北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2020年44号の感想

週刊少年ジャンプ(44) 2020年 10/19 号 [雑誌]

 『愛の不時着』が残り1話なんですが、終わってしまうのがつらくて観たくない。けど、このまま放置するのはあんまりな内容なんだよなぁ……。

表紙

 『アンデッド』。ビリーが早くも表紙デビュー。おいしいなぁ。
 アンディが指で銃のポーズしてますけど、指に傷がないので「攻撃準備」ではないですね。アンディがサービスとしてあのポーズをしてると思うと味わい深い。

読者プレゼント

 制作は今村。写真撮影が復活してる!! ある意味ジャンプ唯一のグラビアページ復活ですよ。これは良かったなあ。コロナ以降1回くらい写真が復活することありましたが、あれは特例で、今回が正式な復活なんじゃないですかね。いやぁ、これは嬉しい……嬉しいのか??(勢いで書いてしまったものの悩む)
 お題はローランド。なんか奇抜なキャラクターのホストがテレビで人気らしい、というのをぼんやりと知ってる程度なのでローランド感がうまく再現できてるのかは分かりません。文章が長くてダジャレに重きを置いてないのはマイナス評価です。
 ローランド語録は再現度が分からないのであまり面白くないんですが、「なぜ美しいのか? 使いやすいからだ」はちょっと深いというか、偶然ながら真理に近づいてる気がする。

巻頭カラー『アンデッドアンラック』

 カラー扉。ビリーが「UN」が調査中になってるのでアンビリーバブルの真のチカラはコピー能力、みたいな説は死んだっぽい。そもそもアンビリーバブルで跳弾がいまいち納得できてないんですが。
 てか、ビリーですよ。名前が能力のダジャレになってるのが本作の決まりっぽいじゃないですか。そうするとアンビリーバブルじゃないと明らかになったビリーは別の名前になるのか。ビリー継続なら別のビリーダジャレでコピー能力を示すもの、という推理もできそうですね。
 コピーから考えるとアンオリジナルとかありそうだけど、ビリーにはならない。「アンビリ」と聞くと『エヴァ』のアンビリカブルケーブルが思いつくけど、アンビリカルからコピーは繋がらない。そもそも否定の意味じゃない。たぶん。はい、こちらからは以上です。しばらく考えたけど限界。

 本編。一番意味が分からないアンジャスティスが今週のキーになるんですが、事前に風子相手に一度使うことで説明にしてるのがうまい。まぁ、アンジャスティスの説明を飲み込めたかというとまた別の話なんですが。ラストの「狙いはコッチだ!」みたいな展開も面白かったんだけど(実際に奪うのが楽ちんで良い)、アンジャスティスのくだりは正直ピンときてない。本作読んでない人に説明できるかっていうと、できない。

僕のヒーローアカデミア

 かっちゃんの件でデクがブチギレってのはかっこいいけど、結果的に触られちゃってるので「我慢すればよかったのに……」とか思わんでもない。まぁ、トドメを刺せてないのでほっといたらどうせ負け確定なんですが。
 んで、大人たち(先代たち)が代理戦争。熱いっちゃ熱いけど、弔の方は継承が完全に済んだと思ってたので、「結局コントロールされちゃうのか……」みたいな気持ちにはなった。まぁ、死にかけてるから出てきやすかった、とかそういう理屈かもしれんけど。
 ピンチになると違う人が出てきて助けてくれる、みたいな展開はやりすぎるとドッチラケなので少し不安もある。まぁ、大丈夫だとは思う。

