北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2022年29号の感想

 映画『メタモルフォーゼの縁側』、舞台が王子(北区)なのでオススメです。王子に映画館がない、なくなったのが悔やまれる……。

背表紙

 「このキャラだ~れだ??」。六美で正解。
 今週のクイズは、風子ですね。もはや隠す気がない。文字情報は出しちゃダメでしょ。そのキャラの象徴である部位を見せたいのは分かるけど。

表紙

 ルフィとウタとAdo。前号の感想で「Adoが表紙だったらジャンプの歴史的に超すごいことじゃん」とか思って、それはある程度はその通りなんだけど、Adoに実写ビジュアルがないということをすっかり失念しておりました。Adoに決まったキャラデザのようなものがあるということは、知らなかった。あと、歌姫系のイメージもないので、いまいち今回の企画にピンときてない。まぁ、何だろうと映画は観るので大丈夫です。ちゃんと聴くという意味では、初Adoになるかもしれん。
 昔グリーンが流行った頃、キャラバラで「俺グリーンなんだよ」と冗談で言ったり本気で言ったりする人が現れたそうですが、今回も似たような現象が起きてないか気になります。冗談だとまぁ普通にいそうですね。

読者プレゼント

 照ノ富士。モデルさんが絶妙にお相撲さんにいそうな顔つきしてるんですが(偏見)、照ノ富士には全然似てない。
 私が詳しくないだけかもしれないけど、ダジャレの中に照ノ富士要素はほとんどなくて、基本的に相撲ネタ。相撲は用語が多いのでネタが豊富で面白いんですが、特別光るものは少なかったような印象。何なら「当照ノ富士」が一番好きかもしれん。

巻頭カラー『ONE PIECE』1053話

 巻頭カラーは映画とかAdoではなく、ゲームの方。いろいろ忙しすぎんだろ……。てか、ゲームにクンフージュゴン出るんですかね。懐かしい。
 本編。報道機関の暴走……というか報道としては極々全うなことしてる。情報統制が当たり前というこの世界がおかしい。何が一番まずいかと言えば、やはりルフィの覚醒状態の写真、と一目で分かるのがうまいですね。
 てか、よく考えたらルフィ、ロー、キッドの中で、キッドだけ悪魔の実の世間的な評価が低いんですね。何か可哀想になってきたというか、応援したくなってくる。普通の実でこんだけ活躍してるって超すごいよ。
 エピローグ名物とも言えるロビンのポーネグリフ巡り。実物プルトンがあるらしい。一応ポセイドンが実物として登場してるとはいえ、おそらくモノであろう古代兵器が登場するかもしれない、というのはワクワクする。いや、登場するかは分かんないんだけどねw そもそもあっちこっちに情報量が多すぎて、今後どうなってしまうのか少し心配でもある。語るべきことが多すぎるのよ。これまでは「今はやらないけどいつかやるから」という心持ちでいられたけど、もう最後なんだよなぁ。不思議な感覚だ。
 んで、四皇オチ。3人がどうなるのかと思ってたら、それとは別のお馴染みの人が出てきたので笑った。順調に活躍してるようで何より。いや、ここまで上り詰めるまでのことって何したの? とはなるんですが。ルフィもただ単に「カイドウ倒したから」だけじゃない理由もあるだろうし。

 んで、休載のお知らせ。大々的な告知だし、尾田っちがやりたがってることが膨大なので半年くらい休むのかと思ったら4号しか休まない。少なくないか。映画のタイミングは欠かせないってのは分かるけど、もっと休んでもいいのよ? ここまでの特別企画ナシに『ブラクロ』とか普通に休んでるし。『チェンソーマン』も実質休み&移籍だし。一番体ヤバそうなイメージあるのになんで一番休みが少ないんだw

