北区の帰宅部の意訳

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『八乙女×2』22話の感想

八乙女×2 - 氏家ト全 / 【第22話】文芸部バレンタイン | マガポケ

 単行本が出たりセンターカラーになったりお祭り状態ですね。
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第22話「文芸部バレンタイン」

 センターカラーを除くと、4コマが4ページ、ショート漫画が8ページ。本編が計12ページ。4コマが少なめですが、ショートでバレンタインのエピソードをやるので、そっちに重きを置いてるってことなんでしょうね。

 前半の4コマパート。最初と最後のページが自宅、間に学校。
 1本目。コタツでぐだぐだする2人。さすがに運動不足を意識したハルルがストレッチをしようとするが、彼女がスカートなことにカイが動揺。ガッカリ(?)するようなオチがつくんですが、カイがハルルに対して多少なりとも女子として意識してたことが明らかになる。非常においしい。当たり前っちゃ当たり前なんだろうけど、約2年の付き合いになるのに珍しいですよね。
 3本目。厚着はしないルイの寒さ対策。明確に20話「忍耐の冬」の続きになってて面白い。リアルタイム進行が本作最大のギミックだと思いますが、それがこういう形で発揮されるとは。12月の段階では1枚(セーラー服)のみだったが、2月になるとさすがに(たぶん機能性)インナーを着る。季節の移り変わりをルイのオシャレ事情で知る。風流だ……。てか、12月が1枚のみって前提が今改めて驚愕ですね。
 5本目。(たぶん)図書室で本を取ろうとするアユムと、通りすがりの芦田ホシノ。ネタとしてはアユムの成長期ネタなんですが、おそらくだけどこの話、2巻のおまけマンガとセットになってると思う。そこまで大それた仕掛けってわけじゃないけど、シチュエーションがよく似てる。

 後半のショート。2/12から始まり、文芸部とバレンタインチョコの話。まず最初に学校にチョコを持ってきていいのか確認する(許可を取る)ところから始まるのが良い。隠れてこそこそするのも魅力だとは思いますが、今回みたいな「一言通せば終わるので」くらいなバランスもリアルで良い。
 バレンタイン当日。ただのチョコレート試食会ですね。めっちゃ楽しそう……。どんなチョコを持ってくるかにキャラクターが反映されてて面白い。おそらく1人1種類。カイはポッキー(ならぬボッキー)。武隈アキナは手作りのハート型。薄型だが間にホワイトチョコが挟まってたりするのかな。アユムは生チョコだが、そこに持参したホットミルクを組み合わせてきて技あり。皆で持ち寄る、という場においてめちゃくちゃ盛り上がるやつ。残りのハルルと芦田ホシノが何を持ってきたかは分からないが、机の描写を見るに、ハルルが円形の可愛い箱に入ったチョコ(割引シール付き)。そして、芦田ホシノが長方形の箱に入ったチョコだと思う。トリュフのようにも見える。トリュフチョコ、好き……(私情)。
 おそらく一斉にチョコを並べて食べる状況だと思うので、芦田ホシノが “それアキナの手作りだよ” と勝手に説明できたのは事前に作ってる話を聞いていたか、もしくは去年以降に同様のものをもらっていたか、って感じですかね。さりげなく2人の仲良し感が見える良い1コマ。
 エピローグ。帰宅中にルイと遭遇。カイが余り物のボッキーをあげるとルイが震えて喜ぶ。女子陣が義理だ本命だとラブコメを展開するのではなくカイがルイにチョコをあげる話になるとは予想外でした。これは良いな。あえての外しとかそういうのではなく、中学生のリアルって感じがする。疲れてるルイに気づいたカイが親切でチョコをくれた、という意味でルイの喜びにも納得できるんですが、余り物というのは他のチョコがおいしくてそっちは完食された、という可能性もありそう。まぁ、歩きながら食べるという意味ではポッキー(ボッキー)が最適なのは間違いない。

 次回は “花粉症に悩むハルルに助け船が………!!” だそうです。花粉症だったのか。もしくは今年発症。しかし、花粉症への助け船って何なんでしょうね。まったく想像がつかない。普通に私も教えてほしいのですが、たぶん再現性のない助け船なんだろうな。

単行本2巻

 表紙イラストはびっくりするくらい1巻と同じ構図。毎年撮る家族写真みたいに各々の成長が感じられる、という趣旨だと思う。だとすると3巻以降も同じだと思いますが、3巻ではまだ高校に入らないのでいくら何でも代わり映えしなさすぎかもしれない。ちなみに、指で巻数を示すのは『生徒会役員共』でもあった法則ですね。個人的には『生徒会』の7巻(通常)のポーズが大好きです。
 そして、おまけマンガがまさかの2ページ。びっくりしました。本編の文字通り「裏側」を語るもので、結構なエモもありました。
 あと、謎に包まれてる黒松くんの部活については追加情報(てか修正)ナシでした。将棋部かつ麻雀部。兼部の可能性もありますが、勝手に考えるならば……黒松くんは将棋部に入りたかったがボードゲーム部しかなかったので、そこに入部。文化祭の出し物として麻雀をやることになり、人が集まらずカイが呼ばれたが、カイは将棋にもボードゲームにも麻雀にも興味がないので勝手に「麻雀部」と読み替えた……というのはどうでしょうか。


 今年は卒業や進学がないので、日常としての3月が描かれそうで楽しみですね。まぁ、その日常というのが花粉症なので悲しいのですが。