『呪術廻戦』

 tvアニメ観たよ。Netflixで観れるのが本当にありがたい。これなら最後まで観ますわ。週イチの楽しみが増えた。初回の感想としては「オカ研可愛い!!」です。次回で退場なんだよな……
 本編。真人に策アリかと思ったら、逃走。虎杖サイド(本体)も分身して逃走。合体すると見せかけて、2人がスイッチ。真人の狙いは最初からずっと釘崎殺し、と一貫したオチなので膝を打ちました。ぶっちゃけ当たり前のことしかしてないんだけど、「そうきたか」と気持ちいい。
 んで、野薔薇6歳。Wii版の『スマブラX』ですね。テレビ台にはゲームキューブも見える。画面は荒くてよく見えないんですが、2Pがメタナイトというだけは見える。ステージは惑星コーネリア。『スマブラX』といえばメタナイトですね。メタナイト一強とか言われてたと思います。ちゃんと考えてキャラを選択したのがよく分かる。

鬼滅の刃 特別読切』吾峠呼世晴

 なつけぇ。炭治郎いないけど絵を見るだけで在りし日のジャンプが甦ってくる。煉獄はそこまで好きじゃないけど、今週のジャンプは「あの頃は良かったなぁ」スイッチがどうしても入ってしまう。
 本編。煉獄の初任務。「あなたみたいになりたい」「一緒に頑張ろう」が死に繋がる言葉なので疑問視してしまう、というのは面白い。言ってしまえばめんどくさい思考なんだけど、このめんどくささが『鬼滅』らしさだったのかな、と今更ながらに思った。
 笛の鬼。剣を握らなければお前を守れない、剣を握ったままでは耳を守れない。まぁぶっちゃけ躊躇なく鼓膜を破くってのはバトル漫画では割とよくあるアイディアなので、バトル展開としてはそれほど面白くない。手を切り落とすとかよくやってるイメージある。まぁ、本作の鼓膜の件はそこの面白さにはそもそも興味がなくて、今度映画を観る際に「この人実は耳聞こえないんですよー」という視点が生まれることですね。ぶっちゃけ本編での煉獄の様子とか全然覚えてないので、今言われてもそれほど驚けなくて申し訳ないんですが、だからこそ映画館に行こうぜ! ということなのでしょう。まぁ、回復の呼吸とか、手術とか、自然治癒とかで鼓膜復活してる可能性もあるんだろうけど(ほとんどのバトル漫画だとそう)、それはそれでつまらないので違うと思う。
 てか、この仕掛けがあるんだったら映画館の特典をジャンプに載っけたのも理解できる。映画館で鑑賞前に特典を読む人って決して多くはないと思う。『ヒロアカ ヒーローズライジング』とか特典を開くと早々に本作最大のネタバレが載ってるのでかなり悪質でしたしw なので、事前にジャンプで読ませておく、という判断はかなり正しいし、何なら少し映画観たくなってきました。まぁ、ホントに行くかは知らんのですが。

Dr.STONE

 アメリカサイド唯一の話が通じる奴。あーここで穴掘り対決の意味が出てくるのか。あの展開まるっと無駄で正直ストレスがすごかったんですが、あの中にもちゃんと必要な情報があったのですね。 “英語でよく分かんなかったけどよ” で押し通しちゃうのはずるいと思うけど、今まで気にもしてなかったオッサンが実はキーマン! みたいな展開は面白い。
 外交からのレシピ暴露。人命優先する相手だからこそ成立する奇策って感じですね。まぁ、人類の復活なんだから協力を仰ぐのはよく考えたら当たり前の発想でしたね。100万人復活の前フリとして “人質交換してえってんなら 人数が違いすぎるぜ 青二才” というセリフを言わせてるのもうまい。「じゃあこっちは100万人だ」ということになる。

ONE PIECE』休載のお知らせ

 急病だそうです。こりゃ大変だ。ただでさえコロナシフトで大変ってのにそこに追撃。年内に千話到達が目標って先週目次で言ってましたけど、おそらく千話記念で大型企画とかやるだろうから、その兼ね合いもあってマジ大変だと思います。

