北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』457話の感想


 寒さも少し落ち着いてきたと思ったらまたゲロ寒いです。

#457

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はアリア。アオリに「副会長」とあって謎。本編でタカくんがどうこうって話になるのかとも思ったけど、そんなこともないと思う。ミスったのかしら。アリアは書記だぞい。アリアにも学年と所属添えとけばよかったのに。まぁ、単行本で消えるからどうでもいいか。

 女子バスケに感化されてグータッチに憧れるタカくん可愛い。生徒会やってるとああいう体育会系なノリが新鮮に感じられるのかもしれませんね。生徒会と馴染みの深い体育会系だと柔道部ですが、バスケのチームプレーとは少しニュアンス違いますし。
 んで、実践するも、会長がオチ。当たり前のようにぶっかます会長がもはやカッコイイのである。伸ばされた手に対して横から攻める意外性もあるし、そもそもよく考えたら男女が逆になってるのも良い。
 それに対してのタカくんのツッコミがまた良かったですね。下ネタそのものを否定するのではなく、TPO無視する姿勢に対して反応する。

 スズとネネinネネルーム。姿見のアヘ顔アニマルのシールはロリネネが貼ったらしい。アヘマルって最近の流行りじゃなくて10年以上の歴史を持つ長寿シリーズだったのか!?(そういうこと考えても仕方ない)
 んで、今ネネが貼ったのは2つのハートマーク。その使い道で笑った。笑いつつも、少し感心してしまうというか。発想の豊かさがスゴイ。

 「仕事でミスっちゃったタカくん」という地の文が可愛い。どんな紹介だよw
 落ち込んでも上を向くよう心がけてるタカくんに対してコトミが一言。コトミならではのタカ兄イジリだし、こないだあったゲーム回にも続くような感じもあって楽しい。
 そして、あのゲーム回にもあったように今回もゲーム内のキャラがパンチラ。ゲームの世界は気軽にパンチラするよね、みたいなあるあるというか、カメラ動かす機能あるんだからとりあえずやるよね、みたいなネタだと思う。スケベ心もゼロとは言わないが、そこまで本気でなくともやっちゃう、みたいな距離感ありません? ワタシはPS4ないからやってませんけど、今『モンハンワールド』でやってる人も多いんじゃないかしら。ワタシならやるね。

 会議で投票をした際にホワイトボードに書いた「正」の字。黒板じゃなくてホワイトボードってのが味噌ですな。
 このネタはアリアがオチだけど、アリアに下ネタの自覚はなく、そもそもオチに件についてアリアはまだ気づいてない、というのが珍しいですね。まぁ、そういう偶然を引き寄せるを引き寄せるのはアリアの強さ、というか日頃の行いのせいかw
 心配かけまいとアリアが素敵な笑顔を振りまいてるのが余計に笑える。自覚的な下ネタにはない魅力ですね。

 小山&横島先生。寒いのでつい手を擦る。横島先生も自分と同じように擦ってると気づいた時の小山先生ちょっと可愛すぎだろ。なにあの嬉しそうな顔。手擦るという大したことない一致であんだけ喜べる小山先生、最高じゃないか。
 んで、オチは当然横島先生。喜ぶ小山先生を一蹴するような下ネタ。一気に冷めた小山先生のツッコミがまた秀逸です。話しかけなきゃよかった、という後悔の念を強く感じるツッコミ。

 ラストページはそれぞれ独立した4コマだけど、繋がってる。最近こういうの多いですね。作者の技術の高さを感じる。1つの出来事に対して多面的に描き、複数のネタにする。
 んで、その1。居眠りタカくんにアリアが気を利かせて上着をかけたら‥‥。これは笑った。初読時、3コマ目を見ても微笑ましい印象しかなかったのに、4コマ目における会長とスズのリアクションを聞いたら3コマ目の図がもうそういう風にしか見えなくなるマジックw
 会長たちが勘違いしきってないってのも面白いですね。「そういう行為じゃないよな?」みたいな動揺。そんなことないと分かっちゃいるがw

 初読時は続いてるとは露とも思わなかったラスト。七条邸にて、アリアと出島さん。帰ってきたアリアと何気ない会話を交わした後に出島さんが居眠りタカくんの件の余韻を察知、そして誤解。これはうまいなぁ。前ネタの会長たちに続いて勘違いするオチなんだけど、勘違いの内容がまた変わってるんですよね。どちらの勘違いも納得してしまう説得力あるし、本ネタの2コマ目におけるアリアと出島さんの挨拶レベルのどうってことない会話が今思うと‥‥!!みたいな勘違いを助長する内容になってるのも超うまい。
 てか、この居眠りタカくんに関する2本のネタ、肝心のタカくんは寝てるだけでオチにはまったく絡んでこないのが面白いですね。当然ツッコミもしない。周囲が勝手に騒いでるだけで、本人は何も知らない。


 ということで、終わり。最近ラストの2コマが重層的な構成になってるので毎週のように一番よかったのはラストのネタ、になってしまってる気がする。今週もなぁ、やっぱラストの良かったなぁ。最初のグータッチも、ネネミラーも相当好きなんですけどね。難しいですねぇ。
 ただ、今週のベストショットは横島先生に話しかける小山先生で決まりです。超可愛い。

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