 ということで終わり。16巻の発売の頃にあわせて3期の告知がされるんじゃないかなぁ。だとしたら、楽しみですねぇ。3期の目玉は広瀬さんになるのかなぁ。
 広瀬さんの出番にあわせて青葉さんの出番も増えると思いますので、そこらへんも楽しみですね。ムラサメくんは怪しいラインかなw


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