『静子ブルジョワジー』平川もそ

 ということで『ONE PIECE』の代わり。目指せ『磯兵衛』。尾田休載シンデレラ。
 本編。お嬢様学校に通う豪傑、静子のあれこれ。ぶっちゃけこの設定自体はかなり平凡で不安にもなったんですが、読み進めてみるとこの静子が意外なほどに良い奴。ボケは発生し続けるけど、そこに一切の悪意がない。否定のツッコミもない。人を馬鹿にする笑いが皆無。い、今っぽい……。
 肯定的な友人としての2人が良かったと思います。一応はツッコミだけど、基本仲良し、大好き、そして褒め合う。今っぽい……。時代を流れを感じます。タイトルにもなってる静子に気を取られるけど、本作を特別なものにしてるのは間違いなくこの友人2人だと思います。贅沢を言えば、優しい世界路線を突き進めるなら、彼女らが逆に静子を助けるみたいな展開も欲しかったと思いますが、まぁそこまでやっちゃうと良い話に振れすぎるので良くないのかな。
 絆創膏の決めゼリフとか、地球一周してきた請求書とか、最後にうまいこと話をまとめた感もあって「良いもん読んだ」的な後味が自然と生まれてたと思います。面白かったです。しかし、本作が好きとかどうこうよりも、時代を感じる……。

センターカラー『ブラッククローバー

 3日後(2日後)にカチコミ。はえぇぇ。精神と時の部屋でも用意しないと修行が間に合わないと思うんだけど、大丈夫なのかしら。まぁ、アスタの修行は悪魔の手懐け方を知る、なので知識なコツを掴めば短期間でもあり得るのかもしれない。たぶん?
  “見た目で判断されたくなければ そういう見た目をするなよ” パッと見正論っぽいけど、よく考えると無茶苦茶。まぁ、その後の優しい不良が得をするのが嫌い、みたいな話は分かるし、彼は彼で極端な思考の持ち主だからこの無茶苦茶な言い分も彼自身のキャラクターの説明になってて(漫画としては)全然いいんだけど、どこかにこのセリフだけを真に受ける短絡的な人いるんだろうなぁ。1コマ切り取りの瞬発力で漫画を読む人。漫画に限らないけど、悪役の主義主張をそのまま正論として受け取っちゃう人、いるよなぁ。話の本質には興味がなく、ワンフレーズで論破できる(した気になれる)ものに傾倒してしまう人、いるよなぁ。勘弁してほしい。
 んで、悪魔と戦う。『呪術』の伏黒みたいな話ですね。あれも影だったか。関係ないけど。
 てか、アスタの右腕が落ちて、そこから悪魔が生まれるの超かっこいいですね。片腕で悪魔倒すのかよ、みたいな逆境も感じるんですが、それより先にかっこよさに魅了されてしまった。

『仄見える少年』

 助け合いながら鏡の世界から逃げ出すくだり、正直かなりベタでそれほど乗れなかったんだけど、伊織を助ける天狗にはキュンときてしまった。こっちだってベタだろうに。チョロい。
 ショッピングモール外観。めちゃくちゃデカい。郊外もしくは田舎にあるタイプの奴だ。田舎のバーサンの家の近く(車移動だけど)にもああいうのがここ数年で出来まして、あまりの巨大さに驚きました。何ならウチの近くより便利だと思う。まぁ、所詮は北区……。
 男同士のイチャイチャ。ちょっと大好きアピールが露骨すぎてそこまで魅力的ではなかったんですが、それを女性が見てニヤついている、というのは良かった。腐女子的というのは言い過ぎだけど、母親的でもあるのかな。「ウチの子にも良い友達が出来たのね……」みたいな。

チェンソーマン』

 屋上で一斉に変身。変身シーンは超かっこよかったんだけど、変身したのが揃ってるのを見ると「こんな漫画だったっけ?」みたいなおかしさを少し感じた。いや、既存の奴なんですが、ヒロイックに登場されることの違和感なのかな。ちょっと笑いかねない何か。
 んで、バトル。決め絵の連打で超かっこいいのは疑いませんが、よく考えると具体的にどんな戦いをしたのかがピンとこないので、好みではない。まぁ、今回は「気づいたらボロ負け」という話なので、描き方として正しいとは思うんですが。
 日本刀の人の登場シーンとかマジ最高だったんですが、よく考えたらあのメンツの中だったらそれほど頼もしくないよな、アイツ。レゼとかのが怖い。
 てか、食われたら消えるとか言ってたのに、名前は消えるけど生きてるみたいな話になってて正直分からんし、なんか回りくどいし、分かる気力がなくなっていく感じはある。関係ないけど映画『テネット』も回りくどすぎて「もういいや」と軽く諦めの念が湧いてしまったんだよな。面白かったけど。