『SAKAMOTO DAYS』75話

 妻に変装した坂本が良すぎる。元から可愛いとは思ってましたが、メガネと目つきの悪さで魅力が爆発したな。晶も可愛いし、ここに来て女性キャラ的な魅力がマシマシになって全方位的に強い作品になったと言えるかもしれない。いや、葵さんは初期からいるんだけど。
 平助、銃に関してはマジでめちゃくちゃすごいらしいので驚いた。正直今の状況だと大して頼りになるイメージがないんですが、このスキルに関しては本作の世界の中でも最高レベルと言えるんじゃないかしら。もちろん学校外にすごい人がいる可能性もあるけど。
 意外な人が出てきてエンド。正直最後どうなったかも覚えてないレベルだったけど、ビジュアル的なかっこよさは未だに健在ですね。こないだのリモートに続いて科学的なネタが続いてるのも面白い。

僕のヒーローアカデミア』356話

 正直、ホークスたちの3人がAFOとぶつかる因縁みたいなものが希薄なのであまり燃えない。なので、今回再びエンデヴァーのドラマに寄り添ったのは良かった。良かったが、だからといって特に耳郎のピンときてない問題が解決したわけでもないので……と少し気になる。
 そんなエンデヴァー。彼の問題のルーツは父にあった、とするのは定番ながら非常に好き。エンデヴァーに対して「彼も被害者なのよ」的なドラマにするのには抵抗があるんですが、「彼も息子だったのよ」となれば別。さすがにそれは受け入れるしかない事実。

『呪術廻戦』188話

 コンテナを挟んだバトルが最高。虎杖乙骨戦でも車を介したバトルが描かれてたけど、それのさらにスケールでかい版って感じね。
 そんなコンテナの破片で頭部への攻撃。 “呪力は腹だが 反転術式は頭で回す!!” と無敵タイムの倒し方かと思ったら本話のオチではむしろ「腹」の方に着目して……となるのが本当に見事。1つのセリフから2つの情報、2つの展開が生まれる。
 まぁ、よく考えたら「無敵中に倒すんじゃなかったの?」という話ではあるので、テンションとバトルの楽しさでごまかされた感は少しある。いや、無敵中に逃げに回らないという意味だったんだろうけど。

『ウィッチウォッチ』66話

 腕とか首が伸びてるのってシンプルに気持ち悪いし、怖いよね。というのは奇しくも新連載と同じ試みだ。あっちは怖さをかっこよさのスパイスとし、本作は笑いに繋げる。
 モイちゃん、爪を斬撃として活用してたけど、普通に爪折れる、もしくは爪が剥がれそうで超怖かった。ただ伸びただけだから強度には期待できないでしょ。鬼というのも関係なさそうだし。
 あと、親指からも魔法が飛んでる説は完全なる見当違いなので泣いた。恥ずかしい思いをしてしまったぜ。

『アオのハコ』57話

 前回はバドしながら大喜が自己対話するような内容だったけど、今回は逆に観客が大喜に対して投げかけるような語り。千夏パイセンが「体育館」をテーマに語ってるのはやっぱ良いですね。本作の一番深い根っこ。
 観客はいろいろ増え、シンプルに試合を描くようになる。バド詳しいとこの描写から細かい攻防みたいなのを読み取れるのかもしれないけど、私としては分からないので、これが本職のスポーツ漫画だったらそれほど乗れなかっただろうな。とはいえ、本作の中では最も本格スポーツ漫画に近づいた回と言えると思う。セリフが多かったけど、試合が盛り上がっていくとどんどんページから文字が消えていく、という展開は普通に熱かったです。
 相手の裏をかくという要素も大事なんだけど、本話の中では大喜が放った先がアウトか否か、とより話をシンプルにしたのもうまい構成だったと思います。大喜個人の話という側面が大きい。

センターカラー『ルリドラゴン』2話

 カラー扉かっけぇ。マジか、本作そういう魅力も期待しちゃっていいタイプなのか。
 本編。ブレスのコントロール特訓。突然出ると困るので、自由に出せるようにする。「この世界では常識なんだろうな」と腑に落ちる感じが気持ちいい。竜のことなんて知らないけど、なんか正しいやり方だと納得できてしまう。
 からの “熱い 出そう” というのもリアル……いや、リアリティを感じる。本作ここらへんの描写? アイディア? が絶品ですね。この「ありそう」感。こういう話って『ヒロアカ』に出てきてもおかしくない内容なんだけど、『ヒロアカ』では見たことないオモシロがしっかり生まれてる。

