- 背表紙
- 表紙
- 読者プレゼント
- 巻頭カラー『ONE PIECE』1,084話
- 『SAKAMOTO DAYS』119話
- 『あかね噺』62話
- センターカラー『鵺の陰陽師』2話
- 『アオのハコ』101話
- 『テンマクキネマ』6話
- センターカラー『僕のヒーローアカデミア』389話
- 『ドリトライ』3話
- 『呪術廻戦』223話
- 巻中解放区!WEEKLY週ちゃん
- センターカラー『暗号学園のいろは』24話
- 『キルアオ』5話
- 『ウィッチウォッチ』109話
- 『アンデッドアンラック』159話
- 『一ノ瀬家の大罪』25話
- 『夜桜さんちの大作戦』178話
- 『逃げ上手の若君』110話
- 『僕とロボコ』137話
- 『人造人間100』22話
- 『マッシュル-MASHLE-』156話
- 『ブラッククローバー』359話
- 『「ブラッククローバー」ミニキャラ4コマ劇場』田代弓也
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
気づいたら川田先生の新連載始まっててコンビニで「嘘でしょ!?」と動揺してしまった。
背表紙
「ジャンプキャラクター初登場シーン集」。『ドリトライ』の青空。初登場から何度も立ち上がることを指摘されてるのね。そのキャラの本質を真っ先に示してて、計算を感じる。
表紙
『ONE PIECE』。「冒険の全てを手に入れろ」のコピーがめっちゃ良い。好き。
読者プレゼント
梅雨間近。ちょっと気が早いので、この後、梅雨シーズン本番に担当する人から「梅雨ネタ先に使ってんじゃねぇよ」とか思われてそう。
びっくりするくらい簡素。どこまで手を抜いてOKをもらえるか、というチャレンジの結果という趣がある。ダジャレも全然ないし、寂しい。
巻頭カラー『ONE PIECE』1,084話
天竜人殺しの真相。 “彼らなら逃げ切れる!! 背負う国がない!!” “海賊なのだ!!!” がめちゃくちゃ良かった。ちょくちょく「本作における海賊は何なのか」と基本設定のこと忘れそうになるんだけど、「海賊だから強い」を高らかに歌い上げてて感動しちゃった。言ってる内容が、「海賊(は自由)だから強い」というのも良い。最も自由な人が海賊王、という基本ルールに忠実。
『SAKAMOTO DAYS』119話
キンダカ殺し。殺人事件ばっかだなw 有月の犯行と断定するには情報が弱い。これは言われてみればごもっとも。そもそも直接は殺してないわけで。ややこしくて面白い。もっと分かりやすく悪役に変貌して終わると思ったけど、謎のまま、赤尾殺しという別の話になる。事後というのが良い。
『あかね噺』62話
選考会開始。審査方法が変わってて、その意図が明らかになることが一つのエンタメ。末永先生はお笑いが好きなんだろうなぁ、という印象が真っ先にあるが、同時にこういう変則的な審査ってめちゃくちゃ少年漫画っぽくもある。
ウケを狙いに行くのが嫌いな評論家、ウケこそすべてな同業者。この両極端が面白いし、前者が江戸弁にケチつけてるのも落語らしいめんどくささで新鮮だった。客席と配信はどちらもミーハー傾向あるだろうけど、この2つにも明確な違いを描いてくるんだろうな。期待。そして、最も気になる一剣師匠はお預け、というのが最高。今回の評価も中間くらいで、一番どうでもいいように見えて一番謎なんだよな。
センターカラー『鵺の陰陽師』2話
鵺さんクラスに現る。世紀末だったクラスが浄化され、一気にグッドバイブスで満たされる、という単純化された展開好き。イジメカスが「美人に弱い」というギャグで一気に印象が変わる感じとかもすごく良かったと思う。まぁもちろんごまかされてるだけで、カスなことには変わらないんだけど。
今週の膳野くん。「友人その1」くらいのポジションに後退してしまった感もあるけど、しっかり個性は出てたし、相変わらず決意が固すぎて行動が早すぎるヒーロー性は感じられた。理解ある一般人、みたいな扱いはもったいないと思うので、そういう意味では残念だが、 “お前そんなノリのいい奴だったのか!” のくだりは笑った。