『ぼくらの血盟』

 メガネの子出てこないんかい!!! 出てこないんかい!!
 いや、一応可能性としては考えてたけど、ホントに出てこないとは。あの子かなり良かったと思うんだけどなぁ。まぁ、たまに出てくる、くらいのポジションに収まることを期待してます。基本コウくん視点で進めたいってことだろうし。
 日常世界のどこかに異世界への入り口が隠されてる的な世界設定ワクワク感きた。今のところ毎話読み味が違うな。
 魔物サファリパークで修行。というか素材集めか。ここらへんの感覚、とてもゲームっぽい。効率の良い狩り場みたいな。モンスターを倒すと結晶化するのでそれを集めてあーだこーだとかいかにもゲーム的。「なんでモンスターを倒すとお金が手に入るんですかー?」という定番の疑問に対する回答というか。その回答自体がゲームの世界ではお馴染みになってると思う。『モンハン』はまだ倒したモンスターをそのまま素材にするからいいけど、本作の場合は結晶化するのでもっと換金性が高いというか。もっとスコア的。

『夜桜さんちの大作戦』

 六美の柔肌。背中一面に入れ墨入ってるのかと思ったけど違ったw 正面の方に傷だった。意地悪な見方をすると、本作だとおっぱいポロンみたいなセクシーショットは基本的にしないので、正面に傷ある分には困らない、みたいな事情も感じてしまう。まぁ、心臓だから正面って理屈がしっかりあるのですが。
 太陽が誠実で「嫁の裸は俺のもの」みたいに迫ってこないからこそ、六美が自らカミングアウトするまで傷に気づかない、という流れも良かったですね。混浴でドキドキ、という微笑ましい場面かと思ったら、六美には別のドキドキが隠されていた。

『高校生家族』

 高校生が車を運転、と聞くと『巨人の星』を思い出してしまう。初期の花形の奴。中学生だったっけ?
 母が自転車の練習。わざわざ学校で練習しないでよ……というのがつらい。よそで、制服じゃないときに練習してw なんかキレイな話風にまとまってるけど同じ学校に通う長男からしたら羞恥の塊でしかない、というギャップが良い。シンプルに本作らしい。
 オチ。 “あたし 風を切ってる!” と実際に風を感じるラストは普通にキレイな構成なんだけど、「良い話なのか?」みたいな疑問が残る絵面。てか、タンデム自転車も校則違反ってそこまで校則細かく規定してないと思うんだけど、どういう規則を参照してるんだろうか。

『マッシュル-MASHLE-』

 いつの間にかフィンくん捕まってて笑った。お兄ちゃんポンコツかよ。ツンデレのブラコンで弟が心配、みたいな可能性も考えてたけど、それはなさそうね。あくまでも任務を遂行しようとしてたらたまたま弟を助けちゃっただけか。任務以外に興味はないのでアフターケアは皆無、みたいな。
 糸魔法でマッシュ自身を操る。魔法のチカラで身体の制御を乗っ取るのかと思ってたけど、どうやら物理的な糸のチカラで身体を引っ張って操るっぽい。だったらマッシュに勝てるわけないでしょ。気づこうよ。てか、別の人形を操ってマッシュと戦わせたら勝てなかったのに、直接糸で操れると考えるのがおかしいと思う。パワー不足は分かるだろうに。まぁ、糸を増やせば何とかなると考えたのかな。ここらへん『ONE PIECE』のドフラとの比較も面白そうですね。
 糸で操るよりも無数の糸で縛った方が効率的だと思う……というのは野暮なのか、もしくは魔法の原理的に無理なのか。