『ALIENS AREA』3話

 弟と妹は記憶消えてるらしい。何となくそれはダメな一線だと思ってたけど、いいのね。こうなるとこの2人は今度もう出てくる機会が大きく減りそうだ。帰るべき場所なのは変わらないけど、部外者という側面が大きくなってしまった。まぁ、バトルの世界に子供を巻き込まないで、という話でもあるので、だから悪いという話ではないです。
 しっかり書類に目を通す主人公。この主人公像、めっちゃ珍しくない? 007じゃないけど、ああいうマニュアルは捨てて使いこなしてこそかっこいい、みたいな価値観って根強くあると思うんだけど、本作は兄としての責任感と真面目さを示すために熟読。これは新時代のヒーロー観って感じで面白かったなぁ。
 同僚との模擬戦。相手が使うのはワープ。絵の連続で語る漫画というメディアと相性が良いし、何より科学っぽさがあるのが好き。前回の重力操作と同じで「科学の延長線上にありそうな能力」。体が変容する主人公とは対照的。まぁ、主人公の方も宇宙人の科学の産物ではあるんだろうけど、とはいえね、イメージとして飲み込みやすいって大事じゃん。

『僕とロボコ』93話

 メイド喫茶って題材としてかなり定番だと思うので「本作にしては……」という感じだったんだけど、 “無にお帰りなさいませご主人様” はマジで笑った。「お帰りなさいませ」だと帰った事実を指すけど、「無に」が加わるだけど未来についての言葉になるのとか普通に感心してしまうというか、超好きなギャグ。
 軍事用がバレた際、悲劇のヒロインみたいなツラしてる(ように見えた)のには違和感というか、実銃ぶっ放しといてそりゃないよ。せめて銃弾は抜いておくとか出来そうじゃない。ただ単に腕力がすごくてバレるとかでも成立しそう……ってロボコもそうだから無理かw

センターカラー『あかね噺』18話

 声優とエンカウント。ここでも声優視点の「あかねを見守る物語」になるのが面白い。強敵表現としてよくあるものだけど、本作は一貫してあかねの周囲の視点が多用されてるのでその中の一例だと言える。あかねの無邪気さに微笑ましさを感じると共に、「顔で笑って心に殺意」となるのも良い。方言についての2人の評価の違いとか端的ですよね。
 あとは、「なんでプロが来てんのよ」という根本的な問題も再び浮き上がりますね。あかねがヘイト稼いでも仕方ない点だと思う。周囲はあかねのドラマとか知るわけないからね。
  “明日は勝つ” という吹き出しとあかねの間に小さく映り込むポスターに……という1コマは芸術的にかっこいい。ここカメラワークすら脳内に広がるような場面で素晴らしかった。

 『高校生』の後ろのストキン募集ページで末永先生のネームの一部が見れるのでファンは必見だと思います。

『すごいスマホ』7話

 鼎談開始。2人のすマホ持ちが目的をハッキリさせてるのが良い。心理戦、舌戦として非常に分かりやすい。全ちゃんは最初の方から “直接会えば2人とも楽に落とせるのに…” と言っていて、電話による鼎談に持ち込んだ主人公サイドの有利を感じさせると同時に、本話のオチの部分の展開にも関わってくる。これは今週の『呪術』にも近いですね。
 主人公を主人公たらしめるのは異常なまでのフラットさ。知力ではない部分で、ある種のスーパーパワーを設定したのが面白い。その特性が全ちゃんの天敵になり得るんだけど、だからこそ全ちゃんマジギレ、という絶対的な対立が発生するのも熱い。口癖のように繰り返す “んー” とか中二臭さがすごんですが、それもこのフラットさの現れだと思うと案外飲み込めるようになる。この点も良かった。
 んで、敵の反撃。プロファイリングは向こうもしていて、攻撃力と加害性はないと見抜いた上でのノーガード戦法。逆側のプロファイリングとかあまり考えてなかった点なので、「言われてみれば脇ガバガバだったかもな」と腑に落ちる気持ちよさがありました。
 ただ、ビデオ通話中にワイングラス投げ捨てるのは感じ悪いからやめた方がいいよ。

