北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』627話の感想と最終巻予告について

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 新刊出ましたねー!! と明るく始めるつもりだったんですが、まさかこんなことになるとは‥‥。


#627

 扉は水着の会長。海の目的はコトミの絵なのでひょっとしたら水着じゃないかも、と予想したけど、外れました。よかったよかった。けど、海に来て水着を見るのもこれが最後‥‥(来週に続くよ)。

 1コマ目で海に来た説明をして、そのままみんなで海に突入‥‥ってオイ、というオチ。津田兄妹のやりとりが微笑ましい。強烈なボケ! という感じではないけど、いつもの感じとして行われてるのが良いよね。サブタイも「お約束」だし。

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 ちなみに、2コマ目、 “海だ!!” のコマに隠れた誰かの存在が確認できる。パレオを着ている人‥‥ともう1人、黒のビキニの人が本当にうっすら見切れてますね。蓋を開けてみれば横島先生と出島さんなんですが、最近こういう細かい描写多い気がする。初読時は2人ということに気づけなかったw
 そして、このパレオが今後のネタのオチになるのでこれまた笑った。

 コトミ、課題に着手。前話ラストで言ってた色の数の話が続くので驚きました。あれ続くんかい。しかも、それと同じ発想のまま今週新たなオチが生まれる。まさか二段構えになるとはw 先週はコトミが手抜きしようとするネタだったのが、今週は同じ発想のまま下ネタになるのですごい。ちゃんとその場に着たからこそのネタになってるのもうまい。

 3人がモデルをやる件、どうやらマジ。会長は腕組みポーズ、中央にスズ、というあたりまでは読み取れる。これでアリアだけマジで脱いでる、とかだったら笑えるし、アリアだったらやりかねないんですが、さすがにないと思いましょう。てか、会長とスズが止めるw
 なんでモデルをやってくれるのか、の件。コトミがここに気づくのは成長だと思う(失礼)。それを照れて変にごまかしたりせず、素直に理由をあかす会長とスズ、めちゃくちゃ良い人である。理想の先輩というか。

 横島先生登場。引率らしい。七条家のプライベートビーチだし、出島さんも来てるので正直必要ないと思うんですが、ひょっとしたら普段のお礼として海にご招待、みたいなニュアンスもあるのかもしれない。もしくは、最終回が近いから1人でも多く登場させたい、水着で出したい、というメタ的な事情。考えるだけでつらい。
 横島先生が2コマぶち抜きで水着を披露。パレオが素敵。そして2コマ目の方だけにスズも映り込む。デフォルメではないスズは今週ここだけですね。水着がしっかり確認できるという意味もあって貴重。
 そんな横島先生、急な話で大変だったという話。からのパレオがオチに関わってくるので笑った。ちゃんと絵の印象がフリになってるw
 制裁のようなツッコミが入って終わるんですが、そもそもプライベートビーチなので問題にはならない、というラインが本作らしいと思う。

 色塗り中のコトミたちに出島さんが飲み物の差し入れ。やはり出島さんも来てた模様。横島出島揃い踏みというのは意外と貴重だ。来週はこの2人の直接の絡みが見れるかも、と期待。
 そして、出島さんが「塗り」でボケて、横島先生と同じ道を辿る。プライベートビーチだから横島先生そこまでしなくても、の話と通じるけど、出島さんもそこまでする必要はないですよね。たぶん大人を砂で埋めるというノリが一同楽しくなっちゃってるんだと思う。そう考えると微笑ましい。
 下2コマが直前のネタとセットになってるんだけど、3コマ目の出島さんのドヤっぽい表情良いですよね。横島先生との違いも味わえる。

 コトミの色塗り続き。それを見守るタカ兄。コトミが筆から絵の具を垂らしてしまい、コトミが立ち上がって確認してオチ。ここに来てコトミが2コマぶち抜きで水着ショットを披露。水着が大映しになるのはサービスでもあるんですが、ちゃんと絵がオチになってるからうまい。しかも2コマぶち抜きの2コマ目がオチとして機能する。コトミのセリフ、コトミの全身、タカ兄のツッコミ、という順になってるのも含め熟練の技だ。
 てか、コトミの水着、ショートパンツ型になっててすげぇ可愛いです。こういうのもあるのか‥‥と妙な感動を覚えてしまった。みんなオシャレだ。

 最後。コトミの絵が完成。タカ兄が絵を確認するも、コトミ当人を含めみんなは既に‥‥というオチ。タカ兄が絵を渡すと同時に海へダッシュするコトミの姿が容易に想像できる。
 そのコトミが描いた絵については劇中では見れない。ちょっと意外かも。あすかちゃんのときは見れましたよねw まぁ、これが最終回だったらコトミが描いた生徒会4人の集合絵がラストカットになるんだろうな‥‥。ダメだ、やっぱ今週こういうことばっか考えてしまう。全然自重できてない。


 終わり。ちなみに次回は「ビーチでお泊り編」だそうです。「プライベートビーチでムフフな展開」とも書いてあるので、ホテルではなく文字通りビーチで泊まるのかも?(そんなことある?)
 ちなみに今週のお気に入りは2本目。前回の話を続けつつネタをさらに膨らめてるのが面白かったです。
 以下、完結についてウダウダ書きます。気持ちの整理の意味も込めて‥‥って全然整理できませんが。