ジャンプGIGA 2020 AUTUMNのおしらせ

 『ビーストチルドレン』寺坂先生の新作載るのか。ちょっと読みたいな。どうしよ。

J新世界漫画賞大募集中

 今月は藤本先生。吹き出し、顔の向き、視線の向き、アクションの向きによって読者の視線を誘導するって話の例示がめちゃくちゃ面白い。

センターカラー『約束のネバーランド 特別番外編』白井カイウ 出水ぽすか

 カラー扉。レイがしっかり幼い。エピソード0的な話なのが一発で分かりますね。ちなみに、本編完結後のエマの物語は『約束のネバーランド』展の特典になる模様。今回の読切がレイ主役なの少し意外だったんですが、そういうことか……。やっぱ『鬼滅』の特典収録の漫画がジャンプで読めるのありがたいよ。 
 しかし、展覧会の特典にあそこまでガッツリとした書籍をグッズにするのはちょっとアコギというか、距離的に行けない人(行ける難易度が高い人)が映画よりも多いだろうに。いや、正確にはチケットの特典だから展覧会には行けないけどグッズは欲しいって人にチケットを買わせたい、みたいな思惑もあるのかな。むずむずする。

 本編。農園でのレイ。すべてを知ってから苦悩し、漫画の第1話の直前まで。なるほど、こういう番外編も作れるのか……。ただ、逆にここまでちゃんとした正史としての番外編だとすると、この読切をどこかの書籍に収録しないとアレな気もしてくる。たぶん今のところは告知されてないと思うけど、展覧会の特典漫画と一緒に今後のファンブックとかに収録されるといいですね。ちゃんとした本編だったら単行本と一緒に本棚に並べたいのがファン心理だと思うし、アーカイブ的にもそうであってほしい気持ちがある。後追いのファンが可哀想というか。
 全員は救えない、と絶望するレイ。それでもすべてを諦めずにエマとノーマンだけでも……と決意するのがある種感動的に描かれる話なんですが、かつてエマがブチギレてた件ですね。エマにもこの読切を読ませてあげたいわw
 てか、ここにもコニーとリトルバーニー出てくる。ホント好きだな。好きというか、「すべての始まり」の象徴として擦りまくってる。

『お約束のネバーランド』宮崎周平

 こっちも復活。完結後ならではのネタバレギャグをぶっ込んでくるので笑う。まぁ、ジャンプ掲載だからギリギリセーフなのかなw プラス連載だとさすがに問題があると思う。最終話でノーマンのネタバレギャグやってた気もするけど、多少は含みを持った表現だった気もするし。
 相変わらず超面白いんですけど、『ロボコ』と全然違うオモシロになってると改めて気づかされる。ちゃんと『お約束』ならではのバイブスが生まれててすごい。逆に言うと『お約束』のあの感じを『ロボコ』連載に求めてた人は少し寂しいのかもしれない。『ロボコ』が人気で連載長くなったら『約束』tvアニメ2期の際に『お約束』が復活するかも怪しいですし。『お約束』のエマにもう会えないのかと思うとマジ寂しい。

『僕とロボコ』

 モツオとメイコ。前回のモツオの苗字解禁はここへの布石だったのか。
 廃棄されるはずだったメイドの手入れ。よく分からんのだけど、機能停止したメイドは埃をはらうくらいで済むと思う。あの水拭きはどういうことだったのだろうか。こっそり動かしたりすることがあって、その際の汚れ? さすがにメイドが汗かいたりはしないよね。それはちょっと怖いw
  “この流れでわからんかね!?” は笑った。ちゃんと私みたいな未読者でも何となく聞いたことあるセリフの方でこのオチにするのがうまい。海南の方はマジで分からんかったので。