『高校生家族』90話

 ゴメスの正体がバレてピンチ……とか一瞬思ったけど、全然ピンチではなくて、真相を知って困るのは勝手に誤解してる向こうの方だった、というのは笑った。 “目的をすりかえたみたいだぞ” とその後のリアクションも通用してないのはもはやちょっと可哀想にもなってくる(かなりうまい言い訳だと思ったらモブにすら通じてないので笑った)。
 からの父が父らしい特性(人脈)を活かして勝利。ヤンキーの弱点は母親、と前から繰り返されてた話題がここにも通底してたのですね。普通にうまいのでびっくりしてしまった。直接母親にバレるのも恥ずかしいけど、母の知人に親戚ヅラさあれるのも勘弁……というのは納得しかない。同情するわ。

センターカラー『暗殺者の暗子ちゃん』天川仁木

 読切。カラー扉もオシャレで可愛いし、作者紹介ページのフリーイラストもメカメカしさと可愛さが同居してて本編読む前から「これは面白いじゃろ」という感じがすごい。
 あと、「ドット絵」がファミコンじゃなくてスーファミになってることに衝撃を受けた。ノスタルジーとかリバイバルの対象が新しくなってる……。
 本編。犬が可愛い。そうかー、扉にいたのはただの背景じゃなかったのかー、と思ったらただの背景だった。惜しすぎるだろ。てか、首輪してないから野良犬かしら。今時そんなのいる?
 誤ギロチンについて何も説明がないので笑った。そうか、完全にギャグの方に振り切れるタイプなのね。それは面白そうだ……と思ったら意外と真面目な話もやるので面食らう。正直、だったら誤ギロチンは余計だったと思う。
 終盤の “プロなんでね” の件もまったく同じで、「絶好のチャンスなのに友達になりたくなっちゃった」というギャグをした直後にそのヘタレギャグを全否定するようなことされても、それは気持ちいい意外ではないのよ。
 分身の術。殴った感触もあって、出血もする分身ってヤバいですね。レベルが違いすぎる。主人公的にも「狙撃しなくてよかったー」となる、ヒヤヒヤしつつ安心する場面だったと思うんだけど、その直後に殺そうとするのでなんか残念でしたね。
 ルックは良いし、キャラクターの魅力も高いし、かっこいい場面も超かっこよくて漫画としてのレベルがめちゃくちゃ高いと思うんだけど、ギャグとシリアスのバランス取りが致命的だったというか、水と油の混ぜ方がイマイチだったなぁ、という印象。
 あとは、イケメンの代名詞としてティモシーシャラメが出てきた点にはマジで驚いた。シャラメに似てたかというと少し疑問もあるけど、ジャンプでシャラメを見るとはなぁ。ヤングシザーハンズにしてヤングウィリーウォンカというすごい人ですよ、奴は。

『逃げ上手の若君』67話

 忍者vs神力。バトル展開が思いの外ストレートでワクワクはするんだけど、あくまでも諜報戦でもあるので、自分の能力や手の内をベラベラと喋るのは萎える。そこまで王道バトル漫画にしなくていいのに。
 超強力な敵に対してほぼタイマンというのもバトル漫画的にはワクワクするけど、歴史モノとしては「そんなワケないじゃん」と引っかかる。歴史に忠実でいろとは言わないけど、「そうだったかもしれない」と思わせてほしいのよ。そういうのが魅力じゃん。

『夜桜さんちの大作戦』134話

 マイナス何点のくだり。普通にケチつけてるだけだと思ったので100点からの減点法だったというのが意外だった。ただ、そのあと5点くれたので、「最初に根性を見せてたら105点になってたのか?」とか気になってしまう。採点方法がおかしい。
 近距離なら刀の方が良かった、という減点に対して最後に太陽が繰り出す技が銃で距離を詰めて刀で刺す、という方法だったのは良かった。教えに沿ってるとも言えるし、教えとは別のオリジナルとも言える。

