北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』630話の感想

20210909035259

 ムツミ回、ワンモア‥‥。


#630

 扉はムツミ。眼福であり、大変嬉しいのですが、扉を飾るのはおそらくこれが最後‥‥という考えがどうしても浮かぶ。マジでこれ毎週書いちゃって申し訳ないんですが、たぶん来週以降も書くと思う。そういう見方を除くのが困難。
 そして、今週、柔道部回ではないんですよ。柔道部が出てくるネタもあるってだけ。となると柔道部がメインとなる回はもうないまま終わるのかなぁ。まぁ、ムツミ以外の柔道部員が扉を飾るという可能性もなくはないので、そこに期待したい。けどなぁ、残り10話であり得るのだろうか。まだいろいろあるよ。見たいものが。

 生徒会室の日常。タカくんが輪ゴムを使った緊張対策を話す。それを聞くのが会長なので、津田にも次期生徒会長としての自覚が出てきたじゃないか‥‥的な何かを感じ取ってしまう。まぁ、全然違う話だったので良かったですw
 ということで、輪ゴムでぺちぺち。会長が真似して実践してみてそのままオチ。会長が1人で楽しくやってる様子は微笑ましいんですが、会長の言い分をそのまま受けると、元のタカくんの方も会長と同じことを感じてた、ということになってしまうのでちょっとした風評被害が発生してるんですよね。被害一歩手前か。

 靴下がずり落ちないためののり。ソックタッチという言葉はもう死語なのだろうか、と心配になったけど、まぁ分かりやすいように説明的な表現にしたのだと思う。思いたい。
 そんなスズの様子が2コマぶち抜きで描かれるんだけど、これはちょっとしたサービスショットみたいな側面もあると思う。別に何が見えるとか、露出が多いって話ではないんだけど、日常の中にあるレアなポーズ、みたいな良さ。
 そんなのりをネネが借りようとするんだけど、その使用部位が明らかになってオチ。ネネ的にはお決まりのオチなんだけど、のりというフリがそのイメージとかけ離れすぎてるので笑う。スズの “断っていいかな?” という冷静な拒絶ぶりも最高。

 小山先生が2コマぶち抜き。小山先生ファン的には嬉しい展開だが、小山先生くらいの立ち位置のキャラだとやっぱ「これが最後の出番かも‥‥」とか考えてしまうから良くない。日常の単独ネタとかだったらまだ出る余地あるかも。先週の北山、南野の2人よりは可能性が残されてると思う。
 夏だけどエアコンの効きすぎで寒いのでカーディガンが欠かせない。現実だともうすっかり涼しくなってきたんですが、まぁ普通だったら9月の頭はまだ全然暑いですよね。今年のイレギュラーぶりを感じる。
 んで、同じくカーディガンを着ていた横島先生がその理由を明かしてオチ。「今着てるということは‥‥?」という余地があるんですが、割と小山先生がきつめにツッコミ入れてるというか、否定よりのニュアンスなのが面白い。この2人のネタ好きなんだけど、また見ることはできるのだろうか‥‥。

 柔道部。汗で濡れると服が脱ぎにくい。柔道着ではない。柔道着の下のTシャツ。そんな脱ぎのショットをムツミが担当して2コマぶち抜き。2コマぶち抜き祭りですね。直前の小山先生が「着る」だったのと対照的に今回のムツミは「脱ぐ」。
 先週の古谷さんの半裸バックショット、最終回まで毎週あんなセクシーショットが続くのでは‥‥とか思ってたんですが、今週はムツミがこんなことに。ただ、ムツミはなぁ、こういうセクシー寄りの絵面やりがちな傾向があると思うので、これは最終回に向けた特別仕様って感じはしない気がする。まぁ、素直に喜べよって話なんですが、なんかいろいろ考えてしまうw
 んで、「濡れると脱ぎにくい」に同調したコトミでオチ。ものすごい下ネタに繋がりそうなフリだったんだけど、コトミらしい別の意味のシモの話になるのが面白い。微笑ましいというか。それに対するトッキーのちょっと引きつつ、心配のニュアンスもあるのかな? みたいなツッコミも良い。
 てか、このトッキーと、直前のネタの小山先生、ツッコミの内容、セリフの内容がかなり似てますね。話としては全然違うのに‥‥というギャップというか、比較が面白い。