『灼熱のニライカナイ

 やたらとセクシーなスナックのママ。忘れてたモチーフだけど、ハードボイルド作品だと定番のキャラクターですね。こういうママ出てきがち。
 犬と戯れるチャコかわえぇ……。縁側でチャコの奮闘を長めながら茶でもしばきてぇ。
 と思ったらそんなチャコの光景が伏線……は言い過ぎだけど事件の真犯人に繋がるのでスゲェ。すべてがギャグで、しかもナンセンスなギャグで散りばめられてるのに、なんか最終的には「そうだったのか」と納得&感心させられるから不思議。パンツはパンツでもズボンの方のパンツ、の件とか驚いたりツッコんだりしてる隙がない。あっちゃこっちゃ振り回される。
 ワンコが真犯人で事件解決かと思ったら、松崎さん。ここでもナンセンスギャグの暴走がすごいけど、「あれれー? マリさんが盗まれたのは白のTバックだよねー? おっかしいぞー?」とコナンくんが名推理ぶちかます余地はしっかりあるので意外と丁寧に作られてる。サメがモテないというギャグに見えた “なにこの差…” の場面もしっかり細かい意味がある。
 んで、ジュゴンオチ。本編1コマ目にあった知恵袋を交えて締めるのが妙にキレイ。いや、キレイなのか?

ぼくたちは勉強ができない

 親父の「実は知ってました(ドヤァ)」は全然かっこよくなかったんだけど、手術の指示を出す親父は普通にかっこいいので良かった。当たり前だけど、唯我息子の手術をしてるけど、あの日できなかった唯我父の手術のリベンジという意味合いもあるので、そういう意味でも感動的。ひょっとしたら唯我がいない場面で丁寧にドラマを描こうとすると案外ハマるのかもしれない。最近はもう唯我の成長のドラマにあまり興味がないっぽいのに唯我視点に固執してるのがイマイチな原因なのでは……とか余計なお世話。
 このルートの「勉強」の総決算とも言える縫合の描写があまりに簡素でちょっと笑ってしまったんだけど、まぁここリアルに描くと普通にグロいし、その前に手袋についた血を描いたのがギリだったのかな。
 んで、次号「クライマックス」らしい。もうキスしたんですが、何すんだろ。普通に恋人関係のことを考えたら何度キスしたっていいんだけど、漫画的な盛り上がりを考えると「またキスですか」みたいな印象になるから難しいですよね。

『森林王者モリキング』

 本編前のコラム、「カブトとクワガタどっちがスゴイ?」が普通に超タメになるので最高。もちろん本編を盛り上げる意図もあるんだろうけど、クワガタってカブトの上位互換なんじゃない? とか真面目に考えてしまうくらいにクワガタすごい。値段と寿命はマジで意外だったぜ……。子供の頃カブト飼ったことあるけど、クワガタにすればよかったかなw 一緒に冬を越したかった。要するに猛吹雪を毛布抜き。
 本編。オオクワガタ登場。クワタオウガ。最初の頃は名前のアナグラムに感心してたけど、「オオ○○」が多すぎてちょっと飽きたというか、それほどすごくないのかも? みたいな気もしてきた。コックローチは疑いようがなく天才なんですが。
 オオクワガタは露出狂。最もシンプルな形の変態って感じで面白いとは思う。モリキングの露出ギャグは「カブトといえば相撲」「相撲といえばフンドシ」という連想ゲームだったけど、露出キャラとしてその上位互換な印象もあってそれが強キャラ感に繋がってる。ただ、あんだけ服への嫌悪を語っていたのに部下たちがみんな服着てるのでちょっと笑った。「さすがに裸はねぇよな」とか陰口を言われてそう。