『マッシュル-MASHLE-』112話

 神覚者が見せしめになる絶望感はあるんだけど、不死身とかマゾの人がいるので、 “想像を絶する苦しみを味わうことになるだろう” は通用しなくない? めっちゃ気になるんだけど、さすがにこれは意図してやってるのではないか……とも思える。
 ここ数話はずっと同じ構成だったラストにマッシュのくだりがしっかり意味あるものに繋がったというか、あの場所で寝たきりになってること自体がサスペンスになるってのは意外で面白かった。まぁ、市民が襲ってきたところでそばにいる人が頼もしいので心配なさそうなんだけど。

『ドロンドロロン』27話

 掲載位置がじわじわと上がってきてる感あってドラマチックですね。まぁ、たぶんまた落ちるんだけど(今週後ろにいるの普通に人気でしょ)。
 本編。トップジジイと味方幹部。急襲は驚いたけど、竹刀のままってのが地味にリアルというか、ハッタリ利かせすぎないバランスになってて面白い。どうせなら本気で殺そうとする、くらいでも全然いい話じゃない。どうせ無理なんだから。
 敵のボスは宮本ハンゾウ。盛り沢山な名前なので笑った。
 からのモノノケ出現の真相。そしてラスボス、及び最終目標の設定。この組織としてのゴールが、ドラたちのゴールと相容れない。ハッピーエンドはあり得ないじゃん……という絶望感がとても良い。まぁ、『ゆらぎ荘』がハッピーエンドだったから何も信じられないんですが。

『泣くなあかおに』えびど~

 読切。ジャンプショートフロンティア。普通に15ページなので、こないだのがイレギュラーだっただけっぽいですね。
 本編。タイトルの通り、赤鬼と青鬼。2人の、角の生えた髪型が可愛くて好きだったんですが、劇中でそのモチーフについて言及するのは正直あまり好きではない。『ワンダーウーマン1984』の中で『猿の手』が言及されたときにも「いや……そうなんだけど……」と困惑したのと同じ。本作はより話がシンプルなので、わざわざ本来の鬼の話出す必要なかったと思う。普通に「私が悪役を演じるからさ」とか言い出せば成立したでしょ。
 ただ、元ネタから分岐する “一緒に掃除しよう!” という本作の結論はめちゃくちゃ良かった。青鬼を取るか世間を取るのかの2択だと思ってたけど、そんなことはなかった。主人公が良いことをするのではなく、みんなで良いことをすればみんな仲良くなってハッピー、という結論、納得度がすげぇ高くて好き。だからこそなんですが、最後は退学の問題も何とかしてほしかった気はする。タイトル回収して満足じゃないのよ。
 赤と青が恋仲になるのではなく、赤尾には別の女性が現れ、青鬼はそれをニヤニヤ見守る、という関係性も素敵。最高の友人としての赤と青。
 基本的にキャラクターがみんな可愛くて、それが本作の魅力なんだけど、メガネの子が素晴らしく可愛かったですね。メガネは美術部……ではなく、青の迷惑行為が実は見方と変えると仲良くなるキッカケになる、という展開も素晴らしい。

『アンデッドアンラック』115話

 科学で不動をどうやって再現したのだろうか。もうちょっと科学で再現できそうなラインを保っててほしかったというか、再現するならするで「この理屈ならたしかに出来そう」みたいなものが欲しかった。
 記憶がテーマなので多少は仕方ないとは思うけど、ニコの記憶がフラッシュバックする語り口は正直それほど機能してるとは思えなかった。普通にバトルが中断されるだけなのよ。
 あと、お腹に赤ちゃんいるならヘソ出しはやめて……とかつまらないことも思ったw 不眠による健康被害が明確に描かれたけど、そんな状態で出産なんてできるのだろうか。科学のチカラで何とか取り出した、とかかしら。

