北区の帰宅部の意訳

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『八乙女×2』23話の感想

八乙女×2 - 氏家ト全 / 【特別読み切り】 | マガポケ
八乙女×2 - 氏家ト全 / 【第23話】3月は花粉症の季節 | マガポケ
 週マガの方に本作の出張版が載りました。ただ、新作ではなく総集編みたいなやつ。導線を引く、という感じですかね。
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第23話「3月は花粉症の季節」

 4コマが6ページ、ショート漫画が6ページ。計12ページ。

 4コマパート。こちらはほぼ学校。3月に学校行く日ってそんなに数ないと思うけど、まぁ1日でもあれば話としては成立しますね。ただ学年が上がるだけなので特別な意味合いもなさそうですし。今のところ。

 ルイからカイへバレンタインチョコのお返し。ホワイトデーってまだ学校やってたっけ……とか再び余計なこと考えてしまったが、最後の学校の日にホワイトデーのイベントをこなす、と考えることも可能か。
 ルイ的には結構一大イベントで、何か進展があればと期待してただろうけど、カイの認識があまりに……なので叱責。ルイが勝手に負けるネタは多いですが、最後にカイに対してキレる展開は新鮮で笑ってしまった。

 門脇先生と、ちょくちょく出てくる人妻の先生。門脇先生がキリッとしてるけど実はドジ……みたいなネタは定番ですが、今回は授業中でなく、相手が見栄を張る必要もない対等な関係性の人なので情けない姿を隠さない。いつもの感じのネタだけど、門脇先生の姿勢が少しだけ違って味わい深い。

 カイの母。専業主婦ではなく家の中で仕事してた。本の挿し絵だが、ハルルとカイが見るには5年早い。マジか! まさかのイラストレーター設定。ああいう挿し絵が具体的にどういうものなのかあまり分からないんですが、エロ漫画とかと同じ感じなら自宅に無修正イラスト(データ)が隠れてるってことになりますね。これがハルルの母だったら間違いなく捜索してると思う。

 文芸部にてハルル。読みながら号泣してるが、花粉症。今年デビューしたらしい。去年以前は症状がそもそもなかったのか。納得。1年目なので症状がすべて新鮮で、それでいて対策が不十分(対策慣れしてない)。漫画的にもいろいろ都合が良さそうだと思う。
 文芸部のティッシュが消失。犯人は当然ハルルだが、「八乙女が」という説明を聞いた芦田ホシノがカイの方を見て納得。久々に同姓を踏まえたオチが出てきて新鮮でした。親しい関係の中で同姓故の誤解が生じる、というのも良い。

 後半のショート漫画。ハルルが自宅で。カイが最後に出てくるけど、基本的にはハルル独りで話が進むので珍しい。
 話としては花粉症対策としての長風呂。体に付着した花粉が完全に落ちるし、蒸気で鼻が癒されるし、自律神経が整うのでマジで風呂はオススメです。めんどいからシャワー派という人は花粉シーズンだけでも湯船に浸かるのオススメ。もしくは銭湯とか。
 風呂なので当然ハルルが一人きり。長風呂を楽しむ話ということもあり、ハルルの語りがナレーションとして入る珍しい構成。ちょっと「孤独のバスタイム」みたいな雰囲気ありますね。
 そんなバスタイム。注目は持ち込まれた雑誌。「GirlUP」という名前の女性向け、おそらく若い女子向けのオシャレ雑誌という感じだが、その表紙が如月カルナ! トリプルブッキングである。聖光女学院の生徒だが本作の時制が謎なのでひょっとしたら卒業済みかもしれない。過去にもトリプルブッキングの名前が出たことはあったけど、写真とはいえ顔が出たのは本作初。元気にやってて、しかも雑誌の表紙を飾るほど人気らしくて感慨深い……(古参ヅラ)。アイドル業、歌手業ではないモデル業としての登場が意外で、めちゃくちゃ嬉しかったです。てか、ハルルもああいうオシャレ雑誌読むんですね。少し意外というか、「しっかり女子中学生してる」という印象。
 話としては、入浴中にトイレに行きたくなるハルル、ゴミ出しするハルル母、マンションの廊下でUFOを探すカイ(可愛い)のタイミングが合致する。カイがいなくても結構ギョッとする出来事だと思うが、一応漫画としては安定のスチームガード、それもかなり大量なので安心。カイがいなかったら普通にハルル怒られそうだが、カイが居合わせたショックでそれどころじゃなくなったのではw


 終わり。次回は中2に進級。文芸部に後輩がやってくるらしい。新キャラだ~!!
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