『あやかしトライアングル』

 こっちも露出の変態呼ばわりされてて笑った。ひでぇ繋がりだ。いや、まぁ本作の場合はむしろ『ゆらぎ荘』の雲雀ちゃんの方を連想したんですが。こっちは修行不足じゃなくて故障なんだけどね。
 折り紙の修行。良い!! こういうのすごく良い!! 原理とか一切分からない超能力なんだけど「たしかにこの修行は効果がありそうだ」となぜか納得できてしまう感じがすごく好き。
 からの駄菓子屋じゃなくておもちゃ屋。完全に今週の『ぼくらの血盟』。どいつもこいつも同じ発想しやがってw 厳密に言うと、あっちは異世界への入り口で、こっちは異世界が日常の世界の中に紛れてる、って感じなので微妙に違うんだけどね。とはいえ「こういうのワクワクするじゃん?」という良さの本質は同じ。マジでびっくりしちゃったよ。本話のオモシロにおける結構な比重を占めてると思う部分なので余計に。
 んで、猫吸い。ちょっと良いな、と思いました。欲しい。私も猫吸いたい。筒から猫がトコロテンみたいに出てくるの見たい。
 じゃなくて新キャラ。これも一種のメガネキャラということでいいと思う。まぁ、『ヒロアカ』の発明とコンセプトが丸被りだと思うんですが。あっちは『ヒロアカ』の中でもトップクラスに好きなキャラなのでこっちにも期待してしまいます。
 てか、「レオ」って名前、本作のプロトタイプ的な読切における主人公の名前じゃなかったっけ? 俺の逆さま。だとするとこの子も男ってことになるんだけど、祭里と昔からの知り合いっぽいので違うのかな。無意味にこの名前にするとも考えにくいのですが。まぁ、そもそも記憶違いという可能性はありますw

『AGRAVITY BOYS』

 四天王のケリー。四天王は出オチだと思ってたけど、しっかり活躍するのかよ。意外。
 んで、ケリーの企業スパイ。それぞれの異常な部分を見てドン引き、という話なんだけど、ゲラルトとババに関しては人には見せられない異常性癖みたいな話なので、ドン引きはするけど追求するような問題ではない。ギャグにはなるけど物語的な進展には繋がらない、というすごい綱渡りをしてるので笑った。生主は一番怪しくて、時間を指定してるので毎日仕事をサボってる可能性。まぁ、問題にしようと思えばできるけど、したところで……という感じか。
 てか、本作にもヤドカリ出てくるので笑った。ちくしょう、こっちのヤドカリも可愛いじゃねぇか……。

『破壊神マグちゃん』

 こっちのヤドカリ。まかない丼をもらって嬉しそう。可愛い。ナプタくん意外と甲斐甲斐しいのな。
 ナプタくんも登校。学校に破壊神集合。ナプタくん身長が足りなくて部室のドア開けられないからヤドカリが山になってて超可愛い。
 ナプタくんが学校で悪巧み。いつものことだからと微笑ましく感じてたけど、実現したら普通にヤバいことになりそうではある。ただ、途中で出会う女子中学生が恐ろしすぎるw 唯歌よりもキョーちゃんのがヤバいので笑った。マグちゃんは何てことなしに切ってくれたので破壊神に対する常識が狂ってるw
 んで、寸前のタイミングでマグちゃんが間に合う。波動を察知、さらにはウネさんの鳩が窓の外にスタンバってるので位置が分かる、という展開は普通にうまかったと思います。ウネさんが見てるだけの存在ではなく、ちゃんとウネさんがいるからこその展開になってるのが良い。
 流々ラリアットで決着。最強キャラはやはり流々ちゃん……。流々ちゃんが走り出してから顔がまともに描かれず黙々と、スピーディーに事態を沈静化していくのですごいw 3人ともお馴染みの罰を受けるんだけど、ナプタくんは寝てる、ウネさんは飛べるのでロープがたるんでる、というが芸細ポイント。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 10/10は目の愛護デー。去年好評だったメガネ特集再び。終わった作品も多いけど、この1年という期間の制限が生まれたことでかなり有意義なまとめになったと思う。毎年やってほしい。
 個人的に好きなメガネとしてはやはり『アンデッド』のビリーですね。メガネを外して正体を明かす、実はラスボス、というかつての『BLEACHヨン様展開が熱い。あそこまで息の長い強キャラになるといいですね(そこまで長期連載にならないと思うけど)。
 週ちゃんとしてはメガネの形状別のまとめになるんだけど、こうして見ると1つのグループの中には同じ作品が複数入ることが多い。たぶん作者の好み、もしくは手癖なんだと思う。キャラデザに馴染むかどうかってのもあるし。そう考えると、1つの作品の中に2種類以上の形状のメガネが存在した場合、そこには作者のこだわりが強い、と見ることができると思う。『モリキング』とか、『ロボコ』とか、『仄見える』とか(どっちも丸だけど)、あと『ボーンコレクション』。早見さんいたなぁw 潔子さん以来の絶世の美女がメガネ、というレアケースなので個人的に嬉しかったです。
 ここまで書いたけど、この1年のうちに起きたジャンプメガネ最大の事件は潔子さんのメガネ卒業だと思う。

