北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』631話の感想

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 最終回まで毎週お色気ショットがある、の法則は崩れましたね。やはり先週のムツミは通常運転だったのかな。


#631

 扉はネネ。堂々とピースサインしてるのが妙に可愛い。ネネだから、というキャラクターの意味もあるんだろうな。イメージ的に似合うというか。

 ロボ研の部室にネネがこもってるということで覗きに来たタカスズ。生徒会というよりは同じクラスの友人として心配だから来た、みたいな感じもあって良いですね。ロボ研に行くまでの2人の様子も気になる。
 「ロボット開発中」の張り紙があるんだけど、覗いてみると‥‥でオチ。覗いてるだけなのでネネとのコミュニケーションにはなってないんだけど、思わず大声でツッコまずにはいられない、という廊下側のドラマが良い。ズッコケ感もありつつ、心配して損した的な怒りの感情も少しあるのでしょう。

 ということでプラモデル。ネネ回であると同時にプラモ回でもある。プラモ女子みたいなテーマで漫画作れそう。というか既にそういう趣味漫画ありそう。
 叱るスズと、プラモを懐かしがるタカくん。それを見逃さないネネのオタク語りが猛烈に始まってオチ。この同士を見つけてテンション上がる心理、良いよね。あるあるだわ。ネネの趣味というと、こないだコスプレがありましたね。あっちはカエデちゃんを自分の趣味の世界に引きずり込もうとする感じだったけど、この趣味人特有の言動好きだわ。
 タカくんのプラモ好き設定とか当然初出だと思うけど、それでもサブタイの「素組み派」に関しては納得しかないというか。彼だったら当然そうでしょうね。
 そういう意味ではプラモって入り口は浅いがハマるとどこまでも深いという沼なのかもしれませんね。プラモ一度も組んだことないって人の方が少数派なんじゃない?‥‥ってこれはこれで私の偏見かもしれない。

 「ガムプラコン(テスト)」に投稿して賞金を部費にあてたい。ぼんやりとロボットではなく明確に「ガムプラ」と書かれてるので笑った。ガムダムなのかなw
 ネネの部費コールが始まると、そこに会長が入室してオチ。最初は2年組の話だったけど、徐々に生徒会のメンツが増えていき、その登場の度にボケをかましてくる。
 アリアが空耳してドアバーン! してくるのとは違い、会長は終始冷静なまま誤解してるのが良い。ツッコミもなく、呆れてるのか静かなまま終わる。まぁ、誤解されてるのがネネなので、彼女に特別否定したい意志がなかった、という感じなのでしょう。

 ここでネネがメガネしてないことに言及。そうなのよ。1本目は保護メガネ(ゴーグルみたいなの)してたけど、その下にいつものメガネは見えない。そして、2、3本目ではメガネなしのまま会話するネネの姿が描かれる。めちゃくちゃレアですね。おそらく最後のネネ回だと思うけど、それにふさわしい大ネタだったと思います。お色気とは別の意味でサービスショットだと感じる。
 メガネなしについて言及される前に、当たり前にメガネしてない姿を2(3)本描いてるのが良かったなぁ。読者的には先に「今日メガネないの!?」という驚きがあるじゃないですか。ここらへんの語り口、構成、見事だと思います。
 んで、保護メガネのために今日はコンタクト。からのサブタイ「ポロリもあるよ」。脱げるのではなく、落ちるポロリ。 “みんな動かないで” なので定番のコンタクト探しになるのかと思ったら、でオチ。他の3人と違ってネネだけプラモに夢中、という温度差。1人だけオタクというギャップがそのままテンションに現れてて面白かったです。

 落とし物が見つからないままアリア登場。空耳乱入ではなく、普通に入室してから事情を聞き、そこで空耳。冷静だったのに。近くで聞いたのに、というアリアの暴走ぶりがおかしい。というか、あれでダメだったらもう無理だろw
 んで、空耳は “パーツ落しちゃって” 。空耳に対してネネがさらにぶっ込むので食傷感がすごいw てか、ネネ、先週はちゃんとしてたのにな。いや、別の意味でちゃんとしてないんだけど。

 完成。その出来映えに思わず感心しちゃうスズが良い。それまでは少し否定的だったと思うけど、良いものは良いと認める。未知の世界に対する興味みたいなものもあるのかな。
 そんなスズの感心に答えるかのようにネネが解説し、その例として別のフィギュアを出してオチ。実際にこういうウェザリングしてる職人とかいそうで怖いわw あの素材はどうなってるんだろう‥‥とマジで興味湧いてしまう。

 雰囲気の違う背景ショット出てきて少し驚きましたが、要するに「後日」という時間経過です。投稿の結果。大賞5万円とはならなかったけど、佳作で5千円。普通にすごい。創作の趣味が5千円になるってかなり感慨深いのではないか。
 ちなみに、後日ですので、メガネしてます。ちゃんとメガネありの姿も見せてくれるのが嬉しい。やっぱメガネなしはサービスとしてやってる意図があったんじゃないですかね。
 喜ぶネネと、割とローテンションなスズ。 “えーすごいね” の温度感好き。そして、珍しい「ネネバスト」で笑った。ボディラインを堪能するようなショットでもあるので、サービスショットと言えるのかもしれない。知らない。
 んで、5千円の使い道がしれっと明らかになってオチ。部費にあてるはずだったよね? という事前のネタを踏まえた内容ですね。今週ずっとそうだったスズの低めのテンションというのが最後のツッコミにも現れてて良かったです。オタクとそれ以外、という温度差。


 終わり。ネネ回でした。さすがにこれが最後なのでしょうね。ネネだったら単発のネタで登場するとかは全然あり得そうだけど。最後のロボ研回ながら、内容はめちゃくちゃ変則的でしたね。ロボ研として何か大きな結果を残してハッピーエンド感を出すみたいなことは一切しない。本作の終わらせ方についてのスタンスが何となく見えてきたようで面白いです。
 お気に入りとしては2本目になるかな。オタク仕草としてめちゃくちゃリアリティあったし、それ故のすれ違いもあるあるだったと思う。メガネないのに普通に話してる! という驚きもあって良い2本目でした。
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