『PPPPPP』37話

  “たまたま相手が勝手に懐いてなんだかハッピーエンドってだけで” という言い草が乱暴なんだけど鋭いので笑った。ぐうの音も出ないや。直後にレイジロウとミーミンがめっちゃ懐いてくる場面があってそれ単独では微笑ましいんだけど、あのセリフの直後なので「これだからダメなのか……」みたいな気持ちにもなるw いや、めっちゃ可愛い場面ではあったんですが。レイジロウは人気出そうなキャラだよなぁ、と改めて感じた。
 そんな音上の2人よりも『ダダダダーン』参戦が大物扱いされてるのがメタい。まぁ、たしかに解説役みたいなポジションのままでいると思ったので、まんまとワクワクさせられたんですが。

『地球の子』17話

 希望に満ちたその瞬間、隕石が当たって絶望。一度なら効果的だと思うんだけど、二度まったく同じ展開をやられると「展開それしかないのかよ」とか思ってしまう。いや、何度でも飛んできて、何度でも死ねる状況が怖いって話なので現実的には正しいのかもしれないけど、物語として。
 ラスト。特大の「いや死ぬわ」が飛び出る。神海作品の良さが炸裂した瞬間だとは思うものの、「やっぱ私は無理」という気持ちが勝ってしまう。無理だよ。死ぬよ。宇宙ナメんなよ。どうやって死ぬかは分からないけど、あんなロマンチックな絵面保てずにグロいことなって死ぬよ。死のうとするのがかっこいいことと扱うのは今までの話の流れ的にも飲み込みづらかったし。かれり復活さえ達成すればその瞬間反転術式で令助も死なない、みたいなロジックがあるならまだ分かるけど、そんなパチンコこっちでは聞いたことないのよ。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 6/25は指定自動車教習所の日。なので、ドライブシーン特集。女性キャラ多めとのことだったけど、こんなにも女性の運転描写があることに驚いてしまった。それも最近の作品で十分数が足りるくらいにある。どういう理屈で女性に運転させてるんだろうか。めちゃくちゃ興味ある。
 心の中で投票するなら『ハイキュー』です。『こち亀』も良かったけど、さすがに古すぎるというか、レジェンドすぎるので若い作品を贔屓したくなっちゃう。まぁ、『ハイキュー』も完結済みなんですが。

次号予告

 表紙と巻頭は『SAKAMOTO』。巻頭カラーで変装坂本が見れるのか? 楽しみすぎるぜ。
 あと『ONE PIECE』の特別企画も始まります。具体的な内容はよく分からん。

目次

スポーツシーンは描き慣れてないので試行錯誤しながらですがそれが楽しいです。
(『アオのハコ』)

 なんでこの題材にしたんだ。とはいえ、スポーツ描写の濃度という意味では今週は自己ベスト更新みたいな回だったかもしれませんね。

今週はスタッフの天川仁木さんの読切が載ってます。一緒の誌面に載れて嬉しい!
(『ウィッチウォッチ』)

いつもお手伝い頂いてるえびど~さんの読切が一緒に載ってます!是非ご一読を!!
(『ドロンドロロン』)

 特にショートフロンティアだけど、「こんなにも沢山の漫画家どこにいたんだ」とか思ってたんだけど、スタッフにいた、というオチ。

愛読者アンケート

 読切(暗殺者)についてと、ゲーム実況について。ゲーム実況、基本的には観ないです。全然観ない。ただ、例外として『モンハン』だけは観る。ネットで攻略情報探そうとするともはやyoutubeが最大の場になってるんだよね。正直ブログでやってくれた方が見やすいし、検索性もあって助かるんだけど。とはいえ、テクニック的な部分は動画の方が分かりやすかったりもして助かる面もある。……が、ひょっとしたら私がよく観るタイプの動画は「実況」とは違うのかもしれない。

総括

 来週はいいとして、再来週からマジでどうなるのだろう、どうするのだろう、と自分でも分かりません。全然ビジョンがない。

 今週のベスト作品。えっ、何だろ。『すマホ』かな。
 次点は読切2つ。

 今週のベストコマ。『ALIENS AREA』のマニュアルを叩き込んでるコマ。主人公像として新鮮でした。真面目系というか、てらいのなさが今っぽいかな。

 最後に今週のベストコマ。こちらー。

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