『アオのハコ』101話
正月の千夏パイセン。ここまで完全に千夏目線の物語のみで構成されてる回珍しいですね。彼女の心の声は徹底して描かないで(回想の中だけ出てくる)、大喜に対する心境の変化、もしくは確信を描いてて非常に良かった。
基本的に千夏パイセンは、「何考えてるか分からない」他者としての魅力が強いと思ってたけど、本話はそれをギリギリで保ちつつ、それでいて千夏視点の物語を描いてて実験的。もちろん何を回想してるか、が彼女が今何を考えてるかとイコールなので、まぁほとんど心の声で語ってるのと変わらないんだけど、あくまでも読者(と千夏自身)が察する形。
『テンマクキネマ』6話
初めて演技を目の当たりにする。単に「やっぱプロってすげー」となるだけではなく、ちゃんとそれにインスピレーションを受けた新市もカメラを持って動き出す。前回のインサート映像の撮影というのがちゃんとフリになっててうまいですね。脚本についてもそうだけど、いくら天才的な脚本があったとしても、すべて監督の頭の中を経由してから映画という形に出力される。どんなに監督以外のところに天才が集まったとしても、映画は常に監督の作品、と徹底してるのが良い。
んで、出品先が勝手に決定。「ぴあ」ならぬ「あぴあらんす」は笑った。
センターカラー『僕のヒーローアカデミア』389話
轟家の爆発に末っ子が追いつく。やっぱりページが短いんだけど、とりあえず一点豪華主義で作られた回なので、しっかり溜めて溜めてドカンと盛り上がって終わるので読み終わった際の気持ちよさはある。溜めの部分がマジで溜めでしかなく、物語の要素としてはマジで「到着した」だけなんだけど、ちゃんと面白いから不思議だ。昔の、それこそ『ドラゴンボールZ』とかの時代のテレビアニメとかそういう感じ。あれは物理的な尺は変わらないんだけどね。
あと、「見てる」人たちの規模が大きくなってきてるのも最終章らしい総決算が感じられて好き。
『ドリトライ』3話
試合をするために会員になる。プロライセンスってことなんだろうけど、あくまでも裏社会の仕組み。このダーティな感じを少年漫画らしいエンタメに落とし込んでるバランスが本作好きですね。今んとこ一番の特徴かもしれない。
人数が決まってるので、既存の人から会員証を奪わないといけない、というのもハッタリが利いてて面白い。やりすぎで笑っちゃうんだけど、それを大真面目に、熱血で包んでるのが良い。今回戦う相手がもう完全にダーティ方向に振り切った人で「今後はこういう戦いになるのか……」とか思ってると、「あそこまで極端な奴は素人」と最終的にオチがつくのも本作なりのリアリティを感じたし、今後の強敵像へのワクワクも感じた。
『呪術廻戦』223話
五条スクナが開戦。事前の準備として歌姫のバフ儀式。設定の説明が完全に『BLEACH』の「詠唱破棄」なんだけど、そこで行われる逆に破棄しない儀式フルコースってのが、あくまでも「呪い」を扱う本作らしい不気味さと、それ故の力強さがあって素晴らしかった。『BLEACH』も同じ和モチーフなんだけど、全然違いますね。むしろ『チェンソーマン』におけるマキマさんの『哭声 コクソン』回が近いかもしれない。
巻中解放区!WEEKLY週ちゃん
5月のネタハガキ東西戦。お題は「鳥の名前を取り込みながら頭の良さそうなことを言ってみよう!」。これはお題が良かった。私がダジャレ好きってのもあるけど、ダジャレのくだらなさと、「頭の良さそうなこと」のギャップが素晴らしい。正直全ネタ好き。その鳥を持ってくるか、というところに思わず「頭の良さそう」を感じてしまうのもスパイスになってたと思う。
面白すぎてネタを選ぶのが難しいので1つだけにするけど、赤海雌細さんの「将来のピジョン」が個人的に優勝。マジで笑っちゃった。語感が一気に緩くなるというか、力が抜けちゃう。イーピャオのコメントも良かった。
センターカラー『暗号学園のいろは』24話