22巻が最終巻

 むむむ。いつか来るとは思ってたけど、本当に来てしまった。正直ここまで続くとは予想してなかったので、そういう意味では矛盾するんですが、まだまだ続くと思ってた。また年始に「あけおめこ」ネタあるかな? とか楽しみにするつもりでいました。11月に終わるのでそれはかなわず。何か新連載があれば可能性もゼロではない‥‥けど期待しすぎですよね。

 21巻発売前は「アニメどうするんだろう?(大人のゴタゴタで)」とか思ってたんですが、今になればのんきなもんでしたね。アニメどころではなかった‥‥。いや、アニメが終わるなら連載を続ける理由もなくなる、と作者が判断した可能性もなくはないのですが。だとしたら余計つらい。それが最悪の線だ。

 最終回はマガジン51号。もう合併号はないと思うので、最終回は#640になるでしょうね。単行本の収録ペースとしてもちょうどそのあたりで間違いない。最終22巻だけ分厚いものになったりはしないのでしょう。
 ただ、単行本には幕間のページがそれなりの数存在する。その幕間のページを詰めれば結構な数の融通は利くはずです。何が言いたいかというと、最終回が増ページになるかどうか。増ページにならないと『妹は思春期』方式の最終回は間違いなく無理ですよね。キャラが多すぎますので。
 なので、最終回が増ページになって『妹は思春期』形式になるのかどうか。なるのかもしれないし、最終回だけ4コマを脱して『濱中アイ』的になるかもしれない。
 まぁ、とはいえ、『生徒会役員共』は史上最長の連載で、過去作と比較するのもナンセンスな気もします。『濱中アイ』『妹は思春期』と同じパンモロ最終回ではあったものの、まったく同じ内容とは言い難かったですからね。そして、『あかほん』も『プチたん』もパンモロとは無関係な最終回だったのも気になる。特に『プチたん』は直近の最終回ですし、作者の今の考えに一番近いと見てもおかしくない。
 どんな最終回になるにしても、もう残りは13話。13階段かよ‥‥。来週も海の話が続くそうなので、夏休みが終わった頃に最終回に向けた物語が動き出す‥‥かもしれない。何事もない日常が続いていきなりパンモロエンドって線もありますが。『濱中』『プチたん』は受験という物語的な目標があったので、そこに向けて「終わりが近づいてきたな」感が終盤にはあったのですが、『生徒会』はそういうのないのでマジで読めない。11月に終了なので3年組が卒業する話にもならないんじゃないかなぁ。まぁ、この夏休みが終わったらいきなり時間が飛ぶ可能性もあるんですが。‥‥終わりを考えるのはつらい。
 過去の連載とは別に氏家ト全が考えた本作の最終回っぽいものが存在する。アニメの『劇場版』のオリジナルエピソードの部分。まぁ、あれはシリアスな雰囲気だけ作ってそれをひっくり返す形の内容だったので、あれと同じ最終回になるとは思いませんが、多少なりとも参考になるのではないでしょうか。ちなみに私、映画1作目の入場者特典持ってません。数日遅れたらもうなくなってたんや‥‥誰かゆずってくれ‥‥せめて見せてw

 最終22巻。表紙どうなるんでしょうね。無難に会長のワンショットか。『妹は思春期』にならうのならば、1巻と対になる構図の可能性も。
 過去作関連だと『濱中アイ』みたく全員集合パターンもありそう。言うても人数的に桜才生徒会くらいだろうけど。
 限定版がない(たぶん)のは久しぶりですが、通常版オンリーでツーショット表紙という可能性もあるかも。ただ、シノタカとかだと最終回の内容がそういうことに確定するようでもあるので違うかな。たぶん誰かとくっついて終わるような話にはしないと思う。一応『濱中アイ』という前例はあるけど、あれは女子大生家庭教師が男子中学生に手を出すのはナシでしょ、という前提があってのことだと思うし、『生徒会』に天野ミサキに対応するキャラはいないと思う。まぁ、ここらへん突き詰めてくと物騒な話題になるので私は好かんです。そういうのはないと思う。

 完結後の話。ここらへんはマジで考えたくないんですが、どうなるのでしょうか。端的に言って新作。ファン的には「ついに熱血ファンタジーバトル漫画が来るのか!!」とか冗談も言いたくなるんですが、たぶん来ないw てか、ネタの出典が古すぎる。その後『プチたん』始まったし。
 もちろん、1週も休ませず今後も読ませて、とは言いません。もちろんそれが理想ではあるけど。言わないけど、「これで引退」ってなったらマジでつらいなぁ。怖い。もちろん作家の意向が最も優先されるべきだし、『生徒会』の成功でそれが優先されるだけの地位は築けてるとは思うけど。
 ありそうなのは完結と同時に作者がSNSを開始‥‥って考えにくいんだよなぁ。というか、人柄が未だによく分からないw

 まぁ、とにかく戦々恐々という気持ちが大きいのですが、とりあえず残りの期間を楽しみにしましょう。残り13週、どうなるのか楽しみ、という気持ちも確かにありますので、なるべくそっちに集中して、終わる悲しみみたいな方から目を背けて生きていきます。
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