 柔道部続き。脱いだので今度はシャワー。とはいえ、鉄壁のバスタオルガードである。
 チリたちの脱ぎの残骸を見たムツミが注意。裏返しだと選択するコトミが大変、というお叱り。ただのお叱りではなく、コトミのためのお叱り。部長素敵やん。ムツミ、たまにこういう部長らしさを感じさせる言動があって良いよね。もちろん会長にも見られるんだけど、ムツミは部員との距離感や普段のキャラクターが違うのでギャップという側面がでかいのが魅力。
 んで、シャツを裏返さないトッキーを見習いなさい、からのトッキーでオチ。トッキーといえば、トッキーのドジっ娘ネタといえば、という代名詞的なドジネタをいつもとは違う角度から扱ったネタになってて面白かった。トッキーが独りで静かに気づく、というのも味わい深い。コトミが気づくとかではない。

 ナオちゃんとカエデちゃん。泣くナオちゃんに心配して声をかけるんですが、普通にただの仲良しですね。ヨシくんの話がないと2人はこんな感じなのか‥‥と微笑ましい。
 泣いてたのは映画部なので演技の練習。映画部設定‥‥! そういやあったな。いや、アニメだと最近出てきた話なので、それが原作に逆輸入、という考えもできるかもしれない。
 泣き以外の顔の演技をチェックしてもらうことになるが、その顔があまりに酷いのでオチ。映画部という話だったのに結局ヨシ君の話が出てきてるので、これは完全にナオちゃんの冗談ということですよね。カエデちゃんをからかってるというか。ナオちゃんにとってカエデちゃんは天敵みたいなイメージを抱いてたこともあるけど、今ではもうこんな関係性なのか。すげぇ良いですね。
 てか、肝心の顔は漫画としては見せないというオチだったんですが、その顔の内容があまりに酷いというか、もうそのものズバリなこと言っちゃってるのでビビる。まぁ、過去の描写からナオヨシの関係がどこまで行ってるのか何となく察せられたんですが、今回はまた直球なのでビビりました。ナオちゃん、『妹は思春期』のショーコに近づきつつある‥‥。

 パソコンでイルカショーの動画を観るタカくん。 “イルカショーか” とあるけど、どんな経緯でこんな動画観ることになったんだよ、とは思った。まぁ、何かの調べ物、参考映像を探しててその関連動画でイルカで自動再生、みたいな感じが穏当でしょうか。まぁ、ただの暇潰しでもいいんだけど。
 んで、そんなタカくんの発言を聞いてたアリアが空耳ぶちかましてオチ。文字数少なめの文章なんですが、だからこそそうは聞き違えないだろ、という飛躍が楽しい。タカツッコミの “ニュアンスでわかってよ!!” も切実な魂の叫びになってて笑った。ニュアンスでわかってほしいのはいつものことなんだけど、今回はシンプルな文章なだけに特に。


 終わり。いよいよ残り10話です。英稜は見たいでしょ、パリィも見たいでしょ‥‥とか数えたくなってきますね。トリプルブッキングが出るかも気になるんですが、このまま出ないで終わる気もするかなぁ。出たとしてもメイン回という感じではなく、1、2本に出てくるだけ、みたいな。登場頻度はかなり減ってる気がします。
 今週のお気に入りはトッキーのネタ。「うらおもて」ですね。トッキーのドジネタとしては定番中の定番なんだけど、そのオチに向けた助走がまったく新しいものになってて面白かった。ムツミが部長らしい言動を見せ、トッキーが褒められる、そしてドジに気づく、という展開が最高。
gohomeclub.hatenablog.com