ダンスシーンがあって嬉しい。長い説明シーンにダンスをぶっ込んだのは英断だと思う。ただ、そこにもダンスをする理由をしっかり用意してるのが偉いところでもあり、同時に「理由とかなくていいからダンスしてくれ」という気持ちもある。考え事が捗る、みたいな雑な設定で全然いい。
3人の決めポーズ。かっこつけが苦手(嫌い)な人がやると独りだけギニュー特戦隊みたいになってしまう。『チャーリーズエンジェル』とかそういうノリなんだろうけど。
『キルアオ』5話
オジサンの時代錯誤とジェネレーションギャップ、そして家庭科部への入部。すげぇ面白かった。アクションがないのは残念ではあるけど、それでこんだけ面白くなるんだから本作もしくは藤巻先生は本物。
主人公が最後までオジサンらしいキッカケで心を入れ替えるのとか、本作の鉄板ですね。師匠に対するリスペクトのくだりと同じで子供世代に向けた対等な感覚とはまったく別の感動。
からのしょうもないラブコメ作品の基本設定みたいなミッションが出てくるのも笑った。
『ウィッチウォッチ』109話
オリジナル推理ゲーム。クソゲー回とは篠原先生、変わってないですね。何か安心する。
双子トリックとか『金田一少年の事件簿』って感じで(そんなのあったよね?)面白かったし、その通りのリアクションが描かれて良かったんだけど、その後、本当の真相が明らかになってからの “いや解決してからの長い犯人の動機そこまで興味ないんよ” は解せない。むしろ動機パートが『金田一少年』で一番読みたいところだろ。『金田一少年』を知ってる人がツッコミに回る回で、なんであんなこと言ってしまうんだ(ツッコミのもう片方が)。少しショックだったじゃないかw
『アンデッドアンラック』159話
フィルくん専用の遺物。専用というか、いくら何でも都合が良すぎる後出し設定に思えてしまう。というか、不感がまだピンと来てない状態なのに、そこに不感ありきとしか思わないややこしい設定のものが出てきても正直興味が湧かない……。
これを機にフィルくんが風子たちにとって役に立つ存在に格上げされるのも、ちょっと違和感というか、抵抗感があるんだよな。これは本作に通底する小さなイヤさと言えるかもしれない。
『一ノ瀬家の大罪』25話
覚醒後の日常というか、物語が改めて始まる。家族が集まるくだりで、4年のブランクによって唯一関係性が変わってしまったのが妹。4年で年齢(精神年齢とか人生経験)が逆転してしまったので、「妹」という属性が崩壊してる。だから新章は彼女とぶつかるところから始まる、というのはめちゃくちゃ腑に落ちた。
『エヴァQ』でアスカが年上になってたのとちょっと似てるな。
『夜桜さんちの大作戦』178話
二刃という圧倒的「お姉ちゃん」の存在にひふみがアイデンティティクライシスに陥る。あるふぁを取られる、という分かりやすい話ながら、二刃最大の特徴は長女である、という二刃を改めて魅力的に描く回にもなってて面白い。
あと、個人的にあるふぁの方がキャラ的に魅力的だと思ってたので、ひふみの葛藤と成長が描かれるのはありがたい。
『逃げ上手の若君』110話
若の死の偽装。皮を剥ぐのは善玉サイドのやることをして受け入れていいのか少し戸惑う。一緒に少年の焼死体が見つかった、とかなら全然飲み込めるんだけど。歴史オモシロイベントとしてはまぁ分かるけど、フィクションで、少年漫画で、ヒーロー側で、となると少し。
自害の際の流れ星と、尊氏の雑兵の傷口こじ開けを対にしたのは面白かった。前者だけだと正直「そんなキレイなもんじゃないよ……」と少し引き気味だったけど、逆方向にやりすぎな後者が出てくるとトータルの印象としては良い。
『僕とロボコ』137話
みんなでババ抜き。円ちゅわんの顔芸が相変わらず面白いんだけど、ババ抜きという勝負だったら『デビザコ』もやってほしい……と雑念。これ以上ない題材だと思うんですよね。ババの存在がバレバレ、という同じ展開の際に目玉が増える、とかあってほしかった……。
ラブコメっぽいオチ(勝負の行方)だったけど、真剣になりきれなかったボンドの負け、と考えると意外と理屈というか筋が通ってて好き。
