北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊連載の感想を毎週やってると世間の評価とのすり合わせがしづらい

 タイトルで全部説明しきってしまうシリーズ。もうそれだったらツイートでええやん。

毎週感想やってると自分純度が高くなる

 特にジャンプの話。ワタシは早売りを買うので特にそう。月曜以前に初読を終えてしまうので、大体そこで感想がぼんやり決まる。その後でそれを文章にする、というめんどくさい作業、苦行を毎週行う。なので、「今週の○○ヤバイ!!」みたいな人の感想を本編を読む前に目にする可能性はほとんどない。ネタバレを踏んだ場合のみ。

 毎週、毎話感想を文章という形にしますので、当然凝り固まります。「本作はこういう見方をしたら面白い」と自分で思ったものが重要視されます。偏りでもあり、幸せなことです。面白いからみんなやるといいよ。めんどいけど。

フツーは毎週読んだり感想やったりしない

 単行本派の人もいれば、評判になった作品だけ一気に読む人もいます。そういう人が感想を発する場合、ワタシとの間にタイムラグが発生します。
 毎週ジャンプ読んでるけど、たまにしか感想を発しない人もいます。そういう人はおそらく何かのキッカケ、アニバーサリーや神回の際に感想を吐くのでしょう。
 どちらにしても、ある程度の期間の印象が積み重なった上での感想です。つまんない回が3話あり、面白い回が7話あった場合の感想が「面白いよね」になるかもしれません。
 話題になった作品を後追いするような人に関しては、スタートの時点から「面白いらしい」ですので、感じ方は違います。毎週やってると「この作者まったく知らんけど意外とええやん」「いやいや意外とどころじゃ……」みたいなこともあり得ます。これは結構毎週やってて嬉しい瞬間ですね。

毎週の結論と一定の期間を踏まえての結論

 さきほども書きましたが、毎週感想やってると感想が凝り固まります。今は他人のジャンプ感想読まないから(減った)、特に凝り固まりやすいってのもありますが、多かれ少なかれ偏ります。「俺の見立てが間違ってた!!」と勝手な思い込みでマイナスな印象が強くなることもあります。逆も然り。逆はとても幸せな体験ですね。
 とにかく、自分の見方、自分の評価が語りがちなので、後からやってくる世間の評価とのギャップに面食らうこともあります。
 逆に、毎週やってる他人の感想の場合は、毎週「へーそんな読み方もあるんだ」「えっあれ面白かったの??」とかなりますので、ギャップはありますが、まだ小さいです。小さいし、話題がピンポイントなので納得、というかすり合わせがしやすい。来週から「好き(嫌い)な人もいるんだねー」と頭の片隅に置きながら読むことが出来ます。鉄は熱いうちに打て、的なアレだと思う。たぶん。

ツイッターにて

 ジャンプとはまったく別のジャンル(と思ってた)の人が突然ジャンプの話をすることがあります。当たり前のようにジャンプ読んでる人が多いってのはジャンプの強さなんでしょう。
 たまに、「『ジガ』終わっちゃった……」みたいなツイートを見ると、「お前読んでたのか!」「てか好きだったのか!!」「オレもだよ!!」みたいなことが頭の中に一気に湧いてきて楽しい。
 当然逆もある。『ジガ』の例が良くなかったけど、作品の人気不人気、そしてワタシの印象とその人の一致不一致、両方とも逆。ちなみに、実体験としてツイッターで見た作品は『アクタージュ』です。ジャンプ関係ないと思ってた人が当たり前のように『アクタージュ』の話してて、「そんな人気あったんだ……」と驚きました。

 この書き方をしたらワタシが『アクタージュ』嫌いみたいな感じしますね。しますよね。毎週感想やってるのにここでわざわざ説明し直すのもめんどくさいんですが、別に嫌いではないです。嫌いってほどではないです。大ハマリもしてない(極一部クソほどハマってますが)。良いところもあれば良くないところもある、くらい(超つまんない感想)。トータルでいえば全然プラスです。ワタシにとって今のジャンプの中で「勢いのある作品」という評価にはならない、かなぁ。それだけです。
 それでも、普段ジャンプの話をしない人が突然その作品の話だけすると、「○○が最高!他はクソ!!」という風に見えなくもないというか(ネタが古い)。もちろんそうじゃないのは分かってますけど、ちょっとした印象の偏りがどうしてもある。

毎週やるの楽しいよ

 そんなことはあろうが、毎週感想やるのはまた別の楽しさがあるし、そっちの方が余裕で上回るので続けるのです。
 手遅れレベルで凝り固まると意見が違う人見ても「まぁそういう人もいるだろう」とどうでもよくなります。……ってやっぱこういう書き方すると『アクタージュ』に良くないよな。そうじゃないんだよ。毎週の感想に比べると、すり合わせがしづらいって話で。出来なくはないです。ギャップの驚きに面食らうのです。

映画

 映画はね、連載じゃないから事情が違うんですよ。1つの作品を最後まで知った上でしか感想を吐きませんから。基本的に。観た時期、感想を吐く時期のギャップはあっても、作品の鮮度は違っても、感想の鮮度は同じです。連載が特殊。

生徒会役員共

 ジャンプ以外に『生徒会』の感想もやってますけど、あれは感想始める前から「好き」で凝り固まってるのでジャンプ感想とは事情が違います。凝り固まってるのも、それはそれで楽しい。


 終わり。2kなっちゃった。長い。

アクタージュ act-age 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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 ちなみに『アクタージュ』でワタシの好きな見立ては「メソッド演技という言葉は死んだ」です。主人公の特殊な演技法をメソッド演技と言っていて、それが特殊能力っぽい……けど実在する言葉でワクワク感あったんですが、次第に「実際のメソッド演技ってそういう意味じゃなくね??」となりました(感想です)。そうこう思ってたら、最近本編で「メソッド演技」という言葉が一切出てこない。「作者も気づいてしまったか……」と勝手に思ってニヤニヤしてます。
 過剰にビクビクしますけど、だからって『アクタージュ』がダメという話ではないですよ。これは善し悪しとはほとんど関係のない話。こういうテコ入れ感を読み解くのも毎週の感想の魅力なので注目してしまうのです。他の作品でも「急にこのキャラの出番増えたよね??」みたいなことがあります。