次号予告

 平野版『鬼滅』が帰ってくるよ。煉獄の鼓膜どうするんだろ。まぁ、情報の連携はさすがに取れてるか。1ページ目あたりですげぇ雑なロジックで耳治っててほしいw

目次

 ジャンプマイベスト3。筒井先生の好きな体の部位。私だったらケツ、おしり、ヒップの順になるかな。

ハズビンホテル制作嬉し~パイロット版の下品さとサイケさを維持してほしい
(『夜桜さんちの大作戦』)

 思わずググってしまったが、可愛い!!

春からぶっ通しのToLOVEる文庫とあやトラ同時進行、大変だけど楽しい
(『あやかしトライアングル』)

 さりげなく文庫の宣伝。大変なほど何か仕事はしてるらしい、という情報は大事だと思う。
 てか、先生的には「あやトラ」って略称なのか。

アシスタントさんにワードウルフなるゲームを教えて貰いましたが、面白いです。
(『破壊神マグちゃん』)

 これまたググった。人狼の亜種らしい。人狼、名前は知ってるけど内容をまったく知らないんですよね。何するゲームなのか全然ピンとこない……。

愛読者アンケート

 『約束』について。12月の実写映画を観たいかどうか。これがねぇ、微妙なラインというか、普段だったら観るものがない週末とかにぶらっと観ると思うんだけど、今年はねぇ、なんか気合い入れないと映画館行きづらいというか。どうしよ。
 tvアニメの方。これは観てた。テレビ放送を録画で全話観た。そういや全部観た作品めずらしいな。最近のジャンプ作品だと『ゆらぎ荘』と『約束』くらいかもしれない。『呪術』もたぶん最後まで行くけど。
 『鬼滅』と『BTW』の付録について。そうそう、『BTW』のポスターあったのよ。感想書いてなくてごめんね。絵の感想苦手なんだ。まさかこういう形でちょっとずつ出てくるとは。てか、カラーイラスト何枚目だよって感じですね。めちゃくちゃ描いてる。

総括

 別に今週に限った話じゃないですが、この総括を書いたら、ブログ更新する前に最終チェックとして全文読み返すんですが、その作業がマジめちゃくちゃめんどい。しんどい。つまんない。だるい。眠い。何が面白くてこんなことしなくちゃいけないんだ……と毎週やってるんですが、まぁ「そんなもの人に読ませるなよ」という話になっちゃうので、考えないことにする。と毎週同じ結論。

 今週のベスト作品。『約束』かな。あの頃のジャンプは良かったなぁ……と心底なった。
 次点は『灼熱』かな。長編明けの一話完結だったんですが、めちゃくちゃ面白かった。やっぱ最強じゃない? とか思った。個人的に今のジャンプは『マグちゃん』がトップという認識でいるんですが、やっぱ『灼熱』かもなぁ、と揺れる。
 あと『静子』も次点。

 今週のベストコマ。『呪術』の分身スイッチの見開きですね。見開き使いとしても決まってるし、戦術として、アイディアとして「その手があったか!」「てか超ヤバいじゃん!」と最高に面白かったです。


 最後に今週のベストキャラ。こちら。

  • 栄子と美子 『静子ブルジョワジー
    • 友人の2人。本作を特別なものにしてたのはこの2人だと思う。お笑い第七世代(意味分かってない)。

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