『人造人間100』22話
No.91はNo.100より強い。「旧最新型」というワンワード一発で説明しきった切れ味が素晴らしい。個人的にはもうちょっと「No.100は最強なのに苦戦する」という話を見たかった気もするけど、この説明は面白いし、新最新型の前ではNo.100はもはやプロトタイプに過ぎない、という不利な戦況にはやはりワクワクする。『サイボーグ009』だな。No.100と009はすべての能力をつぎ込んだプロトタイプの完成型。数字キャラでたとえるとややこしいですね。
『マッシュル-MASHLE-』156話
近づければ勝てるが、まったく近づけない。本作の設定においてこれはかなり根源的な問題というか、「筋肉魔法にどう対処したらいいのか」会議が行われたら最終的な結論として導き出されそうな話。『ブラクロ』でも初期の頃にこんな感じの話ありましたね。
マッシュ自身が打開策を見つけられないでいると、救援。走馬燈的に友人や親のことをフラッシュバックしたら、別の友人が駆けつけました、という流れは地味に好き。謎友情パワーで強くなるよりも「友達が多いから強い」となった方が納得できるし、誠実。
近づけない問題に現れたのが相手の体に直接作用する人形魔法だった、というのも適切だったと思う。まぁ、不意打ちだから成功した、とかじゃないといろいろ問題はありそうだけど、登場シーンとしての盛り上がりは間違いない。
『ブラッククローバー』359話
お母様強すぎ、かつそもそもお母様と戦えない問題。心がバキバキに折れちゃうのも仕方ない話で説得力あるんだけど、そこでより輝くのがノエルの「諦めない」姿勢。もちろんノエルには隠し玉があるからあそこで立ち上がれたわけだけど、この「諦めない」のアスタイズムがこの一族のイレギュラーだからこその強みとして輝く。
パワーアップの理屈。外付けなので、都合の良さを感じないこともないんだけど、外付けだからこその激変ぶりはやはり熱い。あと、リヴァイアサンが可愛い。一番羨ましいかもしれない。
変身。少年漫画的にかっこいいし、ワクワクするデザインなんだけど、よく考えたらとんでもない格好してんな……。この感じが相変わらずで良かった。不思議とエロさが前面に出てないんだよな。カラーになったら、アニメになったら、実写(コスプレ)になったら、と徐々に印象が変わるというか、一歩間違えれば「ド変態じゃねぇか」となってもおかしくないw(なってないからすごい) あのマントとの相性がまた良いんだよね。
『「ブラッククローバー」ミニキャラ4コマ劇場』田代弓也
その7。アスタ不在の縁回。ボケにツッコミと大活躍してて感動した。本シリーズは基本的に女性キャラが中心にくるものだと思ってたけど、田代先生に最もハマってるのはこの渋いオッチャンなんじゃないか? 田代先生のミューズ、というのを感じる。
目次
子ども産まれました!めでたい!公私共により一層精進していきます! <裕樹>
(『あかね噺』)
末永先生いつの間にか親になってたのか。プロフィールとかまったく覚えてないけど、めっちゃ若い人というイメージだったのでマジで驚いた。
愛読者アンケート
新連載も読切もない号なのでいつもと様子が違う。
アンケートはがきを送ったことあるか。ある。回答に困ったことがあるか。ある。
活字の本を読むか。読む。俳優やアイドルの写真集を持ってるか。持ってない……と思う。ないはず。
最近面白くなってきたジャンプ作品。むずい。新連載組しか思い浮かばない。最近つまらなくなってきた作品。これは『ヒロアカ』。分かりやすい。
総括
正直もうどんだけ遅れても罪悪感とか、ネガティブな感情はそれほど湧かなくなった。慣れですね。ただ、ちょっと晴れやかな気持ちでもあるし、外界との繋がりがほぼ完全にない状態で真にマイペースとなれたことが少しだけ心地いい。
今号のベスト作品。『キルアオ』だな。あと週ちゃんも本当に面白かった。
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